「花を撮る」 ∼やわらかい日差し・マクロモード・フラッシュ禁止・手ぶれ

「花を撮る」
∼やわらかい日差し・マクロモード・フラッシュ禁止・手ぶれ注意∼
やわらかな光を生かす
ガーデニングが人気です。手塩にかけた草花が見せる一瞬の美しさを写真に残したい
と思う人も多いでしょう。
花を撮るのは難しいと思われるかもしれませんが、今のコンパクトデジカメは優秀で
す。カメラまかせでも、ある程度のレベルで写せます。でも、ちょっと工夫すると、一
段ときれいに撮ることができます。
まずは柔らかい日差しの下で写すことです。細部をデリケートに表現するには、晴天
下の強い光より、明るい曇りの日などの柔らかい光を選ぶのがコツです。作例のハイビ
スカスは、白い紙を画面の外の左側に置き、反射する光を影の部分にあてて明るくして、
画面内の明暗差を弱める工夫をしました。
お持ちのデジカメに「マクロモード」があれば、背景をぼかし気味にして、被写体を
引き立たせる効果も期待できます。小さな物を大きく撮るときは、手ぶれやピンボケに
要注意です。カメラをしっかり持って撮りましょう。
(天田充佳) キャノン・IXY DIGITAL510IS 使用〉