4.静定トラス 今日の目標 片持梁系トラスを節点法で解く方法をマ スターする。 片持梁系トラスの特徴 片持梁系トラスを解く際は、反力は求めな くて良い。 基本的な解き方は前回の授業で学習した 単純梁系トラスと同じである。 例題 D点 ΣY=0より ー2 + N1×Sin30°= 0 ー2 + N1×1/2= 0 (1/2)N1=2 N1=2×2=4kN ΣX=0より N2 + 4×Cos30°= 0 N2 + 4×√3/2= 0 N2=ー4×√3/2 N2=ー2√3kN C点 ΣY=0より ー4 +(ー4)×Sin30°+ N3×Sin30° + (ーN4)×Sin3 = 0 0° ー4×1/2 + N3×1/2 ー N4×1/2 = 4 (1/2N3) ー (1/2)N4 = 6 N3ーN4= 6×2 =12 ・・・① ΣX=0より ー4×Cos3 + N3×Cos3 + N4×Cos3 = 0 0° 0° 0° ー4×√3/2 + N3×√3/2 + N4×√3/2 = 0 ー2√3 +(√3/2)N3 +(√3/2N4)=0 (√3/2)N3 +(√3/2)N4 =2√3 N3+N4=4 N4=4ーN3・・・② 式①、②より N3 ー 4+N3 =12 式①に②を代入 ② 2N3 = 16 N3=8kN N4= 4 ー 8 N4=ー4kN ②式より 問題1のヒント 1 節点D 400N N2×Cos3 N0° 1 30° D N2×Sin30° N ΣX=0 ΣY=0 2 N2が斜めなのでX軸とY軸に分解する を使い求める 問題1のヒント 2 N2=800N 節点C N4 30° C 30° 30° N3 400N 今日の目標は達成できましたか? まとめ ・片持梁系トラスの軸方向力を求める時 反力は求めなくてよい ・斜めの軸方向力はX方向とY方向に分 解してΣX=0、ΣY=0の釣合条件を用い て解く ・式の中に未知数が2以上になった場合 は連立方程式を使って解く トラス構造を用いた実際の建築物 市民自然の家 木造立体トラス 温泉の吹き抜け部分 天井にトラスを用い 骨組みの間にガラスを はめ込んで光を取り入 れている。 埼玉スタジアム客席の天井 トラスを用 いることにより スパンの長い 屋根が実現 静岡市健康文化交流間 立体トラスを 用いることにより、 ガラス面を広く 取った壁が実現 している。
© Copyright 2024 ExpyDoc