サルモネラ症が発生しました(2例目)

 平 成 28年8月19日発行
北海道上川家畜保健衛生所
TEL:0166-57-2232
FAX:0166-57-7626
本日、管内酪農家1戸でサルモネラ症が発生しました(血清型は同定中)。
発生農家では、自衛防疫組合の協力のもと、現在、対策を実施中
あ、暑い・・
です。
7月の1例目に続き、管内2例目の発生となります。
8月も気温・湿度ともに高い日が続いています。このような天気は、
家畜に暑熱ストレスがかかり、抵抗力(感染防御能)が低下するうえ、
環境中ではサルモネラ菌が増えやすい状態です!
飼養衛生管理基準の遵守、暑熱対策、飼養家畜の観察強化に
努めて、サルモネラ症の発生を予防しましょう。
サルモネラの感染経路はサルモネラ菌を口にしてしまう ことから始まり
ます。家畜の体内で感染が成立すると、一般的に腸管で増殖し、多量のサルモ
ネラ菌が糞便と共に排出され、環境を汚染します。その糞便に含まれる
サルモネラ菌を別の牛が再び口にすることで感染が拡大します。
以下のポイントに注意して発生を予防しましょう。
自分の長靴や車両で農場内に菌を広げない!
・敷地の出入口に石灰散布、牛舎ごとに踏込消毒槽を設置
・野生動物や野鳥の侵入防止(防鳥ネット等の利用)
・導入牛の一定期間の隔離・観察 家畜の口が接する場所を清潔に保つことが
重要なポイント!
・牛舎の定期的な清掃・消毒(飼槽・水槽は特に念入りに
・異常牛の早期発見・隔離
・ストレスを与えない飼養管理
)