仕組み 支点 力を入れて(3・4年)201312

作成日:2013.12月
実施学年
仕組み 支点 力をいれて (3・4年)
〔仕組みを使った造形活動の評価規準〕
①(関心・意欲・態度)
思いのまま、十分に
・体の動きに興味を持ち、綱引きの動き
を表すことに、取り組もうとしている。
②(発想・構想の能力)
思い付いたり、考えたり
準備物
・画用紙、厚紙
・クレヨン、絵の具
・新聞紙、ホッチキス、割ピンなど
活動例
指導のポイント
運動会で、どの種目が印象に残った?
仕組みを使って人を表す魅力!
①力の入った動きは、どのようにすれば表せるか友
人同士で見せ合うなど、イメージする時間を十分にと
る。
リレー、玉入れ、綱引き!
綱引きはどんな感じだった?
②体や手、足を別々につくって組み合わせるので、力
が入った感じがうまく出ないときはやり直せるようにす
る。4つ切りの画用紙を多めに用意しておく。
・めちゃくちゃ力を入れた!
・ずるずる引っ張られた!
・手が痛かった!
③机の上に各部品を合体させて置いてみる。1番力を
入れている形になったときにホチキスでとめる。(部品
を上に置くか、下に入れ込むかでも感じが変わる)
④(鑑賞の能力)
面白さに気付く
・関節で動くことなど、体の仕組みに気
づかせることができる。部分だけを観
察して描くので比較的容易にできる。
・動きが表現できているか、やり直すこ
とができる。(完成した作品の雰囲気
が出ることに子どもたちも大満足)
・集団での行事を表現できる。
時間)
(綱引きを挙げる児童が多かった)
・切り抜く紙の形や色を工夫し、人らしく
なるように道具や材料の扱いを工夫して
いる。
・自分や友人の作品の良さに気づき、組
み合わされて一つになった作品のおもし
ろさにも気づいている。
月 (
学習の目標
・体の構造を意識しながら、人の動きを表現する。
・形や色を工夫し運動会の様子を表現する
・絵の具の濃さ、かすれ具合などを楽しみ、ちょうどよ
い加減を見つける。
・体がどこで動くかを観察し、力を入れて
綱を引く様子が出ているか考えている。
③(創造的な技能)
手や体全体で、工夫する
年
力を入れた感じってどう表したらいいか
な?
*体、手、足を別々に大きくつくって、組み合わせ
ながら考えてみよう。
発展
他の動きはどう表すと良いかを考えさせる。割ピンを
用いて、動くようにするとより様々な動きを考えられる。
→割ピンなどで動く作品
→人を描いたりつくったりする作品
完成後
教室の後ろの壁にみんなで展示、鑑賞
-1-
実践記録(写真・感想等)
みんなで綱引
き。
運動会楽し
かったね。
どう表すと力を入れて引っ張っている
ように見えるかな?
評価と改善点
・動きのある人物を作れることに子どもの満足感も大きい。
・ありきたりになってしまいがちな運動会後の絵画作品が、クラスのまとまりを表現するものになった。
・前もって右向き、左向きを考えていないと、ひざの向きなどがおかしなことになってしまう。
・手はどこについているのか。ひじ、ひざの存在などを子どもに意識させることができた。
・顔→体→手→足と作っていった。ある程度大きさについては見通しが持てたようだが、表情については弱さを感じた。
顔を最後に描くこともありだと思う。