別紙1 論 文 審 査 の 要 旨 報告番号 甲 第 2715 号 論文審査担当者 氏 名 主査 鈴木 洋 教授 副査 小林 一女 教授 副査 泉﨑 雅彦 教授 千葉 雄太 (論文審査の要旨) J 波は日常診療で健常者においてもしばしば認められ る。一方で近年、致死性不整脈との 関連を指摘されている。本研究ではヘッドアップチルト検査を用いて失神患者における J 波について検討し、下壁もしくは側壁誘導の J 波は失神患者に多く認められること、ヘッ ドアップチルト検査で誘発される神経調節性反射性失神との関連を認めたこと、また、下 壁誘導の J 波と descending/horizontal ST-segment は神経調節性反射性失神とより強い 関連を認めたことを報告している。 J波とヘッドアップチルト検査との関連を報告した先行研究はあるが、ST 部分について論 じた報告はない。近 年 、 descending/horizontal ST segment と致 死的不整脈との関連も 報告されており、ST 部分での検討を行った点が先行研究と異なる。 よって、本論文が新しい知見を得ており、学術上価値のあるものと考えられる 論文題名:J Wave in Patients with Syncope 掲載雑誌名:Circulation Journal,2015 年 (主査が記載、500 字以内)
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