2016年6月28日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年6月18日~2016年6月24日の推移】 【1】先週の回顧 【カナダ・ドル 為替推移】 (2016年5月27日~2016年6月24日) 先週のカナダ・ドル円相場は下落、カナダ5年国債利 回りは上昇しました。 週半ばまでは、英国のEU(欧州連合)離脱の是非を 問う国民投票に関する世論調査でEU残留派が優勢と なり、英国のEU離脱懸念が後退したことから、カナダ・ド ル円相場と金利はともに上昇しました。しかし、国民投 票の結果、英国のEU離脱が決定したことで市場のリス ク回避姿勢が強まり、カナダ・ドル円相場は下落し、金 利は低下しました。カナダでは小売売上高が発表され、 市場予想を上回る結果となりましたが、カナダ・ドルと金 利への影響は限定的でした。 (円/カナダ・ドル) (カナダ・ドル/米ドル) 95 1.20 円/カナダ・ドル(左軸) カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 90 1.30 カナダ・ ドル 1.25 85 1.30 80 1.35 高 安 78.60 75 5/27 6/3 6/10 6/17 1.40 6/24 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】今週の見通し 【カナダ 金利推移】 今週は、引き続き英国のEU離脱の決定が金融市場 に影響を及ぼしそうです。英国のEU離脱の動きが他の EU加盟国に広がる可能性などの不透明感から、神経 質な相場展開も予想されます。一方で、各国協調での 政策対応(流動性供給、利下げ、為替市場介入など)も 期待されており、一定の市場の下支え要因になるとみ ています。カナダ国内ではGDP(国内総生産)統計が 発表されます。前月からは指標の改善が予想されてい ますが、市場予想を上回る結果となれば、カナダ・ドル と金利の上昇要因となると考えられます。 (2016年5月27日~2016年6月24日) (%) 1.2 カナダ5年国債 1.0 0.8 0.64 0.6 0.4 5/27 6/3 6/10 6/17 6/24 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 6/22 6/30 6/30 毎月 毎月 毎月 2016年4月 2016年4月 2016年4月 小売売上高(前月比) GDP(前月比) GDP(前年同月比) 0.9% - -0.8% -0.2% 1.1% (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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