図 4-56 農業技術普及に果たす役割 114 図 54 7専門分野毎の農業技術普及における役割 (4)就職の動向 農業関連、食品関連企業、公務員などは依然として農学系の伝統的な就職先であり、そ れらの割合は高い。一方、20~30年前にはほとんどなかった、新たな就職先が認めら れる。特に、新規就農、農業法人への就職は新たな動きであり、全国的に今後増加すると 考えられる。また、NPO や NGO への就職も就職先として一定の割合を占めるものと考え られる。我が国の農学系高等教育機関の発足当時は、農業者のリーダー育成も主要なミッ ションとされていたが、高度経済成長期以降その役割は求められてこなかった。新規就農、 農業法人への就職が近年増加傾向にあることは、新たなミッションとして復活してきたと 積極的に理解できよう。 115 図 4-57 0% 10% 20% 農学系の就職の動向 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 2.3% 20歳代 30歳代 11.4% 14.2% 40歳代 10.7% 50歳代 11.4% 4.5% 2.3% 2.3% 9.1% 1.6% 1.6% 4.7% 2.6% 8.4% 1.6% 1.6% 0.5% 11.6% 1.5% 2.4% 8.0% 3.1% 6.4% 3.7% 3.4% 3.7% 10.7% 4.5% 2.3% 9.1% 9.3% 2.8% 5.9% 5.2% 5.9% 農芸化学 生産農学 水産学 農学関係のその他 図 4-58 3.5% 1.0% 2.4% 52.3% 51.6% 46.5% 10.0% 42.6% 畜産学 獣医学 森林学・林産学 農業経済学 農業工学 農学関係以外の専門分野 関係する学問分野は特にない 農学系7分野における出身者の齢構成 116 100% 図 4-59 出身大学と同じ都道府県に就職する割合 117
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