平成28年6月9日 担当 参事官(調査担当) 阿比留 TEL(082)224-5633 彩子 中国地域の経済動向 (平成28年4月の指標を中心に) ~ 持ち直している ~ 中国地域の経済は、景況感は低下したものの、個人消費は持ち直し、雇用や設備投資に良い動 きがみられ、持ち直している。 ※当局ホームページ(http://www.chugoku.meti.go.jp)にも同様の資料を掲載しております。 ■項目別の動向 1.生 産 動 向 ・・・ 横ばい 2.景 況 感 ・・・ 現状は低下、先行きは上昇 3.産業用電力需要 ・・・ 増加 4.物 価 ・・・ 消費者物価は横ばい、企業物価は下落 5.個 人 消 費 ・・・ 持ち直している 6.設 備 投 資 ・・・ 前年度を上回る見込み 7.建 設 動 向 ・・・ 公共工事は減少、住宅建設は増加 8.雇 用 動 向 ・・・ 有効求人倍率は上昇 9.企 業 倒 産 ・・・ 件数は増加、負債額は減少 10.貿 易 ・・・ 輸出、輸入ともに減少 ※各項目の詳細については、次頁以降を参照してください。 ※基調における下線は、前回からの変更箇所です。 (※下線部及び網掛け部分が今回更新箇所、以下同じ) 1.生産動向 -横ばい- 4月の鉱工業生産指数は99.9、前月比1.8%の上昇となりました。 業種別にみると、はん用・生産用・業務用機械工業、金属製品工業などは上昇し、化学工業、プラスチック 製品工業などは低下しています。 産油国向けの出荷が重なったはん用・生産用・業務用機械、他工場の応援生産を実施した金属製品などは増 加しましたが、一部事業所において設備定修があった化学、一部事業所で完成品の出荷を取りやめたプラスチ ック製品などは減少しました。 (平成22 年=100、季節調整済指数) 25年 中 生産指数 前月(期)比 国 前年(同月期)比 全 生産指数 前月(期)比 国 前年(同月期)比 95.4 - 0.8 97.0 - ▲0.8 26年 27年 97.7 - 97.8 2.4 - 0.1 99.0 - 2.1 97.8 - ▲1.2 27年 28年 7-9月 10-12月 1-3月 97.1 96.9 99.5 ▲0.7 ▲0.2 2.7 ▲0.3 0.2 1.2 97.0 ▲1.0 ▲0.9 ※年の指数及び前年(同月期)比は原指数。最新月は速報値。 97.1 0.1 ▲0.8 96.1 ▲1.0 ▲1.6 28年 1月 103.1 6.4 ▲0.8 2月 97.3 ▲5.6 3.4 3月 98.1 0.8 1.3 4月 99.9 1.8 0.8 98.3 2.5 ▲4.2 93.2 ▲5.2 ▲1.2 96.7 3.8 0.2 97.0 0.3 ▲3.5 (資料:経済産業省) 2 2.景況感 -現状は低下、先行きは上昇- 内閣府が6月8日に発表した景気ウォッチャー調査(平成28年5月)結果によると、中国地域の3か月前と 比較しての景気の現状に対する判断DI(方向性)は43.2、前月差3.4ポイントの低下となりました。2 ~3か月先の景気の先行きに対する判断DI(方向性)は46.6、同1.5ポイントの上昇となりました。景 気の現状判断(水準)DIは42.3、同4.1ポイントの低下となりました。 日本商工会議所が5月31日に発表した早期景気観測調査(平成28年5月)結果によると、中国地域の全産 業業況DI(前年同月比ベース)は、▲22.9、前月差 12.1ポイントの低下となりました。また、向こう 3か月の先行き見通しは、▲22.0となりました。 全国 内閣府 景気ウォッチャー調査 現状判断DIの推移 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 日本商工会議所 早期景気観測調査 業況DIの推移 2014年 2015年 2016年 全国 中国 ▲22.8(▲21.0) ▲22.9(▲10.8) 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 20 10 0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 -80 -90 中国 43.2(46.6) 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 1月 11月 9月 7月 5月 3月 70 60 50 40 30 20 10 0 43.0(43.5) 2009年 2010年 2011年 2012年 3 2013年 2014年 2015年 2016年 3.産業用電力需要 -増加- 4月の産業用電力(大口)は窯業土石は前年を下回ったものの、鉄鋼、化学工業などは前年を上回ったため、 前年同月比3.1%増となり、2か月ぶりに前年を上回りました。 (前年同月(期)比%) 産 業 用 (大口) 中国 全国 25年 26年 27年 27年 28年 7-9月 10-12月 1-3月 28年 1月 2月 3月 0.2 ▲1.0 0.9 0.1 ▲0.6 ▲0.9 ▲0.4 ▲0.8 0.2 ▲1.0 4.0 2.0 ▲0.3 3.1 ▲2.2 (資料:経済産業省) ▲0.3 ▲1.3 1.2 ▲0.4 4月 4.物価 -消費者物価は横ばい、企業物価は下落- 28年4月の消費者物価指数(総合)は103.6、前年同月比0.0%となり、前年同月と比べて横ばいと なりました。費目別にみると、食料、教養娯楽などが上昇し、交通・通信、光熱・水道が下落しています。 28年4月の企業物価指数は99.3、前年同月比▲4.2%となり、13か月連続で前年を下回りました。 費目別にみると、石油・石炭製品、電力・都市ガス・水道などが下落し、食料品・飲料・たばこ・飼料、農林水 産物などが上昇しています。 (前年同月(期)比%) 消費者物価指数 (22年基準・総合) 国内企業物価指数 中国 全国 全国 25年 26年 27年 27年 28年 7-9月 10-12月 1-3月 28年 1月 2月 3月 4月 0.1 0.3 1.3 2.7 2.8 3.1 0.9 0.8 ▲2.2 0.3 0.2 ▲3.6 0.3 0.0 ▲3.2 0.6 0.3 ▲3.4 0.2 ▲0.1 ▲3.8 0.0 ▲0.3 ▲4.2 0.5 0.2 ▲3.6 0.3 0.1 ▲3.4 (資料:日本銀行,総務省,消費者物価指数の四半期については当局が算出) ※消費者物価指数 (総合) 中国(4月)103.6 (3月)103.2 全国(4月)103.4 (3月)103.3 (生鮮食品を除く総合) 中国(4月)103.0 (3月)102.5 ※国内企業物価指数 全国(4月)102.9 (3月)102.7 全国(4月)99.3 (3月)99.6 4 5.個人消費 -持ち直している- 4月の小売6業態※1合計の販売額は、前年同月比3.6%と13か月連続で前年を上回りました。百貨店・ス ーパーは、同2.1%と5か月連続で前年を上回りました。コンビニエンスストアは、同5.2%と38か月連 続で前年を上回りました。ホームセンターは同3.9%と4か月連続で前年を上回りました。家電大型専門店は 同▲1.0%と3か月連続で前年を下回りました。ドラッグストアは同8.7%と13か月連続で前年を上回り ました。 4月の乗用車新車登録・販売台数は、軽乗用車は前年を下回ったものの、普通乗用車、小型乗用車が前年を上 回り、同2.2%と16か月ぶりに前年を上回りました。 中国地域における小売業業態別販売額 (前年同月比)の推移 前年同月比(%) 70 百貨店 スーパー コンビニ ホーム センター ドラッグ ストア 55 家電大型専門店 40 自動車 登録台数 25 10 ▲5 ▲ 20 ▲ 35 3月 4月 28年1月 2月 12月 11月 10月 9月 8月 6月 7月 5月 3月 4月 27年1月 2月 12月 11月 10月 9月 8月 6月 7月 5月 3月 4月 2月 26年 1月 12月 11月 10月 9月 8月 6月 7月 5月 25年 4月 ▲ 50 (前年同月(期)比%) 百貨店・スーパー 中国 販売額 全国 コンビニエンスストア 中国 販売額 全国 ホームセンター販売額 中国 販売額 全国 家電大型専門店販売額 中国 販売額 全国 ドラッグストア販売額 中国 販売額 全国 小売6業態 ※1 販売額 中国 乗用車新車登録 中国 ・販売台数 全国 25年 26年 27年 ▲1.4 0.6 4.3 4.2 ▲1.4 - 0.7 - 4.4 - 0.6 ▲1.0 ▲0.2 0.4 1.7 6.0 5.6 4.1 - 0.3 - 10.1 - 2.7 4.3 3.0 0.8 1.3 6.1 5.5 ▲2.0 ▲1.3 ▲8.5 ▲6.3 8.1 6.4 2.2 ▲11.1 ▲10.3 27年 28年 28年 7-9月 10-12月 1-3月 1月 2月 3月 4月 2.8 2.8 5.8 5.3 2.7 2.6 1.2 1.3 5.6 5.1 ▲ 1.3 ▲0.5 ▲1.7 ▲1.8 7.3 7.5 2.4 ▲13.1 ▲9.0 2.0 1.6 5.0 5.2 2.4 2.0 ▲ 0.3 ▲ 1.7 7.3 8.3 3.1 ▲ 8.0 ▲ 7.5 3.1 2.1 4.7 4.8 5.1 3.1 4.7 3.2 5.3 8.0 4.1 ▲6.2 ▲4.5 2.8 3.3 7.3 7.6 1.1 2.3 ▲ 0.1 ▲1.2 9.8 10.8 4.4 ▲ 7.5 ▲ 7.5 0.2 ▲0.2 3.3 3.5 1.8 0.9 ▲ 4.5 ▲6.3 7.2 6.8 1.3 ▲ 9.4 ▲ 9.2 2.1 ▲ 0.1 5.2 4.5 3.9 3.3 ▲ 1.0 ▲ 0.9 8.7 9.2 3.6 2.2 2.2 0.3 3.8 7.2 7.8 3.8 ▲5.6 ▲7.0 ※ 平成26年1月分よりホームセンター、家電大型専門店及びドラッグストアに関する統計調査が変わりました。そのため、平成26年1月分から 12月分の各小売業態販売額の前年同月比は次のとおりとします。なお、平成25年12月以前は各小売業態とも全店舗ベースの前年同月比です ・百貨店、スーパー、コンビニエンスストア:全店舗ベースの前年同月比(従前通り) ・ホームセンター、家電大型専門店、ドラッグストア:新旧統計調査における同一事業所の前年同月比 ・小売6業態:上記を合算した額の前年同月比 ※ 百貨店・スーパー(4月) (前年同月比) ※ 新車登録・販売台数(4月) (前年同月比) 中国 百貨店 ▲1.6%(4か月連続減少) スーパー 3.5%(13か月連続増加) 1.9%(13か月連続増加) 全国 百貨店 ▲4.0%(6か月連続減少) スーパー 中国 普通車 11.8%(2か月ぶり増加) 小型車 1.7%(7か月ぶり増加) 軽乗用 ▲3.5%(16か月連続減少) 全国 普通車 10.4%(2か月ぶり増加) 小型車 6.2%(6か月ぶり増加) 軽乗用 ▲8.1%(16か月連続減少) (資料 経済産業省、中国経済産業局、国土交通省、中国運輸局) ※1 6業態=百貨店、スーパー、コンビニエンスストア、ホームセンター、家電大型専門店、ドラッグストア(平 成 21 年 4 月 公 表 分 か ら 追 加 ) 5 6.設備投資 - 前年度を上回る見込み - 日本銀行広島支店の企業短期経済観測調査結果(平成28年3月調査)によると、27年度設備投資計画(含 む土地投資額)は製造業が前年度比0.5%、非製造業が同19.3%となることから、全産業では同8.2% となっています。 3月の民間非居住用建物の出来高推移は、前年同月比31.0%となり、2か月連続で前年を上回りました。 (前年度比 %) 中 国 全 国 26年度実績 27年度実績見込み 28年度計画 全産業 8.4 8.2 3.0 製造業 13.8 0.5 6.3 非製造業 1.6 19.3 ▲1.0 全産業 4.3 8.0 ▲4.8 製造業 6.8 10.8 ▲0.9 非製造業 3.1 6.7 ▲6.8 (資料:日本銀行広島支店「企業短期経済観測調査結果(平成28年3月調査)」) ※民間非居住用建物の出来高推移(前年同月比) (中国 平成28年3月):31.0%(2か月連続増加) (全国 平成28年3月):4.3% (35か月連続増加) ※船舶と電力を除く民需の機械受注額(前年同期比)(全国 平成28年3月):3.2% (2か月ぶりの増加)、対前月比:5.5%(2か月ぶりの増加) ※工 作 機 械 受 注 額(前年同月比) ※法人企業景気予測調査(設備投資):(前年度比) (全国 平成28年4月):▲26.4% (9か月連続の減少) (中国 平成27年度見込み( 平成28年1~3月期調査)):7.6% (資料:国土交通省、内閣府、(一社)日本工作機械工業会、中国財務局) 6 7.建設動向 -公共工事は減少、住宅建設は増加- 4月の公共工事請負金額は、国、独立行政法人等、県では前年を上回ったものの、市町村では前年を下回り、 合計では前年同月比▲15.8%と3か月ぶりに前年を下回りました。 民間の建築・土木工事を含めた3月の建設総合統計(出来高ベース)は、▲1.8%と8か月連続で前年を下 回りました。 4月の新設住宅着工戸数は、給与住宅では前年を下回ったものの、持家、貸家、分譲住宅では前年を上回り、 合計では前年同月比5.0%と8か月連続で前年を上回りました。 27年 28年 28年 25年度 26年度 27年度 7-9月 10-12月 1-3月 1月 2月 3月 4月 公共工事請負金額 中国 13.0 ▲1.1 ▲2.3 ▲9.3 12.6 9.2 ▲13.3 1.8 27.3 ▲15.8 全国 17.7 ▲0.3 ▲17.8 ▲8.0 ▲4.0 1.2 ▲2.6 ▲2.2 5.0 10.6 公共機関からの 中国 19.4 3.4 ▲6.7 0.1 5.9 ▲11.9 ▲21.5 ▲22.0 ▲2.4 受注工事額 全国 21.5 4.3 ▲6.6 ▲5.2 ▲4.1 7.1 ▲2.0 2.7 13.1 建設総合統計 中国 17.6 1.1 ▲4.2 ▲2.1 ▲7.6 ▲3.5 ▲5.8 ▲2.7 ▲1.8 出来高(名目) 全国 14.4 0.3 1.4 3.6 0.1 ▲0.6 0.0 0.2 ▲2.1 新設住宅着工戸数 中国 10.9 ▲15.5 8.1 8.1 6.2 9.8 3.0 19.7 8.2 5.0 全国 10.6 ▲10.8 4.6 6.2 ▲0.7 5.5 0.2 7.8 8.4 9.0 (前年同月(期)比%) ※公共工事請負金額(前年同月比)(4月) 中国:国 40.5%(3か月連続増加)、独立行政法人等 23.3%(2か月連続増加)、県0.5%(5か月ぶり増加)、市町村▲30.9%(3か月連続減少) 全国:国 13.9%(2か月連続増加)、独立行政法人等 44.6%(5か月連続増加)、県 20.6%(3か月連続増加)、市町村▲15.5%(5か月連続減少) ※ 新設住宅着工戸数(前年同月比)(4月) 中国:持家4.6%(4か月連続増加)、貸家4.9%(2か月ぶり増加)、給与住宅▲27.8%(2か月連続減少)、分譲住宅6.5%(3か月連続増加) 全国:持家1.2%(3か月連続増加)、貸家16.0%(6か月連続増加)、給与住宅▲50.3%(2か月ぶり減少)、分譲住宅9.0%(3か月連続増加) (資料:北海道建設業信用保証㈱、東日本建設業保証㈱、西日本建設業保証㈱、国土交通省 ) 8.雇用動向 -有効求人倍率は上昇- 4月の有効求人倍率は1.54、前月から0.03ポイント上昇しました。 3月の広島県の所定外労働時間(製造業)は前年同月比2.3%マイナスとなりました。 (所定外労働時間数、賃金指数は前年同月(期)比%) ※2 有効求人倍率 (季節調整値) 新規求人倍率※2 (季節調整値) 所定外労働時間 (製造業) 賃金 調査産業計 指数 製造業 完全失業率※3 中国 全国 中国 全国 広島 全国 広島 全国 広島 全国 中国 全国 25年 26年 27年 27年 28年 7-9月 10-12月 1-3月 28年 1月 2月 3月 4月 1.04 0.93 1.68 1.46 7.4 4.3 1.6 ▲0.3 2.4 ▲0.1 3.8 4.0 1.23 1.09 1.92 1.66 11.5 6.8 3.6 0.9 4.6 1.9 3.3 3.6 1.37 1.20 2.11 1.80 ▲0.9 ▲0.5 2.4 0.0 ▲0.8 0.2 3.2 3.4 1.40 1.22 2.15 1.83 ▲1.1 0.7 2.6 0.6 ▲1.7 0.3 3.5 3.4 1.47 1.28 2.48 2.07 ▲2.9 ▲4.2 2.8 1.0 ▲0.8 0.2 3.2 1.48 1.28 2.23 1.92 ▲0.9 ▲2.2 2.4 1.2 1.2 0.9 3.3 1.51 1.30 2.26 1.90 ▲2.3 ▲1.6 3.6 2.0 0.5 0.7 3.2 1.54 1.34 2.36 2.06 1.43 1.26 2.18 1.89 ▲2.1 ▲0.3 3.6 0.1 0.8 1.3 2.9 3.1 1.49 1.29 2.32 1.96 ▲2.0 ▲2.6 2.9 1.4 0.3 0.6 2.9 3.2 ▲1.7 0.7 0.0 3.2 ※ 各県別有効求人倍率(平成28年4月):鳥取県 1.31、島根県 1.46、岡山県 1.57、広島県 1.67、山口県 1.35) ※ 中国地域新規求人数(平成28年4月):66,446人(前年同月:63,808人) ※ 完全失業者数(平成28年1~3月平均 :中国11万人 (前年同期 12万人)) (平成28年4月:全国224万人 (前年同月より10万人減 ▲4.3%)) (資料:厚生労働省、各労働局職業安定課、広島県統計課、総務省) ※2 ※3 年平均は季節調整値ではなく原数値。なお、平成26 年 12 月以前の数値は新季節指数により改訂されている 月次は季節調整値。なお、平成25年1月結果から新基準に切り替えられている。 7 9.企業倒産 - 件数は増加、負債額は減少 - 5月の企業倒産件数は、33件で前年同月比10.0%となり、5か月ぶりに前年を上回りました。 業種別にみると、サービス業が14件で最も多く、次いで建設業が10件、小売業が5件などとなっています。 原因別にみると、販売不振が最も多く、過小資本、他社倒産余波などとなっています。 (前年同月(期)比%) 企業倒産件数 負債額 ※倒産件数、負債額 中国 全国 中国 全国 25年 26年 27年 27年 28年 7-9月 10-12月 1-3月 ▲5.6 ▲10.5 57.4 ▲27.4 ▲7.8 ▲10.4 ▲52.7 ▲32.6 ▲14.3 ▲9.4 0.5 12.7 ▲19.4 ▲14.1 ▲46.4 21.6 ▲20.6 ▲3.2 29.7 51.5 ▲23.5 ▲5.6 ▲41.8 ▲14.1 28年 2月 3月 4月 5月 ▲26.2 4.5 ▲23.0 8.2 ▲19.0 ▲13.2 ▲70.1 ▲21.3 ▲24.1 ▲7.1 ▲36.3 ▲46.4 10.0 ▲7.3 ▲49.6 ▲9.3 中国: 28年5月33件/31.85億円(4月22件/35.26億円、3月34件/42.8億円) 全国: 28年5月671件/1,158.52億円(4月695件/1,033.44億円、3月746件/1,758.99億円) ( 資料: ㈱東京商工リサ-チ ) 10.貿易 - 輸出、輸入ともに減少 - 4月の輸出は、前年同月比▲9.3%と8か月連続で前年を下回りました。品目別では、鉄鋼、化学製品など が前年を下回りました。地域別では、アジア、中南米向けなどが前年を下回りました。 4月の輸入は、前年同月比▲38.4%と12か月連続で前年を下回りました。品目別では、原油及び粗油、 金属鉱及びくずなどが前年を下回りました。 輸出 輸入 為替※4 総合 中国 全国 自動車(中国) 鉄鋼(中国) 総合 中国 全国 原粗油(中国) 石炭(中国) 円/ドル 25年 26年 27年 13.7 9.5 29.5 0.8 17.7 14.9 25.1 ▲8.7 97.63 4.9 4.8 4.5 2.5 ▲0.7 5.7 ▲13.8 ▲6.9 105.78 1.9 3.5 12.2 ▲10.6 ▲20.4 ▲8.7 ▲45.5 ▲6.9 121.03 27年 7-9月 2.9 3.7 18.6 ▲11.1 ▲16.6 ▲5.9 ▲31.8 ▲2.3 122.23 10-12月 ▲7.8 ▲4.6 26.9 ▲23.8 ▲28.2 ▲13.9 ▲54.8 ▲17.4 121.48 28年 1-3月 ▲10.4 ▲7.9 1.3 ▲24.4 ▲21.2 ▲15.7 ▲34.7 ▲19.5 115.45 28年 1月 ▲11.8 ▲12.9 ▲2.6 ▲26.6 ▲21.9 ▲17.8 ▲30.1 ▲14.0 118.25 2月 ▲1.6 ▲4.0 12.7 ▲22.4 ▲24.6 ▲14.2 ▲38.9 ▲21.7 115.02 3月 ▲16.5 ▲6.8 ▲5.2 ▲24.3 ▲17.0 ▲14.9 ▲35.9 ▲24.2 113.07 4月 ▲9.3 ▲10.1 4.9 ▲28.4 ▲38.4 ▲23.3 ▲63.4 ▲26.8 109.88 (通関ベース、円ベース、前年同月(期)比%) (資料 : 財務省、日本銀行) 輸出入額 (円ベース、前年同月比) 70 50 75 40 80 輸 30 出 入 20 額 10 ・ 前 0 年 -10 同 月 -20 比 % -30 -40 85 ) 円 相 90 場 ・ 95 円 100 / ㌦ 105 110 ) 115 125 輸入 -60 130 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 円相場 2008 ※5 120 輸出 -50 -70 ( 65 60 ( 70 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 135 2016 為替は東京インターバンク相場(スポット 月中平均 中心、日本銀行公表) (参考)平成28年6月7日の東京インターバンク相場(スポット 17:00時点)107.73-75円/ドル、122.44-48円/ユーロ 8
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