報道関係者 平成 28 年 10 月 8 日(土) 環境エネルギー部危機管理・くらし安心局 食 品 安 全 衛 生 課 各位 有毒植物による食中毒事件の発生について 【概要】平成 28 年 10 月 7 日(金)、東根市内の医療機関から村山保健所に有毒植物による 食中毒症状を呈した患者が受診した旨の連絡があり、同保健所が調査した結果、東根市 内の患者自宅の庭先で採取したヨウシュヤマゴボウを誤って食べたことによる食中毒と 断定した。なお、県内でのヨウシュヤマゴボウによる食中毒は、平成 18 年 8 月以来 2 件 目の発生です。 1 探 知 平成 28 年 10 月7日(金)午後 5 時頃、東根市内の医療機関から「70 代女性が同日昼 に自宅で食事をしたところ、7日午後から食中毒様症状を呈したため受診した。有毒 植物のヤマゴボウを食べた可能性がある。」旨の連絡が村山保健所にあった。 2 調査結果 村山保健所が調査した結果、患者は 10 月 5 日(水)に自宅の庭先で通称ヤマゴボウと 思い採取した植物の根を酢漬けして 10 月 7 日(金)正午に昼食として食べたところ、午 後 2 時頃からおう気、おう吐、下痢の食中毒症状を呈し、午後 4 時ころに医療機関を受 診し、そのまま入院した。現在、患者は快方に向かっている。 なお、調査結果の概要は次のとおり。 発生日時 患 者 数 摂食者数 症 状 病因物質 3 措 平成 28 年 10 月 7 日(金)午後 2 時ころ 1 名:70 代女性 患者住所 東根市 1名 受診者数 1名 入院患者 1名 おう気、おう吐、下痢 原因食品 ヨウシュヤマゴボウの根の酢漬け 植物性自然毒(ヨウシュヤマゴボウ) 置 村山保健所では、患者の症状及び発症時間並びに患者が食べた調理残品及び当該植物 の採取場所や地上部の残品を確認した結果、有毒植物のヨウシュヤマゴボウによる食中 毒と断定した。また、同保健所では、患者らにヨウシュヤマゴボウ等の有毒植物につい て説明し、注意喚起を行った。 <有毒植物による食中毒を起こさないための注意事項> 1 山野草を採取する場合、知っているものだけを食べましょう。 2 食用となる山野草と有害植物が混じって生えていることがありますので、慎重に採取しま しょう。 3 少しでも自信のないもの、怪しいと思うものは、絶対に採取しないようにしましょう。 4 調理前に知らない植物や不安を感じる植物が混じっていないか、十分に確認しましょう。 5 安易に譲り渡したり、譲り受けたりしないようにしましょう。 6 山野草を食べて、しびれ、むかつき、吐き気などの中毒症状を起こしたら、有毒植物の混 入を疑い、残品を持って早急に医療機関を受診しましょう。 平成 28 年 10 月 8 日現在食中毒事件発生状況 食 中 毒 発 生 状 況 14 件 216 名 昨 年 同 期 17 件 326 名 昨 年 計 20 件 329 名 【問い合わせ】 食品安全衛生課 [報道監] 課長補佐 小林勝典 電話 023-630-2567 危機管理監 小林正弘
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