回覧 平 成 28年 8月 2日 部農会長・部農会会員の皆様へ J A 伊 豆 の 国 韮山営農センター 第5回(8/2号) 水稲病害虫発生予察の結果について ① 生育状況 平坦地では中干し~間断灌水に入っている圃場が多くなっています。韮山地区でも幼穂 (籾となる部分)の形成が確認され始めています。江間・長岡地区は今週末が穂肥の適期 になりますので、自分の圃場の生育具合を確認のうえ、適期の穂肥施肥を心がけましょう。 山間地では穂揃い、花かけ期になっていました。 ② 病害虫状況 韮山・長岡地区の予察圃場ではイネツトムシやコブノメイガの発生が見られました。共 同防除を行わない圃場では、今後の発生状況に注意して下さい。山間地の予察圃場ではカ メムシは特に見られませんでしたが、発生の見られる圃場は防除を検討して下さい。 ③ 資材紹介 <穂肥> ○NK化成2号 20㎏/10a 2回(出穂の20日前と10日前に10㎏/10aずつ施肥) ○IB4号 20㎏/10a 1回(出穂の20日前に20㎏を施肥) ※ナイスワンパワーを施肥した方は穂肥の必要はありません。 ※7/19号の第3回予察情報の中で、IB化成4号を出穂10日前に1回20㎏を施肥との記 載がありましたが、正しくは、出穂20日前に1回20kg施肥になりますのでご注意く ださい。 <殺虫剤> 〇ビームバシボン粉剤 DL→ 3~4kg/10a を散布 コブノメイガ、イネツトムシのほかにウンカ類などにも効果を発揮します。 ※ 収穫 14 日前までに 3 回以内使用できます。 〇トレボン粉剤 DL→ 3~4kg/10a を散布 ウンカ類、ツマグロヨコバイに効果を発揮します。 ※ 収穫 7 日前までに 3 回以内使用できます。 ○スタークル粒剤 3kg/10a. を散布 ウンカ類、カメムシ類、ツマグロヨコバイに効果 ※ 湛水状態(3cm 程度)を保ち、散布後 7 日間は落水禁止。 出穂後 7~10 日後散布が効果的です。収穫 7 日前までに 3 回以内使用できます。 問い合わせ:韮山営農センター 飯田・西島 TEL 055-949-0055 ※JA 伊豆の国ホームページでも確認頂けます *参考資料 幼穂の確認方法について 幼穂の見方は、下記のとおりです。これからの穂肥のタイミングの参考にして下さい。 ① 圃場で平均的な株を 5 株、各株一番背の高い茎を地際から抜き取ります。 手で外側からむいていくと、白い綿毛のようなものが見えます。これが幼穂です。 幼穂が 5.0mm の長さであれば出穂まで約 20 日程度だと分かります。 NK 化成を穂肥として使用している方はこのタイミングで一回目に 10kg 施肥し、その 10 日後に 二回目に 10kg 施肥を行います。 ② カッターで根本方向から上方向に向かって丁寧に切る方法でも幼穂を確認頂けます。 出穂前日数 幼穂長 30日 0.2mm 25日 1.5mm 20日 5.0mm 18日 1.0cm 15日 2.5cm 12日 8.0cm
© Copyright 2024 ExpyDoc