輸入石炭価格・石油コークス価格高騰 CIL 石炭販売増を

インド:輸入石炭価格・石油コークス価格高騰 CIL 石炭販売増を目指す
2016 年 8 月 25 日掲載
8 月 10 日付けの地元報道によると、最近の国際石炭価格、石油コークス価格の高騰にて、炭鉱には販売
量の増加、特に高品位炭の販売増加が期待でき、石炭公社(CIL)にとっては有利な状況となっている。
輸入石炭価格は 6 月以降 30%高騰しており、現在、発熱量 6,000 kcal/kg の一般炭輸入価格は平均 65
USD/トン(4,348 ルピー/トン)、一方、石油コークスは 73%高騰(45USD/トンが 77USD/トンへ)している。
これに対して、CIL での同等ランクの石炭価格は、電力分野、非電力分野(例えばセメント、鉄鋼)共に
3,000 ルピー/トン程度であり、火力発電所およびセメント会社からの国内炭への需要が増加している。
(石炭開発部 辻
誠)
おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確
な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら
れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の
図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願
い申し上げます。