第３号議案平成２７年度事業計画自平成２７年１０月至平成２８年１日９月３０日静岡県駿東郡小山町大御神８８８－２公益財団法人冨士霊園平成 27 年度事業計画わが国の経済は、米国経済の回復を受け穏やかな回復基調を続けておりますが、中国経済の減速が懸念されている。設備投資は、企業収益や金融緩和効果が引き続き押し上げる中しっかり増加傾向にある。個人消費は雇用、所得環境の着実な改善が続いているが、まだ回復途上である。そのような環境下にあって、５０年を経過し新たな節目の年として、近年の墓所需要者のさまざまなニーズに応えるよう墓所の供給と、又、緑豊かな環境の中で、祭祀を司る場所として相応しい公園墓地として、景観向上と施設等の更新整備を実施し、より多くの利用者に満足頂けるようサービスの提供をはかってまいります。今年度は、主要な工事計画として老朽化している富岳亭別館の貸席を富士見会館の西側に改めて新築する建築計画を策定の上、次年度竣工を目指し取進めてまいります。又、インフラの整備として園内西側地区を中心に電源供給工事を行います。 Ⅰ．霊園経営事業１．墓地等の設置・貸付事業（ 1）一般規格墓所新規募集 5 区の墓所 220 基並びに特販墓所（リニューアル墓所）60 基、合計 280 基の新規貸付を予定しております。（ 2）団体家族墓所一区画当たり面積が大きい墓所として、計 32 ㎡（ 5 区画）の新規墓所貸付を予定しております。（ 3）永代供養墓（合葬墓）承継者のいない方々等に対応する墓所として「祈りの丘」を 40 基貸付を予定しております。（ 4）樹木葬墓所多様化する墓所需要に応えるべく、平成 27 年 4 月より募集を開始した「さくらの丘」 32 基の貸付を予定しております。（ 5）工事計画今年度、 5 区 7 号 1 段目 360 基の墓所外柵設置工事を実施します。また、特販墓所みかげ外柵等工事を今年度は 60 基分施工します。 - 1 - ２．墓地等の維持管理事業（ 1）墓所内花壇の充実使用者から祭祀を司る行為として受託している墓所内花壇（草花等の植栽）については、当園の管理業務の一環として行っております。今年度は使用者の要望に応え公益目的事業として花の種類の変更等改善を図ってまいります。（ 2）ランドスケープ（景観修景）計画開園当初より多くの方々の憩いの場となる様、園内緑化に努めてまいりました。より良好な環境を提供すべく、今年度も引き続きランドスケープ計画に基づき、中央幹線沿い桜並木歩道の植栽整備を行います。（ 3）墓参道の一部バリアフリー化工事公益目的事業である墓地維持管理の一環として、墓参道の一部を舗装して、祭祀に訪れる方並びに車イスで訪れる方の負担軽減となるよう今年度も引き続き 2 区・ 11 区においてバリアフリー化工事を行います。（ 4）園内バス停雨よけ設置工事園内 29 ケ所のバス停留所のうち 21 ケ所に雨よけ屋根を設置する計画で、現在既に 17 ケ所設置済であります。残り 4 か所のうち 3 ヶ所は景観並びに道路設置状況等により難しい為取り止め、今年度は最後の 1 ケ所の設置工事を行います。（ 5）園内施設電源供給工事電源が未供給である西側地区を中心とする園内各施設（１２箇所）等について電源供給工事を行い、霊園施設の利用改善を図るものであります。（ 6）富士見会館別館新築工事（公益）今年度から次年度にかけて新たな貸席施設を富士見会館西側に建築計画を策定の上、新築する予定であります。貸席施設の 1 階に休憩スペースを兼ねた待合室を設置し、霊園を訪れる方々の園内発着バス利用時の利便向上に努め、より一層のサービス向上をはかります。（ 7） 15 区管理センター屋外休憩所 15 区管理センターの隣接スペースを活用し、箱根連山を一望する休息施設を設置するものであります。（ 8）その他昨年度に引き続き使用者を主な対象として時代を反映したテーマのセミナーを現地管理事務所と東京地区で各々開催を計画しております。また、秋のイベントとして移動動物園・鉢物即売会等を現地管理事務所にて開催予定しております。 - 2 - Ⅱ．霊園経営附帯事業 1．墓石等関連事業墓石、墓誌等の販売並びに彫刻業務を円滑に提供していく事に努めてまいります。 2．祭祀に伴う斡旋等の提供当園にて執り行われる祭祀に伴う法要等の斡旋等を行っておりますが、お客様にご満足頂けるよう今年度も努めてまいります。 3. 富士見会館別館新築工事（収益）現状の別館貸席施設は、昭和４２年より運用しており老朽化が進み、使用者が貸席を利用する際に冷暖房設備がなく、また雨の日に利用する際不便をきたしております。今年度から次年度にかけて新たな貸席施設を富士見会館西側に建築計画を策定の上、新築する予定であります。新たな貸席施設の１階には売店を拡充し、２階には貸席を設置し、霊園を訪れる方々の利便向上に努め、より一層のサービス向上をはかります。 4.富士見会館和室の洋室化のための什器備品購入富士見会館の貸席の構成は、和室１１室、洋室５室となっております。高齢化社会の進展により、土日祝祭日においては洋室の希望者が多く利用者の要望に応えられない状況となっております。施設が限られているなか、要望に応えるべくこの状況を改善するため、富士見会館新館の和室３部屋にテーブル・椅子を購入、設置して洋室化することで、サービスの向上をはかります。以上 - 3 -