平成 28 年 10 月 12 日（水） 環境エネルギー部危機管理・くらし安心局 食 品 安 全 衛 生 課 報道関係者 各位 毒きのこによる食中毒事件の発生 毒きのこによる食中毒事件の発生について 食中毒事件の発生について 【概要】平成 28 年 10 月 11 日(火)、小国町の山林で採取したきのこを食べた後、食中毒の症 状を呈した患者が発生し、置賜保健所が調査した結果、10 月 12 日（水）有毒きのこの「ツキ ヨタケ」による食中毒と断定しました。 なお、毒きのこによる食中毒は、今シーズン４件目で、すべてツキヨタケが原因です。現在、 きのこ食中毒注意報を発令しています。誤食しやすい有毒きのこについて、県民に対する注意 喚起の御協力を引き続きよろしくお願いします。 １ 調査結果 患者らは、10 月 10 日（月）に小国町の山林から採取したきのこを知人から譲り受け、翌日 の 11 日（火）午後１時頃、自宅で煮物に調理して食べたところ、午後２時頃からおう気、おう 吐の症状を呈し、西置賜地区の病院を受診した。 置賜保健所が調査したところ、患者の症状及び当該きのこの残品の外観的特徴や診察した医 師の判断から「ツキヨタケ」による食中毒と断定した。なお、現在患者は快方に向かっている。 発生日時 平成 28 年 10 月 11 日（火）午後２時頃 摂食者数 ４名 患 者 数 女性３名(40 代、50 代、70 代) 受 診 者 ３名 入 院 患 者 ０名 患者住所 西置賜地区 症 状 おう気、おう吐 原因食品 ツキヨタケの煮物 病因物質 植物性自然毒（ツキヨタケ） ２ 措 置 置賜保健所では、採取した知人及び患者らに対し、原因となったきのこの残品を廃棄させ るとともに、採取する際は十分注意すること、安易な譲り渡し・譲り受けはしないことを指 導した。 県 民 の 皆 様 へ 重要なポイント ☆ 素人の方が鑑別するのは非常に危険です。 ☆ 確実に食用であるもの以外は食べないでください。 ＜毒きのこによる食中毒を起こさないための注意事項＞ １ 知らないきのこや不安を感じるきのこは、採取しないようにしましょう。 ２ 調理する前に、もう一度確認しましょう。 ３ 安易に譲り渡したり、譲り受けたりしないようにしましょう。 ４ きのこを食べてしびれ、吐き気などの中毒症状を起こしたら、速やかに医療 機関を受診しましょう。残品がある場合は、持参しましょう。 平成 28 年 10 月 12 日現在 食中毒事件発生状況 発生状況 17 件 222 名 (うちきのこ中毒 4件 8 名） 昨年同期 18 件 327 名 (うちきのこ中毒 5件 9 名） 昨 年 計 20 件 329 名 (うちきのこ中毒 6 件 10 名） 【問合せ先】 食品安全衛生課 課長補佐 小林勝典 電話 023-630-2567 [報道監] 危機管理監 小林正弘
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