第五回 助詞 劉志昱 平成28年7月9日 平成28年7月9日 平成28年7月9日 一、助詞の特質 • • • • ①付属語 ②活用がない ③それだけでは文節となることができない ④主として自立語に付いてこれとともに文節を 作る • ⑤その自立語としたに続くほかの語との関係を 示す • ⑥この自立語に一定の意味を添える 平成28年7月9日 助詞の分類 • • • • • • • • 格助詞 が、の、を、に、へ、と、から、まで、より、で 接続助詞 ば、と、ても、も、けれど、が、のに、ので、から、し、 て、ながら、たり 副助詞 は、も、こそ、さえ、でも、しか、だって、なり、まで、 ばかり、だけ、きり、ほど、くらい、など、やら、だの、 か 終助詞 か、な、ぞ、よ、さ、ね、わ、や 平成28年7月9日 一、格助詞 • 格助詞は、主として体言や体言に準ずる語に付 いて文節を作り、その文節が下の文節に対して どのような関係にあるかを示す語である。 • 格助詞の「格」とは、資格の「格」を表し、文 節相互の位格関係-主格(主語)、修飾格(修飾 語)などを示すものである。 平成28年7月9日 • • • • たとえば、 「人・・・・・・打つ」 「人が打つ」 「人が」が「打つ」の主語(「人が」が「打つ」 の主格であり、「打つ」が「人が」の目的格)で あることが明らかになる。 • 「人を打つ」 • 「人を」は「打つ」の連用修飾語(目的語)であ ることが明らかになる。 • 格助詞は、格を固定する役割を担っている。 平成28年7月9日 1、が • 日語語法教程:P1-3 平成28年7月9日 2、を • 日語語法教程:P3-5 平成28年7月9日 3、に • 日語語法教程:P5-8 平成28年7月9日 4、へ • 日語語法教程:P8-9 平成28年7月9日 5、の • 日語語法教程:P9-11 平成28年7月9日 6、と • 日語語法教程:P11-13 平成28年7月9日 7、で • 日語語法教程:P13-15 平成28年7月9日 8、より • 日語語法教程:P15-16 平成28年7月9日 9、から • 日語語法教程:P16-18 平成28年7月9日 10、まで • 日語語法教程:P18-19 平成28年7月9日 11、て • 日語語法教程:P19 平成28年7月9日 二、接続助詞 • 接続助詞は、主として用言などに付いて文節を 作り、前後の語句を接続させる語である。 • 接続詞と似ているが、接続助詞は付属語、接続 詞は自立語である。 • 接続助詞が作る文節の多くは連用修飾語である が、対等の資格を持つ文節を作ることもある。 平成28年7月9日 順接と逆接、単なる接続 • 順接とは、 • うえの事柄と下の事柄との関係が、当然な原因、 結果となるような接続のしかたである。 • ①雨が降れば、遠足を中止しよう。 • ②雨が降ったので、遠足を中止した。 平成28年7月9日 • 逆接とは、 • 上の事柄と舌の事柄との関係が、順当でないよ うな接続の仕方である。 • ③いくら苦しくても、目的に向って勉強を続け よう。 • ④大声で呼んだけれど、返事がない。 平成28年7月9日 • 単なる接続とは、 • 上の事柄と下の事柄とを、(1)並べる場合と (2)接続する場合とがある。 • ⑤のんだり、食ったりする。 • ⑥日は暮れるし、雨は降るし、困ってしまった。 • ⑦大きくて、丸い。 • ⑧花が咲いている。 平成28年7月9日 接続助詞 因果的関係 並列関係 順接 確定 ながら、 し、たり、 て ので、 から 仮定 ば、と 逆接 確定 けれど、 のに、 が 仮定 ても 平成28年7月9日 1、ば • • • • • • • • ①順接(仮定)条件を示す 参加人員が少なければ、遠足を取りやめよう。 行きたければ、連れて行ってあげよう。 ②一般条理、恒常的な条件を示す 秋が来れば、木の葉が落ちる。 噂をすれば、影。 ③確定の事柄を条件として原因、理由を示す 近ければこそ、子供でもいけたのだ。 平成28年7月9日 2、と • • • • • • • • • ①順接(仮定)条件を示す 明日休みだと、うれしい。 ②一般条理の(仮定)条件を示す 秋が来ると、涼しくなる。 ③・・・の場合、の意を示す 宿直が終わると、直ぐ寝てしまった。 そのことを私が話し出すと、皆びっくりした。 ④ある事柄を仮定して、それに拘束されない意を示す 行こうと行くまいと、私の好きにします。
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