(1)評価の方法 (2)職能資格制度と人事考課 (3)新しい評価制度 2009年5月13日 安部 肇 1 (1)評価の具体的な方法 評価者・・・・直属上司 ・日頃、ともに働いている上司が評価 者としては自然で最適だろうか? ・答えはNOである ・直属の上司のみによる評価では問題 あり! 2 (1)直属上司のみによる評価の問題点 1:部下がどの上司の下に配属されるか により、評価や判断に偏りが発生! 2:誤った判断や評価をした場合、その上 司がすべて決定してしまうので、それを 是正する術が存在しない! ・・・では、どうすれば良いのだろうか? 3 (1)評価の方法:解決策 そこで有効なのが・・・・ 複数による考課 ・直属の上司だけでなく、その役割を複数 の考課主体が分割して行うことで、偏りを 防ぎ、誤りを修正することが可能に! 4 (1)評価の具体的な方法 例図 評価主体 評価方法 (能力評価) 評価方法 (業績評価) • 直属上司 絶対評価 相対評価 二次評価 • 部門長 相対評価 相対評価 最終調整 • 人事部門 相対評価 相対評価 一次評価 5 (2)職能資格制度と人事考課 ・人事部門による人事考課への密接な関与 ◎そもそもなぜなのだろうか? ・二つの大きな理由がある ※前提・・・多くの企業では全社一律の 職能要件を設定している。それを条件 とした場合のシステムである。 6 (2)人事部門が人事考課に関与する理由 1:人事部門が職能要件に関して、企業 全体の評価を司る母集団として設定さ れていること 2:評価に必要な情報収集のため他部 門とコミュニケーションをとる必要があ ること 7 (3)新しい評価制度 ◎多面評価制度 とは? 『上司・同僚・部下・社外の人間な ど、多方面から従業員の評価を行 う方法』 と定義! 8 (3)多面評価制度の特性 ・この制度の特性 1:部下の管理を怠っている上司への警告 2:被評価者から管理職へ情報を フィードバックさせる機能⇒能力開 発に! ・しかし問題点も・・・!? 9 (3)多面評価制度の問題点 1:評価に動員される従業員の数が多く なり、本来の業務に支障をきたす恐れ 2:この方法で得た結果を具体的にど う能力開発に活かすべきか、明確 な答えが確立されていない ・この新たな制度の問題に何らかの解決策を見つけ てゆくことが、今後の課題と言えるだろう 10
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