ご参考資料 2016年8月9日 マーケットフォーカス (オーストラリア市場) 2016年8月号 市場概況・今後の見通し 【7 月の市場概況】(為替市場<豪ドル/円>・債券市場) 豪ドル/円は、円安 ・豪ドル高となりました。 豪ドル/円は、主要輸出品である鉄鉱石や石炭など商品価格の上昇を背景に、円安・豪 ドル高となりました。 豪10年国債利回りは、低下(価格は上昇)しました。 豪10年国債利回りは、RBA(オーストラリア準備銀行)理事会の議事録公表を受けて追 加金融緩和観測が高まったことなどから、低下しました。 為替市場・債券市場の推移(2011年7月末~2016年7月末) (円) (米ドル) 120 1.2 豪ドル/円(左軸) 豪ドル/米ドル(右軸) 110 1.1 100 1.0 90 0.9 80 0.8 70 0.7 60 11/7 12/7 13/7 14/7 0.6 16/7 15/7 (年/月) (%) 6 10年国債利回り 5 【今後の見通し】(為替市場<豪ドル/円>・債券市場) 4 オーストラリアでは、資源関連投資の減少が景気の重石となる一方、低金利※ 1や雇用※2 の回復を背景とした住宅市場や個人消費※ 3 の底堅い動きのほか、主要輸出品である鉄 鉱石や石炭などの商品価格が持ち直していることから、景気は底堅く推移する見通しです。 3 RBAは、低インフレ懸念が払拭されないことを背景に、緩和的な金融政策スタンスを継 続すると見られます。8月は3会合ぶりに政策金利を0.25%引き下げました。(※1:4ページ の左図参照、※2:3ページの左図参照、※3:3ページの右図参照) 豪ドル/円は、低インフレ懸念による緩和的な金融政策スタンスが続く一方、景気が底堅 く推移していることから、もみ合いの動きが予想されます。 豪10年国債利回りは、RBAの追加金融緩和観測がある一方、景気が底堅く推移してい ることから、もみ合う展開を予想します。 2 1 11/7 12/7 13/7 14/7 15/7 16/7 (年/月) 【 7 月のマーケッ トデータ】 7 月末 6 月末 騰落率 最低 最高 豪ドル/ 円 78.56 76.74 2.37% 75.26 80.49 1 0 年国債利回り 1.874% 1.981% ▲0.107 1.864% 2.007% ※豪ドル/円は本邦営業日ベース、為替の騰落率はプラスは円安、マイナス(▲)は円高、 債券騰落率は利回りの変化幅 【 8 月の予想レンジ 】 豪ドル/ 円 70円-82円 1 0 年国債利回り 1.4%-2.4% (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 1/5 ご参考資料 オーストラリア経済① ○2016年1-3月期の実質GDP(国内総生産)成長率は前期比+1.1%と2015年10-12月期の同+0.7%から伸びが加速した。 ○7月の企業景況感は前月比-3の8、同企業信頼感は前月比-1の4となった。 企業景況感*1 ・企業信頼感*2 実質GDP成長率寄与度(前期比) (%) 5 4 (2011年1-3月期~2016年1-3月期、四半期) 政府消費支出 家計消費支出 民間固定資本形成 輸出 輸入 在庫変動 公的固定資本形成 実質GDP前期比 (2011年7月~2016年7月、月次) 20 企業景況感 企業信頼感 3 10 2 1 0 0 -1 -2 -3 11/1Q 12/1Q 13/1Q 14/1Q 15/1Q ※1Qは1-3月期を意味し、例えば11/1Qは2011年1月から3月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 16/1Q (年/期) -10 11/7 12/7 13/7 14/7 15/7 16/7 (年/月) *1企業景況感、*2企業信頼感:NAB(ナショナル・オーストラリア銀行)が各産業分野 における国内企業を調査し、今後の景況感の動向を集計したもの。同指数は改善か ら悪化を差し引いて算出される。 ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラス ト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 2/5 ご参考資料 オーストラリア経済② ○6月の雇用者数は前月比+7,900人と2ヵ月連続で増加した。同失業率は前月比0.1%悪化の5.8%となった。 ○6月の小売売上高は前年同月比+2.8%と前月の同+3.4%から伸びが減速したが、底堅さは維持している。 雇用統計 (万人) 10 小売売上高 (2011年6月~2016年6月、月次) (%) 7 (億豪ドル) 280 (2011年6月~2016年6月、月次) 雇用者数前月比(左軸) 小売売上高(左軸) 失業率(右軸) 前年同月比(右軸) 5 (%) 10 260 5 240 0 220 -5 6 0 5 -5 11/6 12/6 13/6 14/6 15/6 4 16/6 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成) 200 11/6 12/6 13/6 14/6 15/6 -10 16/6 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 3/5 ご参考資料 オーストラリア金融市場 ○2016年4-6月期のコアインフレ率は前年同期比+1.5%となった。8月の金融政策会合で、RBAは政策金利を0.25%引き下げ過去最低の1.50%とした。 ○7月のRBA商品価格指数は、金価格などが牽引し前月比+4.1%となった。 政策金利・インフレ率 (%) 5 (ご参考)RBA商品価格指数*1(SDR*2ベース) (政策金利:2011年7月末~2016年8月3日、日次) (インフレ率・コアインフレ率:2011年7-9月期~2016年4-6月期、四半期) (2011年7月~2016年7月、月次) 180 政策金利 インフレ率(前年同期比) コアインフレ率*(前年同期比) 160 4 140 3 120 2 100 1 80 0 60 11/7 12/7 13/7 14/7 15/7 16/7 (年/月) *コアインフレ率はトリム平均値と加重中央値の単純平均で算出 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成) 11/7 12/7 13/7 14/7 15/7 16/7 (年/月) *1RBA商品価格指数:RBA(オーストラリア準備銀行)が発表する、オーストラリアの 代表的な輸出品の価格動向の数値を算出した指数。 *2SDR(特別引出権):IMF(国際通貨基金)が加盟国の準備資産を補完する手段と して1969年に創設した国際準備資産。SDRの価値は主要4大国・地域の国際通貨 バスケットに基づいて決められ、自由利用可能通貨との交換が可能。 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 4/5 ご参考資料 【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるもの ではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保 護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 5/5
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