研究シーズ - 滋賀医科大学

国立大学法人 滋賀医科大学 研究シーズ
研究シーズNo.1505
シーズ分野; 医療:機器・システム
研究シーズ
- より便利で安全な画像誘導下の低侵襲治療を目指して -
■研究概要
■研究の背景・目的
通常MR装置近傍で動作し、MR画像に基づいて標的位置を指
定すると、位置合わせなしにロボットが標的を自動的に追尾し、再
構成したMR画像とリアルタイムの超音波画像同時に表示して、正
確で安全な穿刺を簡便に実現することのできるシステム。
本学の縦型オープンMRで臨床症例にも応用した実績のあるMR対応の
標的を自動的に追尾する穿刺支援ロボットを、一般に普及している通常の
トンネル型のMRでも使えるシステムに改良し、位置合わせなしに3次元MR
画像とリアルタイムの超音波画像を併用し、簡便かつ安全に画像誘導低
侵襲治療を行えるシステムを構築する。
■研究者紹介
■研究内容・特徴
・氏名; 森川 茂廣
通常MR装置で3次元画像データを撮像し、標的位置を指定すると、対象
をマグネットから引き出した後、位置合わせなしにロボットが標的を直ちに
自動的に追尾する。穿刺経路の情報は再構成したMR画像で示されるので
安全で最適な穿刺経路を容易に選択することができる。このロボットは超
音波プローブを把持し、穿刺される針の位置は、超音波画像でリアルタイ
ムにモニターすることができるので、確認のための撮像を行わずに穿刺結
果をその場で確認することができる。
・所属; 臨床看護学講座(クリティカル)
・職名; 非常勤講師
・取得学位; 医学博士(京都大学)
・専門分野; MR医学、外科学、医用工学
・研究課題;低侵襲画像誘導手術
■応用展開・共同研究希望テーマ
・製品化に向けた共同研究・機器開発
■関連文献・特許
・特願2014-30656
図1
お問い合わせ先
滋賀医科大学 研究協力課 産学連携担当
077-548-2847 E-mail;[email protected]
磁石近傍に設置したロボット
と超音波装置
図2 再構成MR画像と超音波画像
をモニターしながらの穿刺