1301_cone_businessmodel_development

自然体験活動指導者専門研修会
事業開発
自然学校の新しいビジネスモデルをつくる
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
2日間の主な構成案
13:30~15:00 解説講義「事業とは、ビジネスモデルとは」(川北)
15:15~16:45 事例「西粟倉・森の学校のビジネスモデル」(牧)
※地域に最適な機能群づくりに向けた巻き込み
17:00~18:00 個人作業:「顧客」「提供する価値・機能」の再確認
(18:15~夕食、 19:30~質疑応答から始まる交流会 など)
09:00~10:00 全体作業:「顧客」「提供する価値・機能」の共有
10:15~10:45 個人作業:社会の未来から見た顧客のニーズに
基づいて、価値・機能を再構成する
10:55~12:00 グループ作業:価値・機能開発と販売促進案作成
(昼食)
13:00~14:30 全体作業:各班から「事業開発プラン」発表
14:30~15:00 ふりかえり、わかちあい、閉会あいさつなど
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援
隔月刊誌「NPOマネジメント」発行
 育成・支援のための講座・研修

 地域で活動する団体のマネジメント講座(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市)

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決
2020年の地球への行動計画立案

専従3名、東京(新川)、約3900万円


自然体験関連では。。。
1986年 オペレーション・ローリー(現 Raleigh Expedition)
ニュージーランド・フェイズ
1991年 オペレーション・ローリー・ジャパン 代表
イギリスと日本の高校生計40人以上(全盲2名・下肢障碍
1名を含む)による大雪山系縦走→富山県利賀村農家交流
→富士登山 計2週間のプログラムを自主企画+運営
1999年 文部省(!) 野外教育企画担当者セミナー
マネジメント研修・評価研修 担当(~2002年)
(公財)日本自然保護協会(NACS-J)評議員(2002年~)
(特)自然体験活動推進協議会(CONE)監事(05年~)
(特)海に学ぶ活動推進協議会(CNAC)監事(07年~10年)
セブン-イレブンみどりの基金 最終選考委員(05年~)
「年間事業(目標)額」と「活動開始後の年数」で見ると
年間事業
(目標)額
5000万円
社会の「変革推進」力:
(他セクターと連携して)社会を変える戦略、
メディアによる社会啓発、生態系(コミュニティ)づくり、・・
社会の「しくみづくり」力:
社会と事業の中期戦略、
政策提言、他団体の育成、・・
1000万円
300万円
事業の「継続」力:
自主財源拡充、開示、育成、労務、
他団体・企業・行政との協働、・・
事業・組織の
「見直し・建て直し」力:
理事会、
事業&組織評価、
他団体との統合、
・・
事業・団体の「最低限の運営」力(義務のレベル):
業務品質管理、ボランティア・マネジメント、広報、会議、
会計、・・
3年
10年
開始後の年数
→団体の目標と現状との差(=課題)に応えているか?
そもそも団体が「社会における役割」を意識しているか?
ニーズと先輩と社会変革こそが、
社会事業家を育てる
あなたが社会事業家を志すなら、また、そうあり
続けたいと願うなら、贈りたい言葉は、「ニーズを
知りぬいて、その代弁者たれ」、「先輩と歴史か
ら徹底的に学べ」、「事業の計画ではなく、社会
を変える計画をつくれ」の3つだけだ。
残念ながら多くの「自称:社会起業家(をめざす
若者)」に共通するのは、感じただけで、調べも
せず、気付きもなく、確かめ・試しもせずに、自分
の感情や欲求を「思い」と称して語っていること
だ。しかしそれは、思い込みに過ぎない。
私たち社会事業家は、「自分はこういうことをし
たい」という感情や希望・欲求を語るのではなく、
「これまで、どんなことがどれだけ起きてきたの
か」という現象と、「なぜ、その現象が起きたのか
」という原因・背景、そして「それを放置すれば、
今後どんな事態が起きてしまうか」という見通し
を踏まえたニーズを正確に知り、それを当事者
に代わって、ときに代表して社会に伝え、変化へ
のプロセスへの参画を呼び掛ける存在に他なら
ない。
事業や運動を展開するとき、あなたは決して、
純粋な意味での「世界初」ではない。
あなたと同じような課題や理想に挑んだ先輩
や、同じ原因や背景に取り組んだ先輩たちが、
必ずいるはずだ。
社会的事業は、起業することに意味があるの
ではない。それを事業や運動として、実現するこ
とにしか、意味はない。だからこそ、やり抜くため
に、成果を導くために、先輩たちの取り組みを学
び、ときには修行させてもらうことが不可欠だ。
そして準備ができたら、計画をつくることになる
。あなたひとりではなく、誰かを巻き込みたいか
ら、計画をつくるのだ。その計画は、事業をする
ためではなく、社会を変えるためにつくる。
昨今、ニーズも先輩も歴史も知らずに、スケー
ルアウトだ、ティッピング・ポイントだなどという言
葉を口にする輩が増えている(そんなことを教え
ている輩が一番悪いのだが)が、それはあくまで
、その団体の事業を、ひいては自分を、中心に
置いた考えに他ならない。
そんな天動説の団体や人間に、てこの原理で
社会を動かす力は、生まれない。
ニーズを正確に知り、どこにどんなしくみを持ち
込むことで、社会全体を動かすのか。
そのために、誰とどう連携するのか。
その視点を持てれば、既に先行している団体も
、自分たちの活動の対象となる人々(利用者・受
益者)も、敵対関係にある存在さえも、貴重な資
源に見えてくる。
あなたは、ニーズを代弁できるか。
先輩と歴史を学んだか。
社会を変える計画を用意できたか。
ならば、あとは自信を持って、持てる力のすべ
てを振り絞ればいい。
私も全力で、応援する。
「良い社会起業家・事業家」とは?
社会的:ニーズと対象を正しく捉え
起業家的:主体的にチャレンジし
事業:ビジネスモデルとして
業務と資源調達をデザインし
良い:しっかり成果を導き、
他の人・国のモデルになる
あなたは
「社会を変えたい」のか、
「社会に良さそうなことを
したい」だけなのか?
私たちを待つ人は、
どこに、どれだけいるか?
その人々にいつ、
どのように届けるか?
私たちはそれを刻んだ上で、
今日の活動を始め、
終えているか?
あなたのポジションは?
←
高
ビ
ジ
ネ
ス
モ
デ
ル
の
成
熟
度
→
低
「試行&育成&拡大」
と「検証&発信」を
同時に加速!
すぐにでもVBM
& 外部連携加速!
足りないのは
しらべながら試す!
(純粋に)努力?
& 過程と成果を
顧客&ニーズ確認?
発信し続ける!
手法の精度?
顧客は誰?
今後のニーズは?
他社は?
手法の精度は?
ゼロに戻って
やりなおし!
→ニーズ確認から
↑ 起業!
時間→
ビジネスモデルの成熟度とは?

あなたが応えるべき顧客は誰か?
受益者・利用者:(特性別に)主な5群を挙げると?
 支援者・協力者: 同上


(自ら掲げるテーマに基づき)顧客のニーズは?
これまでは? ← その原因・背景は?
 これからは? ← 同上


外部は、これまでどう動いた? 今後どう動く?


NPOは? 企業は? 行政は?
ソリューションの精度は?
試した? & 試し続けてる?
 現場を支える人材は、どう育てる?

ビジネスモデルの中心に、
当事者は明確に存在するか?
家
族
自
治
会
多様な団体
当事者
少なくとも
5パターン
自治体
専
門
団
体
家
族
自
治
会
多様な団体
当事者
少なくとも
5パターン
専
門
団
体
企業
企業
雇用者 兼
雇用者 兼
供給者
自治体
供給者
誰と誰とのつながりを、どう改善するか?
あなたは顧客を本当に知っているか?
・顧客を特性ごとに類型化すると(3~5以上) ?
・特に緊急性の高い顧客は?
・顧客のこれまでの経過と、今後の見通しは?
・これまで、どんな状態?
・このままだと、それぞれどうなっちゃう?
・顧客が抱える課題の原因・背景は?
・複雑だとしても、要素を分解すると?
・特性ごとの顧客群は、今、何を使っている?
・行政・企業・他団体による現在の対応は?
顧客をひとくくりにしない!→群ごとの最適化を
例:「孤」育て予防のための親子芸術プログラムの場合
優先順位の高い
顧客群(既存/総数)
その顧客群の
主な課題
目標と今後の方針
目標:80%
→スキルアップ講座(A会)
① 県外出身の有職 ・所得
・家事
→託児ボランティア派遣?
シングルマザー
(◇十人?/〇千人) ・子の進路+費用 →進学相談(教委・財団)
→お試し体験+継続割引
② 県外出身の無職
・子の進路
シングルマザー
(△十人?/□千人) ・芸術の効果?
③
④
⑤
目標:65%
→OB・OG懇談会(B会)
→説明会(NYC調査)
「ニーズ」とは?
「社会的に必要なこと」
「ほしい」ではなく「足りない」
←
大
不
足
の
深
刻
さ
「深刻さと普遍性」を
事実に基づき合理的に!
(何人がどんな状況で、
解決をどう拡げるか?)
本当に必要?
(趣味でいいんじゃない?)
とってもわかりやすい
社会事業のテーマ
(例:水、交通、教育・・・)
普通の商品
必要とする(足りない)人の数 → 多
→どんなことに困っている人が、どれだけいるのか?
このまま放置すると、どんな損失が生じるのか?
NPO・SEは「1歩先の視野・半歩先のプログラム」
中間支援は「2歩先の視野・1歩先のプログラム」
支援者・協力者
受益者・利用者
(市民・企業・行政)
(ひと・動植物・自然環境)
「課題解決や理想実現を
支援・協力したい!」という意思と
資源(人材、資金、物資、施設、
情報、権限、・・・)
過去・現在・近未来の
ニーズ
ニーズに効果を生む
合理的なプログラム
現場の過去・現在・未来の
ニーズを見据えた、
効果を生む事業と
組織づくりの支援
中間支援機関
受益者・利用者の
過去→現在→近未来の
ニーズに、効果を生む
合理的なプログラム
効果を生む
事業&組織づくり
事業系NPO・SE
あなたは誰・何の代理人か?
誰・何のどんな課題を、どう解決するか?
大
←
不
足
の
深
刻
さ
対象の属性と状況から
複数の顧客群に分けて
最適なアプローチで
短期的に成果を示し、
資金循環を確立する
ために、やむを得ず
(社会的には無意味)
(社会的には無意味)
解決しやすさ→高
→顧客群(フォーカス)を正確に分けられなければ、
事業(オペレーション&デリバリー)と
資源(リソース)を最適化できない!
ニーズをどう「しらべる」か?
しらべる(research)
= かぞえる(count)
+ くらべる(compare)
+ たずねる(ask)
+ さがす(search)
→ 仮説を検証し続ける!
詳しくは、ぜひ「NPOマネジメント」第49号 特集
「ニーズを共有するために、調べる手法・伝える手法」を
社会事業家の成長段階→あなたは、どこ?
社会課題と
原因・背景の
把握期
ニーズ可視化
・当事者調査
・状況+原因+
今後見通し
・事例調査&
先輩ヒアリング
・特長・課題の
把握
ビジネスモデル ビジネスモデル
の模索期
の拡充期
仮説の検証
・先輩のもとで
修行
・複数のモデル
の実証実験
→当事者のFB
・支援・協力者へ
の働きかけ
→課題の構造と →プログラムと
影響の可視化
資金調達手法
→「白書」刊行
(何をどう提供し
誰からいくら
もらう)の確立
社会変革の
加速期
人材の育成
・日常の業務改善
・管理職層の開発
・ディレクターから
プロデューサーに
「しくみの変革」
による加速的な
変革の拡大
・法令化、特区、
規制緩和など
・企業の継続的
当事者も担い手に 参画動機形成
・ニーズ予測・発信 ・課題解決による
と改善の協働
事業の進化
同業・ライバルや
行政・企業に
「しくみ」提案
→競合・連携から
しくみづくりへ
→「事業」から
「インフラ」へ
→次の課題へ
これまで20年と、これから20年は違う!
日本の人口
計(万人)
1990年
2000年
15~64歳(A)
8278
1847
1647
1320
▲35%
8559
(生産人口)
75歳~
2030年
▲10%
+3%
2506
A÷B
2020年
12274 12607 12717 12273 11522
0~14歳
65歳~(B)
高齢者率
2010年
8128
1114
▲33%
7363
▲2%
6740
▲17%
1489
2200
2941
3589
3666
12.1%
17.5%
23.1%
+97%
29.2%
31.8%
+24%
5.5人
597
3.8人
899
2.7人
1422
2.0人
1873
1.8人
2265
+58%
+31%
+21%
子どもがいる現役世帯の相対的貧困率
(全世帯所得中央値の50%未満、2000年代半ば)
全体 世帯に大人1人 大人2人以上
12.5%
58.7%
10.5%
日本
7.9%
2.8%
スウェーデン 3.6%
6.9%
19.3%
5.8%
フランス
8.9%
23.7%
6.1%
イギリス
9.2%
26.7%
8.1%
韓国
13.2%
41.5%
8.6%
ドイツ
14.3%
25.6%
14.0%
イタリア
17.6%
47.5%
13.6%
アメリカ
30.8%
5.4%
OECD平均 10.6%
「社会事業家」とは?
 「社会の」課題解決や理想の実現
に事業を通じて取り組み、成果を
生んでいる人
目的は「より良い社会の実現」!
挑む課題や理想は何か?
事業のビジネスモデルは?
ニーズの代弁者であると同時に、
実現プロセスのプロデューサー
事業も組織も、手段にすぎない!
例:日本財団の福祉車両助成
移動に支援が必要な方たちの
成果(アウトカム)
生活品質(QOL)の向上
目標
→特定集落での定住継続率
= 実現する状況
→節減できた負担、生んだ価値
利用者:属性、目的、頻度
2次的な行為
走行距離
(アウトプット)目標
協力者:数(運転、資金など)、
= 波及的な効果
機関数(場所・機能の提供)
1次的な行為
助成(=全国で利用)される
(アウトプット)目標
車両の台数
= 初期的な効果
本気で社会を変えるなら、
「社会を変える計画」が必要!
 計画の6W3H
 ニーズの2W1H
Why(ニーズと、その原因)、for
Whom、How far
 プロセスの3W1H
What
& How、When、Where
 資源の1W1H
Who、How
much
NPOも同好会も「市民活動団体」
事業や活動は、
何のため・
誰のため?
NPO
同好会
公益=利他
必要としている
こと・人のため
共益・私益=利己
「私たちだけ」
のため
何を満たすために
ニーズ
事業・活動する? =求められること
必要な資源は
どうまかなう?
受益者負担も
求めつつ、不足は
寄付・助成・補助
など公費で補う
ウォンツ
=したいこと
自費
→ ニーズをどう把握し、表現できるか?
社会を変える「ニーズ」を示す
 ニーズへの共感が、社会変革を加速する
 社会事業家は、ニーズ(課題)の代弁者で
なければ、価値がない
 Why
? (ニーズと、その原因)
 これまでどんな状況で、今後どう推移するか?
 なぜそんな状況が生じたのか?
 for
Whom ?
 必要とする人・ことは、どこにどれだけいるか?
 How
far ?
 どれだけ変わればいいのか?
企業・行政に「影響力のあるプログラム」をつくるには?
→ 欧米の大きなNPOなら、どうする??






STEP1
自分たちの活動分野の主な課題に対する
企業・行政の取り組みを調査し、比較する。
STEP2 調査結果をマスメディアに報道してもらうとともに、
団体のウェブサイトでも「概要」を開示し、
社会的な関心を高める。
STEP3 調査結果をもとに、企業・行政を対象に、
有償で「報告会」を開催する。
STEP4 「もっと詳しく知りたい」という企業・行政を対象に、
個別に有償で「勉強会」を開催する。
STEP5 「本格的に取り組みたい」という企業・行政に、
対策プロジェクトを実施する。
STEP6 その後も定期的に、調査と事例を発表し、
「次にすべきこと」を具体的に提案し続ける。
詳しくは「NPOマネジメント」第53号参照
てこの原理で社会を動かすなら、
「薄書」でいいから、白書を出す!
基本的な構成は、
第1章 状況の概観
第2章 特集
第3章 主な問題点と原因・背景
第4章 取り組みの事例集
第5章 今後の見通しと対策の提案
→詳しくは、ぜひ「NPOマネジメント」第57号 参照
社会を変える「プロセス」を示す
 事業は、社会変革の手法に過ぎない
 持続性も発展性も、ビジネスモデル次第
 What
& How ?
 自分たちは、どういうことを、どうするのか?
 他の人たちには、何をどうしてほしいか?
 相手が対価を払いたくなる価値は?
 When
?
 最適なタイミングや機会は?
 Where
?
 モデルとなる場所や場面は?
「事業」とは?
 目標を合理的に実現するプロセス
目標は明確か?
対価性の3つのパターン
(1)対価収入で継続可能
(2)対価も取れるが、補助が不可欠
(3)対価が取れない「基本的人権保障」
→(2)(3)は「社会制度化」も事業!
「自分はやらない」もプロデュース
事業の自立性?→対価と事業がめざす運営形態
必要な資金の負担
例
目指す運営形態
受益者・利用者からの
対価収入により、
収益が見込める。
(対価自立事業)
スポーツ・芸術文化活動
主婦・障碍者の起業
環境配慮製品・サービス
受益者・利用者から
対価も取れるが、
継続には外部からの
補助が必要。
(補助継続事業)
フリースクール
伝統文化財の維持・継承
里山保全
難アクセス地の公共交通
介護保険事業
市民による
事業経営の効率化を
進めつつ、行政からの
補助は続ける。
→補助の制度化必須!
基本的人権の保障上、
不可欠な事業であり、
受益者・利用者からの
対価による継続は困難。
(基本的人権保障事業)
ホームレスの緊急救援
子どもの電話相談
途上国への開発協力
DV被害者の支援
医療情報の翻訳・通訳
社会的な課題解決の
先駆者として市民が
先行しており、行政
サービスとして法制化
する必要あり。
→事業の制度化必須!
市民による
自主・単独事業へ
→立ち上げ期のみ支援
(リサイクル、有機農業など)
「ビジネスモデル」とは?
誰に、何を、いくらで提供するか
顧客をどれだけ分けられるか?
収入を、どれだけ多様化できるか
利用者・参加者だけでなく支援者・協力者も
期待を上回る価値か?
健全な自転車操業もアリ!
社会を変える「資源」を示す
 パートナーは多い方が良いに決まってる
 収益(=収入-支出)こそ、次の投資を生む
 Who
?
 信頼してほしい人は、誰か?
 どう自己紹介すれば、信頼してもらえるか?
 パートナーは、どんな人たちか?
 パートナーを、どう探し、どう育てるか?
 How
much ?
 支出を最小限にする努力は徹底しているか?
 収入を最大化する努力は、徹底しているか?
NPO・SEは、最大ではなく
最適をめざす
 企業は、分配する利益の最大化の
ために、規模の最大化をめざす。
 NPOは、課題解決や理想実現の
ために価値の最適をめざす。
最適な規模や、最適なスタイルは?
借り物競争は得意?
会費
NPOの資金源?
寄付
事業収益
補助・助成
受託(委託)
→ 会費+寄付+事業収益
=「自主財源」率の高さがカギ!
その困りごとは、
課題か、与件か?
 課題は、
目標と現実との差。
その差をどう埋めるか?
 与件は、まぁ、個性として、
あきらめつつ、付き合い続ける。
課題とは、目標・理想と成果・現実との距離
→ 目標が抽象的だから、課題が不明確
目標・理想
↑
課題 ① ・・・・・
課題 ② ・・・・・
残されたお題は何か?
なぜできなかったのか?
↓
成果・現実
原因と結果との間に、因果関係はあるか?
その「原因」が解消したら、
困った「現象」は再発しないか?
本当に足りないものは、何か?
それは細分化すると、
何と何と何か?
→プロジェクトマネジメントの基礎は、
目標の細分化!!
思いか、思い込みか?
感じる→気付く→思う
↑調べる
↑確かめる
「思い」なら、「ことば」に
思ってるだけじゃ、伝わらない
伝わらないと、広がらない
事実に基づくニーズだから
「参加・協力したい」「伝えたい」
提案(プレゼンテーション)とは
相手が良い判断をできるよう、
協力・貢献すること
大切なのは、知ってもらう・押し倒すことではなく、
相手が本気になって動くよう支援すること。
 相手が本気になれないのは、なぜか?

相手が本気でも、動き出せないのは、なぜか?
 足りないもの・足りないことは、何か?


相手が、プレゼンテーションする相手は誰か?
その人の価値・判断基準は?
 その人の懸念点・制約条件は?

よい提案(プレゼンテーション)のために
 提案先は誰?


相手によって、関心は違うはず
要点は簡潔に、でも深く刺さるように

相手にとって、刺さるポイントは?
 なきゃダメな理由?
期待される成果?
 独自の工夫


伝わる=理解・納得される+記憶される+伝えてもらえる
質問にしっかり答える

まず、簡潔に答える!
 イエスかノーか?

「なぜその質問をしたのか?」という意図も考える
→詳しくは、ぜひ「NPOマネジメント」第57号を!
活動・業務のニーズを再確認しよう!(15:40まで)
受益者・利用者?
あなたの活動・業務を
必要としている対象は?
例:○市△地区の外出困難
障碍者◇人、高齢者□人、
難病患者○人
支援者・協力者?
あなたの活動・業務を
支えている人・ほしい人?
例:運転のプロだった人
(営業マンでもOK!)
県・市町村のOB・OG
あなたの団体に2・3年後に
求められる役割・機能は?
例:通院・通所以外の
買い物などの生活支援
(1人あたり年☆日
×▽人=計☆◇○人日)
あなたの活動・業務を
どう工夫して伝えますか?
例:町内会長向け説明会
不安に答えるQ&A集
「家族のための運転講座」
「○県 外出支援白書」
中期的な戦略の基礎を確認する
①団体の設立理念
X国との相互理解と
国際社会の発展・・
②団体がもたらした、
成果や社会の良い変化
⑥他団体・企業・行政などの今後の
取り組みの見通しと、協働の可能性
組織名 事業のポイント 協働の可能性
A会 高品質+拡大 人材育成!
B社 X国・Y国展開 現地大学交流
C大学 留学生拡大
留学生交流
③他団体・企業・行政による ⑦継続すべき事業と、進化・変更・
成果や社会の良い変化
他との協働のポイント
事業名 進化・変更点 協働のポイント
◇△ 終了後フォロー! C大学と!
④団体が挑むべき
新たな・今後の
社会の変化
⑤残された社会の課題
留学希望者増!
出国前の日本語教育不足
⑧縮小・停止・撤退すべき事業と
その進め方
事業名 いつまで・どの程度 ポイント
△□
来年・10回で終了 OB/OG会
⑨新たに始めるべき事業の、他との
協働のポイントと、求められる専門性
新たな課題 協働のポイント 専門性
留学生の孤立 A会・B社と・・ 語学!
もっとくわしく知りたい方は
「NPOマネジメント」(隔月刊誌)




60号 中期計画で「よりよい未来」をデザインする
66号 社会を変える計画をつくる
53号 事業の経済的な持続可能性を高めるために
54号 コミュニティ・ビジネスの5つのカベを乗り越えよう
56号 その申請書は、なぜ通らない?
 57号 そのプレゼンテーションは、なぜ響かない?
 31号 コミュニティ・ビジネス成功のポイント
 29号 まちのマーケティング
 30号 市民を動かすマーケティング


ソーシャル・マーケティングの基礎
NPOのマネジメントへの新たな10の質問
①理念、社会的役割と期限付き ⑥資金を集める前に、人材・設備/
の目標は、明確で、共有されてい 物資・情報・目的・ネットワーク
るか?
を最大活用できているか?
②感情やウォンツではなく、事実や ⑦他の団体・企業・行政の動き
ニーズに基づいて判断・行動し を把握し、原則として単独ではなく、
ているか?
協働しているか?
③1歩先の視野を持ち、半歩先 ⑧有償・無償にかかわらず、プロフ
のプログラムを提供しているか? ェッショナルとして判断・発言・行
④顧客を知って、応えているか? 動しているか?
(顧客に期待される品質や価値を ⑨現場を記録し、ふりかえり、次
提供できているか?)
の機会に申し送っているか?
⑤活動の継続・拡大ではなく、原因
⑩活動・事業の内容も、組織体制
の解消や、基盤となるしくみづくり
や会計の実績や見通しも、詳細
をめざしているか?
かつ正確に開示しているか?
中期計画の精度を上げるには?
・そもそも、計画って?
→ 9つの質問に答えること(6W3H)
・計画は、誰のため、何のために?
→ 一緒に動く人が、主体的に動くために
・良い計画のポイントは?
→ 具体的な目標、合理的な手法、現実的な資源
・中期計画の精度を上げるには?
→ 精度の高い中期目標から、なすべき業務を逆算
・目標の精度を上げるには?
→ 意欲的でありつつ、データ・事実をもとに、
幅のある目標(最低・標準・最高)を
目標はSMARTに!
Specific(具体的に)
→ いつまでに、なにが、どれだけ?
Measurable(測定可能で)
→ 量的に把握できる
Attainable(がんばれば実現可能で)
→ 今のチカラの115%ぐらいで
Reasonable(合理的で)
→ 組織の理念・設立趣旨に合致しているか?
Traceable(検証可能な)
→ 進捗も成果も課題も確認できるか?
(1)これまでの経緯:発足時の理念、発足以来の(主な)実績、
昨今の重要な課題(リストのみ)
(2)昨今の重要な課題の詳説:
「本当は○○でありたいのに、現実には△△な状況。
その原因・背景には、◇、□、▽が挙げられる」という形で、
課題と原因・背景を。
(3)対策の一覧表:緊急(すぐ実施するもの)+中期的な取り組み
(2・3年かけて積み上げ)の一覧表
(4)対策の詳説:緊急→中期的取り組み、の順で。
対策には必ず、①期限付きの目標、②実施する業務内容、
③責任者、④担当スタッフ、⑤想定される所要時間とコスト、
⑥スケジュール、⑦期待される成果(目標と同じでOK)を明記
書き方としては、「実施する業務内容」だけを詳述して、
あとはガントチャート(縦軸に項目、横軸に時間)でもOK
(5)3~5年間の、既存の通常業務と合わせた業務計画表
いつごろ、どんな業務が発生するのかを一覧で見られるもので
横軸に時間、縦軸に業務を置き、(4)のガントチャートに、
既存の通常業務を重ねあわせるイメージ。
(6)3~5年間の、既存の通常業務と合わせた収支見通し
(5)に挙げられた組織のすべての業務について、支出と収入
(最低限・ちょっとがんばれば・上限の3段階で)積算。
(7)3~5年間の、組織図
人名入りのほうがリアリティが高いので、毎年(または
主なシーズンごとに)どんな体制で臨むのかを描く。
(8)(7)の各段階に応じた権能図:
「何を決めるのは誰か?」の一覧表
【牧】吐くほど話し合って人とお金を集める仕事
03年 在職中にStyle応募
04年 速水林業と林業塾(卒業者数百名!)
森の学校:廃校を月2万円払って利用
「地域は下請けではない」
丸太を売る村から、最終製品を売る村へ
間伐材加工:10億円目標
資本金1.3億円:住民や取引先も出資
買い叩かれない材木屋←顧客とのつながり
地域商社事業部:ショップ、カフェ、物販、体験
ニシアワー製造所:内装・割り箸・家具・建材
地域鎮静化研究所:コンサルティング
自立可能性向上がポイント
西粟倉 1550人 源流の村 森林率95%
適切に手入れすればヒメホタル乱舞
50ha間伐のみ→300ha適切管理
→10年間で放置林ゼロに。
04年 合併協離脱
05年 コンセプト:心(しん)産業
多くの人を動かす時に、言葉は大切
06年 木の里工房 木薫(もっくん)設立
(~総務省 地域再生マネジャー事業)
既定路線を外れないと、新しいことは動かない
07年 雇用対策協議会「村の人事部」
会社には必ずあるのに村にはない
08年 百年の森林構想 面倒な公式文書なし!
(~厚労省 パッケージ事業)
「50年前に木を植えた人たちの想いを大切に、
立派な百年の森にするために、あと50年!」
林野庁からの出向者+元・神奈川県庁職員
09年 トビムシ(資金調達機能)設立
森の学校プロジェクト、共有の森ファンド、
百年の森林事業 開始、(株)森の学校 設立
木工房ようび(ひのき家具)設立→トップランナー
実習生が寝食を共に(忘れて?)
共有の森ファンド:@10万円×423人→機材
誰かが払う税金ではなく応援者の期待に応える
ビジター→リピーター→サポーター→メンバー
10年 ニシアワーウェブサイト開設+製造所 設立
誰に会っても同じ言葉で話せている一体感
ツアー+ひたすら発信!
森林組合からの転職も「村の人事部」が調整
11年 森の学校 年商1億円
50年後、生きてる人は集まろう。
(~雇用実現事業、ふるさと雇用、地域おこし協力隊) 生きてない人は、ヒメボタルになって
ワリバシ(21cm)+ユカハリタイル(50cm)開始
「家はダメでも、床だったら欲しい」 月商200万 若くて元気でがんばってくれそうな人
木のオフィス:保湿+保温性、生産性も向上? 挑戦者募集(×就職)説明会:
間伐で出たミツマタから製紙も
「全体が1つのチーム」
家具納品時に同行する森主も
新しい枠組みはすべて契約に
広域森林組合管理面積の5%で事業量の60% 所有者負担ゼロで村役場が預かり10年間施業
Iターン50名、新規雇用60名(でもまだ不安定) B2Cの実績がB2Bの付加価値につながる
12年 原木市場への出荷ゼロ!(鳥取でも買付) 民間主導事業として政権交代リスク下げる
リノベる。(中古)・文祥堂(オフィス)業務提携 →担当課長(=実務責任者)2人の尽力!
トビムシにも、会計・法律の専門家!
小口を使ってピンヒールでも平気な床材
ネクタイ、名刺入れ、・・:畑違いだから柔軟! 熊野さん:役場幹部に毎月、終日説教2年間!
19年6月:10年間の出資期限到来
13年 住宅市場へ(周辺産材も含めて)
2時間半圏内の立地→物流拠点の位置付け 10億へのカギ?住宅
「あなただけの工場」→勝てる流通の再編
今後:社員の起業支援(卒業推進)
16年ごろ 週3日勤務導入
セルフビルド パッケージ充実→500万円で家を
お金ではなく時間の使い方の提案!
【福嶋】一緒に戦ってくれる仲間のライン? 「顔が見えるカネは怖い」→共有ファンド
最初は選ぶ・連れてくるしかない
雇われるだけで依存する(から雇わない)
【藁谷】日常の遊びをどう増やす?
利情義理+好嫌
仲間・時間・空間・隙間=シマ
【太田原】最初のステップと次のステップ?
子どもを大人の管理下から外す
実はゼロではない。資源の集め方の違い
良い・悪い遊び?→判断を子どもに委ねる 縛りの有無(創業時は無制限)
【古橋】広報の手法?
【藤井】職員のスキルアップ?
写真も言葉も選ぶ:雑な発信をしない
自分も放し飼いで育った→追い込むだけ
機会づくり+メディアの選択
【高橋】共有ファンドのリターン?
鎮静化?→地域の平衡 例:週3日・百姓 重機レンタル料でほぼ回収+販売収益
【桂】老害対策?→そのままor増員
続かない+文句言う職員?
【多胡】社会的ニーズを掘り起こす?
「2週間で習得すべきことリスト」
顕在ニーズはすでに誰かが対応
「学ぶべき課題」「信頼されるべき相手」
当事者も課題も新しくない→翻訳!
顧客?→1次的な顧客と2次的な顧客
例:買い物難民
【越石】予算消化する文化に耐えるには?
+技術の進化のひずみからどう守るか
与件ととらえて「昇華」する
【相馬】子どものニーズをどうとらえる?
【大村】ニーズに近づくためにどう進める?
自覚してること・できていないこと
1日がかりで話を100人から聴く→ゆらぎ
【小粥】地域住民の自立を促すには?
確かめるorさがす→ローラーor修行
他の方の「ビジネスモデルの
ポートフォリオ案」を見て
付箋でコメントする(09:40まで)
付箋にボールペンなどで、
「質問」または
「助言・提案・ヒント」を。
×「感想」 ×「励まし・ねぎらい」
必ず、12枚すべて書いてから着席!
顧客とそのニーズが明確な人が少なめ
書式要件に引っ張られ過ぎ
→違うパターンの方が革新的に
自然体験の可能性:子ども・家族の変化
+集客+他の地域資源との結びつき
ビジネスモデルを組めるようになる流れ
最重要顧客のニーズを再確認する(~10:40)
あなたの活動・業務を
最も必要としている対象
A.・・・で・・・な子ども(○人)
B.・・・で・・・な子ども(△人)
C.・・・で・・・な子ども(□人)
その対象の現在の困りごと
Top5は?
A. ①・・・・・・、②・・・・・・、
③・・・・、④・・・・、⑤・・・・
B. ①・・・・・・、②・・・・・・、
③・・・・、④・・・・、⑤・・・・
自分たちや他団体で
提供できている機能?
・週末の異学年交流体験
・市民農園での農作業体験
・公園の生き物しらべ
今後、急いで準備して
提供したい(すべき)機能?
・農家のすごさを知る体験
・栄養・食べ方の大切さ
あなたの活動・業務を
最も必要としている対象?
A.・・・で・・・な子ども(○人)
B.・・・で・・・な子ども(△人)
C.・・・で・・・な子ども(□人)
13:00から10分で発表!
自分たちや他団体で
提供できている機能?
・週末の異学年交流体験
・市民農園での農作業体験
・公園の生き物しらべ
その対象の課題は?
課題
①・・・・・!
②・・・・・!!
③・・・・・!!!
目標・理想
○○で◎◎!
□□で◇◇!
現状
・・・・・。。。
・・・・・。。。
今後提供すべき機能と
その協働者・支援者?
・農家のすごさを知る体験
(JA支部、団地自治会)
・栄養・食べ方の大切さ
(栄養士、食改、農家)
【多胡・藁谷】体験が不足する子ども
【小粥・越石・高橋】有償スタッフ継続・自立
自信・自発性・自分+他者の尊重、
意欲向上、スキル可視化、仕事の安定
創造・想像力←週末・放課後体験など
現場・研修・交流・情報提供→教育+期限
多様な自然の気付き:農家、自然ガイド
Activity Based Costing(IIHOE参照)
自分で計画・運営する体験:地域住民
【桂・福嶋】主体的に参加しない40-60歳代
サービス価値=「自然体験で育つ」証明
田舎:来るけど嫌々 都会:そもそも来ない
【寺田・古橋】シングルペアレント「親子」
役割自覚+周囲の支え←わかってるつもり
一緒に過ごす時間、コミュニケーション力 産直市 各種活動→関係可視化+働きかけ
現状把握されず課題顕在化していない: 参加意義:誰に「ありがとう」を言ってもらう
心・気持ちの共有の場の増加
【大村・相馬】田舎暮らししたい30歳代家族
状況把握:行政・子育て支援Ctr
家族と過ごす・自給自足・趣味・終の棲家
集える場:「○○しんぐるネット」カフェ運営 受け皿+公共サービス+雇用+機会不足
地域限定ならリアルの方が早い
古民家賃借(1-6月)、菜園・郷土料理学校
把握→発信→共同開発+運営
詳細情報発信、人材バンク、相談窓口、
【塚本・藤井】多様な人で地域の自然保全 グリツー ネットワーク、紹介機会づくり
触れ合う機会が少ない子ども+保護者
求められる機能の設計?役場も民間も
きこり、クラフトなど体験→親子対話密度↑ 「まち・むらの○○部」期間限定で!
「絆が深まる」の意味・価値をどう伝える?
子どもによる生物多様性確認:「田んぼ」