佐賀市中期財政計画 平成27年度 ~ 平成33年度 総務部財政課 平成26年12月 1 佐賀市を取り巻く状況 人 口 的 変 動 要 因 ○生産年齢人口(15~64歳)の減少 ⇒ 税収等の減少 ○高齢者人口(65歳以上)の増加 ⇒ 扶助費や医療費等の増加 財 政 的 変 動 要 因 ○合併特例措置 ⇒ 普通交付税の段階的縮減 (27年度から32年度まで) 合併特例債の借入れ(32年度まで) ○消費税増税 ⇒ 地方消費税交付金の収入増 ⇒ 歳出における消費税相当額の支出増 2 Ⅰ 歳入 350 主要な歳入の今後見込み 億円 収支調整前 市 税 300 250 国県支出金 200 地方交付税 150 100 市 債 50 0 24年度 25年度 26年度 27年度 市税 28年度 国県支出金 29年度 地方交付税 30年度 31年度 市債 32年度 33年度 3 Ⅰ 歳入 ・ 市税収入は横ばいで推移 ・個人市民税は横ばい ・・ 給与所得は緩やかな回復が予想されるものの、働く 世代の減少により全体では横ばい ・固定資産税は減少 ・・ 地価の下落等により減少傾向 ・ 地方交付税は減少 ・・ 普通交付税は27年度から32年度にかけて合併特例措置(合併 算定替)の段階的縮減により減少 ・ 市債は減少 ・・ 過度の後年度負担が発生しないよう、計画的に借入れ ※ 地方消費税交付金の増加 ・・ 消費税増税に伴う増 4 Ⅱ 歳出 義務的経費の今後見込み 億円 300 収支調整前 扶助費 250 200 人件費 150 100 公債費 50 0 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 扶助費 29年度 人件費 30年度 公債費 31年度 32年度 33年度 5 Ⅱ 歳出 ・ 義務的経費は増加 ・扶助費、特別会計繰出金は大幅に増加 高齢者人口の増加に伴う介護給付費、後期 高齢者医療費や生活保護費の増 子ども・子育て支援新制度開始に伴う施設型 給付費などの増 ・人件費、公債費は引き続き現行水準で推移 団塊の世代以降も退職者数は現行水準で推移 (退職手当負担の継続) 臨時財政対策債、合併特例債の償還の増 ※ 普通建設事業は一定規模を確保 公共施設等の計画的な改修、長寿命化を実施 地域経済の下支えとして一定規模を確保 6 Ⅲ 中期財政計画(H27~33) 将来の財政見通しに立った継続的・合理的な行財政運営を行うた め、以下の対策を講じた中期財政計画を策定する。 (1) 歳入の確保 ・市税の課税客体の捕捉や収納率の向上に向けた取り組み ・受益者負担の原則に立った適切な使用料及び手数料の設定・徴収 ・将来にわたって活用見込みのない未利用公用地等の売却の検討 (2) 歳出の抑制 ・事業のスクラップ・アンド・ビルドの徹底 ・施設運営方法の見直しによる維持管理費の縮減 ・各年度の財政状況に応じた施設等の計画的な改修・更新 ◎主要基金からの繰入れを行う一方、人件費等の義務的経費も含めた 歳出抑制を図る。 7 Ⅲ 中期財政計画(H27~33) 億円 1,000 959 950 歳入 904 888 900 884 923 917 850 868 873 867 887 877 855 歳出 800 750 700 650 ※25年度は決算額、26年度は決算見込み額(繰越分含む) 600 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度 31年度 32年度 33年度 中期財政計画期間 8 Ⅳ 基金残高 主要基金残高の推移見込み 億円 300 252 250 200 168 150 南 部 3 町 合 併 100 179 (参考) 26年度末時点の主要基金残高【見込】 財政調整基金 107億円 減債基金 67億円 公共用施設建設基金 38億円 合併振興基金 40億円 合計 252億円 50 0 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 年度 中期財政計画期間 歳出抑制を図り、一定の予算規模確保のための主要基金からの繰入れに上限を 設けることにより、基金残高は19年度合併後の基金残高を維持 9 Ⅴ 市債残高 市債残高の推移見込み 億円 億円 ※26年度新規借入額には、 140 1,000 25年度からの繰越分約8億円を含む。 120 950 100 900 80 60 850 40 800 20 0 750 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 年度 中期財政計画期間 元金償還額 新規借入額 市債残高 プライマリーバランスに配慮した計画的な借入により元金償還額は現行水準で 推移し、市債残高は減少する見込み 10
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