スタイリストの仕事

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お仕事
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スタイリストの仕事
オシャレな女の子の間で大人気の職業、スタイ
リスト。雑誌や TV、CM などの撮影で、出演者
に衣装や靴、アクセサリーをコーディネートする
仕事です。華やかなファッションの世界で、セン
スを武器に大活躍。でも、あの仕事ってどうやっ
たら就けるの? 資格は必要なの? そしてどん
な苦労があるの? TV 番組で自分のコーナーを
持ち、ブランド・プロデューサーとしても
活躍している小山田早織さんが今回のゲストで
す。野呂さんの爆笑エピソードも登場するスタイ
リストの仕事、real な魅力に迫ります!
今回の働く先輩
小山田早織さん(右)
ナビゲーター:野呂佳代
働く先輩紹介
小山田早織(おやまだ・さおり)さん
埼玉県所沢市出身の 28 歳 。フリーのスタイリス
*
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トとして雑誌やテレビで活躍を続けている。
元々歴史の先生になりたくて大学へ進学。ところが
のが一般的。資格は一切必要ないが、毎日始発から終
電まで洋服に埋もれて働くのはかなりハード。でも、
負けず嫌いで初志貫徹がモットーという小山田さんは、
「いつか表紙のスタイリングを担当する!」という一
心で乗り切った。
入学式当日に雑誌社から読者モデルにスカウトされ
やりがいは「小山田さんのスタイリングが好
た! その後、あるデニム会社から自分のブランドを立
きです」と言われること。
ち上げることに。そのカタログ作成でコーディネートの
いいスタイリングをすればモデルも喜ぶし、
魅力にはまり、スタイリストの道を歩み始める。
そのファンも喜ぶ。さらに雑誌が売れればアパ
スタイリストになるには、プロのスタイリストのア
レル会社も喜ぶ。とにかく自分の力でたくさん
シスタントとして 3 ~ 5 年ついて、独立するという
の人を喜ばすのがやりがいにつながるとのこと。
左 上 /この 雑 誌 でデビューした小山
田さんが、初めて担当した思い出の表
紙(ⓒ小学館「Cancam」2015年2
月号)/右上:カタログのコーディネー
ト組みの最中/左下:2016年に期間
限定でオープンした、小山田さんプロ
デュースのセレクトショップ/右 下:
2016年小山田さんイチオシの春コー
デ(ⓒ講談社「With」2016年5月号)
*:2016 年収録
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スタイリストの仕事
お仕事データ【スタイリストの仕事をするには?】
まずスタイリストになるためには、プロのスタイリストのアシスタントにつくことが絶対条件。
通常は 3 ~ 5 年、半人前としか認めてもらえない状況で頑張らなければならない。でもファッショ
ンが好きで、自分のセンスに自信があったら人生を賭けても惜しくない職業といえるかも!
プロのアシスタントにつくには、いくつかの方法がある。アシスタント事務所に入って、派遣先
でさまざまなスタイリストについてから好みの人にアプローチしても良いし、専門学校で紹介され
るケースもある。またファッション誌には、よくスタイリストのアシスタント募集の告知が出てい
るので要チェック。最近はスタイリストの SNS に直接応募する人もいるそうだ。
小山田さんの SNS にも、毎日のように問い合わせがあるとのこと。大切なのは「どういうスタ
イリストになりたいか」を明確にすること。そして、なりたいジャンルのスタイリストの門をたた
くのが一番確かだそうだ。
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ディレクターこぼれ話
【仕事が好き・ファッションが好き】
雑誌のスタイリングでは 100 軒ものアパレルブランドを回って、好みの洋服を借
りて来る。ワンボックスカーの中にギューギュー詰め込んで、それが 10 台分にもな
るそう! ハンガーでタコができるのは当たり前で、指先から出血した経験もあると
いう小山田さん。でも、仕事でクタクタになると、気分転換に訪れるのは決まって
ファッションビル。「私ってビョーキかな?」と思うそうだけど、好きなことをやる
のってそういうことだよね!
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