インド:CIL 太陽光発電を推進

インド:CIL 太陽光発電を推進
2016 年 9 月 8 日掲載
9 月 5 日付けの地元報道によると、石炭公社(CIL)は、4 州にて 600 MW の太陽光発電を計画しており、
中核事業の多様化を推進している。
CIL は、太陽光発電会社(Solar Energy Corporation of India : SECI)との契約にて、2014~2019 年に、
国内各所にて、1,000 MW 規模の太陽光発電設備を建設する。第 1 フェーズは Madhya Pradesh 州にて
2×100 MW 規模で設置済み、第 2 フェーズは Madhya Pradesh 州、Chhattisgarh 州、西 Bengal 州、
Maharashtra 州にて合計 600 MW 規模での建設となる。
政府は、エネルギー問題を十分に認識しており、国内石炭生産の増産だけでなく、エネルギー源の多様
化にも積極的に取り組んでいる。首相は、2015 年 COP21 気候変動会議にて、世界は、将来のエネルギー
源として太陽光へ向かうだろうとした。計画では、2030 年までにエネルギーの 40%を新再生可能エネル
ギー(2022 年までに太陽光発電 100 GW 分を含む)とする。現在、太陽光発電設備の設置は約 8 GW であ
り、100 GW 目標は野心的なものである。
コンサルタント会社 Mercom Capital Group は、インドでは 2016 年には太陽光発電能力 4.8 GW 分が
設置予定とした。また、太陽光発電は、現在約 21 GW 分が計画され、うち 14 GW は開発中、7 GW は競
争入札の準備中であるとした。
(石炭開発部 辻
誠)
おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確
な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら
れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の
図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願
い申し上げます。