ご参考資料 マーケットフォーカス (NYダウ) 2016年10月号 市場概況・今後の見通し 【9 月の市場概況】(NYダウ・米ドル/円) 2016年10月11日 NYダウ(米ドルベース)・米ドル/円レートの推移 (2011年9月末~2016年9月末) (米ドル) 20,000 NYダウ(米ドルベース) NYダウは、下落しました。 NYダウは、先行きの利上げペースが緩やかとの見方が強まり一時持ち直したものの、 月末にかけてはドイツ大手銀行の経営不安などを嫌気し、小幅に下落する展開となりま した。 18,000 米ドル/円は、円高・米ドル安となりました。 米ドル/円は、FOMC(米連邦公開市場委員会)で先行きの利上げペースが緩やかとの 見方が強まり、一時100円台前半まで円高・米ドル安が進みました。 12,000 ◆ 16,000 14,000 10,000 (円) 130 米ドル/円 120 110 【今後の見通し】(NYダウ・米ドル/円) 米国の2016年4-6月期の実質GDP(国内総生産)成長率(確報値) ※1 は伸びが加速しま した。米景気は、設備投資や輸出の伸び悩みなどが重石となるものの、一方で雇用※2の 改善による個人消費※3の底堅さや住宅市場※4の回復基調が続くと見られることから、緩 やかな景気回復基調が続く見通しです。(※1:2ページの左図参照、※2:2ページの右図 参照、※3:4ページの左図参照、※4:5ページ参照) NYダウは、底堅い原油価格動向や米低金利の長期化観測などが下支えとなるものの、 一方で企業業績動向や米大統領選挙に関する根強い懸念などが相場の重石となること から、もみ合い推移を見込みます。 米ドル/円は、日銀の追加金融緩和余地が乏しいとの見方から円高圧力がかかりやす い一方、FRB(米連邦準備理事会)高官の利上げに前向きな発言により米国の利上げ観 測が高まりやすいことから、もみ合う展開が見込まれます。 ◆ 100 90 80 70 11/9 12/9 13/9 14/9 15/9 16/9 (年/月) 【 9 月のマーケッ トデータ】 NYダウ(米ドル) 米ドル/ 円 9月末 8月末 18,308.15 18,400.88 101.12 103.18 騰落率 最低 最高 ▲0.50% 18,034.77 18,538.12 ▲2.00% 100.32 103.93 ※対顧客電信売買相場仲値(本邦営業日ベース)、為替の騰落率はプラスは円安、マイナス(▲)は円高 ◆【 1 0 月の予想レンジ】 NYダウ(米ドル) 17,500-19,500 米ドル/ 円 93円-109円 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/8 ご参考資料 米国経済① ○2016年4-6月期の実質GDP(国内総生産)成長率(確報値)は前期比年率+1.4%と、1-3月期の同+0.8%から伸びが加速した。 ○9月の失業率は前月比0.1%悪化の5.0%、同月の非農業部門雇用者数は前月比で15.6万人増加した。 雇用状況 実質GDP成長率寄与度(前期比年率換算) (2011年4-6月期~2016年4-6月期、四半期) (%) 6 (万人) 50 (2011年9月~2016年9月、月次) (%) 10 4 40 9 2 30 8 0 20 7 -2 10 6 -4 公的需要 民間在庫品 民間企業設備 民間住宅 民間最終消費支出 非農業部門雇用者数前月比(左軸) 実質GDP成長率 -6 11/2Q 12/2Q 5 0 純輸出* 失業率(右軸) -10 13/2Q 14/2Q 15/2Q *純輸出 = 財貨・サービスの輸出 - 輸入 ※2Qは4-6月期を意味し、例えば11/2Qは2011年4月から6月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (出所)米商務省のデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 16/2Q (年/期) 11/9 12/9 13/9 14/9 15/9 4 16/9 (年/月) ※16/8、16/9は暫定値。 ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 2/8 ご参考資料 米国経済② ○8月の鉱工業生産は前月比▲0.4%と3ヵ月ぶりにマイナスとなった。 ○9月のISM(米供給管理協会)製造業景況指数は前月比+2.1ポイントの51.5、同非製造業景況指数は前月比+5.7ポイントの57.1となった。 鉱工業生産指数 (%) 2 ISM景況指数* (2011年8月~2016年8月、月次) 110 前月比(左軸) ISM製造業 鉱工業生産指数(右軸) ISM非製造業 1 105 60 0 100 55 -1 95 50 90 45 11/9 -2 11/8 (2011年9月~2016年9月、月次) 65 12/8 13/8 14/8 15/8 16/8 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 12/9 13/9 14/9 15/9 16/9 (年/月) *ISM景況指数:ISM(米供給管理協会)が発表する企業の景況感を示す景気転換の 先行指標。購買担当責任者に前月と比較しどう変化したかをアンケート調査し結果 を指数化したもので、50を景気の拡大・後退の分岐点としている。 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 3/8 ご参考資料 米国経済③ ○8月の小売売上高は前月比▲0.3%と5ヵ月ぶりにマイナスとなったが、概ね堅調に推移している。 ○9月の消費者マインド(確報値)は前月比+1.4ポイントの91.2と4ヵ月ぶりに上昇した。 小売売上高 (%) 3 消費者マインド * (2011年8月~2016年8月、月次) (億米ドル) 4,600 (2011年9月~2016年9月、月次) 100 2 4,400 90 1 4,200 80 0 4,000 70 -1 3,800 60 前月比(左軸) 小売売上高(右軸) -2 11/8 12/8 13/8 14/8 15/8 3,600 16/8 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 50 11/9 12/9 13/9 14/9 15/9 16/9 (年/月) *消費者マインド(ミシガン大学消費者信頼感指数):米ミシガン大学が調査・発表し、 1966年を100として指数化したもの。 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 4/8 ご参考資料 米国経済④ ○7月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数(全米20都市)は前年同月比+5.0%と前月の同+5.1%から伸びが減速した。 ○8月の住宅着工件数は前月比▲5.8%の年率換算114.2万件、同月の中古住宅販売件数は前月比▲0.9%の年率換算533万件となった。 住宅価格* (%) 20 住宅着工件数と中古住宅販売件数(年率換算) (2011年7月~2016年7月、月次) 190 (万件) 140 前年同月比(左軸) (2011年8月~2016年8月、月次) (万件) 600 住宅着工件数(左軸) 住宅価格(右軸) 中古住宅販売(右軸) 15 180 10 170 5 120 550 100 500 80 450 60 400 160 0 150 -5 140 -10 11/7 12/7 13/7 14/7 15/7 130 16/7 (年/月) *住宅価格:S&P/ケース・シラー住宅価格指数(全米20都市) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 40 11/8 12/8 13/8 14/8 15/8 350 16/8 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 5/8 ご参考資料 米国経済⑤ ○2016年4-6月期の企業利益(年率換算)は前年同期比▲4.3%と、減益となった。 ○NYダウのPERとPBRは、過去10年(2006年9月末~2016年9月末の日次データ)における平均近辺よりやや割高の水準にある。 NYダウの実績PER*1とPBR*2 企業利益(年率換算) (兆米ドル) 2.5 (2006年4-6月期~2016年4-6月期、四半期) (倍) 25 (2006年9月末~2016年9月末、日次) 実績PER10年平均(左軸) 実績PER(左軸) PBR10年平均(右軸) PBR(右軸) (倍) 7 2.0 20 6 1.5 15 5 1.0 10 4 0.5 5 3 0.0 06/2Q 08/2Q 10/2Q 12/2Q 14/2Q 16/2Q (年/期) ※2Qは4-6月期を意味し、例えば06/2Qは2006年4月から6月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 0 06/9 08/9 10/9 12/9 14/9 2 16/9 (年/月) *1:実績PER(株価収益率) = 株価 ÷ 1株当たり当期純利益 *2:PBR(株価純資産倍率) = 株価 ÷ 1株当たり純資産額 ※実績PER10年平均、PBR10年平均はグラフ期間の日次データを使用して算出 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 6/8 ご参考資料 米国金利・為替 ○9月の米10年国債利回りは、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)による利上げは見送られたものの、ドイツ大手銀行の経営不安などから、月間では小幅に上昇した。 ○9月の米ドルは、対英ポンドでは上昇したが、対ユーロでは下落するなどまちまちの展開となった。 対米ドル為替 10 年国債利回り (%) 5 (2013年9月末~2016年9月末、日次) オーストラリア 米国 ドイツ 日本 4 (米ドル) 1.75 (2013年9月末~2016年9月末、日次) 米 ド ル 安 1.50 3 1.25 2 1.00 1 0.75 0 米 ド ル 高 英ポンド ユーロ 豪ドル -1 13/9 14/3 14/9 15/3 15/9 16/3 16/9 (年/月) (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 0.50 13/9 14/3 14/9 15/3 15/9 16/3 16/9 (年/月) (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 7/8 ご参考資料 【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるもの ではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保 護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 8/8
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