土でつくる 輪積み （３・４年） 実施学年 （土を使った造形活動の評価規準） 学習の目的 ①（関心・意欲・態度） 自分の思いで、夢中になって ・輪積みの技法を使って、工夫して表す ②（発想・構想の能力） 思い付いたり、話し合って考えたり 活動例 ③（創造的な技能） 試みる、工夫する ・輪積みの技法や、へらや切り糸などの 用具の使い方や表し方を工夫している。 ④（鑑賞の能力） 違いをとらえ、よさを感じる ・話し合ったりしながら、感じの違いなどをと らえ、自他の工夫やよさを感じ取っている。 自然土の魅力！ ・輪積みの技法と、ひねる、のばす、ま るめるなどの働きかけを組み合わせれ ば、自分の思う形をつくることができる ・適度な抵抗感や可塑性が指の巧緻 性の機会となる（加工粘土でも可） ・道具を自作することもでき、用具の扱 いを工夫して表現を追求できる ・平面から立体まで多様な表現が可能 （加工粘土でも可） 月（ 時間） 準備物 ・自分の考えたイメージを土で形にすること を楽しもうとしている。 ・土の特徴や色や形等から表したいことを思 い付いたり、どのような形にするか考えたりし ている。 年 ・粘土 ・粘土板 ・ビニール袋 ・濡らしたタオル、手ふきのタオル ・手洗いのバケツ ・必要に応じて、へらなどの道具 指導のポイント 輪積みの技法で 高いものをつくろう ・輪積みのひもをつくる ・粘土紐を巻き上げる ・地面（下）についているところからつくる ・上部に向かって、閉じる ・細部をつくる もっともっと 高くしよう あれれ、広がっ ていっちゃうぞ ②輪積みができると、自分の思う形をつくり出す楽しさを 味わうことができる。輪積みの技法を習得し、低学年で体 験してきた写しやひねりなどの行為を組み合わせていく と、表現の幅が広がる。 ③輪積みの技法を身につける。 ・粘土紐の作り方 ・粘土紐を巻き上げ、紐同士をつなぐ方法 ・輪積みを詰めて頭頂部を埋める方法 ・粘土板を筒状にして手や足をつくる方法 ・粘土同士の接着に、ヘラで傷をつけてドベ を塗り圧着する方法 ・強度を考えて支えを入れる方法 ③輪積みに他の技法を加えて工夫して表す 関連②―１～６（１・２年） 見せ合う 題材例 「ピクニックに行こう」 「タワー」 「月の基地」 -1- ④輪積みの技法から、埴輪などの作品を知る。 ④お互いの工夫したところやよさに気付かせる。 土でつくる 輪積み （３・４年） 輪積み１ 土台（底） どべ つぶす ・粘土を泥状にし たもの。接着用に 使う。 一本ずつ粘土紐をおき、筒をつくる。 つなぎ目が同じ位置にこないように する。 つなぎ目 指の動き 粘土紐と粘土紐の重なり部分を、 同時に、内側は下に、外側は上 にひねり、上下の粘土紐をなじま せる。 指の 腹で 下へ 上へ 紐づくり 下へ 粘土紐の積み上げ位置 中心 から 外へ 外へ ・一定の力でスムーズに動かす。 輪積み２ 粘土紐を切らずに、巻き上げなが らつくる。 ・手を板に平行に動かす。 ・中心から徐々に外に滑らせていく。 ・はじめは手のひらを使い、徐々に 指先にシフトする。 外へ 底 両手をこすり合わせ るようにして揉みだす。 （小指側に力が入る） 内側
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