移植、癌、感染症

国立大学法人 滋賀医科大学 研究シーズ
研究シーズNo.1501
シーズ分野;基礎医学 病理学
研究シーズ
-移植、癌、感染症、内膜症の治療研究-
■研究概要
■研究の背景・目的
移植や免疫反応に関与する特定の主要組織適合遺伝子複合
体(MHC)を有するカニクイザルを繁殖維持している。こられのカニク
イザルを使用して、臓器およびiPS細胞移植、癌、感染症、内膜症の
臨床応用および治療研究を行っている。
マウスが前臨床試験のモデルとして使用されてきたが、マウスと人の
臨床との間には乖離がある。実際、マウスの治療実験データそのままでは
人の臨床には使用できない事例が多々ある。本学ではより人に近いカニク
イザルを前臨床モデルとして確立する試みを行っている。
■研究内容・特徴
■研究者紹介
・氏名; 小笠原 一誠
理事(研究・企画・評価等担当理事)
・所属; 動物生命科学研究センター
・職名; センター長
・取得学位; 医学博士(北海道大学)
・専門分野; 免疫学、病理学
・研究課題;
インフルエンザ感染症に関する研究
癌の免疫治療に関する研究
内膜症の治療に関する研究
本学の有するカニクイザルの主要組織適合遺伝子複合体(MHC)は
全てタイピングされ、特定のMHCを有するカニクイザルが繁殖維持されて
いる。MHCホモ接合体由来のiPS細胞も樹立されており、このシステムを使
用した移植、癌、感染症の研究を行っている。また、霊長類にしか発症しな
い子宮内膜症のカニクイザルも10頭以上保有している。これらの臨床に
直結する霊長類モデルを使用した治療の前臨床試験を展開している。
サルを使用した前臨床試験
腫瘍
骨髄移植
■応用展開・共同研究希望テーマ
・免疫抑制細胞を除去するカラムを使用した癌治療の共同研究
・MHC同定カニクイザルを使用した移植実験の共同研究
感染症
■関連文献・特許
・特願2011-71475
お問い合わせ先
滋賀医科大学 研究協力課 産学連携担当
077-548-2847 E-mail;[email protected]
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