Extremal Combinatorics 20.7-20.9 B4 西田 尚平 20.7 Hashing functions アルファベット 上の次 元 のベクトルの集合 を考える その中のどのk個を取ってきてもある 次元xが存在して、その次元によってk 個のベクトルはすべてdisjointとなる そんな集合Vはどのくらいまで要素を 持つことができるかを知りたい 20.7 Hashing functions 20.7 Hashing functions 要素数 れている 今回はこれを証明する には上界が知ら Lemma 20.8 Lemma 20.8 アルファベット 、 上の次元 のベクトルの集合 , を考える のある要素vにおいて でない座標 の個数を とする の平均を とおく が成立 Lemma 20.8の証明 すべての次元においてそこから 個の番号のsubsetを の中 から選び、これを とする あるUの要素vにおいて 上界の証明 n個の要素の中から重複を許してr個 とってきた場合、それらがすべて disjointである確率は であることが知られている (Muirhheadの不等式より) 上界の証明 をVの中より選んだ 個のベク トル集合とする。それ以外のベクトル からランダムに選んだvにおいて、 を の中の要素がすべてdisjoint の数とすると、その数の期待値は となり、pigeonhole propertyよりその平均 は多くとも となる 上界の証明 集合Uを とし、Uに含 まれるベクトルは 上で定義されるものとする、そしてそ の中に含まれるベクトル は先の に 一対一対応で生成され、 が において独立な時は p番目に大きい要素であるとき、 をp とする 独立でないときは とする 上界の証明 するとUなかのどんな部分集合 はある次元によって独立であり、それ らの中に*を含むものはない 以上よりUにLemma 20.8を適用 これを変形して式が得られる 20.8 Submodular complexity measure 劣モジュラーの複雑性を測る ある回路に対して複雑性を とおき を満たす関数群を扱えるものとする 20.8 Submodular complexity measure Theorem 20.10 先の条件を満たすn変数関数の族 おいて が成立する に Theorem 20.10の証明 あるd変数関数 においてそれを からランダムに選ぶとする ここで とおくと より Theorem 20.10の証明 これを より に拡張する Theorem 20.10の証明 両辺を足し合わせて Theorem 20.10の証明 ここで はn+1を超えないランダムな 関数あるので、それを一般の に置き 換える ここで より 20.9 Dicrepancy をそれぞれn要素のsetとし、 とすると要素iの を と定める。そのTの集合 においてある関数を定 める 20.9 Dicrepancy ある関数 において という関数を定める。 この関数は有用な応用例がある。 しかしこの関数の値を求めるのは容易 なことではない。 20.9 Dicrepancy ここである集合(cube)を定義する。 このD上である関数を定義する この関数の期待値を とした時、次の定理が成立する Theorem 20.11 Theorem 20.11 すべての関数 て以下の不等式が成り立つ これを証明する におい Theorem 20.11の証明 Claim 20.12 すべての が成立する に対して Claim 20.12の証明 あるランダムに選ばれたcubeにおいて 最後はCauchy-Schwarzより Claim 20.12の証明 以上より Claim 20.13 ある関数 がTのような集合の入力に おいて値が等しい時 証明: より Claim 20.14 すべての に対して かつ となるような関数 が存在する Claim 20.14の証明 ある関数 を以下のように決める とおくと はTの characteristic functionになる Claim 20.14の証明 xをランダムに取ると そして Claim 20.14の証明 Pigeonhole propertyより よって と選べば Claim 20.14は成立する Theorem 20.11の証明 以上を踏まえて よって定理が証明された
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