メキシコの政策金利引き上げについて

ご参考資料
2016年7月1日
メキシコの政策金利引き上げについて
ポイント① 政策金利を4.25%に引き上げ
図1:政策金利の推移
6月30日、メキシコ中央銀行は金融政策決定会合を開
催し、政策金利であるオフィシャル・オーバーナイト・レートを
0.50%引き上げ、年率4.25%とすることを決定しました。
利上げは今年2月以来、およそ4ヵ月ぶりとなります。市場
で利上げ自体は予想されていたものの、利上げ幅はコンセ
ンサスの0.25%を上回るものだったため、今回の決定は市
場で驚きをもって受け止められました。
(%)
5.0
ポイント② ペソ安によるインフレリスクに対応
2.0
4.5
4.0
3.5
3.0
2.5
今回の決定には、足元のメキシコペソの下落がインフレ率
の上昇につながるのを防ぐ狙いがあります。
メキシコペソは、今年2月に緊急の金融政策決定会合で
利上げが決定された当時、対米ドルで最安値圏で推移し
ていました。その後いったん上昇したものの、米利上げ観測
や英国のEU(欧州連合)離脱決定などによる世界経済
のリスクの高まりを受けて、足元で再び対米ドルで最安値圏
で推移しています。
インフレ率は足元で、同中銀の目標とする3%を下回って
推移しています。今後の見通しについて同中銀は、インフレ
率が緩やかに上昇し、3%をやや上回るものの、年間平均
では3%近辺に留まるとみています。
一方で、同中銀はさらなるペソ安がインフレ率の上振れリ
スクになるとみており、外部環境の悪化によりこのリスクが前
回会合時よりも高まったと説明しています。このような状況
のもと、同中銀はインフレのリスクバランスの悪化を重視して、
今回の利上げを決定しました。
期間:2014年1月1日~2016年6月30日、日次
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
(年/月)
図2:消費者物価指数(前年同月比)の推移
(%)
6
期間:2013年12月~2016年5月、月次
5
4
3
2
13/12
14/6
14/12
15/6
15/12
(年/月)
図3:為替レートの推移
期間:2013年12月31日~2016年6月30日、日次
(メキシコペソ/米ドル)
(円/メキシコペソ)
9.0
12
ポイント③ 予想以上の利上げ幅を受けペソ上昇
8.0
6月30日の外国為替市場(ニューヨーク時間17時頃)
では、利上げ幅が市場予想を上回ったことなどを好感し、対
米ドルで前日比1.1%、対円で同1.5%程度のメキシコペ
ソ高となりました。同中銀は、今後の金融政策については、
為替レートのインフレ率への波及効果や米国の金融政策
の動向を注視していくと説明しています。
7.0
14
6.0
メキシコペソ安
5.0
13/12
16
メキシコペソ高
14/6
18
対円(左軸)
対米ドル(右軸、逆目盛)
14/12
15/6
15/12
20
16/6
(年/月)
(出所)Bloombergデータより野村アセットマネジメント作成
重要
イベント
7月7日
消費者物価指数(6月)
7月29日
GDP(国内総生産、4-6月期)
8月11日
金融政策発表
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