教員の自己点検・自己評価報告書

教員の自己点検・自己評価報告書
所属学部
経営学部
所属学科
職 位
地域ビジネス学科
教授
最終学歴
慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学
学 位
商学修士
氏
名
武藤宣道
専門分野
商学
Ⅰ 教育活動
○目標・計画
(目標)学部を卒業するまでに人生の目的に沿って目標を立てられるようにするきっかけづくり
(計画)演習と講義課目の双方に学生の興味を抱かせる装置を配するスムーズな学びを目指す
○担当科目(前期・後期)
(前期)流通経済論、後継者育成論、地域ビジネス論 基礎演習、総合演習 専門演習 III
(後期)マーケティング論、地域ビジネス論入門、消費者行動論、起業・ビジネスリーダー論入門
基礎演習、総合演習 専門演習 IV、卒業研究
○教育方法の実践
フィードバック・ループ型教育の実践 双方向参加型の教育
○作成した教科書・教材
マーケティングのハンドアウト、消費者行動分析の簡便計算、地方創生のための地域ビジネスの表
○自己評価
講義課目については概ね成功だが、教室受講人数 165 名の場合は成功したとは言いがたい。人数が多
すぎて学生の学びに支障をきたす。創意工夫して最後まで努力。卒論指導では学生のコピペを指導努
力して、学生を信頼したが一掃することはできなかった。
Ⅱ 研究活動
○研究課題
グローバル時代に生きる経営リーダーとアントレプレナーの動向の注目。ローカルに考える戦略は如
可に建てるか。境界の低い(国境のない)グローバル時代では、海外の地域・地方との接触交流がい
かに結びつくかの事例研究をする。
2015 年度はシンガポールと香港に照準を定めた。
成果が上がった。
○目標・計画
(目標)本年度は ASEAN 諸国のうちタイ・マレーシアが昨年度完了しているのでシンガポールを取り
上げる。香港と上海の金融市場としての関係、AIIB の中国の出方によるアジアのインフラ整備への
影響をさぐる。またインターミディアリーの各国の協力を整理して、個人起業家の進出のアドバイス
をする
(計画)ビジネス界、行政府、大学関係、JETRO などとの横の連携を推奨する。
○過去の研究業績(特許等を含む)
(著書)なし
(学術論文)
・
「グローバル時代のアントレプレナー その2」愛知東邦大学紀要 2015 年
・
「グローバル時代のアントレプラナー その3」愛知東邦大学紀要 2016 年
(学会発表)なし
(特許)なし
(その他)
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○科学研究費補助金等への申請状況、交付状況(学内外)
○所属学会 オーストラリアマネジメント学会(Management Educator’s Conference )
日本経済学会、日本統計学会、Australasian Econometric Society,
○自己評価 グローバル時代の経営とアントレプレナーの動向を ASEAN 諸国との関連で研究を続け、
中小企業経営者と起業家へのアドバイスなどを、学生には起業の勧めを行って、理論と実
践を目指した。オーストラリアマネジメント学会出の発表をする予定。
Ⅲ 大学運営
○目標・計画
(目標)新入生が大学に慣れ、大学では理論と実践を学び、育っていくように行事計画を鏤める。
(計画)きっかけ作りが学生を早い段階で学習の目的と意義をつかみ採るので、その仕掛けを講じる。
○学内委員等
教育力向上委員会委員、ボランティア委員会委員
○自己評価
教育力向上は教職員と学生、学外の関係者の間で構築しなければ、現代では地に着いたものには
なりがたい。縦の連携、横の繋がりを強調した。ボランティアは学生と教員の学外での働きが多い。
Ⅳ 社会貢献
○目標・計画 名古屋名東地区のてらっこ塾(学生参加)を少人数で立ち上げ、パイロットケースとす
る。
(目標)他大学の学生にも働きかけて、なるべく早い時期に豊田てらこやのような形にしたい。
(計画)手始めに指導してきた名城大学や名古屋工業大学の関係学生からプレゼンテーションを用意し
た。
○学会活動等
コミュニティ政策学会、AJBS(米国、オーストラリア)、
○地域連携・社会貢献等
「豊田てらこや」の理事・顧問として名古屋市と豊田市近辺の大学生たちと豊田市の小学生の発育
にイベント活動プランともに貢献。今年度は
○自己評価
教育との関連付けを試みたが、学生個人個人のスケジュール調整が難しく難儀した。学生の学習に
対する自己管理・時間管理をもっと徹底させることが大切だった。
Ⅴ その他の特記事項(学外研究、受賞歴、国際学術交流、自己研鑽等)
ハワイ大学、タイのラジャファト大学などとの交流の交信を続けて行った。
他大学の昇格人事の評価をした。
Ⅵ 総括
教育と研究という車の両輪が噛み合うように常に心がけたが、教育の対象としての学生の関心をも
っと上手に引き出すことができないかと悩み続けた。学生一人ひとりに異なる対応をして、最適な
指導と教育ができるように多くの時間を費やした。また、学生の生活全般に言葉遣い、マナー、時
間を守るなどの基本を身につけてほしいとあらゆる角度から励ました。
「真に信頼し事を任せうる
人格の育成」という建学の精神、「まじめ」と言う校訓は、現在では当校の平均以下の学生をそのレ
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ベルまで押し上げるのが至難の技であると感じた。
学生の中には早い時期から将来何を目指すかを考えて、相談に来る学生たちもいて、心の支えにな
った。特に演習の学生にはそれが見られたのは喜びであった。
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