宮崎県廃棄物循環利用指針改定業務委託仕様書 1.業務名 宮崎県廃棄物循環利用指針改定業務 2.業務の目的 宮崎県は、「宮崎県環境計画」に含まれる「宮崎県循環型社会推進計画」の取組を着 実に推進することを目的として「宮崎県廃棄物循環利用指針」を策定した。 平成27年度に環境計画の中間見直しが行われたことから、改定後の計画をもとに本 指針の見直しを行い、循環型社会推進計画の着実な遂行を実現する。 改定指針では、国及び本県における廃棄物の状況等を把握するとともに、新たな取組 として、県内各地域における一般廃棄物組成調査や産業廃棄物の種類別状況調査を実施 することにより、その特徴や課題を明らかにする。 また、経済規模や廃棄物の発生状況が似ている県外自治体の優良事例を収集し、本県 で実現可能な施策を示すことで、より地域に根ざした廃棄物の発生抑制や再生利用促進 を図り、今後の循環型社会形成の推進等に資することを目的とする。 3. 委託期間 契約締結の日から平成29年3月24日までとする。 *なお、宮崎県廃棄物循環利用指針(改定版)の素案は、平成28年10月下旬まで に提出すること。 4. 業務委託の内容 (1) 一般廃棄物について ① 現状分析 一般廃棄物(家庭系、事業系)の排出や処理、再生利用状況等を分析する。 ・全国動向の把握 ・本県動向の把握 ② 組成調査 県内のごみ処理場6か所を対象に、本県が指定する場所において、定期収集され る家庭系ごみの組成調査を行い、地域ごとの排出や処理、再生利用状況等を分析す る。 最低分類項目は、厨芥類、紙類、プラスチック類、繊維類、ゴム類、皮革類、ガ ラス類、金属類、草木類、木片類、陶磁器類とする。 ただし、厨芥類については、さらに詳細分類項目を設け、調理くず、手をつけて いない食料品、食べ残し、食品外の項目を最低分類項目とする。 ③ 先進事例の調査 経済規模や廃棄物の状況が似ている他県の優良事例を調査し、本県の課題解決に 有効な施策をまとめる。 (2) 産業廃棄物について ① 現状分析 産業廃棄物の排出や処理、再生利用状況等を、本県で毎年実施している産業廃棄 物処理実態調査の結果等をもとに分析する。 ・全国動向の把握 ・本県動向の把握 ・県内の地域別・種類別状況の把握 ② 先進事例の調査 経済規模や廃棄物の状況が似ている他県の優良事例を廃棄物の種類別に調査し、 本県の課題解決に有効な施策をまとめる。 (3) 改定方針の提案 (1)及び(2)の調査結果を踏まえ、現行指針の課題の抽出と改定方針を提案する。 ① 現行指針の課題の抽出 ② 現行指針改定方針の検討 (4)改定指針素案の作成 全国及び本県動向の確認や、県内の廃棄物組成調査の分析等を行い、本県の抱え る課題を考察するとともに、その課題解決に向けた具体的施策を、他県の優良事例を 交えながら立案し、指針改定の審議を行うための改定指針素案を作成すること。 5. 成果品 項目 ① 一般廃棄物の現状分析報告書 (A4、5ページ程度) ② 一般廃棄物の組成調査報告書 (A4、10ページ程度) ③ 一般廃棄物の先進事例報告書 (A4、5ページ程度) ④ 一般廃棄物に係る本県の行動指針(A4、5~10ページ程度) ⑤ 産業廃棄物の現状分析報告書 (A4、5ページ程度) ⑥ 産業廃棄物の先進事例報告書 (A4、5ページ程度) ⑦ 産業廃棄物に係る本県の行動指針(A4、5~10ページ程度) ⑧ 改定指針素案(紙及び電子媒体) ⑨ 宮崎県廃棄物循環利用指針(改定版)本編 (A4、2色刷(表紙4色)) ⑩ 宮崎県廃棄物循環利用指針(改定版)概要版(A4、4色刷) ⑪ 上記①~⑦の電子ファイルが格納されている電子媒体 *①,③,⑤,⑥は、平成28年8月下旬までに提出すること。 *②,④,⑦は、平成28年10月上旬までに提出すること。 *⑧は、平成28年10月下旬までに提出すること。 *⑨~⑪は、平成29年3月24日までに提出すること。 6.スケジュール 策定に係るスケジュール(予定)は別添のとおり。 数量 5 部 5 部 5 部 5 部 5 部 5 部 5 部 5 部 70 部 50 部 一式 7.支払方法 業務完了後成果品の検査に合格した後、精算払。 8.留意事項 (1)受託者は、業務上知り得た個人情報等の秘密を他人に漏らしてはならない。業務 終了後も同様とする。 (2)部分的な業務について、あらかじめ県の承諾を得た場合のみ、第三者に委託する ことができる。再委託した場合は受託者の責任において、再委託先に受託者と同等 の情報管理を行わせること。 (3)受託者は、業務を円滑に遂行するために、逐次、県と打ち合わせを行わなければ ならない。また、本仕様書に記載されていない事項であっても、業務実施上必要と 認められるものについては、県と協議することとする。 (4)業務には、十分な経験と知識を有する技術者を配置すること。 (5)業務完了後、受託者の責任に帰すべき理由による成果品の不良箇所が発見された 場合は、速やかに県が必要と認める訂正、補足、その他必要な措置を行うものとし、 これに対する経費は受託者の負担とする。 (6)この仕様書に定めのない事項及び疑義を生じた場合は、別途県と協議するものと する。 9.問い合わせ先 宮崎県環境森林部循環社会推進課 企画・リサイクル担当 TEL:0985-26-7081 FAX:0985-22-9314 E-mail:[email protected]
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