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平成 28 年 4 月 10 日(日)
環境エネルギー部危機管理・くらし安心局
食
品
安
全
衛
生
課
報道関係者
各位
食中毒事件の発生について
【概要】平成 28 年 4 月 10 日(日)、山形市内の医療機関から村山保健所に有毒植物による
食中毒症状を呈した患者が受診した旨の連絡があり、同保健所が調査した結果、天童市
内の患者自宅の庭先で採取したスイセンを誤って食べたことによる食中毒と断定した。
なお、スイセンによる食中毒は、今シーズン 2 件目の発生です。
1
探 知
平成 28 年 4 月 10 日(日)午後 1 時ころ、山形市内の医療機関から有毒植物による食中
毒症状を呈した者が受診した旨の連絡が村山保健所にあった。
2
調査結果
村山保健所が調査した結果、患者は 4 月 8 日(金)に自宅の庭先でアサツキと思い採
取した植物を 4 月 9 日(土)午後 8 時ころに夕食として「生やおひたし」にして食べた
ところ、約 30 分後におう吐の食中毒症状を呈し、午後 11 時ころに医療機関を受診し、
そのまま入院した。現在、患者は快方に向かっている。調査結果の概要は次のとおり。
発生日時
患 者 数
摂食者数
症
状
病因物質
3
平成 28 年 4 月 9 日(土)午後 8 時 30 分ころ
2 名(同居家族):60 代男性、80 代以上女性 患者住所
天童市
2名
受診者数
2名
入院患者
2名
おう吐
原因食品 スイセンの生及びおひたし
植物性自然毒(スイセン)
措
置
村山保健所では、患者の症状及び発症時間並びに患者が食べた食品の残品及び採取し
た植物を確認した結果、有毒植物のスイセンによる食中毒と断定した。また、同保健所
では、患者らにスイセン等の有毒植物について説明し、注意喚起を行った。
<有毒植物による食中毒を起こさないための注意事項>
1
山野草を採取する場合、知っているものだけを食べましょう。
2
食用となる山野草と有害植物が混じって生えていることがありますので、慎重に採取しま
しょう。
3
少しでも自信のないもの、怪しいと思うものは、絶対に採取しないようにしましょう。
4
調理前に知らない植物や不安を感じる植物が混じっていないか、十分に確認しましょう。
5
安易に譲り渡したり、譲り受けたりしないようにしましょう。
6
山野草を食べて、しびれ、むかつき、吐き気などの中毒症状を起こしたら、有毒植物の混
入を疑い、残品を持って早急に医療機関を受診しましょう。
平成 28 年食中毒事件発生状況(今回を含む)
食 中 毒 発 生 状 況
9件
188 名
昨
年
同
期
6件
130 名
昨
年
計 20 件
329 名
【問い合わせ】
食品安全衛生課
[報道監]
課長補佐
小林勝典
電話 023-630-2567
危機管理監 小林正弘