インドネシア:PKP2B 契約改定交渉 暗礁に乗り上げ

インドネシア:PKP2B 契約改定交渉 暗礁に乗り上げ
2016 年 6 月 23 日掲載
6 月 17 日付けの地元報道によると、政府と石炭会社との新鉱業法(2009 年第 4 号)の条件に合致させる
ための石炭鉱業事業契約(PKP2B)の改定交渉は暗礁に乗り上げている。エネルギー・鉱物資源省(MEMR)
鉱物石炭総局は、PKP2B の改定プロセスはほとんど進展しておらず、もはや継続されないとした。PKP2B
や鉱業事業契約(KK)の改定交渉では、政府が提案するロイヤリティ増額が、合意に達していない。
改定の実績は、KK 保有 34 社のうち 10 社、PKB2B 保有 73 社のうち 22 社が改定契約に署名済み。6
月上旬に、Adaro Energy 社と Arutmin Indonesia 社は変更について政府と合意。また、6 月中旬、MEMR
は、Kendilo Coal Indonesia 社と Intitirta Primasakti 社との契約は、近く改定できることを明らかにし
ている。
(石炭開発部 辻
誠)
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