料理人の仕事

仕事の現場 real
お仕事
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料理人の仕事
素材を選んで調理し、盛り付けてお客さんに提
供する料理人。その分野は、日本料理、西洋料
理、中華料理など多岐にわたります。材料や調
理法についての知識や技術はもちろん新しい料
理を生み出す想像力と感性が要求される職業で
す。どうすればこの仕事に就けるの？　直接現場
に就職する場合と専門学校に行く場合のそれぞれ
のメリットは？　この仕事に就いて最初にぶつか
今回の働く先輩
信太竜馬さん（左）
る壁は？　苦労や努力、やりがい .etc。料理人
の仕事の real を先輩がいろいろ語っちゃいます。
ナビゲーター：野呂佳代
働く先輩紹介
信太竜馬（しだ・りょうま）さん
▼
東京都出身 28 歳＊。料理人歴 8 年。東京・銀座に
あるフランス料理店「ESqUISSE（エスキス）」に勤務。
現在、全体を統括する副料理長的なポジションを任さ
れている。
小さいころから食べ物に興味・関心を持つ。初めて
作った料理は小学校 3 年のころに作ったチャーハン。
都内の高校を卒業後、料理の専門学校に入学。同専門
学校のフランス校に進学し、首席で卒業。東京にある
高級フランス料理店に就職、その後再び渡仏。パリ
の有名フランス料理店で腕を磨く。2012 年のオープ
ン時より「ESqUISSE」に参画。2015 年に行われ
た 30 歳以下の若手料理人の世界一を決める国際コン
クールに日本人代表として出場した。
仕事をするうえで心がけていることは、健康な状態
①
②
をしっかりと保ち清潔感のある身なりをすること。
調理場では、食材にストレスを与えないように素材
を生かした調理法を考え、作物を育ててくれた農家の
方や調理したものを食すお客さんのことまで考えるよ
うに意識しているという。
また、料理人になってからは、美的感覚を磨くため
に美術館へ出かけたり、クラシックのコンサートへ出
かけるなど、普段の生活でも、洗練されたものを見聞
きすることを心がけている。
将来の目標は、働く場所はどこであれ、さまざまな
文化に触れて料理を作ること。世界でも第一線の場所
けんさん
で研鑽を積み、いずれは後輩を引っ張っていけるよう
な存在になりたい、と考えている。
③
⑤
①③厨房に立つ信太さん／②職
場のフランス料理店内／④若手
料理人の世界一を決める国際コ
ンクールに日本代表として出場
／⑤コンクールに出品した料
理。料理名は「Umami」／⑥
料理作りはチームワークが重要
／⑦店内での信太さん
⑥
④
⑦
＊：2016 年収録
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高校講座
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お仕事データ【料理人になるには？】
料理人になるには、すぐにレストランなどに就職して修行を積むケースと専門学校などで料理
の勉強をするケースがあります。また、めざす料理の本場である海外で修行する方法もあります。
働くうえで必ず必要というわけではありませんが、国家資格である「調理師免許」を取得して
いると就職に有利な場合があります。
【料理人に関係する資格】　■調理師免許
調理師免許を取得する方法は２つ。
①調理師養成学校に 1 年以上通えば、卒業と同時に免許を取得することができます。
②飲食店で 2 年以上の調理経験を積んで、調理師試験に合格する。
⃝調理師に関する主な問い合わせ先
公益社団法人　調理技術技能センター（厚生労働大臣指定試験機関）
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■食品衛生責任者の資格
独立して自分の店を持つ場合に必要になります。
セッティングされた窓側のテーブル席
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高校講座

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