2016年10月12日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年10月1日~2016年10月7日の推移】 【1】先週の回顧 先週のカナダ・ドル円相場およびカナダ5年国債利回 りは上昇しました。 カナダの雇用者数や米国のISM(全米供給管理協 会)非製造業景況指数などが予想を上回る堅調な結果 となったことや、ECB(欧州中央銀行)の量的緩和縮小 観測などを受けて、金利は上昇しました。為替について は、原油価格の上昇やカナダの堅調な経済指標が好 感され、カナダ・ドル円相場は小幅に上昇しました。 【カナダ・ドル 為替推移】 (2016年9月9日~2016年10月7日) (円/カナダ・ドル) 90 (カナダ・ドル/米ドル) 円/カナダ・ドル(左軸) カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 85 1.15 1.20 77.45 高 80 1.25 75 1.30 70 1.33 65 9/9 9/16 9/23 9/30 カナダ・ ドル 1.35 安 1.40 10/7 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】今週の見通し 今週は、カナダ独自の材料は乏しく、海外要因に左 右されやすい展開が見込まれます。特に、トルコで開か れるOPEC(石油輸出国機構)加盟国と非加盟国の非 公式会合は注目材料です。OPEC非加盟国との減産合 意が決定されれば、原油価格の上昇を後押しするととも に、カナダ・ドル円相場をサポートするとみています。ま た、FRB(米国連邦準備制度理事会)高官の講演も控 えており、引き続き米国の利上げへの思惑が債券市場 を動かす要因になりそうです。 【カナダ 金利推移】 (2016年9月9日~2016年10月7日) (%) 1.2 カナダ5年国債 1.0 0.8 0.74 0.6 0.4 0.2 9/9 9/16 9/23 9/30 10/7 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 10/5 10/7 10/11 10/13 毎月 毎月 毎月 毎月 2016年8月 2016年9月 2016年9月 2016年8月 貿易収支(実額) 雇用者数(前月差) 住宅着工件数(年率、件数) 新築住宅価格指数(前年同月比) -19.4億カナダ・ドル 67.2千人 220.6千件 - -21.9億カナダ・ドル 26.2千人 184.2千件 2.8% (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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