7月号 - 奈良県立教育研究所

子どもたちが、健やかで、たくましく成長する
ためには、規則正しい生活が不可欠であり、中で
も「早寝・早起き」はその基本と言えます。私た
ちの体は、十分な睡眠で朝すっきりと目覚め、1
日の活動が意欲的になります。
平成27年度全国学力学習状況調査の結果では、
奈良県の小学6年生は、全国と比較すると「毎日
同じくらいの時刻に寝ている児童の割合が少ない」
という結果でした。規則正しい睡眠習慣は、起床
時刻にも影響があり、「早起き」にもつながります。
平成27年度全国学力学習状況調査結果
から
平成27年度全国学力学習状況調査によると、
「毎
日同じくらいの時刻に寝ている、どちらかといえ
ば寝ている児童ほど国語・算数・理科の正答率が
高い」という結果でした。規則正しい睡眠習慣は、
学力にも関係が深いことがデータからも明らかに
なっています。
平成27年度全国学力学習状況調査結果
から
早寝・早起きするための工夫
大人は、大人の生活リズムに子どもを巻
き込まないで、子どもの規則正しい生活
①朝、カーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。
リズムを優先させることが大切です。
光にあたって動くことで、体温が上がり、子ども
の身体が活発に動き出します。
②昼間にしっかり体を動かしましょう。
夜には疲れて眠れるように、日中はしっかりと体を
③夕食は決まった時刻にとりましょう。
動かすことが大切です。
朝食や夕食の時刻が決まっていると、生活リズム
全体が作りやすく、早寝につながります。
④寝る前のテレビやゲームに注意しましょう。
寝る前にテレビ等明るい光を浴びると、メラトニ
ン(眠気のホルモン)の分泌が妨げられます。
子どもと親の育ちを応援します!
奈良県立教育研究所教育経営部教育企画係
※御意見・御要望をお聞かせください。