入試問題・出題意図

入試問題・出題意図
出題の意図(前期)
1. 列車内にいる観測者がいくつかの道具(小球、さいころ、糸、分度器、もの
さし、ばねの中から指定されたものあるいは適切なもの)を用いて、様々な
物理定数を測定する方法を考えさせる問題である。重力の下での物体に働く
力のつりあい、重力の下での物体の運動、物体の衝突、ばねに関するフック
の法則、摩擦力の性質が正しく理解されているか、また考案した測定方法を
分かりやすく表現できるかを問うている。
2. 熱力学の問題である。理想気体がさまざまな過程(定積、定圧、等温、断熱
過程)で変化するとき、その内部エネルギーの変化、熱の出入り、外へする
仕事の大きさについて、暗記ではなく論理的に導けるかを問うている。
3. ホール効果に関する問題である。磁場(磁界)及び電場(電界)中の荷電粒子(電
子)の運動に関する知識を問うている。
4. ニュートンリングについての問題である。光の干渉について理解しているか、
正しく単位を換算して数値を求められるかを問うている。