Ⅷ 地域経営:市民力・地域力・企業力・行政力が発揮される自立

Ⅷ 地域経営:市民力・地域力・企業力・行政力が発揮される自立した
地域社会の実現
【施策体系】
小分野
1 共働
2 国際化
施策名
施策の柱
(1)市民力・地域力・企
業力を生かした共働
②市民活動の促進
のまちづくりの推進
③活動を促進する環境の整備
(1)世界に開かれた国際
まちづくりの推進
3 行政経営
①都市内分権の推進
(1)未来を見据えた持続
可能な財政運営
①国際交流活動の促進
②多文化共生のまちづくりの推進
①事業・事務の最適化の推進
②財政計画に基づいた市政運営
(2)公共施設の安全で適
切な管理の推進
(3) 将 来 を 先 取 る ミ ラ
①多様な主体の新たな取組への支援
イ・チャレンジ都市の
推進
(4)共働による地域情報
①地域課題におけるICT活用の推進
化の推進
(5)戦略的な広域連携の
②ICTの利用環境の拡充
①新たな都市間連携の推進
推進
実践計画-146
市民力・地域力・企業力を生かした共働のまちづくりの推進
■めざす姿
市民と行政が共働によりまちづくりを進めている。
地域、NPO、ボランティア、企業、大学など多様な主体による公益的な活動が活発に行わ
れ、地域社会を支える担い手となっている。
■まちの状態指標
指
標
名
現状値(把握年度)
市内の市民活動団体数(市民活動センター登録団体数)
地域の活動に参加している市民の割合
(市民意識調査)
ボランティア活動や NPO 活動に参加している市民の割合
(市民意識調査)
277 団体
(2015 年度)
めざす
方向
↑
集計中
↑
集計中
↑
■施策の背景
○本市では、都市内分権を推進し自立した地域社会を目指すため、地域自治システムや市
民活動の促進を通じて、共働によるまちづくりを進めています。
○しかし、自治区や高齢者クラブ、消防団などの既存団体への加入率の低下や、わくわく
事業のテーマや提案者の固定化による事業数の伸び悩みなどの傾向がみられ、市民ニー
ズにマッチした新たな組織形態の模索、新たな担い手の掘り起こしなど、多様な主体に
よる公益的活動の活性化が求められています。
○また、地域活動の拠点である交流館においては、自主的な活動グループなど利用者が固
定化する傾向にあり、市民力・地域力の裾野を広げる場として、市民が気軽に訪れる機
会を増やすとともに、地域活動や NPO・ボランティアの活動が更に活発になるための活
動拠点としての機能の充実が求められています。
実践計画-147
■施策の柱・主な実践計画事業
No.1 都市内分権の推進
概要
成果
指標
都市内分権を推進し、自立した地域社会の実現のため、地域カルテの作成や、地域の課
題を解決する新たな担い手の発掘など、地域自治システムの更なる推進を図ります。
わくわく事業の新規事業申請数
50 件/年度
<主な計画事業>
○地域予算提案事業
地域の意見を市の予算に反映し、地域と行政の共働で課題に対応
○わくわく事業
地域資源(人、歴史、文化など)を活用し、地域課題の解決や地域の活性化のために主
体的に取り組む団体への経費の補助
No.2 市民活動の促進
市民活動が市民の共感、応援、参加を得ることでより活発になり、多様な主体が共に考え
概要 行動する社会の実現のため、既存団体のマッチングや、発達段階に応じた育成・支援を行
い、市民活動を更に促進します。
市民活動へのきっかけとなる取組へ
100 人/年度
成果
の参加者数
指標
市民活動促進補助金の利用団体数
10 団体/年度
No.3 活動を促進する環境の整備
交流館が地域に開かれた「学びの場、ふれあいの場、活動の場」としてより広く市民に利用
概要 され、市民・地域活動の裾野を広ていくため、施設整備や利用制度の緩和等による施設利
用促進を図ります。
成果 交流館の年間利用者述べ人数
指標
交流館の建替え整備数
2,726,681 人(2015 年度)
⇒ 3,000,000 人(2020 年度)
2020 年度までに1館
<主な計画事業>
○藤岡地区地域核整備事業
※再掲
公共施設やバスターミナルの整備による行政サービスの充実と公共交通の安全性・利便
性の向上を通じて、地域のにぎわいを創出
実践計画-148
世界に開かれた国際まちづくりの推進
■めざす姿
まちの魅力が市民や来訪者と共有され、国際的な交流活動が盛んに行われている。
外国人を含む市民が、自立と支え合いによって暮らしている。
■まちの状態指標
指
標
名
現状値(把握年度)
外国人向け交流プログラム参加者数
↑
集計中
↑
50.1%(2011 年度)
↓
42.9%(2011 年度)
↑
のある人の割合(市民意識調査)
(外国人住民意識調査)
日常会話が話せる外国人住民の割合(外国人住民意識調
査)
方向
集計中
国際交流に関する活動や事業に1年以内に参加したこと
自治区・地域活動に参加したことがない外国人住民の割合
めざす
■施策の背景
○豊田市に在住する外国人は、2008 年の世界同時不況などの影響で一時的に減少したも
のの、2014 年1月以降は微増を続けており、2016 年現在では 70 か国1万4千人となっ
ています。
○これまで、本市では外国人を含むすべての市民が安全・安心に暮らせるよう、外国人防
災対策をはじめ、外国人の教育支援の充実や日本語教育の推進、外国人の適応支援など、
多文化共生*の取組を推進してきました。
○今後は、ラグビーワールドカップ 2019 開催を控え、増加が見込まれる来訪外国人と在
住外国人に対して、快適に滞在・在住できる環境づくりを目指した多言語での本市の魅
力発信や環境整備を更に推進することが求められています。
○在住外国人、日本人ともに地域の発展を担う市民として活躍できる人づくりと環境づく
りの充実が求められています。
用語解説
※ 多文化共生:国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的な違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構
成員として生きていくこと
実践計画-149
■施策の柱・主な実践計画事業
No.1 国際交流活動の促進
国際化社会に対応できる人材育成と、市民との共働による国際交流を促進するため、姉妹
概要 都市*を生かした若者の国際交流の取組を進めるとともに、来訪外国人向けにまちの魅力
の発信や交流の場を創出します。
成果
指標
外国人向け交流プログラム延べ数
市が実施する国際交流の取組への延
べ参加者数
2020 年度までに 450 件
2020 年度までに 14,390 人
No.2 多文化共生のまちづくりの推進
在住外国人と日本人に対し、互いの文化や習慣の理解を促進するため、外国人向けの日
概要 本語講座や、外国人に対する地域活動の参加促進の取組、日本人向けの国際理解促進
の取組を行います。
市が実施する日本語教室への延べ参
成果 加者数
指標 市が実施する多文化理解・多言語講
座への延べ参加者数
2020 年度までに 17,200 人
2020 年度までに 7,100 人
用語解説
※ 姉妹都市:文化交流や親善を目的とし、特別な提携を結んだ都市。豊田市では、米国デトロイト市と、英国ダービーシャー県、
ダービー特別市、南ダービーシャー市と姉妹都市提携を結んでいる
実践計画-150
未来を見据えた持続可能な財政運営
■めざす姿
事業・事務の重点化と集中化を図り、財政計画に基づく持続可能な行財政運営が実現して
いる。
■施策の背景
○2015 年に策定した第2次地域経営戦略プランでは、4つの柱立ての一つ「柔軟で足腰
の強い組織」の中で、
「歳入・歳出の見直し」を戦略方針に掲げ、
「財政構造の変化に対
応した財政指標の策定と財政運営」や、「事業・事務の見直し」を行動計画として位置
付けています。
○第8次総合計画の計画期間中には、歳入では、法人住民税の一部国税化や普通交付税に
おける合併特例期間の終了などの影響により大きく減少することが見込まれ、歳出で
は、超高齢社会の進展により扶助費の更なる増加が見込まれます。このような中で持続
可能な財務体質とするためには、歳入規模に見合った適正な歳出構造への転換が必要で
す。
○これまで本市では右肩上がりに都市が成長する中で、拡大する行政需要に対応するた
め、既存事業に加え、新たな事業・事務を数多く展開してきました。財政状況が厳しさ
を増す今後は、コスト意識を持ちつつ、最小の経費で最大の効果を上げることを念頭に、
行政需要の変化や民間におけるサービスの提供の状況等を考慮しながら、徹底した歳出
の見直しを行う必要があります。
■施策の柱・実践計画事業
No.1 事業・事務の最適化の推進
概要
事業・事務の最適化を図り、適正な予算配分を行うため、事業・事務の分類、評価を
実施し、優先順位付けを行う。
No.2 財政計画に基づいた市政運営
概要
持続可能な財政運営を行うため、将来を見据えた基金、市債の活用を図るとともに、
段階的に予算規模の適正化を進める。
用語解説
※ 地域経営戦略プラン:地域の多様な主体が連携しながら、地域の資源を効果的に活用し、地域の持持続的な発展に向けて活動す
るための仕組み(地域経営システム)に基づく具体的な取組をまとめた計画
※ 合併特例期間:市町村合併後一定期間は、旧市町村が存続したものとみなして、普通交付税を算定する特例の期間で、合併から
15 年間で終了するため、本市では、2021 年より皆減となる
実践計画-151
公共施設の安全で適切な管理の推進
■めざす姿
公共施設の安全性を確保した上で、必要なサービス機能が維持され、施設の総量や規模が
適切に管理されている。
■施策の背景
○本市では、高度経済成長期における急速な人口増や行政需要の増大に合わせて、公共建
築物や道路、橋りょう、河川・水路、公園、上下水道などといった公共施設の整備を集
中的に進めてきた結果、保有する公共施設等の量は、非常に膨大なものとなっています。
○これら施設等の老朽化の進行に伴い、事故の発生や機能不全・低下などが懸念される中、
引き続き施設の安全性を確保し、必要なサービスを提供していくためには、施設の現状
を把握し、損傷や劣化の予兆を早期に発見して、適切に対応していくことが必要です。
○また、集中的に整備した施設がこの先一斉に更新時期を迎えることから、施設の建替え
や大規模改修、修繕に係る経費が大きな財政負担となることが予測されます。
○歳入が減少する中、持続可能な行政経営を行っていくためには、今後の施設需要の動向
などをはじめ、中長期的な視点を持って、総合的かつ計画的に施設の管理を進めていく
ことが必要です。
■公共施設等総合管理計画の策定と推進
本市が保有する公共施設の総合的かつ計画的、継続的な管理を推進するため、10 年を計画
期間とする 2016 年度策定の「公共施設等総合管理計画」に基づいて、施設の安全で適切な管
理を進めていきます。
実践計画-152
将来を先取るミライ・チャレンジ都市の推進
■めざす姿
市内で日常的に市民、企業、大学等の多様な主体による新たな取組が行われ、市民の幸せ
な暮らしにつながるまちづくりに生かされている。
■施策の背景
○本市は、2015 年度から未来を創造する戦略の一環として、市民、企業、大学等が実施
する新しい取組を支援してきました。
○既に高齢者が元気になるモビリティ社会*の実現を目指した名古屋 COI 拠点事業*や、
中山間地のガソリンスタンドの減少や低炭素社会に対応するビレッジモビリティ*の
開発、下水熱の活用、ドローンの開発等の実証が本市で始まっています。
○今後も時代の様々なニーズへ対応するため、企業や大学等の研究や先進技術等を有効に
活用した実証機会の確保が求められます。
○また、こうした新しい取組や成果を市の施策に活用し、安全・安心の確保、事務の効率
化、地域の活性化等に繋げていく必要があります。
■施策の柱
No.1 多様な主体の新たな取組への支援
市民の幸せな暮らしにつながる新しい取組を加速化するため、本市をフィールドとした実証
概要 支援や取組の社会実装に向けた規制緩和等について、関係機関等と連携して推進してい
きます。
【「ミライ・チャレンジ都市」コンセプト】
用語解説
※ 高齢者が元気になるモビリティ社会:高齢者が自らの意思でいつでもどこでも移動できる社会(事故リスク低減、運転負荷低減、
健康維持増進、高齢者社会参加等の分野)
※ 名古屋COI拠点事業:
「高齢者が元気になるモビリティ社会」の実現に向けた、名古屋大学・豊田市・企業・研究機関等が連携
して取り組む研究開発や実証事業(文部科学省採択事業)
※ ビレッジモビリティ:中山間地における安全で環境にやさしい最適な移動手段となる乗り物
実践計画-153
実践計画-154
共働による地域情報化の推進
■めざす姿
暮らしの質の向上や地域の活性化につながるICT(情報通信技術)を活用した取組が増
えている。
■まちの状態指標
指
標
名
現状値(把握年度)
めざす
方向
(調整中)
■施策の背景
○ICT(情報通信技術)の目覚ましい進歩と普及に伴い、安全・安心の確保や利便性の
向上といった暮らしの質の向上やICTを活用した新たな事業や都市の魅力創出によ
る地域活性化など、いわゆる地域情報化の取組への期待が高まっています。
○本市の情報化に関する取組については、これまで行政事務や行政サービスの効率化など
行政内部の情報化が中心でしたが、今後は、超高齢社会や人口減少社会が進むことに伴
う様々な地域課題への対応において、ICTを積極的に活用していくことが求められて
います。
○また、2019 年のラグビーワールドカップ開催に向けては、国内外から多くの来訪者が
想定されることから、まちなか情報や観光情報などの提供をはじめ、受入環境の充実に
おいてICTの活用が重要となります。
○ICTを有効に活用するためには、情報通信環境の整備に加え、ICTの普及に伴うリ
スクの認識も含め、活用する側の正しい知識や技術の向上、主体的に活用する事業者や
大学、民間団体等の担い手の存在が必要です。
○地域情報化の推進においては、ICT環境を整備する事業者やサービスを提供する事業
者などと連携して、適切な役割分担の下で進めていくことが重要です。
実践計画-155
■施策の柱・主な実践計画事業
No.1 地域課題におけるICT活用の推進
地域課題の効率的かつ効果的な解決に向けて、デジタルサイネージ(電子看板)や
概要 バーチャルリアリティ(仮想現実)技術、スマホアプリをはじめとしたICTの活
用を推進します。
成果 地域課題の解決におけるICTを活用し
指標 た取組の数
(調整中)
No.2 ICTの利用環境の拡充
市民や事業者がICTの便益を享受できるように、ICTの進歩や社会環境の変化
概要
に応じて、市の保有する情報のオープンデータ化を進めます。また、ラグビーワー
ルドカップ 2019 に向けて、公衆無線 LAN など情報通信環境の整備に民間と連携して
取り組みます。
成果 市のオープンデータのデータ数
(調整中)
指標 市の関与による公衆無線 LAN の設置数
(調整中)
実践計画-156
戦略的な広域連携の推進
■めざす姿
他の自治体などとの連携や相互補完により、効果的で効率的な行政が営まれている。
■まちの状態指標
指
標
名
現状値(把握年度)
めざす
方向
他の自治体との連携による取組の数
(調整中)
↑
連携している自治体の数
(調整中)
↑
■施策の背景
○本市では、これまで近隣の自治体などと共通課題の解決や効果的、効率的な行政サービ
スの提供などを目的とした自治体間の連携を様々な分野で取り組んできました。
○今後、人口減少が進み人口規模と密度の低下が予想される中、行政サービスの水準を維
持しつつ、様々な地域課題にも対応していくためには、本市だけで取り組むのではなく、
他の自治体などと有機的な連携による行政サービスの供給体制を築いていくことが持
続的な行政経営において重要となります。
○西三河や愛知県あるいは名古屋都市圏の一翼を担う中核的な都市である本市は、その立
場や役割を意識して、圏域全体の価値向上につながる取組を積極的に推進していく視点
も求められます。
○また、広域連携を展開する上では、近隣の自治体に限らず、遠隔地や海外の都市であっ
たり、企業や大学など民間部門との連携であったり、課題解決のために必要に応じて、
様々な主体と連携するなど幅広い視野で考えることも必要です。
■施策の柱・主な実践計画事業
No.1 新たな都市間連携の推進
概要
成果
指標
国や他自治体の動向を注視しながら、近隣や遠隔地の自治体との連携による相乗効
果や相互補完の可能性を探り、新たな広域連携を推進します。
自治体との連携による新たな取組の数
実践計画-157
(調整中)