初めての彫刻刀 (うつす) (3・4年) (版表現を使った造形活動の評価 規準) ① (関心・意欲・態度) 自分の思いで、夢中になって ・彫刻刀で木を彫る感覚、写し取ってできる 形や色の効果を楽しもうとしている。 ② (発想・構想の能力) 思い付いたり、話し合って考えたり ・凹凸から生まれる形や色などから思い付い たり、友達の工夫を取り入れたりしている。 ③(創造的な技能) 試みる、工夫する 実施学年 学習の目標 ・各種彫刻刀の彫りの効果を感じながら、扱いに 慣れ、工夫して表す 活動例 ・凹凸の工夫で生まれる形や色か ら思いついて表しやすい。 ・彫刻刀で彫る手応えの楽しさ。 ・凹凸をつくって写し取ってできる 形や色や、組み合わせることで、 表現を広げることができる。 時間) ・木版(シナベニアは木目が理解できる)、 ・版木を留める滑り止めマットか版画版、彫刻刀 ・インク、ローラー、インク版、バレン、 ・刷り紙、新聞紙 指導のポイント どの彫刻刀で彫ったのか、どんな感 じがするかを考える ・三角刀、丸刀、平刀で彫った版画を見せ て質問する。 強い感じ、柔らかい感じ、 固い感じ・・・ 春夏秋冬の太陽を彫って表そう。 季節に合う彫り方を使って、彫刻刀を選び、 彫ろう。 ・話し合う中で感じの違いをとらえ、自他の 工夫やよさを感じ取っている。 版表現の魅力! 月( 準備物 ・彫刻刀の扱いを試し慣れながら、工夫して いる。 ・彫りと刷りの関係を理解して工夫している。 ④ (鑑賞の能力) 違いをとらえ、よさを感じる 年 どのような彫りか たをしようかな どの彫刻刀を 使おうかな 刷りのルールを覚える 彫りと刷りを比べる ①各種彫刻刀の線から受ける印象に意識を向けさ せる導入を工夫する ③「ちりちりした暑さ」「やわらかい日差し」など、自分 が感じる四季の太陽にあった彫刻刀を選んで、4等 分した版木に彫りながら、彫刻刀の扱いを工夫させ ながら慣れさせる ③同じ彫刻刀でも扱い方でいろいろな跡が生まれ ることを発見させながら彫らせる 【安全面の指導は徹底する】 ・間隔を取る、向き合わない、壁に向く ・彫刻刀は両手で動かす ③彫った跡と刷った効果の関係を理解させるために 版木と刷った紙を比べさせる ③【刷り方のルールの約束】 ・新聞紙の使い方 ・ローラーの動かし方 ・ローラーにつけるインクの量 ・刷り紙の置き方 ・バレンの使い方 ④彫った作品、刷った作品を見合いながらお互い の工夫や良いところを味わわせる -1- 初めての彫刻刀 (うつす) (3・4年) 【教師用】 基本的な彫りの例 ★彫る密度で 表情を変える 三角刀 丸刀 ★彫る長さで 表情を変える 丸刀 平刀 ★線の彫りだし方 で表情を変える ★彫刻刀の角度で 表情を変える 切り出し刀で 線を切ってから 平刀 三角刀 ★彫る方向で 表情を変える 切り出し刀で 線を切ってから 丸刀 切り出し刀で 線を切ってから 平刀で取る 切り出し刀で 線を切ってから 三角刀 三角刀
© Copyright 2024 ExpyDoc