教員の自己点検・自己評価報告書 所属学部 人間学部 所属学科 職 位 人間健康学科 教授 最終学歴 東京教育大学教育学部芸術学科書専攻 学 位 博士(文学) 氏 名 増田 孝 専門分野 日本史 Ⅰ 教育活動 ○目標・計画 (目標) 書という切り口で、それを日本文化の歴史的発展という視点で考究することにより、日本文化への理 解を深める。日本の伝統文化を正しく理解し、これを伝承し発展させることは、人格の形成に不可欠で ある。「書は人なり」という言葉は、書にはそれを書いた人の人柄が端的にあらわれるとの謂である。 そのことばを具体的に認識したい。 (計画) 古文書の解読・解釈・鑑賞を通じて、日本人と日本文化とを歴史的に深く理解することを通じて、こ れがひいては受講者の人格形成に役立つように実践したい。 ○担当科目(前期・後期) (前期)人間健康特講Ⅱ、基礎演習 (後期)人間健康特講Ⅲ、基礎演習 ○教育方法の実践 近世以前の日本の古文書の解読のスキルを身につける。 ○作成した教科書・教材 安土桃山時代および江戸時代の文化人の遺した書跡の写真画像を教材(テキスト)として作成した。 ○自己評価 板書を通じて漢字・仮名文字の具体的な姿を理解することができた。基本的な仮名文字と漢字の読解 ができるようになった(授業アンケート結果等による) 。 Ⅱ 研究活動 ○研究課題 書と人との相関関係を具体的な事象をとらえつつ追及したい。 ○目標・計画 (目標) これまでは桃末江初(室町時代末期から江戸時代初期)を焦点にした研究を続けてきたので、その幅 をさらに広げてゆきたいと考える。 (計画) 書を論ずるための基礎資料の探索とその画像保存、またそれを進めるために研究者として真偽の判定 力をより確かなものにすることを研究課題として課したい。 ○過去の研究業績(特許等を含む) (著書) 増田 孝『書は語る 書と語る』2016 年 4 月 風媒社 増田 孝『本阿弥光悦 人と芸術』2010 年 8 月 東京堂出版 (学術論文) (学会発表) (特許) (その他) ○科学研究費補助金等への申請状況、交付状況(学内外) ○所属学会 日本歴史学会、書学書道史学会、茶の湯文化学会、 1 ○自己評価 Ⅲ 大学運営 ○目標・計画 (目標) 学長補佐という職を通じて大学運営に貢献する。 (計画) ○学内委員等 地域連携運営センター委員長 ○自己評価 Ⅳ 社会貢献 ○目標・計画 (目標) テレビ放送を通しての、書の鑑定にあたっては対社会的にも厳密な正確さを求められることであり、 誤判断は許されない。それを実現するためには、平生から鑑定能力を養う努力が肝要で有あり、受け止 める側から見ての理解を得るためにも、出演者としての言葉を通しての、批評ならびに表現能力をさら に高める様に努めたい。 (計画) 研究資料のいっそうの収集・充実とその選別、資料に対してのより深い見識を養う。 ○学会活動等 ○地域連携・社会貢献等 ○自己評価 Ⅴ その他の特記事項(学外研究、受賞歴、国際学術交流、自己研鑽等) Ⅵ 総括 研究成果をさらに蓄積し、智の社会還元をすすめ、大学の一層のブランディングに貢献したい。 2
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