調布市特別支援教育全体計画【改定版】

調布市特別支援教育全体計画【改定版】
平成27年~30年度
~すべての学校,すべての学級で実践する特別支援教育の推進~
調布市教育委員会
平成28年3月
○表紙について
三つの球体は,
「学校」
「行政」
「家庭」を表し,三者が協力して子どもの
教育的ニーズに応じた支援を行う連携関係を表現しています。
○裏表紙について
就学前から進学・就労までの子どもの成長をイメージし,表現しています。
調布市特別支援教育全体計画【改定版】の策定にあたって
調布市教育委員会
教育長
大和田
正治
平成26年1月,我が国は障害者の権利に関する条約を批准し,学校教
育においては,インクルーシブ教育のシステム構築に向けた取組を推進し
ているところです。
このような中,調布市教育委員会では,平成25年3月に策定した調布
市特別支援教育全体計画の4つの柱である「特別支援教育を充実させるう
えでの環境を整備する」
「出 生 か ら 就 労 ま で を 見 通 し た 支 援 の 基 盤 を 形 成 す
る 」「 教 員 の 指 導 力 向 上 を 図 る 」「 児 童 ・ 生 徒 一 人 一 人 の 能 力 を 最 大 限 伸 ば
す」を推進し,20の具体的な取組を3年間実践し,検証を行ってきまし
た。
この度,3年間の実践を踏まえた新たな課題と,調布市基本計画(平成
2 7 年 3 月 時 点 修 正 ), 調 布 市 教 育 プ ラ ン ( 平 成 2 7 年 3 月 改 定 ), 特 別 支
援教室の導入ガイドライン(平成27年3月,東京都教育委員会)との整
合性を図るため,調布市特別支援教育全体計画【改定版】を策定すること
になりました。特別支援教育は,子ども一人一人の個性を尊重し,求めら
れる教育ニーズに対応できるようにするための取組であることから,教育
委 員 会 は 重 点 課 題 の 1 つ と し て ,学 校 と 関 係 機 関 等 と の 連 携 を 図 り な が ら ,
組織横断的・包括的に取り組むことが重要であると考えています。
最後になりますが,調布市の学校教育に関わるすべての皆様に,調布市
特別支援教育全体計画【改定版】の内容について御理解・御協力を賜りま
すようお願い申しあげます。
平成28年3月
目
次
目次
調布市特別支援教育全体計画【改定版】の策定にあたって
第1章
調布市特別支援教育全体計画改定の概要
1
1 全体計画の位置付け
2 特別支援教育を取り巻く現状
3 特別支援教室の現状とこれからの方向性
-通級指導学級から特別支援教室へ-
4 特別支援教育推進のための4つの柱の主な実践成果と課題
5 全体計画改定の趣旨
第2章
全体計画の内容
29
1 計画の体系
2 4つの視点と15の取組
【視点Ⅰ】特別支援教育の充実を図る環境の整備
32
取組1 特別支援学級(知的障害学級・特別支援教室拠点校)
の計画整備
取組2 特別支援学級等の適正な教育課程の編成
取組3 交流及び共同学習の推進
取組4 教科用図書の採択
取組5 特別支援教育における相談体制
【視点Ⅱ】就学前から進学・就労までを見通した支援
37
取組6 就学前からの支援をつなぐ就学支援シート等の活用
取組7 個別の教育支援計画及び個別指導計画の作成と活用
取組8 公開授業や学級説明会の開催
取組9 子どもの自立に向けたキャリア教育の充実
【視点Ⅲ】教員等の指導力向上
41
取組10 調布市特別支援教育専門家チーム(巡回相談員)に
よる巡回相談の実施
取組11
通常の学級における教員等の資質・能力の向上
取組12 特別支援学級教員等の資質・能力の向上
取組13 スクールサポーター,介助員及び特別支援教室専門
員の資質・能力の向上
【視点Ⅳ】児童・生徒一人一人の能力や可能性の伸長
取組14 副籍制度の推進
取組15 インクルーシブ教育システム構築モデル事業の活用
45
第3章
全体計画の推進
1
特別支援教育をするうえでの課題
2
計画の推進体制
資料編
1
48
特別支援教育に関連する国や東京都並びに調布市の動向
及び法令と用語
インクルーシブ教育システムの構築
2 調布市特別支援教育全体計画【改定版】策定の背景となる特別
支援教育関係法令等
3 調布市における特別支援教育の取組
4 特別支援教育に関連する用語の解説
5 相談・支援の窓口となる関係諸機関
本 文 中 , * を 記 し た 語 句 に つ い て は ,「 資 料 編
4
特別支援
教育に関連する用語の解説」
( 6 2 ~ 6 9 ペ ー ジ )が あ り ま す
ので,ご参照ください。
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