こちら - 量子科学技術研究開発機構

ITER の国内機関の品質保証に係る教育訓練
仕様書
国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
ITER プロジェクト部 ITER 計画管理グループ
I 一般仕様
1. 概要及び目的
国際熱核融合実験炉(ITER)の国際協力による建設のため、量子科学技術研究開
発機構は、日本の国内機関に指名されており、国内機関として ITER 機構との調
達取決め及びタスク合意書に基づく機器の調達活動を実施している。機器調達の
ために国内機関の品質保証体制を確立しているが、今回 ITER の品質保証に係る
要求事項に基づいて、国内機関の品質保証体制に関する教育訓練を実施する。
2. 作業範囲
受注者は、「II. 技術仕様」に示す範囲の作業を実施するものとする。
3. 納入物件
・教育訓練報告書(印刷物)
・電子ファイル(教育訓練報告書)
4. 納期
1部
1部
平成28年10月31日
5. 納入場所
量子科学技術研究開発機構 核融合エネルギー研究開発部門
ITER プロジェクト部 ITER 計画管理グループ
6. 検収条件
納入時に、以下の受入検査に合格し、量子科学技術研究開発機構が仕様書の定め
る業務が実施されたと認めたときをもって検収とする。
受入検査項目
・ 納入物の数量の確認
・ 教育訓練の内容が本仕様書の記載事項を満足するものであることの確認
7. 貸与品
以下の資料を貸与する。
(1) イータープロジェクト品質保証計画書
(2) 各種基準及び要領書(一式)
8. 工業所有権、著作権、技術情報及び成果公開の取扱い
8.1 著作権の取扱い
本契約に関して発生する著作権の取扱いについては次のとおりとする。
「この業務により作成された目的物に係わる著作権その他この目的物の使用、収
益及び処分(複製、翻訳、翻案、変更、譲渡・貸与及び二次著作物の利用を含む)
に関する一切の権利は、量子科学技術研究開発機構に帰属するものとする」
8.2 技術情報
受注者は、本契約を実施することによって得た技術情報を第三者に開示しようと
する際には、予め書面による量子科学技術研究開発部門の承認を得なければなら
ない。
量子科学技術研究開発機構が本契約に関し、その目的を達成するため受注者の保
有する技術情報を了知する必要が生じた場合は、量子科学技術研究開発機構と受
注者の協議の上、受注者は当該技術情報を無償で量子科学技術研究開発機構に提
供すること。
8.3 成果の公開
受注者は、本契約に基づく業務の内容及び成果について、発表もしくは公開し、
または特定の第三者に提供しようとする際は、予め書面による量子科学技術研究
開発機構の承認を得なければならない。
9. 特記事項
(1) 受注者は、本発注作業を円滑に進めるため、量子科学技術研究開発機構と
打合せの下で作業を進めることとする。
(2) 本仕様書に疑義が生じた場合、又は仕様書に定めのない事項については双
方協議の上、決定するものとする。
II 技術仕様
1. 目的
ITER の品質保証に係る要求事項に基づいて、国内機関が実施する品質保証に必
要な知識・技能を習得するための内部監査教育訓練を行う。
2. 作業内容
2.1 内部監査教育訓練
2.1.1 内部監査教育訓練の実施
本教育訓練の目的は、国内機関の品質保証に必要な知識・技能を習得させ
るため、10 日間の講習を実施することである。このために、本講習の教材を
用意し、講習を行うこと。訓練対象人数は 10 人、講習の日程は 10 日間とし、
7月〜9月を想定する。具体的な日程は別途協議する。
2.1.2 内部監査教育訓練の内容
本教育訓練には、以下の内容を含めること。具体的な訓練内容については、
訓練開始前に量子科学技術研究開発機構の同意を得ること。
1) 一般要求事項
2) 文書化に関する一般要求事項
3) 品質マニュアル
4) 文書管理
5) 記録の管理
6) 経営者のコミットメント
7) 顧客重視
8) 品質方針
9) 品質目標
2.1.3 教育訓練の言語
本教育訓練では、ITER 機構による国内機関の受注者監査に対応するため、
英語で訓練を実施するものとする。
2.1.4 報告書の作成
教育訓練の結果を整理し、報告書にまとめる。
以上