ブラジルレアルを活用したインカム投資 - 三井住友トラスト・アセット

Column
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「投資のヒント」
2016年5月25日
※以下、ピムコジャパンリミテッド提供のレポートをご紹介します。
ブラジルレアルを活用したインカム投資
 今年3月以降、ルセフ大統領の退陣に対する期待を主な背景に、ブラジル・レアルは堅調に推移
 短期的には値動きが政治面に左右されやすい環境が続くとみられるものの、中長期的には新政権移行後も
「財政の健全化」「インフレ抑制」を柱とした経済改革が進むことがレアルの本格的な反転の鍵に
 昨年までの下落要因が解消されつつある環境下、相対的に高いインカム(金利収入)を積み上げながら、国内
経済とレアルの回復を待つ投資姿勢は有効に
2016年3月以降、ルセフ大統領の退陣に対する期待を主な背景に、レアルは堅調に推移
【2015年と2016年初来の主要通貨のリターン(対円)】
 年初来のリターンは対米ドルで+11.7%、対円で+2.5%に
• 2016年に入り、円高が進行し主要通貨が対円で下落する中、レ
アルは対円で年初来+2.5%と他通貨と比べ堅調に推移
10%
• 円高米ドル安の効果を除いた対米ドルでは+11.7%と大きく上昇
-10%
 ルセフ大統領の退陣に対する期待が主な上昇要因に
• 3月には、国営石油ペトロブラス社を巡る汚職捜査が進展する中、
ルセフ大統領の弾劾是非を問う下院特別委員会を設置
• 3月末に最大政党の民主運動党(PMDB)が連立解消を発表する
等、大統領退陣へ期待が高まる中、4月半ばには下院で弾劾案
が可決
• 足元では弾劾成立に必要な上院での審議継続、ルセフ大統領の
一時的な離職およびテメル副大統領の暫定大統領就任が確定
ブラジル
レアル
2.5%
ロシア
ルーブル
豪ドル
-17.6%
-4.3%
-8.9%
-10.0%
-10.8%
-13.8%
-14.4%
-30%
-40%
2015年 2016年初来
-32.6%
【2016年初来のブラジルレアルの推移(対円、対米ドル)】
110
対米ドル:
+11.7%
下院本議会で
弾劾が可決
115
ルセフ大統領の弾劾是非を
問う下院特別委員会設置
円
高
要
因
ルーラ元大統領へ
汚職容疑での家宅捜査
105
100
期間:(上図) 2014年12月末-2015年12月末、2015年12月末-2016年5月20日
(下図) 2015年12月末-2016年5月20日、2015年12月末を100として指数化
出所:ブルームバーグ
インド
ルピー
0.4%
0%
-20%
メキシコ
ペソ
対円:
+2.5%
上院での審議継続と
ルセフ大統領の
一時的な離任が決定
PMDBが連立
離脱を決定
95
90
12月31日
1月31日
2月29日
3月31日
4月30日
レアル投資を取り巻く昨年までの不安材料は足もとで解消の方向へ
 今後は新政権成立後も正しい政策の方向性が維持されるかが鍵
に
• 政治面:市場は既に政権交代を織り込んでいるものの、その過
程によっては短期的にレアルの変動要因となる可能性には注意
【レアルの主要な変動要因(国内)に関する状況の変化】
2015年
政治面
• 格下げ:大手格付け会社3社は既に同国国債を非投資適格水準
に格下げ。今年以降の追加的な格下げに対し市場の反応は限
定的
• 当局の政策:中長期的な観点では、政府がこれまで進めてきた
「財政の健全化」「インフレ抑制」が継続するかがポイント
汚職問題など現政権の
安定性に対する懸念
• 同氏は年金/社会保障分野の責任者も兼任。就任会見でも年金
改革等を通じた財政健全化により市場の信頼回復に努めると表
明
暫定政権が成立し
弾劾成立は濃厚に
格付け
 新財務大臣は市場の信認が厚いメイレレス元中央銀行総裁に
• 新たに発表された組閣人事では、財政改革の中心となる新財務
大臣に元中央銀行総裁のメイレレス氏が就任
2016年現在
非投資適格への
格下げ懸念
非投資適格への格下げ
は織り込み済み
財政健全化、インフレ
抑制は正しい方向性
暫定政権の組閣は
市場寄り。今後の
舵取りに注目
当局の政策
出所:PIMCO 2016年5月20日時点
右図はイメージ図です。見通しおよび意見は予告なく変更される場合があります。
※上記は過去のデータであり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
当資料はピムコジャパンリミテッドの情報を基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基
づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。
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レアル投資に関するよくあるご質問(FAQ)
①:このままルセフ大統領の弾劾が成立し、新政権になればレアルの反発が期待できますか?
• 大統領および政権の交代に対する期待は、3月以降から足元までのレアルの反発の中で、既に織り込まれたと考えられます。
• 市場の注目は、テメル暫定政権の下で「財政の健全化」と「インフレ抑制」が滞りなく進むかという点に移っています。市場が期
待するかたちで具体的な財政健全化策が発表され国会審議を可決すれば、中長期的にレアルのサポート要因になると考えら
れます。
• また、年初には10%を超えていた同国のインフレ率は足元*で10%を切る水準まで低下しており、この流れが継続し同国の金
融政策が緩やかな利下げに転じる場合には、国内経済の回復との両立という観点からレアルの上昇要因になると予想されま
す。
*2016年5月6日発表の4月分は+9.3%
②:新政権への移行が進む場合、レアルの下落要因となるリスクはどのようなものがありますか?
• 大統領の弾劾プロセスは今後数か月に及ぶと予想されるなかで、暫定大統領に就任しているテメル氏自身も汚職問題に関連
して弾劾の対象となりうるなど、政治情勢によって短期的にレアルの値動きが大きくなる可能性は残っていると考えられます。
• また、メイレレス新財務相は2016年の基礎的財政収支**が赤字になり、国内経済の状況も予想以上にも悪いと発言しています。
今後発表される財政健全化策が景気刺激に傾倒した内容ととられてしまう場合には、レアルの下落要因となる可能性がありま
す。
• 新たにブラジル中央銀行総裁に就任するゴールドファイン氏はインフレ期待が十分に低下しなければ利下げは実施しないとす
る従来のブラジル中央銀行の姿勢を支持しています。そのため、市場の一部で警戒された早期利下げの可能性は低いといえ
ます。
**利払い費用を除いた財政収支
③:レアル投資は当面「為替の上昇」と「金利収入の積み上げ」のどちらに期待すべきですか?
• 今後のレアル投資を考えるにあたっては、昨年までのレアルの下落要因は解消方向に向かっている一方、経済の本格的な回
復には「財政の健全化」と「インフレ抑制」を柱とする当局の政策が適切に執行され、その効果が表れるまでの時間を意識する
必要があります。
• 政治情勢が好転し投資家心理の改善が続く可能性は十分に考えられるものの、3月以降にレアルが対米ドルで急伸した際に
は、ブラジル中央銀行がドル買いレアル売り効果のある通貨スワップによってレアルの急上昇を牽制しました。
• 以上のことを踏まえると、レアル投資は当面短期的な「為替の上昇」よりも時間を味方につける着実な「インカム(金利収入)の
積み上げ」を期待して投資する姿勢が適切と考えらえます。
当資料はピムコジャパンリミテッドの情報を基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基
づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。
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【 ご留意事項 】
 当資料はピムコジャパンリミテッドの情報を基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる
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