き電回路と車両の整流器の相互作用問題 ドイツ VDE 8 における重要な

き電回路と車両の整流器の相互作用問題
原題:A question
of interaction
●誌名:RGI: Railway Gazette International Vol.171 No.12(2015-12) pp.38-40
●言語:英語 ●原文中図:5 ●表:0
「Longwy 駅からお知らせします。本日午後、列車火災
象限コンバータについて詳細なモデル化を行うことによ
が発生して、運転が中止になっています。この数週間、
り、高調波の計算が可能となり、適当な LRC フィルター
この地域でのき電システムに起因する重大な車両故障が
の効果も明確になった。
増えています。」というような事故が生じている。SNCF は
40 年以上前から、車両・地上設備の相互作用に関してワ
ーキンググループを立ち上げ、究明してきた。当時は試
行錯誤や現場における試験測定で対応してきたが、2000
年以後になると、コンピュータやシミュレーションソフ
トの進展によって現象をモデル化し、理解を深め、対策
効果を実証しやすくなった。問題は 1972 年頃、25kV50Hz
のサイリスタ制御整流器の導入に伴って特定の地域で起
こった。この地域の共通要因は、変電所が 900MVA 程度
の中小規模ということである。SNCF が開発した SIGHAR
(高調波による相互作用シミュレーション)では、整流器
の種類、すなわち、ダイオード、誘導型中間回路を持つ
電
BB27000 形交直流電気機関車にけん引された貨物列車が Thionville 変電所
前を通過している 力
サイリスタ、誘導、容量中間回路を持つサイリスタ、四
出典 RGI: Railway Gazette International
情報・信号通信
ドイツ VDE 8 における重要なプロジェクトが最終段階にある
原題:Ein
Großprojekt auf der Zielgeraden Die Neubaustrecke zwischen Erfurt und Leipzig/Halle
●著者・所属:André Daubitz ; DB, VDE 8(I. XVDE 8)プログラム管理・導入担当 , ドイツ , Frank de Gavarelli ; 同 , I. XVDE 8 ‐ F 長距離交通
プログラム管理・導入担当 , 同 , Marcus Schenkel, 同 , I. XVDE 8 ‐ I プログラム管理・導入担当 , 同
●誌名:ETR: Eisenbahntechnische Rundschau Vol.64 No.12(2015-12) pp.33-42
●言語:独語 ●原文中図:16 ●表:5
ニュールンベルグとベルリン間の新線・アッ
プグレード線(VDE 8)の中で、最も重要な区間が
2015 年 12 月にサービスを開始する。それは、エ
ルフルトからライプチヒに至る区間(VDE 8.2)で
ある。ドイツでは初めて、延長 123km の新線が
革新的な ETCS システムによって運行されること
になる。これは、広く使用されている LZB(連
続列車制御装置;最高速度 160km/h 以上の高速
線用)と PZB(離散点列車制御)に置き換わるも
のである。列車への装備が全力で進められてお
り、訓練や操作に関するルールブックの効果確
認と同様に、受理・承認に関する試験が最終段階
にある。
VDE 8.2 における架線設備
出典 ETR: Eisenbahntechnische Rundschau
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World Railway Technology 2016.4