「にんしんSOS」相談実績(平成23~26年度) ※平成23年度は6か月分の集計 ◆平成23年度10月から開始した「にんしんSOS」の相談件数は、増加傾向にあったが、他府県の同様の取組の開始などにより平成26年度実績は減少した。 ◆10代からの相談が3割を占めており、「誰にも相談できない」「家族に相談できない、困らせたくない」「知識不足による身体状態の不安を訴える」など若年者の特徴がある。 相談者の職業 相談者の年齢 初回相談件数 空白 不明 4500 人 人 3500 600 3000 2734 2500 500 2000 400 1500 0 300 1739 828 1000 500 100% 700 4026 4000 1292 167 995 167 H23年度 H24年度 相談件数 H25年度 その他 80% 学生 70% 中学生 20代 60% 30代 50% 40代 40% 30% 20% 10% 0% 不明 100 H26年度 90% 10代 50代以上 200 無職 高校生 大学生 主婦 就労中 非常勤 常勤 H23年度 0 相談累積件数 H23年度 H24年度 H25年度 H24年度 H26年度 H25年度 H26年度 平成26年度の主な相談内容 妊娠判定・妊娠不安・緊急避妊・・・・・50% 現在の体の状況(未妊娠相談を含む)・・13% 産もうかどうか・・・・・・・・・・・・・9% 中絶・・・・・・・・・・・・・・・・・・7% ○家庭不和や経済的な問題、相談者自身の辛さが背景にある 特 徴 ○10代の相談者では、現在の身体の変化が妊娠兆候ではないかという不安、パートナーからは妊娠の可能性のある行為かどうかの確認 ○妊娠可能な時期に複数の相手との性交渉があり、誰の子かわからないという相談の増加 平成26年度の主な対応 情報提供・・・・・・・・・・・・・・・52% 傾聴・助言等・・・・・・・・・・・・・33% 受診勧奨・・・・・・・・・・・・・・・11% 紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・2% 連絡・・・・・・・・・・・・・・・・・1% 相談を受けること、地域につなぐこと等で「飛込み出産」や「出生児の0日死亡」等を防げたと考えられるケース 年度 H23 H24 H25 H26 人数 40 37 78 48 今後の対応 ▼相談が多い10~20代を中心とした相談窓口の周知を行うため、平成27年度は高校・大学の多い路線バスでの吊広告、バナー広告等を実施する。 ▼相談内容から判明した「妊娠・出産の正しい知識の不足」、「誰にも相談できず、にんしんSOSへの相談が初めての相談である」 「DV・性被害相談が年10件程度ある」など相談者の背景について、学校 教員や産婦人科医、行政関係者等を対象に、理解と支援について研修等を実施する。
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