かみかみの別れ ID:96784

かみかみの別れ
にゃんだかんだ
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︻あらすじ︼
再び登場よ
今回は正真正銘、私が主人公よ
いや、主人公はましろだ
あきらめなさい、はやて。私の一人称よ
ふん。ましろさえ出てればそれでいい。
でも、ましろはヒノカグを選んだのでしょ
そ、それを言うな
!
もしれません。
ぜひ、間違えがあったら、教えてください
なった方は。
特に、原作をお読みに
つまり、ほとんどが私の想像なので、多少おかしいところがあるか
あさぎ目線の小説ですが、原作の続きとなっています。
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?
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目 次 すべてが終わった後・・・ ││││││││││││││││
1
すべてが終わった後・・・
﹁⋮ということで世話になったな、あさぎ。﹂
﹁あさぎ様お世話になりました。﹂
私は今、ものすごく戸惑っている。
この長い髪の女の子と真ん中わけのツンデレ且つロリコン男子に
﹂
挨拶されて・・・
﹁あさぎ様
いけないいけない。どうも私はましろのこの目には弱いみたい。
ちょっと考え事をしてただけよ、そう言ってやった。
⋮寂しさを隠すために。
﹁ふぅん、あさぎも考え事をするのか⋮﹂
ちょっと、何が言いたいのよ。いちいち気に障るのよね、この男。
せっかく人様が感傷気分になっていたというのに
ーーでも、やっぱり⋮
﹁で、あさぎ。ましろからお願いがあるそうだ。﹂
大きなお邸に住むことになるであろう少女にお願いなん
てあるのかしら
お願い
!
さいませんか
に。﹂
ーーだって、ましろは⋮
それにしてもなぜやるのかしら
せしたいのです。
﹁短い間ですが、お世話になりました、近所の方、参拝者の方にもお見
?
でも、やっぱりうれしいことには変わりない。
やるつもりなの
えっ
ましろみたいな、由緒正しき巫女が、神楽を私たちの神社で
今年のには間に合わないと思いますが、来年にはお見せできるよう
わざわざ、お邸まで来ていただかなければならないのですが。
?
1
?
?
﹁あさぎ様、その神楽の話なのですが、私がお邸に戻っても教えてくだ
?
?
?
何よりもここはヒノカグ様の神社。髪の中にいるとはいえ、喜んで
くださるはずです。
ヒノカグツチノカミ
神様は神楽がお好きだそうなので。﹂
火之迦具土神。わが神社で祀っている神様。
実は今まで同居していたやつは、自称ではなくて、本物だったぽい。
彼がいなくなったとたん、この神社はまたぼろくなってきたから。
でも本当のところは信じられない。だって神様と同居よ
あっ、そうか。もしかしたら、彼を戻すために神楽をするのかしら
?
というか、早く帰って来てもらわないと困る。
﹂
客、もとい、参拝者も少なくなってきたし、このままだと、確実に
収入が減る
ましろの話、聞いてるのか
あっ、でも、神楽で稼ぐのもありかしら
﹁あさぎ、なにだまってるんだ
?
に言わないよね
まさか、お礼にね
ですよね
さすがにね
あんた、本当に感謝してるの
まぁ、いいわ。結局、奢ってくれるそうだし、連れて行こうかしら。
?!
﹁ましろに言われなければ、こんなことはしないのだが⋮。﹂
!
﹁ああ、誤解させたかもしれないが、もちろんこっちの奢りだ。﹂
?
﹂
﹁志乃のお店に連れて行ってくれないか
?
で、お支払いは
あんみつは志乃のところが一番よね
!
?
?
デレデレすんな、ロリコン男。別にいいけど、奢れっとは、さすが
んみつを食べたいっと言ってね//﹂
﹁で、あさぎ、今まで泊めてくれたお礼といっては何だが、ましろがあ
ーーほら、この笑顔。
﹁あさぎ様、ありがとうございます。そしてよろしくお願いします。﹂
ーーだって、そうしないと⋮
もちろん、神楽を踊ってもらうわよ、ましろ。
はっ、だめだめ。今はお金の話をするところではないわね。
?
?
!
!
2
?
それにしても、初めてあんみつを食べたときのましろの顔、とって
もかわいかったな∼
それも今日で最後かしら。
﹁あら、あっちゃん、ましろちゃん、黒宮君、いらっしゃい。
ましろちゃん、いつの間にか大きくなったね。﹂
﹁はい。いろいろありまして。﹂
あっ、志乃、あんみつ一つずつちょうだい。
﹁お待ちどうさま。﹂
﹁ありがとうございます、志乃さん。﹂
﹂
﹁ありがとう。で、ましろから伝えたいことがあるんだが、今大丈夫か
﹂
﹁うん
あっ、細かいことは私が説明するわ。かくかくしかじか、っていう
ことで。
﹁きょうで皆様とは一緒のクラスではいられません。
今まで、お世話になりました。﹂
﹂
﹁ええ、ましろちゃん。いつでもあんみつ、食べに来てね。﹂
﹁はいっ
﹂
さあさあ、こっからは食べるわよ
﹁あまいれーす
ありがとう、ましろ。短い間だったけど、一緒にいてくれて。
私もお礼を言いたいから。
あ⋮。顔を上げてましろ。
あさぎ様、本当にお世話になりました。﹂
まして、
﹁はい。わかりましたと伝えておいて。では、この場をお借りいたし
﹁ましろ、当主様からの連絡だ。あと1時間で帰って来いと﹂
ふぅ、おいしかった。
らやましい⋮
それにしても、顔つきが変わったとはいえ、かわいらしいわね⋮う
ふっふっ。ほらその笑顔。本当にかわいいんだから。
!
!
!
3
?
?
本当は、とってもうれしかった。妹ができたみたいで。
お母さんがいなかったから、あなたが来てくれて、家族が増えたみ
たいで、とってもうれしかった。
ましろの世話を焼くのが楽しかった。
おいしいって言って、食べてくれるましろが大好きだった。
だから⋮
私も。
だから、こちらこそありがとうましろ
とってもいい経験ができたよ
﹂
私の隣では、髪が長い女の子が踊っていた。
その夜。私は、久々に夢を見た。
る。
ご飯食べたら早く寝よう。きっと、明日は学校の準備に時間がかか
ご飯、作らないと。でも、二人分か∼。やっぱり寂しいな。
さぁ、私も家に帰らなくちゃ。お父さんがきっと待っている。
空には、もう、星が輝いている。
私は彼女たちの背中が見えなくなってもなお、手を振り続けた。
﹁じゃあな、あさぎ。世話になった。﹂
おいてください。﹂
﹁では、あさぎ様、帰らせていただきます。志乃様にもよろしく伝えて
でも、神楽は厳しく教えるわよ、ましろ。覚悟しなさい
あなたは、志乃と同じぐらい大切な友達なんだもの。
ええ。もちろんよ、ましろ。だってあなたは⋮
そして、神楽をぜひ、教えてください
﹁あさぎ様。ぜひ、神束のお邸にも会いに来てください。
!
!
︵完︶
4
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