文 学 研 究 科 経 済 学 研 究 科 経 営 学 研 究 科 法 学

文
学
研
究
科
経 済 学 研 究 科
経 営 学 研 究 科
法
学
研
究
科
戻る
授 業 科 目 担 当 表
文学研究科
◎英語英文学専攻博士前期課程授業科目及び履修単位
区 分
基礎科目
科 目 名
英米文学
専門科目
Thesis Writing I
Thesis Writing II
Research Presentation I
Research Presentation II
中世英文学演習 I
中世英文学演習 II
中世英文学演習 III
中世英文学演習 IV
近世英文学演習 I
近世英文学演習 II
近世英文学演習 III
近世英文学演習 IV
近代英文学演習 I
近代英文学演習 II
近代英文学演習 III
近代英文学演習 IV
近代米文学演習 I
近代米文学演習 II
近代米文学演習 III
近代米文学演習 IV
現代英米文学演習 I
現代英米文学演習 II
現代英米文学演習 III
現代英米文学演習 IV
英米詩研究 I
英米詩研究 II
英米詩研究 III
英米詩研究 IV
英米小説研究 I
英米小説研究 II
英米小説研究 III
英米小説研究 IV
英米演劇研究 I
英米演劇研究 II
英米演劇研究 III
英米演劇研究 IV
英米文学特殊講義 I
英米文学特殊講義 II
単 位
1 年
2 年
単位 開講期 単位 開講期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
2
半期
−44−
担 当 者 名
教授 吉村 富美子
教授 吉村 富美子
教授 ロング,クリストファー
教授 ロング,クリストファー
教授 柴田 良孝
教授 柴田 良孝
教授 柴田 良孝
教授 柴田 良孝
(本年度休講)
(本年度休講)
(本年度休講)
(本年度休講)
教授 遠藤 健一
教授 遠藤 健一
教授 遠藤 健一
教授 遠藤 健一
(本年度休講)
(本年度休講)
(本年度休講)
(本年度休講)
講師 平石 貴樹
講師 諏訪部 浩一
講師 平石 貴樹
講師 諏訪部 浩一
教授 箭川 修
教授 箭川 修
教授 箭川 修
教授 箭川 修
教授 植松 靖夫
教授 植松 靖夫
教授 植松 靖夫
教授 植松 靖夫
准教授 福士 航
准教授 福士 航
准教授 福士 航
准教授 福士 航
(本年度休講)
(本年度休講)
戻る
区 分
英語学・言語学
専門科目
英語教育学・応用言語学
単 位
科 目 名
1 年
2 年
単位 開講期 単位 開講期
英語学演習 I
2
半期
英語学演習 II
2
半期
英語学演習 III
2
半期
英語学演習 IV
2
半期
言語学演習 I
2
半期
言語学演習 II
2
半期
言語学演習 III
2
半期
言語学演習 IV
2
半期
文法論演習 I
2
半期
文法論演習 II
2
半期
文法論演習 III
2
半期
文法論演習 IV
2
半期
統語論研究 I
2
半期
統語論研究 II
2
半期
統語論研究 III
2
半期
統語論研究 IV
2
半期
音韻論研究 I
2
半期
音韻論研究 II
2
半期
音韻論研究 III
2
半期
音韻論研究 IV
2
半期
英語学・言語学特殊講義 I
2
半期
英語学・言語学特殊講義 II
2
半期
英語教育学演習 I
2
半期
英語教育学演習 II
2
半期
英語教育学演習 III
2
半期
英語教育学演習 IV
2
半期
応用言語学演習 I
2
半期
応用言語学演習 II
2
半期
応用言語学演習 III
2
半期
応用言語学演習 IV
2
半期
英語教育実践研究 I
2
半期
英語教育実践研究 II
2
半期
英語教育実践研究 III
2
半期
英語教育実践研究 IV
2
半期
第二言語習得研究 I
2
半期
第二言語習得研究 II
2
半期
第二言語習得研究 III
2
半期
第二言語習得研究 IV
2
半期
異文化間コミュニケーション研究 I
2
半期
異文化間コミュニケーション研究 II
2
半期
異文化間コミュニケーション研究 III
2
半期
異文化間コミュニケーション研究 IV
2
半期
英語教育学・応用言語学特殊講義 I
2
半期
英語教育学・応用言語学特殊講義 II
2
半期
−45−
担 当 者 名
教授 バックレイ,フィリップ
教授 バックレイ,フィリップ
教授 バックレイ,フィリップ
教授 バックレイ,フィリップ
教授 大石 正幸
講師 福地 肇
教授 大石 正幸
講師 福地 肇
教授 大石 正幸
教授 大石 正幸
教授 大石 正幸
教授 大石 正幸
講師 池内 正幸
講師 外池 滋生
講師 池内 正幸
講師 外池 滋生
教授 那須川 訓也
教授 那須川 訓也
教授 那須川 訓也
教授 那須川 訓也
講師 北原 久嗣
講師 北原 久嗣
教授 村野井 仁
教授 村野井 仁
教授 村野井 仁
教授 村野井 仁
准教授 中西 弘
准教授 中西 弘
准教授 中西 弘
准教授 中西 弘
教授 村野井 仁
教授 村野井 仁
教授 村野井 仁
教授 村野井 仁
講師 白畑 知彦
講師 白畑 知彦
講師 白畑 知彦
講師 白畑 知彦
教授 ロング,クリストファー
教授 ロング,クリストファー
教授 ロング,クリストファー
教授 ロング,クリストファー
(本年度休講)
講師 渡部 良典
戻る
区 分
論文演習
科 目 名
論文演習 I
論文演習 II
単 位
1 年
2 年
単位 開講期 単位 開講期
2
半期
2
半期
担 当 者 名
英語英文学専攻専任教員
英語英文学専攻専任教員
履修方法
2 年以上在学して、授業科目について 30 単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、修
士論文を提出して、その審査及び最終試験に合格しなければならない。
基礎科目は 4 単位以上を修得しなければならない。
論文演習は 4 単位を修得しなければならない。
なお、研究指導教員及び当該授業科目の担当教員の承認があれば、委託聴講生として他大学の大学院
の授業科目の中から選択履修することができるものとし、10 単位を限度に課程修了に必要な単位とし
て認める。
◎英語英文学専攻博士後期課程授業科目及び履修単位
授 業 科 目
単位
担 当 者
英語英文学演習 I
(英米文学)
2
英米文学分野から主指導教員 1 名と
副指導教員 1 名
英語英文学演習 I
(英語学・言語学)
2
英語学・言語学分野から主指導教員
1 名と副指導教員 1 名
英語英文学演習 I
(英語教育学・応用言語学)
2
英語教育学・応用言語学分野から主
指導教員 1 名と副指導教員 1 名
英語英文学演習 II
(英米文学)
2
英米文学分野から主指導教員 1 名と
副指導教員 1 名
英語英文学演習 II
(英語学・言語学)
2
英語学・言語学分野から主指導教員
1 名と副指導教員 1 名
英語英文学演習 II
(英語教育学・応用言語学)
2
英語教育学・応用言語学分野から主
指導教員 1 名と副指導教員 1 名
英語英文学演習 III
(英米文学)
2
英米文学分野から主指導教員 1 名と
副指導教員 1 名
英語英文学演習 III
(英語学・言語学)
2
英語学・言語学分野から主指導教員
1 名と副指導教員 1 名
英語英文学演習 III
(英語教育学・応用言語学)
2
英語教育学・応用言語学分野から主
指導教員 1 名と副指導教員 1 名
英語英文学演習 IV
(英米文学)
2
英米文学分野から主指導教員 1 名と
副指導教員 1 名
英語英文学演習 IV
(英語学・言語学)
2
英語学・言語学分野から主指導教員
1 名と副指導教員 1 名
英語英文学演習 IV
(英語教育学・応用言語学)
2
英語教育学・応用言語学分野から主
指導教員 1 名と副指導教員 1 名
−46−
戻る
授 業 科 目
単位
担 当 者
論文指導 I
(英語学・言語学)
2
英語学・言語学分野から主指導教員
1 名と副指導教員 1 名
論文指導 I
(英語教育学・応用言語学)
2
英語教育学・応用言語学分野から主
指導教員 1 名と副指導教員 1 名
論文指導 II
(英米文学)
2
英米文学分野から主指導教員 1 名と
副指導教員 1 名
論文指導 II
(英語学・言語学)
2
英語学・言語学分野から主指導教員
1 名と副指導教員 1 名
論文指導 II
(英語教育学・応用言語学)
2
英語教育学・応用言語学分野から主
指導教員 1 名と副指導教員 1 名
1.履修指導・研究指導の方法
(1)
原則として、主指導教員 1 名および副指導教員 1 名の計 2 名が具体的指導に当たる。分野別の
指導教員は以下の通り。
英米文学分野
英語学・言語学分野
英語教育学・応用言語学分野
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
植松 靖夫
遠藤 健一
柴田 良孝
箭川 修
福士 航
大石 正幸
那須川訓也
バックレイ,フィリップ
村野井 仁
ロング,クリストファー
吉村富美子
中西 弘
(2) 博士後期課程を修了する標準的条件は、
3 年以上在学して 12 単位(演習 8 単位、論文指導 4 単位)
以上を修得し、研究指導を受けて博士論文を提出し、論文審査および最終試験に合格することと
する。
ただし、特に優れた研究成果をあげたものについては、在学期間を短縮して修了できるように
する場合がある。
(3) 博士後期課程の学生は既に修士論文を作成した経験を持っているのが普通であり、入・進学の
時点である程度まで研究テーマが絞られている。そのテーマを真に意味のあるものに鍛え上げ、
確実な成果を上げうるように以下のような演習、論文指導を行う。
英語英文学演習 I・II
( 1 年次)
主指導教員および副指導教員との共同指導体制を採る。
具体的には、あらかじめ提出されている「研究計画書」を
もとに、当該研究に関連する原典あるいは研究論文等の読
解を中心としたセミナーとなる。博士論文のテーマおよび
その研究方法の妥当性を再確認し、論文内容の骨格形成に
資するための指導をする。
−47−
戻る
英語英文学演習 III・IV
( 2 年次)
授業形式は演習 I・II と基本的には変わらない。共同指
導体制を採りながら、授業を通して論文のさらなる肉付け
を目指す。
論文指導
( 3 年次または 2 年次)
演習と同じ指導体制のもとで、博士論文作成に必要な具
体的指導を行う。
① 1 年次では、学生の提出した「研究計画書」に基づき、まず、主指導教員と副指導教員を決定する。
主指導教員は学生の博士論文作成の直接の指導に当たることになる。副指導教員は、主指導教員と
連携しながら指導を行い、論文作成をサポートする。論文については、とりわけ、テーマの選択や
研究の方法についての再検討および先行研究に関する情報の取捨選択などについて適切な指導を行
う。学年末には「研究経過報告書」を提出させ、演習の評価を行う。
② 2 年次においても、学生に対する指導体制は変わらない。論文内容のさらなる充実を目指し、適
切な助言・指導を行う。学年末には「博士論文中間報告書」を提出させ、演習の評価を行う。
③ 3 年次は、論文の具体的作成にポイントを絞り、そのために必要な助言・指導を行うことになる。
(英語表現や書き方など)実践的な指導を含め、随時、論文内容の報告やそれに対するディスカッショ
ンなどを行いながら論文の完成を目指す。
◎ヨーロッパ文化史専攻博士前期課程授業科目及び履修単位(平成 28 年度入学生適用)
授 業 科 目
基礎科目
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 概 論 Ⅰ
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 概 論 Ⅱ
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 交 流 史 論 Ⅰ
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 交 流 史 論 Ⅱ
ヨ ー ロ ッ パ 史 史 料 論 Ⅰ
ヨ ー ロ ッ パ 史 史 料 論 Ⅱ
ヨ ー ロ ッ パ 史 史 料 論 Ⅲ
キ リ ス ト 教 思 想・ 文 化 史 概 論 Ⅰ
キ リ ス ト 教 思 想・ 文 化 史 概 論 Ⅱ
キ リ ス ト 教 思 想・ 文 化 史 概 論 Ⅲ
キ リ ス ト 教 思 想・ 文 化 史 概 論 Ⅳ
キ リ ス ト 教 美 術 史 概 論
必修科目
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習
(
新
約
聖
書
学
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習
(
新
約
聖
書
学
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習
(
新
約
聖
書
学
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習
(
新
約
聖
書
学
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習
( 初 期 キ リ ス ト 教 史
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習
( 初 期 キ リ ス ト 教 史
Ⅰ
)
Ⅱ
)
Ⅲ
)
Ⅳ
)
Ⅰ
)
Ⅱ
)
単位
担 当 者 名
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
櫻
井
康
櫻
井
康
櫻
井
康
櫻
井
康
松 本 宣 郎( 学 長
楠 義 櫻
井
康
野 村 佐
藤
司
出 村 み や
鐸
木
道
鐸
木
道
出 村 み や
人
人
人
人
)
彦
人
信
郎
子
剛
剛
子
2
2
講 師
教 授
講 師
教 授
講 師
教 授
講 師
教 授
教 授
廣 石 出 村 み や
廣 石 出 村 み や
廣 石 出 村 み や
廣 石 出 村 み や
出 村 み や
望
子
望
子
望
子
望
子
子
2
教 授
出 村 み や 子
2
2
2
−48−
戻る
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅲ
( 初 期 キ リ ス ト 教 史 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅳ
( 初 期 キ リ ス ト 教 史 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
(
宗
教
改
革
史
)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
(
宗
教
改
革
史
)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅲ
(
宗
教
改
革
史
)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅳ
(
宗
教
改
革
史
)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
( 近・ 現 代 キ リ ス ト 教 思 想 史 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 近・ 現 代 キ リ ス ト 教 思 想 史 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅲ
( 近・ 現 代 キ リ ス ト 教 思 想 史 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅳ
( 近・ 現 代 キ リ ス ト 教 思 想 史 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
( キ リ ス ト 教 美 術 史 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
( キ リ ス ト 教 美 術 史 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅲ
( キ リ ス ト 教 美 術 史 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅳ
( キ リ ス ト 教 美 術 史 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
(ヨーロッパ中世社会の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
(ヨーロッパ中世社会の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅲ
(ヨーロッパ中世社会の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅳ
(ヨーロッパ中世社会の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
(ヨーロッパ近世社会の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
(ヨーロッパ近世社会の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅲ
(ヨーロッパ近世社会の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅳ
(ヨーロッパ近世社会の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
(ヨーロッパ近代史の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
(ヨーロッパ近代史の構造)
2
教 授
出 村 み や 子
2
教 授
出 村 み や 子
2
教 授
野 村 信
2
教 授
野 村 信
2
教 授
野 村 信
2
教 授
野 村 信
2
教 授
佐
藤
司
郎
2
教 授
佐
藤
司
郎
2
教 授
佐
藤
司
郎
2
教 授
佐
藤
司
郎
2
2
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
鐸
木
道
出 村 み
鐸
木
道
出 村 み
鐸
木
道
出 村 み
鐸
木
道
出 村 み
櫻
井
康
剛
子
剛
子
剛
子
剛
子
人
2
教 授
櫻
井
康
人
2
教 授
櫻
井
康
人
2
教 授
櫻
井
康
人
2
教 授
楠 義 彦
2
教 授
楠 義 彦
2
教 授
楠 義 彦
2
教 授
楠 義 彦
2
准教授
佐 藤 滋
2
准教授
佐 藤 滋
2
2
2
−49−
や
や
や
や
戻る
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅲ
(ヨーロッパ近代史の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅳ
(ヨーロッパ近代史の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
(ヨーロッパ現代史の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
(ヨーロッパ現代史の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅲ
(ヨーロッパ現代史の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅳ
(ヨーロッパ現代史の構造)
選択必修科目
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 研 究 Ⅰ
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 研 究 Ⅱ
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 研 究 Ⅲ
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 研 究 Ⅳ
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 研 究 Ⅴ
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 研 究 Ⅵ
キ リ ス ト 教 思 想・ 文 化 史 研 究 Ⅰ
キ リ ス ト 教 思 想・ 文 化 史 研 究 Ⅱ
キ リ ス ト 教 思 想・ 文 化 史 研 究 Ⅲ
キ リ ス ト 教 思 想・ 文 化 史 研 究 Ⅳ
キ リ ス ト 教 思 想・ 文 化 史 研 究 Ⅴ
キ リ ス ト 教 思 想・ 文 化 史 研 究 Ⅵ
キ リ ス ト 教 美 術 史 研 究 Ⅰ
2
准教授
佐 藤 滋
2
准教授
佐 藤 滋
2
教 授
渡
辺
昭
一
2
教 授
渡
辺
昭
一
2
教 授
渡
辺
昭
一
2
教 授
渡
辺
昭
一
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
櫻
井
康
櫻
井
康
楠 義 楠 義 渡
辺
昭
渡
辺
昭
出 村 み や
出 村 み や
野 村 野 村 佐
藤
司
佐
藤
司
鐸
木
道
出 村 み や
鐸
木
道
出 村 み や
キ リ ス ト 教 美 術 史 研 究 Ⅱ
2
人
人
彦
彦
一
一
子
子
信
信
郎
郎
剛
子
剛
子
履修方法
前期課程においては、2 年以上在学して、上記授業科目より 30 単位以上を修得し、かつ、必要な研
究指導を受けた上、修士論文を提出して、その審査及び最終試験に合格しなければならない。
(1)
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳは必修科目とし、8 単位を修得するものとする。
(2)
基礎科目(4 単位以上)及び選択必修科目(8 単位以上)を含む 22 単位以上を修得するものと
する。
(3)
アジア文化史専攻に開設されている授業科目の中から選択履修することができるものとし、4
単位を限度に課程修了に必要な単位として認める。
◎ヨーロッパ文化史専攻博士前期課程授業科目及び履修単位
※ 初
ヨ
(
ヨ
(
期
ー
初
ー
初
授 業 科 目
キ リ ス ト 教 史
ロ ッ パ 文 化 史 演
期 キ リ ス ト 教
ロ ッ パ 文 化 史 演
期 キ リ ス ト 教
特
習
史
習
史
論
Ⅰ
)
Ⅱ
)
単位
4
4
4
担 当 者 名
( 本 年 度 休 講 )
〃
教 授
−50−
出 村 み や 子
戻る
※ 地中海世界の形成と構造特論
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
(地中海世界の形成と構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
(地中海世界の形成と構造)
※ 中世ヨーロッパ社会の構造特論
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
(中世ヨーロッパ社会の構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
(中世ヨーロッパ社会の構造)
中・ 近 世 ヨ ー ロ ッ パ の 文 化 と 思 想
※ ド イ ツ 宗 教 改 革 史 特 論
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
( ド イ ツ 宗 教 改 革 史 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
( ド イ ツ 宗 教 改 革 史 )
4
4
教 授
櫻
井
康
人
( 本 年 度 休 講 )
4
教 授
教 授
教 授 櫻
井
康
人
出 村 み や 子
櫻
井
康
人
( 本 年 度 休 講 )
教 授
教 授
教 授
教 授
櫻
井
康
人
楠 義 彦
野 村 信
野 村 信
( 本 年 度 休 講 )
教 授
教 授
教 授
教 授
野 村 信
佐
藤
司
郎
楠 義 彦
野 村 信
( 本 年 度 休 講 )
教 授
教 授
教 授
教 授
野 村 信
佐
藤
司
郎
楠 義 彦
楠 義 彦
( 本 年 度 休 講 )
教 授
教 授
楠 義 彦
野 村 信
( 本 年 度 休 講 )
〃
教 授
教 授
教 授
教 授
楠 義 彦
野 村 信
櫻
井
康
人
渡
辺
昭
一
( 本 年 度 休 講 )
教 授
教 授
講 師
講 師
渡
辺
昭
一
佐
藤
司
郎
森 脇 龍
森 脇 龍
( 本 年 度 休 講 )
教 授
講 師
渡
辺
昭
一
森 脇 龍
4
4
4
2
4
4
4
※ ス イ ス 宗 教 改 革 史 特 論
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
( ス イ ス 宗 教 改 革 史 )
4
4
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
( ス イ ス 宗 教 改 革 史 )
4
※ イ ギ リ ス 宗 教 改 革 史 特 論
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
( イ ギ リ ス 宗 教 改 革 史 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
( イ ギ リ ス 宗 教 改 革 史 )
※ 近世ヨーロッパ社会の形成と構造特論
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
(近世ヨーロッパ社会の形成と構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
(近世ヨーロッパ社会の形成と構造)
4
4
4
4
4
4
※ ヨ
ヨ
(
ヨ
(
ー
ー
ヨ
ー
ヨ
ロ ッ パ 近 ・ 現 代 史
ロ ッ パ 文 化 史 演
ー ロ ッ パ 近・ 現 代
ロ ッ パ 文 化 史 演
ー ロ ッ パ 近・ 現 代
特
習
史
習
史
論
Ⅰ
)
Ⅱ
)
4
4
※ ア
ヨ
(
ヨ
(
メ
ー
ア
ー
ア
リ
ロ
メ
ロ
メ
特
習
史
習
史
論
Ⅰ
)
Ⅱ
)
4
4
カ
ッ
リ
ッ
リ
社
パ
カ
パ
カ
会
文
社
文
社
思
化
会
化
会
想
史
思
史
思
史
演
想
演
想
4
4
−51−
戻る
※ 近
ヨ
(
ヨ
(
代 神 学
ー ロ ッ パ
近 代 神
ー ロ ッ パ
近 代 神
思
文
学
文
学
想 史 特
化 史 演 習
思 想 史
化 史 演 習
思 想 史
論
Ⅰ
)
Ⅱ
)
※ 現
ヨ
(
ヨ
(
代
ー
現
ー
現
ト
文
ス
文
ス
教
化
ト
化
ト
論
Ⅰ
)
Ⅱ
)
4
4
ヨ ー ロ ッ パ 史 史 料 論 Ⅰ
ヨ ー ロ ッ パ 史 史 料 論 Ⅱ
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 概 論
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 交 流 史 論
中
世
神
学
思
想
史
近・ 現 代 ヨ ー ロ ッ パ の 文 化 と 思 想
2
2
4
4
2
2
キ
ロ
代
ロ
代
リ
ッ
キ
ッ
キ
ス
パ
リ
パ
リ
思
史
教
史
教
想
演
思
演
思
特
習
想
習
想
4
4
教 授
佐
藤
司
郎
( 本 年 度 休 講 )
4
教 授
教 授
教 授
教 授
佐
野 渡
佐
( 本
教 授
教 授
講 師
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
佐
藤
司
郎
渡
辺
昭
一
森 脇 龍
松
本
宣
郎
楠 義 彦
櫻
井
康
人
櫻
井
康
人
野 村 信
佐
藤
司
郎
4
藤
司
村 辺
昭
藤
司
年 度 休 講
郎
信
一
郎
)
履修方法
前期課程においては、2 年以上在学して、上記授業科目より 30 単位以上を修得し、かつ、必要な研
究指導を受けた上、修士論文を提出して、その審査及び最終試験に合格しなければならない。
(1)
演習 I 及び II は必修科目とし、8 単位を修得するものとする。
(2)
※選択必修科目(8 単位以上)を含む 22 単位以上を修得するものとする。
(3)
アジア文化史専攻に開設されている授業科目の中から選択履修することができるものとし、4
単位を限度に課程修了に必要な単位として認める。
◎ヨーロッパ文化史専攻博士後期課程授業科目及び履修単位(平成 28 年度入学生適用)
授 業 科 目
必修科目
ヨ ー ロ ッ パ
ヨ ー ロ ッ パ
ヨ ー ロ ッ パ
ヨ ー ロ ッ パ
論
文
論
文
研究分野Ⅰ
初
期
キ
研究分野Ⅱ
ヨーロッパ社
文
文
文
文
指
指
リ
化
化
化
化
史 演
史 演
史 演
史 演
導
導
ス
ト
単位
習
習
習
習
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
担 当 者 名
2
2
2
2
2
2
教
教 授
出 村 み や 子
会の成立と構造
教 授
教 授
櫻
井
康
人
楠 義 彦
教 授
教 授
楠 義 彦
野 村 信
教 授
教 授
渡
佐
研究分野Ⅲ
宗 教 改 革 と ヨ ー ロ ッ パ 社 会
研究分野Ⅳ
近現代ヨーロッパ社会と世界システムの展開
−52−
辺
藤
昭
司
一
郎
戻る
研究分野Ⅴ
キリスト教美術の成立と展開
教 授
鐸
木
道
剛
◎ヨーロッパ文化史専攻博士後期課程授業科目及び履修単位
授 業 科 目
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
( 初 期 キ リ ス ト 教 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 初 期 キ リ ス ト 教 )
論
文
指
導
( 初 期 キ リ ス ト 教 )
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
(ヨーロッパ社会の成立と構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
(ヨーロッパ社会の成立と構造)
論
文
指
導
(ヨーロッパ社会の成立と構造)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
(宗教改革とヨーロッパ社会)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
(宗教改革とヨーロッパ社会)
論
文
指
導
(宗教改革とヨーロッパ社会)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
(近代ヨーロッパ社会と世界システムの展開)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
(近代ヨーロッパ社会と世界システムの展開)
論
文
指
導
(近代ヨーロッパ社会と世界システムの展開)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅰ
(アメリカ社会の構造と展開)
ヨ ー ロ ッ パ 文 化 史 演 習 Ⅱ
(アメリカ社会の構造と展開)
論
文
指
導
(アメリカ社会の構造と展開)
単位
4
担 当 者 名
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
1. 履修指導・研究指導の方法
(1)
博士後期課程を修了する標準的条件は、
3 年以上在学して 12 単位(演習 8 単位、論文指導 4 単位)
以上を修得し、研究指導を受けて博士論文を提出し、論文審査及び最終試験に合格することとする。
ただし、特に優れた研究業績をあげたものについては、在学期間を短縮して、2 年の在学期間を
もって修了できるようにする場合がある。
(2)
博士後期課程の学生は既に修士論文を作成した経験をもっているのが普通であり、入・進学の
時点である程度まで研究テーマが絞られている。そのテーマを真に意味のあるものに鍛え上げ、
確実な成果を上げうるように次のような演習、論文指導を行う。
本専攻は、概ね時代別に 5 つの「研究分野」を設定し、相互に密接な研究テーマを専攻する指
導教員が各分野に分属して、それぞれの演習を担当する。さらに論文指導は、各研究分野におい
て演習と関連をもたせながら、直接指導にあたる教員が主指導教員となって行い、これに他の指
−53−
戻る
導教員が協力するという方式をとる。もとより各研究分野の指導教員は必要に応じて他分野に対
しても協力する。
ヨーロッパ文化史演習 I
( 1 年次)
あらかじめ提出された「研究計画書」をもとに、所属する研究分野で、
主指導教員が中心となってセミナーを行う。先ず博士論文のテーマ及び
その研究方法の確認を主たる目標とし、先行研究の調査・整理及びその
正確な理解方法を指導する。他の指導教員はこれに協力する。
ヨーロッパ文化史演習 II
( 2 年次)
主指導教員を中心とし、当該研究分野の他の指導教員の協力による指
導体制のもとで、博士論文の骨格作りを目標とするセミナーを行う。こ
こでは特に研究課題にかかわる資料の調査・蒐集とその批判的研究及び
その正確な理解方法等を指導する。
論文指導
( 3 年次)
演習 II と同じ指導体制のもとで、博士論文作成に必要な具体的指導
を行う。
*文学研究科ヨーロッパ文化史専攻博士後期課程研究分野
研究分野Ⅰ : 初期キリスト教
研究分野Ⅱ : ヨーロッパ社会の成立と構造
研究分野Ⅲ : 宗教改革とヨーロッパ社会
研究分野Ⅳ : 近代ヨーロッパ社会と世界システムの展開
研究分野Ⅴ : アメリカ社会の構造と展開
① 1 年次では先ず学生の提出した「研究計画書」をもとに、その学生を適切な「研究分野」(教員
集団)に所属させる。直接に学生の博士論文作成の指導にあたる教員を主指導教員と定め、主指導
教員は演習の運営に責任をもち、また、博士論文の課題の方向付けを指導する。特に先行研究の調
査・整理とその正確な理解を習得させることに主眼を置く。学生には一定の時期に当該研究分野の
全指導教員の前で研究経過を報告させ、全指導教員による指導と助言を受ける。
学年末には「研究経過報告書」を提出させ、演習の評価を行う。
この段階の評価によって、短期間で優れた研究業績をあげうると判断された学生については、次
年度で論文指導ができるよう演習と論文指導を平行する指導体制を整える。
② 2 年次でも、学生の博士論文作成のための指導体制は、1 年次のそれに準ずるが、主指導教員は
特に論文の課題に関する史料の調査・整理とその正確な理解の方法に指導の重点を置く。
学年末には、「博士論文中間報告書」を提出させ、演習の評価を行う。
③ 3 年次は、博士論文の執筆の段階であり、創造的な構想の具体化に向けた論文作成法の指導を重
点的に行う。指導体制は概ね 2 年次と同じである。なお、前期と後期にそれぞれ 1 回ずつ博士論文
の構想発表を行わせる。そしてこれには当該専攻の指導教員全員が出席し多面的な指導・助言を与
える。
◎アジア文化史専攻博士前期課程授業科目及び履修単位 平成 28 年度入学生適用
授 業 科 目
選択必修科目(基礎科目)
歴
史
資
料
論
(
日
本
史
資
料
歴
(
物
情
史
資
料
論
中
国
史
資
料
質
文
化
資
料
報
資
料
単位
Ⅰ
)
2
Ⅱ
)
論
論
担 当 者 名
2
教 授
教 授
教 授
教 授
熊
菊
七
下 谷
公
池
慶
海
雅
倉 男
子
人
渉
2
2
教 授
教 授
加
佐
藤
藤
治
則
−54−
幸
義
戻る
必修科目
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
( 日 本 古 代 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 日 本 古 代 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
( 日 本 古 代 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
( 日 本 古 代 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
( 日 本 中 世 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 日 本 中 世 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
( 日 本 中 世 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
( 日 本 中 世 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
( 日 本 近 世 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 日 本 近 世 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
( 日 本 近 世 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
( 日 本 近 世 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
( 北 方 ア ジ ア 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 北 方 ア ジ ア 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
( 北 方 ア ジ ア 史 の 研 究 )
2
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
教 授
教 授
准教授
教 授
教 授
准教授
教 授
教 授
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
教 授
教 授
准教授
教 授
教 授
准教授
教 授
教 授
−55−
熊
谷
公
七
海
雅
辻 秀 熊
谷
公
七
海
雅
辻 秀 熊
谷
公
七
海
雅
辻 秀 熊
谷
公
七
海
雅
辻 秀 七
海
雅
竹
井
英
下 倉 七
海
雅
竹
井
英
下 倉 七
海
雅
竹
井
英
下 倉 七
海
雅
竹
井
英
下 倉 菊
池
慶
政
岡
伸
河
西
晃
菊
池
慶
政
岡
伸
河
西
晃
菊
池
慶
政
岡
伸
河
西
晃
菊
池
慶
政
岡
伸
河
西
晃
小
沼
孝
下 倉 佐
川
正
小
沼
孝
下 倉 佐
川
正
小
沼
孝
下 倉 佐
川
正
男
人
人
男
人
人
男
人
人
男
人
人
人
文
渉
人
文
渉
人
文
渉
人
文
渉
子
洋
祐
子
洋
祐
子
洋
祐
子
洋
祐
博
渉
敏
博
渉
敏
博
渉
敏
戻る
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
( 北 方 ア ジ ア 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
( 日 本 民 俗 学 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 日 本 民 俗 学 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
( 日 本 民 俗 学 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
( 日 本 民 俗 学 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
( 中 国 古 代 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 中 国 古 代 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
( 中 国 古 代 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
( 中 国 古 代 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
( 中 国 中 世 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 中 国 中 世 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
( 中 国 中 世 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
( 中 国 中 世 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
(日本中近世地域社会史の研究)
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
(日本中近世地域社会史の研究)
2
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
客員教授
客員教授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
教 授
准教授
准教授
教 授
准教授
−56−
小
沼
孝
下 倉 佐
川
正
政
岡
伸
加
藤
幸
菊
池
慶
政
岡
伸
加
藤
幸
菊
池
慶
政
岡
伸
加
藤
幸
菊
池
慶
政
岡
伸
加
藤
幸
菊
池
慶
谷 口 下 倉 佐
川
正
劉 振
呂
谷 口 下 倉 佐
川
正
谷 口 下 倉 佐
川
正
谷 口 下 倉 佐
川
正
下 倉 谷 口 七
海
雅
下 倉 谷 口 七
海
雅
下 倉 谷 口 七
海
雅
下 倉 谷 口 七
海
雅
竹
井
英
七
海
雅
小
沼
孝
竹
井
英
七
海
雅
小
沼
孝
博
渉
敏
洋
治
子
洋
治
子
洋
治
子
洋
治
子
満
渉
敏
東
静
満
渉
敏
満
渉
敏
満
渉
敏
渉
満
人
渉
満
人
渉
満
人
渉
満
人
文
人
博
文
人
博
戻る
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
(日本中近世地域社会史の研究)
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
(日本中近世地域社会史の研究)
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
( 日 本 近 現 代 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 日 本 近 現 代 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
( 日 本 近 現 代 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
( 日 本 近 現 代 史 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
( 日 本 考 古 学 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 日 本 考 古 学 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
( 日 本 考 古 学 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
( 日 本 考 古 学 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
( ア ジ ア 考 古 学 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( ア ジ ア 考 古 学 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
( ア ジ ア 考 古 学 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
( ア ジ ア 考 古 学 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
( 物 質 文 化 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 物 質 文 化 の 研 究 )
2
准教授
教 授
准教授
准教授
教 授
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
−57−
竹
井
七
海
小
沼
竹
井
七
海
小
沼
河
西
菊
池
政
岡
河
西
菊
池
政
岡
河
西
菊
池
政
岡
河
西
菊
池
政
岡
辻 佐
川
熊
谷
辻 佐
川
熊
谷
辻 佐
川
熊
谷
辻 佐
川
熊
谷
佐
川
辻 熊
谷
佐
川
辻 熊
谷
佐
川
辻 熊
谷
佐
川
辻 熊
谷
加
藤
政
岡
河
西
加
藤
政
岡
河
西
英
雅
孝
英
雅
孝
晃
慶
伸
晃
慶
伸
晃
慶
伸
晃
慶
伸
秀 正
公
秀 正
公
秀 正
公
秀 正
公
正
秀 公
正
秀 公
正
秀 公
正
秀 公
幸
伸
晃
幸
伸
晃
文
人
博
文
人
博
祐
子
洋
祐
子
洋
祐
子
洋
祐
子
洋
人
敏
男
人
敏
男
人
敏
男
人
敏
男
敏
人
男
敏
人
男
敏
人
男
敏
人
男
治
洋
祐
治
洋
祐
戻る
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
( 物 質 文 化 の 研 究 )
2
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
( 物 質 文 化 の 研 究 )
2
選択科目
日 本
日 本
日 本
日 本
日 本
日 本
日本中
日本中
日 本
日 本
北 方
北 方
中 国
中
国
古 代 史 特
古 代 史 特
中 世 史 特
中 世 史 特
近 世 史 特
近 世 史 特
近世地域社会史
近世地域社会史
近 現 代 史 特
近 現 代 史 特
ア ジ ア 史 特
ア ジ ア 史 特
古 代 史 特
古
代
史
特
中
国
中
世
史
ア ジ ア 民 族 史
日 本 考 古 学 特
日 本 考 古 学 特
ア ジ ア 考 古 学 特
ア ジ ア 考 古 学 特
論
論
論
論
論
論
特論
特論
論
論
論
論
論
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
論
Ⅱ
2
特
論
特 論
論 Ⅰ
論 Ⅱ
論 Ⅰ
論 Ⅱ
2
2
2
2
2
2
日 本 民 俗 学 特 論
日 本 民 俗 学 特 論
ア ジ ア 地 域 環 境
日 本 列 島 人 文 環 境
地
域
解
析
Ⅰ
Ⅱ
論
論
学
2
2
2
2
2
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
加
政
河
加
政
河
藤
岡
西
藤
岡
西
幸
伸
晃
幸
伸
晃
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
准教授
教 授
教 授
講 師
准教授
教 授
客員教授
客員教授
教 授
客員教授
教 授
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
客員教授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
熊
谷
公
熊
谷
公
七
海
雅
七
海
雅
菊
池
慶
菊
池
慶
竹
井
英
竹
井
英
河
西
晃
河
西
晃
菊
池
勇
小
沼
孝
谷 口 劉 振
呂
谷 口 劉 振
下 倉 小
沼
孝
辻 秀 辻 秀 佐
川
正
佐
川
正
劉 振
政
岡
伸
政
岡
伸
宮
城
豊
高
野
岳
高
野
岳
治
洋
祐
治
洋
祐
男
男
人
人
子
子
文
文
祐
祐
夫
博
満
東
静
満
東
渉
博
人
人
敏
敏
東
洋
洋
彦
彦
彦
履修方法
前期課程においては、2 年以上在学して、上記授業科目より 30 単位以上を修得し、かつ、必要な研
究指導を受けた上、修士論文を提出して、その審査及び最終試験に合格しなければならない。
(1)
アジア文化史演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳは必修科目とし、8 単位以上を修得するものとする。
(2)
基礎科目のうち 3 科目を選択必修とし、6 単位以上を修得するものとする。
(3)
ヨーロッパ文化史専攻に開設されている授業科目の中から選択履修できるものとし、4 単位を
限度に課程修了に必要な単位として認める。
−58−
戻る
◎アジア文化史専攻博士前期課程授業科目及び履修単位
※ 中
授 業 科 目
国
先
秦
史
特
論
単位
4
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
(古代中国の社会・文化と東アジア世界)
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
(古代中国の社会・文化と東アジア世界)
4
※ 日
本
古
代
史
特
論
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
(日本古代国家の形成と東アジア世界)
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
(日本古代国家の形成と東アジア世界)
4
4
※ 日
ア
(
ア
(
論
Ⅰ
)
Ⅱ
)
4
4
※ 中 国 明 清 社 会 経 済 史
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
(中国近世社会と東アジア世界)
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
(中国近世社会と東アジア世界)
4
4
※ 日
ア
(
ア
(
論
Ⅰ
)
Ⅱ
)
4
4
※ 日 本 近 世 地 域 文 化 論
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
(日本近世における地域文化の形成)
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
(日本近世における地域文化の形成)
4
4
※ 東 北 ア ジ ア 史 特
※ 日 本 列 島 北 方 史 特
ア ジ ア 文 化 史 演 習
( 日 本 列 島 北 方 史 の 研 究
2
2
4
本 中 世 地 域 史
ジ ア 文 化 史 演 習
日 本 中 世 地 域 史 研 究
ジ ア 文 化 史 演 習
日 本 中 世 地 域 史 研 究
本 近 世
ジ ア 文
日 本 近 世
ジ ア 文
日 本 近 世
政 治 史 特
化 史 演 習
政 治 史 研 究
化 史 演 習
政 治 史 研 究
論
論
Ⅰ
)
4
4
4
4
4
4
担 当 者 名
教 授
谷 口 満
客員教授(前期)呂 静
客員教授(後期)劉 振 東
( 本 年 度 休 講 )
教 授
谷 口 満
教 授
佐
川
正
敏
教 授
下 倉 渉
准教授
小
沼
孝
博
客員教授(前期)呂 静
客員教授(後期)劉 振 東
教 授
熊
谷
公
男
( 本 年 度 休 講 )
教 授
教 授
教 授
教 授
熊
谷
公
男
辻 秀 人
下 倉 渉
七
海
雅
人
( 本 年 度 休 講 )
教 授
教 授
教 授
准教授
七
熊
菊
小
( 本
教 授
准教授
教 授
下 倉 渉
小
沼
孝
博
政
岡
伸
洋
( 本 年 度 休 講 )
( 本 年 度 休 講 )
教 授
教 授
教 授
教 授
菊
政
河
加
( 本
池
岡
西
藤
年 度
慶
伸
晃
幸
休 講
子
洋
祐
治
)
教 授
教 授
教 授
講 師
講 師
政
菊
加
田
菊
( 本
岡
池
藤
淵
池
年 度
伸
慶
幸
陽
勇
休 講
洋
子
治
子
夫
)
−59−
海
谷
池
沼
年 度
雅
公
慶
孝
休 講
人
男
子
博
)
戻る
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 日 本 列 島 北 方 史 の 研 究 )
中
日
国
本
史
史
史
史
料
料
論
論
中 国 中 世 社 会 文 化 史 特 論
ア ジ ア 民 族 文 化
日 本 近 現 代 文 化 史 特
日
本
考
古
学
特
ア ジ ア 考 古 学 特
論
論
論
論
日
本
民
俗
学
特
論
ア ジ ア 地 域 環 境 論
日 本 列 島 人 文 環 境 論
日 本 列 島 自 然 環 境 論
地
域
解
析
学
教 授
菊
池
慶
子
教 授
佐
川
正
敏
教 授
七
海
雅
人
2
教 授
下 倉 渉
2
教 授
熊
谷
公
男
教 授
菊
池
慶
子
教 授
七
海
雅
人
2
教 授
下 倉 渉
客員教授(前期)呂 静
2
准教授
小
沼
孝
博
4
教 授
河
西
晃
祐
2
教 授
辻 秀 人
2
教 授
佐
川
正
敏
客員教授(後期)劉 振 東
2
教 授
政
岡
伸
洋
4(兼担)教 授
宮
城
豊
彦
4(兼担)教 授
高
野
岳
彦
4
( 本 年 度 休 講 )
2(兼担)教 授
宮
城
豊
彦
4
履修方法
前期課程においては、2 年以上在学して、上記授業科目より 30 単位以上を修得し、かつ、必要な研
究指導を受けた上、修士論文を提出して、その審査及び最終試験に合格しなければならない。
(1)
演習 I 及び II は必修科目とし、8 単位を修得するものとする。
※選択必修科目(8 単位以上)を含む 22 単位以上を修得するものとする。
(2)
ヨーロッパ文化史専攻に開設されている授業科目の中から選択履修することができるものと
し、4 単位を限度に課程修了に必要な単位として認める。
◎アジア文化史専攻博士後期課程授業科目及び履修単位 平成 28 年度入学生適用
授 業 科 目
必修科目
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅲ
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅳ
論
文
指
導
Ⅰ
論
文
指
導
Ⅱ
研究分野Ⅰ
東アジア世界の中の日本古代史の研究
研究分野Ⅱ
日本中世政治制度史・地域社会史の研究
単位
担 当 者 名
2
2
2
2
2
2
教 授
教 授
教 授
教 授
熊
谷
公
男
辻 秀 人
佐
川
正
敏
七
海
雅
人
教 授
教 授
教 授
教 授
七
海
雅
人
熊
谷
公
男
菊
池
慶
子
下 倉 渉
−60−
戻る
研究分野Ⅲ
日本近世の政治と社会の研究
研究分野Ⅳ
日本近現代の政治と社会の研究
研究分野Ⅴ
東アジアの中の日本とその文化的特性の研究
研空分野Ⅵ
考古学からみた東アジアと日本の先史 ・ 古代社会の研究
研究分野Ⅶ
中国古代・中世の政治と社会の研究 研究分野Ⅷ
アジアにおける民族社会の形成と展開の研究
教 授
教 授
教 授
教 授
菊
河
七
政
池
西
海
岡
慶
晃
雅
伸
子
祐
人
洋
教 授
教 授
准教授
教 授
河
菊
小
加
西
池
沼
藤
晃
慶
孝
幸
祐
子
博
治
教 授
教 授
教 授
教 授
政
加
菊
河
岡
藤
池
西
伸
幸
慶
晃
洋
治
子
祐
教 授
教 授
教 授
教 授
辻 秀 人
佐
川
正
敏
熊
谷
公
男
谷 口 満
教 授
教 授
教 授
教 授
谷 口 満
下 倉 渉
熊
谷
公
男
佐
川
正
敏
教 授
教 授
准教授
教 授
谷 口 満
政
岡
伸
洋
小
沼
孝
博
河
西
晃
祐
◎アジア文化史専攻博士後期課程授業科目及び履修単位
授 業 科 目
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
(アジア文化と中国史の展開)
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
(東アジア史の展開と日本古代・中世の文化)
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
(日本近世・近代史と東アジア文化の展開)
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅰ
(東北アジア史の展開と日本)
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
(中国古代文化の形成と東アジア諸民族)
単位
4
担 当 者 名
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
( 本 年 度 休 講 )
4
教 授
教 授
教 授
教 授
−61−
谷 口 満
熊
谷
公
男
佐
川
正
敏
辻 秀 人
戻る
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
(東アジア世界の中の中国近世社会)
4
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
(東アジア世界と日本古代の政治と文化)
4
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 日 本 中 世 の 社 会 と 文 化 )
4
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
(日本近世・近代の社会構造とその文化的特性)
4
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
( 日 本 近 世・ 近 代 の 政 治 と 経 済 )
4
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
(東北アジアの生活形態と歴史的統合)
4
ア ジ ア 文 化 史 演 習 Ⅱ
(日本列島北方史と東北アジア)
4
論
文
指
導
(中国古代文化形成の研究)
4
論
文
指
導
(東アジア世界の中の中国近世社会の研究)
4
論
文
指
導
(東アジア世界の中の日本古代社会の研究)
4
論
文
指
導
( 日 本 中 世 社 会 の 研 究 )
4
論
文
指
導
(日本近世・近代の社会とその文化的特性の研究)
4
論
文
指
導
(日本近世・近代の政治と経済の研究)
4
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
−62−
谷 口 満
菊
池
慶
子
政
岡
伸
洋
下 倉 渉
熊
谷
公
男
辻 秀 人
佐
川
正
敏
下 倉 渉
七
海
雅
人
熊
谷
公
男
佐
川
正
敏
政
岡
伸
洋
政
岡
伸
洋
菊
池
慶
子
河
西
晃
祐
菊
池
慶
子
政
岡
伸
洋
河
西
晃
祐
下 倉 渉
河
西
晃
祐
政
岡
伸
洋
菊
池
慶
子
佐
川
正
敏
七
海
雅
人
谷 口 満
熊
谷
公
男
佐
川
正
敏
辻 秀 人
谷 口 満
下 倉 渉
菊
池
慶
子
政
岡
伸
洋
熊
谷
公
男
辻 秀 人
七
海
雅
人
佐
川
正
敏
下 倉 渉
七
海
雅
人
熊
谷
公
男
佐
川
正
敏
政
岡
伸
洋
政
岡
伸
洋
菊
池
慶
子
河
西
晃
祐
菊
池
慶
子
河
西
晃
祐
政
岡
伸
洋
戻る
論
文
指
導
( 東 北 ア ジ ア 史 の 研 究 )
4
論
文
指
導
( 日 本 列 島 北 方 史 の 研 究 )
4
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
下 倉 渉
河
西
晃
祐
政
岡
伸
洋
菊
池
慶
子
佐
川
正
敏
七
海
雅
人
1. 履修指導・研究指導の方法
(1)
博士後期課程を修了する標準的条件は、3 年以上在学して 12 単位(演習 8 単位、論文指導 4 単位)
以上を修得し、研究指導を受けて博士論文を提出し、論文審査及び最終試験に合格することとする。
ただし、特に優れた研究業績をあげたものについては、在学期間を短縮して、2 年の在学期間
をもって修了できるようにする場合がある。
(2)
博士後期課程の学生は既に修士論文を作成した経験をもっているのが普通であり、入・進学の
時点である程度まで研究テーマが絞られている。そのテーマを真に意味のあるものに鍛え上げ、
確実な成果を上げうるように次のような演習、論文指導を行う。
アジア文化史演習 I
(1 年次)
あらかじめ提出させた「研究計画書」をもとに、所属する「研究分野」
ごとに、主指導教員を中心として、専門領域を異にする複数の教員によ
るセミナーを行う。先ず博士論文のテーマ及びその研究方法の確認を主
たる目標とし、必要に応じて、先行研究の調査、史・資料の蒐集、読解
の指導を行う。
アジア文化史演習 II
(2 年次)
直接、博士論文の指導にあたる主指導教員を中心とする複数の教員の
協力による指導体制のもとで、博士論文の骨格の確認を目標とするセミ
ナーを行う。研究の進展段階に応じて、必要な先行研究の整理、史・資
料の蒐集、読解の指導を行う。
論文指導
(2・3 年次)
アジア文化史演習と同じ指導体制のもとで、博士論文作成に必要な具
体的指導を行う。
*文学研究科アジア文化史専攻博士後期課程研究分野
○アジア文化史演習〔博士後期課程 1 年次〕
研究分野Ⅰ : アジア文化と中国史の展開
研究分野Ⅱ : 東アジア史の展開と日本古代・中世の文化
研究分野Ⅲ : 日本近世・近代史と東アジア文化の展開
研究分野Ⅳ : 東北アジア史の展開と日本
○アジア文化史演習〔博士後期課程 2 年次〕
研究分野(1):中国古代文化の形成と東アジア諸民族
研究分野(2):東アジア世界の中の中国近世社会
研究分野(3):東アジア世界と日本古代の政治と文化
研究分野(4):日本中世の社会と文化
研究分野(5):日本近世・近代の社会構造とその文化的特性
研究分野(6):日本近世・近代の政治と経済
研究分野(7):東北アジアの生活形態と歴史的統合
研究分野(8):日本列島北方史と東北アジア
○論文指導〔博士後期課程 2 年次又は 3 年次〕
研究分野(1):中国古代文化形成の研究
研究分野(2):東アジア世界の中の中国近世社会の研究
研究分野(3):東アジア世界の中の日本古代社会の研究
−63−
戻る
研究分野(4):日本中世社会の研究
研究分野(5):日本近世・近代の社会とその文化的特性の研究
研究分野(6):日本近世・近代の政治と経済の研究
研究分野(7):東北アジア史の研究
研究分野(8):日本列島北方史の研究
① 1 年次の演習は、上述したように先ず博士論文のテーマとそのための研究方法の確認を目標とす
るが、そのためには可能な限り広い視野からの問題の発見と自らの問題意識の相対化が必要である。
また本専攻の特色であるアジア史・日本史といった枠組みにとらわれない研究を進めるためにも広
い視野に立った問題設定が必要である。そのため、1 年次の演習においては、学生が提出した「研
究計画書」をもとにその学生の博士論文の作成を指導するにもっともふさわしい「研究分野」(教
員集団)に学生を所属せしめる。「研究分野」は演習の運営のユニットとなる。
研究分野は I ∼ IV の 4 分野である。
各「研究分野」ごとに、学生の博士論文作成の指導にもっともふさわしい研究テーマをもつ教員
を主指導教員と定め、演習の運営、学生の評価をその責任において行うこととする。他の指導教員
はその専門的職見をもって、主指導教員に協力して、学生に指導・助言を与え、必要に応じて研究
史の確認、史・資料の読解についても独自の指導を行う。学生には適当な時期に当該「研究分野」
の全指導教員の前で研究経過を報告させ、全指導教員による指導と助言を受ける。
学年末に「研究経過報告書」を提出させ、演習の評価を行う。
その評価によって、短期間で優れた研究業績をあげうる可能性が高いと判断された場合には、2
年次において演習と論文指導を伴せ行い、2 年次の末に博士論文の提出ができるようにする。
② 2 年次においても、学生による研究計画・研究経過の報告をもとに、指導・助言を行う形式のセミ
ナーが中心になるが、ここではやや技術的な指導に重点が移る。そのため 1 年次の「研究分野」を
時代又は対象地域をもとに二つに分割して、
(1)
∼
(8)の八つの「研究分野」を設定して演習を行う。
学年末に「博士論文中間報告書」を提出させ、演習の評価を行う。
③ 3 年次は博士論文の執筆の段階であり、創造的な構想の具体化に向けた論文作成法の指導を、学
生の論文作成の進展に合わせて行う。指導の体制は演習の II 場合と同じである。なお前期と後期
にそれぞれ一回ずつ博士論文の構想発表を行わせ、当該専攻の指導教員全員が出席して、多面的に
指導・助言を与える機会を設ける。
(3)
以上の演習・論文指導をふまえて、入学・進学から博士論文提出にいたる指導を次のごときス
ケジュールで行う。
① 1 年次については、年度のはじめの 4 月に「研究計画書」を提出させ、その結果に基づいて、研
究科委員会において主指導教員となるべき教員と履修すべき演習(演習 I)を定める。その上で翌
年の 1 月末に「研究経過報告書」(学会誌などに発表した論文の抜刷を添えることができる)を提
出させ、それによって演習の評価を行うとともに、次年度に向けての指導を行う。その際、短期間
で優れた業績をあげうると判断された場合には、2 年次において論文指導と演習をあわせて履修し、
2 年次の終りに博士論文を提出する道を開く。
② 2 年次については、1 年次と同様に 4 月に「研究計画書」を提出させた上で、演習を履修せしめ、
翌年 1 月に「博士論文中間報告書」
(学会誌などに発表した論文の抜刷を添えることができる)を
提出させ、それをもって演習の評価をするとともに、次年度の論文指導に備える。「博士論文中間
報告書」を受理されたものは、次年度において、博士論文提出の資格を得る。
なお 2 年次の終りに博士論文の提出を認めうるものについては、2 年次のはじめの 4 月に「博士
論文中間報告書」を提出させ、演習 II と論文指導を同時に履修した上で、博士論文を提出せしめる。
③ 3 年次においては、論文指導を履修せしめるとともに、4 月に「博士論文題目届」を主指導教員
の指導を経た上で、研究科長に提出させ、予め決められた期日までに、学位論文を「博士論文審査
願」とともに提出させる。学位論文の審査及び最終試験は、「東北学院大学学位規程」の定めると
ころによって行う。
−64−
戻る
経済学研究科
◎経済学専攻博士前期課程授業科目及び履修単位
原則としてⅠ前期 Ⅱ後期 開講
授 業 科 目
研究科講義
研究科基礎
特
社
習
論
2
2
経
済
史
概
説
特
論
英 語 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン
情 報 リ テ ラ シ ー 特 論
2
2
2
ミ ク ロ 経 済 学 特 論 Ⅰ
ミ ク ロ 経 済 学 特 論 Ⅱ
マ ク ロ 経 済 学 特 論 Ⅰ
マ ク ロ 経 済 学 特 論 Ⅱ
経
済
原
論
特
論
Ⅰ
経
済
原
論
特
論
Ⅱ
社 会 経 済 学 特 論 Ⅰ
社 会 経 済 学 特 論 Ⅱ
金
融
論
特
論
Ⅰ
金
融
論
特
論
Ⅱ
産 業 組 織 論 特 論 Ⅰ
産 業 組 織 論 特 論 Ⅱ
公 共 経 済 論 特 論 Ⅰ
公 共 経 済 論 特 論 Ⅱ
経済モデル・シミュレーション特論Ⅰ
経済モデル・シミュレーション特論Ⅱ
経 済 倫 理 学 特 論 Ⅰ
経 済 倫 理 学 特 論 Ⅱ
経 済 統 計 学 特 論 Ⅰ
経 済 統 計 学 特 論 Ⅱ
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
東
東
東
東
日
日
世
世
国
国
国
国
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
会
別
科
学
演
単位
特
経済理論
応用経済
北 経 済 論
北 経 済 論
北 経 済 論
北 経 済 論
本 経 済
本 経 済
界 経 済
界 経 済
際 経 済
際 経 済
際 金 融
際 金 融 論 特
特
特
特
特
論
論
論
論
論
論
論
論
論 A −
論 A −
論 B −
論 B −
特 論
特 論
特 論
特 論
特 論
特 論
特 論
Ⅱ( 後 期
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
)
担 当 者 名
教 授
半
田
正
樹
教 授(前期)郭 基 煥
教 授(後期)半
田
正
樹
教 授
白
鳥
圭
志
准教授
谷 祐 可 子
教 授
菊 地 登 志 子
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
教 授
教 授
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
准教授
−65−
ア レ イ ウ ィ ル ソ ン
〃
高
橋
秀
悦
〃
原
田
善
教
〃
泉 正 樹
〃
( 本 年 度 休 講 )
〃
倉 田 洋
〃
ア レ イ ウ ィ ル ソ ン
〃
菊 地 登 志 子
〃
舛
谷
謙
二
〃
前
田
修
也
〃
仁 昌 寺 正 一
〃
( 本 年 度 休 講 )
〃
高
橋
秀
悦
〃
小 笠 原 裕
〃
篠 崎 剛
〃
伊 鹿 倉 正 司
〃
戻る
都 市
都 市
経 済
経 済
農 業
農 業
情 報
情 報
中 小
中 小
財 政
財 政
財 政
財 政
経 済
経 済
社 会
社 会
社 会
社 会 保
社 会
社 会
加 齢
加 齢
環 境
環 境
経 済
経 済
地 域
地 域
現 代
現 代
歴史
経
経
経
経
経
経
経
経
経 済
経 済
発 展
発 展
経 済
経 済
経 済
経 済
企 業
企 業
学 特
学 特
学 特
学 特
政 策
政 策
政 策
政 策
保 障
障 論 特
福 祉
福 祉
経 済
経 済
経 済
経 済
地 理
地 理
社 会
社 会
社 会
社 会
済 史 特 論 A
済 史 特 論 A
済 史 特 論 B
済 史 特 論 B
済 学 史 特 論 A
済 学 史 特 論 A
済 学 史 特 論 B
済 学 史 特 論 B
共通講義科目
研
研究科演習
経済理論
ミ
マ
経
学 特 論
学 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 A −
論 A −
論 B −
論 B −
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 Ⅱ( 後 期
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
学 特 論
学 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
論 特 論
究
ク ロ 経
ク ロ 経
済
原
科
−
−
−
−
−
−
−
−
特
済 学 演
済 学 演
論
演
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
)
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
2
2
2
2
2
2
2
2
論
2
習
習
習
4
4
4
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
准教授
教 授
准教授
教 授
教 授
准教授
教 授
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
若 生 徹
〃
野 崎 明
〃
小 笠 原 裕
〃
半
田
正
樹
〃
( 本 年 度 休 講 )
〃
佐 藤 滋
〃
佐 藤 滋
〃
( 本 年 度 休 講 )
〃
阿
部
重
樹
〃
熊
沢
由
美
〃
阿
部
重
樹
〃
佐
藤
康
仁
〃
谷 祐 可 子
〃
千
葉
昭
彦
〃
齊
藤
康
則
〃
郭 基 煥
〃
( 本 年 度
〃
白
鳥
〃
遠
藤
〃
小
沼
〃
休 講 )
圭
志
和
朗
宗
一
( 本 年 度 休 講 )
教 授
教 授
教 授
−66−
ア レ イ ウ ィ ル ソ ン
高
橋
秀
悦
原
田
善
教
戻る
社
会
経
済
論
演
習
金
融
論
演
習
産
業
組
織
論
演
習
公
共
経
済
論
演
習
経済モデル・シミュレーション演習
経
済
倫
理
学
演
習
経
済
統
計
学
演
習
4
4
4
4
4
4
4
東
東
日
世
国
国
都
経
農
情
中
財
財
経
社
社
社
加
環
経
地
現
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
応用経済
歴史
経
経
経
経
研
北
北
本
界
際
際
市
済
業
報
小
政
政
済
会
会
会
齢
境
済
域
代
経 済 論 特 論
経 済 論 特 論
経
済
論
演
経
済
論
演
経
済
論
演
金
融
論
演
経
済
学
演
発
展
論
演
経
済
論
演
経
済
論
演
企
業
論
演
学
演
習
学
演
習
政
策
論
演
政
策
論
演
保
障
論
演
福
祉
論
演
経
済
論
演
経
済
論
演
地
理
学
演
社
会
論
演
社
会
論
演
A
B
習
習
習
習
習
習
習
習
習
A
B
習
習
習
習
習
習
習
習
習
教 授
准教授
教 授
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
准教授
教 授
教 授
教 授
准教授
准教授
教 授
教 授
准教授
教 授
准教授
教 授
泉 正 樹
( 本 年 度 休 講 )
倉 田 洋
( 本 年 度 休 講 )
菊 地 登 志 子
舛
谷
謙
二
前
田
修
也
仁 昌 寺 正 一
( 本 年 度 休 講 )
高
橋
秀
悦
小 笠 原 裕
篠 崎 剛
伊 鹿 倉 正 司
若 生 徹
野 崎 明
( 本 年 度 休 講 )
半
田
正
樹
( 本 年 度 休 講 )
( 本 年 度 休 講 )
佐 藤 滋
( 本 年 度 休 講 )
( 本 年 度 休 講 )
熊
沢
由
美
阿
部
重
樹
佐
藤
康
仁
谷 祐 可 子
千
葉
昭
彦
齊
藤
康
則
郭 基 煥
済
史
演
習
A
4
( 本 年 度 休 講 )
済
史
演
習
B
4
教 授
白
鳥
圭
志
済
学
史
演
習 A
4
教 授
遠
藤
和
朗
済
学
史
演
習 B
4
教 授
小
沼
宗
一
究
科
論
文
指
導 4 本年度休講となる科目担当教員を除き全員
履修方法
2 年以上在学して、次により授業科目について 32 単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受け
た上、修士論文を提出して、その審査及び最終試験に合格しなければならない。
(1) 研究科基礎科目の中から 2 科目 4 単位以上を修得しなければならない。ただし、課程修了要件
として算入できる単位数は 4 単位を限度とする。
(2) 指導教員による研究科講義科目 2 科目 4 単位(経済理論、応用経済ないし歴史の中から選択)
と研究科演習 4 単位および研究科論文指導 4 単位合計 12 単位以上の修得を必ず含むものとする。
(3) 指導教員及び当該授業科目の担当教員の承認を得て、他研究科及び専攻の授業科目の中から選
択履修することができるものとし、10 単位を限度に課程修了に必要な単位として認める。
−67−
戻る
◎経済学専攻博士前期課程授業科目及び履修単位
経
経
論
授 業 科 目
済 学 特 別 演
済 学 特 別 演
文
指
習 A
習 B
導
単位
4
4
4
担 当 者 名
︱
︱
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
(兼担)教 授
(兼担)教 授
(兼担)教 授
経済学専攻専任教員
ア レ イ ウ ィ ル ソ ン
遠
藤
和
朗
高
橋
秀
悦
小 笠 原 裕
野 崎 明
半
田
正
樹
菊 地 登 志 子
仁 昌 寺 正 一
原
田
善
教
小
沼
宗
一
千
葉
昭
彦
斎
藤
晋
一
高
橋
志
朗
山
本
展
雅
1. 履修方法
3 年以上在学し、授業科目について 12 単位(経済学特別演習 8 単位、論文指導 4 単位)以上を修得し、
指導教員の指導のもとに必要な研究指導をうけた上、博士論文を提出しその審査及び最終試験に合格し
なければならない。
ただし、在学期間については、優れた研究業績を上げたと認められる場合には、在学期間を短縮する
ことができる。
経済学研究科の入学から学位授与までの教育プロセス
(経済学研究科博士課程前期・後期課程共通)
1. 学位授与までのプロセス
経済学研究科の博士課程における入学から学位授与までの教育プロセスは、前期課程と後期課程のい
ずれにおいても、入学後の新入生オリエンテーションでガイダンスを受けることから始まる。これに引
き続いて、前期課程の大学院生は、主指導教員・副指導教員から履修科目や履修内容についての指導を
受ける。これと同時に、それぞれの研究テーマに基づいて研究計画を作成・提出し、研究科委員会の承
認を受ける。
前期課程の修士論文については、指導教員の演習を 1 年間、研究科論文指導を 1 年間履修することで、
研究計画を具体化し、修士論文を完成させる仕組みになっている。修士論文の作成のスケジュールは上
記の研究計画の作成・提出(前期課程 1 年次)から始まり、前期課程 2 年次の 4 月の修士論文の題目提
出、9 月または 10 月の修士論文の中間報告、1 月の修士論文の提出、2 月の修士論文の審査で完了する。
修士論文の中間報告は、学生に義務化されたものである。
後期課程では、演習科目の履修が中心となっており、複数指導教員による研究指導と博士論文の作成
に重点がおかれている。
「研究計画書」の提出から始まり、原則として 3 年間で博士論文を完成させる
ことになっている。本研究科では、これを実質化するために、学内での研究報告に加えて、学生がその
研究成果を国内外の学会で報告することを奨励している。
2. 学位論文の審査基準
修士論文は、学術研究論文としての基本的要件を備えていることが審査基準となる。具体的には、①
−68−
戻る
先行研究が十分に理解されているか、② 論旨の展開に一貫性があるか、また明快な構成がなされてい
るか、③ 文献・資料の利用の仕方が適切か、という観点が重視される。
博士論文の審査にあたっては、修士論文に求められる三つの要件に加えて、自立して研究活動ができ
うる能力と学識が要求される。
3. 審査体制
本研究科では、学位論文審査に際して、論文審査委員(修士論文の審査では、主査 1 名、副査 1 名。
博士論文の審査では、主査 1 名、副査 2 名以上)が選任され、論文審査と最終試験(口述試験)が実施
される。審査委員は、その審査結果を研究科委員会に報告し、研究科委員会での審議によって合否が決
定されることになる。
経営学研究科
◎経営学専攻修士課程授業科目及び履修単位
科 目 名
単 位
経
営
学
特
講
経
営
史
特
講
経
営
管
理
論
特
講
経
営
統
計
論
特
講
ベ ン チ ャ ー・ マ ネ ジ メ ン ト 特 講
サ ー ビ ス・ マ ネ ジ メ ン ト 特 講
情
報
処
理
論
特
講
経
営
組
織
論
特
講
国
際
経
営
論
特
講
人 的 資 源 管 理 論 特 講
マ ー ケ テ ィ ン グ 管 理 論 特 講
フ ァ イ ナ ン ス 特 講
コ ー ポ レ ー ト・ フ ァ イ ナ ン ス 特 講
財 務 会 計 論 特 講 Ⅰ
財 務 会 計 論 特 講 Ⅱ
国 際 会 計 論 特 講 Ⅰ
国 際 会 計 論 特 講 Ⅱ
管 理 会 計 論 特 講 Ⅰ
管 理 会 計 論 特 講 Ⅱ
原 価 計 算 論 特 講 Ⅰ
原 価 計 算 論 特 講 Ⅱ
経
営
分
析
論
特
講
税 務 会 計 論 特 講 Ⅰ
税 務 会 計 論 特 講 Ⅱ
租
税
法
特
講
Ⅰ
租
税
法
特
講
Ⅰ
租
税
法
特
講
Ⅰ
租
税
法
特
講
Ⅱ
租
税
法
特
講
Ⅱ
租
税
法
特
講
Ⅱ
租
税
法
特
講
Ⅲ
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
講義科目
担 当 者
教 授
教 授
准教授
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
教 授
教 授
准教授
教 授
教 授
講 師
教 授
教 授
講 師
講 師
−69−
折
橋
伸
哉
菅
山
真
次
矢
口
義
教
谷
内
正
文
( 本 年 度 休 講 )
( 本 年 度 休 講 )
根
市
一
志
岡 田 耕 一 郎
村
山
貴
俊
鈴
木
好
和
( 本 年 度 休 講 )
松
村
尚
彦
( 本 年 度 休 講 )
山
口
朋
泰
〃
山
本
展
雅
〃
佐 々 木 郁 子
〃
松
岡
孝
介
〃
( 本 年 度 休 講 )
高
橋
志
朗
〃
高
橋
志
朗
〃
岡
野
知
子
高
橋
志
朗
小
池
和
彰
岡
野
知
子
関 禎 一 郎
戻る
監
商
流
商
特
査
業
通
品
講
講
講
講
義
2
2
2
2
4
准教授
教 授
准教授
教 授
講 師
講 師
講 師
講 師
講 師
講 師
佐 久
斎
山
斎
松
森
高
菅
澤
仁 経
営
学
演
習
経
営
史
演
習
経
営
管
理
論
演
習
経
営
統
計
論
演
習
ベ ン チ ャ ー・ マ ネ ジ メ ン ト 演 習
サ ー ビ ス・ マ ネ ジ メ ン ト 演 習
情
報
処
理
論
演
習
経
営
組
織
論
演
習
国
際
経
営
論
演
習
人 的 資 源 管 理 論 演 習
マ ー ケ テ ィ ン グ 管 理 論 演 習
フ ァ イ ナ ン ス 演 習
コ ー ポ レ ー ト・ フ ァ イ ナ ン ス 演 習
財
務
会
計
論
演
習
国
際
会
計
論
演
習
管
理
会
計
論
演
習
原
価
計
算
論
演
習
経
営
分
析
論
演
習
税
務
会
計
論
演
習
租
税
法
演
習
租
税
法
演
習
租
税
法
演
習
監
査
論
演
習
商
業
史
演
習
流
通
論
演
習
商
品
学
演
習
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
教 授
教 授
准教授
准教授
教 授
教 授
教 授
講 師
准教授
教 授
准教授
教 授
折
橋
伸
哉
菅
山
真
次
矢
口
義
教
谷 内 正 文
( 本 年 度 休 講 )
( 本 年 度 休 講 )
根
市
一
志
岡 田 耕 一 郎
村
山
貴
俊
鈴 木 好 和
( 本 年 度 休 講 )
( 本 年 度 休 講 )
( 本 年 度 休 講 )
山 口 朋 泰
( 本 年 度 休 講 )
佐 々 木 郁 子
松
岡
孝
介
( 本 年 度 休 講 )
高 橋 志 朗
高 橋 志 朗
小 池 和 彰
岡 野 知 子
佐 久 間 義 浩
斎
藤
善
之
山 岡 隆 夫
斎 藤 晋 一
外 国 経 営 書 研 究 Ⅰ(英)
(昼間)
(夜間)
外 国 経 営 書 研 究 Ⅱ (独)
外 国 経 営 書 研 究 Ⅲ (仏)
4
4
4
4
教 授
准教授
准教授
教 授
菅
山
真
次
佐 久 間 義 浩
谷
内
正
文
鈴 木 好 和
別
論
史
論
学
講
特
特
特
特
演習科目
外国経営書研究科目
研
究
科
論
文
指
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
教 授
准教授
間 義 浩
藤
善
之
岡
隆
夫
藤
晋
一
本
辰
三
永
善
彦
橋
弘
美
原
裕
典
口
豊
彰
村 望
導 4 本年度休講となる科目担当教員を除き全員
履修方法
2 年以上在学して、授業科目について次により 32 単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受け
た上、修士論文を提出して、その審査及び最終試験に合格しなければならない。
−70−
戻る
(1)
指導教員による講義 1 科目 2 単位と演習 4 単位および研究科論文指導 4 単位、外国経営書研究
4 単位合計 14 単位を修得しなければならない。
(2)
前号に定めるほか、授業科目の中から 18 単位以上を修得するものとする。
(3)
研究指導教員及び当該授業科目の担当教員の承認を得て、他研究科及び専攻の授業科目の中か
ら選択履修することができるものとし、10 単位を限度に課程修了に必要な単位として認める。
法学研究科
博士課程前期課程
学位授与の方針
法学研究科は、博士課程前期課程において、所定の履修細則に従って 30 単位を修得し、かつ、必要
な研究指導を受けたうえで提出した修士論文またはそれに代わる学修成果の審査及び最終試験によっ
て、次の学修成果が確認できた者に、「修士(法学)」の学位を授与する。
1.法学または政治学に関する幅広い視野、基本的な知識及び思考力を有する。
2.法学または政治学に関するいくつかの特定テーマについて専門的な知識を有する。
3.法学または政治学に関する研究課題について、専門的で学術的な価値のある知見を有する。
4.法学または政治学に関する学術研究の遂行および成果の公表にむけて、研究者として必要な知
識、技能、意識を有する。
教育課程編成・実施の方針
法学研究科は、博士課程前期課程において、学位授与の方針に定めた学修成果を達成するため、次の
方針により、体系的・順次的な教育課程を編成・実施する。
1.学位授与の方針に定めた学修成果 1 を達成することを主たる目的として、1 年前期に「一般講義」、
1 年後期から「応用講義」を置く。
2.学位授与の方針に定めた学修成果 2 を達成することを主たる目的として、「特定テーマ研究」を
置く。
3.学位授与の方針に定めた学修成果 3 を達成することを主たる目的として、1 年後期から「演習」
を置くとともに、必要な研究指導を行う。
4.学位授与の方針に定めた学修成果 4 を達成することを主たる目的として、「導入科目」を 1 年前
期に置き必修とするとともに、必要な研究指導を行う。
5.本課程が目的とする人材養成の多様性に対応するため、複数の履修コースを設け、それぞれ異
なる修了要件とする。
博士課程後期課程
学位授与の方針
法学研究科は、博士課程後期課程において、所定の履修細則に従って 12 単位を修得し、かつ、必要
な研究指導を受けたうえで提出した博士論文の審査及び最終試験によって、次の学修成果が確認できた
者に、
「博士(法学)」の学位を授与する。
1.法学または政治学に関する幅広い視野、専門的な知識及び思考力を有する。
2.法学または政治学に関する研究課題について、高度に専門的で、学術的な価値の高い知見を有
−71−
戻る
する。
3.法学または政治学に関する学術研究の継続的遂行および成果の公表にむけて、自立した研究者
として必要な知識、技能、意識を有する。
教育課程編成・実施の方針
法学研究科は、博士課程後期課程において、学位授与の方針に定めた学修成果を達成するため、次の
方針により、体系的・順次的な教育課程を編成・実施する。
1.学位授与の方針に定めた学修成果 1 及び 2 を達成することを主たる目的として、「法律学演習Ⅰ」
及び「法律学演習Ⅱ」を置き、必修とする。
2.学位授与の方針に定めた学修成果 3 を達成することを主たる目的として、「論文指導」を置き必
修とするとともに、研究指導を行う。
◎法律学専攻博士前期課程授業科目及び履修単位
科目類
授 業 科 目
単 位
導入科目
ア カ デ ミ ッ ク・ ラ イ テ ィ ン グ
法
学
の
基
一般講義
民
法
一
般
講
商
法
一
般
講
民 事 手 続 法 一 般 講
労
働
法
一
般
講
憲
法
一
般
講
行
政
法
一
般
講
刑
法
一
般
講
刑 事 訴 訟 法 一 般 講
国
際
法
一
般
講
基
礎
法
一
般
講
政
治
学
一
般
講
応用講義
民
法
応
用
講
義
民
法
応
用
講
義
民
法
応
用
講
義
民
法
応
用
講
義
民
法
応
用
講
義
民
法
応
用
講
義
知 的 財 産 権 法 応 用 講 義
知 的 財 産 権 法 応 用 講 義
商
法
応
用
講
義
商
法
応
用
講
義
商
法
応
用
講
義
民 事 手 続 法 応 用 講 義
民 事 手 続 法 応 用 講 義
民 事 手 続 法 応 用 講 義
担 当 者
礎
1
教 授
教 授
教 授
義
義
義
義
義
義
義
義
義
義
義
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
講 師
教 授
教 授
近
藤
雄
大
横
田
尚
昌
佐
藤
優
希
髙 木 龍 一 郎
中 村 英
佐
藤
英
世
中
村
雄
一
冨 田 真
富 岡 仁
中
村
雄
一
塩 屋 保
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
Ⅵ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
教 授
教 授
准教授
准教授
教 授
教 授
講 師
講 師
教 授
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
大 窪 誠
石
垣
茂
光
近
藤
雄
大
遠
藤
隆
幸
石
垣
茂
光
大 窪 誠
辻
田
芳
幸
辻
田
芳
幸
横
田
尚
昌
黒
野
葉
子
菊
地
雄
介
佐
藤
優
希
佐
藤
優
希
佐
藤
優
希
2
−72−
齋 藤 誠
髙 木 龍 一 郎
中 村 英
戻る
演習
労 働 法 応 用
労 働 法 応 用
労 働 法 応 用
憲
法
応
用
憲
法
応
用
憲
法
応
用
行 政 法 応 用
行 政 法 応 用
行 政 法 応 用
租 税 法 応 用
租 税 法 応 用
租 税 法 応 用
経 済 法 応 用
経 済 法 応 用
刑
法
応
用
刑
法
応
用
刑
法
応
用
刑 事 訴 訟 法 応
刑 事 訴 訟 法 応
刑 事 訴 訟 法 応
国 際 法 応 用
国 際 法 応 用
国 際 法 応 用
基 礎 法 応 用
基 礎 法 応 用
基 礎 法 応 用
政 治 学 応 用
政 治 学 応 用
政 治 学 応 用
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
講 義
講 義
講 義
講
義
講
義
講
義
講 義
講 義
講 義
講 義
講 義
講 義
講 義
講 義
講
義
講
義
講
義
用 講 義
用 講 義
用 講 義
講 義
講 義
講 義
講 義
講 義
講 義
講 義
講 義
講 義
Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅱ
Ⅱ
Ⅱ
Ⅱ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
准教授
教 授
教 授
教 授
講 師
講 師
講 師
講 師
講 師
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
講 師
講 師
講 師
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
髙 木 龍 一 郎
髙 木 龍 一 郎
髙 木 龍 一 郎
中 村 英
佐 々 木 く み
佐 々 木 く み
佐
藤
英
世
佐
藤
英
世
佐
藤
英
世
玉
國
文
敏
玉
國
文
敏
玉
國
文
敏
藤 田 稔
藤 田 稔
中
村
雄
一
宮 川 基
宮 川 基
冨 田 真
冨 田 真
冨 田 真
富 岡 仁
富 岡 仁
富 岡 仁
伊
藤
一
義
伊
藤
一
義
陶
久
利
彦
齋 藤 誠
井 上 義 比 古
木
下
淑
恵
A
A
A
B
B
B
A
A
A
B
B
B
A
A
A
B
B
B
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
教 授
准教授
教 授
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
准教授
教 授
教 授
教 授
教 授
准教授
准教授
教 授
教 授
菊
地
雄
介
佐 々 木 く み
宮 川 基
黒
野
葉
子
佐
藤
英
世
中
村
雄
一
菊
地
雄
介
宮 川 基
佐 々 木 く み
黒
野
葉
子
中
村
雄
一
佐
藤
英
世
菊
地
雄
介
宮 川 基
佐 々 木 く み
黒
野
葉
子
中
村
雄
一
佐
藤
英
世
−73−
戻る
応用講義
原
典
原
典
原
典
原
典
原
典
原
典
原
典
原
典
原
典
原
典
原
典
原
典
特定テーマ研究
ル
ー
ル
債
権
家
族
関
医
療
金
融
人
権
問
憲
法
と
行
政
環
境
税
と
市 民 社 会 と
法
と
消
費
戦
後
日
不
動
産
外
国
高
齢
歴
史
の
生
活
の
職
場
一般研究
一
般
一
般
学部他研究科
講
講
講
講
講
講
講
講
講
講
講
講
の
の
題
政
と
刑
者
本
人
者
中
研
研
読
読
読
読
読
読
読
読
読
読
読
読
Ⅰ
Ⅱ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅳ
Ⅴ
Ⅵ
Ⅵ
Ⅶ
Ⅷ
Ⅷ
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
方
回
収
係
と
法
と
法
と
法
と
司
法
治
制
度
市
民
と
法
財
政
事 法 の 動 向
正
義
と
法
政
治
史
と
登
記
と
法
と
法
中
の
法
の
保
険
と
法
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
作
り
究
究
Ⅰ
Ⅱ
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
教 授
2
2
横
田
尚
昌
中
村
雄
一
塩 屋 保
横
田
尚
昌
中
村
雄
一
塩 屋 保
横
田
尚
昌
中
村
雄
一
塩 屋 保
横
田
尚
昌
中
村
雄
一
塩 屋 保
( 本
石
( 本
( 本
( 本
( 本
( 本
( 本
( 本
( 本
( 本
陶
大 齋
( 本
横
( 本
伊
( 本
( 本
年 度 休 講
垣
茂
年 度 休 講
年 度 休 講
年 度 休 講
年 度 休 講
年 度 休 講
年 度 休 講
年 度 休 講
年 度 休 講
年 度 休 講
久
利
窪 藤 年 度 休 講
田
尚
年 度 休 講
藤
一
年 度 休 講
年 度 休 講
)
光
)
)
)
)
)
)
)
)
)
彦
誠
誠
) 昌
) 義
) ) ( 本 年 度 休 講 )
( 本 年 度 休 講 )
1. 履修方法
平成 25 年度までの入学者
修士の学位を修得するためには、博士前期課程に 2 年以上在学して、授業科目について 30 単位以上
を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上で修士論文を提出して、その審査及び最終試験に合格しな
ければならない。ただし、授業科目については、30 単位のうち 10 単位を限度として、他研究科の授業
科目の中から担当教員の承認を得て選択履修することができる。
なお、特殊講義は幅広い視野を身に付けさせる科目であり、演習は専門分野に関する専門的知識をよ
り深める科目である。そのため、原則として特殊講義を 1 年次、演習を 2 年次に履修することが望ましい。
−74−
戻る
平成 26 年度からの入学者
〔修了要件〕
2 年以上在学し、総単位数として 30 単位上を修得し、かつ、法学研究コースの者については、導入
科目の単位を 2 単位以上及び演習科目の単位を 8 単位以上修得し、修士論文を提出し、その審査及び最
終試験に合格すること、法学専修コース(論文)の者については、導入科目の単位を 2 単位以上、一般
講義及び応用講義の単位を 4 単位以上、並びに演習科目の単位を 6 単位以上修得し、修士論文を提出し、
その審査及び最終試験に合格すること、法学専修コース(一般)の者については、導入科目の単位を 2
単位以上、一般講義及び応用講義の単位を 8 単位以上、並びに演習科目の単位を 6 単位以上修得し、リ
サーチペーパーを提出し、その審査及び最終試験に合格することが求められる。ただし、総単位数 30
単位のうち、10 単位を限度として他研究科又は学部授業科目の中から主指導教員の承認を得て選択履
修することができる。
〔選択必修単位数〕
コース別
導入 一般講義 及び
/
/ 演習
科目
応用講義
合 計
法学研究コース
2
/
―
/
8
10 単位/ 30 単位
法学専修(論文)コース
2
/
4
/
6
12 単位/ 30 単位
法学専修(一般)コース
2
/
8
/
6
16 単位/ 30 単位
2. 修士の学位授与までのプロセス
入学直後に実施される法学研究科ガイダンスでは、大学院での学修についての基本的な注意、一般的
な履修指導、専任教員による授業内容・方法についての説明が行われる。それに続き、授業科目担当教
員による履修希望者への個別指導が行われる。また、この段階ですでに、それぞれの新入生に対する指
導教員は研究科委員会での承認を経て確定している。
学生は、1 年次中に修士論文のテーマを決め、2 年次には指導教員の承認のもと「修士論文題目届」
及び「修士論文作成指導申込書」を研究科長に提出する。これらは、研究科委員会で審議・承認されな
ければならない。
2 年次秋(通常 11 月)には、
「修士・博士論文中間報告会」が実施され、修士論文提出予定者は、そ
の内容について報告をする。この報告会には主指導教員、副指導教員のほか法学研究科構成員全員が参
加することになっており、報告者は出席した教員から評価・指導を受けることができる。
修士論文が提出されると、研究科委員会は論文を審査する主査、副査を決めるが、主査には主指導
教員、副査には副指導教員をあてるのが原則となっている。審査は査読と口述試験によって行われ、口
述試験では論文で不十分な点や今後の課題などについての指導もなされる。
修士論文として承認されたものは、本研究科の紀要『法学研究年誌』に発表することが奨励され、学
生には、指導教員の承認のもと、発表する権利が保障されている。
2 年で修士論文を作成できず、課程を修了できなかった者に対する指導については、基本的には 2 年
次の学生と同じであるが、既に修了に必要な単位を修得している学生であっても、主指導教員や副指導
教員の授業科目には自由聴講者として出席させ、指導を行っている。
−75−
戻る
◎法律学専攻博士後期課程授業科目及び履修単位
1. 履修指導・研究指導の方法
授 業 科 目
法
律
学
演
習
法
律
学
演
習
論
文
指
Ⅰ
Ⅱ
導
単位
4
4
4
(1)
博士後期課程を修了する標準的条件は、3 年以上在学して 12 単位(演習 8 単位、論文指導 4 単位)
以上を修得し、研究指導を受けて博士論文を提出し、論文審査及び最終試験に合格することである。
ただし、特に優れた研究業績をあげた者については、それよりも短い在学期間で修了を認める
場合がある。
(2)
通常、博士後期課程の学生はすでに修士論文を作成した経験をもっており、入学の時点である
程度まで研究テーマが絞られていることが多い。そのため、そのテーマを真に意味のあるものに
鍛え上げ、確実な成果を上げうるように指導していくこととなる。
(3)
法律学演習 I と法律学演習 II については、分野ごとの総合演習を設けている。
【法律学演習 I】 【法律学演習 II】
公法総合演習 I 公法総合演習 II
民事法総合演習 I 民事法総合演習 II
社会法総合演習 I 社会法総合演習 II
刑事法総合演習 I 刑事法総合演習 II
基礎法総合演習 I 基礎法総合演習 II
政治学総合演習 I 政治学総合演習 II
2. 博士の学位授与までのプロセス
後期課程においては、あらためて主指導教員、副指導教員が選任されるが、前期課程での主指導教員、
副指導教員が引き続きその任にあたることが原則である。学生がその専攻分野にしたがって履修するこ
とになる授業科目及び「論文指導」は原則として主指導教員が担当し、副指導教員は、主指導教員との
連携のもと、必要に応じて研究指導を行う。学生は、各年度当初、主指導教員の承認のもと、研究科長
に「研究計画書」を提出する。この「研究計画書」は研究科委員会で承認されなければならない。これ
によって、主指導教員、副指導教員以外であっても本研究科の専任教員は、各学生の研究状況と研究計
画についての情報を共有し、必要に応じて指導に参加することになる。
3 年次秋には、
「修士・博士論文中間報告会」で作成中の博士論文について報告を行う。博士論文が
提出されると、研究科委員会は論文を審査する主査 1 名、副査 2 名を選出するが、主査には主指導教員、
副査 1 名には副指導教員、他副査 1 名には学外者をあてるのが原則となっている。審査は査読と口述試
験によって行われ、口述試験では論文で不十分な点や今後の課題などについての指導も行われる。博士
論文として承認された学位論文は、公表が義務付けられている。本研究科の紀要『法学研究年誌』に発
表することが奨励され、学生には、指導教員の承認のもと、発表する権利が保障されている。
◎学位論文審査基準・体制
1. 審査基準
修士論文の場合は、学術研究論文としての基本的要件を備えているかが審査の基準となる。具体的
には、①学術研究論文としての体裁をなしているか、②問題提起に学術的意味があるか、③十分な論証
がなされているか、の観点から審査が行われる。博士論文の審査にあたっては、修士論文に求められる
3 つの要件に加えて、自立して研究活動を行うに足る研究能力と学識が学位論文に示されているかも審
査の対象となる。しかしながら、特筆すべき顕著な研究業績を博士論文の要件とするものではない。
これらの審査基準に関しては、入学式直後に実施される法学研究科ガイダンスにおいて配布資料をも
−76−
戻る
とに研究科長より説明がなされる。さらに、1 年次から 2 年次にかけて論文題目を決定する際にも、指
導教員からあらためて審査基準に関しての指導がなされ、基準を満たしていない学位論文は不合格と判
定されることも周知される。
2. 審査体制
修士論文が提出されると、研究科委員会において論文審査のための主査、副査が選任されるが、主査
には主指導教員、副査には副指導教員をあてるのが原則となっている。審査は査読と口述試験によって
行われ、口述試験の際には論文で不十分な点や今後の課題などについての指導も行われる。口述試験の
内容及び結果は論文審査結果報告書に記載される。論文審査結果は研究科委員会に諮られ、修士論文と
しての合否判定が行われる。学位論文として承認されたものは、本研究科の紀要『法学研究年誌』に発
表することが奨励され、学生には、指導教員の承認のもと、発表する権利が保障されている。
審査に合格した全ての学位論文の要旨が『法学研究年誌』に公表される。また学位論文審査報告書
についても、その要旨並びに審査委員全員の氏名が『法学研究年誌』に公表される。
博士論文については、論文が提出されると研究科委員会により論文審査にあたる主査 1 名、副査 2
名が選任される。主査には主指導教員、副査 1 名には副指導教員、他 1 名の副査には学外専門委員をあ
てるのが原則となっている。審査は査読と口述試験によって行われるが、口述試験の際には論文で不十
分な点や今後の課題などについての指導も行われる。口述試験の内容及び試験結果は論文審査結果報告
書に記載される。審査結果報告書は研究科委員会に諮られ博士論文としての合否の判定が行われる。学
位論文として承認されたものは公表が義務付けられている。本研究科の紀要『法学研究年誌』に発表す
ることが奨励され、学生には、指導教員の承認のもと、発表する権利が保障されている。
審査に合格した全ての学位論文の要旨が『法学研究年誌』に公表される。また学位論文審査報告書に
ついても、その要旨並びに審査委員全員の氏名が『法学研究年誌』に公表される。
修士論文とリサーチペーパーについて
法学研究科では、平成 26 年度から、博士課程前期課程を「法学研究コース」、「法学専修(論文)
コース」
、
「法学専修(一般)コース」の 3 コースに分け、コースによって修了要件を異なるものとし
た。課程修了のために書く論文についても、法学研究コースと法学専修(論文)コースは修士論文を書
き、法学専修(一般)コースは課題研究(以下「リサーチペーパー」という。)を書くことになった。
以下では、修士論文とリサーチペーパーの違いについて説明する。
その前に、両者の共通性を確認しておく。修士論文もリサーチペーパーも研究論文であることに変わ
りはない。したがって、章立て・註の表記など、当該分野で研究論文として通用する形式・作法を守っ
ていることが求められる。また、分量についても差はない。原則としてではあるが、おおむね 30000 字
以上になることが期待されている。
両者の相違については、まず、取り上げるテーマが異なる。修士論文では、当該学術分野において検
討する意味があると思われるテーマでなければならず、学術的価値が重視される。それに対して、リ
サーチペーパーでは、そうしたテーマだけでなく、実践的・実務的に価値のあるテーマを取り上げても
よい。
第二に、論文で示される結論について異なる。修士論文では、当該学術分野において学術的に価値の
ある結論を提示していることが求められる。それに対して、リサーチペーパーでは、学術的または実践
的・実務的に価値のある結論が明確に提示されなくとも、模索されていればよい。
第三に、論文で示される論証について異なる。修士論文では、結論を導出するにあたって、先行研究・
判例・文献等の資料が適切に紹介され、検討されているなど、適切かつ十分な論証が行われていること
が求められる。それに対して、リサーチペーパーでは、選択したテーマについて結論の導出を模索する
ために、十分な関係のある資料・実例について、自分なりの調査または検討を行うことが求められる。
くりかえしになるが、修士論文もリサーチペーパーも研究論文であることに変わりはない。前者には
学術研究としての性格、結論と論証における高いレベルが求められるのに対して、後者には実践・実務
研究としての性格をもつものも含まれ、結論と論証では研究論文としての一定の水準に達していること
が求められるということである。
−77−
戻る
講 義 内 容
文学研究科
英語英文学専攻博士前期課程
よし
むら
ふ
み
こ
Thesis Writing I Thesis Writing I
吉 村 富 美 子
テ ー マ:研究論文の書き方を学ぶ
講義内容:本講義では、大学院で研究論文を書くために必要な知識とスキルを学びます。具体的に
は、研究論文の形式、文体(Academic English)、英語で研究論文を書くための基礎となる
要約や批評の書き方などを学びます。
達成目標: 1.英語の研究論文の形式と文体について説明できる。
2.英語で研究論文を書くための基礎となる要約と批評を書くことができる。
授業計画:(授業の進行状況によって変更することもあります。)
授業内容 宿題
1.オリエンテーション、研究とは? 論文とは?
自分の研究分野で代表的な学術
雑誌を 5 つぐらい聞いてくる。
2.図書館の使い方とデータベースの使い方
Silvers & Kreiner(1997)予習
3.Silvers & Kreiner(1997)で実証研究論文の読み方を学ぶ 1
Silvers & Kreiner(1997)予習
4.Silver & Kreiner(1997)で実証論文の読み方を学ぶ 2
Hill et al.(1982)予習
5.英語論文の形式と書き方
Ballad & Clanchy(1991)予習
6.Ballad & Clanchy(1991)を読み、英語論文で期待されていることを考える
Ballad & Clanchy(1991)予習
7.Ballad & Clanchy(1991)を読み、英語論文で期待されていることを考える
Book review 1
8.Book review1 を読む
要約の書き方についての課題
9.要約の書き方と言い換えのしかた
批評の書き方についての課題
10.批評の書き方
Book review 2
11.book review2 を読む
Summary & Critique の論文探し
12.Summary & critique を書く(outline)
Summary & critique を書く
st
Summary & critique を書く
13.Summary & critique を書く(1 draft)
Summary & critique を書く
14.Summary & critique を書く(2nd draft)
15.Summary & critique 発表、まとめ、授業評価
夏休みの間に、後期のレポート
のトピックを決めておく。
成績評価方法:授業への参加状況とほぼ毎回だされる課題への取り組み
(20%)
、Summary & critique
口頭発表(30%)
、Summary & critique レポート(50%)
学修に必要な準備:授業計画の中に記載した宿題を必ず行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:Thesis Writing I
テキスト:吉村富美子『英文ライティングと引用の作法―盗用と言われないための英文指導』(研究
社、2013 年)
。
参考文献:授業中に適宜紹介します。
履修上の注意:論文の書き方を学ぶための努力をおしまないこと。オフィスアワー、研究室などは開
講時に連絡する。
−78−
戻る
よし
むら
ふ
み
こ
Thesis Writing II Thesis Writing II
吉 村 富 美 子
テ ー マ:研究計画書の書き方を学ぶ
講義内容:本講義では、大学院で英語で研究論文を書くための基礎となる研究計画書の書き方を学び
ます。研究計画書には、研究論文の序論、文献研究、研究計画までを書きます。授業で
は、文献研究の手順、引用の作法、Academic English の書き方などを学びます。
達成目標: 1.文献研究の手順、引用の作法、Academic English の書き方について説明できる。
2.自分の研究論文の序論、文献研究、研究方法を記述した研究計画書が書ける。
授業計画:(授業の進行状況によって変更することもあります。)
講義内容 宿題
1.オリエンテーション、リサーチとは何か
引用の作法 1 ∼ 3 章
2.引用の作法 1 ∼ 3 章
引用の作法 4 章
3.引用の作法 4 章、研究計画書 Step 1-2
研究計画書 Step 1-2、Research
questions、(RM1, 2)
4.研究計画書 Step 3、非名詞化トレーニング
文献研究、(RM3)、Research
questions
→仮 Research questions 提出
5.名詞化トレーニング、文献研究
文献研究、(RM4)
6.Introduction の書き方、文献研究
文献研究、Introduction、(RM5)
7.integral- & non-integral citations、文献研究
文献研究、Introduction、(RM6)
→ Introduction 提出
8.引用の 3 つの方法、文献研究
文献研究のアウトライン、
(RM7)
9.研究計画書 Step 4
研究計画書 Step 4、(RM8)
→ Literature review のアウトライン提出
10.研究計画書 Step 5
研究計画書 Step 5、Method、
(RM9)
11.研究計画書 Step 6-7、研究分析方法を考える
研究計画書 Step 6-7、Analysis、
(RM10)
→ Method 提出
st
12.伝達動詞の使い方、文献研究
Literature review 1 draft
→ Analysis 提出
13.伝達動詞の使い方、文献研究
研究計画書
→ Literature review 1st draft 提出
14.cover letter, abstract の書き方
研究計画書、発表準備
15.研究計画の発表(20 分+質疑応答 5 分*全員)、まとめ、授業評価
→研究計画書提出
(* RM とは外国語教育リサーチマニュアルのこと。数字はその章番号。英語教育の学生
への宿題。)
成績評価方法:授業への参加状況とほぼ毎回だされる課題への取り組み(20%)、研究計画の発表
(30%)
、研究計画書(50%)
学修に必要な準備:授業計画に記載した宿題を必ず行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:Thesis writing I
テキスト:吉村富美子『英文ライティングと引用の作法―盗用と言われないための英文指導』(研究
社、2013 年)
。
英語教育の学生は次のテキストも使います:ハーバート・W・セリガー、イラーナ・ショ
ハミー(土屋武久、森田彰、星美季、狩野紀子訳)『外国語教育リサーチマニュアル』(大
修館書店、2001 年)
。
参考文献:授業中、適宜紹介します。
履修上の注意:指導教官の先生と連絡をよくとり、研究計画と論文執筆を進めること。オフィスアワー、
−79−
戻る
研究室などは開講時に連絡する。
ろ
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ぐ
く
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ぐ
く
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と
ふ
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Research Presentation I ロング,クリストファー
テ ー マ:英語での研究発表実践
講義内容: The course provides an opportunity to learn ad practice fundamental aspects of giving an
academic presentation in English.
達成目標:① Learn the basics of giving an academic presentation in English; ② Improve ability to give
academic presentation in English
授業計画:Every classes students will present an article(or section of an article)related to their own
research in English. The presentation will then be analyzes and critiqued for the purpose of
improving students English presentation skills
前期(Research Presentation I/III):
第 1 回:Course overview
第 2 回:Skill 1: The Previous Research section
第 3 回:First student presentation
第 4 回:Critique of first student presentation
第 5 回:Skill 2: The Methods section
第 6 回:Second student presentation
第 7 回:Critique of second student presentation
第 8 回:Skill 3: The Results section
第 9 回:Third student presentation
第10回:Critique of third student presentation
第11回:Skill 4: The Discussion section
第12回:Fourth Student presentation
第13回:Critique of fourth student presentation
第14回:Review of 4 skills
第15回:Course summary/conclusion
尚:The above content is tentative and subject to change based on the needs of the students
and pace of progress of the course
成績評価方法:individual presentations(60%)、quality of critiques(40%)
学修に必要な準備:Students should have a string desire to improve their English presentation ability and
be willing to work hard to that end.
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:To be announced
参考文献:To be announced
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
Research Presentation II ロング,クリストファー
テ ー マ:英語での研究発表実践
講義内容: The course provides an opportunity to learn ad practice fundamental aspects of giving an
academic presentation in English.
達成目標:① Learn the basics of giving an academic presentation in English; ② Improve ability to give
academic presentation in English
授業計画:Every classes students will present an article(or section of an article)related to their own
research in English. The presentation will then be analyzes and critiqued for the purpose of
improving students English presentation skills
後期(Research Presentation II /IV):
第 1 回:Course overview
−80−
戻る
第 2 回:Review of 4 skills
第 3 回:Sample presentation(by instructor)
第 4 回:Student presentation(1)
第 5 回:Critique of presentation(1)
第 6 回:Student presentation(2)
第 7 回:Critique of presentation(2)
第 8 回:Presentation(3)
第 9 回:Critique of presentation(3)
第10回:Presentation(4)
第11回:Critique of presentation(4)
第12回:Presentation(5)
第13回:Critique of presentation(5)
第14回:Review and summary of all presentation
第15回:Course summary/conclusion
尚:The above content is tentative and subject to change based on the needs of the students
and pace of progress of the course
成績評価方法:individual presentations(60%)、quality of critiques(40%)
学修に必要な準備:Students should have a string desire to improve their English presentation ability and
be willing to work hard to that end.
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:To be announced
参考文献:To be announced
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
しば
た
よし
たか
中世英文学演習 I Seminar in Medieval English Literature I
柴 田 良 孝
テ ー マ:中世英文学の特性
講義内容:G. Chaucer の The Canterbury Tales の各話を読み、英詩の父と称される Chaucer の文学の
特性を探る。
達成目標:①中英語に習熟できる。
②中英語の知識をもとに Chaucer 作品を翫味し、Chaucer 文学の特性の一端を理解できる。
授業計画:第 1 回:演習の進め方、受講者の自己紹介
第 2 回:中英語の解説(1)発音、文法
第 3 回:中英語の解説(2)語彙など
第 4 回: The Physician s Tale の受講者による読解発表(1) ll.1-71
第 5 回: The Physician s Tale の受講者による読解発表(2) ll.72-148
第 6 回: The Physician s Tale の受講者による読解発表(3) ll.149-212
第 7 回: The Physician s Tale の受講者による読解発表(4) ll.213-286
第 8 回: Introduction to The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(1) ll.287-3327
第 9 回: The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(2) ll.328-423
第10回: The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(3) ll.424-548
第11回: The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(4) ll.549-660
第12回: The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(5) ll.661-776
第13回: The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(6) ll.777-894
第14回: The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(7) ll.895-968
第15回:まとめ
試験、レポート
成績評価方法:発表内容(30%)、レポート(20%)、試験(50%)を勘案する。
学修に必要な準備:中英語の発音・文法については、初学者にもわかるように解説するが、各自の分
−81−
戻る
担発表については、入念な準備を必要とする。
関連して受講することが望ましい科目:中世英文演習 II、IV など
テキスト:L. D. Benson, The Riverside Chaucer, 3rd Ed. Oxford Univ. Press
参考文献:H. Cooper, Oxford Guides to Chaucer : The Canterbury Tales, Clarendon Press. Oxford 1989.
N. Davis, et.al., A Chaucer Glossary, Oxford Univ. Press.
J. L. Roberts, Cliff’s Notes on Chaucer’s The Canterbury Tale, Wiley Pub. Inc.
その他、適宜紹介
履修上の注意:研究室・オフィスアワーは追って知らせる。
しば
た
よし
たか
しば
た
よし
たか
田
良
孝
中世英文学演習 II Seminar in Medieval English Literature II
柴
テ ー マ:中世英文学の特性
講義内容:G. Chaucer の The Canterbury Tales の各話を読み、英詩の父と称される Chaucer の文学の
特性を探る。
達成目標:①中英語に習熟できる。
②中英語の知識をもとに Chaucer 作品を翫味し、Chaucer 文学の特性の一端を理解できる。
授業計画:第 1 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(1) ll.1-61
第 2 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(2) ll.62-124
第 3 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(3) ll.125-181
第 4 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(4) ll.182-238
第 5 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(5) ll.239-306
第 6 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(6) ll.305-372
第 7 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(7) ll. 373-452
第 8 回:読後のまとめ
第 9 回: Prologue of The Prioress s Tale の受講者による読解発表(1) ll.453-487
第10回: The Prioress s Tale の受講者による読解発表(2) ll.488-536
第11回: The Prioress s Tale の受講者による読解発表(3) ll.537-585
第12回: The Prioress s Tale の受講者による読解発表(5) ll.635-690
第14回:読後のまとめ
第15回: The Shipman s Tale と The Prioress s Tale の総まとめ
試験併せてレポート
成績評価方法:発表内容(30%)、レポート(20%)、試験(50%)を勘案する。
学修に必要な準備:中英語の発音・文法については、初学者にもわかるように中世英文学演習 I で解
説するので、中世英文学演習 I を受講すること。各自の分担発表については、入念な準備
を必要とする。
関連して受講することが望ましい科目:中世英文学演習 I、IV など
テキスト:L. D. Benson, The Riverside Chaucer, 3rd Ed. Oxford Univ. Press
参考文献:H. Cooper, Oxford Guides to Chaucer : The Canterbury Tales, Clarendon Press. Oxford 1989.
N. Davis, et.al., A Chaucer Glossary, Oxford Univ. Press.
J.L.. Roberts, Cliff’s Notes on Chaucer’s The Canterbury Tales, Wiley Pub.Inc.
その他、適宜紹介
履修上の注意:研究室・オフィスアワーは追って知らせます。
田
良
孝
中世英文学演習 III Seminar in Medieval English Literature III
柴
テ ー マ:中世英文学の特性
講義内容:G. Chaucer の The Canterbury Tales の各話を読み、英詩の父と称される Chaucer の文学の
特性を探る。
達成目標:①中英語に習熟できる。
②中英語の知識をもとに Chaucer 作品を翫味し、Chaucer 文学の特性の一端を理解できる。
−82−
戻る
授業計画:第 1 回:演習の進め方、受講者の自己紹介
第 2 回:中英語の解説(1)発音、文法
第 3 回:中英語の解説(2)語彙など
第 4 回: The Physician s Tale の受講者による読解発表(1) ll.1-71
第 5 回: The Physician s Tale の受講者による読解発表(2) ll.72-148
第 6 回: The Physician s Tale の受講者による読解発表(3) ll.149-212
第 7 回: The Physician s Tale の受講者による読解発表(4) ll.213-286
第 8 回: Introduction to The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(1) ll.287-3327
第 9 回: The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(2) ll.328-423
第10回: The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(3) ll.424-548
第11回: The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(4) ll.549-660
第12回: The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(5) ll.661-776
第13回: The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(6) ll.777-894
第14回: The Pardoner s Tale の受講者による読解発表(7) ll.895-968
第15回:まとめ
試験、レポート
成績評価方法:発表内容(30%)、レポート(20%)、試験(50%)を勘案する。
学修に必要な準備:中英語の発音・文法については、初学者にもわかるように解説するが、各自の分
担発表については、入念な準備を必要とする。
関連して受講することが望ましい科目:中世英文演習 II、IV など
テキスト:L. D. Benson, The Riverside Chaucer, 3rd Ed. Oxford Univ. Press
参考文献:H. Cooper, Oxford Guides to Chaucer : The Canterbury Tales, Clarendon Press. Oxford 1989.
N. Davis, et.al., A Chaucer Glossary, Oxford Univ. Press.
J. L. Roberts, Cliff’s Notes on Chaucer’s The Canterbury Tale, Wiley Pub. Inc.
その他、適宜紹介
履修上の注意:研究室・オフィスアワーは追って知らせる。
しば
た
よし
たか
田
良
孝
中世英文学演習 IV Seminar in Medieval English Literature IV
柴
テ ー マ:中世英文学の特性
講義内容:G. Chaucer の The Canterbury Tales の各話を読み、英詩の父と称される Chaucer の文学の
特性を探る。
達成目標:①中英語に習熟できる。
②中英語の知識をもとに Chaucer 作品を翫味し、Chaucer 文学の特性の一端を理解できる。
授業計画:第 1 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(1) ll.1-61
第 2 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(2) ll.62-124
第 3 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(3) ll.125-181
第 4 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(4) ll.182-238
第 5 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(5) ll.239-306
第 6 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(6) ll.305-372
第 7 回: The Shipman s Tale の受講者による読解発表(7) ll. 373-452
第 8 回:読後のまとめ
第 9 回: Prologue of The Prioress s Tale の受講者による読解発表(1) ll.453-487
第10回: The Prioress s Tale の受講者による読解発表(2) ll.488-536
第11回: The Prioress s Tale の受講者による読解発表(3) ll.537-585
第12回: The Prioress s Tale の受講者による読解発表(5) ll.635-690
第14回:読後のまとめ
第15回: The Shipman s Tale と The Prioress s Tale の総まとめ
試験併せてレポート
−83−
戻る
成績評価方法:発表内容(30%)、レポート(20%)、試験(50%)を勘案する。
学修に必要な準備:中英語の発音・文法については、初学者にもわかるように中世英文学演習 I で解
説するので、中世英文学演習 I を受講すること。各自の分担発表については、入念な準備
を必要とする。
関連して受講することが望ましい科目:中世英文学演習 I、IV など
テキスト:L. D. Benson, The Riverside Chaucer, 3rd Ed. Oxford Univ. Press
参考文献:H. Cooper, Oxford Guides to Chaucer : The Canterbury Tales, Clarendon Press. Oxford 1989.
N. Davis, et.al., A Chaucer Glossary, Oxford Univ. Press.
J.L.. Roberts, Cliff’s Notes on Chaucer’s The Canterbury Tales, Wiley Pub.Inc.
その他、適宜紹介
履修上の注意:研究室・オフィスアワーは追って知らせます。
近世英文学演習 I Seminar in Early Modern English Literature I
本
年
度
休
講
近世英文学演習 II Seminar in Early Modern English Literature II
本
年
度
休
講
近世英文学演習 III Seminar in Early Modern English Literature III
本
年
度
休
講
近世英文学演習 IV Seminar in Early Modern English Literature IV
本
年
度
休
講
えん
どう
けん
いち
藤
健
一
近代英文学演習 I Seminar in Modern English Literature I
遠
テ ー マ:18 世紀の等質物語世界的小説のナラトロジー(1)
達成目標:
(1)草創期の近代小説の語りの特徴を説明することができる。
(2)18 世紀の英語散文を読むことができる。
講義内容:分析に必要なナラトロジーの諸概念を概観した後、Oliver Goldsmith の The Vicar of Wakefield
の精読を通して、上記目標を達成する。
授業計画:第 1 回:ガイダンス
第 2 回:等質物語世界的小説の分析モデルの概要(1)(communication model)
第 3 回:等質物語世界的小説の分析モデルの概要(2)(narrative levels)
第 4 回:等質物語世界的小説の分析モデルの概要(3)(focalization-voice)
第 5 回:The Vicar of Wakefield 1 読解(The description of the family of Wakefield)
第 6 回:The Vicar of Wakefield 2 読解(Family misfortunes)
第 7 回:The Vicar of Wakefield 3 読解(A migration)
第 8 回:The Vicar of Wakefield 4 読解(The Humblest fortune)
第 9 回:The Vicar of Wakefield 5 読解(A New acquaintance)
第10回:The Vicar of Wakefield 6 読解(The happiness of a country life)
第11回:The Vicar of Wakefield 7 読解(A town wit)
第12回:The Vicar of Wakefield 8 読解(An amour)
第13回:The Vicar of Wakefield 9 読解(Two ladies)
第14回:The Vicar of Wakefield 10 読解(The miseries of the poor)
第15回:The Vicar of Wakefield 11 読解(Mortifications)
成績評価方法:予習状況 50%、理解度 50%
学修に必要な準備:徹底した予習が要求される。
テキスト:Oliver Goldsmith, The Vicar of Wakefield. Oxford World Classics
参考文献:遠藤健一「一人称の視点という陥穽̶等質物語世界的小説の内的焦点化の諸問題」、『ナラ
ティヴ・メディア研究』第 2 号、2010 所収の参考文献表を参照。
履修上の注意:研究室・オフィスアワーは開講時に指示する。
−84−
戻る
えん
どう
けん
いち
えん
どう
けん
いち
近代英文学演習 II Seminar in Modern English Literature II
遠
藤
健
一
テ ー マ:18 世紀の等質物語世界的小説のナラトロジー(2)
達成目標:
(1)草創期の近代小説の語りの特徴を説明することができる。
(2)18 世紀の英語散文を読むことができる。
講義内容:分析に必要なナラトロジーの諸概念を概観した後、Oliver Goldsmith の The Vicar of Wakefield
の精読を通して、上記目標を達成する。
授業計画:第 1 回:The Vicar of Wakefield 12 読解(a disagreeable advice)
第 2 回:The Vicar of Wakefield 13 読解(Mr. Burchell is found to be an enemy)
第 3 回:The Vicar of Wakefield 14 読解(Fresh mortifications)
第 4 回:The Vicar of Wakefield 15 読解(The folly of being over-wise)
第 5 回:The Vicar of Wakefield 16 読解(The power of long and pleasing temptation)
第 6 回:The Vicar of Wakefield 17 読解(The loss of our liberties)
第 7 回:The Vicar of Wakefield 18 読解(The history of a philosophic vagabond)
第 8 回:The Vicar of Wakefield 19 読解(The short continuance of friendship)
第 9 回:The Vicar of Wakefield 20 読解(Fresh calamities)
第10回:The Vicar of Wakefield 21 読解(A reformation in the goal)
第11回:The Vicar of Wakefield 22 読解(Happiness and misery)
第12回:The Vicar of Wakefield 23 読解(Happier prospects)
第13回:等質物語世界的小説の分析実践(1)(communication model)
第14回:等質物語世界的小説の分析実践(2)(narrative levels)
第15回:等質物語世界的小説の分析実践(3)(focalization ̶voice)
成績評価方法:予習状況・理解度(50%)、学期末レポート(50%)
学修に必要な準備:徹底した予習が要求される。
テキスト:Oliver Goldsmith, The Vicar of Wakefield. Oxford World Classics
参考文献:遠藤健一「一人称の視点という陥穽̶等質物語世界的小説の内的焦点化の諸問題」
、『ナラ
ティヴ・メディア研究』第 2 号、2010 所収の参考文献表を参照。
履修上の注意:研究室・オフィスアワーは開講時に指示する。
藤
健
一
近代英文学演習 III Seminar in Modern English LiteratureIII
遠
テ ー マ:18 世紀の等質物語世界的小説のナラトロジー(1)
達成目標:
(1)草創期の近代小説の語りの特徴を説明することができる。
(2)18 世紀の英語散文を読むことができる。
講義内容:分析に必要なナラトロジーの諸概念を概観した後、Oliver Goldsmith の The Vicar of Wakefield
の精読を通して、上記目標を達成する。
授業計画:第 1 回:ガイダンス
第 2 回:等質物語世界的小説の分析モデルの概要(1)(communication model)
第 3 回:等質物語世界的小説の分析モデルの概要(2)(narrative levels)
第 4 回:等質物語世界的小説の分析モデルの概要(3)(focalization-voice)
第 5 回:The Vicar of Wakefield 1 読解(The description of the family of Wakefield)
第 6 回:The Vicar of Wakefield 2 読解(Family misfortunes)
第 7 回:The Vicar of Wakefield 3 読解(A migration)
第 8 回:The Vicar of Wakefield 4 読解(The Humblest fortune)
第 9 回:The Vicar of Wakefield 5 読解(A New acquaintance)
第10回:The Vicar of Wakefield 6 読解(The happiness of a country life)
第11回:The Vicar of Wakefield 7 読解(A town wit)
第12回:The Vicar of Wakefield 8 読解(An amour)
第13回:The Vicar of Wakefield 9 読解(Two ladies)
第14回:The Vicar of Wakefield 10 読解(The miseries of the poor)
−85−
戻る
第15回:The Vicar of Wakefield 11 読解(Mortifications)
成績評価方法:予習状況 50%、理解度 50%
学修に必要な準備:徹底した予習が要求される。
テキスト:Oliver Goldsmith, The Vicar of Wakefield. Oxford World Classics
参考文献:遠藤健一「一人称の視点という陥穽̶等質物語世界的小説の内的焦点化の諸問題」、『ナラ
ティヴ・メディア研究』第 2 号、2010 所収の参考文献表を参照。
履修上の注意:研究室・オフィスアワーは開講時に指示する。
えん
どう
けん
いち
藤
健
一
近代英文学演習 IV Seminar in Modern English Literature IV
遠
テ ー マ:18 世紀の等質物語世界的小説のナラトロジー(2)
達成目標:
(1)草創期の近代小説の語りの特徴を説明することができる。
(2)18 世紀の英語散文を読むことができる。
講義内容:分析に必要なナラトロジーの諸概念を概観した後、Oliver Goldsmith の The Vicar of Wakefield
の精読を通して、上記目標を達成する。
授業計画:第 1 回:The Vicar of Wakefield 12 読解(a disagreeable advice)
第 2 回:The Vicar of Wakefield 13 読解(Mr. Burchell is found to be an enemy)
第 3 回:The Vicar of Wakefield 14 読解(Fresh mortifications)
第 4 回:The Vicar of Wakefield 15 読解(The folly of being over-wise)
第 5 回:The Vicar of Wakefield 16 読解(The power of long and pleasing temptation)
第 6 回:The Vicar of Wakefield 17 読解(The loss of our liberties)
第 7 回:The Vicar of Wakefield 18 読解(The history of a philosophic vagabond)
第 8 回:The Vicar of Wakefield 19 読解(The short continuance of friendship)
第 9 回:The Vicar of Wakefield 20 読解(Fresh calamities)
第10回:The Vicar of Wakefield 21 読解(A reformation in the goal)
第11回:The Vicar of Wakefield 22 読解(Happiness and misery)
第12回:The Vicar of Wakefield 23 読解(Happier prospects)
第13回:等質物語世界的小説の分析実践(1)(communication model)
第14回:等質物語世界的小説の分析実践(2)(narrative levels)
第15回:等質物語世界的小説の分析実践(3)(focalization ̶voice)
成績評価方法:予習状況・理解度(50%)、学期末レポート(50%)
学修に必要な準備:徹底した予習が要求される。
テキスト:Oliver Goldsmith, The Vicar of Wakefield. Oxford World Classics
参考文献:遠藤健一「一人称の視点という陥穽̶等質物語世界的小説の内的焦点化の諸問題」
、『ナラ
ティヴ・メディア研究』第 2 号、2010 所収の参考文献表を参照。
履修上の注意:研究室・オフィスアワーは開講時に指示する。
近代米文学演習 I Seminar in Modern American Literature I
本
年
度
休
講
近代米文学演習 II Seminar in Modern American Literature II
本
年
度
休
講
近代米文学演習 III Seminar in Modern American Literature III
本
年
度
休
講
近代米文学演習 IV Seminar in Modern American Literature IV
本
年
度
休
講
ひら
いし
たか
き
石
貴
樹
現代英米文学演習Ⅰ 平
テ ー マ:ヘミングウェイの短編小説
講義内容:授業形式などは参加の諸君と相談するが、基本的にヘミングウェイの短編小説の代表的な
ものを読んでいきたい。
−86−
戻る
達成目標:ヘミングウェイの主題と方法、かれを取り囲むモダニズム文学の潮流を理解する。
授業計画:参加の諸君と相談する。
成績評価方法:平常点。
学修に必要な準備:特になし。
テキスト:コピーを配布する。
す
わ
べ
こう
いち
いし
たか
き
べ
こう
いち
現代英米文学演習 II
諏 訪 部 浩 一
テ ー マ:フォークナーとモダニズム
講義内容:ウィリアム・フォークナーの『八月の光』を読む
達成目標:読了しレポートを提出する。
授業計画:フォークナーの代表作『八月の光』を、15 コマに分けて読み進む。前もって発表者を決
めておき、担当者は内容の紹介だけでなく、研究書等で知り得たことをふまえて、自分な
りの意見の提出や、問題提起をおこなう。出席者は、活発な討論を担当者に仕掛けること
が期待される。
成績評価方法:レポート 20%、発表内容 50%、授業参加 30%
学修に必要な準備:分担については、受講予定者と連絡をとって決めておくので、前もって読んでお
くこと。また、フォークナーの他作品に関しても、一定の知識を備えてくることが望ましい。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:William Faulkner, Light in August(Vintage, 1990)。 各自購入しておくこと。
参考文献:Hugh M. Ruppersburg, Reading Faulkner: Light in August(UP of Mississippi, 1994)など。必
要に応じて授業中に紹介する。
履修上の注意:当然のことながら、発表担当者以外の受講生も予習してくること。
ひら
石
貴
樹
現代英米文学演習Ⅲ 平
テ ー マ:ヘミングウェイの短編小説
講義内容:授業形式などは参加の諸君と相談するが、基本的にヘミングウェイの短編小説の代表的な
ものを読んでいきたい。
達成目標:ヘミングウェイの主題と方法、かれを取り囲むモダニズム文学の潮流を理解する。
授業計画:参加の諸君と相談する。
成績評価方法:平常点。
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:
テキスト:コピーを配布する。
す
わ
現代英米文学演習 IV
諏 訪 部 浩 一
テ ー マ:フォークナーとモダニズム
講義内容:ウィリアム・フォークナーの『八月の光』を読む
達成目標:読了しレポートを提出する。
授業計画:フォークナーの代表作『八月の光』を、15 コマに分けて読み進む。前もって発表者を決
めておき、担当者は内容の紹介だけでなく、研究書等で知り得たことをふまえて、自分な
りの意見の提出や、問題提起をおこなう。出席者は、活発な討論を担当者に仕掛けること
が期待される。
成績評価方法:レポート 20%、発表内容 50%、授業参加 30%
学修に必要な準備:分担については、受講予定者と連絡をとって決めておくので、前もって読んでお
くこと。また、フォークナーの他作品に関しても、一定の知識を備えてくることが望ましい。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:William Faulkner, Light in August(Vintage, 1990)。 各自購入しておくこと。
参考文献:Hugh M. Ruppersburg, Reading Faulkner: Light in August(UP of Mississippi, 1994)など。必
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戻る
要に応じて授業中に紹介する。
履修上の注意:当然のことながら、発表担当者以外の受講生も予習してくること。
や
がわ
や
がわ
おさむ
川
修
英米詩研究 I Studies in English and American Poetry I
箭
テ ー マ:Shakespeare の A Lover’s Complaint を読む
講義内容:
〔規則的な〕スタンザ形式による Lyric と Narrative との関係を検討する
達成目標: 1)比喩的言語を十分に分析できる
2)スタンザ内の構造を明確化することができる
3)スタンザ間の連関を意識することができる
4)批評に関心を持つ
5)文学作品の抒情性と叙事性の関係を意識することができる
授業計画: 1.Introductory 1: Renaissance の文学伝統・ジャンルについて
2.Introductory 2: Shakespeare の詩について
3.Stanza 1-4
4.Stanza 5-8
5.Stanza 9-12
6.Stanza 13-16
7.Stanza 17-20
8.Stanza 21-24
9.Stanza 25-28
10.Stanza 29-32
11.Stanza 33-36
12.Stanza 37-40
13.Stanza 41-44
14.Stanza 45-47
15.A Lover’s Compaint の全体構造の検討
成績評価方法:作品の理解の確認(60%)、意見表明(20%)、レポート(20%)
学修に必要な準備:各回の授業で取り扱う部分について、OED 等を用いて十分な下調べを行うこと
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:プリント配布
参考文献:適宜紹介する
履修上の注意:研究室:土樋キャンパス3号館3階
オフィスアワーとメールアドレス:開講時に連絡
英米詩研究 II Studies in English and American Poetry II
箭
テ ー マ:Shakespeare の The Passionate Pilgrim を読む
講義内容:
〔不規則な〕スタンザ形式による Lyric と Narrative との関係を検討する
達成目標: 1)文学的表現から比喩的な意味を十分に抽出できる
2)不規則なスタンザ内の構造を明確化することができる
3)スタンザ間の連関を意識することができる
4)作品の特徴を批評言語によって表現できる
5)文学作品の抒情性と叙事性の関係を端的に表現することができる
授業計画: 1. Introduction
Stanza 1(14)
2. Stanza 2(14) Stanza 3(14)
3. Stanza 4(14) Stanza 5(14)
4. Stanza 6(14) Stanza 7(18)
5. Stanza 8(14) Stanza 9(13)
6. Stanza 10(12) Stanza 11(14)
−88−
川
おさむ
修
戻る
7. Stanza 12(12) Stanza 13(12)
8. Stanza 14(30)
9. Stanza 15(16) Stanza 16(18)
10. Stanza 17(36)
11. Stanza 18(54)
12. Stanza 19(16) Loverʼs Answer(4)
13. Stanza 20-A(28)
14. Stanza 20-B(28)
15. The Passionate Pilgrim の全体構造の検討
成績評価方法:作品の理解の確認(60%)、意見表明(20%)、レポート(20%)
学修に必要な準備:各回の授業で取り扱う部分について、OED 等を用いて十分な下調べを行うこと
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:プリント配布
参考文献:適宜紹介する
履修上の注意:研究室:土樋キャンパス3号館3階
オフィスアワーとメールアドレス:開講時に連絡
や
がわ
おさむ
川
修
英米詩研究 III Studies in English and American Poetry III
箭
テ ー マ:Shakespeare の A Lover’s Complaint を読む
講義内容:
〔規則的な〕スタンザ形式による Lyric と Narrative との関係を検討する
達成目標: 1)比喩的言語を十分に分析できる
2)スタンザ内の構造を明確化することができる
3)スタンザ間の連関を意識することができる
4)批評に関心を持つ
5)文学作品の抒情性と叙事性の関係を意識することができる
授業計画: 1.Introductory 1: Renaissance の文学伝統・ジャンルについて
2.Introductory 2: Shakespeare の詩について
3.Stanza 1-4
4.Stanza 5-8
5.Stanza 9-12
6.Stanza 13-16
7.Stanza 17-20
8.Stanza 21-24
9.Stanza 25-28
10.Stanza 29-32
11.Stanza 33-36
12.Stanza 37-40
13.Stanza 41-44
14.Stanza 45-47
15.A Lover’s Compaint の全体構造の検討
成績評価方法:作品の理解の確認(60%)、意見表明(20%)、レポート(20%)
学修に必要な準備:各回の授業で取り扱う部分について、OED 等を用いて十分な下調べを行うこと
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:プリント配布
参考文献:適宜紹介する
履修上の注意:研究室:土樋キャンパス3号館3階
オフィスアワーとメールアドレス:開講時に連絡
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戻る
や
がわ
うえ
まつ
おさむ
英米詩研究 IV Studies in English and American Poetry IV
箭
川
修
テ ー マ:Shakespeare の The Passionate Pilgrim を読む
講義内容:
〔不規則な〕スタンザ形式による Lyric と Narrative との関係を検討する
達成目標: 1)文学的表現から比喩的な意味を十分に抽出できる
2)不規則なスタンザ内の構造を明確化することができる
3)スタンザ間の連関を意識することができる
4)作品の特徴を批評言語によって表現できる
5)文学作品の抒情性と叙事性の関係を端的に表現することができる
授業計画: 1. Introduction
Stanza 1(14)
2. Stanza 2(14) Stanza 3(14)
3. Stanza 4(14) Stanza 5(14)
4. Stanza 6(14) Stanza 7(18)
5. Stanza 8(14) Stanza 9(13)
6. Stanza 10(12) Stanza 11(14)
7. Stanza 12(12) Stanza 13(12)
8. Stanza 14(30)
9. Stanza 15(16) Stanza 16(18)
10. Stanza 17(36)
11. Stanza 18(54)
12. Stanza 19(16) Loverʼs Answer(4)
13. Stanza 20-A(28)
14. Stanza 20-B(28)
15. The Passionate Pilgrim の全体構造の検討
成績評価方法:作品の理解の確認(60%)、意見表明(20%)、レポート(20%)
学修に必要な準備:各回の授業で取り扱う部分について、OED 等を用いて十分な下調べを行うこと
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:プリント配布
参考文献:適宜紹介する
履修上の注意:研究室:土樋キャンパス3号館3階
オフィスアワーとメールアドレス:開講時に連絡
やす
お
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靖
夫
英米小説研究 I Studies in English and American Fiction I
植
テ ー マ:Heart of Darkness の精読と研究
講義内容:Joseph Conrad の中篇小説 Heart of Darkness を精読する。
達成目標:
(1)テクストの精読により fiction の英語を読んで意味が理解できる。
(2)Heart of Darkness の「背景的解説」を読み、non-fiction の英語の意味が理解できる。
(3)Heart of Darkness の「批評」を読み、論文の文体・構成・議論の展開を説明できる。
授業計画: 1 回目 テクストについての説明・演習の進め方。
2 回目 pp. 3-7 の精読。
3 回目 pp. 8-12 の精読。
4 回目 pp. 13-18 の精読。
5 回目 pp. 19-23 の精読。
6 回目 pp. 24-28 の精読。
7 回目 pp. 29-33 の精読。
8 回目 pp. 34-38 の精読。
9 回目 pp. 39-43 の精読。
10 回目 pp. 44-49 の精読。
11 回目 pp. 50-55 の精読。
−90−
戻る
12 回目 pp. 56-61 の精読。
13 回目 pp. 62-67 の精読。
14 回目 pp. 68-73 の精読。
15 回目 pp. 74-79 の精読。
成績評価方法:授業での発表(60%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:まずは英語が読めなければ話にならないので、テクストの意味が分かるまで調べ、
考え、徹底的に読んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:Joseph Conrad. Heart of Darkness. Ed. Paul B. Armstrong(Norton Critical Edition)
参考文献:随時紹介。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
うえ
まつ
やす
お
うえ
まつ
やす
お
松
靖
夫
英米小説研究 II Studies in English and American Fiction II
植
テ ー マ:Heart of Darkness の研究
講義内容:Joseph Conrad の中篇小説 Heart of Darkness の背景的解説と批評を精読する。
達成目標:
(1)Heart of Darkness の「背景的解説」を読み、non-fiction の英語の意味が理解できる。
(2)Heart of Darkness の「批評」を読み、論文の文体・構成・議論の展開を説明できる。
授業計画:
(後期)
1 回目 The Congo(1)
2 回目 The Congo(2)
3 回目 Conrad in the Congo(1)
4 回目 Conrad in the Congo(2)
5 回目 Conrad in the Congo(3)
6 回目 Conrad on Life and Art(1)
7 回目 Conrad on Life and Art(2)
8 回目 Conrad on Life and Art(3)
9 回目 Heart of Darkness: Problem for Critics
10 回目 The Journey Within
11 回目 Marlow s Quest
12 回目 Marlow s Decent into Hell
13 回目 The Originality of Conrad
14 回目 Conrad s Complicated Presentations
15 回目 Critical Debate: Structural Devices
成績評価方法:授業での発表(60%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:まずは英語が読めなければ話にならないので、テクストの意味が分かるまで調べ、
考え、徹底的に読んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:Joseph Conrad. Heart of Darkness. Ed. Paul B. Armstrong(Norton Critical Edition)
参考文献:随時紹介。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
松
靖
夫
英米小説研究 III Studies in English and American Fiction III
植
テ ー マ:Heart of Darkness の精読と研究
講義内容:Joseph Conrad の中篇小説 Heart of Darkness を精読する。
達成目標:
(1)テクストの精読により fiction の英語を読んで意味が理解できる。
(2)Heart of Darkness の「背景的解説」を読み、non-fiction の英語の意味が理解できる。
(3)Heart of Darkness の「批評」を読み、論文の文体・構成・議論の展開を説明できる。
授業計画: 1 回目 テクストについての説明・演習の進め方。
−91−
戻る
2 回目 pp. 3-7 の精読。
3 回目 pp. 8-12 の精読。
4 回目 pp. 13-18 の精読。
5 回目 pp. 19-23 の精読。
6 回目 pp. 24-28 の精読。
7 回目 pp. 29-33 の精読。
8 回目 pp. 34-38 の精読。
9 回目 pp. 39-43 の精読。
10 回目 pp. 44-49 の精読。
11 回目 pp. 50-55 の精読。
12 回目 pp. 56-61 の精読。
13 回目 pp. 62-67 の精読。
14 回目 pp. 68-73 の精読。
15 回目 pp. 74-79 の精読。
成績評価方法:授業での発表(60%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:まずは英語が読めなければ話にならないので、テクストの意味が分かるまで調べ、
考え、徹底的に読んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:Joseph Conrad. Heart of Darkness. Ed. Paul B. Armstrong(Norton Critical Edition)
参考文献:随時紹介。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
うえ
まつ
やす
お
松
靖
夫
英米小説研究 IV Studies in English and American Fiction IV
植
テ ー マ:Heart of Darkness の研究
講義内容:Joseph Conrad の中篇小説 Heart of Darkness の背景的解説と批評を精読する。
達成目標:
(1)Heart of Darkness の「背景的解説」を読み、non-fiction の英語の意味が理解できる。
(2)Heart of Darkness の「批評」を読み、論文の文体・構成・議論の展開を説明できる。
授業計画:
(後期)
1 回目 The Congo(1)
2 回目 The Congo(2)
3 回目 Conrad in the Congo(1)
4 回目 Conrad in the Congo(2)
5 回目 Conrad in the Congo(3)
6 回目 Conrad on Life and Art(1)
7 回目 Conrad on Life and Art(2)
8 回目 Conrad on Life and Art(3)
9 回目 Heart of Darkness: Problem for Critics
10 回目 The Journey Within
11 回目 Marlow s Quest
12 回目 Marlow s Decent into Hell
13 回目 The Originality of Conrad
14 回目 Conrad s Complicated Presentations
15 回目 Critical Debate: Structural Devices
成績評価方法:授業での発表(60%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:まずは英語が読めなければ話にならないので、テクストの意味が分かるまで調べ、
考え、徹底的に読んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:Joseph Conrad. Heart of Darkness. Ed. Paul B. Armstrong(Norton Critical Edition)
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戻る
参考文献:随時紹介。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
ふく
し
わたる
ふく
し
わたる
士
航
英米演劇研究 I Studies in English and American Drama I
福
テ ー マ:シェイクスピア演劇を読む
講義内容:シェイクスピア演劇を批評的に精読する。特に異性装の表象読解に取り組む。文化史・劇
場史的な背景に関しては随時講義する。
達成目標: 1)シェイクスピア演劇における異性装の特質を理解し、説明することができるように
なる。
2)批評的に作品を解釈し、作品論が書けるようになる。
授業計画:1. オリエンテーション 演習の進め方・発表者の分担などの説明
2. William Shakespeare,As You Like It を読む(1)Act I
3. William Shakespeare,As You Like It を読む(2)Act II
4. William Shakespeare,As You Like It を読む(3)Act III
5. William Shakespeare,As You Like It を読む(4)Act IV
6. William Shakespeare,As You Like It を読む(5)Act V
7. As You Like It の作品論を読む(1)S. Greenblatt
8. As You Like It の作品論を読む(2)S. Orgel
9. As You Like It の作品論を読む(3)G.K. Paster
10. As You Like It の作品論を読む(4)C.T. Neely
11. William Shakespeare,Twelfth Night を読む(1)Act I
12. William Shakespeare,Twelfth Night を読む(2)Act II
13. William Shakespeare,Twelfth Night を読む(3)Act III
14. William Shakespeare,Twelfth Night を読む(4)Act IV
15. William Shakespeare,Twelfth Night を読む(5)Act V
成績評価方法:演習への積極的参加(50%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:テキストの入念な予習(精読)
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:Shakespeare の text は Arden 版を使用する。論文はコピーを配布する。
参考文献:随時紹介する
履修上の注意:入念な予習と積極的な演習への参加が求められる。演習の進度は、参加者の様子を見
ながら、調節する場合がある。オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
士
航
英米演劇研究 II Studies in English and American Drama II
福
テ ー マ:シェイクスピア演劇を読む
講義内容:シェイクスピア演劇を批評的に精読する。特に異性装の表象読解に取り組む。文化史・劇
場史的な背景に関しては随時講義する。
達成目標: 1)シェイクスピア演劇における異性装の特質を理解し、説明することができるように
なる。
2)批評的に作品を解釈し、作品論が書けるようになる。
授業計画:1. Twelfth Night の作品論を読む(1)S. Greenblatt
2. Twelfth Night の作品論を読む(2)S. Orgel
3. Twelfth Night の作品論を読む(3)C.T.Neely
4. Twelfth Night の作品論を読む(4)C.Charles
5. William Shakespeare,The Merchant of Venice を読む(1)Act I
6. William Shakespeare,The Merchant of Venice を読む(2)Act II
7. William Shakespeare,The Merchant of Venice を読む(3)Act III
8. William Shakespeare,The Merchant of Venice を読む(4)Act IV
−93−
戻る
9. William Shakespeare,The Merchant of Venice を読む(5)Act V
10. The Merchant of Venice の作品論を読む(1)M.L.Kaplan
11. The Merchant of Venice の作品論を読む(2)K. Newman
12. The Merchant of Venice の作品論を読む(3)E.J.Geisweidt
13. The Merchant of Venice の作品論を読む(4)J.Pequigney
14. The Merchant of Venice の作品論を読む(5)J.E.Howard
15. The Merchant of Venice の作品論を読む(6)V. Bullough
成績評価方法:演習への積極的参加(50%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:テキストの入念な予習(精読)
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:Shakespeare の text は Arden 版を使用する。論文はコピーを配布する。
参考文献:随時紹介する
履修上の注意:入念な予習と積極的な演習への参加が求められる。演習の進度は、参加者の様子を見
ながら、調節する場合がある。オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
ふく
し
わたる
ふく
し
わたる
士
航
英米演劇研究 III Studies in English and American Drama III
福
テ ー マ:シェイクスピア演劇を読む
講義内容:シェイクスピア演劇を批評的に精読する。特に異性装の表象読解に取り組む。文化史・劇
場史的な背景に関しては随時講義する。
達成目標: 1)シェイクスピア演劇における異性装の特質を理解し、説明することができるように
なる。
2)批評的に作品を解釈し、作品論が書けるようになる。
授業計画:1. オリエンテーション 演習の進め方・発表者の分担などの説明
2. William Shakespeare,As You Like It を読む(1)Act I
3. William Shakespeare,As You Like It を読む(2)Act II
4. William Shakespeare,As You Like It を読む(3)Act III
5. William Shakespeare,As You Like It を読む(4)Act IV
6. William Shakespeare,As You Like It を読む(5)Act V
7. As You Like It の作品論を読む(1)S. Greenblatt
8. As You Like It の作品論を読む(2)S. Orgel
9. As You Like It の作品論を読む(3)G.K. Paster
10. As You Like It の作品論を読む(4)C.T. Neely
11. William Shakespeare,Twelfth Night を読む(1)Act I
12. William Shakespeare,Twelfth Night を読む(2)Act II
13. William Shakespeare,Twelfth Night を読む(3)Act III
14. William Shakespeare,Twelfth Night を読む(4)Act IV
15. William Shakespeare,Twelfth Night を読む(5)Act V
成績評価方法:演習への積極的参加(50%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:テキストの入念な予習(精読)
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:Shakespeare の text は Arden 版を使用する。論文はコピーを配布する。
参考文献:随時紹介する。
履修上の注意:入念な予習と積極的な演習への参加が求められる。演習の進度は、参加者の様子を見
ながら、調節する場合がある。オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
士
航
英米演劇研究 IV Studies in English and American Drama IV
福
テ ー マ:シェイクスピア演劇を読む
講義内容:シェイクスピア演劇を批評的に精読する。特に異性装の表象読解に取り組む。文化史・劇
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戻る
場史的な背景に関しては随時講義する。
達成目標: 1)シェイクスピア演劇における異性装の特質を理解し、説明することができるように
なる。
2)批評的に作品を解釈し、作品論が書けるようになる。
授業計画:1. Twelfth Night の作品論を読む(1)S. Greenblatt
2. Twelfth Night の作品論を読む(2)S. Orgel
3. Twelfth Night の作品論を読む(3)C.T.Neely
4. Twelfth Night の作品論を読む(4)C.Charles
5. William Shakespeare,The Merchant of Venice を読む(1)Act I
6. William Shakespeare,The Merchant of Venice を読む(2)Act II
7. William Shakespeare,The Merchant of Venice を読む(3)Act III
8. William Shakespeare,The Merchant of Venice を読む(4)Act IV
9. William Shakespeare,The Merchant of Venice を読む(5)Act V
10. The Merchant of Venice の作品論を読む(1)M.L.Kaplan
11. The Merchant of Venice の作品論を読む(2)K. Newman
12. The Merchant of Venice の作品論を読む(3)E.J.Geisweidt
13. The Merchant of Venice の作品論を読む(4)J.Pequigney
14. The Merchant of Venice の作品論を読む(5)J.E.Howard
15. The Merchant of Venice の作品論を読む(6)V. Bullough
成績評価方法:演習への積極的参加(50%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:テキストの入念な予習(精読)
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:Shakespeare の text は Arden 版を使用する。論文はコピーを配布する。
参考文献:随時紹介する
履修上の注意:入念な予習と積極的な演習への参加が求められる。演習の進度は、参加者の様子を見
ながら、調節する場合がある。オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
英米文学特殊講義 I Special Lectures in English and American Literature I
本
年
度
休
講
英米文学特殊講義 II Special Lectures in English and American Literature II
本
年
度
休
講
ば
っ
く
れ
い
ふ
ぃ
り
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ぷ
英語学演習 I Seminar in English Linguistics I
バックレイ,フィリップ
テ ー マ:The foot in the phonology of English
講義内容:Students will study recent literature on the role of foot structure in the(synchronic and
historical)phonology of English. In semester I the focus will be on the advantages of a footbased analysis over a traditional syllable-based view.
達成目標:Students will learn how foot structure can help explain a number of phonological effects
observed in the history of English, and in turn, how such effects provide insights into segmental
structure in the modern language.
授業計画:1. Introduction to the course
2. The prosodic hierarchy
3. The foot as a universal property
4. Phonotactic patterns in English
5. Distribution of English /aw/
6. /aw/ in its historical context
7. A syllable-based analysis of /aw/
8. Distribution of English /wa/
9. /wa/ in its historical context
−95−
戻る
10. A syllable-based analysis of /wa/
11. Vowel-consonant phonotactics
12. The role of weight
13. A foot-based analysis of /aw/ and /wa/
14. Summary and conclusions
15. Guidance on student report writing
成績評価方法:レポート(100%)
学修に必要な準備:Students must prepare the assigned reading before each class, and should be willing
to discuss the material in class. After each class they should revise the same material in
preparation for final written reports.
テキスト:Harris, John(2012). The foot as a phonotactic domain: /aw/ and /wa/ in English. Ms., University
of London(UCL)
.
履修上の注意:Students must be willing to use English in class and for written work. Instructor s office:
土樋カンパス, 3 号館, 503. In the first class, students will be notified of the instructor s office
hours and E-mail contact details.
ば
っ
く
れ
い
ふ
ぃ
り
っ
ぷ
英語学演習 II Seminar in English Linguistics II
バックレイ,フィリップ
テ ー マ:The foot in the phonology of English
講義内容:Students will study recent literature on the role of foot structure in the(synchronic and
historical)phonology of English. In semester II the focus will be on an alternative to the footbased analysis using the notion of ambisyllabicity.
達成目標:Students will learn how ambisyllabicity has been called upon to explain phonotactic patterns in
English, and will be encouraged to form their own reasoned evaluations of the merits(or
otherwise)of ambisyllabicity over a foot-based approach to the phonology of /aw/ and /wa/.
授業計画:1. Review of semester 1
2. Basics of syllable structure
3. The role of syllables in phonological explanation
4. Marked syllables in English
5. Ambisyllabicity
6. An ambisyllabic analysis of l-vocalization
7. An ambisyllabic analysis of t-flapping
8. An ambisyllabic analysis of stop aspiration
9. An ambisyllabic analysis of palatalization
10. Schwa insertion and ambisyllabicity
11. Ambisyllabicity in OT
12. Foot-based versus syllable-based approaches
13. Extending the foot-based approach
14. Summary and conclusions
15. Guidance on student report writing
成績評価方法:レポート(100%)
学修に必要な準備:Students must prepare the assigned reading before each class, and should be willing
to discuss the material in class. After each class they should revise the same material in
preparation for final written reports.
テキスト:Hwang, Yoon-Ah(2004)
. Ambisyllabicity versus foot in English segmental phonology. Ms.,
Seoul National University.
履修上の注意:Students must be willing to use English in class and for written work. Instructor s office:
土樋カンパス, 3 号館, 503. In the first class, students will be notified of the instructor s office
hours and E-mail contact details.
−96−
戻る
ば
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ば
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英語学演習 III Seminar in English Linguistics III
バックレイ,フィリップ
テ ー マ:The foot in the phonology of English
講義内容:Students will study recent literature on the role of foot structure in the(synchronic and
historical)phonology of English. In semester I the focus will be on the advantages of a footbased analysis over a traditional syllable-based view.
達成目標:Students will learn how foot structure can help explain a number of phonological effects
observed in the history of English, and in turn, how such effects provide insights into segmental
structure in the modern language.
授業計画:1. Introduction to the course
2. The prosodic hierarchy
3. The foot as a universal property
4. Phonotactic patterns in English
5. Distribution of English /aw/
6. /aw/ in its historical context
7. A syllable-based analysis of /aw/
8. Distribution of English /wa/
9. /wa/ in its historical context
10. A syllable-based analysis of /wa/
11. Vowel-consonant phonotactics
12. The role of weight
13. A foot-based analysis of /aw/ and /wa/
14. Summary and conclusions
15. Guidance on student report writing
成績評価方法:レポート(100%)
学修に必要な準備:Students must prepare the assigned reading before each class, and should be willing
to discuss the material in class. After each class they should revise the same material in
preparation for final written reports.
テキスト:Harris, John(2012). The foot as a phonotactic domain: /aw/ and /wa/ in English. Ms., University
of London(UCL)
.
履修上の注意:Students must be willing to use English in class and for written work. Instructor s office:
土樋カンパス, 3 号館, 503. In the first class, students will be notified of the instructor s office
hours and E-mail contact details.
英語学演習 IV Seminar in English Linguistics IV
バックレイ,フィリップ
テ ー マ:The foot in the phonology of English
講義内容:Students will study recent literature on the role of foot structure in the(synchronic and
historical)phonology of English. In semester II the focus will be on an alternative to the footbased analysis using the notion of ambisyllabicity.
達成目標:Students will learn how ambisyllabicity has been called upon to explain phonotactic patterns in
English, and will be encouraged to form their own reasoned evaluations of the merits(or
otherwise)of ambisyllabicity over a foot-based approach to the phonology of /aw/ and /wa/.
授業計画:1. Review of semester 1
2. Basics of syllable structure
3. The role of syllables in phonological explanation
4. Marked syllables in English
5. Ambisyllabicity
6. An ambisyllabic analysis of l-vocalization
7. An ambisyllabic analysis of t-flapping
−97−
戻る
8. An ambisyllabic analysis of stop aspiration
9. An ambisyllabic analysis of palatalization
10. Schwa insertion and ambisyllabicity
11. Ambisyllabicity in OT
12. Foot-based versus syllable-based approaches
13. Extending the foot-based approach
14. Summary and conclusions
15. Guidance on student report writing
成績評価方法:レポート(100%)
学修に必要な準備:Students must prepare the assigned reading before each class, and should be willing
to discuss the material in class. After each class they should revise the same material in
preparation for final written reports.
テキスト:Hwang, Yoon-Ah(2004). Ambisyllabicity versus foot in English segmental phonology. Ms.,
Seoul National University.
履修上の注意:Students must be willing to use English in class and for written work. Instructor s office:
土樋カンパス, 3 号館, 503. In the first class, students will be notified of the instructor s office
hours and E-mail contact details.
おお
いし
ふく
ち
まさ
ゆき
石
正
幸
言語学演習 I Seminar in Linguistics I
大
テ ー マ:言語設計
講義内容:チョムスキーの論文を精読し、言語の基本構造についての基本理念を考える。
達成目標:言語構造についての思考法に慣れる。
授業計画:第 1 回:句構造
第 2 回:移動
第 3 回:句構造規則
第 4 回:X-bar 理論
第 5 回:投射
第 6 回:構造保持
第 7 回:併合
第 8 回:外的併合
第 9 回:内的併合
第10回:代入と付加
第11回:付加と付加構造
第12回:投射と派生構造
第13回:主要部と素性
第14回:言語設計
第15回:第三の因子
成績評価方法:指定した題目についてのレポート(50%)と試験(50%)
学修に必要な準備:論文の精読。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:Chomsky(2013) Problems of Projection”, Lingua 2013.
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:必要な論文を精読すること。辞書持参のこと。オフィスアワー、研究室などは開講時
に連絡する。
はじめ
地
肇
言語学演習 II 福
テ ー マ:節の配列形態から見る日英語比較(A Comparative Syntax of English and Japanese Viewed
from Clause Arrangement)
−98−
戻る
講義内容:シンタクスにおける節の並列性と構造性を、英語と日本語における節の配列のしかたに視
点を置いて考察し、それぞれの特徴を和文英訳(ライティング)の作業を通して実感する。
達成目標:英文を読み・書くために文法の規則と語彙的な知識以外に必要になる(主として談話・文
脈上の)原則を受講生が理解し、それをある程度運用できるところまで進みたい。
授業計画:第 1 回 講義内容の全体説明とテーマに関わる言語資料の概観
第 2 回 節配列の並列性(parataxis)と構造性(embedding)
第 3 回 複文化の方法としての文末分詞節(clause-final participial clause)
第 4 回 分詞節化の要件:自動詞と他動詞の交替
第 5 回 分詞節化と英語における他動詞性
第 6 回 文末の副詞用法不定詞節(clause-final infinitival clause)
第 7 回 文末不定詞節と文末分詞節の運用上の違い
第 8 回 文末関係節(clause-final relative clause)
第 9 回 副詞相当句(adverbial prepositional phrase)と複文化
第10回 文脈における節の配列:談話文法(discourse grammar)の基本
第11回 文頭要素の考え方:左方移動を伴う諸構文と主題明示のための関係節文
第12回 文末要素の考え方:右方移動を伴う諸構文と題述性
第13回 2 種類の強調構文(cleft sentence)と文脈における運用上の違い
第14回 陳述緩和(hedging)表現と発話行為(speech act)表現としての主節構造
第15回 節の並列性と構造性から見る日英語比較言語文化論
成績評価方法:最終試験(50%) 授業での発表姿勢(50%)
学修に必要な準備:機能的統語論に関わる言語現象を学生が自分で見つけられるような、英文の読解
と英語のライティングのための宿題を適宜出すので、それを準備したうえで授業にのぞむ
こと。
関連して受講することが望ましい科目:特にないが、英語統語論(文法・構文論)に関する基本的な
知識があればよい。
テキスト:特定のテキストは用いない。担当者がプリント資料を用意する。
参考文献:授業のなかで紹介する。
履修上の注意:英語の辞書は必ず持参すること。
おお
いし
まさ
石
正
言語学演習 III Seminar in Linguistics III
大
テ ー マ:言語設計
講義内容:チョムスキーの論文を精読し、言語の基本構造についての基本理念を考える。
達成目標:言語構造についての思考法に慣れる。
授業計画:第 1 回:句構造
第 2 回:移動
第 3 回:句構造規則
第 4 回:X-bar 理論
第 5 回:投射
第 6 回:構造保持
第 7 回:併合
第 8 回:外的併合
第 9 回:内的併合
第10回:代入と付加
第11回:付加と付加構造
第12回:投射と派生構造
第13回:主要部と素性
第14回:言語設計
第15回:第三の因子
−99−
ゆき
幸
戻る
成績評価方法:指定した題目についてのレポート(50%)と試験(50%)
学修に必要な準備:論文の精読。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:Chomsky(2013) Problems of Projection”, Lingua 2013.
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:必要な論文を精読すること。辞書持参のこと。オフィスアワー、研究室などは開講時
に連絡する。
ふく
ち
おお
いし
はじめ
地
肇
言語学演習 IV 福
テ ー マ:節の配列形態から見る日英語比較(A Comparative Syntax of English and Japanese Viewed from
Clause Arrangement)
講義内容:シンタクスにおける節の並列性と構造性を、英語と日本語における節の配列のしかたに視
点を置いて考察し、それぞれの特徴を和文英訳(ライティング)の作業を通して実感する。
達成目標:英文を読み・書くために文法の規則と語彙的な知識以外に必要になる(主として談話・文
脈上の)原則を受講生が理解し、それをある程度運用できるところまで進みたい。
授業計画:第 1 回 講義内容の全体説明とテーマに関わる言語資料の概観
第 2 回 節配列の並列性(parataxis)と構造性(embedding)
第 3 回 複文化の方法としての文末分詞節(clause-final participial clause)
第 4 回 分詞節化の要件:自動詞と他動詞の交替
第 5 回 分詞節化と英語における他動詞性
第 6 回 文末の副詞用法不定詞節(clause-final infinitival clause)
第 7 回 文末不定詞節と文末分詞節の運用上の違い
第 8 回 文末関係節(clause-final relative clause)
第 9 回 副詞相当句(adverbial prepositional phrase)と複文化
第10回 文脈における節の配列:談話文法(discourse grammar)の基本
第11回 文頭要素の考え方:左方移動を伴う諸構文と主題明示のための関係節文
第12回 文末要素の考え方:右方移動を伴う諸構文と題述性
第13回 2 種類の強調構文(cleft sentence)と文脈における運用上の違い
第14回 陳述緩和(hedging)表現と発話行為(speech act)表現としての主節構造
第15回 節の並列性と構造性から見る日英語比較言語文化論
成績評価方法:最終試験(50%) 授業での発表姿勢(50%)
学修に必要な準備:機能的統語論に関わる言語現象を学生が自分で見つけられるような、英文の読解
と英語のライティングのための宿題を適宜出すので、それを準備したうえで授業にのぞむ
こと。
関連して受講することが望ましい科目:特にないが、英語統語論(文法・構文論)に関する基本的な
知識があればよい。
テキスト:特定のテキストは用いない。担当者がプリント資料を用意する。
参考文献:授業のなかで紹介する。
履修上の注意:英語の辞書は必ず持参すること。
文法論演習 I Seminar in Grammatical Theory I
テ ー マ:言語設計
講義内容:言語設計から言語の形式的特性を考える。
達成目標:言語の基本構造について各自の視座を問い直す。
授業計画:第 1 回 Language as a biological object Data and Explanation
第 2 回 Approaches to Language
第 3 回 Generative Procedures
第 4 回 I-language
−100−
大
石
まさ
正
ゆき
幸
戻る
第 5 回 UG
第 6 回 Specificity of Language
第 7 回 UG in the biological framework
第 8 回 Notions of universals
第 9 回 rich/poor UG
第10回 Rational inquiry
第11回 Simplest UG
第12回 Three Factors
第13回 Organism-independent Factors
第14回 Third Factor
第15回 Simplest Merge
成績評価方法:レポート
学修に必要な準備:原典の徹底した精読
関連して受講することが望ましい科目:
テキスト:Chomsky, N. (2014) Problems of Projection. Lingua 130. 33-49
参考文献:随時紹介する。
履修上の注意:
文法論演習 II Seminar in Grammatical Theory II
テ ー マ:言語設計
講義内容:言語設計から言語の形式的特性を考える。
達成目標:言語の基本構造について各自の視座を問い直す。
授業計画:第 1 回 Simplest Merge
第 2 回 Departures from the Simplest Merge
第 3 回 SMT
第 4 回 Evaluation Measure Revisited
第 5 回 SAI and Syntactic Analyses
第 6 回 Distance
第 7 回 Structural Hierarchy
第 8 回 Minimal Search
第 9 回 Merge and SMT
第10回 Set and Syntactic Object
第11回 EM and Structure Building
第12回 IM and Displacement
第13回 Copies and Interfaces
第14回 Projection and Order
第15回 Labeling Algorithm and X-bar Theory
成績評価方法:レポート
学修に必要な準備:原典の徹底した精読。
関連して受講することが望ましい科目:
テキスト:Chomsky, N. (2015) Problems of Projections: Extensions. MS. MIT.
参考文献:随時紹介する。
履修上の注意:
おお
大
いし
石
まさ
正
ゆき
文法論演習 III Seminar in Grammatical Theory III
テ ー マ:言語設計
講義内容:言語設計から言語の形式的特性を考える。
達成目標:言語の基本構造について各自の視座を問い直す。
おお
いし
まさ
ゆき
−101−
大
石
正
幸
幸
戻る
授業計画:第 1 回 Language as a biological object Data and Explanation
第 2 回 Approaches to Language
第 3 回 Generative Procedures
第 4 回 I-language
第 5 回 UG
第 6 回 Specificity of Language
第 7 回 UG in the biological framework
第 8 回 Notions of universals
第 9 回 rich/poor UG
第10回 Rational inquiry
第11回 Simplest UG
第12回 Three Factors
第13回 Organism-independent Factors
第14回 Third Factor
第15回 Simplest Merge
成績評価方法:レポート
学修に必要な準備:原典の徹底した精読
関連して受講することが望ましい科目:
テキスト:Chomsky, N. (2014) Problems of Projection. Lingua 130. 33-49
参考文献:随時紹介する。
履修上の注意:
文法論演習 IV Seminar in Grammatical Theory IV
テ ー マ:言語設計
講義内容:言語設計から言語の形式的特性を考える。
達成目標:言語の基本構造について各自の視座を問い直す。
授業計画:第 1 回 Simplest Merge
第 2 回 Departures from the Simplest Merge
第 3 回 SMT
第 4 回 Evaluation Measure Revisited
第 5 回 SAI and Syntactic Analyses
第 6 回 Distance
第 7 回 Structural Hierarchy
第 8 回 Minimal Search
第 9 回 Merge and SMT
第10回 Set and Syntactic Object
第11回 EM and Structure Building
第12回 IM and Displacement
第13回 Copies and Interfaces
第14回 Projection and Order
第15回 Labeling Algorithm and X-bar Theory
成績評価方法:レポート
学修に必要な準備:原典の徹底した精読。
関連して受講することが望ましい科目:
テキスト:Chomsky, N. (2015) Problems of Projections: Extensions. MS. MIT.
参考文献:随時紹介する。
履修上の注意:
−102−
おお
大
いし
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まさ
正
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幸
戻る
いけ
うち
まさ
ゆき
との
いけ
しげ
お
統語論研究 I Studies in Syntax I 池
内
正
幸
テ ー マ:生成統語論入門
講義内容:第 I 期の理論をてがかりに生成統語論の基礎・基本を学ぶ。
達成目標:変形生成文法理論の第 I 期の理論における基礎・基本概念を現在の生成統語理論構築の中
に見究める。
授業計画: 1 回目 Introduction/Overview
2 回目 ヒトのことばとは/ことばはどこにあるのか
3 回目 伝統文法、SL、GG(I, II, III 期)
4 回目 生成文法の目標
5 回目 科学としての生成文法
6 回目 FSG
7 回目 PS:一般特性
8 回目 PS:普遍性
9 回目 「変形」の概念
10 回目 transformations:必要性
11 回目 transformations:形式的特性
12 回目 transformations:種類
13 回目 constraints on transformations etc.
14 回目 第 II 期、第 III 期の理論について
15 回目 Summary/Conclusion
成績評価方法:指定したレポートの内容で到達目標を確認し評価する。
学修に必要な準備:英文法の復習
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特に指定しない
参考文献:開講時に提示
履修上の注意:担当者の連絡先などは開講時に連絡する。
池
滋
生
統語論研究 II Studies in Syntax II 外
テ ー マ:生成文法理論研究
講義内容:生成文法理論の現状の発展の可能性を論じます。
達成目標:生成文法理論の現在の枠組みと今後の進展の可能性についての基本的な理解
授業計画:生成文法理論の現在の枠組みを理解した上で、以下に述べるいくつかの問題点を論じ、そ
の解決方法を考察する。
1 回目 節構造の形成
2 回目 位相、継承
3 回目 A 移動、A′移動、主要部移動
4 回目 継承の問題と、移動にかかわる拡大条件違反
5 回目 Excorporation による解決
6 回目 代名詞、再帰代名詞の扱い(束縛理論)
7 回目 移動による代名詞、再帰代名詞の扱い
8 回目 主語条件、付加部条件、that 痕跡の問題
9 回目 Excorporation 分析による説明
10 回目 数量詞作用域の標準的扱い
11 回目 数量詞作用域の標準的扱いの問題点
12 回目 数量詞作用域の可視移動による扱い
13 回目 省略現象(空所化、右方節点繰り上げ、Sluicing)の問題
14 回目 省略現象の移動分析(等位接続構造)
15 回目 省略現象と多重構造
−103−
戻る
成績評価方法:指定した題目についてのレポートで到達度を確認し評価する。
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:毎回、教員作成のプリントを配布。
参考文献:A. Radford 2004 English Syntax ─ An Introduction(Cambridge)
外池他(訳)「入門ミニマリスト統語論」(研究社)
履修上の注意:担当者の連絡先などは開講時に連絡する。
いけ
うち
まさ
ゆき
との
いけ
しげ
お
内
正
幸
統語論研究 III Studies in Syntax III 池
テ ー マ:生成統語論入門
講義内容:第 I 期の理論をてがかりに生成統語論の基礎・基本を学ぶ。
達成目標:変形生成文法理論の第 I 期の理論における基礎・基本概念を現在の生成統語理論構築の中
に見究める。
授業計画: 1 回目 Introduction/Overview
2 回目 ヒトのことばとは/ことばはどこにあるのか
3 回目 伝統文法、SL、GG(I, II, III 期)
4 回目 生成文法の目標
5 回目 科学としての生成文法
6 回目 FSG
7 回目 PS:一般特性
8 回目 PS:普遍性
9 回目 「変形」の概念
10 回目 transformations:必要性
11 回目 transformations:形式的特性
12 回目 transformations:種類
13 回目 constraints on transformations etc.
14 回目 第 II 期、第 III 期の理論について
15 回目 Summary/Conclusion
成績評価方法:指定したレポートの内容で到達目標を確認し評価する。
学修に必要な準備:英文法の復習
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特に指定しない
参考文献:開講時に提示
履修上の注意:担当者の連絡先などは開講時に連絡する。
池
滋
生
統語論研究 IV Studies in Syntax IV
外
テ ー マ:生成文法理論研究
講義内容:生成文法理論の現状の発展の可能性を論じます。
達成目標:生成文法理論の現在の枠組みと今後の進展の可能性についての基本的な理解
授業計画:生成文法理論の現在の枠組みを理解した上で、以下に述べるいくつかの問題点を論じ、そ
の解決方法を考察する。
1 回目 節構造の形成
2 回目 位相、継承
3 回目 A 移動、A′移動、主要部移動
4 回目 継承の問題と、移動にかかわる拡大条件違反
5 回目 Excorporation による解決
6 回目 代名詞、再帰代名詞の扱い(束縛理論)
7 回目 移動による代名詞、再帰代名詞の扱い
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戻る
8 回目 Excorporation 分析による説明
9 回目 数量詞作用域の標準的扱い
10 回目 数量詞作用域の標準的扱い
11 回目 数量詞作用域の標準的扱いの問題点
12 回目 数量詞作用域の可視移動による扱い
13 回目 省略現象(空所化、右方節点繰り上げ、Sluicing)の問題
14 回目 省略現象の移動分析(等位接続構造)
15 回目 省略現象と多重構造
成績評価方法:指定した題目についてのレポートで到達度を確認し評価する。
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:毎回、教員作成のプリントを配布。
参考文献:A. Radford 2004 English Syntax ─ An Introduction(Cambridge)
外池他(訳)「入門ミニマリスト統語論」(研究社)
履修上の注意:担当者の連絡先などは開講時に連絡する。
な
す
かわ
くに
や
音韻論研究 I Studies in Phonology I
那 須 川 訓 也
テ ー マ:生成音韻論研究 I
講義内容:音韻論の主要文献を読みながら、英語の音韻現象にみられる様々な規則性を検討する。
達成目標:① 音韻論の専門知識とそれを支える思考方法を身につける。
② 発表を通して、論理の組み立て方を学ぶ。
授業計画:第 1 回 授業の進め方、授業内容概略説明
第 2 回 Phonetics and Phonology
第 3 回 Phonology in generative grammar
第 4 回 Phonological phenomena: alternations
第 5 回 Phonological phenomena: distribution
第 6 回 Representation and derivation
第 7 回 Rules, principles and constraints
第 8 回 Linear rules and representations
第 9 回 Non-linear representations
第10回 Parametric variation
第11回 Phonology and morphology
第12回 Root-level morphology
第13回 Word-level morphology
第14回 The phonology of roots and words
第15回 Summary
成績評価方法:授業での発表(50%)とレポート(50%)によって評価する。
学修に必要な準備:音韻論および音声学の基本事項を復習しておいてください。テキストは必ず精読
してくること。授業中はノートをよくとり、その後、復習を兼ねてまとめておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:授業で指示します。
参考文献:授業で適宜指示します。
履修上の注意:
① 1 人に少しずつ訳してもらいます。
② 実際の進度は、参加者の様子によって若干変わります。
研究室:土樋キャンパス 6 号館 6 階
オフィスアワー:開講時に連絡
−105−
戻る
な
す
かわ
くに
や
な
す
かわ
くに
や
音韻論研究 II Studies in Phonology II
那 須 川 訓 也
テ ー マ:生成音韻論研究 II
講義内容:音韻論の主要文献を読みながら、英語の音韻現象にみられる様々な規則性を検討する。
達成目標:① 音韻論の専門知識とそれを支える思考方法を身につける。
② 発表を通して、論理の組み立て方を学ぶ。
授業計画:第 1 回 授業の進め方、授業内容概略説明
第 2 回 Representation and derivation in phonology
第 3 回 Non-linear representations
第 4 回 Phonological positions
第 5 回 Phonological constituent structure
第 6 回 Phonotactics I: initial consonant clusters
第 7 回 Phonotactics II: vowels
第 8 回 Stress and constituency
第 9 回 The syllable
第10回 Onsets
第11回 Rhymes
第12回 Nuclei
第13回 Codas
第14回 Appendices
第15回 Summary
成績評価方法:授業での発表(50%)とレポート(50%)によって評価する。
学修に必要な準備:音韻論および音声学の基本事項を復習しておいてください。テキストは必ず精読
してくること。授業中はノートをよくとり、その後、復習を兼ねてまとめておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:授業で指示します。
参考文献:授業で適宜指示します。
履修上の注意:
① 1 人に少しずつ訳してもらいます。
② 実際の進度は、参加者の様子によって若干変わります。
研究室:土樋キャンパス 6 号館 6 階
オフィスアワー:開講時に連絡
音韻論研究 III Studies in Phonology III
那 須 川 訓 也
テ ー マ:生成音韻論研究 III
講義内容:音韻論の主要文献を読みながら、英語の音韻現象にみられる様々な規則性を検討する。
達成目標:① 音韻論の専門知識とそれを支える思考方法を身につける。
② 発表を通して、論理の組み立て方を学ぶ。
授業計画:第 1 回 授業の進め方、授業内容概略説明
第 2 回 Phonetics and Phonology
第 3 回 Phonology in generative grammar
第 4 回 Phonological phenomena: alternations
第 5 回 Phonological phenomena: distribution
第 6 回 Representation and derivation
第 7 回 Rules, principles and constraints
第 8 回 Linear rules and representations
第 9 回 Non-linear representations
第10回 Parametric variation
第11回 Phonology and morphology
−106−
戻る
第12回 Root-level morphology
第13回 Word-level morphology
第14回 The phonology of roots and words
第15回 Summary
成績評価方法:授業での発表(50%)とレポート(50%)によって評価する。
学修に必要な準備:音韻論および音声学の基本事項を復習しておいてください。テキストは必ず精読
してくること。授業中はノートをよくとり、その後、復習を兼ねてまとめておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:授業で指示します。
参考文献:授業で適宜指示します。
履修上の注意:
① 1 人に少しずつ訳してもらいます。
② 実際の進度は、参加者の様子によって若干変わります。
研究室:土樋キャンパス 6 号館 6 階
オフィスアワー:開講時に連絡
な
す
かわ
くに
や
音韻論研究 IV Studies in Phonology IV
那 須 川 訓 也
テ ー マ:生成音韻論研究 IV
講義内容:音韻論の主要文献を読みながら、英語の音韻現象にみられる様々な規則性を検討する。
達成目標:① 音韻論の専門知識とそれを支える思考方法を身につける。
② 発表を通して、論理の組み立て方を学ぶ。
授業計画(演習計画):
第 1 回 授業の進め方、授業内容概略説明
第 2 回 Representation and derivation in phonology
第 3 回 Non-linear representations
第 4 回 Phonological positions
第 5 回 Phonological constituent structure
第 6 回 Phonotactics I: initial consonant clusters
第 7 回 Phonotactics II: vowels
第 8 回 Stress and constituency
第 9 回 The syllable
第10回 Onsets
第11回 Rhymes
第12回 Nuclei
第13回 Codas
第14回 Appendices
第15回 Summary
成績評価方法:授業での発表(50%)とレポート(50%)によって評価する。
学修に必要な準備:音韻論および音声学の基本事項を復習しておいてください。テキストは必ず精読
してくること。授業中はノートをよくとり、その後、復習を兼ねてまとめておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:授業で指示します。
参考文献:授業で適宜指示します。
履修上の注意:
① 1 人に少しずつ訳してもらいます。
② 実際の進度は、参加者の様子によって若干変わります。
研究室:土樋キャンパス 6 号館 6 階
オフィスアワー:開講時に連絡
−107−
戻る
英語学・言語学特殊講義 I Special Lectures in English Linguistics and Linguistic Theory I
原
久
嗣
北
テ ー マ:極小主義統語論の諸問題
講義内容:極小主義統語論の理論的展開を詳細に検討する。
達成目標:極小主義統語論の仮説群を理解することを目標とする。
授業計画:第 1 回 Architecture of Language
第 2 回 Computational System
第 3 回 Phrase structure
第 4 回 Projections
第 5 回 Displacement
第 6 回 Operation
第 7 回 External Merge
第 8 回 Internal Merge
第 9 回 Probe and Goal
第10回 EPP
第11回 Head and Adjunct
第12回 Cycle
第13回 Phase
第14回 Transfer
第15回 CI-System
成績評価方法:クラスでの貢献(50%)、レポート・論文(50%)
学修に必要な準備:関心のある統語現象、また関心のある統語理論について問題意識をもつこと。
関連して受講することが望ましい科目:生成文法理論、極小主義統語論に関係する科目
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:担当者の連絡先などは開講時に連絡する。
きた
はら
ひさ
つぐ
英語学・言語学特殊講義 II Special Lectures in English Linguistics and Linguistic Theory II
原
久
嗣
北
テ ー マ:Issues in Particles, Movement, and Case.
講義内容:This lecture will discuss the syntax of particles reveals strong parallels with other kinds of A
bar movements, especially w.r.t. reconstruction effects, copy theory. Furthermore I will argue
that P does not assign Case because P IS Case. I will also demonstrate that economy forces
wh movement to C, if possible and movement to SpecCP is the result of exra constraints. This
involves BPS, of course. I will show that these issues hang together pretty well.
達成目標:Establish your own view of syntactic phenomena
授業計画:第 1 回 particles in general
第 2 回 focus particles
第 3 回 modal particles
第 4 回 modal particles in Bengali
第 5 回 modal particles in Japanese
第 6 回 focus versus emphasis
第 7 回 focus (information structure, at-issue dimension) versus
第 8 回 emphasis (expressive dimension)
第 9 回 wh-questions
第10回 non-canonical wh-questions (moving and in situ )
第11回 verb movement
第12回 verb movement: relevance for syntax-to-discourse linking
きた
−108−
はら
ひさ
つぐ
戻る
第13回 movement to C/SpecCP
第14回 Case
第15回 Case and P
成績評価方法:a short essay.
学修に必要な準備:Some familiarity with minimalism
テキスト:No specific text is used.
参考文献:Relevant materials will be mentioned and delivered in the class.
むら
の
い
ひとし
むら
の
い
ひとし
英語教育学演習 I Seminar in English Language Pedagogy I
村 野 井 仁
テ ー マ:英語教育学および教室第二言語習得研究の動向を理解し、研究を行うための基礎的知識を
得る。
講義内容:外国語教育学および第二言語教育学についての研究入門書と学術論文を併せて読み、英語
教育のどのような面がどのような方法で研究されているのかを理解する。英語教育を研究
対象とした研究がどのように行われているのかを理解し、自分が実証的研究を行う際の基
礎的な知識を得る。
達成目標:
(1)英語教育学・教室第二言語習得研究の主な研究テーマについて理解し、概要を説明
することができる。
(2)英語教育学・教室第二言語習得研究の研究方法について理解し、研究課題を立てて
研究デザインを構築することができる。
授業計画:第 1 回 英語教育学・教室第二言語習得研究の動向・意義
第 2 回 Loewen (2015) を読む:第 1 章 序章 指導を受けた第二言語習得
第 3 回 Loewen (2015) を読む:第 2 章 第二言語知識
第 4 回 Loewen (2015) を読む:第 3 章 インタラクションと第二言語教室
第 5 回 教室第二言語習得研究に関する学術論文を読む
第 6 回 Loewen (2015) を読む:第 4 章 フォーカス・オン・フォーム
第 7 回 Loewen (2015) を読む:第 5 章 文法習得
第 8 回 Loewen (2015) を読む:第 6 章 語彙習得
第 9 回 指導効果研究に関する学術論文を読む
第10回 Loewen (2015) を読む:第 7 章 音の習得
第11回 Loewen (2015) を読む:第 8 章 語用能力
第12回 Loewen (2015) を読む:第 9 章 社会的要因
第13回 Loewen (2015) を読む:第 10 章 個人差
第14回 社会的要因を重視した第二言語習得に関する学術論文を読む
第15回 研究課題、研究デザインの構築およびまとめ
成績評価方法:担当章・論文の概要発表 50%
研究論文レポート 50%
学修に必要な準備:英語教育および英語学習に関して、研究課題となるような疑問をまとめておくこと
関連して受講することが望ましい科目:第二言語習得研究 I ∼ IV
テキスト:Loewen, S.(2015)
. Introduction to instructed second language acquisition. New York: Routledge.
および学術論文を使用する(入手方法は教室で指示する)。
参考文献:白畑知彦・冨田祐一・村野井仁・若林茂則(2009)
『英語教育用語辞典改訂版』大修館書店
竹内理・水本篤(2014)『外国語教育研究ハンドブック―研究手法のより良い理解のため
に(改訂版)』松柏社
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
英語教育学演習 II Seminar in English Language Pedagogy II
村 野 井 仁
テ ー マ:英語教育学および教室第二言語習得研究の動向を自分の研究テーマに合わせて深く理解
し、実証的研究を行う能力を育てる。
−109−
戻る
講義内容:自分の研究テーマに従って、海外および国内で発表された英語教育についての学術論文を
読み、研究の動向を把握する。実際に自分の研究テーマを立て、研究デザインを構築し、
予備的研究を行い、その結果を発表する。
達成目標:
(1)英語教育学・教室第二言語習得研究の特定の研究テーマについて深く理解すし、概
要を伝えることができる。
(2)英語教育学・教室第二言語習得を対象とした研究課題を立て、研究デザインを構築
し、研究を行うことができる。
授業計画:第 1 回 内容言語統合型学習(CLIL)の動向
第 2 回 CLIL 研究に関する論文を読む
第 3 回 心理要因と第二言語習得に関する研究の動向
第 4 回 心理要因と第二言語習得に関する論文を読む
第 5 回 社会文化理論に関する研究の動向
第 6 回 ZPD に関する論文を読む
第 7 回 タスクに関する研究の動向
第 8 回 タスクに関する研究論文を読む
第 9 回 実証的研究の課題設定
第10回 実証的研究のデザイン構築
第11回 実証的研究のデータ収集方法・分析方法検討
第12回 実証的研究のデータ収集・分析
第13回 実証的研究結果の発表(1)
第14回 実証的研究結果の発表(2)
第15回 研究レポートの書き方
成績評価方法:担当論文の概要発表 20%
研究論文計画・結果発表 30%
研究レポート 50%
学修に必要な準備:英語教育および英語学習に関する研究テーマをある程度絞っておく。先行研究の
論文などを集め、リストを準備しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:学術論文を使用する(入手方法は教室で指示する)。
参考文献:白畑知彦・冨田祐一・村野井仁・若林茂則(2009)
『英語教育用語辞典改訂版』大修館書店
竹内理・水本篤(2014)『外国語教育研究ハンドブック―研究手法のより良い理解のため
に(改訂版)』松柏社
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
むら
の
い
ひとし
英語教育学演習 III Seminar in English Language Pedagogy III
村 野 井 仁
テ ー マ:英語教育学および教室第二言語習得研究の動向を理解し、研究を行うための基礎的知識を
得る。
講義内容:外国語教育学および第二言語教育学についての研究入門書と学術論文を併せて読み、英語
教育のどのような面がどのような方法で研究されているのかを理解する。英語教育を研究
対象とした研究がどのように行われているのかを理解し、自分が実証的研究を行う際の基
礎的な知識を得る。
達成目標:
(1)英語教育学・教室第二言語習得研究の主な研究テーマについて理解し、概要を説明
することができる。
(2)英語教育学・教室第二言語習得研究の研究方法について理解し、研究課題を立てて
研究デザインを構築することができる。
授業計画:第 1 回 英語教育学・教室第二言語習得研究の動向・意義
第 2 回 Loewen (2015) を読む:第 1 章 序章 指導を受けた第二言語習得
第 3 回 Loewen (2015) を読む:第 2 章 第二言語知識
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戻る
第 4 回 Loewen (2015) を読む:第 3 章 インタラクションと第二言語教室
第 5 回 教室第二言語習得研究に関する学術論文を読む
第 6 回 Loewen (2015) を読む:第 4 章 フォーカス・オン・フォーム
第 7 回 Loewen (2015) を読む:第 5 章 文法習得
第 8 回 Loewen (2015) を読む:第 6 章 語彙習得
第 9 回 指導効果研究に関する学術論文を読む
第10回 Loewen (2015) を読む:第 7 章 音の習得
第11回 Loewen (2015) を読む:第 8 章 語用能力
第12回 Loewen (2015) を読む:第 9 章 社会的要因
第13回 Loewen (2015) を読む:第 10 章 個人差
第14回 社会的要因を重視した第二言語習得に関する学術論文を読む
第15回 研究課題、研究デザインの構築およびまとめ
成績評価方法:担当章・論文の概要発表 50%
研究論文レポート 50%
学修に必要な準備:英語教育および英語学習に関して、研究課題となるような疑問をまとめておくこと
関連して受講することが望ましい科目:第二言語習得研究 I ∼ IV
テキスト:Loewen, S.(2015)
. Introduction to instructed second language acquisition. New York: Routledge.
および学術論文を使用する(入手方法は教室で指示する)。
参考文献:白畑知彦・冨田祐一・村野井仁・若林茂則(2009)
『英語教育用語辞典改訂版』大修館書店
竹内理・水本篤(2014)『外国語教育研究ハンドブック―研究手法のより良い理解のため
に(改訂版)』松柏社
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
むら
の
い
ひとし
英語教育学演習 IV Seminar in English Language Pedagogy IV
村 野 井 仁
テ ー マ:英語教育学および教室第二言語習得研究の動向を自分の研究テーマに合わせて深く理解
し、実証的研究を行う能力を育てる。
講義内容:自分の研究テーマに従って、海外および国内で発表された英語教育についての学術論文を
読み、研究の動向を把握する。実際に自分の研究テーマを立て、研究デザインを構築し、
予備的研究を行い、その結果を発表する。
達成目標:
(1)英語教育学・教室第二言語習得研究の特定の研究テーマについて深く理解すし、概
要を伝えることができる。
(2)英語教育学・教室第二言語習得を対象とした研究課題を立て、研究デザインを構築
し、研究を行うことができる。
授業計画:第 1 回 内容言語統合型学習(CLIL)の動向
第 2 回 CLIL 研究に関する論文を読む
第 3 回 心理要因と第二言語習得に関する研究の動向
第 4 回 心理要因と第二言語習得に関する論文を読む
第 5 回 社会文化理論に関する研究の動向
第 6 回 ZPD に関する論文を読む
第 7 回 タスクに関する研究の動向
第 8 回 タスクに関する研究論文を読む
第 9 回 実証的研究の課題設定
第10回 実証的研究のデザイン構築
第11回 実証的研究のデータ収集方法・分析方法検討
第12回 実証的研究のデータ収集・分析
第13回 実証的研究結果の発表(1)
第14回 実証的研究結果の発表(2)
第15回 研究レポートの書き方
−111−
戻る
成績評価方法:担当論文の概要発表 20%
研究論文計画・結果発表 30%
研究レポート 50%
学修に必要な準備:英語教育および英語学習に関する研究テーマをある程度絞っておく。先行研究の
論文などを集め、リストを準備しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:学術論文を使用する(入手方法は教室で指示する)。
参考文献:白畑知彦・冨田祐一・村野井仁・若林茂則(2009)
『英語教育用語辞典改訂版』大修館書店
竹内理・水本篤(2014)『外国語教育研究ハンドブック―研究手法のより良い理解のため
に(改訂版)』松柏社
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
なか
にし
ひろし
なか
にし
ひろし
西
弘
応用言語学演習 I Seminar in Applied Linguistics I
中
テ ー マ:Psycholinguistic Mechanisms of Language Comprehension
言語理解の心的メカニズム
講義内容:論文の輪読・ディスカッションを通して、主に日本人英語学習者における言語理解の心的
メカニズムを解明することを目的とする。特に、記憶システムに焦点をあて、日本人英語
学習者が、いかに限られた認知資源を用いて、長期記憶中の単語・文法・背景知識等を参
照し、ことばの意味を理解しているのか、理論的・実証的に検討する。
達成目標:
(1)文献を読んで、その概要を分かりやすく報告することができる
(2)心理言語学における基本的な知識・考え方を身につけることができる
(3)関心のあるテーマに関して、簡単なデータ収集を行い、結果を分析・考察すること
ができる
授業計画: 1 回目 授業の進め方(論文の配布・概要説明、報告者の決定)
、リーディングの処理理論
2 回目 音韻符号化
3 回目 メンタルレキシコン(1):メンタルレキシコンの構造・神経基盤
4 回目 メンタルレキシコン(2):メンタルレキシコンへのアクセスモデル
5 回目 記憶モデル:短期記憶・長期記憶・ワーキングメモリ
6 回目 チャンキング:日本人英語学習者の処理単位、チャンキングと音韻情報
7 回目 文処理研究の実験手法(1)(SuperLab を用いた測定法)
8 回目 文処理研究の実験手法(2)(眼球運動測定装置を用いた測定法)
9 回目 統語解析(1):最少付加の原則
10 回目 統語解析(2):依存関係の構築 1
11 回目 統語解析(3):依存関係の構築 2
12 回目 統語解析(4):ワーキングメモリと文処理
13 回目 スキーマ処理(1):スキーマ理論
14 回目 スキーマ処理(2):スキーマ修正過程
15 回目 自動化:語彙アクセス・統語処理の自動化
成績評価方法:授業活動・文献報告 50%、レポート 50%
テキスト:使用しません
履修上の注意:研究室・オフィスアワーは開講時に連絡する。
西
弘
応用言語学演習 II Seminar in Applied Linguistics II
中
テ ー マ:Psycholinguistic Mechanisms of Language Production
言語産出の心的メカニズム
講義内容:論文の輪読・ディスカッションを通して、主に日本人英語学習者における言語産出の心的
メカニズムを解明することを目的とする。さらに、発話の流暢性を高めるためには、どの
ような指導・タスクが適切なのか、心理言語学・言語教育学の分野から得られた実証デー
−112−
戻る
タをもとに検討する。
達成目標:
(1)文献を読んで、その概要を分かりやすく報告することができる
(2)心理言語学の知見をもとに英語教育・学習への応用可能性を考えることができる
(3)関心のあるテーマに関して、簡単なデータ収集を行い、結果を分析・考察すること
ができる
授業計画: 1 回目 授業の進め方(論文の配布・概要説明、報告者の決定)
2 回目 言語産出モデル
3 回目 言語産出研究の実験手法
4 回目 英語習熟度とジェスチャーの関係
5 回目 言い誤り
6 回目 発話の正確性
7 回目 発話の複雑性
8 回目 発話の流暢性
9 回目 ワーキングメモリとスピーキングプロセス
10 回目 音韻的プライミング
11 回目 意味的プライミング
12 回目 統語的プライミング
13 回目 シャドーイングとスピーキングプロセス
14 回目 リピーティングとスピーキングプロセス
15 回目 スピーキングプロセスのまとめ
成績評価方法:授業活動・文献報告 50%、レポート 50%
テキスト:使用しません
履修上の注意:研究室・オフィスアワーは開講時に連絡する。
なか
にし
ひろし
西
弘
応用言語学演習 III Seminar in Applied Linguistics III
中
テ ー マ:Psycholinguistic Mechanisms of Language Comprehension
言語理解の心的メカニズム
講義内容:論文の輪読・ディスカッションを通して、主に日本人英語学習者における言語理解の心的
メカニズムを解明することを目的とする。特に、記憶システムに焦点をあて、日本人英語
学習者が、いかに限られた認知資源を用いて、長期記憶中の単語・文法・背景知識等を参
照し、ことばの意味を理解しているのか、理論的・実証的に検討する。
達成目標:
(1)文献を読んで、その概要を分かりやすく報告することができる
(2)心理言語学における基本的な知識・考え方を身につけることができる
(3)関心のあるテーマに関して、簡単なデータ収集を行い、結果を分析・考察すること
ができる
授業計画: 1 回目 授業の進め方(論文の配布・概要説明、報告者の決定)
、リーディングの処理理論
2 回目 音韻符号化
3 回目 メンタルレキシコン(1):メンタルレキシコンの構造・神経基盤
4 回目 メンタルレキシコン(2):メンタルレキシコンへのアクセスモデル
5 回目 記憶モデル:短期記憶・長期記憶・ワーキングメモリ
6 回目 チャンキング:日本人英語学習者の処理単位、チャンキングと音韻情報
7 回目 文処理研究の実験手法(1)(SuperLab を用いた測定法)
8 回目 文処理研究の実験手法(2)(眼球運動測定装置を用いた測定法)
9 回目 統語解析(1):最少付加の原則
10 回目 統語解析(2):依存関係の構築 1
11 回目 統語解析(3):依存関係の構築 2
12 回目 統語解析(4):ワーキングメモリと文処理
13 回目 スキーマ処理(1):スキーマ理論
−113−
戻る
14 回目 スキーマ処理(2):スキーマ修正過程
15 回目 自動化:語彙アクセス・統語処理の自動化
成績評価方法:授業活動・文献報告 50%、レポート 50%
テキスト:使用しません
履修上の注意:研究室・オフィスアワーは開講時に連絡する。
なか
にし
ひろし
い
ひとし
西
弘
応用言語学演習 IV Seminar in Applied Linguistics IV
中
テ ー マ:Psycholinguistic Mechanisms of Language Production
言語産出の心的メカニズム
講義内容:論文の輪読・ディスカッションを通して、主に日本人英語学習者における言語産出の心的
メカニズムを解明することを目的とする。さらに、発話の流暢性を高めるためには、どの
ような指導・タスクが適切なのか、心理言語学・言語教育学の分野から得られた実証デー
タをもとに検討する。
達成目標:
(1)文献を読んで、その概要を分かりやすく報告することができる
(2)心理言語学の知見をもとに英語教育・学習への応用可能性を考えることができる
(3)関心のあるテーマに関して、簡単なデータ収集を行い、結果を分析・考察すること
ができる
授業計画: 1 回目 授業の進め方(論文の配布・概要説明、報告者の決定)
2 回目 言語産出モデル
3 回目 言語産出研究の実験手法
4 回目 英語習熟度とジェスチャーの関係
5 回目 言い誤り
6 回目 発話の正確性
7 回目 発話の複雑性
8 回目 発話の流暢性
9 回目 ワーキングメモリとスピーキングプロセス
10 回目 音韻的プライミング
11 回目 意味的プライミング
12 回目 統語的プライミング
13 回目 シャドーイングとスピーキングプロセス
14 回目 リピーティングとスピーキングプロセス
15 回目 スピーキングプロセスのまとめ
成績評価方法:授業活動・文献報告 50%、レポート 50%
テキスト:使用しません
履修上の注意:研究室・オフィスアワーは開講時に連絡する。
むら
の
英語教育実践研究 I Studies in TEFL Methodology I
村 野 井 仁
テ ー マ:専門職(professional)としての英語教師に求められる知識・能力の養成
講義内容:中高の英語教育実践を分析し、より効果的な英語指導を行うためには何が必要なのか考
え、改善案を立て、模擬授業を通して実践する。
達成目標:
(1)現代の主な英語指導法について理論的背景、効果、指導上の注意点を理解した上で、
その特徴および問題点を説明することができる。
(2) 4 技能を統合的に育てる英語授業を計画し、実践することができる。
授業計画:第 1 回 講義概略 英語指導法の動向
第 2 回 ビデオを用いた授業研究(リーディング)
第 3 回 ビデオを用いた授業分析・改善案(リーディング)
第 4 回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(リーディング)
第 5 回 ビデオを用いた授業研究(スピーキング)
−114−
戻る
第 6 回 ビデオを用いた授業分析・改善案(スピーキング)
第 7 回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(スピーキング)
第 8 回 ビデオを用いた授業研究(技能統合型)
第 9 回 ビデオを用いた授業分析・改善案(技能統合型)
第10回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(技能統合型)
第11回 ビデオを用いた授業研究(ライティング)
第12回 ビデオを用いた授業分析・改善案(ライティング)
第13回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(ライティング)
第14回 学習指導案の作成
第15回 まとめ 研究レポートの書き方
成績評価方法:授業分析レポート 20%
模擬授業 30%
学習指導案 20%
研究レポート 30%
学修に必要な準備:技能統合型の英語授業、発信力を育てる授業、指導と評価が結びついた授業な
ど、現在の英語教師が展開すべき授業について、その目標、指導過程および評価方法など
の予備知識を得ておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:用いない。配付資料を用いる。
参考文献:村野井仁・渡部良典・尾関直子・冨田祐一(2012)『統合的英語科教育法』成美堂
金谷憲他(2012)『英語授業ハンドブック高校編』大修館書店
金谷憲他(2009)『英語授業ハンドブック中学編』大修館書店
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
むら
の
い
ひとし
英語教育実践研究 II Studies in TEFL Methodology II
村 野 井 仁
テ ー マ:専門職(professional)としての英語教師に求められる高度な知識・能力の養成
講義内容:小中高の英語教育実践を分析し、より効果的な英語指導を行うためには何が必要なのか考
え、改善案を立て、模擬授業を通して実践する。
達成目標:
(1)現代の主な英語指導法について理論的背景、効果、指導上の注意点を理解した上で、
その特徴および問題点について深く論じることができる。
(2) 4 技能を統合的に育てる英語授業を計画し、実践することができる。
授業計画:第 1 回 講義概略 英語指導法の動向
第 2 回 ビデオを用いた授業研究(小学校英語活動)
第 3 回 ビデオを用いた授業分析・改善案(小学校英語活動)
第 4 回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(小学校英語活動)
第 5 回 ビデオを用いた授業研究(タスク活動)
第 6 回 ビデオを用いた授業分析・改善案(タスク活動)
第 7 回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(タスク活動)
第 8 回 ビデオを用いた授業研究(ICT)
第 9 回 ビデオを用いた授業分析・改善案(ICT)
第10回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(ICT)
第11回 英語テストの分析
第12回 英語テストの改善・作成
第13回 模擬授業と講評
第14回 総括的模擬授業と講評
第15回 まとめ 研究レポートの書き方
成績評価方法:授業分析レポート 20%
模擬授業 30%
−115−
戻る
学習指導案 20%
研究レポート 30%
学修に必要な準備:技能統合型の英語授業、発信力を育てる授業、指導と評価が結びついた授業な
ど、現在の英語教師が展開すべき授業について、その目標、指導過程および評価方法など
の予備知識を得ておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:用いない。配付資料を用いる。
参考文献:村野井仁・渡部良典・尾関直子・冨田祐一(2012)『統合的英語科教育法』成美堂
金谷憲他(2012)『英語授業ハンドブック高校編』大修館書店
金谷憲他(2009)『英語授業ハンドブック中学編』大修館書店
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
むら
の
い
ひとし
英語教育実践研究 III Studies in TEFL Methodology III
村 野 井 仁
テ ー マ:専門職(professional)としての英語教師に求められる知識・能力の養成
講義内容:中高の英語教育実践を分析し、より効果的な英語指導を行うためには何が必要なのか考
え、改善案を立て、模擬授業を通して実践する。
達成目標:
(1)現代の主な英語指導法について理論的背景、効果、指導上の注意点を理解した上で、
その特徴および問題点を説明することができる。
(2) 4 技能を統合的に育てる英語授業を計画し、実践することができる。
授業計画:第 1 回 講義概略 英語指導法の動向
第 2 回 ビデオを用いた授業研究(リーディング)
第 3 回 ビデオを用いた授業分析・改善案(リーディング)
第 4 回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(リーディング)
第 5 回 ビデオを用いた授業研究(スピーキング)
第 6 回 ビデオを用いた授業分析・改善案(スピーキング)
第 7 回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(スピーキング)
第 8 回 ビデオを用いた授業研究(技能統合型)
第 9 回 ビデオを用いた授業分析・改善案(技能統合型)
第10回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(技能統合型)
第11回 ビデオを用いた授業研究(ライティング)
第12回 ビデオを用いた授業分析・改善案(ライティング)
第13回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(ライティング)
第14回 学習指導案の作成
第15回 まとめ 研究レポートの書き方
成績評価方法:授業分析レポート 20%
模擬授業 30%
学習指導案 20%
研究レポート 30%
学修に必要な準備:技能統合型の英語授業、発信力を育てる授業、指導と評価が結びついた授業な
ど、現在の英語教師が展開すべき授業について、その目標、指導過程および評価方法など
の予備知識を得ておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:用いない。配付資料を用いる。
参考文献:村野井仁・渡部良典・尾関直子・冨田祐一(2012)『統合的英語科教育法』成美堂
金谷憲他(2012)『英語授業ハンドブック高校編』大修館書店
金谷憲他(2009)『英語授業ハンドブック中学編』大修館書店
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
−116−
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むら
の
い
ひとし
英語教育実践研究 IV Studies in TEFL Methodology IV
村 野 井 仁
テ ー マ:専門職(professional)としての英語教師に求められる高度な知識・能力の養成
講義内容:小中高の英語教育実践を分析し、より効果的な英語指導を行うためには何が必要なのか考
え、改善案を立て、模擬授業を通して実践する。
達成目標:
(1)現代の主な英語指導法について理論的背景、効果、指導上の注意点を理解した上で、
その特徴および問題点について深く論じることができる。
(2) 4 技能を統合的に育てる英語授業を計画し、実践することができる。
授業計画:第 1 回 講義概略 英語指導法の動向
第 2 回 ビデオを用いた授業研究(小学校英語活動) 第 3 回 ビデオを用いた授業分析・改善案(小学校英語活動)
第 4 回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(小学校英語活動) 第 5 回 ビデオを用いた授業研究(タスク活動)
第 6 回 ビデオを用いた授業分析・改善案(タスク活動)
第 7 回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(タスク活動)
第 8 回 ビデオを用いた授業研究(ICT)
第 9 回 ビデオを用いた授業分析・改善案(ICT)
第10回 授業分析結果に基づいた模擬授業と講評(ICT)
第11回 英語テストの分析
第12回 英語テストの改善・作成
第13回 模擬授業と講評
第14回 総括的模擬授業と講評
第15回 まとめ 研究レポートの書き方
成績評価方法:授業分析レポート 20%
模擬授業 30%
学習指導案 20%
研究レポート 30%
学修に必要な準備:技能統合型の英語授業、発信力を育てる授業、指導と評価が結びついた授業な
ど、現在の英語教師が展開すべき授業について、その目標、指導過程および評価方法など
の予備知識を得ておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:用いない。配付資料を用いる。
参考文献:村野井仁・渡部良典・尾関直子・冨田祐一(2012)『統合的英語科教育法』成美堂
金谷憲他(2012)『英語授業ハンドブック高校編』大修館書店
金谷憲他(2009)『英語授業ハンドブック中学編』大修館書店
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
しら
はた
とも
ひこ
畑
知
彦
第二言語習得研究 I Studies in Second Language Acquisition I
白
テ ー マ:第二言語習得研究を考察しながら、言語習得のメカニズムを理解し、さらに、学校の教室
現場でどのように外国語は学習されて行くのかを学習する。
講義内容:まず母語はどのように習得されるのか理解して行きたい。次に、第二言語習得の発達過程
を、1960 年以降現在に至るまで縦断的に概観して行く。1960 年代から 70 年代までは、対
照分析仮説、創造的構築仮説に注目しながら理解して行く。次に Krashen のインプット
仮説に焦点を当て、彼の理論の功罪について見て行く。1980 年代から現在までの流れは、
理論指向と実践指向の 2 つに大きく分かれるため、それらの考え方をおさえて行きたい。
そして、これまでに発表されたエポック的な研究論文のいくつかを輪読して行く。以上の
論考を踏まえ、外国語はどのように教えていくと効果的かを検討し、最終的には実際に
データ収集をして行く。
達成目標:母語習得過程の全体的な理解、第二言語習得研究の歴史の把握、そして外国語学習のメカ
−117−
戻る
ニズムの理解の 3 点が本講義の達成目標である。
授業計画: 1 回目 母語習得過程の考察(1)
:子どもが誕生した後、クーイング期、喃語期、一語発
話期を経て、二語発話期に至るまでの言語発達過程を、特に音声の習得を中心
に講義する。テキスト「I 部 1 章 母語獲得とは」
2 回目 母語習得過程の考察(2)
:幼児の二語発話期以降から多語発話期にかけての言語
発達について、英語と日本語の獲得を中心に講義する。テキスト「I 部 2 章 言
語音の知覚と語の獲得」
3 回目 母語習得過程の考察(3):幼児は様々な構造の文(sentence)をどのように獲得
して行くのか考察する。テキスト「I 部 3 章 文の獲得」
4 回目 母語習得過程の考察(4):言語を獲得するためには言葉を聞くこと(インプッ
ト)が不可欠である。しかし、当該言語のすべての構造に関するインプットを
均一に聞く可能性はほとんどない。幼児の接触するインプットについて考察す
る。テキスト「I 部 4 章 インプットの役割」
5 回目 母語習得過程の考察(5):「理論」のない学問領域はない。理論となるためには
反証が可能なものでなければならない。母語獲得理論について講ずる。テキス
ト「I 部 5 章 言語獲得理論」
6 回目 第二言語習得理論(1):第二言語習得研究とはどのようなものなのかを議論す
る。対照分析仮説から創造的構築仮説を経て、学習者の誤りの分析が重要視さ
れるようになった、1960 年代から 1970 年代までの第二言語習得研究の流れを
おさえる。テキスト「II 部 1 章 第二言語習得とは」
7 回目 第二言語習得理論(2):1970 年代から 1980 年代までの研究史を論じる。特に、
Stephen Krashen が提唱した Monitor Model と文法形態素の習得順序研究を中心
に、その功罪や限界について論じて行く。テキスト「II 部 2 章 中間言語」
8 回目 第二言語習得理論(3):1980 年代以降、急速に発展してきた「普遍文法理論に
基づく第二言語習得研究」について論じる。テキスト「II 部 3 章 第二言語習得
のメカニズム」
9 回目 第二言語習得理論(4)
:第二言語学習者における内的要因と外的要因について考
察する。テキスト「II 部 4 章 学習者要因」
10 回目 第二言語習得理論(5): 指導と外国語学習について、Focus on Form とは何かを
中心に考察して行く。テキスト「II 部 5 章 教室における第二言語習得」
11 回目 教室での外国語学習:明示的指導と暗示的指導について考察して行く。明示的
指導が有効な項目と暗示的指導の方が有効な項目があることを知る。柴田
(2010)、坂内(2010)、横田(2010)の研究を読む。
12 回目 第二言語習得研究成果の外国語教授法への応用(1)
:学習者がどのような誤りを
するのか、音声、統語、語彙などで実例を紹介する。次に、そのような誤りに
対して、教師はどのように対処して行くことが最も効果的か論考していく。
13 回目 第二言語習得研究成果の外国語教授法への応用(2)
:学習者の誤りを全て均質的
なものと捉えるのではなく、誤りの種類によって対処の仕方が異なることを、
過去に収集した実験データを基に論じる。
14 回目 第二言語習得研究成果の外国語教授法への応用(3)
:第二言語のデータ収集方法
について、文法性判断力テスト、真偽値判断テスト、アクトアウト法など、
様々な実験方法について、例を示しながら論じる。
15 回目 全体のまとめ:これまでの講義内容を振り返りながら最重要点をもう一度確認
して行く。
成績評価方法:授業への積極的参加(25%)、課題の提出(35%)、最終レポート(40%)
学修に必要な準備:母語はどのように習得されるのか、母語獲得に比べるとなぜ外国語学習は難しい
のか、自分なりに考えておく。
関連して受講することが望ましい科目:言語学、英語教育学関係の諸科目
−118−
戻る
テキスト:鈴木孝明・白畑知彦(2012)『ことばの習得』くろしお出版。その他、関連資料を配布し
ます。
参考文献:白畑・冨田・村野井・若林(2009)『改訂版英語教育用語辞典』大修館書店
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
しら
はた
とも
ひこ
畑
知
彦
第二言語習得研究 II Studies in Second Language Acquisition II
白
テ ー マ:「第二言語習得研究 I」での論考を基に、第二言語習得研究成果を外国語教育に応用でき
るかどうか考察することが目的である。
講義内容:外国語教育研究の基礎理論として、第二言語習得に関する先駆的知識を身につけ、その研
究成果を実際の教授法や教育プログラムの開発にどのように応用していったらよいかの基
礎を養いたい。具体的な授業計画としては、これまでに日本の外国語教育で因習的におこ
なわれてきた、語彙指導、文法指導、そして 4 技能(聞く、話す、読む、書く)の指導方
法が本当に効果的なものであるのか批判的に検討して行く。受講生自らが実証的にデータ
を収集することで、より良い教授方法を開発して行く手助けをする。さらに、テスト問題
作成を含む評価についても理解を深めたい。
授業計画: 1 回目 語彙の習得(1)
:第二言語の語彙を習得するとはどういうことなのか、母語の語
彙獲得とはどのような点で異なるのか、両者の過程を比較することにより、第
二言語学習者の語彙習得の実態を明らかにしていきたい。
2 回目 語彙の習得(2)
:語彙を有効に習得させるにはどのような教え方が有効かを、第
二言語習得における先行研究を輪読することで明らかにしていきたい。単語を
丸暗記して行く方法以外にも様々な工夫ができるはずである。機械的暗記から
如何に脱却できるかを考察して行く。
3 回目 文法の習得(1)
:第二言語学習者が最も苦手意識を持つ領域は文法である。文法
が分からないから外国語学習が嫌いになった人は枚挙に暇がない。しかし、文
法を避けて第二言語を学ぶことはできない。第二言語習得研究成果に基づき、
どのような教授法が考えられるか、先行研究に基づき考察して行く。
4 回目 文法の習得(2)
:to 不定詞、受動態、現在完了形、関係代名詞を取り上げ、こ
れらの文法項目を明示的に教える方法と、暗示的に教える方法とをシミュレー
ションし、互いの長所、短所を浮き彫りにすることでより良い方法を考察する。
5 回目 読むことの習得(1)
:第二言語で文を読み、その内容を理解するとはどのような
過程なのだろうか。つまり、ある一定の長さの文章を読み、その内容を「理解
できる」ようになるにはどのような過程を経るのだろうか。さらに、「読める」
ようになるためには何が必要なのか、第二言語習得理論に基づき考察していき
たい。
6 回目 読むことの習得(2)
:外国語教育では、文章を読んだりする活動の前に、表題を
与えたり、どの領域についての話なのかを事前に教えたりする方法(スキーマ)
が効果的だという主張がある。スキーマを学習者に与えるとどのような効果が
期待できるかについて考察していく。
7 回目 書くことの習得(1)
:第二言語習得における書く能力はどのように発達して行く
か考察して行く。まとまった内容を適切な表現で表せるようになるためには、
何が習得されていなければならないのか考察して行きたい。
8 回目 書くことの習得(2)
:第二言語で文章を書けるように指導するにはどのような教
授法を採用すればよいか考察して行きたい。また、どの程度の内容が書けるよ
うになれば、言語教育の目標を達成していると言えるのか考察して行きたい。
9 回目 聞くことの習得(1)
:第二言語における音素と超文節音素の聞き取りについて考
察する。学習者の母語にはない音素は、聞き取りにくいのか。母語にはない音
素は永遠に聞き取れないのか。母語にはなくても聞き取りやすい音素と、やは
り困難な音素があるようだ。
−119−
戻る
10 回目 聞くことの習得(2)母語獲得、第二言語習得を問わず、4 技能の習得において、
最も早く上達するのは「聞く力」である。ただし、外国語として教室で教える
場合はそのようにはいかない場合が多い。では、教室で教える場合は、「聞く
力」をつけることが本当に難しいのであろうか、考えて行きたい。
11 回目 話すことの習得(1):「第二言語で話せるようになりたい」とは、大抵の学習者
の本音である。話す能力はどのように習得されていくのか。話せるようになる
ためには、その根本能力として何が必要か(語彙能力か、文法能力か、態度面
か)考察して行く。
12 回目 話すことの習得(2)
:教室環境で学ぶ場合、どの程度のことが話せるようになれ
ば、その学習者は「成功した学習者」と言えるのであろうか。あらゆる分野の
内容を話せるようにはなれないだろう。そうすると目標をどこに定めて指導し
て行くのがよいか考察して行く。
13 回目 テスティング(データ収集方法)
(1):テストは生徒のためだけではなく教師の
自己反省のためにもその存在意義がある。しかし、日本ではこれまでほとんど
外国語テスト作成について軽んじられてきた。テストの本質について考察して
行く。
14 回目 テスティング:データ収集方法と評価について(2)
:実際に外国語のテスト問題
を作成し、受講者全員でその内容について吟味してみる。さらに、どのような
評価の基準が適切なのかについても考察を加えたい。
15 回目 全体のまとめ:これまでの講義内容を振り返りながら最重要点をもう一度確認
して行く。
成績評価方法:授業への積極的参加(25%)、課題の提出(35%)、最終レポート(40%)
学修に必要な準備:第二言語習得研究成果の応用について考えてくる。
関連して受講することが望ましい科目:言語学、英語教育学関係の諸科目
テキスト:英語で書かれた論文を配布する。
参考文献:白畑・冨田・村野井・若林(2009)『改訂版英語教育用語辞典』大修館書店
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
しら
はた
とも
ひこ
畑
知
彦
第二言語習得研究 III Studies in Second Language Acquisition III
白
テ ー マ:第二言語習得研究を考察しながら、言語習得のメカニズムを理解し、さらに、学校の教室
現場でどのように外国語は学習されて行くのかを学習する。
講義内容:まず母語はどのように習得されるのか理解して行きたい。次に、第二言語習得の発達過程
を、1960 年以降現在に至るまで縦断的に概観して行く。1960 年代から 70 年代までは、対
照分析仮説、創造的構築仮説に注目しながら理解して行く。次に Krashen のインプット
仮説に焦点を当て、彼の理論の功罪について見て行く。1980 年代から現在までの流れは、
理論指向と実践指向の 2 つに大きく分かれるため、それらの考え方をおさえて行きたい。
そして、これまでに発表されたエポック的な研究論文のいくつかを輪読して行く。以上の
論考を踏まえ、外国語はどのように教えていくと効果的かを検討し、最終的には実際に
データ収集をして行く。
達成目標:母語習得過程の全体的な理解、第二言語習得研究の歴史の把握、そして外国語学習のメカ
ニズムの理解の 3 点が本講義の達成目標である。
授業計画: 1 回目 母語習得過程の考察(1)
:子どもが誕生した後、クーイング期、喃語期、一語発
話期を経て、二語発話期に至るまでの言語発達過程を、特に音声の習得を中心
に講義する。テキスト「I 部 1 章 母語獲得とは」
2 回目 母語習得過程の考察(2)
:幼児の二語発話期以降から多語発話期にかけての言語
発達について、英語と日本語の獲得を中心に講義する。テキスト「I 部 2 章 言
語音の知覚と語の獲得」
3 回目 母語習得過程の考察(3):幼児は様々な構造の文(sentence)をどのように獲得
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して行くのか考察する。テキスト「I 部 3 章 文の獲得」
4 回目 母語習得過程の考察(4):言語を獲得するためには言葉を聞くこと(インプッ
ト)が不可欠である。しかし、当該言語のすべての構造に関するインプットを
均一に聞く可能性はほとんどない。幼児の接触するインプットについて考察す
る。テキスト「I 部 4 章 インプットの役割」
5 回目 母語習得過程の考察(5):「理論」のない学問領域はない。理論となるためには
反証が可能なものでなければならない。母語獲得理論について講ずる。テキス
ト「I 部 5 章 言語獲得理論」
6 回目 第二言語習得理論(1):第二言語習得研究とはどのようなものなのかを議論す
る。対照分析仮説から創造的構築仮説を経て、学習者の誤りの分析が重要視さ
れるようになった、1960 年代から 1970 年代までの第二言語習得研究の流れを
おさえる。テキスト「II 部 1 章 第二言語習得とは」
7 回目 第二言語習得理論(2):1970 年代から 1980 年代までの研究史を論じる。特に、
Stephen Krashen が提唱した Monitor Model と文法形態素の習得順序研究を中心
に、その功罪や限界について論じて行く。テキスト「II 部 2 章 中間言語」
8 回目 第二言語習得理論(3):1980 年代以降、急速に発展してきた「普遍文法理論に
基づく第二言語習得研究」について論じる。テキスト「II 部 3 章 第二言語習得
のメカニズム」
9 回目 第二言語習得理論(4)
:第二言語学習者における内的要因と外的要因について考
察する。テキスト「II 部 4 章 学習者要因」
10 回目 第二言語習得理論(5): 指導と外国語学習について、Focus on Form とは何かを
中心に考察して行く。テキスト「II 部 5 章 教室における第二言語習得」
11 回目 教室での外国語学習:明示的指導と暗示的指導について考察して行く。明示的
指導が有効な項目と暗示的指導の方が有効な項目があることを知る。柴田
(2010)、坂内(2010)、横田(2010)の研究を読む。
12 回目 第二言語習得研究成果の外国語教授法への応用(1)
:学習者がどのような誤りを
するのか、音声、統語、語彙などで実例を紹介する。次に、そのような誤りに
対して、教師はどのように対処して行くことが最も効果的か論考していく。
13 回目 第二言語習得研究成果の外国語教授法への応用(2)
:学習者の誤りを全て均質的
なものと捉えるのではなく、誤りの種類によって対処の仕方が異なることを、
過去に収集した実験データを基に論じる。
14 回目 第二言語習得研究成果の外国語教授法への応用(3)
:第二言語のデータ収集方法
について、文法性判断力テスト、真偽値判断テスト、アクトアウト法など、
様々な実験方法について、例を示しながら論じる。
15 回目 全体のまとめ:これまでの講義内容を振り返りながら最重要点をもう一度確認
して行く。
成績評価方法:授業への積極的参加(25%)、課題の提出(35%)、最終レポート(40%)
学修に必要な準備:母語はどのように習得されるのか、母語獲得に比べるとなぜ外国語学習は難しい
のか、自分なりに考えておく。
関連して受講することが望ましい科目:言語学、英語教育学関係の諸科目
テキスト:鈴木孝明・白畑知彦(2012)『ことばの習得』くろしお出版。その他、関連資料を配布し
ます。
参考文献:白畑・冨田・村野井・若林(2009)『改訂版英語教育用語辞典』大修館書店
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
しら
はた
とも
ひこ
畑
知
彦
第二言語習得研究 IV Studies in Second Language Acquisition IV
白
テ ー マ:「第二言語習得研究 I」での論考を基に、第二言語習得研究成果を外国語教育に応用でき
るかどうか考察することが目的である。
−121−
戻る
講義内容:外国語教育研究の基礎理論として、第二言語習得に関する先駆的知識を身につけ、その研
究成果を実際の教授法や教育プログラムの開発にどのように応用していったらよいかの基
礎を養いたい。具体的な授業計画としては、これまでに日本の外国語教育で因習的におこ
なわれてきた、語彙指導、文法指導、そして 4 技能(聞く、話す、読む、書く)の指導方
法が本当に効果的なものであるのか批判的に検討して行く。受講生自らが実証的にデータ
を収集することで、より良い教授方法を開発して行く手助けをする。さらに、テスト問題
作成を含む評価についても理解を深めたい。
授業計画: 1 回目 語彙の習得(1)
:第二言語の語彙を習得するとはどういうことなのか、母語の語
彙獲得とはどのような点で異なるのか、両者の過程を比較することにより、第
二言語学習者の語彙習得の実態を明らかにしていきたい。
2 回目 語彙の習得(2)
:語彙を有効に習得させるにはどのような教え方が有効かを、第
二言語習得における先行研究を輪読することで明らかにしていきたい。単語を
丸暗記して行く方法以外にも様々な工夫ができるはずである。機械的暗記から
如何に脱却できるかを考察して行く。
3 回目 文法の習得(1)
:第二言語学習者が最も苦手意識を持つ領域は文法である。文法
が分からないから外国語学習が嫌いになった人は枚挙に暇がない。しかし、文
法を避けて第二言語を学ぶことはできない。第二言語習得研究成果に基づき、
どのような教授法が考えられるか、先行研究に基づき考察して行く。
4 回目 文法の習得(2)
:to 不定詞、受動態、現在完了形、関係代名詞を取り上げ、こ
れらの文法項目を明示的に教える方法と、暗示的に教える方法とをシミュレー
ションし、互いの長所、短所を浮き彫りにすることでより良い方法を考察する。
5 回目 読むことの習得(1)
:第二言語で文を読み、その内容を理解するとはどのような
過程なのだろうか。つまり、ある一定の長さの文章を読み、その内容を「理解
できる」ようになるにはどのような過程を経るのだろうか。さらに、「読める」
ようになるためには何が必要なのか、第二言語習得理論に基づき考察していき
たい。
6 回目 読むことの習得(2)
:外国語教育では、文章を読んだりする活動の前に、表題を
与えたり、どの領域についての話なのかを事前に教えたりする方法(スキーマ)
が効果的だという主張がある。スキーマを学習者に与えるとどのような効果が
期待できるかについて考察していく。
7 回目 書くことの習得(1)
:第二言語習得における書く能力はどのように発達して行く
か考察して行く。まとまった内容を適切な表現で表せるようになるためには、
何が習得されていなければならないのか考察して行きたい。
8 回目 書くことの習得(2)
:第二言語で文章を書けるように指導するにはどのような教
授法を採用すればよいか考察して行きたい。また、どの程度の内容が書けるよ
うになれば、言語教育の目標を達成していると言えるのか考察して行きたい。
9 回目 聞くことの習得(1)
:第二言語における音素と超文節音素の聞き取りについて考
察する。学習者の母語にはない音素は、聞き取りにくいのか。母語にはない音
素は永遠に聞き取れないのか。母語にはなくても聞き取りやすい音素と、やは
り困難な音素があるようだ。
10 回目 聞くことの習得(2)母語獲得、第二言語習得を問わず、4 技能の習得において、
最も早く上達するのは「聞く力」である。ただし、外国語として教室で教える
場合はそのようにはいかない場合が多い。では、教室で教える場合は、「聞く
力」をつけることが本当に難しいのであろうか、考えて行きたい。
11 回目 話すことの習得(1):「第二言語で話せるようになりたい」とは、大抵の学習者
の本音である。話す能力はどのように習得されていくのか。話せるようになる
ためには、その根本能力として何が必要か(語彙能力か、文法能力か、態度面
か)考察して行く。
−122−
戻る
12 回目 話すことの習得(2)
:教室環境で学ぶ場合、どの程度のことが話せるようになれ
ば、その学習者は「成功した学習者」と言えるのであろうか。あらゆる分野の
内容を話せるようにはなれないだろう。そうすると目標をどこに定めて指導し
て行くのがよいか考察して行く。
13 回目 テスティング(データ収集方法)
(1):テストは生徒のためだけではなく教師の
自己反省のためにもその存在意義がある。しかし、日本ではこれまでほとんど
外国語テスト作成について軽んじられてきた。テストの本質について考察して
行く。
14 回目 テスティング:データ収集方法と評価について(2)
:実際に外国語のテスト問題
を作成し、受講者全員でその内容について吟味してみる。さらに、どのような
評価の基準が適切なのかについても考察を加えたい。
15 回目 全体のまとめ:これまでの講義内容を振り返りながら最重要点をもう一度確認
して行く。
成績評価方法:授業への積極的参加(25%)、課題の提出(35%)、最終レポート(40%)
学修に必要な準備:第二言語習得研究成果の応用について考えてくる。
関連して受講することが望ましい科目:言語学、英語教育学関係の諸科目
テキスト:英語で書かれた論文を配布する。
参考文献:白畑・冨田・村野井・若林(2009)『改訂版英語教育用語辞典』大修館書店
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
異文化間コミュニケーション研究 I Intercultural Communication Research I ろ
ん
ぐ
く
り
す
と
ふ
ぁ
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ロング,クリストファー
テ ー マ:異文化間コミュニケーション研究
講義内容:異文化間コミュニケーション学の基礎的な概念・理論を紹介しながら、異文化間コミュニ
ケーションに係わる論文を解読します。主なテーマとして、外集団メンバーに対する受容
態度、談話分析、語用論などを取り上げることになります。
達成目標:①異文化間コミュニケーション学の基礎的な概念・理論についての理解を得ること。
②研究論文の解読を通して、異文化間コミュニケーションに関する諸問題についての理解
を深めること。
授業計画:
(1 ∼ 2 回に付き、1 つの論文を読み進める予定)
1. Course overview
2. Austin(1962)
3. Grice(1975)
4. Searle(1976)
5. Brown and Levinson(1987) 前半
6. Brown and Levinson(1987) 後半
7. Ide(1989)
8. Long(2010)
9. Locher and Watts(2005)
10.Arundale(2010) 前半
11.Arundale(2010) 後半
12.Terkourafi(2005) 前半
13.Terkourafi(2005) 後半
14.Long(under review)
15.Course summary
尚:The above content are tentative and subject to change
成績評価方法:個人の発表及び毎回の授業参加(30%)、Final paper(70%)、
学修に必要な準備:異文化間コミュニケーション学についての高い関心を持ち、予習・復習に積極的
−123−
戻る
に取り組む姿勢
テキスト:次の論文を購読する予定。
Arundale, R. B.(2010)
. Constituting face in conversation: Face, facework, and interactional
achievement. Journal of Pragmatics, 42, 2078-2105.
Austin, J. L.(1962). How to Do Things with Words: The William James Lectures Delivered at
Harvard University in 1955. Oxford: Clarendon Press.
Brown, P., & Levinson, S. C.(1987). Politeness: Some Universals in Language Usage.
Cambridge: Cambridge University Press.
Fielding, G., & Everd, C.(1980)
. The influence of patients speech upon doctors: The
diagnostic interview. In R. N. St. Clair & H. Giles(Eds.), The Social and Psychological
Contexts of Language(pp. 51-72)
. Hillsdale, N.J.: Lawrence Erlbaum.
Fiske, S. T., Cuddy, A. J. C., Glick, P., & Xu, J.(2002). A model of(often mixed)stereotype
content: competence and warmth respectively follow from perceived status and
competition. Journal of Personality and Social Psychology, 82, 878-902.
Grice, H. P.(1975)
. Logic and conversation. In P. Cole & J. L. Morgan(Eds.), Syntax and
Symantics 3: Speech Acts(pp. 41-58)
. New York: Academic Press.
Horie, C., & Long, C.(2007)
. Japanese attitudes towards their own English: A matched-guise
study. Proceedings of the 19th Conference of The Japanese Association of Sociolinguistic
Sciences, 34-37.
Ide, S.(1989). Formal forms and discernment: Two neglected aspects of universals of linguistic
politeness. Multilingua, 8, 223-248.
Locher, M. A., & Watts, R. J.(2005)
. Politeness theory and relational work. Journal of Politeness
Research, 1, 9-33.
Long, C.(2008). Japanese attitudes towards American and Chinese foreigners: A matchedguise study. Journal of International Behavioral Studies, 3, 60-68.
Long, C.(2010). Apology in Japanese gratitude situations: The negotiation of interlocutor rolerelations. Journal of Pragmatics, 42, 1060-1075.
Long, C.(submitted)
. Japanese stereotypes towards non-Japanese: The effect of social category
on evaluation across situation. International Journal of Intercultural Relations.
Long, C.(under review). A reassessment of the validity of universal theoretical
conceptualizations: A social cognitive account of relational work. Journal of Politeness
Research.
McKenzie, R. M.(2008)
. The role of variety recognition in Japanese university students
attitudes towards English speech varieties. Journal of Multilingual and Multicultural
Development, 29, 139-153.
McKenzie, R. M.(2010)
. The Social Psychology of English as a Global language: Attitudes,
Awareness and Identity in the Japanese Context(Vol. 10)
. New York: Springer.
Searle, J. R.(1976). A classification of illocutionary acts. Language in Society, 5, 1-23.
Terkourafi, M.(2005)
. Beyond the micro-level in politeness research. Journal of Politeness
Research, 1, 237-262.
Zahn, C. J., & Hopper, R.(1985). Measuring language attitudes: The speech evaluation
instrument. Journal of Language and Social Psychology, 4, 113-123.
異文化間コミュニケーション研究 II Intercultural Communication Research II
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ロング,クリストファー
テ ー マ:異文化間コミュニケーション研究
講義内容:異文化間コミュニケーション学の基礎的な概念・理論を紹介しながら、異文化間コミュニ
ケーションに係わる論文を解読します。主なテーマとして、外集団メンバーに対する受容
−124−
戻る
態度、談話分析、語用論などを取り上げることになります。
達成目標:①異文化間コミュニケーション学の基礎的な概念・理論についての理解を得ること。
②研究論文の解読を通して、異文化間コミュニケーションに関する諸問題についての理解
を深めること。
授業計画:前期(1 ∼ 2 回に付き、1 つの論文を読み進める予定)
16.Course overview
17.McKenzie(2010)前半
18.McKenzie(2010) 後半
19.Zahn and Hopper(1985)
20.Fiske, Cuddy, Glick, and Xu(2002)前半
21.Fiske, et al.(2002)後半
22.Long(2008)
23.Horie and Long(2007)
24.Long(submitted)前半
25.Long(submitted)後半
26.McKenzie(2008)前半
27.McKenzie(2008)後半
28.Fielding and Everd(1980)前半
29.Fielding and Everd(1980)後半
30.Course summary
尚:The above content are tentative and subject to change
成績評価方法:個人の発表及び毎回の授業参加(30%)、Final paper(70%)、
学修に必要な準備:異文化間コミュニケーション学についての高い関心を持ち、予習・復習に積極的
に取り組む姿勢
テキスト:次の論文を購読する予定。
Arundale, R. B.(2010)
. Constituting face in conversation: Face, facework, and interactional
achievement. Journal of Pragmatics, 42, 2078-2105.
Austin, J. L.(1962)
. How to Do Things with Words: The William James Lectures Delivered at
Harvard University in 1955. Oxford: Clarendon Press.
Brown, P., & Levinson, S. C.(1987). Politeness: Some Universals in Language Usage.
Cambridge: Cambridge University Press.
Fielding, G., & Everd, C.(1980)
. The influence of patients speech upon doctors: The
diagnostic interview. In R. N. St. Clair & H. Giles(Eds.), The Social and Psychological
Contexts of Language(pp. 51-72)
. Hillsdale, N.J.: Lawrence Erlbaum.
Fiske, S. T., Cuddy, A. J. C., Glick, P., & Xu, J.(2002). A model of(often mixed)stereotype
content: competence and warmth respectively follow from perceived status and
competition. Journal of Personality and Social Psychology, 82, 878-902.
Grice, H. P.(1975)
. Logic and conversation. In P. Cole & J. L. Morgan(Eds.), Syntax and
Symantics 3: Speech Acts(pp. 41-58)
. New York: Academic Press.
Horie, C., & Long, C.(2007). Japanese attitudes towards their own English: A matched-guise
study. Proceedings of the 19th Conference of The Japanese Association of Sociolinguistic
Sciences, 34-37.
Ide, S.(1989). Formal forms and discernment: Two neglected aspects of universals of linguistic
politeness. Multilingua, 8, 223-248.
Locher, M. A., & Watts, R. J.(2005)
. Politeness theory and relational work. Journal of Politeness
Research, 1, 9-33.
Long, C.(2008). Japanese attitudes towards American and Chinese foreigners: A matchedguise study. Journal of International Behavioral Studies, 3, 60-68.
−125−
戻る
Long, C.(2010). Apology in Japanese gratitude situations: The negotiation of interlocutor rolerelations. Journal of Pragmatics, 42, 1060-1075.
Long, C.(submitted)
. Japanese stereotypes towards non-Japanese: The effect of social category
on evaluation across situation. International Journal of Intercultural Relations.
Long, C.(under review). A reassessment of the validity of universal theoretical
conceptualizations: A social cognitive account of relational work. Journal of Politeness
Research.
McKenzie, R. M.(2008)
. The role of variety recognition in Japanese university students
attitudes towards English speech varieties. Journal of Multilingual and Multicultural
Development, 29, 139-153.
McKenzie, R. M.(2010)
. The Social Psychology of English as a Global language: Attitudes,
Awareness and Identity in the Japanese Context(Vol. 10)
. New York: Springer.
Searle, J. R.(1976). A classification of illocutionary acts. Language in Society, 5, 1-23.
Terkourafi, M.(2005)
. Beyond the micro-level in politeness research. Journal of Politeness
Research, 1, 237-262.
Zahn, C. J., & Hopper, R.(1985). Measuring language attitudes: The speech evaluation
instrument. Journal of Language and Social Psychology, 4, 113-123.
異文化間コミュニケーション研究 III Intercultural Communication Research III
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ロング,クリストファー
テ ー マ:異文化間コミュニケーション研究
講義内容:異文化間コミュニケーション学の基礎的な概念・理論を紹介しながら、異文化間コミュニ
ケーションに係わる論文を解読します。主なテーマとして、外集団メンバーに対する受容
態度、談話分析、語用論などを取り上げることになります。
達成目標:①異文化間コミュニケーション学の基礎的な概念・理論についての理解を得ること。
②研究論文の解読を通して、異文化間コミュニケーションに関する諸問題についての理解
を深めること。
授業計画:
(1 ∼ 2 回に付き、1 つの論文を読み進める予定)
1.Course overview
2.Austin(1962)
3.Grice(1975)
4.Searle(1976)
5.Brown and Levinson(1987) 前半
6.Brown and Levinson(1987) 後半
7.Ide(1989)
8.Long(2010)
9.Locher and Watts(2005)
10.Arundale(2010) 前半
11.Arundale(2010) 後半
12.Terkourafi(2005) 前半
13.Terkourafi(2005) 後半
14.Long(under review)
15.Course summary
尚:The above content are tentative and subject to change
成績評価方法:個人の発表及び毎回の授業参加(30%)、Final paper(70%)、
学修に必要な準備:異文化間コミュニケーション学についての高い関心を持ち、予習・復習に積極的
に取り組む姿勢
テキスト:次の論文を購読する予定。
−126−
戻る
Arundale, R. B.(2010)
. Constituting face in conversation: Face, facework, and interactional
achievement. Journal of Pragmatics, 42, 2078-2105.
Austin, J. L.(1962). How to Do Things with Words: The William James Lectures Delivered at
Harvard University in 1955. Oxford: Clarendon Press.
Brown, P., & Levinson, S. C.(1987). Politeness: Some Universals in Language Usage.
Cambridge: Cambridge University Press.
Fielding, G., & Everd, C.(1980)
. The influence of patients speech upon doctors: The
diagnostic interview. In R. N. St. Clair & H. Giles(Eds.), The Social and Psychological
Contexts of Language(pp. 51-72)
. Hillsdale, N.J.: Lawrence Erlbaum.
Fiske, S. T., Cuddy, A. J. C., Glick, P., & Xu, J.(2002). A model of(often mixed)stereotype
content: competence and warmth respectively follow from perceived status and
competition. Journal of Personality and Social Psychology, 82, 878-902.
Grice, H. P.(1975)
. Logic and conversation. In P. Cole & J. L. Morgan(Eds.), Syntax and
Symantics 3: Speech Acts(pp. 41-58)
. New York: Academic Press.
Horie, C., & Long, C.(2007)
. Japanese attitudes towards their own English: A matched-guise
study. Proceedings of the 19th Conference of The Japanese Association of Sociolinguistic
Sciences, 34-37.
Ide, S.(1989). Formal forms and discernment: Two neglected aspects of universals of linguistic
politeness. Multilingua, 8, 223-248.
Locher, M. A., & Watts, R. J.(2005)
. Politeness theory and relational work. Journal of Politeness
Research, 1, 9-33.
Long, C.(2008). Japanese attitudes towards American and Chinese foreigners: A matchedguise study. Journal of International Behavioral Studies, 3, 60-68.
Long, C.(2010). Apology in Japanese gratitude situations: The negotiation of interlocutor rolerelations. Journal of Pragmatics, 42, 1060-1075.
Long, C.(submitted)
. Japanese stereotypes towards non-Japanese: The effect of social category
on evaluation across situation. International Journal of Intercultural Relations.
Long, C.(under review). A reassessment of the validity of universal theoretical
conceptualizations: A social cognitive account of relational work. Journal of Politeness
Research.
McKenzie, R. M.(2008)
. The role of variety recognition in Japanese university students
attitudes towards English speech varieties. Journal of Multilingual and Multicultural
Development, 29, 139-153.
McKenzie, R. M.(2010)
. The Social Psychology of English as a Global language: Attitudes,
Awareness and Identity in the Japanese Context(Vol. 10)
. New York: Springer.
Searle, J. R.(1976). A classification of illocutionary acts. Language in Society, 5, 1-23.
Terkourafi, M.(2005)
. Beyond the micro-level in politeness research. Journal of Politeness
Research, 1, 237-262.
Zahn, C. J., & Hopper, R.(1985). Measuring language attitudes: The speech evaluation
instrument. Journal of Language and Social Psychology, 4, 113-123.
異文化間コミュニケーション研究 IV Intercultural Communication Research IV
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ロング,クリストファー
テ ー マ:異文化間コミュニケーション研究
講義内容:異文化間コミュニケーション学の基礎的な概念・理論を紹介しながら、異文化間コミュニ
ケーションに係わる論文を解読します。主なテーマとして、外集団メンバーに対する受容
態度、談話分析、語用論などを取り上げることになります。
達成目標:①異文化間コミュニケーション学の基礎的な概念・理論についての理解を得ること。
−127−
戻る
②研究論文の解読を通して、異文化間コミュニケーションに関する諸問題についての理解
を深めること。
授業計画:
(1 ∼ 2 回に付き、1 つの論文を読み進める予定)
16.Course overview
17.McKenzie(2010)前半
18.McKenzie(2010) 後半
19.Zahn and Hopper(1985)
20.Fiske, Cuddy, Glick, and Xu(2002)前半
21.Fiske, et al.(2002)後半
22.Long(2008)
23.Horie and Long(2007)
24.Long(submitted)前半
25.Long(submitted)後半
26.McKenzie(2008)前半
27.McKenzie(2008)後半
28.Fielding and Everd(1980)前半
29.Fielding and Everd(1980)後半
30.Course summary
尚:The above content are tentative and subject to change
成績評価方法:個人の発表及び毎回の授業参加(30%)、Final paper(70%)、
学修に必要な準備:異文化間コミュニケーション学についての高い関心を持ち、予習・復習に積極的
に取り組む姿勢
テキスト:次の論文を購読する予定。
Arundale, R. B.(2010)
. Constituting face in conversation: Face, facework, and interactional
achievement. Journal of Pragmatics, 42, 2078-2105.
Austin, J. L.(1962)
. How to Do Things with Words: The William James Lectures Delivered at
Harvard University in 1955. Oxford: Clarendon Press.
Brown, P., & Levinson, S. C.(1987). Politeness: Some Universals in Language Usage.
Cambridge: Cambridge University Press.
Fielding, G., & Everd, C.(1980)
. The influence of patients speech upon doctors: The
diagnostic interview. In R. N. St. Clair & H. Giles(Eds.), The Social and Psychological
Contexts of Language(pp. 51-72)
. Hillsdale, N.J.: Lawrence Erlbaum.
Fiske, S. T., Cuddy, A. J. C., Glick, P., & Xu, J.(2002). A model of(often mixed)stereotype
content: competence and warmth respectively follow from perceived status and
competition. Journal of Personality and Social Psychology, 82, 878-902.
Grice, H. P.(1975)
. Logic and conversation. In P. Cole & J. L. Morgan(Eds.), Syntax and
Symantics 3: Speech Acts(pp. 41-58)
. New York: Academic Press.
Horie, C., & Long, C.(2007)
. Japanese attitudes towards their own English: A matched-guise
study. Proceedings of the 19th Conference of The Japanese Association of Sociolinguistic
Sciences, 34-37.
Ide, S.(1989). Formal forms and discernment: Two neglected aspects of universals of linguistic
politeness. Multilingua, 8, 223-248.
Locher, M. A., & Watts, R. J.(2005)
. Politeness theory and relational work. Journal of Politeness
Research, 1, 9-33.
Long, C.(2008)
. Japanese attitudes towards American and Chinese foreigners: A matchedguise study. Journal of International Behavioral Studies, 3, 60-68.
Long, C.(2010). Apology in Japanese gratitude situations: The negotiation of interlocutor rolerelations. Journal of Pragmatics, 42, 1060-1075.
−128−
戻る
Long, C.(submitted)
. Japanese stereotypes towards non-Japanese: The effect of social category
on evaluation across situation. International Journal of Intercultural Relations.
Long, C.(under review). A reassessment of the validity of universal theoretical
conceptualizations: A social cognitive account of relational work. Journal of Politeness
Research.
McKenzie, R. M.(2008)
. The role of variety recognition in Japanese university students
attitudes towards English speech varieties. Journal of Multilingual and Multicultural
Development, 29, 139-153.
McKenzie, R. M.(2010)
. The Social Psychology of English as a Global language: Attitudes,
Awareness and Identity in the Japanese Context(Vol. 10)
. New York: Springer.
Searle, J. R.(1976). A classification of illocutionary acts. Language in Society, 5, 1-23.
Terkourafi, M.(2005)
. Beyond the micro-level in politeness research. Journal of Politeness
Research, 1, 237-262.
Zahn, C. J., & Hopper, R.(1985). Measuring language attitudes: The speech evaluation
instrument. Journal of Language and Social Psychology, 4, 113-123.
英語教育学・応用言語学特殊講義 I Special Lectures in English Language Pedagogy/Applied Linguistics I
本 年 度 休 講
英語教育学・応用言語学特殊講義 II Special Lectures in English Language Pedagogy/Applied Linguistics II
部
良
典
渡
テ ー マ:Language assessment in education
講義内容:言語テストを教育・学習活動のひとつと位置付け、学習・指導に役に立つテストの作成、
実施、採点、返却の方法について考察する。自分で受けたことのある定期テスト、小テス
ト、生徒に実施した自作テスト、中間・期末テスト、TOEFL や英検など受けてみて気に
なったテストなどを持ち寄り、批判的に検討しながら実践的な知識と技能を身につけるこ
とを目的とする。内容については受講者の関心、ニーズに合わせながら進める。2014 年
度開講の英語教育学・応用言語学特殊講義 II と主旨は同じであるが、本コースではテス
ト理論の理解により重点をおいて、テストの実践知を身に着けることを目的とする。
達成目標:By the end of the course, the students will deepen their understanding about the following
areas.
1)
Current developments in language testing research.
2)
The ways in which tests are assessed for validity and reliability.
3)
General and specific notions related to testing foreign language skills.
4)
The theoretical bases that underline the testing of foreign languages.
5)
Basic experimental design procedures.
6)
The importance of designing an assessment based on the blueprint.
授業計画:Weeks 1 & 2:
Introduction: The role of evaluation, assessment, and testing in foreign language teaching
1)
Understand the basic terms(e.g. reliability, validity, practicality)and the principles of
language assessment.
2)
Discuss the role of language assessment in foreign language teaching to enhance students
learning.
3)
Examine sample test papers.
Weeks 3 & 4:
Understanding the purpose of language assessment
1)
Purposes
2)
Timing
わた
−129−
なべ
よし
のり
戻る
3)
Grading
Weeks 5 & 6:
Principles of language assessment [1]: Reliability
1)
Test reliability and basic statistics(e.g. standard deviation, Z-scores, T-scores)
2)
Inter- and intra-rater reliability
3)
Establishing reliability
Weeks 7 & 8:
Principles of language assessment [2]: Validity
1)
Construct validity
2)
Consequential validity
3)
Argument-based validation
Week 9:
Principles of language assessment [3]:
1)
Setting standards and identifying criteria
2)
Practicality
Week 10:
Alternative assessments
1)
Performance assessment
2)
Dynamic testing
3)
Portfolio assessment
4)
Self-assessment
Week 11:
Psychology of language assessment
1)
Using test scores to encourage students
2)
Giving feedback
3)
Motivating learners by assessment
Week 12:
1)
Giving a final grade
2)
Diagnostic assessment
3)Evaluating curriculum and instruction
Week 13:
Social issues of language assessment
1)
Social and psychological issues of entrance examinations
2)
The TOEFL, TOEIC, IELTS and other high-stakes assessment
Week 14:
1)
Fairness
2)
Code of ethics
3)
Multilingualism, plurilingualism and Common European Framework of Reference(CEFR)
Week 15:
Sharing and discussion of the range of practical issues concerning language assessments
成績評価方法:
Presentation and discussion 50 points
授業中、テストや教育評価に関する意見を述べ、持ち寄ったテストについて簡単な発表を
し、互いに討論をする契機とする。
Final Project 50 points
以下の 3 つの課題から一つを選んで提出。
1)
授業内容に基づき、テスト細目(テスト作成のための青写真)を作り、オリジナ
ルのテストを作成して提出する。
−130−
戻る
2) 授業内容に基づき、テスト結果や授業中の評価活動を分析して結果に考察を加える。
3)
外部テスト(TOEFL, TOEIC, IELTS, G-TEC for students, 英検等)を検討して、正
しい使い方をまとめる。
Total 100 points
A 100-90 B 89-80 C 79-70 D 69-60 F less than 60
学修に必要な準備:これまでに受けた外国語のテスト、自作の外国語テスト等を準備すること。授業
中に検討する。
関連して受講することが望ましい科目:英語教育学演習、英語教育学特別講義
テキスト:授業中に随時紹介する。
参考文献:Alderson, J. C., Clapham, C. & Wall, D.(1995)
. Language test construction and evaluation.
Cambridge: Cambridge University Press. 渡部良典(編訳)『言語テストの作成と評価』(春
風社)
.
Brown, J. D.(2005)
. Testing in language programs: A comprehensive guide to English language
assessment. New York: McGraw-Hill.
Brown, H. D. & Abeywickrama, P.(2010)Language assessment: Principles and classroom
practices, second edition. New York: Pearson Longman.
Carless, D.(2012)
. From Testing to Productive Student Learning: Implementing Formative
Assessment in Confucian-Heritage Settings. London: Routledge.
Hughes, A.(2002)
. Testing for language teachers, second edition. Cambridge: Cambridge
University Press. 靜哲人(訳)『英語のテストはこう作る』(研究社).
履修上の注意:担当者の連絡先などは開講時に連絡する。
−131−
戻る
ヨーロッパ文化史専攻博士前期課程 (平成 28 年度入学生適用)
さくら
い
やす
と
さくら
い
やす
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井
康
人
ヨーロッパ文化史概論Ⅰ General History of European Culture I 櫻
テ ー マ:「ヨーロッパ文化」の諸相 1
講義内容:
「ヨーロッパ文化」とは何か。そして、それはいつ頃に、どのような過程を経て形を整え
ていったのであろうか。本講義では、この単純な疑問に答えるべく、「ヨーロッパ文化」
を様々な角度から照射することにより、その諸相を明らかにしたい。具体的には、
「ヨー
ロッパ文化」の内的形成過程と外的形成過程を見ていく。
達成目標:①「ヨーロッパ文化」の形成過程について説明することができる。
②「ヨーロッパ文化」の特質について説明することができる。
授業計画:Ⅰ.「ヨーロッパ文化」の内的形成
1 回目 「ヨーロッパ」とは何か
2 回目 「ローマ」と「キリスト教」の融合①―「ローマ」の「キリスト教」化―
3 回目 「ローマ」と「キリスト教」の融合②―「キリスト教」の「ローマ」化―
4 回目 「ローマ」と「ゲルマン」の融合①―「ゲルマン」の「ローマ」化―
5 回目 「ローマ」と「ゲルマン」の融合②―「ローマ」の「ゲルマン」化―
6 回目 「ゲルマン」と「キリスト教」の融合①―「ゲルマン」の「キリスト教」化―
7 回目 「ゲルマン」と「キリスト教」の融合②―「キリスト教」の「ゲルマン」化―
8 回目 メロヴィング朝の時代
9 回目 カロリング朝の時代
10 回目 カロリング = ルネサンスと「ヨーロッパ文化」の形成
Ⅱ.「ヨーロッパ文化」の外的形成
11 回目 異教徒の討伐①―スラヴ人―
12 回目 異教徒の討伐②―アジア系遊牧民―
13 回目 異教徒の侵入①―ノルマン人―
14 回目 異教徒の侵入②―イスラーム勢力―
15 回目 トゥール = ポワティエ間の戦いという神話
成績評価方法:レポート(100%)
学修に必要な準備:少なくとも、高等学校の『世界史 B』の知識は習得しておくこと。必ず復習を行
うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
井
康
人
ヨーロッパ文化史概論Ⅱ General History of European Culture II 櫻
テ ー マ:「ヨーロッパ文化」の諸相 2
講義内容:
「ヨーロッパ文化」とは何か。そして、それはいつ頃に、どのような過程を経て形を整え
ていったのであろうか。本講義では、この単純な疑問に答えるべく、「ヨーロッパ文化」
を様々な角度から照射することにより、その諸相を明らかにしたい。具体的には、
「ヨー
ロッパ文化」の内的醸成過程と外的展開過程を見ていく。
達成目標:①「ヨーロッパ文化」の醸成過程・展開過程について説明することができる。
②「ヨーロッパ文化」の特質について説明することができる。
授業計画:Ⅰ.「ヨーロッパ文化」の内的醸成
1 回目 ビザンツ帝国との関係①―9 世紀まで―
2 回目 ビザンツ帝国との関係②―第 1 回十字軍まで―
3 回目 神の平和運動①―神の平和―
4 回目 神の平和運動②―神の休戦―
−132−
戻る
5 回目 叙任権闘争①―グレゴリウス 7 世の時代―
6 回目 叙任権闘争②―ウルバヌス 2 世の時代―
7 回目 十字軍運動①―聖戦理念―
8 回目 十字軍運動②―キリストの騎士概念―
9 回目 十字軍運動③―クレルモン地方教会会議―
Ⅱ.「ヨーロッパ文化」の外的展開
10 回目 十字軍運動④―十字軍理念の形成―
11 回目 十字軍運動⑤―十字軍理念の変容―
12 回目 モンゴルの脅威
13 回目 オスマン帝国の脅威①―シリア・エジプトの征服―
14 回目 オスマン帝国の脅威②―「ヨーロッパ」への侵入―
15 回目 オスマン帝国の脅威③―「ヨーロッパ」の反応―
成績評価方法:レポート(100%)
学修に必要な準備:少なくとも、高等学校の『世界史 B』の知識は習得しておくこと。必ず復習を行
うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
さくら
い
やす
と
井
康
人
ヨーロッパ文化交流史論Ⅰ Relational History of European Culture I 櫻
テ ー マ:「ヨーロッパ」の辺境における展開 1
講義内容:辺境地域とは異文化圏に最も近い領域でもあると言えるが、中世ヨーロッパの時代におけ
る辺境地域では、どのような世界が展開されていたのであろうか。この側面からヨーロッ
パ文化の交流を照射して、そのあり様や変容について考えてみたい。本講義では、北欧お
よび東欧に焦点を当てる。
達成目標:①中世ヨーロッパの辺境地域の歴史的状況について説明することができる。
②辺境地域における交流について説明することができる。
授業計画:1 回目 辺境とは何か
2 回目 北欧における展開①―ドイツ北東部―
3 回目 北欧における展開②―デンマーク―
4 回目 北欧における展開③―ノルウェー―
5 回目 北欧における展開④―スウェーデン―
6 回目 北欧における展開⑤―アイスランド―
7 回目 北欧における展開⑥―フィンランド・バルト諸国―
8 回目 東欧における展開①―ポーランド―
9 回目 東欧における展開②―チェコ・スロヴァキア―
10 回目 東欧における展開③―ハンガリー―
11 回目 東欧における展開④―スロベニア―
12 回目 東欧における展開⑤―クロアチア―
13 回目 東欧における展開⑥―モンテネグロ―
14 回目 東欧における展開⑦―ボスニア―
15 回目 南欧における展開⑧―セルビア―
成績評価方法:レポート(100%)
学修に必要な準備:少なくとも、高等学校の『世界史 B』の知識は習得しておくこと。必ず復習を行
うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
−133−
戻る
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
さくら
い
やす
と
まつ
もと
のり
郎
井
康
人
ヨーロッパ文化交流史論Ⅱ Relational History of European Culture II 櫻
テ ー マ:「ヨーロッパ」の辺境における展開2
講義内容:辺境地域とは異文化圏に最も近い領域でもあると言えるが、中世ヨーロッパの時代におけ
る辺境地域では、どのような世界が展開されていたのであろうか。この側面からヨーロッ
パ文化の交流を照射して、そのあり様や変容について考えてみたい。本講義では、南欧お
よび東地中海に焦点を当てる。
達成目標:①中世ヨーロッパの辺境地域の歴史的状況について説明することができる。
②辺境地域における交流について説明することができる。
授業計画:1 回目 南欧における展開①―両シチリア王国―
2 回目 南欧における展開②―マルタ―
3 回目 南欧における展開③―イベリア半島(10 世紀)―
4 回目 南欧における展開④―イベリア半島(11 世紀)―
5 回目 南欧における展開⑤―イベリア半島(12 世紀)―
6 回目 南欧における展開⑥―イベリア半島(13 世紀以降)―
7 回目 東地中海における展開①―十字軍国家(12 世紀前半)―
8 回目 東地中海における展開②―十字軍国家(12 世紀後半)―
9 回目 東地中海における展開③―十字軍国家(13 世紀前半)―
10 回目 東地中海における展開④―十字軍国家(13 世紀後半)―
11 回目 東地中海における展開⑤―ラテン帝国―
12 回目 東地中海における展開⑥―キプロス王国(13 世紀)―
13 回目 東地中海における展開⑦―キプロス王国(14 世紀以降)―
14 回目 東地中海における展開⑧―ヴェネツィア共和国領(12 世紀)―
15 回目 東地中海における展開⑨―ヴェネツィア共和国領(13 世紀以降)―
成績評価方法:レポート(100%)
学修に必要な準備:少なくとも、高等学校の『世界史 B』の知識は習得しておくこと。必ず復習を行
うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
ヨーロッパ史史料論Ⅰ Historical Sources in Europe I テ ー マ:古代教会史の史料読解
講義内容:古代教会史の主要な史料の読解方法を学ぶ
達成目標:
(1)古代教会史の主要な史料の読解方法を身につける
(2)ラテン語で書かれた史料が読めるようになる
授業計画:1. 序論 講義の進め方
2. 史料の分析と読解(1)
3. 史料の分析と読解(2)
4. 史料の分析と読解(3)
5. 参加者の報告(1)
6. 史料の分析と読解(4)
7. 史料の分析と読解(5)
8. 史料の分析と読解(6)
9. 史料の分析と読解(7)
−134−
松
本
宣
お
戻る
10. 史料の分析と読解(8)
11. 参加者の報告(2)
12. 史料の分析と読解(9)
13. 史料の分析と読解(10)
14. 史料の分析と読解(11)
15. 参加者の報告(3)
成績評価方法:授業参加状況(50%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:毎回演習テキストの予習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:ギリシア語、ラテン語、初期キリスト教史、中世神学思想史
テキスト:追って指示する。
参考文献:追って指示する。
履修上の注意:開講時に伝える。オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
くすのき
よし
ひこ
やす
と
義
ヨーロッパ史史料論Ⅱ Historical Sources in Europe II 楠
テ ー マ:ヨーロッパ史の文書解読の基礎
講義内容:ヨーロッパ史に関する文書利用に際し、必要となる知識やスキルについて学ぶ。
達成目標:①外国語文献を的確に検索することができる。
②辞書を用いて欧文を読むことができる。
③史料の種類と文書館について基本的な知識を身につけることができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 Introduction
第 3 回 The Main Groups of Archives Public Archives
第 4 回 Business Archives
第 5 回 Miscellaneous Archives
第 6 回 The Chief Repositories National
第 7 回 The Chief Repositories Local
第 8 回 The Chief Repositories Guides, Catalogues, and Calendars
第 9 回 Archives relating to Places Printed Sources
第10回 Archives relating to Places Local Archives
第11回 Archives relating to Persons General Points
第12回 Archives relating to Persons Basic Sources
第13回 Archives and the Public
第14回 You and Archivist
第15回 The Search Room
成績評価方法:授業中の報告(80%)、レポート(20%)
学修に必要な準備:テキストを十分予習してきてください。
関連して受講することが望ましい科目:近世ヨーロッパ社会の形成と構造特論
テキスト:F.G.Emmison, Introduction to Archives,Phillimore,1978.
参考文献:授業中にその都度指示します。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は最初の授業で説明する。
さくら
い
彦
井
康
人
ヨーロッパ史史料論Ⅲ Historical Sources in Europe III 櫻
テ ー マ:中世ヨーロッパの史料読解・史料批判
講義内容:史料が後世に生きる我々に様々な情報を与えてくれることは言うまでもない。しかし、た
だそこに記されていることを鵜呑みにしては、正しい歴史像を組み立てることはできな
い。本講義では、中世ヨーロッパの史料を読解する方法に加えて、史料批判についても学
ぶ。
達成目標:①中世ヨーロッパの史料を読むことができる。
−135−
戻る
②史料批判について理解した上で、それを活用することができる。
授業計画:1 回目 授業の進め方
2 回目 史料の検索方法
3 回目 史料の収集方法
4 回目 史料の読解(1)
5 回目 史料の読解(2)
6 回目 史料の読解(3)
7 回目 史料の読解(4)
8 回目 史料の分析(1)
9 回目 史料の分析(2)
10 回目 史料の分析(3)
11 回目 史料の分析(4)
12 回目 史料批判(1)―作成者の背景―
13 回目 史料批判(2)―作成年代と系譜―
14 回目 史料批判(3)―作成の目的―
15 回目 史料批判(4)―社会的・政治的背景―
成績評価方法:発言(60%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:必ず予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:授業時に指示する。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
の
むら
しん
村
信
キリスト教思想・文化概論Ⅰ Introduction to Christian thought and culture I 野
テ ー マ:12 世紀フランスのフーゴーの読書法と社会
講義内容:読書とはそもそもどのようなものであったか、その一つの例として、パリの中世の修道院
とその地域で取り組まれた読書法について講じる。
達成目標:読書には、二つの読み方があり、それを実践できる。
フーゴーの読書法について理解できる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス ヨーロッパ中世の時代背景
第 2 回 フーゴーの生涯と彼の世界
第 3 回 書かれた文字の世界
第 4 回 読書法の特色(1)
第 5 回 読書法の特色(2)
第 6 回 読書法の特色(3)
第 7 回 実践(1)
第 8 回 実践(2)
第 9 回 フーゴー著『ディダスカリコン』(1)
第10回 フーゴー著『ディダスカリコン』(2)
第11回 フーゴー著『ディダスカリコン』(3)
第12回 弟子たちの聖書解釈法(1)
第13回 弟子たちの聖書解釈法(2)
第14回 大学の登場とそこでの読書法
第15回 総まとめ 読書法と筆記法
成績評価方法:毎回の積極的な取り組みと発言(20%)小テスト(40%)、最後のテスト(40%)。
学修に必要な準備:毎回、あらかじめ渡されるプリントをよく読んでくる。
関連して受講することが望ましい科目:なし。
テキスト:最初の講義で解説する。
−136−
戻る
参考文献:最初の講義で解説する。
履修上の注意:出席は 8 割を厳守すること。
さ
とう
で
むら
し
ろう
藤
司
郎
キリスト教思想・文化史概論Ⅱ 佐
テ ー マ:近現代のプロテスタント神学史
講義内容:カール・バルトの 19 世紀プロテスタント神学史講義を手がかりに 18-19 世紀プロテスタ
ント神学史を概観する。
達成目標:近現代のプロテスタント神学史について説明し、今日の神学的問題を自ら解明することが
できるようになる。
授業計画:第 1 回:18 世紀のプロテスタント神学
第 2 回:ルソー
第 3 回:レッシング
第 4 回:カント
第 5 回:ヘーゲル
第 6 回:19 世紀のプロテスタント神学
第 7 回:シュライエルマッハー
第 8 回:マールハイネケ
第 9 回:フォイエルバッハ
第10回:ローテ
第11回:ホフマン
第12回:コールブリュッゲ
第13回:ブルームハルト
第14回:リッチュル
第15回:20 世紀のプロテスタント神学――まとめ
成績評価方法:レポートによる(100%)。近現代のプロテスタント神学史の流れを理解し説明できる
かを評価の基準とする。
テキスト:カール・バルト『十九世紀のプロテスタント神学』全 3 巻(新教出版社)
参考文献:授業でその都度指示。
こ
キリスト教思想・文化史概論Ⅲ 出 村 み や 子
Introduction to Christian Thought and Cultural History
テ ー マ:初期キリスト教思想・文化史
講義内容:この講義では、受講者に初期キリスト教思想及び文化史についての基本的な知識を与える
と共に、歴史研究の方法論についての導入を行うことを目的としている。
達成目標:1. 初期キリスト教思想及び文化史についての基本的知識を習得する。
2. 歴史的思考を身に付ける。
授業計画:1. 初期キリスト教史 序論 2. 地中海世界のヘレニズム化 3. ローマ帝国の矛盾 4. ローマ帝国の宗教的状況 5. キリスト教徒迫害の問題 6. 護教論の展開 7. キ
リスト教と古典文化の伝統 8. キリスト教グノーシス主義の問題 9. 砂漠の隠修者の
出現と修道制の成立 10. 迫害の終結とガレリウスの寛容令 11. ミラノ勅令とコンス
タンティヌス帝の宗教政策 12. テオドシウス帝とキリスト教の国家宗教化 13. 初
期アウグスティヌスとマニ教の問題 14. 中期アウグスティヌスの思想 15. 後期アウ
グスティヌスとペラギウス論争
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)
学修に必要な準備:古典ギリシア語ないしラテン語の知識を持つことが望ましい。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教思想・文化史研究 Ⅰ、Ⅱ
テキスト:出村みや子「第二部 古代」『総説キリスト教史 1 原始・古代・中世篇』日本キリスト
教団出版局、2007 年
−137−
戻る
参考文献:授業の中で適宜指示する。
履修上の注意:教科書の該当箇所を読んで授業に臨み、議論に積極的に参加する。オフィスアワー等
については開講時に連絡する。
すず
き
みち
たか
すず
き
みち
たか
で
むら
木
道
剛
キリスト教思想・文化史概論Ⅳ 鐸
Introduction to Christian Thought and Cultural History IV
テ ー マ:「真剣と遊び」
講義内容:8 世紀のイコン論に淵源する「真剣と遊び」の区別を現代芸術まで探る
達成目標:1. キリスト教思想及び文化史の流れを理解することができる。
2. キリスト教思想及び文化史についての基本的知識を習得する。
授業計画: 1 回目 ヨハンネス・ダマスケノスのイコン論(真剣ラトレイアと遊びプロスキネシス)
2 回目 マリア(Vita contemplativa)とマルタ(Vita Activa)
3 回目 プラトン『法律』
4 回目 キルケゴール『哲学的断片への結びとしての非学問的あとがき』
5 回目 ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』
6 回目 ヴァイヒンガー『かのようにの哲学』
7 回目 森鴎外『かのように』
8 回目 マルチン・ブーバー『我と汝』
9 回目 ワルター・ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』
10 回目 シェーンベルグ『モーセとアロン』
11 回目 馮君藍(1961 年生)の 牧会と写真
12 回目 竹久夢二の画業とキリスト教
13 回目 坂田一男のキリスト教美術
14 回目 小磯良平(1903-88)と向井潤吉(1901-95)
15 回目 まとめ(真剣と遊び)
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示したキリスト教思想及び
文化史研究のアプローチの基本ができているかどうかを主な観点として、講義内容につい
ての理解と定着がなされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:毎回演習テキストの予習を行うこと。
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
キリスト教美術史概論 Introduction to Christian Art History 木
道
剛
鐸
出 村 み や 子
テ ー マ:「イコンの成立と現代美術」
講義内容:アイドル(偶像)否定の意味を確認し、現代美術におけるアイドル復興を紹介する。
達成目標:1. キリスト教美術史の流れを理解することができる。
2. キリスト教美術についての基本的知識を習得する。
授業計画: 1 回目 アイドル(偶像)研究史
2 回目 エジプト、レペンスキー・ヴィル(ドナウ河沿い)
3 回目 メソポタミア、ミケーネ
4 回目 古代ギリシアにおけるアイドルとイコン
5 回目 プルタルコスのイコン論
6 回目 ルクレティウスのアイドル(シムラクラ)論
7 回目 単性論
8 回目 カルケドン公会儀の意味
9 回目 キニセクストム公会議の意味
−138−
こ
戻る
10 回目 第 2 ニケア公会儀におけるイコン成立
11 回目 19 世紀の人形論
12 回目 20 世紀のシュールレアリズム(アイドルをイコンとして遊ぶ)
13 回目 韓国のビデオ・アート(アイドルかイコンか)
14 回目 現代日本の「もの」派
15 回目 まとめ
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示したキリスト教美術史研
究のアプローチの基本ができているかどうかを主な観点として、講義内容についての理解
と定着がなされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:毎回演習テキストの予習を行うこと。
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
ひろ
いし
のぞむ
で
むら
こ
石
望
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ Seminar in History of European Culture I 廣
(新約聖書学)
出 村 み や 子
テ ー マ:「ローマの信徒への手紙の釈義的研究」
講義内容:ローマの信徒への手紙に関する代表的な注解書や研究を参照しながら、テキストをギリシ
ア語原典で読み、本書の思想的特徴について学ぶ。
達成目標:1. 新約聖書の原典解釈の技術を習得する。
2. ローマの信徒への手紙の思想的特徴について説明できるようになる。
授業計画:第 1 回:序論
第 2 回:ローマの信徒への手紙 1:1-7
第 3 回:1:8-15
第 4 回:1:16-17
第 5 回:1:18-31
第 6 回:2:1-16
第 7 回:2:17-29
第 8 回:3:1-8
第 9 回:3:9-20
第10回:3:21-31
第11回:4:1-12
第12回:4:13-25
第13回:5:1-11
第14回:5:12-21
第15回:成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示した新約聖書研究のアプ
ローチの基本ができているかどうかを主な観点として、演習内容についての理解と定着が
なされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:古典ギリシア語と新約聖書学の知識を持っていること。毎回演習テキストの予習
を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教思想・文化史概論Ⅲ
テキスト:Nestle-Aland, Novum Testamentum Graece. 28. Aufl., Deutshe Bibelgesellschaft, 2012.
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
−139−
戻る
ひろ
いし
のぞむ
で
むら
こ
ひろ
いし
のぞむ
で
むら
こ
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ Seminar in History of European Culture II 廣
石
望
(新約聖書学)
出 村 み や 子
テ ー マ:「ローマの信徒への手紙の釈義的研究」
講義内容:演習 I に引き続き、ローマの信徒への手紙に関する代表的な注解書や研究を参照しなが
ら、テキストをギリシア語原典で読み、本書の思想的特徴について学ぶ。
達成目標:1. 新約聖書の原典解釈の技術を習得する。
2. ローマの信徒への手紙の思想的特徴について説明できるようになる。
授業計画:第 1 回:ローマの信徒への手紙 6:1-14
第 2 回:6:15-23
第 3 回:7:1-6
第 4 回:7:7-25
第 5 回:8:1-17
第 6 回:8:18-30
第 7 回:8:31-39
第 8 回:9:1-18
第 9 回:9:19-29
第10回:9:30-33
第11回:10:1-4
第12回:10:5-21
第13回:11:1-10
第14回:11:25-36
第15回:成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示した新約聖書研究のアプ
ローチの基本ができているかどうかを主な観点として、演習内容についての理解と定着が
なされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:古典ギリシア語と新約聖書学の知識を持っていること。毎回演習テキストの予習
を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教思想・文化史概論Ⅲ
テキスト:Nestle-Aland, Novum Testamentum Graece. 28. Aufl., Deutshe Bibelgesellschaft, 2012.
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
石
望
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ Seminar in History of European Culture III 廣
(新約聖書学)
出 村 み や 子
テ ー マ:「山上の説教(マタイ 5-7 章)の釈義的研究」
講義内容:山上の説教に関する代表的な注解書や研究を参照しながら、テキストをギリシア語原典で
読み、本書の思想的特徴について学ぶ。
達成目標:1. 新約聖書の原典解釈の技術を習得する。
2. 山上の説教の思想的特徴について説明できるようになる。
授業計画:第 1 回:序論
第 2 回:マタイによる福音書 5:1-2
第 3 回:5:3-10
第 4 回:5:11-12
第 5 回:5:13-16
第 6 回:5:17-20
第 7 回:5:21-26
第 8 回:5:27-30
第 9 回:5:31-32
−140−
戻る
第10回:5:33-37
第11回:5:38-42
第12回:5:43-48
第13回:6:1-4
第14回:6:5-8
第15回:成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示した新約聖書研究のアプ
ローチの基本ができているかどうかを主な観点として、演習内容についての理解と定着が
なされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:古典ギリシア語と新約聖書学の知識を持っていること。毎回演習テキストの予習
を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教思想・文化史概論Ⅲ
テキスト:Nestle-Aland, Novum Testamentum Graece. 28. Aufl., Deutshe Bibelgesellschaft, 2012.
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
ひろ
いし
のぞむ
で
むら
こ
石
望
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ Seminar in History of European Culture IV 廣
(新約聖書学)
出 村 み や 子
テ ー マ:「山上の説教(マタイ 5-7 章)の釈義的研究」
講義内容:演習Ⅲに引き続き、山上の説教に関する代表的な注解書や研究を参照しながら、テキスト
をギリシア語原典で読み、本書の思想的特徴について学ぶ。
達成目標:1. 新約聖書の原典解釈の技術を習得する。
2. 山上の説教の思想的特徴について説明できるようになる。
授業計画:第 1 回:序論
第 2 回:マタイによる福音書 6:9-15
第 3 回:6:16-18
第 4 回:6:19-21
第 5 回:6:22-23
第 6 回:6:24
第 7 回:6:25-34
第 8 回:7:1-6
第 9 回:7:7-12
第10回:7:13-14
第11回:7:15-20
第12回:7:21-23
第13回:7:24-28
第14回:研究成果の検討
第15回:研究報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示した修士論文の内容の吟
味を主な観点として、研究テーマについての理解と定着がなされているかどうかを評価す
る。
学修に必要な準備:古典ギリシア語と新約聖書学の知識を持っていること。毎回演習テキストの予習
を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教思想・文化史概論Ⅲ
テキスト:Nestle-Aland, Novum Testamentum Graece. 28. Aufl., Deutshe Bibelgesellschaft, 2012.
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
−141−
戻る
で
むら
こ
で
むら
こ
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ Seminar in History of European Culture I 出 村 み や 子
(初期キリスト教史)
テ ー マ:初期キリスト教の成立と発展の研究Ⅰ
講義内容:ギリシア語ないしラテン語で記された初期キリスト教文献から示されるキリスト教の成立
と発展の過程を明らかにするために、このテーマに関する著作・論文を検討し、修士論文
の作成のための研究史を概観する。
達成目標:1. 初期キリスト教に関する研究論文読解の技術を習得する。
2. 修士論文作成の技術を習得する。
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研究文献の紹介
3 回目 文献講読(1)The World of the Early Church
4 回目 文献講読(2)Apostolic Christianity
5 回目 文献講読(3)Christianity and Social Crisis
6 回目 文献講読(4)Imperial Christianity
7 回目 文献講読(5)The Ascetic Movement
8 回目 文献講読(6)The Nicene Controversy
9 回目 文献講読(7)Theologies of the Trinity
10 回目 文献講読(8)The Cappadocians
11 回目 文献講読(9)Theologies of Incarnation
12 回目 文献講読(10)The Donatist Controversy
13 回目 文献講読(11)Christian Perfectionism
14 回目 研究史のまとめ
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)
学修に必要な準備:古典ギリシアないしラテン語文法を習得していること。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教思想・文化史概論Ⅲ
テキスト:Rebecca Lyman, Early Christian Traditions, A Cowley Publications Book, 2008.
参考文献:Margaret M.Mitchell and Frances M. Young (eds.), The Cambridge History of Christianity vol.1
: Origins To Constantine, Cambridge, 2014.
履修上の注意:十分な準備をして授業に臨み、議論に積極的に参加する。オフィスアワー等について
は開講時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ Seminar in History of European Culture II 出 村 み や 子
(初期キリスト教史)
テ ー マ:初期キリスト教の成立と発展の研究Ⅱ
講義内容:ギリシア語ないしラテン語で記された初期キリスト教文献から示されるキリスト教の成立
と発展の過程を明らかにするために、エウセビオスの『教会史』の原典講読を行い、修士
論文作成の技術を習得する。
達成目標:1. 初期キリスト教に関する文献講読の技術を習得する。
2. 修士論文作成の技術を習得する。
授業計画: 1 回目 原典講読(2)エウセビオス「教会史」第一巻序論
2 回目 原典講読(2)第Ⅰ巻 1. 先在のロゴスとしてのキリスト
3 回目 原典講読(3)2. 旧約聖書のキリスト証言
4 回目 原典講読(4)3. 救い主キリストの呼称について
5 回目 原典講読(5)4. キリストの教えの弁明
6 回目 原典講読(6)5. キリストの出現とその時代
7 回目 原典講読(7)6. 預言の成就としてのキリストの降誕
8 回目 原典講読(8)7. キリストの系図
−142−
戻る
9 回目 原典講読(9)8. キリストの誕生とヘロデ
10 回目 原典講読(10)9. ヨセフスの証言
11 回目 原典講読(11)10. キリストの宣教
12 回目 原典講読(12)11. 洗礼者ヨハネ
13 回目 原典講読(13)12. キリストの弟子たち
14 回目 原典講読(14)13. アブガル伝承
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)
学修に必要な準備:古典ギリシアないしラテン語文法を習得していること。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教思想・文化史概論Ⅲ
テキスト:Eusebius, Historia ecclesiastica, E.Schwartz(ed.), G.Bardy(trans.), SC 31, 41, 55, 73
(2001-).
参考文献:Margaret M.Mitchell and Frances M. Young(eds.), The Cambridge History of Christianity
vol.1 : Origins To Constantine, Cambridge, 2014.
履修上の注意:十分な準備をして授業に臨み、議論に積極的に参加する。オフィスアワー等について
は開講時に連絡する。
で
むら
こ
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ Seminar in History of European Culture III 出 村 み や 子
(初期キリスト教史)
テ ー マ:初期キリスト教の成立と発展の研究Ⅲ
講義内容:研究テーマに即した原典資料の読解・分析を行う。修士論文作成の準備を行う。
達成目標:1. 初期キリスト教に関する研究論文読解の技術を習得する。
2. 修士論文を作成する。
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研究報告
3 回目 文献講読(1)エウセビオス『教会史』第Ⅱ巻 1. キリスト昇天後の使徒たちの状況
4 回目 文献講読(2)2. 皇帝ティベリウスの時代
5 回目 文献講読(3)3. 福音宣教の広がり
6 回目 文献講読(4)4-7. ガイウス帝の時代
7 回目 文献講読(5)8-10. クラウディウス帝の時代
8 回目 文献講読(6)11-14. 魔術師シモンとパウロ
9 回目 文献講読(7)15-16. マルコによる福音書について
10 回目 文献講読(8)17-19. フィロンに関する証言
11 回目 文献講読(9)20-22. ネロ帝の時代
12 回目 文献講読(10)23. 主の兄弟ヤコブの死
13 回目 文献講読(11)24-26. ネロ帝時代の迫害
14 回目 研究史のまとめ
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)
学修に必要な準備:古典ギリシアないしラテン語文法を習得していること。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教思想・文化史Ⅲ
テキスト:Eusebius, Historia ecclesiastica, E.Schwartz(ed.), G.Bardy(trans.), SC 31, 41, 55, 73
(2001-).
参考文献:Margaret M.Mitchell and Frances M. Young(eds.), The Cambridge History of Christianity
vol.1 : Origins To Constantine, Cambridge, 2014.
履修上の注意:十分な準備をして授業に臨み、議論に積極的に参加する。オフィスアワー等について
は開講時に連絡する。
−143−
戻る
で
むら
こ
の
むら
しん
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ Seminar in History of European Culture IV 出 村 み や 子
(初期キリスト教史)
テ ー マ:初期キリスト教の成立と発展の研究Ⅳ
講義内容:研究テーマに即した原典資料の読解・分析を行う。修士論文作成の準備を行う。
達成目標:1. 初期キリスト教に関する文献講読の技術を習得する。
2. 修士論文を作成する。
授業計画: 1 回目 原典講読(1)エウセビオス『教会史』第 III 巻 1-4. キリスト教の広がり
2 回目 原典講読(2)5-8. ネロ帝治下のエルサレムの状況
3 回目 原典講読(3)9-10. ヨセフスとその著作
4 回目 原典講読(4)11-16. ウェスパシアヌス帝の時代
5 回目 原典講読(5)17-22. ドミティアヌス帝治下の迫害
6 回目 原典講読(6)23-24. ヨハネ文書
7 回目 原典講読(7)25. 正典と偽書
7 回目 原典講読(8)26-29. 魔術師シモンと異端の系譜
9 回目 原典講読(9)30-32. 結婚した使徒たち
10 回目 原典講読(10)33-35. トラヤヌス帝治下の迫害
11 回目 原典講読(11)36-39. 初期キリスト教の諸文書
12 回目 エウセビオスの思想の検討
13 回目 研究成果の検討(1)資料の検討
14 回目 研究成果の検討(2)論述の整合性の検討
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)
学修に必要な準備:古典ギリシアないしラテン語文法を習得していること。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教思想・文化史Ⅲ
テキスト:Eusebius, Historia ecclesiastica, E.Schwartz(ed.), G.Bardy(trans.), SC 31, 41, 55, 73
(2001-).
参考文献:Margaret M.Mitchell and Frances M. Young(eds.), The Cambridge History of Christianity
vol.1 : Origins To Constantine, Cambridge, 2014.
履修上の注意:十分な準備をして授業に臨み、議論に積極的に参加する。オフィスアワー等について
は開講時に連絡する。
村
信
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ European Culture History I 野
(宗教改革史)
テ ー マ:スイス宗教改革の成立と展開
講義内容:ドイツに起こった宗教改革は隣国のスイス、さらにフランスに広がり、さらにイギリスに
及び、それぞれ独自な方向に展開する。このスイス宗教改革を神学思想的、かつ政治、経
済、社会的視点より考察する。
達成目標:① スイス宗教改革の展開を多様な歴史的錯綜のもとに理解する。
② 他の国々への影響と新たに形成された教会や神学を、歴史的文脈の中で理解し、考察
する力を身につける。
授業計画: 1. 講義概要の説明
2. 宗教改革者ツヴィングリの青年期:司祭時代
3. ツヴィングリの宗教改革への転換:その神学と改革の試み
4. チューリヒにおける宗教改革:その導入と教会改革
5. ツヴィングリの神学(1)
6. ツヴィングリの神学(2)
7. フランスの情勢
8. モーからネラックへ
−144−
戻る
9. 中世末期のジュネーヴ
10. ジュネーヴにおける宗教改革:その導入過程
11. 宗教改革カルヴァンの青年期:人文主義から宗教改革へ
12. カルヴァンの神学(1)
13. カルヴァンの神学(2)
14. カルヴァンの教会改革
15. カルヴァンの社会改革
成績評価方法:講義中の積極的な応答(20%)、レポート(80%)
学修に必要な準備:あらかじめ配布された資料を読んでくる。
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習Ⅰ
テキスト:最初の講義で説明する。
参考文献:最初の講義で説明する。
履修上の注意:出席は 8 割を厳守すること。
の
むら
しん
村
信
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ European Culture History II 野
(宗教改革史)
テ ー マ:スイス宗教改革の成立と展開
講義内容:ドイツに起こった宗教改革は隣国のスイス、さらにフランスに広がり、さらにイギリスに
及び、それぞれ独自な方向に展開する。このスイス宗教改革を神学思想的、かつ政治、経
済、社会的視点より考察する。
達成目標:① スイス宗教改革の展開を多様な歴史的錯綜のもとに理解する。
② 他の国々への影響と新たに形成された教会や神学を、歴史的文脈の中で理解し、考察
する力を身につける。
授業計画: 1. 講義概要の説明
2. 宗教改革者ツヴィングリの青年期:司祭時代
3. ツヴィングリの宗教改革への転換:その神学と改革の試み
4. チューリヒにおける宗教改革:その導入と教会改革
5. ツヴィングリの神学(1)
6. ツヴィングリの神学(2)
7. フランスの情勢
8. モーからネラックへ
9. 中世末期のジュネーヴ
10. ジュネーヴにおける宗教改革:その導入過程
11. 宗教改革カルヴァンの青年期:人文主義から宗教改革へ
12. カルヴァンの神学(1)
13. カルヴァンの神学(2)
14. カルヴァンの教会改革
15. カルヴァンの社会改革
成績評価方法:講義中の積極的な応答(20%)、レポート(80%)
学修に必要な準備:あらかじめ配布された資料を読んでくる。
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習Ⅰ
テキスト:最初の講義で説明する。
参考文献:最初の講義で説明する。
履修上の注意:出席は 8 割を厳守すること。
−145−
戻る
の
むら
しん
の
むら
しん
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ European Culture History III 野
村
信
(宗教改革史)
テ ー マ:フランスの宗教改革とその展開
講義内容:フランスの宗教改革は、ドイツとスイスにやや遅れるが、しかし人文主義者たちの活動も
あって広範な展開をみる。しかし、激しい弾圧のもとでユグノーたちは果敢に改革を進め
る。その進展と思想的背景を学ぶ。
達成目標:① フランス宗教改革の展開を多様な歴史的錯綜のもとに理解する。
② フランスの歴史的文脈の中で理解し、考察する力を身につける。
授業計画: 1、講義ガイダンス フランスの社会情勢
2、人文主義者たちの活躍(1)
3、人文主義者たちの活躍(2)
4、モーの人びと
5、モーにおける活動
6、モーからネラックへ
7、スイスとドイツの改革者たちの影響
8、カルヴァンとフランス
9、フランス信条とジュネーヴ
10、ユグノーの歴史(1)
11、ユグノーの歴史(2)
12、ユグノーの歴史(3)
13、現代のフランスのプロテスタント
14、フランスの宗教事情
15、まとめ フランス文化と宗教
成績評価方法:講義中の積極的な応答(20%)、レポート(80%)
学修に必要な準備:あらかじめ配布された資料を読んでくる。
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習Ⅱ
テキスト:最初の講義で説明する。
参考文献:最初の講義で説明する。
履修上の注意:出席は 8 割を厳守すること。
村
信
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ European Culture History IV 野
(宗教改革史)
テ ー マ:イギリスの宗教改革とその展開
講義内容:イギリスとスコットランドは、大陸の宗教改革と異なった道を歩んだ。イギリスは国家主
導の教会形成を行い、英国国教会を成立させる。これに対してスコットランドは、長老主
義を受領していく。この歴史的展開と思想的特色を学ぶ。また最後に関係の深いアメリカ
の様子についても講じる。
達成目標:① イギリスの宗教改革の展開が理解できる。
② スコットランドの教会の発展を理解できる。
授業計画: 1、ガイダンス イギリスの宗教改革期の時代と社会
2、大陸との関わり
3、イギリスにおける宗教改革初期
4、イギリスにおける宗教改革中期
5、イギリスにおける宗教改革後期
6、17 世紀のイギリスの宗教事情
7、18 世紀のイギリスの宗教事情
8、スコットランドにおける宗教改革(1)
9、スコットランドにおける宗教改革(2)
−146−
戻る
10、新しい動き
11、ピューリタンとアメリカ
12、アメリカの発展と社会
13、敬虔主義、啓蒙主義
14、欧米のリバイバルの展開
15、現代の状況
成績評価方法:講義中の積極的な応答(20%)、レポート(80%)
学修に必要な準備:あらかじめ配布された資料を読んでくる。
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習Ⅲ
テキスト:最初の講義で説明する。
参考文献:最初の講義で説明する。
履修上の注意:出席は 8 割を厳守すること。
さ
とう
し
ろう
さ
とう
し
ろう
藤
司
郎
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ European Culture History I 佐
(近・現代キリスト教思想史)
テ ー マ:ボンヘッファー研究(1)
講義内容:E・ベートゲ『ディートリヒ・ボンヘッファー』(新教出版社)をテキストに生涯と思想
を学んでいく。
達成目標:現代キリスト教思想の源流に位置するボンヘッファーの生涯と思想について説明すること
ができる。
授業計画:第 1 回:少年時代と青年時代
第 2 回:学問との取り組み
第 3 回:牧師補時代
第 4 回:ベルリンの助手の時代
第 5 回:アメリカ留学
第 6 回:大学私講師と牧師職
第 7 回:ベルリン
第 8 回:ロンドンでの牧師時代
第 9 回:牧師補研修所
第10回:反ヒトラー政治的抵抗運動への参与
第11回:テーゲル
第12回:国家保安庁の監禁の下で
第13回:獄中書簡
第14回:死
第15回:著作――まとめ
成績評価方法:レポートによる(100%)
。ボンヘッファーの生涯と思想について理解しよく説明する
ことができるかどうかを評価の基準とする。
テキスト:E・ベートゲ『ディートリヒ・ボンヘッファー』、『ボンヘッファー伝』(新教出版社)
参考文献:授業でその都度指示。
藤
司
郎
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ European Culture History II 佐
(近・現代キリスト教思想史)
テ ー マ:ボンヘッファー研究(2)
講義内容:ディートリヒ・ボンヘッファーの著作をテキストにその思想を明らかにしていく。
達成目標:現代キリスト教思想の源流に位置するボンヘッファーの生涯と思想について説明すること
ができる。
授業計画:第 1 回:『聖徒の交わり』(1)ボンヘッファー教会論の特徴
第 2 回:『聖徒の交わり』(2)バルトの教会論に対するボンヘッファーの批判
−147−
戻る
第 3 回:『服従』(1)恵みと服従
第 4 回:『服従』(2)山上の説教
第 5 回:『服従』(3)キリストの教会と服従
第 6 回:『共に生きる生活』(1)交わり
第 7 回:『共に生きる生活』(2)孤独
第 8 回:『共に生きる生活』(3)奉仕
第 9 回:『共に生きる生活』(4)罪の告白
第10回:『倫理』(1)ボンヘッファーの律法理解
第11回:『倫理』(2)罪責告白
第12回:『倫理』(3)責任倫理
第13回:『獄中書簡』(1)新しい神学への構想
第14回:『獄中書簡』(2)獄中詩を読む
第15回:ボンヘッファーと現代神学――まとめ
成績評価方法:レポートによる(100%)。ボンヘッファーの思想について理解しよく説明することが
できるかどうかを評価の基準とする。
テキスト:ボンヘッファー著作集(新教出版社)および DBW(Dietrich Bonhoeffer Werke)。
参考文献:授業でその都度指示。
さ
とう
し
ろう
さ
とう
し
ろう
藤
司
郎
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ European Culture History III 佐
(近・現代キリスト教思想史)
テ ー マ:カール・バルトの神学の研究(1)
講義内容:クーピッシュ『カール・バルト』をテキストにバルト神学全体の理解に努める。
達成目標:バルト神学の核心を説明することができる。
授業計画:第 1 回:自由主義神学
第 2 回:ザーフェンヴィル教会の牧師時代(1)説教
第 3 回:ザーフェンヴィル教会の牧師時代(2)宗教社会主義
第 4 回:ザーフェンヴィル教会の牧師時代(3)牧会
第 5 回:『ローマ書』(1)第一版と第二版の関係
第 6 回:『ローマ書』(2)教会理解の特色
第 7 回:弁証法神学(1)弁証法神学の教会理解
第 8 回:弁証法神学(2)キリスト論的教会理解への転換
第 9 回:教会闘争(1)告白教会
第10回:教会闘争(2)バルメン宣言
第11回:東西冷戦とバルト
第12回:教義学(1)創造論
第13回:教義学(2)和解論
第14回:倫理
第15回:バルトと現代神学―まとめ
成績評価方法:レポートによる(100%)。バルト神学の核心を他の神学的試みと比較しながら説明す
ることができるかどうかを評価の基準とする。
テキスト:クーピッシュ『カール・バルト』(新教出版社)
参考文献:授業でその都度指示する。
藤
司
郎
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ European Culture History IV 佐
(近・現代キリスト教思想史)
テ ー マ:カール・バルトの神学の研究(2)
講義内容:佐藤司郎著『カール・バルトの教会論』をテキストにバルトの教会論の理解に努める。
達成目標:バルトの教会論の核心を説明することができる。
−148−
戻る
授業計画:第 1 回:バルトの教会論序論
第 2 回:『ローマ書』の教会論(1)
第 3 回:『ローマ書』の教会論(2)
第 4 回:弁証法神学時代の教会論(1)
第 5 回:弁証法神学時代の教会論(2)
第 6 回:バルメン神学宣言の教会論(1)教会闘争とバルメン神学宣言
第 7 回:バルメン神学宣言の教会論(2)バルメン神学宣言の成立
第 8 回:バルメン神学宣言の教会論(3)第三項
第 9 回:バルメン神学宣言の教会論(3)第五項
第10回:バルメン神学宣言の教会論(4)第六項
第11回:予定論と教会論
第12回:和解論の教会論(1)招集と建設
第13回:和解論の教会論(2)派遣
第14回:和解論の教会論(3)世のための教会
第15回:バルトと現代の教会論―まとめ
成績評価方法:レポートによる。到達目標に示した内容が達成できているか照らし合わせて評価を行
う。
テキスト:佐藤司郎著『カール・バルトの教会論』(2015 年)
参考文献:授業でその都度指示する。
すず
き
で
むら
みち
たか
木
道
剛
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ Seminar in History of European Culture I 鐸
(キリスト教美術史)
出 村 み や 子
テ ー マ:「古代異教とキリスト教における偶像とイコン崇拝」
講義内容:古代異教とキリスト教における偶像とイコン崇拝についての基本文献(Edwyn Bevan,
Holy Images, London, 1940 )の第 1 講を読む。
達成目標:1. キリスト美術史に関する文献講読の技術を習得する。
2. 修士論文作成の技術を習得する。
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研究文献の紹介
3 回目 文献講読(1)古代におけるご神体
4 回目 文献講読(2)偶像崇拝の排斥
5 回目 文献講読(3)旧約聖書の偶像否定
6 回目 文献講読(4)像と神
7 回目 文献講読(5)エジプトの傾向
8 回目 文献講読(6)生きている像
9 回目 文献講読(7)像のなかにある徳
10 回目 文献講読(8)共感魔術としての偶像崇拝
11 回目 文献講読(9)像に命を与える儀式
12 回目 文献講読(10)ギリシアとローマの儀式
13 回目 文献講読(11)命ある像
14 回目 研究史のまとめ
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示したキリスト教美術史研
究のアプローチの基本ができているかどうかを主な観点として、演習内容についての理解
と定着がなされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:毎回演習テキストの予習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教美術史概論
テキスト:教員作成の資料を配布。
−149−
こ
戻る
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
すず
き
で
むら
みち
たか
木
道
剛
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ Seminar in History of European Culture II 鐸
(キリスト教美術史)
出 村 み や 子
テ ー マ:「エジプトからユダヤへ」
講義内容:古代異教とキリスト教における偶像とイコン崇拝についての基本文献(Edwyn Bevan,
Holy Images, London, 1940 )の第 2 講を読む。
達成目標:1. キリスト教美術史に関する文献講読の技術を習得する。
2. 修士論文作成の技術を習得する。
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研究文献の紹介
3 回目 文献講読(1)十戒の第2戒
4 回目 文献講読(2)ラビの規則
5 回目 文献講読(3)許容される像と禁止される像
6 回目 文献講読(4)ブタデスと影絵の伝説
7 回目 文献講読(5)エゼキエルの記す4つの生き物
8 回目 文献講読(6)ユダヤの装飾絵画
9 回目 文献講読(7)ドゥーラ・エウロポスのフレスコ画
10 回目 文献講読(8)異教の像を避ける
11 回目 文献講読(9)シナゴーグに描かれたライオン
12 回目 文献講読(10)偶像崇拝を否定するギリシア人
13 回目 文献講読(11)初期ローマ人とモーセ
14 回目 研究史のまとめ
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示したキリスト教美術史研
究のアプローチの基本ができているかどうかを主な観点として、演習内容についての理解
と定着がなされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:毎回演習テキストの予習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教美術史概論
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
すず
き
で
むら
こ
みち
たか
木
道
剛
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ Seminar in History of European Culture III 鐸
(キリスト教美術史)
出 村 み や 子
テ ー マ:「プラトン主義のゆらぎ」
講義内容:古代異教とキリスト教における偶像とイコン崇拝についての基本文献(Edwyn Bevan,
Holy Images, London, 1940 )の第 3 講を読む。
達成目標:1. キリスト教美術史に関する文献講読の技術を習得する。
2. 修士論文作成の技術を習得する。
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研究文献の紹介
3 回目 文献講読(1)初代教会と異教の偶像崇拝
4 回目 文献講読(2)アレクサンドリアのクレメンス
5 回目 文献講読(3)オリゲネスとタティアヌス
6 回目 文献講読(4)偶像のなかの悪魔
7 回目 文献講読(5)悪魔は犠牲を好む
−150−
こ
戻る
8 回目 文献講読(6)偽装した悪魔
9 回目 文献講読(7)初期キリスト教絵画
10 回目 文献講読(8)受難の絵はなかった
11 回目 文献講読(9)羊飼いと子供
12 回目 文献講読(10)ブッダ伝のなかの場面
13 回目 文献講読(11)文献証拠
14 回目 研究史のまとめ
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示したキリスト教美術史研
究のアプローチの基本ができているかどうかを主な観点として、演習内容についての理解
と定着がなされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:毎回演習テキストの予習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教美術史概論
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
すず
き
で
むら
みち
たか
木
道
剛
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ Seminar in History of European Culture IV 鐸
(キリスト教美術史)
出 村 み や 子
テ ー マ:「受肉論の了解不可能性」
講義内容:古代異教とキリスト教における偶像とイコン崇拝についての基本文献(Edwyn Bevan,
Holy Images, London, 1940 )の第 4 講を読む。
達成目標:1. キリスト教美術史に関する文献講読の技術を習得する。
2. 修士論文を完成させる。
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研究文献の紹介
3 回目 文献講読(1)エルヴィラ公会議
4 回目 文献講読(2)エピファニウス
5 回目 文献講読(3)カッパドキアの教父たちとアウグスティヌス
6 回目 文献講読(4)葬礼の宴についてのアウグスティヌスの見解
7 回目 文献講読(5)耳と眼のよろこび
8 回目 文献講読(6)ノラのパウリヌス
9 回目 文献講読(7)教皇グレゴリウスとニルス
10 回目 文献講読(8)ヨアンネス・ダマスケヌス
11 回目 文献講読(9)イコン破壊論者のあげる論拠
12 回目 研究成果の検討(1)エジプトからユダヤへ
13 回目 研究成果の検討(2)プラトン主義のゆらぎ
14 回目 研究成果の検討(3)受肉論の了解不可能性
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示した修士論文の内容の吟
味を主な観点として、研究テーマについての理解と定着がなされているかどうかを評価す
る。
学修に必要な準備:毎回演習テキストの予習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教美術史概論
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
−151−
こ
戻る
さくら
い
やす
と
さくら
い
やす
と
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ Seminar in the History of European Culture I 櫻
井
康
人
(ヨーロッパ中世社会の構造)
(Structure of the Society of Medieval Europe)
テ ー マ:中世ヨーロッパ社会の研究 1
講義内容:中世ヨーロッパ社会の諸問題を扱う欧米の著作・論文を取り上げ、その正確な内容の理解
および検討を行い、修士論文作成の基盤となる研究史の整理を行う。
達成目標:①欧語文献読解の技術を習得した上で、それを使用することができる。
②修士論文作成の技術を習得した上で、それを使用することができる。
授業計画: 1 回目 講義の進め方
2 回目 研究報告
3 回目 研究の方向性
4 回目 欧語研究文献の精読①
5 回目 欧語研究文献の精読②
6 回目 欧語研究文献の精読③
7 回目 欧語研究文献の精読④
8 回目 欧語研究文献の精読⑤
9 回目 欧語研究文献の精読⑥
10 回目 欧語研究文献の精読⑦
11 回目 欧語研究文献の精読⑧
12 回目 研究史の整理と問題点の発見①
13 回目 研究史の整理と問題点の発見②
14 回目 研究史の整理と問題点の発見③
15 回目 研究史の整理と問題点の発見④
成績評価方法:発言(60%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:日々の研究を怠らないこと。必ず予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
井
康
人
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ Seminar in the History of European Culture II 櫻
(ヨーロッパ中世社会の構造)
(Structure of the Society of Medieval Europe)
テ ー マ:中世ヨーロッパ社会の研究 2
講義内容:中世ヨーロッパ社会の諸問題を扱う一次史料の調査・収集を行い、それを読解する。ま
た、これらの過程において、修士論文作成の上で必要な技術を習得する。
達成目標:①欧語文献読解の技術を習得した上で、それを使用することができる。
②修士論文作成の技術を習得した上で、それを使用することができる。
授業計画: 1 回目 一次史料の調査①
2 回目 一次史料の調査②
3 回目 一次史料の調査③
4 回目 一次史料の調査④
5 回目 一次史料の精読①
6 回目 一次史料の精読②
7 回目 一次史料の精読③
8 回目 一次史料の精読④
9 回目 一次史料の精読⑤
10 回目 一次史料の精読⑥
11 回目 一次史料の精読⑦
12 回目 一次史料の精読⑧
−152−
戻る
13 回目 一次史料の精読⑨
14 回目 一次史料の精読⑩
15 回目 総括―一次史料の分析から見えたものの確認― 成績評価方法:発言(60%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:日々の研究を怠らないこと。必ず予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
さくら
い
やす
康
人
さくら
い
やす
人
井
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ Seminar in the History of European Culture III 櫻
(ヨーロッパ中世社会の構造)
(Structure of the Society of Medieval Europe)
テ ー マ:中世ヨーロッパ社会の研究 3
講義内容:研究テーマに即した一次史料の読解・分析を行う。
達成目標:①欧語文献読解の技術を習得した上で、それを使用することができる。
②修士論文作成の技術を習得した上で、それを使用することができる。
授業計画: 1 回目 一次史料の調査①
2 回目 一次史料の調査②
3 回目 一次史料の調査③
4 回目 一次史料の調査④
5 回目 一次史料の精読①
6 回目 一次史料の精読②
7 回目 一次史料の精読③
8 回目 一次史料の精読④
9 回目 一次史料の精読⑤
10 回目 一次史料の精読⑥
11 回目 一次史料の精読⑦
12 回目 一次史料の精読⑧
13 回目 一次史料の精読⑨
14 回目 一次史料の精読⑩
15 回目 総括―一次史料の分析から見えたものの確認― 成績評価方法:発言(60%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:日々の研究を怠らないこと。必ず予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
井
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ Seminar in the History of European Culture IV 櫻
(ヨーロッパ中世社会の構造)
(Structure of the Society of Medieval Europe)
テ ー マ:中世ヨーロッパ社会の研究 4
講義内容:研究テーマに即した一次史料の読解・分析を行う。
達成目標:①欧語文献読解の技術を習得した上で、それを使用することができる。
②修士論文作成の技術を習得した上で、それを使用することができる。
授業計画: 1 回目 修士論文の作成に向けて―研究史の再検討①―
2 回目 修士論文の作成に向けて―研究史の再検討②―
3 回目 修士論文の作成に向けて―研究史の再検討③―
4 回目 修士論文の作成に向けて―研究史の再検討④―
−153−
康
と
と
戻る
5 回目 修士論文の作成に向けて―論展開の再検討①―
6 回目 修士論文の作成に向けて―論展開の再検討②―
7 回目 修士論文の作成に向けて―論展開の再検討③―
8 回目 修士論文の作成に向けて―論展開の再検討④―
9 回目 修士論文の作成に向けて―史料の妥当性の再検討①―
10 回目 修士論文の作成に向けて―史料の妥当性の再検討②―
11 回目 修士論文の作成に向けて―史料の妥当性の再検討③―
12 回目 修士論文の作成に向けて―史料の妥当性の再検討④―
13 回目 修士論文の作成に向けて―論の整合性の再検討①―
14 回目 修士論文の作成に向けて―論の整合性の再検討②―
15 回目 総括―修士論文の全体像の再確認― 成績評価方法:発言(60%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:日々の研究を怠らないこと。必ず予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
くすのき
よし
ひこ
義
彦
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ Seminar in History of European Culture I 楠
(ヨーロッパ近世社会の構造)
テ ー マ:宗教改革と魔女
講義内容:宗教改革時代に存在したさまざまな信仰集団とともに魔女の歴史的意味を学習する。
達成目標:魔女の存在がいかに当時の社会にとって重要であったかをノートを見ながら説明すること
ができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 Introduction
第 3 回 Medieval Heresy and the Witches Sabbat
第 4 回 Heresy and Witchcraft in the Sixteenth Century
第 5 回 Anabaptists and Popular Culture
第 6 回 Anabaptists and the Devil
第 7 回 Anabaptists :Saints or Demons?
第 8 回 Anabaptist Anticlericalism
第 9 回 Catholic Propaganda :The Anabaptists as the Devil s Minions
第10回 Lutherans, Exorcism, and Possessed Infants
第11回 Calvinist Propaganda : All the Devils of Hell Have Been Loosed
第12回 Conclusion
第13回 Anabaptists in the Interrogation Room
第14回 The Persecution of Anabaptists and Witches :Broad Patters
第15回 Namur
成績評価方法:発表(90%)、議論での活躍度(10%)
学修に必要な準備:①十分な予習をしてくること
②英和辞典を持参すること
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ(楠担当のもの)
テキスト:Gary K. Waite, Eradicating the Devil’s Minions, Toronto U.P., 2007. 第 1-3 章
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
−154−
戻る
くすのき
よし
ひこ
くすのき
よし
ひこ
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ Seminar in History of European Culture II 楠
義
彦
(ヨーロッパ近世社会の構造)
テ ー マ:宗教改革と魔女
講義内容:
「ヨーロッパ文化史演習Ⅰ」を受けて、宗教改革時代に存在したさまざまな信仰集団とと
もに魔女の歴史的意味を学習する。
達成目標:魔女の存在がいかに当時の社会にとって重要であったかをノートを見ながら説明すること
ができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 Demonologists and Rebaptism
第 3 回 Persecution of Anabaptists in the Southern Netherlands
第 4 回 Bruges
第 5 回 Ghent
第 6 回 Kortrijk
第 7 回 Brabant
第 8 回 Conclusion
第 9 回 Judicial Overlap
第10回 Strasbourg :The Demonizing of Atheists
第11回 Nocturnal Anabaptist Meeting and the Sabbat in the Holy Roman Empire
第12回 Ecclesiastical Visitations, Anabaptism, and Superstition in Southwestern Germany
第13回 Anabaptists and the Witch Panic of Wiesensteig,1562
第14回 Thuringian Anabaptists and Witches
第15回 The Prosecution of Anabaptists and Witches in Hesse
成績評価方法:発表(90%)、議論での活躍度(10%)
学修に必要な準備:①十分な予習をしてくること
②英和辞典を持参すること
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習Ⅰ、Ⅲ、Ⅳ(楠担当のもの)
テキスト:Gary K. Waite, Eradicating the Devil’s Minions, Toronto U.P., 2007. 第 4 章以降
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
義
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ Seminar in History of European Culture III 楠
(ヨーロッパ近世社会の構造)
テ ー マ:近世ヨーロッパにおける宗教改革
講義内容:
「ヨーロッパ文化史演習Ⅰ・Ⅱ」を受けて、宗教改革の歴史的意味を学習する。
達成目標:宗教改革についてノートを見ながら説明することができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 The Reformation and the End of the World
第 3 回 The Reformation Event
第 4 回 Luther, the Devil, and the End of the World
第 5 回 Popular Reformation and Revolt
第 6 回 Anabaptism
第 7 回 Northern Anabaptism and the End of the World
第 8 回 Post-Muenster Anabaptism
第 9 回 Women and the Popular Reformation
第10回 The Reformation in England
第11回 The Mature Luther and the Devil
第12回 Religious Warfare
第13回 Heresy, Doubt, and Demonizing the Other
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彦
戻る
第14回 The Quest for a Godly Realm
第15回 Spiritualism and Religious Tolerance
成績評価方法:発表(90%)、議論での活躍度(10%)
学修に必要な準備:①十分な予習をしてくること
②英和辞典を持参すること
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅳ(楠担当のもの)
テキスト:Gary K. Waite, Heresy, Magic, and Witchcraft in Early Modern Europe, Macmillan, 2003.
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
くすのき
よし
義
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ Seminar in History of European Culture IV 楠
(ヨーロッパ近世社会の構造)
テ ー マ:近世ヨーロッパにおける宗教改革
講義内容:
「ヨーロッパ文化史演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」を受けて、宗教改革の歴史的意味を学習する。
達成目標:宗教改革についてノートを見ながら説明することができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 The Devil and Antichrist in the Sixteenth Century
第 3 回 The Reformation and Anti-Semitism
第 4 回 The Devil in the New World
第 5 回 The Devil and Confessional Conflict
第 6 回 The Changing Role of the Dead
第 7 回 Anti-Protestant Propaganda
第 8 回 Anti-Anabaptist Propaganda
第 9 回 Lutherans, Calvinists, and Possessed Infants
第10回 Suppressing Atheists
第11回 The Reformation, Magic, and Witchcraft
第12回 The Reformation, Magic, and Science
第13回 Paracelsus
第14回 The Reformation and Witchcraft
第15回 Johann Weyer and Jean Bodin
成績評価方法:発表(90%)、議論での活躍度(10%)
学修に必要な準備:①十分な予習をしてくること
②英和辞典を持参すること
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ(楠担当のもの)
テキスト:Gary K. Waite, Heresy, Magic, and Witchcraft in Early Modern Europe, Macmillan, 2003.
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
ひこ
彦
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ 佐
藤
滋
(ヨーロッパ近代史の構造)
テ ー マ:世界システム分析への誘い
講義内容:世界システム分析は、資本主義世界経済の歴史を、諸国家・諸地域のグローバルな商品連
鎖の空間性と、国際分業における中核・周辺という階層性に着目しつつ解き明かすアプ
ローチである。こうした視角は、経済のグローバル化が進展し、その行く末について議論
が深まるなかでますます重要となってきている。本講義では、そうした世界システム分析
の基礎的な考え方を学ぶ。
達成目標:①世界システム分析の基礎を学び、広い歴史的視野を身につけることができる。
②歴史を、諸国家・諸地域が織りなす関係史として把握できる。
−156−
戻る
授業計画:第 1 回:ガイダンス(授業テーマ、授業目標、授業内容、準備物、評価方法など)
第 2 回:世界システムとは何か
第 3 回:近代とはいかなる時代か
第 4 回:「資本主義」の固有性
第 5 回:世界システムと国家
第 6 回:社会運動―世界システムへの抵抗
第 7 回:イデオロギーと文化―システムを支えるもの
第 8 回:システムの移行
第 9 回:「新」国際分業の時代
第10回:国際分業からグローバル化へ
第11回:反グローバリズムの高まり
第12回:世界システムと南北格差
第13回:エコロジーからみた世界システム
第14回:アジア太平洋経済圏の興隆
第15回:世界システムの転移と現代
成績評価方法:発言(50%)・レジュメ(50%)
テキスト:山田信行(2012)『世界システムという考え方―批判的入門』世界思想社。
参考文献:適宜、授業中に指示する。
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ 佐
藤
滋
(ヨーロッパ近代史の構造)
テ ー マ:世界システム分析への誘い
講義内容:世界システム分析は、資本主義世界経済の歴史を、諸国家・諸地域のグローバルな商品連
鎖の空間性と、国際分業における中核・周辺という階層性に着目しつつ解き明かすアプ
ローチである。こうした視角は、経済のグローバル化が進展し、その行く末について議論
が深まるなかでますます重要となってきている。本講義では、その提唱者である I. ウォー
ラステインの古典『近代世界システム』を読み、世界システム分析の理解を深める。
達成目標:①世界システム分析の基礎を学び、広い歴史的視野を身につけることができる。
②歴史を、諸国家・諸地域が織りなす関係史として把握できる。
授業計画:第 1 回:ガイダンス―世界システム分析の意義
第 2 回:近代への序曲
第 3 回:新たなヨーロッパ分業体制の確立―1450 年頃から 1640 年頃まで
第 4 回:絶対王政と国家機構の強化
第 5 回:セビーリャからアムステルダムへ
第 6 回:強力な中核諸国家
第 7 回:ヨーロッパ世界経済―その周辺と外部世界
第 8 回:資本主義の「世界経済」
第 9 回:17 世紀の「危機」
第10回:収縮局面
第11回:オランダのヘゲモニー
第12回:中核における抗争
第13回:低成長期における周辺諸地域
第14回:岐路に立つ半周辺
第15回:中核地域における抗争―第二の局面 1689 年から 1763 年まで
成績評価方法:発言(50%)・レジュメ(50%)
テキスト:I. ウォーラーステイン(川北稔訳)(2013)『近代世界システム I 農業資本主義と「ヨー
ロッパ世界経済」の成立』名古屋大学出版会。
I. ウォーラーステイン(川北稔訳)(2013)『近代世界システムⅡ 重商主義と「ヨーロッ
−157−
戻る
パ世界経済」の凝集 1600-1750』名古屋大学出版会。
参考文献:適宜、授業中に指示する。
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ 佐
藤
滋
(ヨーロッパ近代史の構造)
テ ー マ:世界システム分析への誘い
講義内容:世界システム分析は、資本主義世界経済の歴史を、諸国家・諸地域のグローバルな商品連
鎖の空間性と、国際分業における中核・周辺という階層性に着目しつつ解き明かすアプ
ローチである。こうした視角は、経済のグローバル化が進展し、その行く末について議論
が深まるなかでますます重要となってきている。本講義では、その提唱者である I. ウォー
ラステインの古典『近代世界システム』を読み、世界システム分析の理解を深める。
達成目標:①世界システム分析の基礎を学び、広い歴史的視野を身につけることができる。
②歴史を、諸国家・諸地域が織りなす関係史として把握できる。
授業計画:第 1 回:ガイダンス―産業革命から第一次大戦までの概観
第 2 回:産業革命とは何か
第 3 回:大西洋革命論
第 4 回:中核部における抗争の第三局面―1763 年から 1815 年まで
第 5 回:四地域の世界システムへの組み込み
第 6 回:オスマンとヨーロッパ
第 7 回:アメリカ独立革命
第 8 回:南北アメリカにおける定住植民地の解放
第 9 回:イデオロギーとしての中道自由主義
第10回:自由主義国家の建設
第11回:中道自由主義国家の確立
第12回:自由貿易帝国の形成
第13回:フランス革命と市民権の概念
第14回:自由主義国家の市民
第15回:社会科学としての自由主義
成績評価方法:発言(50%)・レジュメ(50%)
テキスト:I. ウォーラーステイン(川北稔訳)(2013)『近代世界システムⅢ 「資本主義的世界経済」
の再拡大 1730s-1840s』名古屋大学出版会。
I. ウォーラーステイン(川北稔訳)(2013)『近代世界システムⅣ 中道自由主義の勝利
1789-1914』名古屋大学出版会。
参考文献:適宜、授業中に指示する。
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ 佐
藤
滋
(ヨーロッパ近代史の構造)
テ ー マ:世界システム分析とアジア
講義内容:世界システム分析は、資本主義世界経済の歴史を、諸国家・諸地域のグローバルな商品連
鎖の空間性と、国際分業における中核・周辺という階層性に着目しつつ解き明かすアプ
ローチである。近年の世界システム分析は、アジア太平洋経済圏の興隆とともに、アジ
ア、とりわけ中国の覇権の趨勢について興味関心が集まっている。本講義では、中国覇権
論の代表的な論者であるアリギの議論を中心に、世界システムにおけるアジアの問題を考
える。
達成目標:①世界システム分析の観点から、広い歴史的視野を身につけることができる。
②アジアの台頭という歴史的事象を、諸国家・諸地域との関係において理解できる。
授業計画:第 1 回:ガイダンス―リオリエント以後の世界システム論
第 2 回:デトロイトのマルクスと北京のスミス
−158−
戻る
第 3 回:アダム・スミスの歴史社会学
第 4 回:マルクス、シュンペーター、そして資本と権力の「終わりなき」蓄積
第 5 回:グローバルな乱流の経済学
第 6 回:グローバルな乱流の社会的ダイナミズム
第 7 回:ヘゲモニーの危機
第 8 回:ヘゲモニーなき支配
第 9 回:史的資本主義の領土的論理
第10回:「平和的台頭」の挑戦
第11回:国家、市場、資本主義、そして東と西
第12回:中国台頭の起源とダイナミズム
第13回:日本はなぜヘゲモニー国家にならなかったのか?
第14回:世界システム論とアジア
第15回:現代ヘゲモニー論の諸相
成績評価方法:発言(50%)・レジュメ(50%)
テキスト:ジョヴァンニ・アリギ(中山智香子監訳)(2011)『北京のアダム・スミス―21 世紀の諸
系譜』作品社。
参考文献:適宜、授業中に指示する。
わた
なべ
しょう
いち
辺
昭
一
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ Seminar in History of European Culture I 渡
(ヨーロッパ現代史の構造)
テ ー マ:イギリス帝国の成立、展開、崩壊過程の研究(1)
講義内容:イギリス帝国の成立から崩壊までの過程について、公式帝国のみならず非公式帝国を視野
に入れて、グローバルな支配に関する資料収集と分析の方法を研究する。
達成目標:イギリスの内政と外政の両面から、資本主義的世界体制の展開過程について理解をふかめ
ることができる。
授業計画:第 1 回 演習の進め方の説明
第 2 回 イギリス帝国に関する資料収集の説明(邦語文献)(1)
第 3 回 イギリス帝国に関する資料収集の説明(邦語文献)(2)
第 4 回 イギリス帝国に関する資料収集の説明(邦語文献)(3)
第 5 回 イギリス帝国に関する資料収集の説明(邦語文献)(4)
第 6 回 イギリス帝国に関する資料収集の説明(外国語文献)(1)
第 7 回 イギリス帝国に関する資料収集の説明(外国語文献)(2)
第 8 回 イギリス帝国に関する資料収集の説明(外国語文献)(3)
第 9 回 イギリス帝国に関する資料収集の説明(外国語文献)(4)
第10回 イギリス帝国に関する資料収集の説明(外国語文献)(5)
第11回 資料分析の方法(1)
第12回 資料分析の方法(2)
第13回 史料分析の方法(1)
第14回 史料分析の方法(2)
第15回 実習の成果報告
成績評価方法:平常点 報告内容(70 点)、発言応答(30 点)。
学修に必要な準備:情報検索の方法をマスターしておくこと及び語学力を高めること
関連して受講することが望ましい科目:近現代史関係の関連科目
テキスト:講義中に随時指示する。
参考文献:講義中に随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは随時(要予約)。
−159−
戻る
わた
なべ
しょう
いち
わた
なべ
しょう
いち
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ Seminar in History of European Culture II 渡
辺
昭
一
(ヨーロッパ現代史の構造)
テ ー マ:イギリス帝国の成立、展開、崩壊過程の研究(2)
講義内容:イギリス帝国の成立から崩壊までの過程について、公式帝国のみならず非公式帝国を視野
に入れて、グローバルな支配に関する資料収集と分析の方法を研究する。
達成目標:イギリスの内政と外政の両面から、資本主義的世界体制の展開過程について理解をふかめ
ることができる。
授業計画:第 1 回 演習の進め方の説明
第 2 回 イギリス帝国に関する資料読解(1)
第 3 回 イギリス帝国に関する資料読解(2)
第 4 回 イギリス帝国に関する資料読解(3)
第 5 回 イギリス帝国に関する資料読解(4)
第 6 回 イギリス帝国に関する資料読解(5)
第 7 回 イギリス帝国に関する資料読解(6)
第 8 回 イギリス帝国に関する資料読解(7)
第 9 回 イギリス帝国に関する資料読解(8)
第10回 イギリス帝国に関する資料読解(9)
第11回 イギリス帝国に関する資料読解(10)
第12回 イギリス帝国に関する資料読解(11)
第13回 イギリス帝国に関する資料読解(12)
第14回 イギリス帝国に関する資料読解(13)
第15回 イギリス帝国に関する資料読解(14)
成績評価方法:平常点 報告内容(70 点)、発言応答(30 点)。
学修に必要な準備:情報検索の方法をマスターしておくこと及び語学力を高めること
関連して受講することが望ましい科目:近現代史関係の関連科目
テキスト:講義中に随時指示する。
参考文献:講義中に随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは随時(要予約)。
辺
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ Seminar in History of European Culture III 渡
(ヨーロッパ現代史の構造)
テ ー マ:修士論文作成のための資料収集と解読方法
講義内容:課題とするテーマについての資料読解を検討する。
達成目標:修士論文の課題を設定し、それに必要な文献収集・解読を習得できる。
授業計画:第 1 回 演習の進め方の説明
第 2 回 修士論文の課題設定方法(1)
第 3 回 修士論文の課題設定方法(2)
第 4 回 修士論文の課題設定方法(3)
第 5 回 修士論文の課題に関する資料読解(1)
第 6 回 修士論文の課題に関する資料読解(2)
第 7 回 修士論文の課題に関する資料読解(3)
第 8 回 修士論文の課題に関する資料読解(4)
第 9 回 修士論文の課題に関する資料読解(5)
第10回 修士論文の課題に関する資料読解(6)
第11回 修士論文の課題に関する資料読解(7)
第12回 修士論文の課題に関する資料読解(8)
第13回 修士論文の課題に関する資料読解(9)
第14回 修士論文の課題に関する資料解題の作成方法(1)
−160−
昭
一
戻る
第15回 修士論文の課題に関する資料解題の作成方法(2)
成績評価方法:平常点 報告内容(70 点)、発言応答(30 点)。
学修に必要な準備:情報検索の方法をマスターしておくこと及び語学力を高めること
関連して受講することが望ましい科目:近現代史関係の関連科目
テキスト:講義中に随時指示する。
参考文献:講義中に随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは随時(要予約)。
わた
なべ
しょう
昭
いち
さくら
い
やす
と
辺
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ Seminar in History of European Culture IV 渡
(ヨーロッパ現代史の構造)
テ ー マ:修士論文作成のための資料収集と解読方法
講義内容:課題とするテーマについての史料読解を検討する。
達成目標:修士論文の課題を設定し、それに必要な文献収集・解読方法を習得できる。
授業計画:第 1 回 演習の進め方の説明
第 2 回 修士論文の課題に関する史料読解(1)
第 3 回 修士論文の課題に関する史料読解(2)
第 4 回 修士論文の課題に関する史料読解(3)
第 5 回 修士論文の課題に関する史料読解(4)
第 6 回 修士論文の課題に関する史料読解(5)
第 7 回 修士論文の課題に関する史料読解(6)
第 8 回 修士論文の課題に関する史料読解(7)
第 9 回 修士論文の課題に関する史料読解(8)
第10回 修士論文の課題に関する史料読解(9)
第11回 修士論文の課題に関する史料読解(10)
第12回 修士論文の論文構成(1)
第13回 修士論文の論文構成(2)
第14回 修士論文の論文構成(3)
第15回 修士論文作成上の留意点の検討
成績評価方法:平常点 報告内容(70 点)、発言応答(30 点)。
学修に必要な準備:情報検索の方法をマスターしておくこと及び語学力を高めること
関連して受講することが望ましい科目:近現代史関係の関連科目
テキスト:講義中に随時指示する。
参考文献:講義中に随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは随時(要予約)。
一
井
康
人
ヨーロッパ文化史研究Ⅰ Lecture in Structure of Medieval European Society I 櫻
テ ー マ:中世ヨーロッパ世界の形成と発展 1
講義内容:かねてから、中世ヨーロッパ世界は「ローマ・ゲルマン・キリスト教」という三大要素が
融合した結果に生じた独特の世界であると考えられている。かたや、近年の「長き中世」
論においては、古代からの連続性および近世への継続性が強調されている。これらの点を
踏まえて、本講義では、古代や近世との比較から、中世ヨーロッパ社会の構造の同質性・
異質性について、封建王制の成立までを考える。
達成目標:①中世ヨーロッパ社会についての知識を習得し、それについて説明することができる。
②中世ヨーロッパ社会構造の特徴について考え、それについて説明することができる。
授業計画: 1 回目 「ヨーロッパ」とは何か
2 回目 「ローマ」と「キリスト教」の融合①―「ローマ」の「キリスト教」化―
3 回目 「ローマ」と「キリスト教」の融合②―「キリスト教」の「ローマ」化―
4 回目 「ローマ」と「ゲルマン」の融合①―「ゲルマン」の「ローマ」化―
−161−
戻る
5 回目 「ローマ」と「ゲルマン」の融合②―「ローマ」の「ゲルマン」化―
6 回目 「ゲルマン」と「キリスト教」の融合①―「ゲルマン」の「キリスト教」化―
7 回目 「ゲルマン」と「キリスト教」の融合②―「キリスト教」の「ゲルマン」化―
8 回目 イスラーム勢力の台頭と三大世界の形成
9 回目 ヨーロッパ・アイデンティティの形成
10 回目 古代世界との連続性①―ローマの遺産―
11 回目 古代世界との連続性②―行政組織―
12 回目 古代世界との連続性③―経済機構・文化―
13 回目 封建社会①―封建上部構造―
14 回目 封建社会②―封建下部構造―
15 回目 封建王制の成立
成績評価方法:レポート(100%)
学修に必要な準備:少なくとも、高等学校の『世界史 B』の知識は習得しておくこと。必ず復習を行
うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
さくら
い
やす
と
井
康
人
ヨーロッパ文化史研究Ⅱ Lecture in Structure of Medieval European Society II 櫻
テ ー マ:中世ヨーロッパ世界の形成と発展 2
講義内容:かねてから、中世ヨーロッパ世界は「ローマ・ゲルマン・キリスト教」という三大要素が
融合した結果に生じた独特の世界であると考えられている。かたや、近年の「長き中世」
論においては、古代からの連続性および近世への継続性が強調されている。これらの点を
踏まえて、本講義では、古代や近世との比較から、中世ヨーロッパ社会の構造の同質性・
異質性について、封建王制の発展から近世への移行までを考える。
達成目標:①中世ヨーロッパ社会についての知識を習得し、それについて説明することができる。
②中世ヨーロッパ社会構造の特徴について考え、それについて説明することができる。
授業計画: 1 回目 封建王制の発展
2 回目 封建社会における非封建的要素
3 回目 文書行政の萌芽
4 回目 文書行政の発展
5 回目 「キリスト教世界」Christianitas としてのヨーロッパの形成
6 回目 「キリスト教世界」Christianitas としてのヨーロッパの発展
7 回目 中世末期における王権①―行政―
8 回目 中世末期における王権②―財政―
9 回目 中世末期における王権③―司法―
10 回目 都市の形成と発展
11 回目 王権と都市
12 回目 社会的危機
13 回目 中世ヨーロッパ社会の変容
14 回目 近世ヨーロッパ社会への遺産
15 回目 総括―あらためて中世の特質を問う―
成績評価方法:レポート(100%)
学修に必要な準備:少なくとも、高等学校の『世界史 B』の知識は習得しておくこと。必ず復習を行
うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
−162−
戻る
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
くすのき
よし
ひこ
くすのき
よし
ひこ
義
彦
ヨーロッパ文化史研究Ⅲ Studies in History of European Culture III 楠
テ ー マ:近世ヨーロッパにおける国家論
講義内容:ヘンリ 8 世時代のイングランドの諸相について考察する。
達成目標:①中世以来の国家と教会の諸関係の変化により、世俗的な近世国家が誕生したことを理解
する。
②近世ヨーロッパが独自の特質をもつ時代であることを理解する。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 問題の所在
第 3 回 時代状況
第 4 回 研究史概観
第 5 回 ジェントリ論争
第 6 回 In-Out 論争
第 7 回 修正主義
第 8 回 修道院解散
第 9 回 リンカーンシャの反乱
第10回 恩寵の巡礼
第11回 恩寵の巡礼に見る民衆運動
第12回 キャプテン・ポヴァティ
第13回 農夫ピアズとロラード
第14回 巡礼
第15回 ヘンリ 8 世時代のまとめ
成績評価方法:発表(90%)、議論での活躍度(10%)
学修に必要な準備:①十分な予習をしてくること
②資料に目を通しておく
③辞書を持参する
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ(楠担当のもの)
テキスト:使用しない。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
義
彦
ヨーロッパ文化史研究Ⅳ Studies in History of European Culture IV 楠
テ ー マ:近世ヨーロッパにおける国家論
講義内容:エリザベス時代のイングランドの諸相について考察する。
達成目標:①中世以来の国家と教会の諸関係の変化により、世俗的な近世国家が誕生したことを理解
する。
②近世ヨーロッパが独自の特質をもつ時代であることを理解する。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 エリザベス即位の意味
第 3 回 エリザベスの宗教解決
第 4 回 至上の長から統治者へ
第 5 回 政治権力の中心である枢密院
第 6 回 枢密院記録と枢密院命令
第 7 回 地方行政
第 8 回 治安判事の役割
第 9 回 治安判事の任命
−163−
戻る
第10回 巡回裁判の特質
第11回 巡回裁判と枢密院
第12回 議会
第13回 出版統制
第14回 政治とテクノロジー
第15回 テューダー朝の特質
成績評価方法:発表(90%)、議論での活躍度(10%)
学修に必要な準備:①十分な予習をしてくること
②資料に目を通しておく
③辞書を持参する
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ(楠担当のもの)
テキスト:使用しない。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
わた
なべ
しょう
いち
わた
なべ
しょう
いち
辺
昭
一
ヨーロッパ文化史研究Ⅴ A Study on European Culture History V 渡
テ ー マ:資本主義的世界体制の展開過程
講義内容:英米を中心とした資本主義的世界体制の特質とその矛盾を追及しつつ、植民地統治、ヘゲ
モニー支配とは何かをも言及する。
達成目標:世界システムの展開を外政と内政の両面から理解できる。
授業計画:第 1 回 今年度のガイダンス
第 2 回 研究史の整理
第 3 回 19 世紀的世界とは?
第 4 回 第一次世界大戦への道
第 5 回 第一次世界大戦とロシア革命
第 6 回 第一次世界大戦とアジア・アフリカ
第 7 回 20 世紀的世界への転換―社会主義体制の成立
第 8 回 ヴェルサイユ体制(1)戦後処理
第 9 回 ヴェルサイユ体制(2)ドイツ賠償とヨーロッパの相対的安定
第10回 ワシントン体制
第11回 イギリス植民地体制の相対的安定
第12回 1929 年恐慌とアメリカ経済の破綻
第13回 ヨーロッパ諸国のブロック経済化
第14回 アジア諸国の独立運動
第15回 資本主義体制と社会主義体制
成績評価方法:学期末のレポートによって評価する。
学修に必要な準備:新聞などの、今日の国際関連の情報を集めるとともに、基本的概説書を読むこと
が必要です。
関連して受講することが望ましい科目:近現代史関係の関連科目
テキスト:毎回レジュメを配布する。
参考文献:講義中に随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは随時(要予約)。
辺
昭
一
ヨーロッパ文化史研究Ⅵ A Study on European Culture History VI 渡
テ ー マ:戦後冷戦体制の確立と崩壊
講義内容:戦後米ソを中心とした冷戦体制の特質とその矛盾を追及しつつ、冷戦体制の確立から崩壊
に至るまでの歴史的過程を検討する。
達成目標:世界システムの展開を外政と内政の両面から理解できる。
−164−
戻る
授業計画:第 1 回 第二次世界大戦(1)ヨーロッパ
第 2 回 第二次世界大戦(2)アジア
第 3 回 冷戦の確立(1)―国際秩序形成
第 4 回 冷戦の確立(2)―軍事的側面
第 5 回 冷戦の確立(3)―経済的側面
第 6 回 脱植民地化のプロセス(1)政治過程
第 7 回 脱植民地化のプロセス(2)経済過程
第 8 回 アジア・太平洋における新国際秩序の形成―政治面
第 9 回 アジア・太平洋における新国際秩序の形成―経済面
第10回 国際開発援助の役割−アジア
第11回 国際開発援助の役割−アフリカ
第12回 スエズ以東のアジア諸国の台頭
第13回 ヴェトナム戦争の世界史的意義
第14回 冷戦の崩壊
第15回 20 世紀の世界史像とは?
成績評価方法:学期末のレポートによって評価する。
学修に必要な準備:新聞などの、今日の国際関連の情報を集めるとともに、基本的概説書を読むこと
が必要です。
関連して受講することが望ましい科目:近現代史関係の関連科目
テキスト:毎回レジュメを配布する。
参考文献:講義中に随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは随時(要予約)。
で
むら
こ
キリスト教思想・文化史研究Ⅰ 出 村 み や 子
Study on Christian Thought and Cultural History テ ー マ:初期キリスト教思想の成立と古典古代の伝統
講義内容:ギリシア語圏のキリスト教思想の形成を、古典古代の文化的伝統との関係において辿る。
キリスト教思想について基本的な知識を与えると共に、歴史研究の方法論についての導入
を行うことを目的としている。
達成目標:1. ギリシア語圏におけるキリスト教思想についての基本的知識を習得する。
2. 歴史的思考を身に付ける。
授業計画:1. 最 初 期 の キ リ ス ト 教 共 同 体 2. パ レ ス チ ナ か ら 地 中 海 へ( パ ウ ロ の 伝 道 ) 3. 地中海世界の諸教会 4. 古代アレクサンドリアの文献学的伝統 5. アレクサ
ンドリアのフィロンの『観想的生活』 6. アレクサンドリアのクレメンスの思想 7. オリゲネスの思想 8. 迫害下における護教論の展開 9. キリスト教グノーシ
ス主義の展開と反異端論争 10. エイレナイオスの思想 11. カイサリアのエウセ
ビオスの『教会史』
12. アタナシオスの思想 13. 大バシレイオスの思想と修道
制 14. ナジアンゾスのグレゴリオスの思想 15. ニュッサのグレゴリオスの思想
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)
学修に必要な準備:古典ギリシアないしラテン語の知識を持つことが望ましい。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教文化史概論Ⅲ
テキスト:小高毅編『原典 古代キリスト教思想史』全三巻、教文館
参考文献:授業の中で適宜指示する。
履修上の注意:教科書の該当箇所を読んで授業に臨み、議論に積極的に参加する。オフィスアワー等
については開講時に連絡する。
−165−
戻る
で
むら
こ
の
むら
しん
キリスト教思想・文化史研究Ⅱ 出 村 み や 子
Study on Christian Thought and Cultural History II テ ー マ:アウグスティヌスの神学思想の形成と古典古代の伝統
講義内容:ピーター・ブラウンの『アウグスティヌス伝』を手掛かりにして、アウグスティヌスの神
学思想の形成を、古典古代の文化的伝統との関係において辿る。キリスト教思想について
基本的な知識を与えると共に、歴史研究の方法論についての導入を行うことを目的として
いる。
達成目標:1. ラテン語圏におけるキリスト教思想についての基本的知識を習得する。
2. 歴史的思考を身に付ける。
授業計画:1. ア ウ グ ス テ ィ ヌ ス 序 論 2. 北 ア フ リ カ の 状 況 と ア ウ グ ス テ ィ ヌ ス の 教 育 3. 知恵の探求とマニ教との関わり 4. アンブロシウスとの出会いとプラトン主義と
の関わり 5. キリスト教的生活としての閑暇 6. オスティア体験 7. ヒッポ
の司教就任と説教 8. 『告白』の執筆 9. 『キリスト教の教え』の執筆 10. 世
界の老齢化 11. 『神の国』の執筆 12. ペラギウス論争 13. エクラヌムのユ
リアヌスとの論争 14. 予定説 15. ローマ的アフリカの最期
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)
学修に必要な準備:古典ラテン語の知識を持つことが望ましい。
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習Ⅰ、Ⅱ(初期キリスト教史)
テキスト:ピーター・ブラウン著、出村和彦訳『アウグスティヌス伝』上下、教文館、2004 年
参考文献:授業の中で適宜指示する。
履修上の注意:教科書の該当箇所を読んで授業に臨み、議論に積極的に参加する。オフィスアワー等
については開講時に連絡する。
村
信
キリスト教思想・文化史研究Ⅲ Christian Thought and Culture Study III 野
テ ー マ:17、18 世紀のプロテスタント・キリスト教思想と社会
講義内容:17、18 世紀におけるプロテスタント・キリスト教の活動とその発展、それが社会的にど
のように影響し、変化を与えたかを考察する。
達成目標:①欧米におけるキリスト教の神学的発展が理解できる。
②啓蒙主義、敬虔主義、理神論の神学的・社会的特徴が理解できる。
授業計画:第 1 回:ヨーロッパから登場するピューリタンの歴史と発展の特色は何か。
第 2 回:ヨーロッパから登場するピューリタンの動きと神学的な特質とは何か。
第 3 回:米国でどのように 17 世紀に展開していったのか。
第 4 回:米国でどのように 18 世紀に展開していったのか。
第 5 回:ピューリタンの神学的思想とは何か。
第 6 回:ピューリタンの教会、社会的な理解の特色とは何か。
第 7 回:米国でどのように展開していったのか。
第 8 回:米国における18世紀の信仰覚醒運動とは何か。
第 9 回:米国における18世紀の信仰覚醒運動の思想的特色とは何か。
第10回:啓蒙主義における社会的特色とは何か。
第11回:啓蒙主義における神学的特色とは何か。
第12回:敬虔主義における社会的特色とは何か。
第13回:敬虔主義における神学的特色とは何か。
第14回:理神論者たちの歴史的変遷はどのようなものか。
第15回:理神論者たちの思想的変遷はどのようなものか。
成績評価方法:各単元ごとの小試験(5 回、50%)と定期試験(50%)で評価する。
学修に必要な準備:毎回、前週に与えられた資料を読んでくる。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:毎回の講義で配布する。
−166−
戻る
参考文献:最初の講義で説明する。
履修上の注意:出席は 8 割を厳守する。
の
むら
さ
とう
しん
村
信
キリスト教思想・文化史研究Ⅳ Christian Thought and Culture Study IV 野
テ ー マ:近世ヨーロッパの発展と成立
講義内容:近世ヨーロッパの形成について様々な角度から学ぶ。
達成目標:①近世ヨーロッパの形成は、各地の社会的、地理的、文化的、思想的要因からなっている
ことを自分の言葉で解説できる。
②幾つかのテーマについて自分で探求し、内容を深める意欲が湧く。
授業計画:第 1 回:二つのR、すなわちルネサンスと宗教改革の基本的特色とは何かを学ぶ。
第 2 回:二つのR、すなわちルネサンスと宗教改革の社会的影響の特色とは何かを学ぶ。
第 3 回:宗教改革と宗教戦争の思想的原因と社会的混乱はどのようなものか。
第 4 回:宗教改革と宗教戦争のその展開、さらに結末はどうなったのか。
第 5 回:海洋国スペインとイギリスの軋轢の原因はどのようなものだったのか。
第 6 回:海洋国スペインとイギリスの思想と展開はどのようなものだったのか。
第 7 回:東欧、モスクワ周辺の変遷と展開とは何か。
第 8 回:東欧、モスクワ周辺の思想的変遷と展開とは何か。
第 9 回:スペインの繁栄の歴史と社会とは何か。
第10回:スペインの没落とその原因について。
第11回:大陸における戦争の原因とその展開とは何か。
第12回:大陸における戦争とその後の様子とは何か。
第13回:フランスのルイ14世時代の社会とその繁栄とは何か。
第14回:フランスのルイ14世時代の社会とその後の展開の特色は何か。
第15回:ドナウ川流域の社会とその状況とは何か。 成績評価方法:講義内での積極的な応答(20%)とレポートの提出(80%)による。
学修に必要な準備:あらかじめ配布された資料を読んでくること。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教思想・文化史研究Ⅳを履修しておくこと。
テキスト:最初の講義で解説する。
参考文献:最初の講義で解説する。
履修上の注意:出席は 8 割を厳守すること。
し
ろう
藤
司
郎
キリスト教思想・文化史研究Ⅴ Christian Thought and Culture Study V 佐
テ ー マ:ドイツ教会闘争の歴史と思想(1)
講義内容:H.E. テート『ヒトラー政権の共犯者、犠牲者、反対者』(宮田、山崎、佐藤訳、創文社、
2004 年)を一章ずつ読み進め、討議する。
達成目標:ドイツ現代史をとくにキリスト教史ないし教会史という観点から説明することができる。
授業計画:第 1 回:ヒトラーの政権掌握と福音主義教会
第 2 回:ドナーニー
第 3 回:ハイデガー
第 4 回:ボンヘッファー
第 5 回:ヒルシュ
第 6 回:バルト(1)ドイツの神学教師としてのバルト
第 7 回:牧師緊急同盟
第 8 回:ドイツ的キリスト者の危機と告白教会の結成
第 9 回:アスムッセン
第10回:バルメン神学宣言
第11回:バルト(2)教会闘争との関わり
第12回:第 2 回全国告白教会会議
−167−
戻る
第13回:ナチズムとプロテスタンティズム
第14回:ドイツ的キリスト者、教会中道派、告白教会
第15回:テートの神学的履歴
成績評価方法:レポート(80%)、授業への準備など(20%)評価に当たっては現代ドイツ史をキリ
スト教の観点から理解し十分説明できるかどうかを基準とする。
テキスト:H.E. テート『ヒトラー政権の共犯者、犠牲者、反対者』(宮田、山崎、佐藤訳、創文社、
2004 年)
参考文献:授業でその都度指示。
さ
とう
し
ろう
すず
き
みち
たか
で
むら
藤
司
郎
キリスト教思想・文化史研究Ⅵ Christian Thought and Culture Study VI 佐
テ ー マ:ドイツ教会闘争の歴史と思想(2)
講義内容:H.E. テート『ヒトラー政権の共犯者、犠牲者、反対者』(宮田、山崎、佐藤訳、創文社、
2004 年)を一章ずつ読み進め、討議する。
達成目標:ドイツ現代史をとくにキリスト教史ないし教会史という観点から説明することができる。
授業計画:第 1 回:ハウアーとドイツ的信仰運動
第 2 回:ユダヤ市民の追放
第 3 回:告白教会の闘い
第 4 回:ヒトラー建白書
第 5 回:バルト(3)バルトのボン大学からの追放
第 6 回:ゲルデラー
第 7 回:ベック
第 8 回:シュナイダー
第 9 回:ヒトラーへの忠誠宣誓
第10回:第三帝国下の神学研究
第11回:第三帝国下の抵抗グループ
第12回:1938 年 11 月ポグロム
第13回:ナチスの支配体制
第14回:戦争勃発と福音主義教会
第15回:安楽死殺害行動と諸教会
成績評価方法:レポート(80%)、授業への準備など(20%)評価に当たっては現代ドイツ史をキリ
スト教の観点から理解し十分説明できるかどうかを基準とする。
テキスト:H.E. テート『ヒトラー政権の共犯者、犠牲者、反対者』(宮田、山崎、佐藤訳、創文社、
2004 年)
参考文献:授業でその都度指示。
キリスト教美術史研究Ⅰ Studies in Christian Art History I 木
道
剛
鐸
出 村 み や 子
こ
テ ー マ:「創意と模写」
講義内容:神の前で無である芸術家にとって重要なのは創意ではなく、(神から)与えられた形の模
写であることを、中世と近代の例を挙げて示す。
達成目標:1. 芸術の本来の意味を知る
2. 中世的キリスト教的世界観の広がりを知る
授業計画: 1 回目 中世の画論(無名性)
2 回目 中世の画論(『カールの書(Libri Carolini)』)
3 回目 中世の画論(テオフィロス)
4 回目 中世の画論(フルナのディオニシオス)
5 回目 中世の画論(チェンニーノ・チェンニーニ)
6 回目 創意と模写(『パンと魚の奇跡』の例)
−168−
戻る
7 回目 創意と模写(『収税人とパリサイ人』の例)
8 回目 近代美術における模写(山本芳翠)
9 回目 近代美術における模写(松岡壽)
10 回目 近代美術における模写(青木繁)
11 回目 近代美術における模写(久保田米僊)
12 回目 近代美術における模写(鏑木清方)
13 回目 仏教の儀軌
14 回目 狩野派の粉本
15 回目 まとめ(創意と模写)
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示したキリスト教美術史研
究のアプローチの基本ができているかどうかを主な観点として、講義内容についての理解
と定着がなされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:毎回予習を行うこと。
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
キリスト教美術史研究Ⅱ Studies in Christian Art History II すず
き
で
むら
みち
たか
木
道
剛
鐸
出 村 み や 子
こ
テ ー マ:「中世画家の手本帳(Musterbuch, Model-book)研究」
講義内容:出来上がった型に従って制作するという中世の画家の仕事について考える。
達成目標:1. 画家の仕事ぶり(手本帳を前にしての画家の裁量)を知る。
2. 作品を仔細に観察することを学ぶ。
授業計画: 1 回目 現代にもみられる中世の芸術観、ハインリヒ・ヴェルフリーン
2 回目 ヴィラール・ド・オヌクールの画帖
3 回目 ヴルフェンビュッテルのムスターブーフ
4 回目 14 世紀コーラの修道院聖堂壁画のコピー(クルテア・デ・アルジェシュ)
5 回目 14 世紀コーラの修道院聖堂壁画のコピー(ラヴァニツァ)
6 回目 14 世紀コーラの修道院聖堂壁画のコピー(カレニチ)
7 回目 14 世紀コーラの修道院聖堂壁画のコピー(マナシヤ)
8 回目 譬話「収税人とパリサイ人」の絵画化をめぐって(ラヴェンナ、サンタポリ
ナーレ・ヌオヴォ)
9 回目 スタロ・ナゴリチノ、聖グレゴリウス聖堂
10 回目 グラチャニツァ修道院
11 回目 デチャニ修道院
12 回目 マテイッチ修道院
13 回目 マナシヤ修道院
14 回目 ポスト・ビザンティンの例
15 回目 まとめ(中世美術の無名性)
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示したキリスト教美術史研
究のアプローチの基本ができているかどうかを主な観点として、講義内容についての理解
と定着がなされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:毎回予習を行うこと。
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
−169−
戻る
ヨーロッパ文化史専攻博士前期課程 初期キリスト教史特論 Lecture in History of Early Christianity
本
年
度
休
講
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in History of European Culture I
(初期キリスト教史)
本
年
度
休
講
で
むら
こ
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in History of European Culture II
出 村 み や 子
(初期キリスト教史)
テ ー マ:初期キリスト教の成立と発展の研究 II
講義内容:研究テーマに即した原典資料の読解・分析を行う。修士論文作成の準備を行う。
達成目標: 1. 初期キリスト教に関する文献講読の技術を習得する。
2. 修士論文を作成する。
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研究報告
3 回目 文献講読(1)
4 回目 文献講読(2)
5 回目 文献講読(3)
6 回目 文献講読(4)
7 回目 文献講読(5)
8 回目 文献講読(6)
9 回目 文献講読(7)
10 回目 文献講読(8)
11 回目 文献講読(9)
12 回目 文献講読(10)
13 回目 文献講読(11)
14 回目 研究史のまとめ
15 回目 成果報告
16 回目 原典講読(1)
17 回目 原典講読(2)
18 回目 原典講読(3)
19 回目 原典講読(4)
20 回目 原典講読(5)
21 回目 原典講読(6)
22 回目 原典講読(7)
23 回目 原典講読(8)
24 回目 原典講読(9)
25 回目 原典講読(10)
26 回目 原典講読(11)
27 回目 研究成果の検討(1)
28 回目 研究成果の検討(2)
29 回目 研究成果の検討(3)
30 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)
学修に必要な準備:古典ギリシア語文法を習得していること。
関連して受講することが望ましい科目:初期キリスト教史特論
テキスト:Nestle-Aland, Novum Testamentum Graece. 28. Aufl., Deutsche Bibelgesellschaft, 2012.;
Eusebius, Historia ecclesiastica, E.Schwartz(ed.)
, G.Bardy(trans.)
, SC 31, 41, 55, 73(2001-)
.
−170−
戻る
荒井献『使徒行伝』中巻、新教出版社、2014 年
参考文献:Margaret M.Mitchell and Frances M. Young(eds.), The Cambridge History of Christianity
vol.1 : Origins To Constantine, Cambridge, 2014.
履修上の注意:十分な準備をして授業に臨み、議論に積極的に参加する。
地中海世界の形成と構造特論 Lecture in Formation and Structure of the Ancient and Medieval Mediterranean World
櫻
井
康
人
テ ー マ:ヨーロッパ世界と地中海
講義内容:フェルナン・ブローデルの著作『地中海』を意識しつつ、古代から近世にかけてのヨー
ロッパ世界と地中海との関わりを概観し、地中海世界の構造の変遷およびその特質につい
て考える。
達成目標:① 地中海世界の形成についての知識を習得した上で説明することができる。
② 地中海世界の構造の特質について論ずることができる。
授業計画:第 1 回 古代ギリシア世界と地中海 1 ―ポリスの誕生―
第 2 回 古代ギリシア世界と地中海 2 ―ポリスの発展と衰退―
第 3 回 共和制ローマと地中海 1 ―国制の展開―
第 4 回 共和制ローマと地中海 2 ―対外進出と内乱の 1 世紀―
第 5 回 ローマ帝国と地中海 1 ―帝国の発展―
第 6 回 ローマ帝国と地中海 2 ―三世紀の危機―
第 7 回 ローマ帝国と地中海 3 ―西ローマ帝国の崩壊―
第 8 回 ビザンツ帝国と地中海 1 ―ユスティニアヌス帝による地中海の制圧―
第 9 回 ビザンツ帝国と地中海 2 ―サーサーン朝との対立―
第10回 イスラーム勢力の地中海進出 1 ―ウンマの形成と発展―
第11回 イスラーム勢力の地中海進出 2 ―正統ハリーファの時代―
第12回 イスラーム勢力の地中海進出 3 ―ウマイヤ朝の展開―
第13回 ピレンヌ・テーゼの検証 1 ―ピレンヌ・テーゼの概観―
第14回 ピレンヌ・テーゼの検証 2 ―トゥール=ポワティエ間の戦いという神話
第15回 ピレンヌ・テーゼの検証 3 ―ヨーロッパ経済の発展―
第16回 対イスラーム経済同盟の形成 1 ―対イスラーム経済同盟の結成―
第17回 対イスラーム経済同盟の形成 2 ―グレゴリクス 7 世による認可―
第18回 十字軍運動と地中海 1 ―神の平和運動―
第19回 十字軍運動と地中海 2 ―叙任権闘争―
第20回 十字軍運動と地中海 3 ―聖戦理念の発展―
第21回 十字軍運動と地中海 4 ―キリストの騎士概念の形成―
第22回 イタリア諸都市の地中海進出 1 ―ピサ・アマルフィ―
第23回 イタリア諸都市の地中海進出 2 ―ジェノバ―
第24回 イタリア諸都市の地中海進出 3 ―ヴェネツィア共和国の形成―
第25回 イタリア諸都市の地中海進出 4 ―ヴェネツィア共和国の発展―
第26回 オスマン帝国の地中海進出 1 ―オスマン帝国の形成―
第27回 オスマン帝国の地中海進出 2 ―オスマン帝国の発展―
第28回 オスマン帝国の地中海進出 3 ―オスマン帝国の地中海覇権―
第29回 オスマン帝国の地中海進出 4 ―ヨーロッパ世界の反応―
第30回 総括―地中海世界の展開―
成績評価方法:前期レポート(50%)、後期レポート(50%)。
学修に必要な準備:少なくとも、高等学校の『世界史 B』の知識は習得しておくこと。必ず復習を行
うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
さくら
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戻る
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in History of European Culture I
(地中海世界の形成と構造)
(Formation and Structure of the Ancient and Medieval Mediterranean World)
本 年 度 休 講
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in History of European Culture II
(地中海世界の形成と構造)
(Formation and Structure of the Ancient and Medieval Mediterranean World)
井
康
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櫻
出 村 み や 子
テ ー マ:ヨーロッパ世界と地中海の研究 II
講義内容:研究テーマに即した一次史料の読解・分析を行う。修士論文作成の準備を行う。
達成目標:① 欧語文献読解の技術を習得し、使用することができる。
② 修士論文を作成することができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 研究報告
第 3 回 研究の方向性
第 4 回 史料の検証 1
第 5 回 史料の検証 2
第 6 回 史料の検証 3
第 7 回 史料の検証 4
第 8 回 史料の検証 5
第 9 回 史料の検証 6
第10回 史料の検証 7
第11回 史料の検証 8
第12回 史料の検証 9
第13回 史料の検証 10
第14回 史料の検証 11
第15回 小括
第16回 研究報告
第17回 修士論文の作成に向けて:研究史の再検討 1
第18回 修士論文の作成に向けて:研究史の再検討 2
第19回 修士論文の作成に向けて:研究史の再検討 3
第20回 修士論文の作成に向けて:研究史の再検討 4
第21回 修士論文の作成に向けて:論展開の再検討 1
第22回 修士論文の作成に向けて:論展開の再検討 2
第23回 修士論文の作成に向けて:論展開の再検討 3
第24回 修士論文の作成に向けて:論展開の再検討 4
第25回 修士論文の作成に向けて:史料の妥当性の再検討 1
第26回 修士論文の作成に向けて:史料の妥当性の再検討 2
第27回 修士論文の作成に向けて:史料の妥当性の再検討 3
第28回 修士論文の作成に向けて:史料の妥当性の再検討 4
第29回 修士論文の作成に向けて:論の整合性の再検討 1
第30回 修士論文の作成に向けて:論の整合性の再検討 2
成績評価方法:発言(50%)、レポート(50%)。
学修に必要な準備:毎回十分な予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
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さくら
い
で
むら
やす
と
こ
戻る
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
さくら
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康
人
中世ヨーロッパ社会の構造特論 Lecture in Structure of Medieval European Society 櫻
テ ー マ:中世ヨーロッパ世界の形成と発展
講義内容:かねてから、中世ヨーロッパ世界は「ローマ・ゲルマン・キリスト教」という三大要素が
融合した結果に生じた独特の世界であると考えられている。かたや、近年の「長き中世」
論においては、古代からの連続性および近世への継続性が強調されている。これらの点を
踏まえて、本講義では、古代や近世との比較から、中世ヨーロッパ社会の構造の同質性・
異質性について考える。
達成目標:① 中世ヨーロッパ社会についての知識を習得し、それについて説明することができる。
② 中世ヨーロッパ社会構造の特徴について考え、それについて説明することができる。
授業計画:第 1 回 「ヨーロッパ」とは何か
第 2 回 「ローマ」と「キリスト教」の融合①―「ローマ」の「キリスト教」化―
第 3 回 「ローマ」と「キリスト教」の融合②―「キリスト教」の「ローマ」化―
第 4 回 「ローマ」と「ゲルマン」の融合①―「ゲルマン」の「ローマ」化―
第 5 回 「ローマ」と「ゲルマン」の融合②―「ローマ」の「ゲルマン」化―
第 6 回 「ゲルマン」と「キリスト教」の融合①―「ゲルマン」の「キリスト教」化―
第 7 回 「ゲルマン」と「キリスト教」の融合②―「キリスト教」の「ゲルマン」化―
第 8 回 イスラーム勢力の台頭と三大世界の形成
第 9 回 ヨーロッパ・アイデンティティの形成
第10回 古代世界との連続性①―ローマの遺産―
第11回 古代世界との連続性②―行政組織―
第12回 古代世界との連続性③―経済機構・文化―
第13回 封建社会①―封建上部構造―
第14回 封建社会②―封建下部構造―
第15回 封建王制の成立
第16回 封建王制の発展
第17回 封建社会における非封建的要素
第18回 文書行政の萌芽
第19回 文書行政の発展
第20回 「キリスト教世界」Christianitas としてのヨーロッパの形成
第21回 「キリスト教世界」Christianitas としてのヨーロッパの発展
第22回 中世末期における王権①―行政―
第23回 中世末期における王権②―財政―
第24回 中世末期における王権③―司法―
第25回 都市の形成と発展
第26回 王権と都市
第27回 社会的危機
第28回 中世ヨーロッパ社会の変容
第29回 近世ヨーロッパ社会への遺産
第30回 総括―あらためて中世の特質を問う―
成績評価方法:前期レポート(50%)、後期レポート(50%)。
学修に必要な準備:少なくとも、高等学校の『世界史 B』の知識は習得しておくこと。必ず復習を行
うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
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戻る
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開催時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in History of European Culture I
(中世ヨーロッパ社会の構造)
本
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ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in History of European Culture II
櫻
(中世ヨーロッパ社会の構造)
楠
義
彦
テ ー マ:中世ヨーロッパ社会の研究 II
講義内容:研究テーマに即した一次史料の読解・分析を行った上で、修士論文の作成に向けての準備
を行う。
達成目標:① 欧語文献読解の技術を習得した上で、それを使用することができる。
② 修士論文を作成することができる。
授業計画:第 1 回 講義の進め方
第 2 回 研究報告
第 3 回 研究の方向性
第 4 回 史料の検証①
第 5 回 史料の検証②
第 6 回 史料の検証③
第 7 回 史料の検証④
第 8 回 史料の検証⑤
第 9 回 史料の検証⑥
第10回 史料の検証⑦
第11回 史料の検証⑧
第12回 史料の検証⑨
第13回 史料の検証⑩
第14回 史料の検証⑪
第15回 小括―史料の検証から解ったことの確認―
第16回 修士論文の作成に向けて―研究史の再検討①―
第17回 修士論文の作成に向けて―研究史の再検討②―
第18回 修士論文の作成に向けて―研究史の再検討③―
第19回 修士論文の作成に向けて―研究史の再検討④―
第20回 修士論文の作成に向けて―論展開の再検討①―
第21回 修士論文の作成に向けて―論展開の再検討②―
第22回 修士論文の作成に向けて―論展開の再検討③―
第23回 修士論文の作成に向けて―論展開の再検討④―
第24回 修士論文の作成に向けて―史料の妥当性の再検討①―
第25回 修士論文の作成に向けて―史料の妥当性の再検討②―
第26回 修士論文の作成に向けて―史料の妥当性の再検討③―
第27回 修士論文の作成に向けて―史料の妥当性の再検討④―
第28回 修士論文の作成に向けて―論の整合性の再検討①―
第29回 修士論文の作成に向けて―論の整合性の再検討②―
第30回 総括―修士論文の全体像の再確認―
成績評価方法:発言(60%)、レポート(40%)。
学修に必要な準備:日々の研究を怠らないこと。必ず予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
くすのき
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戻る
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
中・近世ヨーロッパの文化と思想 The Medieval and Early Modern European Culture and Thought
村
野
テ ー マ:中世哲学を多様な視点から考察する。近世哲学は哲学者の著作で考察する。
講義内容:中近世哲学を様々な視点から論じて共通項や全体像を浮き上がらせる。
達成目標:① 論文を正確に読解する力を身につける。
② 論文の論旨を明確につかみ、まとめる力を身につける。
③ 論文の分析をもとに、自分の見解を明らかにする力を身につける。
授業計画:前期:
1.序
2.中世哲学の文脈
3.二つの中世的観念
4.言語と論理学
5.イスラーム哲学
6.ユダヤ哲学
7.形而上学
8.創造と自然
9.本性―普遍の問題
10.人間の自然本性
11.道徳的生
12.政治哲学
13.後世への影響
14.伝播と翻訳
15.まとめ 中世哲学の骨格
後期:
16.ガイダンス 17.近世哲学史概観
18.デカルト
19.パスカル 1
20.パスカル 2
21.マールブランシュ
22.スピノザ
23.ロック
24.ライプニッツ
25.バークリー
26.ヒューム
27.ルソー 1
28.ルソー 2
29.カント 1
30.カント 2 総まとめ
成績評価方法:発表(50%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:毎回の予習を必要とする。
関連して受講することが望ましい科目:中世神学思想史
テキスト:講義時に適宜指示する。
参考文献:講義時に適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
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ドイツ宗教改革史特論 Lecture in History of the Reformation in Germany 野
村
信
テ ー マ:ドイツ宗教改革の成立と展開
講義内容:宗教改革の成立と展開のプロセスを、教会史、神学史を中心に、政治史、経済史、社会史
の視点を加えて考察し、諸勢力を取り込んで成立した宗教改革が多様なあり方をとって展
開してゆく様子を論じる。このような考察を通じて、神学研究を重視する従来の宗教改革
研究の意義を踏襲しつつ、全体像を明らかにする。
達成目標:① 宗教改革を 16 世紀の多様な神学的・歴史的視点から理解する。
② 宗教改革運動と神学の展開を歴史的に考察する力を身につける。
授業計画:前期:
1.講義の進め方、前期の講義概要の説明
〈宗教改革前史〉
2.中世初期のヨーロッパ概説
3.中世中期のヨーロッパ概説
4.中世末期のヨーロッパ概説
5.中世末期の教会と神学(1)
6.中世末期の教会と神学(2)
〈宗教改革の成立〉
7.ルターの生涯(1)
8.ルターの生涯(2)
9.
「95 箇条の提題」と著作
10.改革運動の形成:聖書翻訳
11.改革運動の形成:その神学的特色 1
12.改革運動の形成:その神学的特色 2
13.改革運動の形成:教育行政・社会行政
14.改革運動の形成:福祉・家庭・仕事
15.まとめ
後期:
16.後期の講義概要の説明
〈改革運動の神学的展開〉
17.『ドイツ貴族に与える書』
18.『教会のバビロニア捕囚』
19.『キリスト者の自由』
20.ルターの説教 1
21.ルターの説教 2
22.メランヒトン について
23.サクラメント論
24.自由意思論と奴隷意思論
25.律法と福音
26.聖餐論
27.二統治論
28.ルターの後世への影響 1
29.ルターの後世への影響 2
30.まとめ
成績評価方法:レポート(前期、後期 各 50 パーセント)
学修に必要な準備:講義時に指示する。オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
関連して受講することが望ましい科目:スイス宗教改革史特論
テキスト:講義時に適宜指示する。
参考文献:講義時に適宜指示する。
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戻る
履修上の注意:特になし
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in History of European Culture I (ドイツ宗教改革史)
本
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in History of European Culture II (ドイツ宗教改革史)
野
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テ ー マ:ドイツ宗教改革の研究
講義内容:ドイツ宗教改革に関する原史料や研究書を講読し、その内容について分析し、議論を行う。
また修士論文作成の完成に向けて作業を行う。
達成目標:① 原語で資料を読解する力を身につける。
② 資料を分析し、その結果を正確に表現し、まとめる力を身につける。
③ 分析をもとに、論文を作成する力を身につける。
授業計画:前期:
1.前期演習概要の説明、文献の紹介
2.文献講読(1)
3.文献講読(2)
4.文献講読(3)
5.文献講読(4)
6.参加者の報告(1)
7.文献講読(5)
8.文献講読(6)
9.文献講読(7)
10.文献講読(8)
11.参加者の報告(2)
12.文献講読(9)
13.文献講読(10)
14.文献講読(11)
15.参加者の報告(3)
後期:
16.後期演習概要の説明、文献の紹介
17.文献講読(12)
18.文献講読(13)
19.文献講読(14)
20.文献講読(15)
21.参加者の報告(4)
22.文献講読(16)
23.文献講読(17)
24.文献講読(18)
25.文献講読(19)
26.参加者の報告(5)
27.文献講読(20)
28.文献講読(21)
29.文献講読(22)
30.参加者の報告(6)
成績評価方法:発表(50%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:毎回の予習を必要とする。
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戻る
関連して受講することが望ましい科目:ドイツ宗教改革史特論
テキスト:講義時に適宜指示する。
参考文献:講義時に適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
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スイス宗教改革史特論 Lecture in the Swiss Reformation 野
テ ー マ:スイスの宗教改革と他の国々への影響
講義内容:ドイツに起こった宗教改革は隣国のスイス、さらにフランスに広がり、さらにイギリスに
及び、それぞれ独自な方向に展開する。このスイス宗教改革、並びにフランス、そしてイ
ギリスへの影響を神学思想的、かつ政治、経済、社会的視点より考察する。
達成目標:① スイス宗教改革の展開を多様な歴史的錯綜のもとに理解する。
② 他の国々への影響と新たに形成された教会や神学を、歴史的文脈の中で理解し、考察
する力を身につける。
授業計画:前期:
1.講義概要の説明
<チューリヒの宗教改革>
2.宗教改革者ツヴィングリの青年期:司祭時代
3.ツヴィングリの宗教改革への転換:その神学と改革の試み
4.チューリヒにおける宗教改革:その導入と教会改革
5.ツヴィングリの神学(1)
6.ツヴィングリの神学(2)
<フランスにおける改革運動>
7.フランスの情勢
8.モーからネラックへ
<ジュネーヴの宗教改革>
9.中世末期のジュネーヴ
10.ジュネーヴにおける宗教改革:その導入過程
11.宗教改革カルヴァンの青年期:人文主義から宗教改革へ
12.カルヴァンの神学(1)
13.カルヴァンの神学(2)
14.カルヴァンの教会改革
15.カルヴァンの社会改革
後期:
<イギリスの改革運動>
16.イングランドの様子
17.宗教改革的運動の展開
18.英国国教会の成立
19.スコットランドとノックス
20.ノックスの神学
<改革派教会の神学思想>
21.カルヴァンの著作の特色
22.『キリスト教綱要』概説
23. 神学的特質
24. 註解書について
25. カルヴァンの説教 1
26.カルヴァンの説教 2
27.カルヴァンの説教 3
28.カルヴィニズム 1
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戻る
29.カルヴィニズム 2
30.まとめ
成績評価方法:レポート(前期、後期 各 50%)
学修に必要な準備:講義時に指示する。
関連して受講することが望ましい科目:ドイツ宗教改革史特論
テキスト:講義時に適宜指示する。
参考文献:講義時に適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in History of European Culture I (スイス宗教改革史)
本
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in History of European Culture II (スイス宗教改革史)
野
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テ ー マ:フランス語圏の宗教改革の研究
講義内容:フランスとスイスのフランス語圏の宗教改革に関する原史料や研究書を講読し、その内容
について分析し、議論を行う。また修士論文の完成に向けて作業を行う。
達成目標:① 原語で資料を読解する力を身につける。
② 資料を分析し、その結果を正確に表現し、まとめる力を身につける。
③ 分析をもとに、論文を構成する力を身につける。
授業計画:前期:
1.前期演習概要の説明、文献の紹介
2.文献講読(1)
3.文献講読(2)
4.文献講読(3)
5.文献講読(4)
6.参加者の報告(1)
7.文献講読(5)
8.文献講読(6)
9.文献講読(7)
10.文献講読(8)
11.参加者の報告(2)
12.文献講読(9)
13.文献講読(10)
14.文献講読(11)
15.参加者の報告(3)
後期:
16.後期演習概要の説明、文献の紹介
17.文献講読(12)
18.文献講読(13)
19.文献講読(14)
20.文献講読(15)
21.参加者の報告(4)
22.文献講読(16)
23.文献講読(17)
24.文献講読(18)
25.文献講読(19)
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戻る
26.参加者の報告(5)
27.文献講読(20)
28.文献講読(21)
29.文献講読(22)
30.参加者の報告(6)
成績評価方法:発表(50%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:毎回の予習を必要とする。
関連して受講することが望ましい科目:スイス宗教改革史特論
テキスト:講義時に適宜指示する。
参考文献:講義時に適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
くすのき
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彦
イギリス宗教改革史特論 Lecture in History of Reformation in England
楠
テ ー マ:イングランド宗教改革史
講義内容:伝統的なキリスト教社会の根本的転換を、絶対主義時代の権力浸透、国教会体制確立など
の視点から理解する。
達成目標:① イングランドの宗教改革に関する知識を身につけることができる。
② 国家と教会の関係から近世イングランドを理解することができる。
授業計画:第 1 回 授業のすすめ方
第16回 国教強制の歴史的意味
第 2 回 問題の所在
第17回 〃 の具体的課題
第 3 回 エリザベスの宗教解決
第18回 〃 の構造
第 4 回 国王至上法
第19回 監察
第 5 回 礼拝統一法
第20回 監察質問条項の特質
第 6 回 勅令 エリザベス以前
第21回 〃 の構成
第 7 回 勅令 〃 以後
第22回 〃 から読み取れるもの
第 8 回 高等宗務官
第23回 国教忌避者全国調査
第 9 回 〃 の法的基礎
第24回 〃 の方法
第10回 〃 の人的構成
第25回 〃 の結果
第11回 〃 の授権書
第26回 〃 の評価
第12回 〃 〃 の改正
第27回 礼拝統一法遵守へ
第13回 〃 〃 〃 の意味 第28回 枢密院と主教
第14回 高等宗務官の小括
第29回 国教強制の小括
第15回 前期のまとめ
第30回 総まとめ
成績評価方法:テスト(60%)、授業での質問(20%)、レポート(20%)
学修に必要な準備:①史料に目を通しておく ②毎回辞書を持参する
関連して受講することが望ましい科目:ドイツ宗教改革史特論
テキスト:使用しない。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:史料をしっかり見て考える習慣をつけて下さい。オフィスアワー、研究室などは開講
時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in History of European Culture I (イギリス宗教改革史)
本
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in History of European Culture II
(イギリス宗教改革史)
テ ー マ:宗教上の迫害と寛容
講義内容:イングランド国教会体制浸透のプロセスを学習する。
くすのき
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義
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戻る
達成目標:16 世紀のイングランドの信仰生活を国教強制の視点から理解することができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 The Homilies the Main Instrument of Instruction
第 3 回 Jewel s Apology
第 4 回 The Catholic Writers and Jewel s Tactics
第 5 回 Thomas Harding
第 6 回 Jewel s Controversialist Misrepresentation
第 7 回 The Homilies Teach the People
第 8 回 Idolatry
第 9 回 Popes
第10回 The Fundamental Doctrines about the Way of Salvation
第11回 The Part of Faith in the Process called Justification
第12回 Frequent Sin
第13回 The Way to the Forgiveness of Sin
第14回 Man Needs to Repent His Sins
第15回 Alms-deeds and Fasting
第16回 The Zurich Theology of the Sacrament
第17回 The Official reformers Monopoly of the Print
第18回 The Counter Propaganda of the Catholic Exiles
第19回 The Popular Mission
第20回 The Queen s Injunction
第21回 Music in Churches not Forbidden
第22回 Regulations about whom the Clergy may Marry
第23回 Altars are to be Taken down
第24回 The Introduction of the Holy Table
第25回 The Lay Officers of the Parish
第26回 The Churchwardens
第27回 The Parish Schoolmasters
第28回 The General Destruction of Catholics Worship
第29回 The Reality of These Episcopal Visitations
第30回 総まとめ
成績評価方法:発表(90%)、議論での参加度(10%)
学修に必要な準備:
① 十分な予習をしてくること。
② 英和辞典を持参すること。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教領域の授業科目
テキスト:Philip Hughes, Reformation in England, London, 1954, vol.III.
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:ヨーロッパ文化史演習 I(イギリス宗教改革史)を履修していることが望ましい。
オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
近世ヨーロッパ社会の形成と構造特論 Lecture in Formation and Structure of Early Modern European Society
本 年 度 休 講
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in History of European Culture I (近世ヨーロッパ社会の形成と構造)
−181−
本
年
度
休
講
戻る
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in History of European Culture II (近世ヨーロッパ社会の形成と構造)
くすのき
楠
野
櫻
の
さくら
村
井
むら
い
よし
義
康
やす
テ ー マ:近世ヨーロッパにおける宗教改革
講義内容:近世ヨーロッパの信仰世界における宗教改革の意味を学習する。
達成目標:宗教改革についてノートを見ながら説明することができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 The Reformation and the End of the World
第 3 回 The Reformation Event
第 4 回 Luther, the Devil, and the End of the World
第 5 回 Popular Reformation and Revolt
第 6 回 Anabaptism
第 7 回 Northern Anabaptism and the End of the World
第 8 回 Post-Muenster Anabaptism
第 9 回 Women and the Popular Reformation
第10回 The Reformation in England
第11回 The Mature Luther and the Devil
第12回 Religious Warfare
第13回 Heresy, Doubt, and Demonizing the Other
第14回 The Quest for a Godly Realm
第15回 Spiritualism and Religious Tolerance
第16回 The Devil and Antichrist in the Sixteenth Century
第17回 The Reformation and Anti-Semitism
第18回 The Devil in the New World
第19回 The Devil and Confessional Conflict
第20回 The Changing Role of the Dead
第21回 Anti-Protestant Propaganda
第22回 Anti-Anabaptist Propaganda
第23回 Lutherans, Calvinists, and Possessed Infants
第24回 Suppressing Atheists
第25回 The Reformation, Magic, and Witchcraft
第26回 The Reformation, Magic, and Science
第27回 Paracelsus
第28回 The Reformation and Witchcraft
第29回 Johann Weyer and Jean Bodin
第30回 総まとめ
成績評価方法:発表(60%)、議論での活躍度(40%)
学修に必要な準備:
① 十分な予習が必要
② 英和辞典を持参する。
関連して受講することが望ましい科目:西洋史領域の授業科目
テキスト:Gary K. Waite, Heresy, Magic, and Witchcraft in Early Modern Europe, Macmillan, 2003.
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:
① 進度は参加者の様子で変わる。
② テクスト以外の文献も参照するので、かなりの語学力を必要とする。
オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
−182−
ひこ
彦
信
人
しん
と
戻る
わた
なべ
しょう
いち
ヨーロッパ近・現代史特論 Lecture in Modern and Contemporary History of Europe 渡
辺
昭
一
テ ー マ:資本主義的世界体制の展開過程
講義内容:英米を中心とした資本主義的世界体制の特質とその矛盾を追及しつつ、植民地統治、ヘゲ
モニー支配とは何かをも言及する。
達成目標:世界システムの展開を外政と内政の両面から理解できる。
授業計画:第 1 回 今年度のガイダンス
第 2 回 研究史の整理
第 3 回 19 世紀的世界とは?
第 4 回 第一次世界大戦への道
第 5 回 第一次世界大戦(1)
第 6 回 第一次世界大戦(2)
第 7 回 20 世紀的世界への転換
第 8 回 ヴェルサイユ体制(1)
第 9 回 ヴェルサイユ体制(2)
第10回 ワシントン体制(1)
第11回 ワシントン体制(2)
第12回 1929 年恐慌(1)
第13回 1929 年恐慌(2)
第14回 アジア諸国の独立運動(1)
第15回 アジア諸国の独立運動(2)
第16回 第二次世界大戦(1)
第17回 第二次世界大戦(2)
第18回 冷戦の確立(1)―国際秩序形成
第19回 冷戦の確立(2)―軍事的側面
第20回 冷戦の確立(3)―経済的側面
第21回 脱植民地化のプロセス(1)
第22回 脱植民地化のプロセス(2)
第23回 アジア・太平洋における新国際秩序の形成―政治面
第24回 アジア・太平洋における新国際秩序の形成―経済面
第25回 国際開発援助の役割−アジア
第26回 国際開発援助の役割−アフリカ
第27回 スエズ以東のアジア諸国の台頭
第28回 ヴェトナム戦争の世界史的意義
第29回 冷戦の崩壊
第30回 まとめ
成績評価方法:報告(50%)並びに学期末のレポート(50%)によって評価する。
学修に必要な準備:新聞などの、今日の国際関連の情報を集めるとともに、基本的概説書を読むこと
が必要です。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:毎回レジュメを配布します。
参考文献:随時指示します。
履修上の注意:基礎的知識を常に得られるように事典をご用意ください。オフィスアワー、研究室な
どは開講時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in History of European Culture I
(ヨーロッパ近・現代史)
−183−
本
年
度
休
講
戻る
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in History of European Culture II (ヨーロッパ近・現代史)
わた
渡
佐
森
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しょう
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わき
もり
辺
藤
脇
わき
昭
司
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一
郎
龍
ろう
りゅう
テ ー マ:ヨーロッパ近・現代社会の諸相と世界システムの展開 II
講義内容:演習 I に引き続いて第一次世界大戦におけるヨーロッパの社会構造の特質を検討しつつ、
第二次世界大戦へ帰結していく過程に関する原資料を読解し内容を検討する。合わせて、
修士論文の構想発表を 1 ∼ 2 回実施し、論文作成に向けての細かい指導を行う。
達成目標:研究動向を整理し、原資料の読解力を高め、修士論文の完成を目指すことができる。
授業計画:第 1 回 前期演習の方針についての説明
第 2 回 外国文献の検索(1)
第 3 回 外国文献の検索(2)
第 4 回 外国文献の読み方(1)
第 5 回 外国文献の読み方(2)
第 6 回 外国文献の読み方(3)
第 7 回 外国文献の読み方(4)
第 8 回 外国文献の読み方(5)
第 9 回 外国文献の読み方(6)
第10回 外国文献の読み方(7)
第12回 外国文献の読み方(8)
第13回 外国文献の読み方(9)
第14回 外国文献の読み方(10)
第15回 外国文献の読み方(11)
第16回 外国文献の読み方(15)
第17回 外国文献の読み方(16)
第18回 外国文献の読み方(17)
第19回 外国文献の読み方(18)
第20回 外国文献の読み方(19)
第21回 外国文献の読み方(20)
第22回 外国文献の読み方(21)
第23回 修士論文の構想(1)
第24回 修士論文の構想(2)
第25回 修士論文の構想(3)
第26回 修士論文の構想(4)
第27回 修士論文の構想(5)
第28回 修士論文の構想(6)
第29回 修士論文の構想(7)
第30回 修士論文の構想(8)
成績評価方法:報告(50%)学期末のレポート(50%)によって評価する。
学修に必要な準備:演習 I の課題を整理し、研究史の整理をしておくことが必要です。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:適時配布します。
参考文献:随時指示します。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
りゅう
脇
龍
アメリカ社会思想史特論 Lecture in History of American Social Thought 森
テ ー マ:アメリカ社会経済思想史
講義内容:19 世紀後半から 20 世紀のアメリカ社会の変容過程を、①社会経済構造の動向と②社会経
済思想の展開とに着目して検討する。
−184−
戻る
達成目標:アメリカ社会思想史のおおまかな潮流の理解
授業計画: 1.はじめに、ガイダンス 16.独占批判と革新主義(1)
2.19 世紀のアメリカ社会と経済(1) 17.
〃
(2)
3. 〃 (2) 18.大恐慌とリベラリズム(1)
4.19 世紀のアメリカの社会経済思想(1) 19.
〃
(2)
5. 〃 (2) 20.ニューディールの社会経済思想(1)
6.アメリカ的民主主義思想の展開(1) 21.
〃
(2)
7.
〃
(2) 22.第二次世界大戦と社会経済思想(1)
8.奴隷制度とその思想(1) 23.
〃
(2)
9.
〃
(2) 24.戦後社会の形成とリベラリズム(1)
10.人種差別とその思想(1) 25.
〃
(2)
11.
〃
(2) 26.冷戦体制と社会経済思想(1)
12.産業社会の形成と社会経済思想(1) 27.
〃
(2)
13.
〃
(2) 28.アメリカの社会主義とラディカリズム(1)
14.独占形成と反独占思想(1) 29.アメリカの社会主義とラディカリズム(2)
15.
〃
(2) 30.まとめ
成績評価方法:報告内容、発言(50%)、口答試問(20%)
学修に必要な準備:予習、復習
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:特になし
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in History of European Culture I (アメリカ社会思想史)
本
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なべ
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いち
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一
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in History of European Culture II 渡
(アメリカ社会思想史)
森
脇
龍
テ ー マ:アメリカ社会経済思想史
講義内容:19 世紀後半から 20 世紀前半にかけてのアメリカ社会の変容過程を①社会経済構造の動向
と②社会経済思想の展開に着目して検討する。
達成目標:アメリカ社会経済思想史研究の現状とその問題点の把握
授業計画: 1 回目 演習の進め方の説明
レジュメの作成方法の説明
参加者の自己紹介
参加者の報告希望テーマ発表
2 回目 ディベート①:テーマは参加者と話し合って決定
3 回目∼ 26 回目 参加者の報告
27 回目 ディベート②:テーマは参加者と話し合って決定
28 回目 ディベート③:テーマは参加者と話し合って決定
29 回目 参加者の報告に対する講評とレポート作成の助言①
30 回目 参加者の報告に対する講評とレポート作成の助言①
※ 1 参加者の数に応じて、ディベートの回数もそれに応じて変化します。
成績評価方法:報告内容(50%) 発言(30%) 口答試問(20%)
学修に必要な準備:自身がえらんだテーマについて文献テーマを収集すること
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:特になし
−185−
りゅう
戻る
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
さ
とう
し
ろう
近代神学思想史特論 Lecture in History of Modern Theological Thought 佐
藤
司
郎
テ ー マ:近代神学思想史
講義内容:近現代ヨーロッパキリスト教思想史のアウトライン。
達成目標:近現代ヨーロッパキリスト教史の流れを把握することによって、ヨーロッパ精神史の底流
に触れ、歴史をよりいっそう深く学ぶことができる。
授業計画:
『宗教の歴史 8 キリスト教の歴史 1 』『宗教の歴史 9 キリスト教の歴史 2 』(山川出版社
2009 年)を読み進め、重要なテキストは原典で講読する。
第 1 回 「世界史の中のキリスト教」
第 2 回 「キリスト教の成立」
第 3 回 「古代教会の衰退とキリスト教の進展」
第 4 回 「西ヨーロッパ世界の成立とキリスト教」
第 5 回 「発展する社会のなかのキリスト教」
第 6 回 「宗教改革前夜の時代」
第 7 回 「宗教改革とその影響」
第 8 回 「二つの信仰の時代」
第 9 回 「啓蒙と革命の時代」
第10回 「市民社会の時代」(1)
第11回 「市民社会の時代」(2)
第12回 「世界戦争の時代」(1)
第13回 「世界戦争の時代」(2)
第14回 「世界戦争の時代」(3)
第15回 「キリスト教の未来」
成績評価方法:授業での発表による。
学修に必要な準備:予習をすること。
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習(近代神学思想史)I または II
テキスト:
『宗教の世界史 キリスト教の歴史』1、2(山川出版社、2009 年)
参考文献:追って指示。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in History of European Culture I (近代神学思想史)
本
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in History of European Culture II (近代神学思想史)
佐
野
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年
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むら
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講
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信
一
しん
いち
テ ー マ:ドイツ教会闘争研究(2)
講義内容:ドイツ教会闘争の歴史と闘争をになった人々、とりわけ何人かの神学者、政治家、知識人
の在り方を研究し、討論する。
達成目標:ドイツ第三帝国下の政治と宗教の研究を通して現代ヨーロッパ史の理解を深めることがで
きる。
授業計画:H.E. テート『ヒトラー政権の共犯者、犠牲者、反対者』(宮田光雄、山崎和明、佐藤司郎
訳、創文社、2004 年)を各章ごとに読み進める。
第 1 回 J・W・ハウアーとドイツ的信仰運動
第 2 回 ユダヤ市民の追放
第 3 回 告白教会の戦い
第 4 回 ヒトラー建白書
−186−
戻る
第 5 回 バルト(3)
第 6 回 K・ゲルデラー
第 7 回 L・ベック
第 8 回 P・シュナイダー
第 9 回 ヒトラーへの忠誠宣誓
第10回 第三帝国下の神学研究
第11回 第三帝国下の抵抗グループ
第12回 1938 年 11 月ポグロム
第13回 ナチの支配体制
第14回 戦争勃発と福音主義教会
第15回 安楽死殺害行動と諸教会
成績評価方法:授業での発表による。
学修に必要な準備:予習して臨むこと。
関連して受講することが望ましい科目:近代神学思想史特論、ヨーロッパ文化史 I。
テキスト:H.E. テート『ヒトラー政権の共犯者、犠牲者、反対者』(宮田光雄、山崎和明、佐藤司郎
訳、創文社、2004 年)
参考文献:授業でその都度指示。
履修上の注意:オフィスアワー:随時(要予約)。研究室など連絡先は開講時に。
さ
とう
し
ろう
藤
司
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現代キリスト教思想特論 Lecture in Modern Christian Thought 佐
テ ー マ:20 世紀キリスト教神学研究
講義内容:ボンヘッファーの生涯と思想、その今日的意味。
達成目標:現代キリスト教の思想的原点の一つを学ぶことができる。
授業計画:E・ベートゲ『ホンヘッファー伝』(新教出版社)を読み進め、関連事項の研究を行う。
第 1 回 少年時代と青年時代
第 2 回 学問
第 3 回 バルセロナにおける牧師補時代
第 4 回 ベルリンの助手の時代
第 5 回 アメリカ
第 6 回 大学私講師と牧師職
第 7 回 ベルリン
第 8 回 ロンドン
第 9 回 牧師補研修所
第10回 フィンケンヴァルデ
第11回 牧師補集団研修所
第12回 旅行の時代
第13回 テーゲル
第14回 国家治安庁の監禁の下で
第15回 まとめ
成績評価方法:授業での発表による。
学修に必要な準備:予習をすること。
関連して受講することが望ましい科目:ヨーロッパ文化史演習 I、II(現代キリスト教思想)
テキスト:ベートゲ『ボンヘッファー伝』全 4 巻(新教出版社)
参考文献:追って指示。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in History of European Culture I (現代キリスト教思想)
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本
年
度
休
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戻る
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in History of European Culture II (現代キリスト教思想)
佐
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昭
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郎
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龍
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テ ー マ:20 世紀キリスト教神学研究
講義内容:カール・バルト研究
達成目標:現代の神学的諸問題の展望を獲得することができる。
授業計画:E・ブッシュ『バルト神学入門』(佐藤司郎訳、2009 年)を手引きに関連するテキストを
読む。
第 1 回 バルトと現代(1)
第 2 回 バルトと現代(2)
第 3 回 初期バルト(1)説教と教会教育
第 4 回 初期バルト(2)宗教社会主義
第 5 回 初期バルト(3)神学
第 6 回 弁証法神学
第 7 回 告白教会
第 8 回 バルメン神学宣言
第 9 回 教会教義学(1)神学方法論
第10回 教会教義学(2)三位一体論
第11回 教会教義学(3)神論
第12回 教会教義学(4)創造論
第13回 教会教義学(5)和解論 I
第14回 教会教義学(6)和解論 II
第15回 教会教義学(7)和解論 III
成績評価方法:授業での発表による。
学修に必要な準備:予習して臨むこと。
関連して受講することが望ましい科目:近代神学思想史特論。
テキスト:E・ブッシュ『バルト神学入門』(佐藤司郎訳、2009 年)
参考文献:授業でその都度指示。
履修上の注意:オフィスアワー:随時(要予約)。研究室など連絡先は開講時に。
ヨーロッパ史史料論 I Historical Sources in Europe I テ ー マ:古代教会史の史料読解
講義内容:古代教会史の主要な史料の読解方法を学ぶ
達成目標:
(1)古代教会史の主要な史料の読解方法を身につける
(2)ラテン語で書かれた史料が読めるようになる
授業計画: 1. 序論 講義の進め方
2. 史料の分析と読解(1)
3. 史料の分析と読解(2)
4. 史料の分析と読解(3)
5. 参加者の報告(1)
6. 史料の分析と読解(4)
7. 史料の分析と読解(5)
8. 史料の分析と読解(6)
9. 史料の分析と読解(7)
10. 史料の分析と読解(8)
11. 参加者の報告(2)
12. 史料の分析と読解(9)
13. 史料の分析と読解(10)
−188−
宣
郎
戻る
14. 史料の分析と読解(11)
15. 参加者の報告(3)
成績評価方法:授業参加状況(50%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:毎回演習テキストの予習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:ギリシア語、ラテン語、初期キリスト教史、中世神学思想史
テキスト:追って指示する。
参考文献:追って指示する。
履修上の注意:開講時に伝える。オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
くすのき
よし
ひこ
やす
と
義
ヨーロッパ史史料論Ⅱ Historical Sources in Europe II 楠
テ ー マ:ヨーロッパ史の文書解読の基礎
講義内容:ヨーロッパ史に関する文書利用に際し、必要となる知識やスキルについて学ぶ。
達成目標:①外国語文献を的確に検索することができる。
②辞書を用いて欧文を読むことができる。
③史料の種類と文書館について基本的な知識を身につけることができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 Introduction
第 3 回 The Main Groups of Archives Public Archives
第 4 回 Business Archives
第 5 回 Miscellaneous Archives
第 6 回 The Chief Repositories National
第 7 回 The Chief Repositories Local
第 8 回 The Chief Repositories Guides, Catalogues, and Calendars
第 9 回 Archives relating to Places Printed Sources
第10回 Archives relating to Places Local Archives
第11回 Archives relating to Persons General Points
第12回 Archives relating to Persons Basic Sources
第13回 Archives and the Public
第14回 You and Archivist
第15回 The Search Room
成績評価方法:授業中の報告(80%)、レポート(20%)
学修に必要な準備:テキストを十分予習してきてください。
関連して受講することが望ましい科目:近世ヨーロッパ社会の形成と構造特論
テキスト:F.G.Emmison, Introduction to Archives,Phillimore,1978.
参考文献:授業中にその都度指示します。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は最初の授業で説明する。
さくら
い
彦
井
康
人
ヨーロッパ文化史概論 General History of European Culture 櫻
テ ー マ:
「ヨーロッパ文化の」の諸相
講義内容:
「ヨーロッパ文化」とは何か。そして、それはいつ頃に、どのような過程を経て形を整え
ていったのであろうか。本講義では、この単純な疑問を答えるべく、「ヨーロッパ文化」
を様々な角度から照射することにより、その諸相を明らかにしたい。
達成目標:① 「ヨーロッパ文化」の形成過程について説明することができる。
② 「ヨーロッパ文化」の特質について説明することができる。
授業計画: I. 「ヨーロッパ文化」の内的形成
第 1 回 「ヨーロッパ」とは何か
第 2 回 「ローマ」と「キリスト教」の融合①―「ローマ」の「キリスト教」化―
第 3 回 「ローマ」と「キリスト教」の融合②―「キリスト教」の「ローマ」化―
−189−
戻る
第 4 回 「ローマ」と「ゲルマン」の融合①―「ゲルマン」の「ローマ」化―
第 5 回 「ローマ」と「ゲルマン」の融合②―「ローマ」の「ゲルマン」化―
第 6 回 「ゲルマン」と「キリスト教」の融合①―「ゲルマン」の「キリスト教」化―
第 7 回 「ゲルマン」と「キリスト教」の融合②―「キリスト教」の「ゲルマン」化―
第 8 回 メロヴィング朝の時代
第 9 回 カロリング朝の時代
第10回 カロリング=ルネサンスと「ヨーロッパ文化」の形成
II. 「ヨーロッパ文化」の外的形成
第11回 異教徒の討伐①―スラヴ人―
第12回 異教徒の討伐②―アジア系遊牧民―
第13回 異教徒の侵入①―ノルマン人―
第14回 異教徒の侵入②―イスラーム勢力―
第15回 トゥール=ポワティエ間の戦いという神話
第16回 ビザンツ帝国との関係①―9 世紀まで―
第17回 ビザンツ帝国との関係②―第 1 回十字軍まで―
III. 「ヨーロッパ文化」の内的醸成
第18回 神の平和運動①―神の平和―
第19回 神の平和運動①―神の休戦―
第20回 叙任権闘争①―グレゴリウス 7 世の時代―
第21回 叙任権闘争②―ウルバヌス 2 世の時代―
第22回 十字軍運動①―聖戦理念―
第23回 十字軍運動②―キリストの騎士概念―
第24回 十字軍運動③―クレルモン地方教会会議―
IV. 「ヨーロッパ文化」の外的展開
第25回 十字軍運動④―十字軍理念の形成―
第26回 十字軍運動⑤―十字軍理念の変容―
第27回 モンゴルの脅威
第28回 オスマン帝国の脅威①―シリア・エジプトの征服―
第29回 オスマン帝国の脅威②―「ヨーロッパ」への侵入―
第30回 オスマン帝国の脅威③―「ヨーロッパ」の反応―
成績評価方法:前期レポート(50%)、後期レポート(50%)。
学修に必要な準備:少なくとも、高等学校の『世界史 B』の知識は習得しておくこと。必ず復習を行
うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開催時に連絡する。
さくら
い
やす
と
井
康
人
ヨーロッパ文化交流史論 Relational History of European Culture 櫻
テ ー マ:
「ヨーロッパ」の辺境における展開
講義内容:辺境地域とは異文化圏に最も近い領域でもあると言えるが、中世ヨーロッパの時代におけ
る辺境地域では、どのような世界が展開されていたのであろうか。この側面からヨーロッ
パ文化の交流を照射して、そのあり様や変容について考えてみたい。
達成目標:① 中世ヨーロッパの辺境地域に歴史的状況について説明することができる。
② 辺境地域における交流について説明することができる。
授業計画:第 1 回 辺境とは何か
第 2 回 北欧における展開①―ドイツ北東部―
第 3 回 北欧における展開②―デンマーク―
−190−
戻る
第 4 回 北欧における展開③―ノルウェー―
第 5 回 北欧における展開④―スウェーデン―
第 6 回 北欧における展開⑤―アイスランド―
第 7 回 北欧における展開⑥―フィンランド・バルト諸国―
第 8 回 東欧における展開①―ポーランド―
第 9 回 東欧における展開②―チェコ・スロヴァキア―
第10回 東欧における展開③―ハンガリー―
第11回 東欧における展開④―スロベニア―
第12回 東欧における展開⑤―クロアチア―
第13回 東欧における展開⑥―モンテネグロ―
第14回 南欧における展開①―両シチリア王国(11 世紀)―
第15回 南欧における展開②―両シチリア王国(12 世紀)―
第16回 南欧における展開③―マルタ―
第17回 南欧における展開④―イベリア半島(10 世紀)―
第18回 南欧における展開⑤―イベリア半島(11 世紀)―
第19回 南欧における展開⑥―イベリア半島(12 世紀)―
第20回 南欧における展開⑦―イベリア半島(13 世紀以降)―
第21回 東地中海における展開①―十字軍国家(12 世紀前半)―
第22回 東地中海における展開②―十字軍国家(12 世紀後半)―
第23回 東地中海における展開③―十字軍国家(13 世紀前半)―
第24回 東地中海における展開④―十字軍国家(13 世紀後半)―
第25回 東地中海における展開⑤―テラン帝国―
第26回 東地中海における展開⑥―キプロス王国(13 世紀)―
第27回 東地中海における展開⑦―キプロス王国(14 世紀以降)―
第28回 東地中海における展開⑧―ヴェネツィア共和国領(12 世紀)―
第29回 東地中海における展開⑨―ヴェネツィア共和国領(13 世紀以降)―
第30回 総括―辺境と交流―
成績評価方法:前期レポート(50%)、後期レポート(50%)。
学修に必要な準備:少なくとも、高等学校の『世界史 B』の知識は習得しておくこと。必ず復習を行
うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開催時に連絡する。
の
むら
村
中世神学思想史 The Medieval Theological Thought 野
テ ー マ:中世神学をそれぞれの神学者の著作にあたりながら、考察する。
講義内容:中近世哲学を丁寧に説き明かす。
達成目標:① 解説文を正確に読解する力を身につける。
② 議論の論旨を明確につかみ、まとめる力を身につける。
③ 論考の分析をもとに、自分の見解を明らかにする力を身につける。
授業計画:前期:
1. アウグスティヌス 1
2. アウグスティヌス 2
3. ボエティウス
4. エリウゲナ
5. アンセルムス 1
6. アンセルムス 2
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しん
信
戻る
7. ユダヤ哲学
8. アベラール 1
9. アベラール 2
10. トマス・アクィナス 1
11. トマス・アクイナス 2
12. スコトゥス
13. エックハルト
14. クザーヌス
15. オッカム
成績評価方法:発表(50%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:毎回の予習を必要とする。
関連して受講することが望ましい科目:中・近世ヨーロッパ文化と
テキスト:講義時に適宜指示する。
参考文献:講義時に適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
近・現代ヨーロッパの文化と思想 Lecture in Eupopean Modern Cultures and Thoughts 藤
佐
テ ー マ:近現代のヨーロッパの文化と思想
講義内容:近現代のヨーロッパの文化と思想を概観し、新しい時代の胎動を探る。
達成目標:現代の文化的諸問題の展望を獲得することができる。
授業計画:第 1 回 近現代ヨーロッパ史(1)ルネサンス、宗教改革から啓蒙主義まで
第 2 回 近現代ヨーロッパ史(2)啓蒙主義から第一次大戦まで
第 3 回 近現代ヨーロッパ史(3)第一次大戦から今日まで
第 3 回 思想の研究(1)キルケゴール研究 1
第 4 回 思想の研究(2)キルケゴール研究 2
第 5 回 思想の研究(3)キルケゴール研究 3
第 6 回 思想の研究(4)キルケゴール研究 4
第 7 回 思想の研究(5)レヴィナス研究 1
第 8 回 思想の研究(6)レヴィナス研究 2
第 9 回 思想の研究(7)レヴィナス研究 3
第10回 思想の研究(8)レヴィナス研究 4
第11回 文化の研究(1)シャガール研究(1)
第12回 文化の研究(2)シャガール研究(2)
第13回 文化の研究(3)シャガール研究(3)
第14回 文化の研究(4)シャガール研究(4)
第15回 文化の研究(5)シャガール研究(5)
成績評価方法:レポートによる。
学修に必要な準備:予習して臨むこと。
関連して受講することが望ましい科目:中・近世ヨーロッパの文化と思想
テキスト:その都度指示。
参考文献:その都度指示。
履修上の注意:オフィスアワー:随時(要予約)。研究室など連絡先は開講時に。
さ
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とう
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司
ろう
郎
戻る
ヨーロッパ文化史専攻博士後期課程 (平成 28 年度入学生適用)
で
むら
こ
で
むら
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ヨーロッパ文化史演習Ⅰ Seminar in History of European Culture I 出 村 み や 子
(初期キリスト教文献の研究)
テ ー マ:初期キリスト教文献の研究 Ⅰ
講義内容:ギリシア語ないしラテン語で記された初期キリスト教著述家の著作の検討を通じて、初期
キリスト教の思想の成立と発展の過程を明らかにする。研究テーマに関する著作・論文を
検討し、博士論文の作成のための研究史を概観する。
達成目標:1. 初期キリスト教文献に関する研究論文の読解の技術を習得する。
2. 博士論文作成の技術を習得する。
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研究文献の紹介
3 回目 文献講読(1)
4 回目 文献講読(2)
5 回目 文献講読(3)
6 回目 文献講読(4)
7 回目 文献講読(5)
8 回目 文献講読(6)
9 回目 文献講読(7)
10 回目 文献講読(8)
11 回目 文献講読(9)
12 回目 文献講読(10)
13 回目 文献講読(11)
14 回目 研究史のまとめ
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)
学修に必要な準備:古典ギリシアないしラテン語文法を習得していること。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教思想・文化史研究Ⅰ、Ⅱ
テキスト:追って指示する。
参考文献:Augustine Casiday and Frederick W. Norris(eds.), The Cambridge History of Christianity vol.1
I : Constantine to c.600, Cambridge, 2014.
履修上の注意:十分な準備をして授業に臨み、議論に積極的に参加する。オフィスアワー等について
は開講時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ Seminar in History of European Culture II 出 村 み や 子
(初期キリスト教文献の研究)
テ ー マ:初期キリスト教文献の研究 Ⅱ
講義内容:ギリシア語ないしラテン語で記された初期キリスト教著述家の著作の検討を通じて、初期
キリスト教の思想の成立と発展の過程を明らかにする。テーマに関する著作の原典講読を
行い、博士論文の作成のための準備をする。
達成目標:1. 古代キリスト教に関する文献講読の技術を習得する。
2. 博士論文作成の技術を習得する。
授業計画: 1 回目 原典講読(1)
2 回目 原典講読(2)
3 回目 原典講読(3)
4 回目 原典講読(4)
4 回目 原典講読(5)
6 回目 原典講読(6)
−193−
戻る
7 回目 原典講読(7)
8 回目 原典講読(8)
9 回目 原典講読(9)
10 回目 原典講読(10)
11 回目 原典講読(11)
12 回目 原典講読(12)
13 回目 原典講読(13)
14 回目 原典講読(14)
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)
学修に必要な準備:古典ギリシアないしラテン語文法を習得していること。
関連して受講することが望ましい科目:キリスト教思想・文化史研究Ⅰ、Ⅱ
テキスト:追って指示する。
参考文献:Augustine Casiday and Frederick W. Norris(eds.), The Cambridge History of Christianity vol.1
I : Constantine to c.600, Cambridge, 2014.
履修上の注意:十分な準備をして授業に臨み、議論に積極的に参加する。オフィスアワー等について
は開講時に連絡する。
で
むら
こ
で
むら
こ
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ Seminar in History of European Culture III (初期キリスト教文献の研究)
出 村 み や 子
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ Seminar in History of European Culture IV (初期キリスト教文献の研究)
出 村 み や 子
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ Seminar in European and Cultural History Studies I (ヨーロッパ社会の成立と構造)
(Formation and Structure of the Society of Europe)
井
康
人
櫻
楠
義
彦
テ ー マ:初期中世ヨーロッパにおける国家と教会 1
講義内容:メロヴィング期からカロリング期にかけてフランク王国とキリスト教がどのような形で融
合していくのかという点について、一次史料(年代記史料)を用いながら検討する。
達成目標:①ヨーロッパ社会の形成過程を把握し、それについて説明することができる。
②初期中世ヨーロッパ社会の構造的特質を把握し、それについて説明することができる。
③ラテン語史料読解の技術を習得し、それを使用することができる。
授業計画: 1 回目 講義の進め方
2 回目 研究報告
3 回目 研究の方向性
4 回目 史料の精読―年代記史料①―
5 回目 史料の精読―年代記史料②―
6 回目 史料の精読―年代記史料③―
7 回目 史料の精読―年代記史料④―
8 回目 史料の精読―年代記史料⑤―
9 回目 史料の精読―年代記史料⑥―
10 回目 史料の精読―年代記史料⑦―
11 回目 史料の精読―年代記史料⑧―
12 回目 史料の精読―年代記史料⑨―
13 回目 史料の精読―年代記史料⑩―
14 回目 史料の精読―年代記史料⑪―
さくら
くすのき
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い
やす
と
よし
ひこ
戻る
15 回目 小括―年代記史料から見えるもの―
成績評価方法:発言(60%)、レポート(40%)。
学修に必要な準備:ラテン語文法を習得しておくこと。必ず予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ Seminar in European and Cultural History Studies II (ヨーロッパ社会の成立と構造)
(Formation and Structure of the Society of Europe)
井
康
人
櫻
楠
義
彦
テ ー マ:初期中世ヨーロッパにおける国家と教会 1
講義内容:メロヴィング期からカロリング期にかけてフランク王国とキリスト教がどのような形で融
合していくのかという点について、一次史料(勅書・証書・書簡)を用いながら検討す
る。
達成目標:①ヨーロッパ社会の形成過程を把握し、それについて説明することができる。
②初期中世ヨーロッパ社会の構造的特質を把握し、それについて説明することができる。
③ラテン語史料読解の技術を習得し、それを使用することができる。
授業計画: 1 回目 史料の精読―勅書①―
2 回目 史料の精読―勅書②―
3 回目 史料の精読―勅書③―
4 回目 史料の精読―勅書④―
5 回目 史料の精読―証書①―
6 回目 史料の精読―証書②―
7 回目 史料の精読―証書③―
8 回目 史料の精読―証書④―
9 回目 史料の精読―証書⑤―
10 回目 史料の精読―証書⑥―
11 回目 史料の精読―書簡①―
12 回目 史料の精読―書簡②―
13 回目 史料の精読―書簡③―
14 回目 史料の精読―書簡④―
15 回目 総括―史料から浮き彫りにされる初期中世ヨーロッパ社会の構造的特質― 成績評価方法:発言(60%)、レポート(40%)。
学修に必要な準備:ラテン語文法を習得しておくこと。必ず予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
さくら
い
くすのき
やす
と
よし
ひこ
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ Seminar in European and Cultural History Studies III (ヨーロッパ社会の成立と構造)
(Formation and Structure of the Society of Europe)
井
康
人
櫻
楠
義
彦
テ ー マ:盛期中世ヨーロッパにおける国家と教会 1
講義内容:中世盛期(11 世紀かた 13 世紀)における国家と教会の関係およびその変容について、一
次史料(年代記史料)を用いながら検討する。
さくら
くすのき
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い
やす
と
よし
ひこ
戻る
達成目標:①ヨーロッパ社会の発展過程を把握し、それについて説明することができる。
②盛期中世ヨーロッパ社会の構造的特質を把握し、それについて説明することができる。
③ラテン語史料読解の技術を習得し、それを使用することができる。
授業計画: 1 回目 講義の進め方
2 回目 研究報告
3 回目 研究の方向性
4 回目 史料の精読―年代記史料①―
5 回目 史料の精読―年代記史料②―
6 回目 史料の精読―年代記史料③―
7 回目 史料の精読―年代記史料④―
8 回目 史料の精読―年代記史料⑤―
9 回目 史料の精読―年代記史料⑥―
10 回目 史料の精読―年代記史料⑦―
11 回目 史料の精読―年代記史料⑧―
12 回目 史料の精読―年代記史料⑨―
13 回目 史料の精読―年代記史料⑩―
14 回目 史料の精読―年代記史料⑪―
15 回目 小括―年代記史料から見えるもの―
成績評価方法:発言(60%)、レポート(40%)。
学修に必要な準備:ラテン語文法を習得しておくこと。必ず予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ Seminar in European and Cultural History Studies IV (ヨーロッパ社会の成立と構造)
(Formation and Structure of the Society of Europe)
井
康
人
櫻
楠
義
彦
テ ー マ:盛期中世ヨーロッパにおける国家と教会 2
講義内容:中世盛期(11 世紀かた 13 世紀)における国家と教会の関係およびその変容について、一
次史料(勅書・証書・書簡)を用いながら検討する。
達成目標:①ヨーロッパ社会の発展過程を把握し、それについて説明することができる。
②盛期中世ヨーロッパ社会の構造的特質を把握し、それについて説明することができる。
③ラテン語史料読解の技術を習得し、それを使用することができる。
授業計画: 1 回目 史料の精読―勅書①―
2 回目 史料の精読―勅書②―
3 回目 史料の精読―勅書③―
4 回目 史料の精読―勅書④―
5 回目 史料の精読―証書①―
6 回目 史料の精読―証書②―
7 回目 史料の精読―証書③―
8 回目 史料の精読―証書④―
9 回目 史料の精読―証書⑤―
10 回目 史料の精読―証書⑥―
11 回目 史料の精読―書簡①―
12 回目 史料の精読―書簡②―
13 回目 史料の精読―書簡③―
さくら
くすのき
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い
やす
と
よし
ひこ
戻る
14 回目 史料の精読―書簡④―
15 回目 総括―史料から浮き彫りにされる盛期中世ヨーロッパ社会の構造的特質― 成績評価方法:発言(60%)、レポート(40%)。
学修に必要な準備:ラテン語文法を習得しておくこと。必ず予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
くすのき
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ Seminar in European and Cultural History Studies I 楠
(宗教改革とヨーロッパ社会)
野
村
テ ー マ:史料と研究方法 I
講義内容:イギリス本国での史料収集に資する事柄の基礎を学ぶ。
達成目標:① 代表的な史料の種類についての理解することができる。
② 自身の専門研究に最適な史料について考えることができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 Outline History and Sources for the Local Historian 前半
第 3 回 Outline History and Sources for the Local Historian 後半
第 4 回 Earliest tines to 1066, Contacts with archaeologists
第 5 回 Earliest tines to 1066, Contacts with museums
第 6 回 Earliest tines to 1066, Manuscripts and Printed Works
第 7 回 Earliest tines to 1066, Prehistoric Period
第 8 回 Earliest tines to 1066, Roman and Early Saxon Times
第 9 回 Earliest tines to 1066, The Later Saxon Era
第10回 The Conquest to 1485 前半
第11回 The Conquest to 1485 後半
第12回 The Conquest to 1485, Contacts with archaeologists and Museums
第13回 The Conquest to 1485, Manuscripts Sources
第14回 The Conquest to 1485, General Books
第15回 The Conquest to 1485, The Kings
成績評価方法:発表(90%)、議論での活躍度(10%)
学修に必要な準備:①十分な予習をしてくること
②専門研究との相互参照を常に行ってください。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:John Campbell-Lease, A Companion to Lacal History Research, London, 1989.
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ Seminar in European and Cultural History Studies II (宗教改革とヨーロッパ社会)
テ ー マ:史料と研究方法Ⅱ
講義内容:イギリス本国での史料収集に資する事柄の基礎を学ぶ。
達成目標:① 代表的な史料の種類についての理解することができる。
② 自身の専門研究に最適な史料について考えることができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 The Conquest to 1485, Specialists Works
第 3 回 1485 to 1714 前半
第 4 回 1485 to 1714 後半
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の
むら
くすのき
村
楠
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の
むら
よし
義
ひこ
よし
ひこ
義
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信
しん
彦
信
しん
戻る
第 5 回 1485 to 1714, Contacts with Archaeologists and Museums
第 6 回 1485 to 1714, Manuscripts and Printed Works
第 7 回 1485 to 1714, General Books
第 8 回 1485 to 1714, The Kings and Queens
第 9 回 1485 to 1714, Specialist books
第10回 1714 to the present day 前半
第11回 1714 to the present day 後半
第12回 1714 to the present day, Books and Other Printed Material
第13回 1714 to the present day, Kings and Queens
第14回 1714 to the present day, Biographies of Statemen
第15回 1714 to the present day, Specialist Works
成績評価方法:発表(90%)、議論での活躍度(10%)
学修に必要な準備:①十分な予習をしてくること
②専門研究との相互参照を常に行ってください。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:John Campbell-Lease, A Companion to Lacal History Research, London, 1989.
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
くすのき
よし
ひこ
義
彦
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ Seminar in European and Cultural History Studies III 楠
(宗教改革とヨーロッパ社会)
野
村
信
テ ー マ:史料と研究方法Ⅲ
講義内容:ヨーロッパ文化史演習Ⅰをさらに発展させ、イギリスに現存する史料の全体について学
ぶ。
達成目標:自身の専門とするテーマについての史料の全体図について説明することができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 Basic Record Sources
第 3 回 The Public Record Office
第 4 回 The Public Record Office, Chancery Records
第 5 回 The Public Record Office, Charter Rolls
第 6 回 The Public Record Office, Patent Rolls
第 7 回 The Public Record Office, Close Rolls
第 8 回 The Public Record Office, Liberate Rolls
第 9 回 The Public Record Office, Fine Rolls
第10回 The Public Record Office, Miscellaneous Chancery Rolls
第11回 The Public Record Office, Inquisition Post Mortem
第12回 The Public Record Office, Miscellaneous Inquisitions
第13回 The Public Record Office, Domesday Book
第14回 The Public Record Office, Pipe Rolls
第15回 The Public Record Office, Red Book of the Exchequer
成績評価方法:発表(90%)、議論での活躍度(10%)
学修に必要な準備:①十分な予習をしてくること
②専門研究との相互参照を常に行ってください。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:John Campbell-Lease, A Companion to Lacal History Research, London, 1989.
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
の
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むら
しん
戻る
くすのき
よし
ひこ
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ Seminar in European and Cultural History Studies IV 楠
義
彦
(宗教改革とヨーロッパ社会)
野
村
信
テ ー マ:史料と研究方法Ⅳ
講義内容:ヨーロッパ文化史演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲをさらに発展させ、イギリスに現存する史料の全体につ
いて学ぶ。
達成目標:次年度以降の学位論文につながるように、自身の専門とするテーマについての史料の全体
図について詳細に説明することができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 The Public Record Office, Ecclesiastical Records
第 3 回 The Public Record Office, Curia Regis Rolls
第 4 回 The Public Record Office, Assize Records
第 5 回 The Public Record Office, Feet of Fines
第 6 回 The Public Record Office, State Papers
第 7 回 The Royal Commission on Historical Manuscripts
第 8 回 The Victoria County History
第 9 回 Place-names
第10回 Field names
第11回 Types of Surname
第12回 Repositories of Local History
第13回 Palaeography
第14回 Heraldry and Local History
第15回 Buildings and Architecture
成績評価方法:発表(90%)、議論での活躍度(10%)
学修に必要な準備:①十分な予習をしてくること
②専門研究との相互参照を常に行ってください。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:John Campbell-Lease, A Companion to Lacal History Research, London, 1989.
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室などは開講時に連絡する。
の
むら
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ Seminar in History of European Culture I (近現代ヨーロッパ社会と世界システムの展開) わた
渡
佐
なべ
辺
藤
しょう
とう
昭
司
いち
さ
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一
郎
ろう
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ Seminar in History of European Culture II (近現代ヨーロッパ社会と世界システムの展開) わた
渡
佐
なべ
辺
藤
しょう
とう
昭
司
いち
さ
し
一
郎
ろう
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ Seminar in History of European Culture III (近現代ヨーロッパ社会と世界システムの展開) わた
渡
佐
なべ
辺
藤
しょう
とう
昭
司
いち
さ
し
一
郎
ろう
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ Seminar in History of European Culture IV (近現代ヨーロッパ社会と世界システムの展開) わた
なべ
しょう
とう
昭
司
いち
さ
辺
藤
し
一
郎
ろう
ヨーロッパ文化史演習Ⅰ Seminar in History of European Culture I (キリスト教美術の成立と展開)
テ ー マ:「美術史学における物質文化の研究」
すず
き
みち
たか
で
むら
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渡
佐
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鐸
木
道
剛
出 村 み や 子
こ
戻る
講義内容:物質文化の研究である美術史学の原点を示す Tito Vognoli, Myth and Science, London, 1882
を読む。
達成目標:1. キリスト教美術史に関する文献講読の技術を習得する。
2. 博士論文作成の技術を習得する。
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研究文献の紹介
3 回目 文献講読(1)神話の観念とその源泉
4 回目 文献講読(2)動物の感覚と認識
5 回目 文献講読(3)人間の感覚と認識
6 回目 文献講読(4)問題の所在
7 回目 文献講読(5)物の認識の際の、動物と人間の知性の働き
8 回目 文献講読(6)怖れを感じる本能
9 回目 文献講読(7)神話と科学の歴史的展開
10 回目 文献講読(8)夢、幻影、幻覚、譫妄、狂気
11 回目 文献講読(9)Aby Warburg への影響
12 回目 文献講読(10)Aby Warburg から Didi-Huberman へ
13 回目 文献講読(11)魔術を否定して成立した近代の意味
14 回目 研究史のまとめ
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示したキリスト教美術史研
究のアプローチの基本ができているかどうかを主な観点として、演習内容についての理解
と定着がなされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:毎回演習テキストの予習を行うこと。
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
すず
き
で
むら
みち
たか
木
道
剛
ヨーロッパ文化史演習Ⅱ Seminar in History of European Culture II 鐸
(キリスト教美術の成立と展開)
出 村 み や 子
テ ー マ:「ルネサンスの世俗文化の根底にあるキリスト教」
講義内容:世俗的ルネサンス像の源泉としてのブルクハルトの功罪から始める Timothy Verdon,
Christianity and the Renaissance, Syracuse, 1990. を読む。
達成目標:1. キリスト教美術史に関する文献講読の技術を習得する。
2. 博士論文作成の技術を習得する。
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研究文献の紹介
3 回目 文献講読(1)信仰と知識
4 回目 文献講読(2)信仰と感情
5 回目 文献講読(3)キリスト教の理想社会とルネサンス
6 回目 文献講読(4)キリスト教ヒューマニズム
7 回目 文献講読(5)修道士の世界
8 回目 文献講読(6)サン・マルコのフラ・アンジェリコ
9 回目 文献講読(7)生命の樹と聖十字架
10 回目 文献講読(8)俗人のキリスト教社会
11 回目 文献講読(9)肉となった言葉
12 回目 文献講読(10)キリスト教ヒューマニズムの世界
13 回目 文献講読(11)サヴォナロラの説教と芸術振興
14 回目 研究史のまとめ
−200−
こ
戻る
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)。到達目標に示したキリスト教美術史研
究のアプローチの基本ができているかどうかを主な観点として、演習内容についての理解
と定着がなされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:毎回演習テキストの予習を行うこと。
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
ヨーロッパ文化史演習Ⅲ Seminar in History of European Culture III (キリスト教美術の成立と展開)
すず
き
みち
たか
で
むら
ヨーロッパ文化史演習Ⅳ Seminar in History of European Culture IV (キリスト教美術の成立と展開)
すず
き
で
むら
こ
で
むら
こ
木
道
剛
鐸
出 村 み や 子
こ
みち
たか
鐸
木
道
剛
出 村 み や 子
論文指導Ⅰ Guidance for Dissertation Writing I 出 村 み や 子
(初期キリスト教文献の研究)
テ ー マ:博士論文作成
講義内容:初期キリスト教史分野での学術論文を検討した後に、研究対象となるテキストを講読しな
がら博士論文作成のための準備を行う。論文の構想の概略を立て、論文作成のための文献
リストの作成や、資料集め等の準備作業を行う。
達成目標:1. 研究史の整理
2. 論文の構成と論理的展開の確認
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研究報告
3 回目 文献講読(1)
4 回目 文献講読(2)
5 回目 文献講読(3)
6 回目 文献講読(4)
7 回目 文献講読(5)
8 回目 文献講読(6)
9 回目 文献講読(7)
10 回目 文献講読(8)
11 回目 文献講読(9)
12 回目 文献講読(10)
13 回目 文献講読(11)
14 回目 研究史のまとめ
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)
学修に必要な準備:古典ギリシアないしラテン語文法を習得していること。
関連して受講することが望ましい科目:初期キリスト教史特論
テキスト:追って指示する。
参考文献:追って指示する。
履修上の注意:十分な準備をして授業に臨み、議論に積極的に参加する。オフィスアワー等について
は開講時に連絡する。
−201−
戻る
で
むら
こ
論文指導Ⅱ Guidance for Dissertation Writing II 出 村 み や 子
(初期キリスト教文献の研究)
テ ー マ:博士論文作成
講義内容:初期キリスト教史分野での学術論文を検討した後に、研究対象となるテキストを講読しな
がら博士論文作成のための準備を行う。論文の構想の概略を立て、論文作成のための文献
リストの作成や、資料集め等の準備作業を行う。
達成目標:1. 研究史の整理
2. 論文の構成と論理的展開の確認
授業計画: 1 回目 原典講読(1)
2 回目 原典講読(2)
3 回目 原典講読(3)
4 回目 原典講読(4)
5 回目 原典講読(5)
6 回目 原典講読(6)
7 回目 原典講読(7)
8 回目 原典講読(8)
9 回目 原典講読(9)
10 回目 原典講読(10)
11 回目 原典講読(11)
12 回目 研究成果の検討(1)
13 回目 研究成果の検討(2)
14 回目 研究成果の検討(3)
15 回目 成果報告
成績評価方法:クラス発表(50%)と期末レポート(50%)
学修に必要な準備:古典ギリシアないしラテン語文法を習得していること。
関連して受講することが望ましい科目:初期キリスト教史特論
テキスト:追って指示する。
参考文献:追って指示する。
履修上の注意:十分な準備をして授業に臨み、議論に積極的に参加する。オフィスアワー等について
は開講時に連絡する。
論文指導Ⅰ Guidance for Dissertation Writing I (ヨーロッパ社会の成立と構造)
(Formation and Structure of the Society of Medieval Europe)
井
康
人
櫻
楠
義
彦
テ ー マ:博士論文の作成 1
講義内容:これまでの研究の過程を総括して検討し、博士論文の構成を吟味して内容の一貫性などを
精査し、完成に向けて指導する。
達成目標:①研究史を整理することができる。
②論理的思考能力を深化させ、それを使用することができる。
授業計画: 1 回目 講義の進め方
2 回目 研究報告
3 回目 研究の方向性
4 回目 史料の検証①
5 回目 史料の検証②
6 回目 史料の検証③
7 回目 史料の検証④
8 回目 史料の検証⑤
さくら
くすのき
−202−
い
やす
と
よし
ひこ
戻る
9 回目 史料の検証⑥
10 回目 史料の検証⑦
11 回目 史料の検証⑧
12 回目 史料の検証⑨
13 回目 史料の検証⑩
14 回目 史料の検証⑪
15 回目 小括―史料の内容吟味と史料批判―
成績評価方法:発言(60%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:日々の研究を怠らないこと。必ず予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
論文指導Ⅱ Guidance for Dissertation Writing II (ヨーロッパ社会の成立と構造)
(Formation and Structure of the Society of Medieval Europe)
井
康
人
櫻
楠
義
彦
テ ー マ:博士論文の作成 2
講義内容:これまでの研究の過程を総括して検討し、博士論文の構成を吟味して内容の一貫性などを
精査し、完成に向けて指導する。
達成目標:①研究史を整理することができる。
②論理的思考能力を深化させ、それを使用することができる。
③最終的に博士論文を作成することができる。
授業計画: 1 回目 研究報告
2 回目 博士論文の作成に向けて―研究史の再検討①―
3 回目 博士論文の作成に向けて―研究史の再検討②―
4 回目 博士論文の作成に向けて―研究史の再検討③―
5 回目 博士論文の作成に向けて―研究史の再検討④―
6 回目 博士論文の作成に向けて―論展開の再検討①―
7 回目 博士論文の作成に向けて―論展開の再検討②―
8 回目 博士論文の作成に向けて―論展開の再検討③―
9 回目 博士論文の作成に向けて―論展開の再検討④―
10 回目 博士論文の作成に向けて―史料の妥当性の再検討①―
11 回目 博士論文の作成に向けて―史料の妥当性の再検討②―
12 回目 博士論文の作成に向けて―史料の妥当性の再検討③―
13 回目 博士論文の作成に向けて―史料の妥当性の再検討④―
14 回目 博士論文の作成に向けて―論の整合性と結論の再検討①―
15 回目 博士論文の作成に向けて―論の整合性と結論の再検討②― 成績評価方法:発言(60%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:日々の研究を怠らないこと。必ず予習・復習を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
さくら
い
くすのき
論文指導Ⅰ Guidance for Dissertation Writing I (近現代ヨーロッパ社会と世界システムの展開) −203−
やす
と
よし
ひこ
わた
なべ
しょう
いち
さ
とう
し
ろう
渡
佐
辺
藤
昭
司
一
郎
戻る
論文指導Ⅱ Guidance for Dissertation Writing II (近現代ヨーロッパ社会と世界システムの展開) わた
なべ
しょう
とう
昭
司
いち
さ
辺
藤
し
一
郎
ろう
すず
き
みち
たか
で
むら
すず
き
で
むら
渡
佐
論文指導Ⅰ Guidance for Dissertation Writing I 鐸
木
道
剛
(キリスト教美術の成立と展開)
出 村 み や 子
テ ー マ:博士論文の作成
講義内容:これまでの研究成果を吟味し、博士論文としての内容の一貫性などを精査し、完成に向け
て指導する。
達成目標:1. キリスト教美術史に関する文献講読の技術を習得する。
2. 最終的に博士論文を作成することができる。
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研 究 文 献 の 紹 介 Michitaka SUZUKI, Icons in Japan Painted by Rin Yamashita.
Anonymity and Materiality, Convivium, 2014,1/2, pp. 59-73 を使用する。
3 回目 文献講読(1)19 世紀日本のイコン画家
4 回目 文献講読(2)1880 年ロシアでのイコン認識
5 回目 文献講読(3)「もの」としてのイコン
6 回目 論文執筆の姿勢
7 回目 先行研究の探索、参照
8 回目 論文のプロット作成、論理の線的展開
9 回目 論文の文体
10 回目 参考図版の選定
11 回目 註の付け方
12 回目 研究成果の検討(1)内容
13 回目 研究成果の検討(2)文体
14 回目 研究成果の検討(3)註
15 回目 成果報告
成績評価方法:報告内容(50%)
、発言(50%)。到達目標に示した博士論文の内容の吟味を主な観点
として、研究テーマについての理解と定着がなされているかどうかを評価する。
学修に必要な準備:毎回演習テキストの予習を行うこと。
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
こ
みち
たか
木
道
剛
論文指導Ⅱ Guidance for Dissertation Writing II 鐸
(キリスト教美術の成立と展開)
出 村 み や 子
テ ー マ:博士論文の作成
講義内容:これまでの研究成果を吟味し、博士論文としての内容の一貫性などを精査し、完成に向け
て指導する。
達成目標:1. キリスト教美術史に関する文献講読の技術を習得する。
2 最終的に博士論文を作成することができる。
授業計画: 1 回目 授業の進め方
2 回目 研究文献の紹介 台湾で注目のキリスト教美術についての論文を読む。Su-Chi
Lin, Ancient Garments, Dried Plants: Time and Memory in Stanley Fung s
Photographic Icons, 2015.
3 回目 文献講読(1)対象
4 回目 文献講読(2)光
5 回目 文献講読(3)説話
6 回目 論文執筆の姿勢
−204−
こ
戻る
7 回目 先行研究の探索、参照
8 回目 論文のプロット作成、論理の線的展開
9 回目 論文の文体
10 回目 参考図版の選定
11 回目 註の付け方
12 回目 研究成果の検討(1)内容
13 回目 研究成果の検討(2)文体
14 回目 研究成果の検討(3)註
15 回目 成果報告
成績評価方法:報告内容(50%)
、発言(30%)、口答試問(20%)。到達目標に示した博士論文の内
容の吟味を主な観点として、研究テーマについての理解と定着がなされているかどうかを
評価する。
学修に必要な準備:毎回演習テキストの予習を行うこと。
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:必要に応じて提示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に指示する。
−205−
戻る
ヨーロッパ文化史専攻博士後期課程 ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in History of European Culture I (初期キリスト教)
本
年
度
休
講
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in History of European Culture II (初期キリスト教)
本
年
度
休
講
論文指導 Guidance for Dissertation Writing (初期キリスト教)
本
年
度
休
講
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in European and Cultural History of Studies I
(ヨーロッパ社会の成立と構造)
(Formation and Structure of the Society of Medieval Europe)
本 年 度
休
講
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in European and Cultural History of Studies II
(ヨーロッパ社会の成立と構造)
(Formation and Structure of the Society of Medieval Europe)
本 年 度
休
講
論文指導 Guidance for Dissertation Writing
(ヨーロッパ社会の成立と構造)
(Formation and Structure of the Society of Medieval Europe)
本 年 度
休
講
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in European and Cultural History Studies I (宗教改革とヨーロッパ社会)
本
年
度
休
講
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in European and Cultural History Studies II 本
(宗教改革とヨーロッパ社会)
年
度
休
講
論文指導 Guidance for Dissertation Writing (宗教改革とヨーロッパ社会)
本
年
度
休
講
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in European and Cultural History Studies I (近代ヨーロッパ社会と世界システムの展開) 本
年
度
休
講
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in European and Cultural History Studies II 本
(近代ヨーロッパ社会と世界システムの展開) 年
度
休
講
論文指導 Guidance for Dissertation Writing (近代ヨーロッパ社会と世界システムの展開) 本
年
度
休
講
ヨーロッパ文化史演習 I Seminar in European and Cultural History Studies I (アメリカ社会の構造と展開)
本
年
度
休
講
ヨーロッパ文化史演習 II Seminar in European and Cultural History Studies II 本
(アメリカ社会の構造と展開)
年
度
休
講
−206−
戻る
論文指導 Guidance for Dissertation Writing (アメリカ社会の構造と展開)
本
−207−
年
度
休
講
戻る
アジア文化史専攻博士前期課程 (平成 28 年度入学生適用)
歴史資料論 I Historical Sources in Japan (日本史資料)
熊
菊
七
くま
がい
きみ
きく
ち
けい
しも
くら
なな
谷
池
海
み
公
慶
雅
まさ
お
男
子
人
こ
と
テ ー マ:日本史の史・資料についての研究
講義内容:熊谷が古代史・資料、七海が中世史・資料、菊池が近世史・資料を担当し、各時代の史・
資料を概観しながら、それらの資料的性格、利用方法について考える。
達成目標:日本史各時代の史・資料について基礎知識を身につけ、その特質について説明することが
できる。
授業計画:第 1 回 古代史・資料総論
第 2 回 古代の史書
第 3 回 律令格式
第 4 回 古代の古文書
第 5 回 出土文字資料
第 6 回 中世の歴史史・資料の範囲と活用
第 7 回 古文書学―中世史料論の動向―
第 8 回 様式研究における 2 類型論
第 9 回 様式研究における 4 類型論
第10回 書札礼と封式
第11回 近世史料総論
第12回 史料の整理と保存
第13回 幕政史の基本史料
第14回 藩政史の基本史料
第15回 地方文書の分類
成績評価方法:学期末のレポートにより評価する(100%)。
学修に必要な準備:配布物や指示された文献などは事前に予習し、感想や疑問点を整理して授業に臨
むこと。
テキスト:プリントを配布する。
参考文献:教室で、随時、指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
わたる
倉
渉
歴史資料論 II Historical Sources II 下
(中国史資料)
テ ー マ:中国史基本資料の解説と講読
講義内容:中国史に関する基本資料を、担当教員が解説した上で、受講生が一部を講読する。
達成目標:中国史の史料内容を、各時代ごとに理解し、時代を問わずにその基礎的な読解力を身につ
けることができる。
授業計画:第1回 中国書籍史概説Ⅰ(書籍目録・書籍改題)
第 2 回 中国書籍史概説Ⅱ(書籍分類・所蔵機関)
第 3 回 『四庫全書総目提要』講読
第 4 回 十三経概説Ⅰ(儒教経典の成立)
第 5 回 十三経概説Ⅱ(注疏と清朝考証学)
第 6 回 『尚書』『礼記』『孟子』講読
第 7 回 正史概説Ⅰ(正史の編纂)
第 8 回 正史概説Ⅱ(正史の注釈)
第 9 回 『三国志』『旧五代史』『宋史』講読
第10回 編年史・九通の概説と講読
−208−
戻る
第11回 詩文資料の概説と講読
第12回 考古学資料の概説と講読Ⅰ(簡牘資料)
第13回 考古学資料の概説と講読Ⅱ(碑文資料)
第14回 中国民俗学資料の概説と講読
第15回 中国史研究と資史料
成績評価方法:所定の課題と講読の結果をレポートで提出させ、その達成度によって評価する(100%)
学修に必要な準備:漢文訓読について復習しておくこと。
テキスト:授業で配付する。
履修上の注意:毎回出席すること。オフィスアワーを設定する。詳細については開講時に説明する。
か
とう
こう
じ
藤
幸
治
物質文化資料論 加
テ ー マ:有形民俗資料の扱いと資料化の技術
講義内容:前半は、物質文化研究の最前線について学ぶことによって、表象、身体、自然観、商品、
視覚文化、文化遺産、風景、記憶、観光、越境、博物館等について議論を深める。後半
は、有形民俗資料の調査の技術(調書作成、写真撮影、実測図作成、メタデータ等)につ
いて実技をまじえて進めていく。
達成目標:みずからの研究テーマと物資文化研究の接点を見出すことができる。有形民俗資料の資料
化ための技術を習得する。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 物質文化論 1 表象
第 3 回 物質文化論 2 身体
第 4 回 物質文化論 3 自然観
第 5 回 物質文化論 4 商品
第 6 回 物質文化論 5 視覚文化
第 7 回 物質文化論 6 文化遺産
第 8 回 物質文化論 7 風景
第 9 回 物質文化論 8 記憶
第10回 物質文化論 9 観光
第11回 物質文化論 10 越境
第12回 資料化のための技術 1 調書作成・写真撮影
第13回 資料化のための技術 2 実測図作成
第14回 資料化のための技術 3 実測図作成
第15回 資料化のための技術 4 メタデータ
成績評価方法:レジュメ発表と議論への参加(80%)、実技指導への参加(20%)
学修に必要な準備:発表者は、学術用語や方法、学史的意義について説明できるように準備する必要
がある。
関連して受講することが望ましい科目:歴史資料論、情報資料論
テキスト:なし
参考文献:授業の中で指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては、初回の講義で指示する。
情報資料論 Processing & analysis of digital information 佐
藤
義
則
テ ー マ:アジア文化史に関連するデジタル化テキストの分析
講義内容:日本語資料のフルテキストから単語の抽出を行うとともに、単語の出現頻度や文脈、単語
間の関係性について、統計的に分析する。
達成目標:コンピュータを用いたテキスト分析の方法を身につける。
授業計画:1. 人文学・社会科学におけるコンピュータの活用(第 1 回∼第 2 回)
2. テキスト処理の方法(第 3 回∼第 4 回)
−209−
戻る
3. 環境の構築(第 5 回)
4. テキスト中の単語の検索と出現回数の把握(第 6 回∼第 7 回)
5. 単語の出現位置の把握(KWIC 索引)(第 8 回)
6. テキストの多変量解析(第 9 回∼第 13 回)
7. ジオレファレンスによる地名の web 地図上へのマッピング(第 13 回∼第 15 回)
成績評価方法:口頭発表(50%)、最終レポート(50%)。
学修に必要な準備:特にありません。
テキスト:資料を配布します。
参考文献:樋口耕一『社会調査のための計量テキスト分析―内容分析の継承と発展を目指して』ナカ
ニシヤ出版、2014.3。
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本古代史の研究)
くま
熊
七
辻
がい
きみ
なな
谷
海
み
公
雅
秀
まさ
男
人
人
くま
がい
きみ
なな
み
まさ
男
人
人
つじ
ひで
お
と
と
テ ー マ:日本古代史研究の現状と課題
講義内容:日本古代史研究の現状を示す基本文献をもとに発表・討論し、主として熊谷が指導し、七
海・辻がそれぞれの立場から助言を行う。
達成目標:日本古代史研究の現状と課題を説明できる。
授業計画:第 1 回 演習の進め方、基本文献の提示(熊谷)
第 2 回 古代国家の形成をめぐる諸問題の報告と討論(1)(熊谷)
第 3 回 古代国家の形成をめぐる諸問題の報告と討論(2)(熊谷)
第 4 回 古代国家の形成をめぐる諸問題の報告と討論(3)(熊谷)
第 5 回 古代国家の対外関係をめぐる諸問題の報告と討論(1)(熊谷)
第 6 回 古代国家の対外関係をめぐる諸問題の報告と討論(2)(熊谷)
第 7 回 古代国家の対外関係をめぐる諸問題の報告と討論(3)(熊谷)
第 8 回 律令国家の支配体制をめぐる諸問題の報告と討論(1)(熊谷)
第 9 回 律令国家の支配体制をめぐる諸問題の報告と討論(2)(熊谷)
第10回 律令国家の支配体制をめぐる諸問題の報告と討論(3)(熊谷)
第11回 歴史考古学の諸問題についての報告と討論(1)(辻)
第12回 歴史考古学の諸問題についての報告と討論(2)(辻)
第13回 古代・中世移行期をめぐる諸問題の報告と討論(1)(七海)
第14回 古代・中世移行期をめぐる諸問題の報告と討論(2)(七海)
第15回 総括と講評(熊谷・辻・七海)
成績評価方法:演習における報告および質疑・応答の内容により評価する。
学修に必要な準備:報告の準備をし、事前に関係文献を読んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:日本古代史特論Ⅰ・Ⅱ
テキスト:報告者が作成したレジュメ
参考文献:随時、指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本古代史の研究)
熊
七
辻
つじ
谷
海
公
雅
秀
ひで
お
と
と
テ ー マ:日本古代史研究の実践
講義内容:日本古代史研究を実践し、その進行過程を発表・討論し、熊谷が主として指導にあたり、
七海・辻がそれぞれの立場から助言を行う。
達成目標:日本古代史の研究を実践できる。
授業計画:第 1 回 演習の進め方
−210−
戻る
第 2 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(1)
第 3 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(2)
第 4 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(3)
第 5 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(4)
第 6 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(5)
第 7 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(6)
第 8 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(7)
第 9 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(8)
第10回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(9)
第11回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(10)
第12回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(11)
第13回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(12)
第14回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(13)
第15回 総括と講評
成績評価方法:演習における報告および質疑・応答の内容により評価する。
学修に必要な準備:報告の準備をし、事前に関係文献を読んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:日本古代史特論Ⅰ・Ⅱ
テキスト:報告者が作成したレジュメ
参考文献:随時、指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (日本古代史の研究)
くま
熊
七
辻
がい
谷
海
きみ
なな
み
公
雅
秀
まさ
男
人
人
アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (日本古代史の研究)
くま
熊
七
辻
がい
谷
海
きみ
なな
み
公
雅
秀
まさ
男
人
人
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本中世史の研究)
なな
海
井
倉
み
まさ
い
ひで
人
文
渉
つじ
つじ
七
竹
下
たけ
しも
くら
ひで
ひで
雅
英
お
と
と
お
と
と
と
ふみ
わたる
テ ー マ:中世史料の研究と修士論文の構想
講義内容:中世の社会を研究対象とする場合、どのような題材・考察方法などがあるのか議論する。
受講生の研究対象に関する史料や研究文献を読み込み、修士論文の作成に着手する。七海
は『看聞日記』の講読を主催し、受講生とともに室町時代の政治制度史・社会史の研究を
進める。また、修士論文のテーマの決定や構想の作成について指導する。竹井は、中近世
移行期の観点から史料の紹介や分析、修士論文の構想の作成について指導する。下倉は、
中国史との比較という観点から史料分析の方法などについて指導する。
達成目標:受講生は、上記演習内容に沿って研究活動をすすめ、日本中世史に関する研究方法・史料
分析の方法を習得する。また、修士論文のテーマを確定し構想を作成する。
授業計画:第 1 回 はじめに・この演習の進め方
第 2 回 卒業論文の内容報告
第 3 回 卒業論文の内容検討
第 4 回 『看聞日記』講読(1)
第 5 回 『看聞日記』講読(2)
第 6 回 『看聞日記』講読(3)
第 7 回 『看聞日記』講読(4)
−211−
戻る
第 8 回 『看聞日記』講読(5)
第 9 回 修士論文テーマ設定(1)先行研究の整理と検討
第10回 修士論文テーマ設定(2)先行研究論文の講読(1)
第11回 修士論文テーマ設定(3)先行研究論文の講読(2)
第12回 修士論文テーマ設定(4)先行研究論文の講読(3)
第13回 修士論文テーマ設定(5)先行研究論文の講読(4)
第14回 修士論文テーマ設定(6)先行研究論文の講読(5)
第15回 修士論文テーマ設定(7)史料調査の計画
※受講生の報告順番が決定次第、詳細な進行予定表を配付する。学事日程・担当教員の
出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:報告内容(40%)、議論における発言内容(20%)、修士論文中間レポート(40%)。
学修に必要な準備:講読する史料・論考などは事前に予習し、感想や疑問点を必ず整理して演習にの
ぞむこと。修士論文作成に向けて、常に自主学修に励むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:
『看聞日記』(図書寮叢刊)ほか。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に指示する。
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本中世史の研究)
なな
七
竹
下
たけ
しも
み
まさ
い
ひで
海
井
倉
くら
雅
英
と
人
文
渉
ふみ
わたる
テ ー マ:中世史料の研究と修士論文の作成(その1)
講義内容:アジア文化史演習Ⅰ(日本中世史の研究)にひきつづき、受講生は研究対象に関する史料
や研究文献を読み込み、修士論文の作成を開始する。七海は『看聞日記』の講読を主催
し、受講生とともに室町時代の政治制度史・社会史の研究を継続する。また、修士論文の
作成について、とくに史料の蒐集・分析の面に力を入れて指導する。竹井は、中近世移行
期の観点から史料の紹介や分析、修士論文の作成について指導する。下倉は、中国史との
比較という観点から史料分析の方法などについて指導する。
達成目標:受講生は、上記演習内容に沿って研究活動をすすめ、修士論文の作成を開始する。年度末
に修士論文の骨子・目次案を具体的に提示する。
授業計画:第 1 回 史料調査の成果報告(1)
第 2 回 史料調査の成果報告(2)
第 3 回 収集史料の整理とこれからの方針
第 4 回 『看聞日記』講読(1)
第 5 回 『看聞日記』講読(2)
第 6 回 『看聞日記』講読(3)
第 7 回 『看聞日記』講読(4)
第 8 回 『看聞日記』講読(5)
第 9 回 修士論文中間報告(1)史料分析報告(1)
第10回 修士論文中間報告(2)史料分析報告(2)
第11回 修士論文中間報告(3)史料分析報告(3)
第12回 『看聞日記』講読(6)
第13回 『看聞日記』講読(7)
第14回 『看聞日記』講読(8)
第15回 修士論文目次案の提示
※受講生の報告順番が決定次第、詳細な進行予定表を配付する。学事日程・担当教員の
出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:報告内容(40%)、議論における発言内容(20%)、修士論文中間レポート(40%)。
−212−
戻る
学修に必要な準備:講読する史料・論考などは事前に予習し、感想や疑問点を必ず整理して演習にの
ぞむこと。修士論文作成に向けて、常に自主学修に励むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:
『看聞日記』(図書寮叢刊)ほか。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に指示する。
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (日本中世史の研究)
なな
七
竹
下
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倉
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まさ
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アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (日本中世史の研究)
なな
七
竹
下
海
井
倉
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い
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アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies Ⅰ (日本近世史の研究)
きく
池
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西
ち
けい
おか
のぶ
たけ
しも
たけ
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菊
政
河
まさ
かわ
くら
くら
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雅
英
雅
英
慶
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文
渉
ふみ
わたる
と
人
文
渉
ふみ
わたる
こ
子
洋
祐
ひろ
すけ
テ ー マ:日本近世史に関する史料講読Ⅰ
講義内容:日本近世の政治史・社会史の研究において、古文書・記録類をどのように読み込むことで
分析の着眼点をつかみ、的確な考察が可能となるのか、史料解読の方法と視点について鍛
錬する授業とする。併せて修士論文の作成に向けて文献および史料の収集を進め、中間報
告をおこなう。菊池は受講生とともに講読史料の考察を深め、修士論文の全体について指
導をおこなう。河西は日本近代史、政岡は民俗学の観点から、それぞれ修士論文の作成に
向けて協同で支援をおこない、中間報告の指導をおこなう。
達成目標:①史料の内容を正しく理解し、歴史のなかに位置づけることができる。
②その鍛錬の上に修士論文で扱う史料を探索・収集し、論文の構想を立てることができる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス―演習の目標と進め方
第 2 回 卒業論文の内容について報告(1)論文前半
第 3 回 卒業論文の内容について報告(2)論文後半
第 4 回 『伊達治家記録』について講義
第 5 回 『伊達治家記録』の講読(1)歴代藩主
第 6 回 『伊達治家記録』の講読(2)奉行
第 7 回 『伊達治家記録』の講読(3)4 代綱村①
第 8 回 『伊達治家記録』の講読(4)4 代綱村②
第 9 回 『伊達治家記録』の講読(5)4 代綱村③
第10回 『伊達治家記録』の講読(6)4 代綱村④
第11回 『伊達治家記録』の講読(7)4 代綱村⑤
第12回 『伊達治家記録』の講読(8)4 代綱村⑥
第13回 『伊達治家記録』の講読(9)4 代綱村⑦
第14回 修士論文のテーマについて報告
第15回 修士論文の関係史料について報告
※受講生の報告順番が決定次第、詳細な進行予定表を配付する。
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:報告内容(40%)・議論(20%)・講読レポート(40%)
学修に必要な準備:講読史料については事前に予習し、内容を十分に調べておくこと。発表者は講読
史料の内容を綿密に検討した配布資料を用意すること。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
−213−
戻る
テキスト:講読史料を配布する。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に連絡する。
菊
政
河
池
岡
西
ち
けい
おか
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晃
のぶ
子
洋
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アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (日本近世史の研究)
きく
菊
政
河
池
岡
西
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けい
おか
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伸
晃
のぶ
子
洋
祐
アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (日本近世史の研究)
きく
池
岡
西
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けい
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子
洋
祐
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies Ⅱ (日本近世史の研究)
きく
まさ
かわ
にし
こう
こ
ひろ
すけ
テ ー マ:日本近世史に関する史料講読Ⅱ
講義内容:
「アジア文化史演習Ⅰ」(日本近世史の研究)に引き続き、日本近世史の史料解読の方法と
視点について鍛錬する授業とする。併せて修士論文の作成に向けて文献および史料の収集
を進め、分析内容について中間報告をおこなう。菊池は受講生とともに講読史料の考察を
深め、修士論文の全体について指導をおこなう。河西は日本近代史、政岡は民俗学の観点
から、それぞれ修士論文の作成に向けて協同で支援をおこない、中間報告の指導をおこな
う。
達成目標:①史料の内容を正しく理解し、歴史のなかに位置づけることができる。
②その鍛錬の上に修士論文で扱う史料を探索・収集し、分析を進めることができる。
授業計画:第 1 回 修士論文の史料調査報告(1)一人目
第 2 回 修士論文の史料調査報告(2)二人目
第 3 回 『伊達治家記録』の講読(1)7 代重村①
第 4 回 『伊達治家記録』の講読(2)7 代重村②
第 5 回 『伊達治家記録』の講読(3)7 代重村③
第 6 回 藩政史料の調査(1)境沢家文書の概要
第 7 回 藩政史料の調査(2)境沢家文書の藩政史料
第 8 回 藩政史料の調査(3)境沢家文書の家政史料
第 9 回 『伊達治家記録』の講読(4)7 代重村④
第10回 『伊達治家記録』の講読(5)7 代重村⑤
第11回 『伊達治家記録』の講読(6)7 代重村⑥
第12回 『伊達治家記録』の講読(7)7 代重村⑦
第13回 修士論文中間報告(1)史料解読前半
第14回 修士論文中間報告(2)史料解読後半
第15回 授業の総括―修士論文作成に向けて
※受講生の報告順番が決定次第、詳細な進行予定表を配付する。
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:報告内容(40%)・議論(20%)・修士論文中間レポート(40%)
学修に必要な準備:講読史料については事前に予習し、内容を十分に調べておくこと。発表者は講読
史料の内容を綿密に検討した配布資料を用意すること。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:講読の関係史料を配布する。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に連絡する。
−214−
まさ
かわ
菊
政
河
まさ
かわ
にし
にし
こう
慶
伸
晃
こう
こ
ひろ
すけ
こ
ひろ
すけ
戻る
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Culture History Studies I (北方アジア史の研究)
小
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佐
お
ぬま
たか
しも
沼
倉
川
くら
お
ぬま
たか
しも
くら
さ
がわ
孝
正
まさ
ひろ
博
渉
敏
わたる
とし
テ ー マ:北方アジアの歴史展開
講義内容:北方アジアの歴史的な展開をおさえながら、当地域で活動した諸集団の政治・社会・文化
に関する学説や最新の研究動向を整理し、そのなかから課題と資料を選択し、レポートを
作成する。歴史資料については小沼と下倉が、考古資料については佐川が担当する。
達成目標:①北方アジアの歴史展開とその意義について理解することができる。
②修士論文を補完するレポートを作成して、修士論文の完成に資することができる。
授業計画: 1 回目 ガイダンス、演習計画の策定
2 回目 北方アジアの歴史展開 1(地理と風土)
3 回目 北方アジアの歴史展開 2(民族と生業)
4 回目 北方アジアの歴史展開 3(古代)
5 回目 北方アジアの歴史展開 4(中世)
6 回目 北方アジアの歴史展開 5(近世)
7 回目 北方アジアの歴史展開 6(近代)
8 回目 北方アジアの歴史展開 7(現代)
9 回目 北方アジアの歴史展開 8(1 7 回目の講義内容のまとめ)
10 回目 問題点の整理
11 回目 課題の策定
12 回目 課題の処理方法の検討
13 回目 主要資料の講読
14 回目 主要資料の批評
15 回目 レポート構成内容の検討
成績評価方法:授業内容の理解度(40%)、レポートの達成度(60%)
学修に必要な準備:概説書等を読み基礎的な知識や時代の流れを把握しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:北方アジア史特論Ⅰ・Ⅱ
テキスト:初回のガイダンスにおいて指示する。
参考文献:
『中央ユーラシアを知る事典』平凡社。そのほか、授業中に随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に通知する。
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Culture History Studies II (北方アジア史の研究)
小
下
佐
さ
沼
倉
川
がわ
孝
正
まさ
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博
渉
敏
わたる
とし
テ ー マ:北方アジアの国家と政治
講義内容:北方アジアの歴史的な展開をおさえながら、当地域に勃興した国家とその政治構造に関す
る学説や最新の研究動向を整理し、そのなかから課題と資料を選択し、レポートを作成す
る。歴史資料については小沼と下倉が、考古資料については佐川が担当する。
達成目標:①北方アジアに成立した国家とその政治構造について理解することができる。
②修士論文を補完するレポートを作成して、修士論文の完成に資することができる。
授業計画: 1 回目 ガイダンス、演習計画の策定
2 回目 北方アジアの国家と政治 1(集団構造)
3 回目 北方アジアの国家と政治 2(国家形成)
4 回目 北方アジアの国家と政治 3(国家成立)
5 回目 北方アジアの国家と政治 4(支配構造)
6 回目 北方アジアの国家と政治 5(政権中枢)
7 回目 北方アジアの国家と政治 6(王権論)
8 回目 北方アジアの国家と政治 7(対外関係)
−215−
戻る
9 回目 北方アジアの国家と政治 8(1 7 回目の講義内容のまとめ)
10 回目 問題点の整理
11 回目 課題の策定
12 回目 課題の処理方法の検討
13 回目 主要資料の講読
14 回目 主要資料の批評
15 回目 レポート構成内容の検討
成績評価方法:授業内容の理解度(40%)、レポートの達成度(60%)
学修に必要な準備:概説書等を読み基礎的な知識や時代の流れを把握しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:北方アジア史特論Ⅰ・Ⅱ
テキスト:初回のガイダンスにおいて指示する。
参考文献:
『中央ユーラシアを知る事典』平凡社。そのほか、授業中に随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に通知する。
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Culture History Studies III (北方アジア史の研究)
お
ぬま
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くら
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沼
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正
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敏
わたる
とし
テ ー マ:北方アジアの社会構造
講義内容:北方アジアの歴史的な展開をおさえながら、当地域で活動した諸集団の社会構造に関する
学説や最新の研究動向を整理し、そのなかから課題と資料を選択し、レポートを作成す
る。なお、歴史資料については小沼と下倉が、考古資料については佐川が担当する。
達成目標:①北方アジアの歴史展開とその意義について理解することができる。
②修士論文を補完するレポートを作成して、修士論文の完成に資することができる。
授業計画: 1 回目 ガイダンス、演習計画の策定
2 回目 北方アジアの社会構造 1(生業)
3 回目 北方アジアの社会構造 2(遊牧と狩猟)
4 回目 北方アジアの社会構造 3(家畜)
5 回目 北方アジアの社会構造 4(農耕)
6 回目 北方アジアの社会構造 5(都市)
7 回目 北方アジアの社会構造 6(交易)
8 回目 北方アジアの社会構造 7(定住民の役割)
9 回目 北方アジアの社会構造 8(1-7 回目の講義内容のまとめ)
10 回目 問題点の整理
11 回目 課題の策定
12 回目 課題の処理方法の検討
13 回目 主要資料の講読
14 回目 主要資料の批評
15 回目 レポート構成内容の検討
成績評価方法:授業内容の理解度(40%)、レポートの達成度(60%)
学修に必要な準備:概説書等を読み基礎的な知識や時代の流れを把握しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:北方アジア史特論Ⅰ・Ⅱ
テキスト:初回のガイダンスにおいて指示する。
参考文献:
『中央ユーラシアを知る事典』平凡社。そのほか、授業中に随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に通知する。
−216−
戻る
アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Culture History Studies IV (北方アジア史の研究)
小
下
佐
お
ぬま
たか
しも
沼
倉
川
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まさ
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こう
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孝
正
まさ
ひろ
博
渉
敏
わたる
とし
テ ー マ:北方アジアの文化
講義内容:北方アジアの歴史的な展開をおさえながら、当地域で活動した諸集団の文化に関する学説
や最新の研究動向を整理し、そのなかから課題と資料を選択し、レポートを作成する。歴
史資料については小沼と下倉が、考古資料については佐川が担当する。
達成目標:①北方アジアの文化について歴史的・体系的に理解することができる。
②修士論文を補完するレポートを作成して、修士論文の完成に資することができる。
授業計画: 1 回目 ガイダンス、演習計画の策定
2 回目 北方アジアの国家と政治 1(概論)
3 回目 北方アジアの国家と政治 2(遊牧狩猟文化)
4 回目 北方アジアの国家と政治 3(外来文化の受容)
5 回目 北方アジアの国家と政治 4(言語)
6 回目 北方アジアの国家と政治 5(文字)
7 回目 北方アジアの国家と政治 6(宗教と信仰体系)
8 回目 北方アジアの国家と政治 7(宗教と王権)
9 回目 北方アジアの国家と政治 8(1-7 回目の講義内容のまとめ)
10 回目 問題点の整理
11 回目 課題の策定
12 回目 課題の処理方法の検討
13 回目 主要資料の講読
14 回目 主要資料の批評
15 回目 レポート構成内容の検討
成績評価方法:授業内容の理解度(40%)、レポートの達成度(60%)
学修に必要な準備:概説書等を読み基礎的な知識や時代の流れを把握しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:北方アジア史特論Ⅰ・Ⅱ
テキスト:初回のガイダンスにおいて指示する。
参考文献:
『中央ユーラシアを知る事典』平凡社。そのほか、授業中に随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に通知する。
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本民俗学の研究)
政
加
菊
きく
岡
藤
池
ち
伸
幸
慶
けい
洋
治
子
こ
テ ー マ:東北地方への民俗のまなざしを問い直す
講義内容:従来の民俗学において、東北地方の民俗を古くから変りなく受け継がれてきたものとして
理解し、変化の視点が欠落することが多かった。しかし、歴史学の成果にも注目する限
り、政治・経済の変化との関わりを十分押さえたうえで検討する必要がある。そこで、本
演習では、個別の研究関心にも配慮しつつ、歴史的変化の問題に注目した民俗学の論文は
もちろんのこと、歴史学の論文もいくつか選び、受講生諸君の発表により精読し、議論し
ていく。なお、授業の進め方については、政岡を軸に、物質文化研究の視点から加藤幸治
が、日本近世史の立場から菊池が協同して指導する。
達成目標:東北地方の民俗研究の問題点について、研究史を踏まえた上で説明できる。
授業計画:第 1 回 前期ガイダンス(授業の進め方、受講上の注意点など)
第 2 回 自己紹介を兼ねた研究内容の紹介(1)
第 3 回 同上(2)
第 4 回 同上(3)
第 5 回 同上(4)
−217−
戻る
第 6 回 論文の精読とそれを踏まえた議論(1)
第 7 回 同上(2)
第 8 回 同上(3)
第 9 回 同上(4)
第10回 同上(5)
第11回 同上(6)
第12回 同上(7)
第13回 同上(8)
第14回 東北の民俗をいかに取り上げるべきか(1)
第15回 東北の民俗をいかに取り上げるべきか(2)
成績評価方法:期末レポート(80%)、議論参加への積極性(20%)をもとに、総合的に評価する。
学修に必要な準備:事前に、取り上げる論文の内容について、その地域の歴史的展開も押さえつつ読
み込み、授業終了後において再び確認するようにしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:歴史学・考古学・地理学関連の科目についてもできる限り受
講しておくことが望ましい。
テキスト:授業で取り上げる論文は、こちらで準備する。
参考文献:授業の中でその都度指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては、開講時に連絡する。
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本民俗学の研究)
まさ
おか
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か
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政
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きく
岡
藤
池
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伸
幸
慶
けい
洋
治
子
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テ ー マ:民俗学の今日的課題を考える
講義内容:今日、民俗学は大きな変化の時期を迎えているが、本演習では近年話題になっている論文
を精読し、この学問の現状を把握するとともに、自らの研究の位置づけについても考え
る。本演習では、政岡を軸に、物質文化研究の視点から加藤幸治が、日本近世史の立場か
ら菊池が協同して指導する。
達成目標:民俗学全体の現状を踏まえた上で、自らの研究関心を説明できる。
授業計画:第 1 回 前期ガイダンス(授業の進め方、受講上の注意点など)
第 2 回 自己紹介を兼ねた研究内容の紹介(1)
第 3 回 同上(2)
第 4 回 同上(3)
第 5 回 同上(4)
第 6 回 論文の精読とそれを踏まえた議論(1)
第 7 回 同上(2)
第 8 回 同上(3)
第 9 回 同上(4)
第10回 同上(5)
第11回 同上(6)
第12回 同上(7)
第13回 同上(8)
第14回 民俗学の現状と自らの研究関心(1)
第15回 民俗学の現状と自らの研究関心(2)
成績評価方法:期末レポート(80%)、議論参加への積極性(20%)をもとに、総合的に評価する。
学修に必要な準備:事前に、取り上げる論文の内容について、その議論の学問的背景も押さえつつ読
み込み、授業終了後において再び確認するようにしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:歴史学・考古学・地理学関連の科目についてもできる限り受
講しておくことが望ましい。
−218−
戻る
テキスト:授業で取り上げる論文は、こちらで準備する。
参考文献:授業の中でその都度指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては、開講時に連絡する。
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (日本民俗学の研究)
まさ
政
加
菊
おか
のぶ
とう
伸
幸
慶
ひろ
か
岡
藤
池
こう
じ
アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (日本民俗学の研究)
まさ
政
加
菊
おか
岡
藤
池
のぶ
とう
伸
幸
慶
ひろ
か
こう
じ
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (中国古代史の研究)
たに
ぐち
くら
正
振
みつる
しも
きく
きく
谷
下
佐
劉
呂
さ
リウ
リュー
ち
ち
口
倉
川
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けい
けい
まさ
ジェン
洋
治
子
こ
洋
治
子
こ
満
渉
敏
東
静
わたる
とし
ドン
ヂン
テ ー マ:中国古代史の研究
講義内容:中国古代国家の形成と中国古代文化の形成に関する学説を整理し、そのなかから受講生自
身が課題と資料を選択し、レポートを作成する。なお、下倉は中国中世史の分野から、佐
川はアジア考古学の分野から、呂静は中国民俗考古学の分野から、テーマに関して指導を
行う。
達成目標:中国古代史の理解に不可欠な問題を発見・設定し、修士論文の前提となるレポートを作成
して、修士論文の準備に資することができる。
授業計画: 1. 先秦史の諸問題に関する受講生による解説Ⅰ(初期国家の形成)。
2. 先秦史の諸問題に関する受講生による解説Ⅱ(殷西周時代)。
3. 先秦史の諸問題に関する受講生による解説Ⅲ(春秋戦国時代)。
4. 秦漢史の諸問題に関する受講生による解説Ⅰ(政治・経済)。
5. 秦漢史の諸問題に関する受講生による解説Ⅱ(社会・文化)。
6. 課題の処理Ⅰ(問題点の整理)。
7. 課題の処理Ⅱ(主要資料の収集)。
8. レポート課題の決定。
9. 主要研究文献の講読。
10. 主要資料の講読Ⅰ。
11. 主要資料の講読Ⅱ。
12. レポート構成内容の決定。
13. レポートの作成(研究文献と史料の引用部分を中心に)。
14. レポート内容の発表。
15. 上記の発表に対する講評会。 成績評価方法:各授業時の達成度(40%)、レポートの評価(60%)による。
学修に必要な準備:中国・日本の学術機関の研究動向を調査しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:アジア文化史演習Ⅱ(中国古代史の研究)、中国古代史特論
Ⅰ・Ⅱ、アジア考古学特論Ⅰ・Ⅱ。
テキスト:その都度、教室で指示する。
参考文献:その都度、教室で指示する。
履修上の注意:課題が多岐にわたるので、計画的に自習することが望ましい。オフィスアワーを設定
する。詳細は開講時に連絡する。
−219−
戻る
たに
谷
下
佐
ぐち
くら
正
みつる
しも
口
倉
川
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (中国古代史の研究)
たに
谷
下
佐
ぐち
くら
正
みつる
しも
口
倉
川
アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (中国古代史の研究)
たに
谷
下
佐
ぐち
くら
正
みつる
しも
口
倉
川
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Culture History Studies I (中国中世史の研究)
しも
くら
ぐち
雅
わたる
たに
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies Ⅱ (中国古代史の研究)
さ
がわ
まさ
満
渉
敏
わたる
とし
テ ー マ:中国古代史の研究
講義内容:中国古代国家の形成と中国古代文化の形成に関する学説を整理し、そのなかから受講生自
身が課題と資料を選択し、レポートを作成する。なお、下倉は中国中世史の分野から、佐
川はアジア考古学の分野から、テーマに関して指導を行う。
達成目標:中国古代史の理解に不可欠な問題を発見・設定し、修士論文の前提となるレポートを作成
して、修士論文の準備に資することができる。
授業計画: 1.中国古代国家形成の諸問題に関する受講生による解説Ⅰ(黄河流域)。
2.中国古代国家形成の諸問題に関する受講生による解説Ⅱ(長江流域)。
3.先秦史料の諸問題に関する受講生による解説。
4.秦漢史料の諸問題に関する受講生による解説。
5.先秦史研究論文講読。
6.秦漢史研究論文講読。
7.レポート課題の決定。
8.史料講読Ⅰ(既存文献資料)。
9.史料講読Ⅱ(新出文字資料)。
10.考古資料講読Ⅰ(遺跡資料)。
11.考古資料講読Ⅱ(遺物資料)。
12.レポート構成内容の決定。
13.レポートの作成(研究文献と史料の引用部分を中心に)。
14.レポート内容の発表。
15.上記の発表に対する講評会。
成績評価方法:各授業時の達成度(40%)、レポートの評価(60%)による。
学修に必要な準備:中国・日本の学術機関の研究動向を調査しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:アジア文化史演習Ⅰ(中国古代史の研究)、中国古代史特論
Ⅰ・Ⅱ、アジア考古学特論Ⅰ・Ⅱ。
テキスト:その都度、教室で指示する。
参考文献:その都度、教室で指示する。
履修上の注意:課題が多岐にわたるので、計画的に自習することが望ましい・オフィスアワーを設定
する。詳細は開講時に連絡する。 さ
さ
下
谷
七
なな
がわ
がわ
倉
口
海
み
まさ
まさ
まさ
満
渉
敏
わたる
とし
満
渉
敏
わたる
とし
渉
満
人
みつる
と
テ ー マ:中国中世史研究の現状と課題
講義内容:これまでの中国中世史研究を回顧し、その中から課題とすべき自分自身の目的関心を鮮明
する。なお、本演習では下倉が主な指導にあたり、谷口が中国古代史の方面から、また七
海が日本中世史の方面からアドバイスを行う。
−220−
戻る
達成目標:①中国中世史研究の現状と課題について理解することができる。
②修士論文の作成に向けてオリジナルな課題の設定を行うことができる。
授業計画: 1 回目 ガイダンス、演習計画の策定
2 回目 中国古代史研究概観
3 回目 後漢末期の研究に関する回顧
4 回目 曹魏王朝に関する研究の回顧
5 回目 孫呉・蜀漢王朝に関する研究の回顧
6 回目 両晋王朝に関する研究の回顧
7 回目 九品官制に関する研究の回顧
8 回目 南朝に関する研究の回顧
9 回目 五胡十六国時代に関する研究の回顧
10 回目 北魏王朝に関する研究の回顧──洛陽遷都以前──
11 回目 北魏王朝に関する研究の回顧──洛陽遷都以後──
12 回目 隋代に関する研究の回顧
13 回目 唐代に関する研究の回顧──安史の乱以前──
14 回目 唐代に関する研究の回顧──安史の乱以後──
15 回目 受講生自身による課題の設定
成績評価方法:授業内容の理解度(20%)、レポートの達成度(80%)
学修に必要な準備:概説書等を読んで基礎的な知識について習熟しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:中国中世史特論
テキスト:初回のガイダンスにおいて指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細については開講時に通知する。
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Culture History Studies II (中国中世史の研究)
しも
くら
たに
ぐち
下
谷
七
なな
倉
口
海
み
雅
まさ
わたる
渉
満
人
みつる
と
テ ー マ:中国中世史研究と資史料
講義内容:アジア文化史演習Ⅰ(中国中世史の研究)において設定した課題を解決するために、当該
時代史を研究するにあたっての資史料について理解を深める。なお、本演習では下倉が主
な指導にあたり、谷口が中国古代史の方面から、また七海が日本中世史の方面からアドバ
イスを行う。
達成目標:①中国中世史研究にあたって、どのような資史料が存在し、且つそれらの中で何が自身の
研究に有益であるかを見定めることができる。
②修士論文の作成に向けて検討すべき材料(資史料を選定することができる。
授業計画: 1 回目 ガイダンス、演習計画の策定
2 回目 『後漢書』の性格とその講読
3 回目 『三国志』の性格とその講読
4 回目 『晋書』の性格とその講読──本紀・載記──
5 回目 『晋書』の性格とその講読──列伝・志──
6 回目 『宋書』の性格とその講読
7 回目 『南斉書』の性格とその講読
8 回目 『梁書』『陳書』の性格とその講読
9 回目 『魏書』の性格とその講読
10 回目 『北斉書』『周書』の性格と講読
11 回目 『隋書』の性格とその講読──本紀・列伝──
12 回目 『隋書』の性格とその講読──志──
13 回目 唐代の諸資料──文献史料──
14 回目 唐代の諸資料──石碑史料──
−221−
戻る
15 回目 中国中世史料論の課題
成績評価方法:授業内容の理解度(20%)、レポートの達成度(80%)
学修に必要な準備:漢文講読のための基礎知識を復習しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:歴史資料論Ⅱ
テキスト:その都度配付する。
参考文献:ま
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細については開講時に通知する。
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Culture History Studies I (中国中世史の研究)
しも
下
谷
七
くら
倉
口
海
ぐち
雅
わたる
たに
アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Culture History Studies I (中国中世史の研究)
しも
下
谷
七
くら
倉
口
海
ぐち
雅
わたる
たに
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本中近世地域社会史の研究)
たけ
井
海
沼
い
ひで
ふみ
み
まさ
と
なな
なな
竹
七
小
なな
お
み
み
ぬま
まさ
まさ
英
雅
孝
たか
渉
満
人
みつる
と
渉
満
人
みつる
と
文
人
博
ひろ
テ ー マ:日本中近世地域社会史の研究
講義内容:上記テーマに関する先行研究の収集・分析、関連史料の収集・読解を進め、受講生の修士
論文作成のための準備を着実に進めていきたい。竹井を中心に、七海・小沼が適宜それぞ
れの専門分野の観点から随時共同して指導する。
達成目標:①先行研究・関連史料の収集・分析を進めることができる、②修士論文の方向性を明確に
することができる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス 演習の進め方
第 2 回 卒業論文の内容報告
第 3 回 修士論文の構想報告
第 4 回 関連論文の輪読(1)中近世移行期研究全体に関わるもの(1)
第 5 回 関連論文の輪読(2)中近世移行期研究全体に関わるもの(2)
第 6 回 関連論文の輪読(3)中近世移行期研究全体に関わるもの(3)
第 7 回 関連論文の輪読(4)中近世移行期研究全体に関わるもの(4)
第 8 回 関連論文の輪読(5)中近世移行期研究全体に関わるもの(5)
第 9 回 関連論文の輪読(6)地域史研究に深く関わるもの(1)
第10回 関連論文の輪読(7)地域史研究に深く関わるもの(2)
第11回 関連論文の輪読(8)地域史研究に深く関わるもの(3)
第12回 関連論文の輪読(9)受講者のテーマに深く関わるもの(1)
第13回 関連論文の輪読(10)受講者のテーマに深く関わるもの(2)
第14回 関連論文の輪読(11)受講者のテーマに深く関わるもの(3)
第15回 関連論文の輪読(12)受講者のテーマに深く関わるもの(4)
成績評価方法:レポート(70%)、議論への参加度(30%)
学修に必要な準備:早い段階でテーマを決め、それに関する学術書・論文・史料を自主的に読んでお
くこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:適宜指示する。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に指示する。
−222−
戻る
竹
七
小
井
海
沼
い
ひで
ふみ
み
英
雅
孝
まさ
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (日本中近世地域社会史の研究)
たけ
竹
七
小
井
海
沼
い
ひで
ふみ
み
英
雅
孝
まさ
アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (日本中近世地域社会史の研究)
たけ
竹
七
小
井
海
沼
い
ひで
ふみ
み
英
雅
孝
まさ
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本近現代史の研究)
かわ
にし
こう
すけ
きく
ち
けい
こ
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本中近世地域社会史の研究)
たけ
なな
お
ぬま
たか
文
人
博
と
ひろ
テ ー マ:日本中近世地域社会史料の研究
講義内容:上記テーマに関する先行研究の収集・分析、関連史料の収集・読解を進め、受講生の修士
論文作成のための準備を着実に進めていきたい。竹井を中心に、七海・小沼が適宜それぞ
れの専門分野の観点から随時共同して指導する。
達成目標:①先行研究・関連史料の大部分を収集することができる、②修士論文のテーマを確定する
ことができる。
授業計画:第 1 回 夏休み中の進捗状況の報告
第 2 回 修士論文関連史料の収集状況報告(1)
第 3 回 修士論文関連史料の収集状況報告(2)
第 4 回 修士論文関連史料の収集状況報告(3)
第 5 回 修士論文関連史料の講読(1)
第 6 回 修士論文関連史料の講読(2)
第 7 回 修士論文関連史料の講読(3)
第 8 回 修士論文関連史料の講読(4)
第 9 回 修士論文関連史料の講読(5)
第10回 修士論文関連史料の講読(6)
第11回 修士論文関連史料の講読(7)
第12回 修士論文中間報告(1)テーマ設定
第13回 修士論文中間報告(2)史料分析報告
第14回 修士論文中間報告(3)修士論文「はじめに」報告
第15回 修士論文中間報告(4)修士論文第 1 章報告
成績評価方法:レポート(70%)、議論への参加度(30%)
学修に必要な準備:テーマに関する学術書・論文・史料を自主的に読んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:適宜指示する。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に指示する。
なな
お
なな
お
河
菊
政
まさ
ぬま
ぬま
西
池
岡
おか
たか
たか
晃
慶
伸
のぶ
文
人
博
と
ひろ
文
人
博
と
ひろ
祐
子
洋
ひろ
テ ー マ:日本近現代の政治と社会
講義内容:修士論文作成にむけて、一次史料を読解し二次史料を収集・整理する能力を身につける。
各回ともに受講生の研究テーマに従って一次・二次史料の収集、読解力の育成を指導して
いく。菊池は日本近世史の立場から、政岡は民俗学の立場から協同して指導を行う。
達成目標:修士論文作成の前段階として、史料読解の基礎力を要請する。
授業計画:第 1 回 ガイダンス―演習の進め方
−223−
戻る
第 2 回 各自の卒業論文の報告(1) 1G(グループ)目
第 3 回 各自の卒業論文の報告(2) 2G 目
第 4 回 各自の修士論文の方向性の報告(1) 1G 目
第 5 回 各自の修士論文の方向性の報告(2) 2G 目
第 6 回 関連資料収集方法に関する報告(1) 1G 目
第 7 回 関連資料収集方法に関する報告(2) 2G 目
第 8 回 修士論文関連史料・論文講読(1) 史料 1
第 9 回 修士論文関連史料・論文講読(2) 史料 2
第10回 修士論文関連史料・論文講読(3) 史料 3
第11回 修士論文関連史料・論文講読(4) 史料 4
第12回 修士論文関連史料・論文講読(5) 論文 1
第13回 修士論文関連史料・論文講読(6) 論文 2
第14回 修士論文関連史料・論文講読(7) 論文 3
第15回 まとめ―修士論文についての報告
成績評価方法:報告内容(40%)、議論(20%)、課題(40%)
学修に必要な準備:自己の修士論文テーマにかかわらず、広く日本近現代史にかかわる論文や文献を
読破し、疑問点を整理して講義に臨むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:講義中に配布する。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設ける。時間は開講時に指示する。
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本近現代史の研究)
かわ
にし
こう
きく
ち
けい
河
菊
政
まさ
西
池
岡
おか
晃
慶
伸
のぶ
すけ
祐
子
洋
こ
ひろ
テ ー マ:日本近現代の政治と社会
講義内容:修士論文作成にむけて、一次史料を読解し二次史料を収集・整理する能力を身につける。
各回ともに受講生の研究テーマに従って一次・二次史料の収集、読解力の育成を指導して
いく。菊池は日本近世史の立場から、政岡は民俗学の立場から共同して指導を行う。
達成目標:修士論文作成の前段階として、史料読解の基礎力を要請する。
授業計画:第 1 回 ガイダンス―演習の進め方
第 2 回 各自の修士論文構想の報告(1) 1G(グループ)目
第 3 回 各自の修士論文構想の報告(2) 2G 目
第 4 回 修士論文章立て・史料報告(1) 1G 目
第 5 回 修士論文章立て・史料報告(2) 1G 目
第 6 回 修士論文関連史料・論文講読(1) 史料 1
第 7 回 修士論文関連史料・論文講読(2) 史料 2
第 8 回 修士論文関連史料・論文講読(3) 史料 3
第 9 回 修士論文関連史料・論文講読(4) 史料 4
第10回 修士論文関連史料・論文講読(5) 論文 1
第11回 修士論文関連史料・論文講読(6) 論文 2
第12回 修士論文関連史料・論文講読(7) 論文 3
第13回 修士論文関連史料・論文講読(8) 論文 4
第14回 修士論文関連史料・論文講読(9) 論文 5
第15回 まとめ―修士論文についての報告
成績評価方法:報告内容(40%)、議論(20%)、課題(40%)
学修に必要な準備:自己の修士論文テーマにかかわらず、広く日本近現代史にかかわる論文や文献を
読破し、疑問点を整理して講義に臨むこと。
−224−
戻る
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:講義中に配布する。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設ける。時間は開講時に指示する。
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (日本近現代史の研究)
かわ
河
菊
政
にし
こう
ち
晃
慶
伸
すけ
きく
西
池
岡
けい
アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (日本近現代史の研究)
かわ
河
菊
政
にし
こう
ち
晃
慶
伸
すけ
きく
西
池
岡
けい
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本考古学の研究)
つじ
辻
佐
熊
川
谷
ひで
秀
正
公
人
敏
男
つじ
川
谷
ひで
人
敏
男
まさ
まさ
さ
くま
おか
おか
がわ
がい
テ ー マ:日本考古学研究の現状と課題
講義内容:日本考古学研究の現状を示す基本文献をもとに発表し、討論、指導を行う。
達成目標:日本考古学の現状と課題を説明できる。
授業計画:1回目 演習の進め方、基本文献の提示(辻・佐川・熊谷)
2回目 日本旧石器時代に関する報告と討論(佐川)
3回目 日本旧石器時代に関する報告と討論(佐川)
4回目 縄文文化に関する報告と討論(佐川)
5回目 縄文文化に関する報告と討論(佐川)
6回目 弥生文化に関する報告と討論 ( 辻 )
7回目 弥生文化に関する報告と討論 ( 辻 )
8回目 弥生時代から古墳時代への移行期に関する報告と討論 ( 辻 )
9回目 古墳文化に関する報告と討論 ( 辻 )
10回目 古墳文化に関する報告と討論 ( 辻 )
11回目 古墳文化に関する報告と討論 ( 辻 )
12回目 古墳時代、古代に関わる文献史学研究成果関する報告と討論 ( 熊谷 )
13回目 古墳時代、古代に関わる文献史学研究成果関する報告と討論 ( 熊谷 )
14回目 古墳時代、古代に関わる文献史学研究成果関する報告と討論 ( 熊谷 )
15回目 まとめ
成績評価方法:質疑応答など、平常の学習状況を評価する。
学修に必要な準備:報告の準備、事前に関係文献を読んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:日本考古学特論Ⅰ、Ⅱ アジア考古学特論Ⅰ、Ⅱ
テキスト:発表に関わるレジュメ。
参考文献:講義時に提示する。
履修上の注意:個別の事実関係を知るだけではなく歴史的動向を大局的に把握すること。
オフィスアワーを設ける。詳細は講義で知らせる。
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本考古学の研究)
辻
佐
熊
さ
くま
テ ー マ:日本考古学研究の実践
講義内容:日本考古学研究を実践し、その進行過程を発表し、討論、指導を行う。
達成目標:日本考古学の研究を実践できる。
−225−
がわ
がい
のぶ
のぶ
まさ
きみ
秀
正
公
まさ
きみ
祐
子
洋
こ
ひろ
祐
子
洋
こ
ひろ
と
とし
お
と
とし
お
戻る
授業計画:1回目 演習の進め方
2回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
3回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
4回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
5回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
6回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
7回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
8回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
9回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
10回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
11回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
12回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
13回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
14回目 各自の研究テーマに基づく報告と討論
15回目 まとめ
成績評価方法:質疑応答など、平常の学習状況を評価する。
学修に必要な準備:報告の準備、事前に関係文献を読んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:日本考古学特論Ⅰ、Ⅱ アジア考古学特論Ⅰ、Ⅱ
テキスト:発表に関わるレジュメ。
参考文献:講義で提示する。
履修上の注意:個別の事実関係を知るだけではなく歴史的動向を大局的に把握すること。
オフィスアワーを設ける。詳細は講義で知らせる。
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (日本考古学の研究)
つじ
辻
佐
熊
川
谷
ひで
秀
正
公
人
敏
男
アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (日本考古学の研究)
つじ
辻
佐
熊
川
谷
ひで
秀
正
公
人
敏
男
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (アジア考古学の研究)
佐
辻
熊
さ
がわ
まさ
とし
ひで
と
さ
くま
さ
くま
つじ
くま
がわ
まさ
がい
きみ
がわ
まさ
がい
きみ
川
谷
がい
正
秀
公
きみ
と
とし
お
と
とし
お
敏
人
男
お
テ ー マ:生業からみた東・北アジアと日本の比較考古学
講義内容:まず、演習履修者はテキストや参考文献に則して、東・北アジア(中国、モンゴル、ロシ
ア極東、朝鮮半島)の先史・古代の生業に関する研究史や最新の研究動向を整理し、日本
と比較してレポートを作成し意見交換を行います。つぎに、演習履修者の修士論文の研究
テーマとの関連で生業についての諸問題から課題を設定し、レポートを作成します。な
お、考古資料については佐川と辻が、歴史資料については熊谷が担当します。
達成目標:① 東・北アジアと日本の先史・古代の生業に関する研究史とその意義について理解する
ことができます。
② ①の理解に基づき修士論文の研究テーマに関連する課題を設定してレポートを作成
し、修士論文の完成に資することができます。
授業計画: 1 回目 演習のガイダンスと修士論文の研究計画の検討①
2 回目 東・北アジアの先史・古代の生業 1(旧石器時代の狩猟と狩猟具)
3 回目 演習履修者による発表 1(旧石器時代の狩猟と狩猟具)
4 回目 東・北アジアの先史・古代の生業 2(新石器時代の狩猟と狩猟具)
−226−
戻る
5 回目 演習履修者による発表 2(新石器時代の狩猟と狩猟具)
6 回目 東・北アジアの先史・古代の生業 3(採集と採集 ・ 調整具)
7 回目 演習履修者による発表 3(採集と採集 ・ 調整具)
8 回目 東・北アジアの先史・古代の生業 4(先史・古代の農耕と農具)
9 回目 演習履修者による発表 4(先史・古代の農耕と農具)
10 回目 東・北アジアの先史・古代の生業 5(先史 ・ 古代の家畜)
11 回目 演習履修者による発表 5(先史 ・ 古代の家畜)
12 回目 東・北アジアの先史・古代の生業 6(先史 ・ 古代の窯業)
13 回目 演習履修者による発表 6(先史 ・ 古代の窯業)
14 回目 東・北アジアの先史・古代の生業の研究史総括
15 回目 修士論文の研究計画の検討②
成績評価方法:授業内容の理解度(40%)、レポートの達成度(60%)
学修に必要な準備:テキストやテキスト各章末に付された参考文献等を読み、予習 ・ 復習をして下さ
い。
関連して受講することが望ましい科目:アジア考古学特論Ⅰ・Ⅱ、日本考古学特論Ⅰ・Ⅱ、日本古代
史特論Ⅰ・Ⅱ、中国古代史特論Ⅰ・Ⅱ
テキスト:後藤直・茂木雅博編 2002 年『東アジアと日本の考古学Ⅳ 生業』同成社
参考文献:テキストの各章末に付された参考文献のほか、授業中に随時指示します。
履修上の注意:オフィスアワー等については、開講時に通知します。
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (アジア考古学の研究)
さ
佐
辻
熊
つじ
くま
がわ
川
谷
がい
まさ
とし
ひで
と
正
秀
公
きみ
敏
人
男
お
テ ー マ:交流と交易からみた東・北アジアと日本の比較考古学
講義内容:まず、演習履修者はテキストや参考文献に則して、東・北アジア(中国、モンゴル、ロシ
ア極東、朝鮮半島)の先史・古代の交流と交易に関する研究史や最新の研究動向を整理
し、日本と比較してレポートを作成し、意見交換を行います。つぎに、演習履修者の修士
論文の研究テーマとの関連で交流と交易についての諸問題から課題を設定し、レポートを
作成し、意見交換を行います。なお、考古資料については佐川と辻が、歴史資料について
は熊谷が担当します。
達成目標:① 東・北アジアと日本の先史・古代の交流と交易に関する研究史とその意義について理
解することができます。
② ①の理解に基づいて、修士論文の研究テーマに関連する課題を設定してレポートを作
成し、修士論文の完成に資することができます。
授業計画: 1 回目 演習のガイダンスと修士論文の進捗部分と研究計画の検討①
2 回目 東・北アジアの先史・古代の交流と交易 1(環日本海の石材交易)
3 回目 演習履修者による発表 1(環日本海の石材交易)
4 回目 東・北アジアの先史・古代の交流と交易 2(環日本海のその他の文物交流)
5 回目 演習履修者による発表 2(環日本海のその他の文物交流)
6 回目 東・北アジアの先史・古代の交流と交易 3(黄海をめぐる文物交流と交易)
7 回目 演習履修者による発表 3(黄海をめぐる文物交流と交易)
8 回目 東・北アジアの先史・古代の交流と交易 4(朝鮮海峡をめぐる文物交流と交易)
9 回目 演習履修者による発表 4(朝鮮海峡をめぐる文物交流と交易)
10 回目 東・北アジアの先史・古代の交流と交易 5(中韓日をめぐる瓦作りの展開)
11 回目 演習履修者による発表 5(中韓日をめぐる瓦作りの展開)
12 回目 東・北アジアの先史・古代の交流と交易 6(中韓日をめぐる精神文化の展開)
13 回目 演習履修者による発表 6(中韓日をめぐる精神文化の展開)
14 回目 東・北アジアの先史・古代の交流と交易の研究史総括
−227−
戻る
15 回目 修士論文の進捗部分と研究計画の検討②
成績評価方法:授業内容の理解度(40%)、レポートの達成度(60%)
学修に必要な準備:テキストやテキスト各章末に付された参考文献等を読み、予習 ・ 復習をして下さ
い。
関連して受講することが望ましい科目:アジア考古学特論Ⅰ・Ⅱ、日本考古学特論Ⅰ・Ⅱ、日本古代
史特論Ⅰ・Ⅱ、中国古代史特論Ⅰ・Ⅱ
テキスト:後藤直・茂木雅博編 2002 年『東アジアと日本の考古学Ⅲ 交流と交易』同成社
参考文献:テキストの各章末に付された参考文献のほか、授業中に随時指示します。
履修上の注意:オフィスアワー等については、開講時に通知します。
佐
辻
熊
さ
がわ
川
谷
まさ
正
秀
公
とし
ひで
と
佐
辻
熊
さ
がわ
川
谷
まさ
正
秀
公
とし
ひで
と
か
とう
こう
まさ
おか
のぶ
治
洋
祐
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (アジア考古学の研究)
つじ
アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (アジア考古学の研究)
つじ
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (物質文化の研究)
くま
くま
加
政
河
かわ
がい
がい
藤
岡
西
にし
きみ
きみ
幸
伸
晃
こう
敏
人
男
お
敏
人
男
お
じ
ひろ
すけ
テ ー マ:民俗学の視点と修士論文執筆に向けての指導
講義内容:受講生の研究テーマの報告に対し、加藤と政岡を中心として民俗学の立場から助言や指導
を行う。また、河西は、受講生の研究の時代背景の理解について助言や指導を行う。
達成目標:民俗学の学術用語を適切に用いて議論することができる。みずからのフィールドワークで
得たデータをもとに、人々の生活の営みや行動の意味について説明することができる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 受講生各自の研究テーマ報告(1)
第 3 回 同上 (2)
第 4 回 同上 (3)
第 5 回 同上 (4)
第 6 回 同上 (5)
第 7 回 同上 (6)
第 8 回 同上 (7)
第 9 回 同上 (8)
第10回 同上 (9)
第11回 同上 (10)
第12回 同上 (11)
第13回 同上 (12)
第14回 同上 (13)
第15回 夏の調査に向けた助言
成績評価方法:レジュメ発表(80%)、議論への参加(20%)
学修に必要な準備:発表者は、報告するテーマに関連する学術用語や方法、学史的意義について説明
できるように準備する必要がある。また、他の発表に対しても同様の準備を必要とする。
関連して受講することが望ましい科目:民俗学のみならず歴史学、考古学関係の科目も受講し、各学
問の視点について学ぶ。
テキスト:なし
参考文献:授業の中で指示する。
−228−
戻る
履修上の注意:オフィスアワーについては、初回の講義で指示する。
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (物質文化の研究)
加
政
河
か
とう
こう
まさ
藤
岡
西
おか
幸
伸
晃
のぶ
治
洋
祐
加
政
河
か
とう
こう
まさ
藤
岡
西
おか
幸
伸
晃
のぶ
治
洋
祐
加
政
河
か
とう
こう
まさ
藤
岡
西
おか
幸
伸
晃
のぶ
治
洋
祐
くま
がい
きみ
お
かわ
にし
こう
じ
ひろ
すけ
テ ー マ:民俗学の視点と修士論文執筆に向けての指導
講義内容:受講生の研究テーマの報告に対し、加藤と政岡を中心として民俗学の立場から助言や指導
を行う。また、河西は、受講生の研究の時代背景の理解について助言や指導を行う。夏の
調査を踏まえて修士論文の具体像を得る。
達成目標:民俗学の学術用語を適切に用いて議論することができる。みずからのフィールドワークで
得たデータをもとに、人々の生活の営みや行動の意味について説明することができる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 修士論文執筆に向けた助言と指導(1)
第 3 回 同上 (2)
第 4 回 同上 (3)
第 5 回 同上 (4)
第 6 回 同上 (5)
第 7 回 同上 (6)
第 8 回 同上 (7)
第 9 回 同上 (8)
第10回 同上 (9)
第11回 同上 (10)
第12回 同上 (11)
第13回 同上 (12)
第14回 同上 (13)
第15回 修士論文執筆に向けた助言
成績評価方法:レジュメ発表(80%)、議論への参加(20%)
学修に必要な準備:発表者は、報告するテーマに関連する学術用語や方法、学史的意義について説明
できるように準備する必要がある。また、他の発表に対しても同様の準備を必要とする。
関連して受講することが望ましい科目:民俗学のみならず歴史学、考古学関係の科目も受講し、各学
問の視点について学ぶ。
テキスト:なし
参考文献:授業の中で指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては、初回の講義で指示する。
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (物質文化の研究)
アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (物質文化の研究)
かわ
かわ
にし
にし
こう
こう
じ
ひろ
すけ
じ
ひろ
すけ
日本古代史特論Ⅰ Selected Topics in Japanese Ancient History I 熊
谷
公
男
テ ー マ:古代の日本と東アジア
講義内容:4 ∼ 7 世紀の日本古代国家の形成過程において、倭国をとりまく東アジア世界との交流が
どのような作用をおよぼしたかを考える。
達成目標:古代国家の形成過程における国際的契機の果す意味を説明できるようになる。
−229−
戻る
授業計画:第 1 回 授業のねらいと進め方
第 2 回 4 世紀の倭国と東アジア
第 3 回 倭の五王の南朝宋への遣使
第 4 回 倭王武上表文の意図
第 5 回 羅済同盟と倭国の対外関係
第 6 回 加耶諸国と倭国
第 7 回 栄山江流域勢力と倭国
第 8 回 金官国の滅亡と近江毛野の派遣
第 9 回 「任那日本府」の成立とその機能
第10回 「任那の調」をめぐる問題
第11回 遣隋使派遣の意義
第12回 大化改新前後の東アジア情勢
第13回 白村江の敗戦
第14回 羅・唐戦争と倭国
第15回 授業のまとめ
成績評価方法:学期末のレポートにより評価する
学修に必要な準備:指示された文献は事前に予習しておくこと
参考文献:教室で随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
くま
がい
きみ
お
なな
海
み
まさ
人
谷
公
男
日本古代史特論Ⅱ Selected Topics in Japanese Ancient History II 熊
テ ー マ:古代の蝦夷と城柵
講義内容:蝦夷とよばれた人々はどのような文化をもち、どのような生活をしていたのか。また、そ
の蝦夷を支配するために古代国家が陸奥・出羽に置いた城柵とはどのようなものであった
のかを考えながら、古代東北史を概観する。
達成目標:古代国家の形成過程における国際的契機の果す意味を説明できるようになる。
授業計画:第 1 回 授業のねらいと進め方
第 2 回 蝦夷の地と蝦夷文化
第 3 回 北方交流と蝦夷文化の展開
第 4 回 大化改新と城柵の設置
第 5 回 出羽国の成立とその特質
第 6 回 多賀城の創建と蝦夷支配の再編強化
第 7 回 陸奥・出羽の官制と軍制
第 8 回 陸奥・出羽連絡路の開設事業
第 9 回 聖武天皇の仏教信仰と東北政策
第10回 藤原仲麻呂政権の東北政策
第11回 38 年戦争の勃発
第12回 出羽国の国府問題
第13回 伊治呰麻呂の乱と戦争の激化
第14回 坂上田村麻呂の登場と胆沢・志波の制圧
第15回 徳政相論と征夷の終焉
成績評価方法:学期末のレポートにより評価する
学修に必要な準備:指示された文献は事前に予習しておくこと
参考文献:教室で随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
日本中世史特論Ⅰ Special lecture of Japanese medieval history I テ ー マ:鎌倉幕府の御家人制と多賀国府
−230−
七
雅
と
戻る
講義内容:①演習形式をもちいて研究史上重要な論文や最新の論文を検討し、中世地域史研究の現状
を整理する。
②東北地方を題材として鎌倉幕府御家人制の展開について論じる。
③鎌倉時代の多賀国府の様相について、塩竈と松島を取り上げ論じる。
達成目標:①中世地域史研究に関する研究史を整理し、研究の現状を説明できるようになる。
②鎌倉幕府の政治権力、在地領主層の動向をとおして中世における地域社会のあり方を考
え、とくに多賀国府周辺を中心とする東北地方太平洋沿岸部の歴史的な成り立ちについて
説明できるようになる。
授業計画:第 1 回 はじめに―授業の目標と進め方―
第 2 回 第 1 章 日本中世地域史研究のあゆみ (1)日本中世史研究と「地域」
第 3 回 第 1 章 日本中世地域史研究のあゆみ (2)地域史研究の方法論
第 4 回 第 1 章 日本中世地域史研究のあゆみ (3)主要論文の講読・検討(1)
第 5 回 第 1 章 日本中世地域史研究のあゆみ (4)主要論文の講読・検討(2)
第 6 回 第 1 章 日本中世地域史研究のあゆみ (5)主要論文の講読・検討(3)
第 7 回 第 2 章 鎌倉幕府御家人制の地域的展開 (1)鎌倉幕府の陸奥国掌握体制(1)
第 8 回 第 2 章 鎌倉幕府御家人制の地域的展開 (2)鎌倉幕府の陸奥国掌握体制(2)
第 9 回 第 2 章 鎌倉幕府御家人制の地域的展開 (3)奥羽両国の御家人制
第10回 第 2 章 鎌倉幕府御家人制の地域的展開 (4)陸奥国御家人制のゆくえ
第11回 第 3 章 鎌倉・南北朝時代の塩竈 (1)「鹽竈神社文書」について
第12回 第 3 章 鎌倉・南北朝時代の塩竈 (2)鹽竈神社の南北朝動乱
第13回 第 3 章 鎌倉・南北朝時代の塩竈 (3)塩竈大明神の展開と港町塩竈の成立
第14回 第 4 章 鎌倉・南北朝時代の松島 (1)中世松島の景観復元
第15回 第 4 章 鎌倉・南北朝時代の松島 (2)雄島海底板碑群の概要
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:授業での報告・発言の内容(30%)、期末レポート(70%)。
学修に必要な準備:受講生は、授業中に提示された文献を読み、疑問点や感想などを整理し、授業に
おいて報告をおこなうこと。レポート作成に向けて自主学修に励むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:プリントを配付し、それにもとづき講義をおこなう。
参考文献:網野善彦『東と西の語る日本の歴史』講談社(講談社学術文庫)、1998 年
榎原雅治『日本中世地域社会の構造』校倉書房、2000 年
遠藤ゆり子編『伊達氏と戦国争乱』(東北の中世史4)吉川弘文館、2015 年
大石直正・入間田宣夫編『みちのくの都 多賀城・松島』(よみがえる中世 7)平凡社、
1992 年
小林清治・大石直正編『中世奥羽の世界』東京大学出版会、1978 年
白根靖大編『室町幕府と東北の国人』(東北の中世史3)吉川弘文館、2015 年
七海雅人編『鎌倉幕府と東北』(東北の中世史2)吉川弘文館、2015 年
七海雅人『躍動する東北「海道」の武士団』蕃山房、2015 年
履修上の注意:
①この講義では、演習形式も取り入れ文献の検討をおこなう。
②この講義では、東北学院大学博物館の展示作業や、板碑の調査整理作業などの実習も取
り入れる。
③オフィスアワーについては開講時に指示する。
なな
み
まさ
と
海
雅
人
日本中世史特論Ⅱ Special lecture of Japanese medieval history II 七
テ ー マ:鎌倉幕府御家人制の地域的展開とそのゆくえ
講義内容:①東北地方を題材として鎌倉幕府御家人制の展開について論じる。
②東北地方における北条氏勢力の展開と北条氏所領の収取システムについて論じる。
−231−
戻る
③北条氏勢力の展開が、その後の地域の歴史の流れをどのように規定していくのか考え
る。
達成目標:①東北地方における北条氏勢力の展開と、阿武隈川・北上川下流域の歴史的な意義につい
て説明できるようになる。
②東北地方太平洋沿岸部地域の歴史的景観の復元、ならびに中世から近世へと移行する歴
史的メカニズムについて説明できるようになる。
授業計画:第 1 回 陸奥国における北条氏勢力の展開 (1)曽我氏関係史料の集成
第 2 回 陸奥国における北条氏勢力の展開 (2)得宗領結解状の分析
第 3 回 陸奥国における北条氏勢力の展開 (3)糠部と鎌倉幕府の貢馬
第 4 回 陸奥国における北条氏勢力の展開 (4)鎌倉時代の石川氏
第 5 回 陸奥国における北条氏勢力の展開 (5)鎌倉時代の白河結城氏
第 6 回 鎌倉・南北朝時代の「海道」地域 (1)平泉藤原氏勢力の展開
第 7 回 鎌倉・南北朝時代の「海道」地域 (2)鎌倉時代の亘理氏と相馬氏
第 8 回 鎌倉・南北朝時代の「海道」地域 (3)建武政権と阿武隈川下流域
第 9 回 鎌倉・南北朝時代の「海道」地域 (4)「海道」地域のゆくえ
第10回 鎌倉・南北朝時代の北上川流域 (1)葛西氏と牡鹿湊
第11回 鎌倉・南北朝時代の北上川流域 (2)海蔵庵板碑群の概要
第12回 鎌倉・南北朝時代の北上川流域 (3)「河内」地域形成の前提
第13回 鎌倉・南北朝時代の気仙地域 (1)金氏の展開と平泉藤原氏の勢力範囲
第14回 鎌倉・南北朝時代の気仙地域 (2)千葉氏の入部と展開
第15回 鎌倉・南北朝時代の気仙地域 (3)仙台領(藩)成立の前提
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:授業での報告・発言の内容(30%)、期末レポート(70%)。
学修に必要な準備:受講生は、授業中に提示された文献を読み、疑問点や感想などを整理し、授業に
おいて報告をおこなうこと。レポート作成に向けて自主学修に励むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:プリントを配付し、それにもとづき講義をおこなう。
参考文献:網野善彦『東と西の語る日本の歴史』講談社(講談社学術文庫)、1998 年
榎原雅治『日本中世地域社会の構造』校倉書房、2000 年
遠藤ゆり子編『伊達氏と戦国争乱』(東北の中世史4)吉川弘文館、2015 年
大石直正・入間田宣夫編『みちのくの都 多賀城・松島』(よみがえる中世 7)平凡社、
1992 年
小林清治・大石直正編『中世奥羽の世界』東京大学出版会、1978 年
白根靖大編『室町幕府と東北の国人』(東北の中世史3)吉川弘文館、2015 年
七海雅人編『鎌倉幕府と東北』(東北の中世史2)吉川弘文館、2015 年
七海雅人『躍動する東北「海道」の武士団』蕃山房、2015 年
履修上の注意:
①この講義では、東北学院大学博物館の展示作業や、板碑の調査整理作業などの実習も取
り入れる。
②オフィスアワーについては開講時に指示する。
きく
ち
けい
こ
池
慶
子
日本近世史特論Ⅰ Selected Topics in Japanese Early Modern History I 菊
テ ー マ:歴史災害を読み解くⅠ
講義内容:歴史学は自然災害の研究にどのように取り組んできたのか、研究史の動向をとらえた上
で、近世の災害(地震・津波・洪水・噴火・飢饉など)関係史料を読み解き、被災の実態
と復興にいたる歴史過程、および防災・減災のシステムについて考察する。また名取市・
仙台市沿岸部の防災林造成の現場等で災害と復興の痕跡について調査をおこなう時間を設
ける。近世史料の解読に重点を置く授業であるので、受講者は毎度歴史辞典、辞書などを
−232−
戻る
用意して臨むこと。
達成目標:①東北諸藩の災害と復興をめぐる状況を理解し、説明することができる。
②近世の災害関係史料を解読できるようになる。
授業計画: 1 ガイダンス:講義のねらいと史料について
2 災害と歴史研究
3 災害を伝える史料
4 被災史料の救済
5 東北諸藩の災害史
6 仙台藩領の地震と津波
7 村の暮らしと災害
8 村の暮らしと防災
9 防潮林の成り立ち
10 防潮林の歴史①近世
11 防潮林の歴史②近代
12 防潮林の現地調査(1)名取市
13 防潮林の現地調査(2)仙台市
14 防潮林の現在
15 近世東北の災害について、まとめ
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:レポート(70%)・史料解読(30%)
学修に必要な準備:授業で分析に用いる史料・論考を前の授業で提示するので、疑問点や意見などを
整理して臨むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:プリントを配付する。
参考文献:授業のなかで提示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に連絡する。
きく
ち
けい
こ
池
慶
子
日本近世史特論Ⅱ Selected Topics in Japanese Early Modern History II 菊
テ ー マ:歴史災害を読み解くⅡ
講義内容:歴史学は自然災害の研究にどのように取り組んできたのか、日本近世史特論Ⅰに引き続
き、都市の災害と復興についてとりあげ、研究史の動向をとらえ、関係史料を読み解きな
がら被災の実態と復興にいたる歴史過程、および防災・減災のシステムについて考察す
る。また近代の震災について、民俗学・農村社会学の成果にも検討を加えながら、復興に
至る経緯を考察する。
達成目標:①近世の都市災害の特徴について説明することができる。
②近世・近代の災害関係史料の種類を把握し、解読できるようになる。
授業計画: 1 ガイダンス:授業のねらいと史料
2 近世の都市と災害
3 元禄地震と江戸城
4 元禄地震と大名
5 近世都市の防災システム
6 安政江戸大地震と復興①藩邸の被害
7 安政江戸大地震と復興②町屋の被害と復興
8 鯰絵を読み解く
9 近世の飢饉(1)飢饉のプロセス
10 近世の飢饉(2)飢饉からの復興
11 災害史の調査方法(フィルドワーク)
12 近代の災害と歴史研究
−233−
戻る
13 災害を伝える資料 明治三陸地震津波
14 災害を伝える資料 昭和三陸地震津波
15 まとめ:災害復興と国家・市民
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:レポート(70%)・史料の解読(30%)
学修に必要な準備:授業で分析に用いる史料・論考を事前に配布するので、疑問点・意見を整理して
臨むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:プリントを配付する。
参考文献:授業のなかで提示する。
履修上の注意:オフィスアワーについて開講時に連絡する。
日本中近世地域社会史特論Ⅰ Selected Topics in Japanese Medieval and Early Modern History I
井
英
文
竹
テ ー マ:「戦功覚書」から見た中近世移行期(1)
講義内容:戦国時代を生き抜いた武士たちが残した「戦功覚書」という史料を用いて、中近世移行期
の諸問題を考えることにする。具体的には、上野出身の武士で後に彦根藩士となった里見
吉政が記した「戦功覚書」を用いる。激動の時代を、名もなき一武士の視点から見ること
によって、さまざまな問題を発見し、議論することを目指す。
達成目標:与えられた史料から中近世移行期のさまざまな問題を発見し、調査報告することができ
る。
授業計画:第 1 回 ガイダンス 自己紹介・講義の進め方など
第 2 回 「戦功覚書」という史料について
第 3 回 「渡り歩く武士たち」に関する先行研究
第 4 回 里見吉政について
第 5 回 戦国・織豊期東国史について
第 6 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第一条目∼三条目
第 7 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第三条目∼四条目
第 8 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第四条目∼五条目
第 9 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第五条目∼六条目
第 10 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第七条目
第 11 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第七条目∼八条目
第 12 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第九条目・
第 13 回 天正壬午の乱について
第 14 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第十条目∼十一条目
第 15 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第十二条目
成績評価方法:発表(50%)、議論への参加度(50%)
学修に必要な準備:テーマに関する学術書・論文・史料を自主的に読んでおくこと
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:竹井英文「史料紹介 館山市立博物館所蔵「里見吉政戦功覚書」の紹介と検討」(『千葉大
学人文研究』第 43 号、2014 年)
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に指示する。
たけ
い
ひで
ふみ
日本中近世地域社会史特論Ⅱ Selected Topics in Japanese Medieval and Early Modern History II
井
英
文
竹
テ ー マ:「戦功覚書」から見た中近世移行期(2)
講義内容:前期に引き続き、「里見吉政戦功覚書」の読解を進め、中近世移行期のさまざまな問題を
たけ
−234−
い
ひで
ふみ
戻る
発見し、議論することにしたい。
達成目標:与えられた史料から中近世移行期のさまざまな問題を発見し、調査報告することができ
る。
授業計画:第 1 回 ガイダンス 講義の進め方など
第 2 回 秀吉の九州出兵について
第 3 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第十三条目∼十六条目
第 4 回 小田原合戦について
第 5 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第十七条目∼十九条目
第 6 回 奥羽仕置について
第 7 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第二十条目∼二十二条目
第 8 回 関ヶ原の戦いについて
第 9 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第二十三条目∼二十四条目
第 10 回 彦根藩について
第 11 回 彦根藩時代の里見吉政に関する史料を読む(1)
第 12 回 彦根藩時代の里見吉政に関する史料を読む(2)
第 13 回 「里見吉政戦功覚書」を読む 第二十五条目
第 14 回 「里見吉政戦功覚書」から浮かび上がる問題(1)
第 15 回 「里見吉政戦功覚書」から浮かび上がる問題(2)
成績評価方法:発表(50%)、議論への参加度(50%)
学修に必要な準備:テーマに関する学術書・論文・史料を自主的に読んでおくこと
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:竹井英文「史料紹介 館山市立博物館所蔵「里見吉政戦功覚書」の紹介と検討」(『千葉大
学人文研究』第 43 号、2014 年)
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に指示する。
かわ
にし
こう
すけ
西
晃
祐
日本近現代史特論Ⅰ Special Topics on the Modern Japanese History of Culture I 河
テ ー マ:国家とポストコロニアリズムについて考える
講義内容:近現代史において重要なテーマである植民地研究を念頭に置きながら、演習形式でサバル
タンスタディースや、ポストコロニアリズムについて理解を深めていく。
達成目標:植民地統治をめぐる最近の研究を理解し、現在も続くポストコロニアル的状況について考
察を深めていく。
授業計画:第 1 回 ガイダンス 第 2 回 エドワード・サイード『オリエンタリズム』各章の報告と解説(1)
第 3 回 エドワード・サイード『オリエンタリズム』各章の報告と解説(2)
第 4 回 エドワード・サイード『オリエンタリズム』各章の報告と解説(3)
第 5 回 エドワード・サイード『オリエンタリズム』各章の報告と解説(4)
第 6 回 エドワード・サイード『オリエンタリズム』各章の報告と解説(5)
第 7 回 ベネディクト・アンダーソン『増補 想像の共同体』各章の報告と解説(1)
第 8 回 ベネディクト・アンダーソン『増補 想像の共同体』各章の報告と解説(2)
第 9 回 ベネディクト・アンダーソン『増補 想像の共同体』各章の報告と解説(3)
第10回 ベネディクト・アンダーソン『増補 想像の共同体』各章の報告と解説(4)
第11回 ベネディクト・アンダーソン『増補 想像の共同体』各章の報告と解説(5)
第12回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説(1)
第13回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説(2)
第14回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説(3)
第15回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説(4)
成績評価方法:報告内容(40%)、議論(20%)、課題(40%)
−235−
戻る
学修に必要な準備:広く現代の国家運動や民族運動に関心を向け、知見を広げて講義に臨むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:講義中に配布する。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設ける。時間は開講時に指示する。
かわ
にし
こう
すけ
きく
ち
いさ
お
西
晃
祐
日本近現代史特論Ⅱ Special Topics on the Modern Japanese History of Culture II 河
テ ー マ:国家とポストコロニアリズムについて考える。
講義内容:近現代史において重要なテーマである植民地研究を念頭に置きながら、演習形式でサバル
タンスタディースや、ポストコロニアリズムについて理解を深めていく。
達成目標:植民地統治をめぐる最近の研究を理解し、現在も続くポストコロニアル的状況について考
察を深めていく。
授業計画:第 1 回 ガイダンス 第 2 回 林みどり『接触と領有』各章の報告と解説(1)
第 3 回 林みどり『接触と領有』各章の報告と解説(2)
第 4 回 林みどり『接触と領有』各章の報告と解説(3)
第 5 回 林みどり『接触と領有』各章の報告と解説(4)
第 6 回 林みどり『接触と領有』各章の報告と解説(5)
第 7 回 水野直樹『創氏改名:日本の朝鮮支配の中で』各章の報告と解説(1)
第 8 回 水野直樹『創氏改名:日本の朝鮮支配の中で』各章の報告と解説(2)
第 9 回 水野直樹『創氏改名:日本の朝鮮支配の中で』各章の報告と解説(3)
第10回 水野直樹『創氏改名:日本の朝鮮支配の中で』各章の報告と解説(4)
第11回 水野直樹『創氏改名:日本の朝鮮支配の中で』各章の報告と解説(5)
第12回 水野直樹編『生活の中の植民地主義』各章の報告と解説(1)
第13回 水野直樹編『生活の中の植民地主義』各章の報告と解説(2)
第14回 水野直樹編『生活の中の植民地主義』各章の報告と解説(3)
第15回 水野直樹編『生活の中の植民地主義』各章の報告と解説(4)
成績評価方法:報告内容(40%)、議論(20%)、課題(40%)
学修に必要な準備:広く現代の国家運動や民族運動に関心を向け、知見を広げて講義に臨むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:講義中に配布する。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設ける。時間は開講時に指示する。
池
勇
夫
北方アジア史特論Ⅰ Special Lecture in North Asian History I 菊
テ ー マ:日本列島北部地域(北海道・東北)の歴史展開
講義内容:17 ∼ 19 世紀を中心とした北海道・東北地域の歴史展開について、アイヌ、松前藩、幕府、
東北大名、和人民衆それぞれの関わりから国際的・対外的な環境も組み込みながら理解を
深めていく。史料の読解をベースにおいて授業を進めていく。
達成目標:①日本北方史についてさまざまな角度からとらえ、大きな歴史の流れが説明できるように
なる。②北方史関係の基本史料を知り、その内容を読み解くことができる。
授業計画:第 1 回 列島北部の住民―エミシ・エゾ・アイヌ
第 2 回 松前藩の成立と幕藩制国家
第 3 回 城下交易から商場知行制へ
第 4 回 シャクシャインの戦い
第 5 回 近世のアイヌ社会と文化
第 6 回 場所請負制の展開(鰊・鮭漁)
第 7 回 地理認識・国境観の変化
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戻る
第 8 回 クナシリ・メナシの戦い
第 9 回 北国郡代構想、蝦夷地の幕府直轄
第10回 東北大名の軍役負担(北方警備)
第11回 アイヌ社会の変容(アイヌの内国民化)
第12回 東北民衆の松前・蝦夷地稼ぎ
第13回 日露間の国境問題
第14回 蝦夷地の終焉、北海道の成立
第15回 近現代のアイヌ民族
成績評価方法:授業中の問答(30%)、学期末のレポート(70%)
学修に必要な準備:授業前にテキスト(『蝦夷島と北方世界』)の該当箇所をよく読んでおくこと
テキスト:菊池勇夫編『蝦夷島と北方世界』(日本の時代史 19 吉川弘文館、2003 年)および授業時
配布のプリント
参考文献:授業中に随時紹介
履修上の注意:授業中に配布されたプリント(史料)は授業後に再読・復習すること。オフィスア
ワーについては開講時にお知らせします。
お
ぬま
たか
ひろ
沼
孝
博
北方アジア史特論Ⅱ Special Lecture in North Asian History II 小
テ ー マ:内陸アジア史文献講読
講義内容:内陸アジア史の基礎的な展開をおさえた後、最新の研究動向にもとづいて執筆された専門
書をテキストに取り上げ、受講生による輪読形式で読み進めていく。講読テキストは、白
石典之『チンギス・カンとその時代』、あるいは寺山恭輔『スターリンと新疆』のいずれ
かを候補としているが、最終的には受講生と相談のうえ決定する。受講生は担当する章に
ついて内容をまとめたレジュメを作成し、批判的検証を加えた論評をおこなってもらう。
達成目標:①内陸アジア史の展開について体系的に理解することができる。
②テキスト内容の的確なまとめ方を習得し、かつ批判的検証の視点を獲得することができ
る。
授業計画: 1 回目 ガイダンス
2 回目 概論 1(古代・中近世)
3 回目 概論 2(近現代)
4 回目 序章講読・発表
5 回目 第 1 章講読・発表
6 回目 第 2 章講読・発表
7 回目 第 3 章講読・発表
8 回目 第 4 章講読・発表
9 回目 第 5 章講読・発表
10 回目 第 6 章講読・発表
11 回目 第 7 章講読・発表
12 回目 第 8 章講読・発表
13 回目 第 9 章講読・発表
14 回目 第 10 章講読・発表
15 回目 レポート構成内容の検討
成績評価方法:授業内容の理解度(40%)、レポートの達成度(60%)
学修に必要な準備:概説書等を読み基礎的な知識や時代の流れを把握しておくこと。
テキスト:初回のガイダンスにおいて指示する。
参考文献:
『中央ユーラシアを知る事典』平凡社。そのほか、授業中に随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に通知する。
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中国古代史特論Ⅰ Selected Topics in Ancient Chinese History I たに
谷
劉
呂
ぐち
たに
ぐち
リウ
リュー
口
振
ジェン
みつる
満
東
静
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ヂン
テ ー マ:先秦諸国成立史の研究(総論)
講義内容:先秦諸国の成立と構造及びその展開と変容を考察し、その内容を講義する。
達成目標:地域的な国家がどのように形成されたか、その背景にどのような民族・文化の動向が存在
したか、地域的な国家がどのようにして領土的国家へ拡大していったか、といった問題を
考察して、古代国家形成過程の研究における研究モデルとその研究方法を習得し、修士論
文作成の基礎的方法を身につけることができる。
授業計画: 1.先秦史概観Ⅰ(新石器時代・地域類型区分)。
2.先秦史概観Ⅱ(初期国家の形成と構造)。
3.先秦史概観Ⅲ(殷商史・甲骨文字資料解説)。
4.先秦史概説Ⅳ ( 西周史・金文資料解説)。
5.先秦史概説Ⅴ(春秋史)。
6.先秦史概説Ⅵ(戦国史)。
7.殷族の遷徙と殷王朝の形成。
8.周族の遷徙と周王朝の形成。
9.鄭国形成史。
10.斉国形成史。
11.晋国形成史。 12.燕国形成史。
13.秦国形成史。
14.巴・蜀・呉・越形成史。
15.歴史地理的先秦史概観。
成績評価方法:本講義に関するレポート(70%)、及び東アジア古代史に関するレポート(30%)。
学修に必要な準備:『中国史研究入門』(名古屋大学出版社)などによって中国古代史研究の動向を知
悉しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:中国古代史特論Ⅱ、アジア考古学特論Ⅰ・Ⅱ、中国中世史特論。
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:中国語文献・古典漢文史料の読解力習得に常時努めること。オフィスアワーを設定す
る。詳細は開講時に連絡する。
中国古代史特論Ⅱ Selected Topics in Ancient Chinese History II 谷
劉
リウ
口
振
ジェン
みつる
満
東
ドン
テ ー マ:先秦諸国形成史の研究(楚国の形成と展開)
講義内容:楚国に例をとって、先秦諸国の形成と構造及びその展開と変容を考察し、その内容を講義
する。
達成目標:地域的な国家がどのように形成されたか、その背景にどのような民族・文化の動向が存在
したか、地域的な国家がどのようにして領土的国家へ拡大していったか、といった問題を
考察して、古代国家形成過程の研究における研究モデルとその研究方法を習得し、修士論
文作成の基礎的方法を身につけることができる。
授業計画: 1 .新石器時代の長江中流域。
2 .殷西周時代における諸民族の動向。
3 .殷西周時代長江中流域の政治地理。
4 .楚国西周都城の探索Ⅰ。
5 .楚国西周都城の探索Ⅱ。
6 .西周楚文化の様相。
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戻る
7 .西周楚国の構造。
8 .楚国春秋都城の探索Ⅰ。
9 .楚国春秋都城の探索Ⅱ。
10.春秋楚国の構造。
11.楚族の崇拝物とトーテミズム。
12.第一次楚国と第一次楚文化。
13.第二次楚国と第二次楚文化。
14.戦国楚国史概観。
15.楚国形成史と秦国形成史。
成績評価方法:本講義に関するレポート(70%)、及び東アジア古代史に関するレポート(30%)。
学修に必要な準備:
『中国史研究入門』( 名古屋大学出版会)などによって中国古代史研究の動向を
知悉しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:中国古代史特論Ⅰ、アジア考古学特論Ⅰ・Ⅱ、中国中世史特論。
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:中国語文献・古典漢文史料の読解力習得に常時努めること。オフィスアワーを設定す
る。詳細は開講時に連絡する。
しも
くら
お
ぬま
わたる
倉
渉
中国中世史特論 Special Topics on the Medieval Chinese History 下
テ ー マ:中国民間信仰論
講義内容:本講義では、関羽に関する信仰を主たる題材として、中国中世における民間信仰のあり方
について考える。また、この期間の特質を明らかにするため、近世の関羽信仰や中国内外
の状況についても論じる。
達成目標:中国人の信仰のあり方を理解するとともに、各自それと比較することによって、我々日本
人、及び受講生が研究対象とする地域の人々の信仰に如何なる特徴があるかを理解するこ
とができる。
授業計画:第1回 関羽信仰と中国人
第 2 回 中国道教史概観
第 3 回 中国の神々
第 4 回 関羽信仰の形成①──魏晋時代──
第 5 回 関羽信仰の形成②──南北朝時代──
第 6 回 関羽信仰の形成③──隋唐時代──
第 7 回 中国中世における関羽信仰
第 8 回 宋代における関羽信仰
第 9 回 元代における関羽信仰
第10回 明代前半の関羽信仰
第11回 明代後半の関羽信仰
第12回 清代前半の関羽信仰
第13回 清代後半の関羽信仰
第14回 中国国外の関羽信仰
第15回 中世における関羽信仰の特徴と中国の民間信仰
成績評価方法:レポート 2 回(各 50%)
学修に必要な準備:り受講生が研究対象とする地域の民間信仰について事前に学習を行うこと。
参考文献:その都度紹介する。
履修上の注意:毎回出席すること。オフィスアワーを設定する。詳細については開講時に説明する。
アジア民族史特論 Special Lecture in History of Asian Ethnic Cultures テ ー マ:中国民族政策の史的展開
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小
沼
たか
孝
ひろ
博
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講義内容:本 授 業 で は、Gardner Bovingdong, The Uyghurs: Stranger in Their Own Land(New York:
Colombia University Press, 2010)を輪読することにより、現代中国の民族政策および民族
問題を歴史的文脈にそくして考察し、同時に英語文献の読解能力の向上を目指す。初回の
ガイダンスにおいて授業(発表形式)の進め方を確認したのち、それぞれが担当する章を
決める。毎回、担当者はレジュメを作成して担当した章の内容紹介と論評をしてもらい、
その後で参加者全員による質疑応答と議論をおこなう。なお、受講生と相談の上、講読テ
キストを変更する場合もある。
達成目標:① 英語文献の読解能力を練成することができる。
② 欧米におけるアジア史研究の手法の特徴を理解することができる。
③ アジア各地の歴史事象に関する比較の視点を養うことができる。
授業計画: 1 回目 ガイダンス
2 回目 序章講読・発表
3 回目 第 1 章講読・発表
4 回目 第 2 章講読・発表
5 回目 第 3 章講読・発表
6 回目 第 4 章講読・発表
7 回目 第 5 章講読・発表
8 回目 第 6 章講読・発表
9 回目 第 7 章講読・発表
10 回目 第 8 章講読・発表
11 回目 第 9 章講読・発表
12 回目 第10章講読・発表
13 回目 第11章講読・発表
14 回目 レポート作成の指導
15 回目 まとめ(論点の整理、課題の把握)
成績評価方法:発表内容(50%)、積極性(20%)、レポート(30%)に基づき総合的に判断する。
学修に必要な準備:遊牧民あるいは遊牧国家の歴史について書かれた概説書等を読み、基礎的な知識
を確認しておくとよい。
テキスト:Gardner Bovingdong, The Uyghurs: Stranger in Their Own Land(New York: Colombia
University Press, 2010).コピーを配布するので、購入の必要はない。
参考文献:加々美光行『中国の民族問題―危機の本質』岩波現代文庫、2008 年。
履修上の注意:テキストはコピーして配付する。オフィスアワーについては開講時にお知らせする。
つじ
ひで
と
秀
人
日本考古学特論Ⅰ Selected Topics in Japanese Archaeology I
辻
テ ー マ:日本考古学の歴史と方法
講義内容:明治時代に導入された近代考古学が日本でどのように受容されたかを述べ、日本考古学の
特質を考察する。また、日本考古学の基本的な方法論である型式論と様式論の概要をに
べ、その有効性と問題点について論じ、現代考古学への影響を考察する。
達成目標:①近代以降の日本考古学の歴史を説明できる。
②日本考古学の方法論の概要を説明し、考古学研究の基礎的な段階を進めることが出来る。
授業計画:1回目 授業の進め方 プロローグ 2回目 考古学の黎明期 1 明治時代の考古学 モースの研究、坪井小五郎
3回目 考古学の黎明期 2 大正期の考古学 縄文人アイヌ説
4回目 型式論と様式論
5回目 山内清男の型式論
6回目 小林行雄の様式論
7回目 小林達夫の様式論
8回目 型式論と様式論の比較
−240−
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9回目 現代に応用された型式論 丹羽茂による編年
10回目 小林様式論の有効性と限界
11回目 様式論の深化 細別器種
12回目 細別器種概念の有効性
13回目 古代社会にいかにしてアプローチするか
古代の人々の認識にせまる
14回目 仮説の設定と検証
15回目 まとめ
成績評価方法:日本考古学の歴史と方法について、講義の時に課す課題、レポートで到達目標に示し
た内容が達成できているかどうか評価する。
テキスト:プリントを配布する
参考文献:岩波講座日本考古学1 研究の方法方法論
つじ
ひで
と
秀
人
日本考古学特論Ⅱ Selected Topics in Japanese Archaeology II
辻
テ ー マ:東北地方における古代社会形成過程
講義内容:倭国周縁域にあたる東北地方は弥生時代から古墳時代、古代への古代国家形成過程が西日
本とは異なっている。本講義では東北地方の歴史変動の特質と西日本弥生社会、古代大和
王権との関係を論じ、東北地方の特色ある歴史動向を説明する。
達成目標:東北地方の特色有る古代社会の動向及び倭国の形成過程と東北古代社会の変動との関係を
説明できる。
授業計画:1回目 授業の進め方 プロローグ 東北地方の歴史的特色概観
2回目 1 縄文から弥生へ
⑴ 縄文文化の西と東
3回目 ⑵ 西日本の弥生社会形成過程
⑶ 東北への弥生文化の広がり
4回目 2 東北弥生社会の変質と社会変動
⑴ 西日本型弥生文化と東日本型弥生文化
⑵ 東北弥生社会の特質
5回目 ⑶ 天王山式土器の広がり
⑷ 狩猟採集文化と農耕文化
6回目 ⑸ 続縄文文化の広がり
⑹ 北海道と東北
7回目 ⑺ 人の移動と新たな社会
⑻ 邪馬台国末期の動乱と東北社会
8回目 3 東北の古墳時代社会
⑴ 会津盆地の古墳認識の進展
⑵ 出現期の前方後円墳
9回目 ⑶ 会津盆地の古墳時代社会
⑷ 東北南部の古墳時代社会の出現
10回目 ⑸ 大和王権の強大化と周縁地域
⑹ 東北の古墳の変化
11回目 ⑺ 埴輪と須恵器
⑻ 土師器に見る生活の変化
12回目 4 東北北部の古墳時代
⑴ 末期古墳とはなにか
⑵ 東北北部の古墳時代社会
⑶ 蝦夷と呼ばれた人々
13回目 5 律令国家と蝦夷
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⑴ 東北南部の国家施設の建設
⑵ 関東系土器と人の移住
14回目 ⑶ 陸奥国府多賀城
⑷ 律令国家と蝦夷の戦争
15回目 東北地方における古代社会の形成過程
成績評価方法:講義の時に課す課題、レポートで、東北地方の特色ある歴史動向とその特質について
の理解度を評価する。
テキスト:プリントを配布する
参考文献:
『東北古墳研究の原点 会津大塚山古墳』 新泉社 2006 年
さ
がわ
まさ
とし
川
正
敏
アジア考古学特論Ⅰ Sources Topics in Asian Archaeology I 佐
テ ー マ:古代東アジアの仏教寺院をめぐる諸問題
講義内容:まず、中国の古代寺院の発掘調査成果と、近年本格的な発掘調査が進行している韓国の百
済や統一新羅時代の寺院の調査・研究成果について講義します。つぎに、それらの影響を
受けて成立し、独自の展開をみせた日本の代表的な古代寺院に関する考古・歴史・思想
史・建築史・美術史学的研究や学術論争について講義します。さらに、以上の研究成果を
踏まえて、古代東アジアにおける日本の寺院の伽藍配置や塔心礎の設置形式、舎利奉安形
式の特徴を比較・考察しながら講義します。
達成目標:①仏教寺院を通した古代東アジア史のグローバルな動向を学修できます。
②中国と朝鮮半島の寺院や塔、舎利奉安形式との比較によって日本の寺院の特徴を学修で
きます。
③考古学の成果を歴史学、思想史学、建築史学、美術史学との学融合によって解釈する学
際研究の方法について学修、応用できます。
授業計画: 1 回目:中国最初の仏教寺院と南北朝時代の寺院・塔・舎利奉安
2 回目:隋唐遼宋時代の寺院・塔・舎利奉安
3 回目:高句麗と渤海の寺院・塔・舎利奉安
4 回目:百済の寺院・塔・舎利奉安
5 回目:新羅∼高麗の寺院・塔・舎利奉安
6 回目:飛鳥寺―日本最初の本格的寺院と舎利埋納、瓦生産―
7 回目:吉備池廃寺と山田寺―日本最初の勅願寺と同時期の氏寺―
8 回目:若草伽藍と法隆寺―再建論争の現在―
9 回目:二つの薬師寺と移建論争―藤原京から平城京へ―
10 回目:平城京外京の寺院と奈良−興福寺、元興寺、東大寺―
11 回目:陸奥国の寺院の展開(1)―寺院造営と蝦夷支配―
12 回目:陸奥国の寺院の展開(2)―山林寺院と磨崖仏―
13 回目:平泉と寺院―仏国土誕生への道―
14 回目:古代東アジアにおける日本の寺院の特徴
15 回目:古代東アジアにおける日本の塔と舎利奉安の特徴
成績評価方法:達成目標①∼③に関連するレポートによってのみ評価します(100%)。
学修に必要な準備:授業計画で順次対象とする寺院に関わるテキストと参考文献の論文を読み、予
習・復習してください。
関連して受講することが望ましい科目:アジア考古学特論Ⅱ、日本考古学特論Ⅰ・Ⅱ、日本古代史特
論Ⅰ・Ⅱ
テキスト:森郁夫 2009 年『日本古代寺院の造営の諸問題』雄山閣
参考文献:テキストの各章末の参考文献や鈴木靖民編 2010 年『古代東アジアの仏教と王権』勉誠出
版などのコピーを講義の進行に合わせて適宜配布します。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時にお知らせします。
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戻る
アジア考古学特論Ⅱ Sources Topics in Asian Archaeology II 佐
劉
さ
がわ
川
まさ
正
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まさ
おか
のぶ
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テ ー マ:古代東・北アジアの都城制研究の最前線
講義内容:平成 27 年度後期には、中国社会科学院考古研究所研究員・同洛陽工作站長・漢魏洛陽城
工作隊長の銭国祥教授を本専攻の客員教授としてお迎えします。そこで古代東アジア(中
国、韓国、日本)、および北アジア(モンゴル、ロシア)の考古学的最新成果に基づきな
がら、都城制の変遷と比較について講義します。
達成目標:①日本を含めて東・北アジアの都城制の変遷について基本的な理解ができる。②アジア文
化史専攻の目標である「現地・原典主義」を重視する立場から、最新の考古学的資料を収
集する手段を知ることができる。③客員教授との積極的な交流を通して、アジア文化史専
攻の目標である「グローバルな視点」を自ら積極的にもつことができる。
授業計画: 1 回目:都城制研究の意義と二里頭文化段階(夏王朝)における都城制の起源
2 回目:殷・周代の都城制
3 回目:秦・漢代の都城制
4 回目:三国時代の都城制
5 回目:南北朝時代の都城制(1):北朝
6 回目:南北朝時代の都城制(2):南朝
7 回目:隋・唐代の都城制
8 回目:遼・宋代以降の都城制
9 回目:朝鮮半島三国時代の都城制
10 回目:統一新羅・高麗時代の都城制
11 回目:飛鳥時代の都城制
12 回目:奈良時代の都城制
13 回目:平安時代の都城制
14 回目:古代都城制の崩壊と中世都市の成立−平泉から鎌倉へ−
15 回目:古代東・北アジアの総括―佐川教授と銭国祥教授の討論―
成績評価方法:レポートによってのみ評価します(100%)。
学修に必要な準備:配布資料が事前に配布された場合は、必ず読んでおいて下さい。
関連して受講することが望ましい科目:日本考古学特論
テキスト:講義において随時配布します。
参考文献:配付資料に記述しますので、適宜入手して学習してください。
履修上の注意:考古学分野を専攻する者は、「前期」開講のアジア考古学特論を履修して下さい。オ
フィスアワーについては開講時にお知らせします。
岡
伸
洋
日本民俗学特論Ⅰ Selected Topics in Japanese Folklore I 政
テ ー マ:戦後日本における民俗学の展開
講義内容:今日、民俗学は大きな転換期を迎えているといえるが、本講義では戦後日本における民俗
学の展開を見ていくことで、その特徴と今後の課題について考えてみたい。
達成目標:① 今日に至る民俗学の展開について説明できる。
② ①を踏まえ、自らの研究について、学史の中に位置づけ、説明できる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス―受講上の注意点等―
第 2 回 アカデミズムの中の民俗学
第 3 回 批判と反省の民俗学
第 4 回 新しい民俗学研究の形成①―「民俗学の変化」「民俗の地域差と地域民俗学」―
第 5 回 新しい民俗学研究の形成②―「沖縄の「本土」復帰と沖縄研究」「比較民俗学」―
第 6 回 新しい民俗学研究の形成③―「民具研究」「大学教育とマニュアル化の進展」―
第 7 回 制度の中の民俗学①
―「日本民俗学会の組織変更」「国立民族学博物館と国立歴史民俗博物館」―
−243−
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第 8 回 制度の中の民俗学②―「博物館展示と民俗学」「研究機関の発達」―
第 9 回 社会の変化と民俗学①―「都市民俗学」「ハレ ・ ケ ・ ケガレ論」「餅なし正月」―
第10回 社会の変化と民俗学②
―「学際研究と欧米理論」「領域と境界の民俗」「女・子供・老人の民俗」―
第11回 社会の変化と民俗学③
―「仏教と民俗」「 社会史の流行と民俗学 」「環境の民俗」―
第12回 落日の民俗学と現代民俗学
第13回 21 世紀の民俗学へ
第14回 東日本大震災と民俗学
第15回 日本における民俗学の現状を考える
成績評価方法:期末レポート(80%)、議論参加への積極性(20%)をもとに、総合的に評価する。
学修に必要な準備:予習としては、関連文献にも目を通したうえでの事前理解、復習としては授業内
での議論をふまえた、自らの研究の位置づけについて分析すること。
関連して受講することが望ましい科目:歴史学・考古学・地理学関連の科目はできるだけ多く受講し
ておくことが望ましい。
テキスト:福田アジオ『現代日本の民俗学 ポスト柳田の 50 年』(吉川弘文館、2014 年)
参考文献:講義の中でその都度指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては、開講時に連絡する。
まさ
おか
のぶ
ひろ
岡
伸
洋
日本民俗学特論Ⅱ Selected Topics in Japanese Folklore II 政
テ ー マ:祭りと地域社会
講義内容:一般的に、祭りといえば日本人の民族性を反映して、昔から変わりなく受け継がれてきた
というイメージがあるが、はたして実際はどうなのか。本講義では、今日、日本社会の中
でも最も伝統的なイメージの強い京都や近江の祭りをとりあげ、歴史的展開にも注意しな
がら検討することで、その特質を明らかにするとともに、これらを通して民俗に対する理
解の再検討も目指したい。なお、内容理解の手助けとして、映像資料等も活用する予定で
ある。
達成目標:身近な生活文化に対し、歴史的・社会的・経済的背景を踏まえた上で、その特徴について
説明できる。
授業計画:第 1 回:第 1 回 ガイダンス(授業の進め方、受講上の注意点など)
第 2 回 民俗概念再考①―「民俗」概念をめぐる議論から―
第 3 回 民俗概念再考②―民俗学の目的についての議論から―
第 4 回 京都やすらい祭の民俗的背景①―今宮神社の成立―
第 5 回 京都やすらい祭の民俗的背景②―御霊信仰とやすらい祭―
第 6 回 京都やすらい祭の民俗的背景③―祭りの現状とその民俗的特質―
第 7 回 祇園祭の歴史的展開と民俗①―祇園祭の成立と御霊信仰―
第 8 回 祇園祭の歴史的展開と民俗②―山鉾巡行の出現と町衆―
第 9 回 祇園祭の歴史的展開と民俗③―観光化と祭りの変化―
第10回 祇園祭の歴史的展開と民俗④―祭りの変化から見えるもの―
第11回 近江湖東における郷祭りの展開①―建部郷と建部祭―
第12回 近江湖東における郷祭りの展開②―建部祭の歴史的展開―
第13回 近江湖東における郷祭りの展開③―建部祭と水利慣行―
第14回 近江湖東における郷祭りの展開④―祭祀組織の構造とその背景―
第15回 民俗を問い直す
成績評価方法:期末レポート(80%)、議論参加の積極性(20%)をもとに、総合的に評価する。
学修に必要な準備:講義で取り上げる地域の歴史的・地理的特徴について、事前に調べておくこと。
また、講義終了後には、身近な祭りを取り上げ考えてみること。
関連して受講することが望ましい科目:歴史学・考古学・地理学関連の科目はできるだけ多く受講し
−244−
戻る
ておくことが望ましい。
テキスト:使用しない。
参考文献:授業の中でその都度指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては、開講時に連絡する。
みや
ぎ
とよ
ひこ
城
豊
彦
アジア地域環境論 Regional Environments in Asia 宮
テ ー マ:アジア地域環境論
講義内容:東北日本・アジアの自然環境の特性、およびそのような地域特性を生み出した環境変化の
実態について、地球環境変動との関連を念頭に置きながら解説する。特に後期は、東北と
アジア地域の環境変動に関する研究論文を受講者と読み、そこで使われる様々な環境変動
を解析する手法についても解説する。
達成目標:アジアの地域構造と自然環境の多様性を理解し、特に温帯から熱帯沿海域の環境形成のし
くみを説明できるようになる。
授業計画: 1. 地球におけるアジアの位置(1)
2. 同上(2)
3. アジアの自然環境(1)
4. 同上(2)
5. 同上(3)
6. 南・西アジアの自然環境と文化(1)
7. 同上(2)
8. 同上(3)
9. 同上(4)
10. 東南アジア半島部の自然環境と文化(1)
11. 同上(2)
12. 同上(3)
13. 同上(4)
14. 東南アジア島嶼部の自然環境と文化(1)
15. 同上(2)
16. 同上(3)
17. 太平洋島嶼地域の自然環境と文化(1)
18. 同上(2)
19. 同上(3)
20. 中国の自然環境と文化(1)
21. 同上(2)
22. 同上(3)
23. シベリア・内陸アジアの自然環境と文化
24. 東南アジアの環境変動(1)
25. 同上(2)
26. 同上(3)
27. 極東地域の環境変動(1)
28. 同上(2)
29. 同上(3)
30. まとめ
成績評価方法:課題の報告(レポート)で評価する。(100%)
学修に必要な準備:1. 地図帳を用意すること。2. Google Earth の操作を理解しておく。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:講義の際に指示する。
参考文献:講義の際に指示する。
−245−
戻る
履修上の注意:オフィス・アワー、研究室は開講時に連絡する。
たか
の
たけ
ひこ
たか
野
の
たけ
ひこ
日本列島人文環境論 Human Environments in the Japanese Islands 高
野
岳
彦
テ ー マ:日本列島における環境利用と開発の地域性
講義内容:日本列島の環境利用・開発の流れを歴史地理学の視点から通覧し(前半)、それらをふま
えて主に東北地方を主とする地域を事例として環境利用の伝統と現状に関する地理学的見
方を理解する(後半)。
達成目標:人文地理学における環境の捉え方や地域の見方を理解し、それを各自の研究テーマに役立
てるようにする。
授業計画:第 1 回 日本の自然環境
第 2 回 縄文期の地域性と環境利用
第 3 回 古代の開発形態の地域性
第 4 回 中世の開発と地域性
第 5 回 近世新田開発の地域性:大平野
第 6 回 近世新田開発の地域性:台地・扇状地
第 7 回 都市的集落の立地と発展
第 8 回 近代の開発と地域性
第 9 回 戦後開拓の地域性
第10回 高度経済成長と地域性
第11回 環境問題の地域性
第12回 低成長時代の地域性
第13回 三陸水産地域の形成と変容
第14回 都市システムの変遷と地域性
第15回 課題発表,総合討論 成績評価方法:毎時の小課題 50、期末課題 50
学修に必要な準備:日ごろから地域の問題に関心を持ち続けること
テキスト:特定のテキストは使わない
参考文献:授業中に紹介
履修上の注意:遅刻・欠席しないこと
地域解析学 Analysis of Regional Information −246−
高
岳
彦
戻る
アジア文化史専攻博士後期課程 (平成 28 年度入学生適用)
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (東アジア世界の中の日本古代史研究)
熊
辻
佐
七
くま
がい
なな
海
谷
池
倉
つじ
さ
なな
谷
川
海
きみ
公
秀
正
雅
男
人
敏
人
み
まさ
がい
きみ
人
男
子
渉
がわ
み
ひで
まさ
まさ
お
と
とし
と
テ ー マ:東アジア世界とのかかわりで日本古代史研究を実践する
講義内容:日本古代史研究を実践し、その進行過程を発表・討論し、熊谷が主として指導にあたり、
七海・辻・佐川がそれぞれの立場から助言を行う。
達成目標:日本古代史の研究を実践できる。
授業計画:第 1 回 演習の進め方
第 2 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(1)
第 3 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(2)
第 4 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(3)
第 5 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(4)
第 6 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(5)
第 7 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(6)
第 8 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(7)
第 9 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(8)
第10回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(9)
第11回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(10)
第12回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(11)
第13回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(12)
第14回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(13)
第15回 総括と講評
成績評価方法:演習における報告および質疑・応答の内容により評価する。
学修に必要な準備:報告の準備をし、事前に関係文献を読んでおくこと。
テキスト:報告者が作成したレジュメ
参考文献:随時、指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本中世政治制度史・地域社会史の研究)
七
熊
菊
下
くま
きく
しも
ち
くら
雅
公
慶
けい
と
お
こ
わたる
テ ー マ:中世の政治制度史・地域社会史(博士論文の構想作成)
講義内容:日本中世史の分野で博士論文の作成を目指す受講生に対して、構想作成のための指導をお
こなう。七海は受講生とともに研究史を点検し、博士論文の構想とその論旨に関する議論
を重ねていく(関連論文・関連史料の講読と分析)。熊谷は、古代日本と周辺諸国との交
流、古代から中世の社会へ(中世的国家・文化の形成)という観点から受講生の研究報告
を指導する。菊池は、中世から近世への移行、近世社会の成立という観点から受講生の研
究報告を指導する。下倉は、中国史との比較という観点から受講生の研究課題に関連する
情報の提供、指導をおこなう。
達成目標:受講生は、上記演習内容に沿って研究活動を展開し、博士論文作成のための構想をつくり
あげ、研究報告をおこなう。
授業計画:第 1 回 はじめに―博士論文の作成に向けて―
第 2 回 修士論文の内容報告
第 3 回 修士論文の内容検討
−247−
戻る
第 4 回 博士論文の構想報告(1)
第 5 回 博士論文の構想内容の検討(1)
第 6 回 博士論文関連論文の講読(1)
第 6 回 博士論文関連論文の講読(2)
第 7 回 博士論文関連論文の講読(3)
第 8 回 博士論文関連論文の講読(4)
第 9 回 博士論文関連論文の講読(5)
第10回 博士論文関連史料目録の報告
第11回 博士論文関連史料目録の内容検討
第12回 博士論文関連史料の講読と分析(1)
第13回 博士論文関連史料の講読と分析(2)
第14回 博士論文関連史料の講読と分析(3)
第15回 博士論文関連史料の講読と分析(4)
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:報告内容(40%)、議論における発言内容(20%)、期末レポート(40%)。
学修に必要な準備:講読する史料・論考などは事前に予習し、感想や疑問点を必ず整理して演習にの
ぞむこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:とくに使用しない。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に指示する。
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本近世の政治と社会の研究)
きく
菊
河
七
政
かわ
なな
まさ
ち
けい
にし
こう
池
西
海
岡
み
おか
慶
晃
雅
伸
まさ
のぶ
こ
子
祐
人
洋
すけ
と
ひろ
テ ー マ:日本近世の政治と社会に関する史料講読(1)
講義内容:日本近世史の分野で博士論文の作成を目指す受講生を対象に、近世史料の講読をおこな
い、併せて研究テーマを設定するための史料調査・分析に関する方法について教授する。
菊池は受講生とともに仙台藩奥方関係史料について考察を深め、博士論文の作成全体につ
いて指導をおこなう。河西は日本近代史、七海は日本中世史、政岡は民俗学の観点から、
それぞれ博士論文の作成に向けて協同で支援をおこない、中間報告の指導をおこなう。
達成目標:①藩政史料・奥向日記を解読し、内容を理解することができる。
②博士論文のテーマ設定に向けて準備し、中間報告をおこなうことができる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス―演習の目標と進め方
第 2 回 修士論文の内容報告(1)前半
第 3 回 修士論文の内容報告(2)後半
第 4 回 仙台藩奥方関係史料の講読(1)史料 1 の報告と討論
第 5 回 仙台藩奥方関係史料の講読(2)前回の再検討
第 6 回 仙台藩奥方関係史料の講読(3)史料 2 の報告と討論
第 7 回 仙台藩奥方関係史料の講読(4)前回の再検討
第 8 回 仙台藩奥方関係史料の講読(5)史料 3 の報告と討論
第 9 回 仙台藩奥方関係史料の講読(6)前回の再検討
第10回 仙台藩奥方関係史料の講読(7)史料 4 の報告と討論
第11回 仙台藩奥方関係史料の講読(8)前回の再検討
第12回 史料と文献の調査方法
第13回 史料の分類と整理
第14回 博士論文のテーマ設定
−248−
戻る
第15回 博士論文の史料報告(中間報告)
※受講生の報告順番が決定次第、詳細な進行予定表を配付する。
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:報告内容(40%)・議論(20%)・講読レポート(40%)
学修に必要な準備:講読史料については事前に予習し、内容を十分に調べておくこと。発表者は講読
史料の内容を綿密に検討した配布資料を用意すること。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:講読史料を配布する。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に連絡する。
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本近現代の政治と社会の研究)
かわ
河
菊
小
加
にし
こう
ち
晃
慶
孝
幸
すけ
きく
西
池
沼
藤
けい
まさ
政
加
菊
河
おか
岡
藤
池
西
のぶ
とう
伸
幸
慶
晃
ひろ
か
こう
じ
つじ
辻
佐
熊
谷
川
谷
口
ひで
人
敏
男
満
たに
ぐち
しも
くら
公
正
お
か
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (東アジアの中の日本とその文化的特性の研究)
きく
かわ
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (考古学からみた東アジアと日本の先史 ・ 古代社会の研究)
さ
くま
たに
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (中国古代・中世の政治と社会の研究)
谷
下
熊
佐
くま
さ
ぬま
とう
ち
にし
たか
こう
けい
こう
秀
正
公
がわ
まさ
がい
きみ
ぐち
口
倉
谷
川
がい
がわ
きみ
まさ
祐
子
博
治
こ
ひろ
じ
洋
治
子
祐
こ
すけ
と
とし
お
みつる
みつる
満
渉
男
敏
わたる
お
とし
テ ー マ:中国古代・中世の政治と社会の研究
講義内容:中国先秦・秦漢・魏晋南北朝・隋唐時代の政治と社会に関する学説を整理し、そのなかか
ら受講生自身が課題と資料を選択し、レポートを作成する。なお、下倉は中国中世史の分
野から、熊谷は日本古代史の分野から、佐川はアジア考古学の分野から、テーマに関して
指導を行う。
達成目標:中国古代・中世史の理解に不可欠な問題を発見・設定し、博士論文の前提となるレポート
を作成して、博士論文の準備に資することができる。
授業計画: 1 .修士論文内容の再検討Ⅰ(構成問題)。
2 .修士論文内容の再検討Ⅱ(資料問題)。
3 .中国古代史研究上の問題抽出Ⅰ(政治史)。
4 .中国古代史研究上の問題抽出Ⅱ(社会史)。
5 .中国中世史研究上の問題抽出Ⅰ(政治史)。
6 .中国中世史研究上の問題抽出Ⅱ(社会史)。
7 .レポート課題の決定。
8 .関連研究文献に関する発表。
9 .関連文献資料に関する発表。
10.関連考古資料に関する発表。
11.レポート構成内容の決定。
−249−
戻る
12.レポート内容の予備発表。
13.引用史料解釈の当否に関する再検討。
14.レポート内容の発表。
15.上記の発表に対する講評会。
成績評価方法:各授業時の達成度(40%)、レポートの評価(60%)による。
学修に必要な準備:中国・日本・韓国の学術機関の研究動向を調査しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:アジア文化史演習Ⅱ ( 中国古代・中世の政治と社会の研究)。
テキスト:その都度、指示する。
参考文献:その都度、指示する。
履修上の注意:作成されたレポートの内容は、学会口頭発表や学術誌掲載論文などによって公表する
ことが望ましい。したがって、学会活動にも積極的に参加するよう、こころがけること。
オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
アジア文化史演習Ⅰ Seminar in Asian and Cultural History Studies I (アジアにおける民族社会の形成と展開の研究)
たに
谷
政
小
河
ぐち
おか
伸
孝
晃
みつる
まさ
口
岡
沼
西
くま
がい
きみ
男
人
敏
人
お
かわ
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (東アジア世界の中の日本古代史研究)
熊
辻
佐
七
つじ
さ
なな
ぬま
にし
谷
川
海
がわ
み
満
洋
博
祐
のぶ
ひろ
たか
ひろ
こう
公
秀
正
雅
ひで
まさ
まさ
すけ
お
と
とし
と
テ ー マ:東アジア世界とのかかわりで日本古代史研究を実践する
講義内容:日本古代史研究を実践し、その進行過程を発表・討論し、熊谷が主として指導にあたり、
七海・辻・佐川がそれぞれの立場から助言を行う。
達成目標:日本古代史の研究を実践できる。
授業計画:第 1 回 演習の進め方
第 2 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(1)
第 3 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(2)
第 4 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(3)
第 5 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(4)
第 6 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(5)
第 7 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(6)
第 8 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(7)
第 9 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(8)
第10回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(9)
第11回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(10)
第12回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(11)
第13回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(12)
第14回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(13)
第15回 総括と講評
成績評価方法:演習における報告および質疑・応答の内容により評価する。
学修に必要な準備:報告の準備をし、事前に関係文献を読んでおくこと。
テキスト:報告者が作成したレジュメ
参考文献:随時、指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
−250−
戻る
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本中世政治制度史・地域社会史の研究)
なな
み
まさ
と
くま
がい
きみ
お
きく
ち
けい
こ
しも
くら
きく
池
西
海
岡
七
海
雅
人
熊
谷
公
男
菊
池
慶
子
下
倉
渉
テ ー マ:中世の政治制度史・地域社会史(投稿論文の作成と博士論文の中間報告)
講義内容:アジア文化史演習Ⅰ(日本中世政治制度史・地域社会史の研究)にひきつづき、博士論文
作成の指導をおこなう。七海は受講生の投稿論文の作成、ならびに博士論文の作成スター
ト(中間報告)について指導する。熊谷は、古代日本と周辺諸国との交流、古代から中世
の社会へ(中世的国家・文化の形成)という観点から受講生の研究報告を指導する。菊池
は、中世から近世への移行、近世社会の成立という観点から受講生の研究報告を指導す
る。下倉は、中国史との比較という観点から受講生の研究課題に関連する情報の提供、指
導をおこなう。
達成目標:受講生は、上記演習内容に沿って研究活動を展開し、投稿論文の作成、博士論文の中間報
告をおこなう。
授業計画:第 1 回 投稿論文の内容報告(1)
第 2 回 投稿論文の内容検討(1)
第 3 回 史料調査の成果報告(1)
第 4 回 史料調査の成果報告(2)
第 5 回 博士論文中間報告(1)先行研究の検討(1)
第 6 回 博士論文中間報告(2)先行研究の検討(2)
第 7 回 博士論文中間報告(3)先行研究の検討(3)
第 8 回 博士論文中間報告(4)史料分析報告(1)
第 9 回 博士論文中間報告(5)史料分析報告(2)
第10回 博士論文中間報告(6)史料分析報告(3)
第11回 博士論文の構想報告(2)
第12回 博士論文の構想内容の検討(2)
第13回 投稿論文の内容報告(2)
第14回 投稿論文の内容検討(2)
第15回 次年度スケジュールの作成
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:報告内容(40%)、議論における発言内容(20%)、期末レポート(40%)。
学修に必要な準備:講読する史料・論考などは事前に予習し、感想や疑問点を必ず整理して演習にの
ぞむこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:とくに使用しない。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に指示する。
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本近世の政治と社会の研究)
菊
河
七
政
かわ
なな
まさ
わたる
ち
けい
にし
こう
み
おか
慶
晃
雅
伸
まさ
のぶ
こ
子
祐
人
洋
すけ
と
ひろ
テ ー マ:日本近世の政治と社会に関する史料講読(2)
講義内容:日本近世史の分野で博士論文の作成を目指す受講生を対象に、アジア文化史演習Ⅱに引き
続き、近世史料の講読をおこない、併せて研究テーマを進展させるための史料調査・分析
に関する方法について教授する。菊池は受講生とともに仙台藩の藩政史料について考察を
深め、博士論文の作成全体について指導をおこなう。河西は日本近代史、七海は日本中世
史、政岡は民俗学の観点から、それぞれ博士論文の作成に向けて協同で支援をおこない、
−251−
戻る
中間報告の指導をおこなう。
達成目標:①藩政史料・奥向日記を解読し、内容を理解することができる。
②博士論文のテーマに関して史料の収集と分析を進めて中間報告をおこなうことができる。
授業計画:第 1 回 博士論文の史料調査報告(1)前半
第 2 回 博士論文の史料調査報告(2)後半
第 3 回 仙台藩政史料の講読(1)史料 1 の報告と討論
第 4 回 仙台藩政史料の講読(2)前回の再検討
第 5 回 仙台藩政史料の講読(3)史料 2 の報告と討論
第 6 回 仙台藩政史料の講読(4)前回の再検討
第 7 回 仙台藩政史料の講読(5)史料 3 の報告と討論
第 8 回 仙台藩政史料の講読(6)前回の再検討
第 9 回 仙台藩政史料の講読(7)史料 4 の報告と討論
第10回 仙台藩政史料の講読(8)前回の再検討
第11回 仙台藩政史料の講読(9)史料 5 の報告と討論
第12回 仙台藩政史料の講読(10)前回の再検討
第13回 博士論文の中間報告(1)序章
第14回 博士論文の中間報告(2)1 章
第15回 中間報告について議論
※受講生の報告順番が決定次第、詳細な進行予定表を配付する。
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:報告内容(40%)・議論(20%)・博士論文中間報告レポート(40%)
学修に必要な準備:講読史料については事前に予習し、内容を十分に調べておくこと。発表者は講読
史料の内容を綿密に検討した配布資料を用意すること。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:講読史料を配布する。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に連絡する。
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本近現代の政治と社会の研究)
かわ
河
菊
小
加
にし
こう
ち
晃
慶
孝
幸
すけ
きく
西
池
沼
藤
けい
こ
まさ
政
加
菊
河
おか
のぶ
とう
伸
幸
慶
晃
ひろ
か
岡
藤
池
西
こう
じ
つじ
辻
佐
熊
谷
川
谷
口
ひで
人
敏
男
満
たに
ぐち
しも
くら
公
正
お
か
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (東アジアの中の日本とその文化的特性の研究)
きく
かわ
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (考古学からみた東アジアと日本の先史 ・ 古代社会の研究)
さ
くま
たに
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (中国古代・中世の政治と社会の研究)
谷
下
熊
佐
くま
さ
テ ー マ:中国古代・中世の政治と社会の研究
−252−
ぬま
とう
ち
にし
たか
こう
けい
こう
秀
正
公
がわ
まさ
がい
きみ
ぐち
口
倉
谷
川
がい
がわ
きみ
まさ
祐
子
博
治
ひろ
じ
洋
治
子
祐
こ
すけ
と
とし
お
みつる
みつる
満
渉
男
敏
わたる
お
とし
戻る
講義内容:中国先秦・秦漢・魏晋南北朝・隋唐時代の政治と社会に関する学説を整理し、そのなかか
ら受講生自身が課題と資料を選択し、レポートを作成する。なお、下倉は中国中世史の分
野から、熊谷は日本古代史の分野から、佐川はアジア考古学の分野から、テーマに関して
指導を行う。
達成目標:中国古代・中世史の理解に不可欠な問題を発見・設定し、博士論文の前提となるレポート
を作成し、博士論文の準備に資することができる。
授業計画: 1 .中国古代史研究上の問題抽出Ⅰ(政治史)。
2 .中国古代史研究上の問題抽出Ⅱ(社会史)。
3 .中国古代史研究上の問題抽出Ⅲ(文化史その他)。
4 .中国中世史研究上の問題抽出Ⅰ(政治史)。
5 .中国中世史研究上の問題抽出Ⅱ(社会史)。
6 .中国中世史研究上の問題抽出Ⅲ(文化史その他)。
7 .レポート課題の決定。
8 .関連研究文献に関する発表。
9 .関連文献資料に関する発表。
10.関連考古資料に関する発表。
11.レポート構成内容の決定。
12.レポート内容の予備発表。
13.引用史料解釈の当否に関する再検討。
14.レポート内容の発表。
15.上記の発表に対する講評会。
成績評価方法:各授業時の達成度(40%)、レポートの評価(60%)による。
学修に必要な準備:中国・日本・韓国の学術機関の研究動向を調査しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:アジア文化史演習Ⅰ(中国古代・中世の政治と社会の研究)。
テキスト:その都度、指示する。
参考文献:その都度、指示する。
履修上の注意:作成されたレポートの内容は、学会口頭発表や学術誌掲載論文などによって公表する
ことがのぞましい。したがって、学会活動にも積極的に参加するよう、こころがけるこ
と。オフィスアワーを設定する。詳細は、開講時に連絡する。
アジア文化史演習Ⅱ Seminar in Asian and Cultural History Studies II (アジアにおける民族社会の形成と展開の研究)
たに
谷
政
小
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人
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海
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渉
お
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アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (東アジア世界の中の日本古代史研究)
つじ
さ
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アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (日本中世政治制度史・地域社会史の研究)
七
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慶
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わたる
戻る
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (日本近世の政治と社会の研究)
きく
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雅
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アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (日本近現代の政治と社会の研究)
お
か
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (東アジアの中の日本とその文化的特性の研究)
きく
かわ
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (考古学からみた東アジアと日本の先史 ・ 古代社会の研究)
さ
くま
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アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (中国古代・中世の政治と社会の研究)
くま
さ
アジア文化史演習Ⅲ Seminar in Asian and Cultural History Studies III (アジアにおける民族社会の形成と展開の研究)
お
かわ
アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (東アジア世界の中の日本古代史研究)
つじ
さ
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アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (日本中世政治制度史・地域社会史の研究)
くま
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アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (日本近世の政治と社会の研究)
菊
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アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (日本近現代の政治と社会の研究)
かわ
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アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (東アジアの中の日本とその文化的特性の研究)
きく
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アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (考古学からみた東アジアと日本の先史 ・ 古代社会の研究)
さ
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アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (中国古代・中世の政治と社会の研究)
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アジア文化史演習Ⅳ Seminar in Asian and Cultural History Studies IV (アジアにおける民族社会の形成と展開の研究)
お
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論文指導Ⅰ Guidance for Dissertation Writing I (東アジア世界の中の日本古代史研究)
つじ
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論文指導Ⅰ Guidance for Dissertation Writing I (日本中世政治制度史・地域社会史の研究)
くま
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論文指導Ⅰ Guidance for Dissertation Writing I (日本近世の政治と社会の研究)
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論文指導Ⅰ Guidance for Dissertation Writing I (日本近現代の政治と社会の研究)
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戻る
論文指導Ⅰ Guidance for Dissertation Writing I (東アジアの中の日本とその文化的特性の研究)
まさ
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人
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小
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論文指導Ⅰ Guidance for Dissertation Writing I (考古学からみた東アジアと日本の先史 ・ 古代社会の研究)
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論文指導Ⅰ Guidance for Dissertation Writing I (中国古代・中世の政治と社会の研究)
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論文指導Ⅰ Guidance for Dissertation Writing I (アジアにおける民族社会の形成と展開の研究)
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論文指導Ⅱ Guidance for Dissertation Writing II (東アジア世界の中の日本古代史研究)
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論文指導Ⅱ Guidance for Dissertation Writing II (日本中世政治制度史・地域社会史の研究)
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論文指導Ⅱ Guidance for Dissertation Writing II (日本近世の政治と社会の研究)
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論文指導Ⅱ Guidance for Dissertation Writing II (日本近現代の政治と社会の研究)
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論文指導Ⅱ Guidance for Dissertation Writing II (東アジアの中の日本とその文化的特性の研究)
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論文指導Ⅱ Guidance for Dissertation Writing II (考古学からみた東アジアと日本の先史 ・ 古代社会の研究)
つじ
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論文指導Ⅱ Guidance for Dissertation Writing II (中国古代・中世の政治と社会の研究)
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論文指導Ⅱ Guidance for Dissertation Writing II (アジアにおける民族社会の形成と展開の研究)
谷
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アジア文化史専攻博士前期課程 中国先秦史特論 Selected Topics in Chinese Pre-Chin History たに
谷
(前期)呂
(後期)劉
リュー
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ドン
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満
静
東
ヂン
テ ー マ:先秦諸国成立史の研究
講義内容:楚国を例にとって、先秦諸国の成立と構造及びその展開を考察し、その内容を講義する。
達成目標:地域的な古代国家がどのように形成され、その背景にどのような民族・文化の動向が存在
したかを理解し、古代国家形成過程の研究に関する研究モデルと方法論を習得して、修士
論文作成の基本方策を身につけることができる。
授業計画: 1.先秦史概観 I(新石器時代・地域類型区分)。
2.先秦史概観 II(初期国家の形成と構造)。
3.先秦史概観 III(殷商史・甲骨文字資料解説)。
4.先秦史概観 IV(西周史・金文資料解説)。
5.先秦史概観 V(鄭国形成史概観)。
6.先秦史概観 VI(斉国形成史概観)。
7.先秦史概観 VII(晋国形成史概観)。
8.先秦史概観 VIII(秦国形成史概観 I)。
9.先秦史概観 IX(秦国形成史概観 II)。
10.楚国の形成過程 I(長江中流域の新石器文化)。
11.楚国の形成過程 II(殷西周期における諸民族の動向 I)。
12.楚国の形成過程 III(殷西周期における諸民族の動向 II)。
13.楚国の形成過程 IV(楚国西周都城の探索 I)。
14.楚国の形成過程 V(楚国西周都城の探索 II)。
15.楚国の形成過程 VI(楚国春秋都城の探索 I)。
16.楚国の形成過程 VII(楚国春秋都城の探索 II)。
17.楚国の構造 I(西周楚国の構造 I)。
18.楚国の構造 II(西周楚国の構造 II)。
19.楚国の構造 III(春秋楚国の構造 I)。
20.楚国の構造 IV(春秋楚国の構造 II)。
21.楚文化の形成と展開 I(西周楚文化の要素)。
22.楚文化の形成と展開 II(楚族の崇拝物とトーテミズム)。
23.楚文化の形成と展開 III(第一次楚文化の形成)。
24.楚文化の形成と展開 IV(第二次楚文化の形成)。
25.楚国戦国史概観 I(政治史的動向)。
26.楚国戦国史概観 II(屈原伝説の研究)。
27.楚国戦国史概観 III(南北問題から東西問題へ)。
28.楚国戦国史概観 IV(戦国楚文化の淵源)。
29.先秦諸国の成立と構造及びその展開。
30.先秦史から秦漢史へ。
成績評価方法:本講義の内容に関するレポート(50%)及び東アジアの古代国家形成過程に関するレ
ポート(50%)によって評価する。
学修に必要な準備:『中国史研究入門』(名古屋大学出版会)などによって中国古代史研究の最新動向
を知悉しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:中国史史料論。
テキスト:張正明『楚史』(湖北教育出版社)。
参考文献:湖北省博物館編『図説楚文化』(湖北美術出版社)。
履修上の注意:中国語文献・漢文史料の読解力習得に常時努めること。オフィスアワーを設定する。
−258−
戻る
詳細は開講時に連絡する。
アジア文化史演習 I Seminar in Asian and Cultural History Studies I (古代中国の社会・文化と東アジア世界)
本
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (古代中国の社会・文化と東アジア世界)
たに
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(前期)呂
(後期)劉
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テ ー マ:中国古代国家の形成・展開と東アジア世界。
講義内容:中国古代国家の形成と展開に関する学説を整理するとともに、そのなかから受講生自身が
課題と資料を選択し、レポートを作成する。なお、文献史料については谷口と下倉・小沼
が、考古報告については佐川と谷口・前期は楊・後期は銭が分担・協同して指導する。
達成目標:古代東アジア史の理解に不可欠な問題を発見・設定し、修士論文を補完するレポートを作
成して、修士論文の完成に資することができる。
授業計画: 1.演習計画の策定。
2.先秦史の諸問題に関する受講生の解説 I(初期国家の形成)。
3.先秦史の諸問題に関する受講生の解説 II(殷王朝の支配領域)。
4.先秦史の諸問題に関する受講生の解説 III(二里頭時代・殷代の都市構造)。
5.先秦史の諸問題に関する受講生の解説 IV(西周封建の諸問題)。
6.先秦史の諸問題に関する受講生の解説 V(夷夏東西説について)。
7.先秦史の諸問題に関する受講生の解説 VI(春秋時代の都市)。
8.先秦史の諸問題に関する受講生の解説 VII(封建制から郡県制へ)。
9.先秦史の諸問題に関する受講生の解説 VIII(先秦史における南北問題)。
10.先秦史の諸問題に関する受講生の解説 IX(秦統一の過程)。
11.先秦史に関する課題の設定と課題処理の方法の検討。
12.課題の処理 I(問題点の整理)。
13.課題の処理 II(主要資料の講読)。
14.課題の処理 III(レポート構成内容の検討)。
15.課題の発表。
16.上記の発表に対する講評会。
17.秦漢史の諸問題に関する受講生の解説 I(秦代簡牘の解読)。
18.秦漢史の諸問題に関する受講生の解説 II(楚漢抗争と東西問題)。
19.秦漢史の諸問題に関する受講生の解説 III(漢代簡牘の解読)。
20.秦漢史の諸問題に関する受講生の解説 IV(前漢王朝の財政)。
21.秦漢史の諸問題に関する受講生の解説 V(いわゆる儒教の国教化)。
22.秦漢史の諸問題に関する受講生の解説 VI(漢代における豪族と家族)。
23.秦漢史の諸問題に関する受講生の解説 VII(漢代における長江流域の開発)。
24.秦漢史の諸問題に関する受講生の解説 VIII(東アジア古代史における秦漢帝国)。
25.秦漢史に関する課題の設定と課題処理の方法の検討。
26.課題の処理 I(問題点の整理)。
27.課題の処理 II(主要資料の講読)。
28.課題の処理 III(レポート構成内容の検討)。
29.課題の発表。
30.上記の発表に対する講評会。
成績評価方法: 2 回の発表にもとづくレポートの達成度によって評価する(100%)。
−259−
戻る
学修に必要な準備:中国・日本の各学術機関の研究情況を調査しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:中国中世社会文化史特論、アジア考古学特論。
テキスト:山川出版社『中国史 I 』
。
参考文献:
『中国考古学』各巻(考古研究所)・『簡帛』各号(武漢大学)。
履修上の注意:課題が多岐にわたるので、計画的に自習することが望ましい。オフィスアワーを設定
する。詳細は開講時に連絡する。
くま
がい
きみ
お
谷
公
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日本古代史特論 Selected Topics in Japanese Ancient History 熊
テ ー マ:
〔前期〕古代の日本と東アジア
〔後期〕蝦夷支配をめぐる諸問題
講義内容:
〔前期〕倭王権と東アジア
西嶋定生氏が「東アジア世界論」を提唱してから久しいが、近年、「東アジア世界論」に
かわる歴史研究の枠組みとして「東部ユーラシア」が提唱されている。本講義では、その
有効性の検証も考慮しながら、4 ∼ 7 世紀の倭国をめぐる国際関係史をたどっていきたい。
〔後期〕古代東北史の諸問題
古代国家は、東北地方北部から北海道にかけての住民である蝦夷(エミシ)を支配するた
めに武力を背景に城柵を設置するなどして、支配領域を広げていった。それに対して蝦夷
は、しばしば大規模な反乱を起こして抵抗を行った。本講義では、奈良時代から平安時代
にかけての蝦夷支配がどのように進められたか、陸奥国ばかりでなく、出羽国側の状況も
ふまえつつ、城柵の発掘成果なども紹介しながら、古代東北史を概観してみたい。
達成目標:1. 日本古代王権の歴史的性格と特質についての現在の研究水準を理解する。
2. 古代国家の蝦夷支配についての現在の研究水準を理解する。
授業計画:第 1 回 はじめに―前期授業の計画とねらい
第 2 回 4 世紀の倭国と東アジア
第 3 回 倭の五王の遣使
第 4 回 倭王武の上表文
第 5 回 羅済同盟と倭国の対外関係
第 6 回 加耶諸国と倭国
第 7 回 栄山江流域勢力と倭国
第 8 回 金官国の滅亡と近江毛野の派遣
第 9 回 「任那日本府」をめぐる問題
第10回 「任那の調」問題
第11回 遣隋使の派遣
第12回 7 世紀前半の対新羅関係
第13回 遣唐使の始まりと高表仁の来倭
第14回 大化改新前後の対外関係
第15回 前期授業のまとめ
第16回 はじめに―後期授業の計画とねらい
第17回 1. 蝦夷の地と蝦夷文化
第18回 2. 出羽国の成立とその特質
第19回 3. 多賀城の成立と蝦夷支配の再編・強化
第20回 4. 陸奥国の官制と軍制
第21回 5. 出羽国の官制と軍制
第22回 6. 陸奥・出羽の駅路と陸奥・出羽連絡路の開設
第23回 7. 出羽国の国府問題
第24回 6. 出羽国と渤海使
第25回 7. 古代城柵の造営と分布
第26回 8. 古代城柵論の変遷
−260−
戻る
第27回 9. 考古学からみた古代城柵
第28回 10. 元慶の乱の勃発と終結
第29回 11. 元慶の乱からみた北方蝦夷社会
第30回 後期授業のまとめ
成績評価方法:学年末のレポートで評価する(100%)。
学修に必要な準備:各テーマについて事前に調べておくこと
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:使用しない。
参考文献:教室で指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
アジア文化史演習 I Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本古代国家の形成と東アジア世界)
本
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本古代国家の形成と東アジア世界)
くま
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辻
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つじ
しも
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がい
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倉
くら
度
休
きみ
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秀
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人
渉
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わたる
テ ー マ:日本古代国家の形成と東アジア世界
講義内容:アジア文化史演習Ⅰでの研究をふまえつつ、東アジア世界の一員としての日本古代国家の
形成過程を、中国・朝鮮諸国との関係をふまえながら修士論文を進める。熊谷が主として
指導にあたり、辻・下倉がそれぞれの立場から助言を行う。
達成目標:日本古代史の研究を実践できる。
授業計画:第 1 回 演習の進め方
第 2 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(1)
第 3 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(2)
第 4 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(3)
第 5 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(4)
第 6 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(5)
第 7 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(6)
第 8 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(7)
第 9 回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(8)
第10回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(9)
第11回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(10)
第12回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(11)
第13回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(12)
第14回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(13)
第15回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(14)
第16回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(15)
第17回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(16)
第18回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(17)
第19回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(18)
第20回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(19)
第21回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(20)
第22回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(21)
第23回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(22)
第24回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(23)
第25回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(24)
第26回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(25)
−261−
戻る
第27回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(26)
第28回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(27)
第29回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(28)
第30回 各自の研究テーマに基づく報告と討論(29)
成績評価方法:学年末にレポートを提出させ、評価する。
学修に必要な準備:報告の準備を十分にし、事前に指示した参考文献をよく読んでおく。
参考文献:随時、教室で指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設ける。開講時に連絡する。
なな
み
まさ
と
海
雅
人
日本中世地域史論 Lecture of a regional history at the medieval period 七
テ ー マ:鎌倉幕府御家人制の地域的展開
講義内容:①演習形式をもちいて研究史上重要な論文や最新の論文を検討し、
「日本中世地域史論」
の現状を整理する。
②東北地方を題材として鎌倉幕府御家人制の展開について論じる。
達成目標:①「日本中世地域史論」に関する研究史を整理し、研究の現状を説明できるようになる。
②鎌倉幕府の政治権力、在地領主層の動向をとおして中世における地域社会のあり方を考
え、とくに多賀国府周辺を中心とする東北地方太平洋沿岸部の歴史的な成り立ちについて
説明できるようになる。
授業計画:第 1 回 はじめに―授業の目標と進め方―
第 2 回 第 1 章 日本中世地域史研究のあゆみ (1)日本中世史研究と「地域」
第 3 回 第 1 章 日本中世地域史研究のあゆみ (2)地域史研究の方法論
第 4 回 第 1 章 日本中世地域史研究のあゆみ (3)主要論文の講読・検討(1)
第 5 回 第 1 章 日本中世地域史研究のあゆみ (4)主要論文の講読・検討(2)
第 6 回 第 1 章 日本中世地域史研究のあゆみ (5)主要論文の講読・検討(3)
第 7 回 第 2 章 鎌倉幕府御家人制の地域的展開 (1)鎌倉幕府の陸奥国掌握体制(1)
第 8 回 第 2 章 鎌倉幕府御家人制の地域的展開 (2)鎌倉幕府の陸奥国掌握体制(2)
第 9 回 第 2 章 鎌倉幕府御家人制の地域的展開 (3)奥羽両国の御家人制
第10回 第 2 章 鎌倉幕府御家人制の地域的展開 (4)陸奥国御家人制のゆくえ
第11回 第 3 章 鎌倉・南北朝時代の塩竈 (1)「鹽竈神社文書」について
第12回 第 3 章 鎌倉・南北朝時代の塩竈 (2)鹽竈神社の南北朝動乱
第13回 第 3 章 鎌倉・南北朝時代の塩竈 (3)塩竈大明神の展開と港町塩竈の成立
第14回 第 4 章 鎌倉・南北朝時代の松島 (1)中世松島の景観復元
第15回 第 4 章 鎌倉・南北朝時代の松島 (2)雄島海底板碑群の概要
第16回 第 5 章 陸奥国における北条氏勢力の展開 (1)曽我氏関係史料の集成
第17回 第 5 章 陸奥国における北条氏勢力の展開 (2)得宗領結解状の分析
第18回 第 5 章 陸奥国における北条氏勢力の展開 (3)糠部と鎌倉幕府の貢馬
第19回 第 5 章 陸奥国における北条氏勢力の展開 (4)鎌倉時代の石川氏
第20回 第 5 章 陸奥国における北条氏勢力の展開 (5)鎌倉時代の白河結城氏
第21回 第 6 章 鎌倉・南北朝時代の「海道」地域 (1)平泉藤原氏勢力の展開
第22回 第 6 章 鎌倉・南北朝時代の「海道」地域 (2)鎌倉時代の亘理氏と相馬氏
第23回 第 6 章 鎌倉・南北朝時代の「海道」地域 (3)建武政権と阿武隈川下流域
第24回 第 6 章 鎌倉・南北朝時代の「海道」地域 (4)「海道」地域のゆくえ
第25回 第 7 章 鎌倉・南北朝時代の北上川流域 (1)葛西氏と牡鹿湊
第26回 第 7 章 鎌倉・南北朝時代の北上川流域 (2)海蔵庵板碑群の概要
第27回 第 7 章 鎌倉・南北朝時代の北上川流域 (3)「河内」地域形成の前提
第28回 第 8 章 鎌倉・南北朝時代の気仙地域 (1)金氏の展開と平泉藤原氏の勢力範囲
第29回 第 8 章 鎌倉・南北朝時代の気仙地域 (2)千葉氏の入部と展開
第30回 第 8 章 鎌倉・南北朝時代の気仙地域 (3)仙台領(藩)成立の前提
−262−
戻る
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:授業での報告・発言の内容(30%)、レポート(前期・後期 2 回)(70%)。
学修に必要な準備:受講生は、授業中に提示された文献を読み、疑問点や感想などを整理し、授業に
おいて報告をおこなうこと。レポート作成に向けて自主学修に励むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:プリントを配付し、それにもとづき講義をおこなう。
参考文献:網野善彦『東と西の語る日本の歴史』講談社(講談社学術文庫)、1998 年
榎原雅治『日本中世地域社会の構造』校倉書房、2000 年
遠藤ゆり子編『伊達氏と戦国争乱』(東北の中世史 4)吉川弘文館、2015 年
大石直正・入間田宣夫編『みちのくの都 多賀城・松島』(よみがえる中世 7)平凡社、
1992 年
小林清治・大石直正編『中世奥羽の世界』東京大学出版会、1978 年
白根靖大編『室町幕府と東北の国人』(東北の中世史 3)吉川弘文館、2015 年
七海雅人編『鎌倉幕府と東北』(東北の中世史 2)吉川弘文館、2015 年
七海雅人『躍動する東北「海道」の武士団』蕃山房、2015 年
履修上の注意:
①この講義では、演習形式も取り入れ文献の検討をおこなう。
②この講義では、東北学院大学博物館の展示作業や、板碑の調査整理作業などの実習も取
り入れる。
③オフィスアワーについては開講時に指示する。
アジア文化史演習 I Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本中世地域史研究)
本
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本中世地域史研究)
なな
七
熊
菊
くま
きく
年
度
休
み
まさ
がい
きみ
海
谷
池
ち
雅
公
慶
けい
講
と
人
男
子
お
こ
テ ー マ:日本中世政治制度史・地域社会史の研究(修士論文の作成指導)
講義内容:アジア文化史演習Ⅰ(日本中世地域史料の研究)で修得した史料調査・分析に関する方法
論をふまえ、受講生の研究テーマに即した史料・文献の検討をおこなう。七海は受講生と
ともに関連史料や文献について考察を深め、修士論文の作成全体について指導をおこな
う。熊谷は古代史の観点から修士論文の作成について支援をおこない、修士論文研究の進
捗状況確認と中間報告の指導をおこなう。菊池は近世史の観点から修士論文の作成につい
て支援をおこない、修士論文研究の進捗状況確認と中間報告の指導をおこなう。
達成目標:受講生は、上記演習内容に沿って研究活動をすすめることにより、修士論文を完成させる。
授業計画:第 1 回 はじめに―この演習の進め方―
第 2 回 修士論文構想報告
第 3 回 修士論文構想内容の検討
第 4 回 修士論文関連論文の講読(1)
第 5 回 修士論文関連論文の講読(2)
第 6 回 修士論文関連論文の講読(3)
第 7 回 修士論文関連論文の講読(4)
第 8 回 修士論文関連史料の講読(1)
第 9 回 修士論文関連史料の講読(2)
第10回 修士論文関連史料の講読(3)
第11回 修士論文関連史料の講読(4)
第12回 修士論文中間報告(1)史料分析報告(1)
第13回 修士論文中間報告(2)史料分析報告(2)
−263−
戻る
第14回 修士論文中間報告(3)修士論文第 1 章報告
第15回 修士論文中間報告(4)修士論文第 1 章内容検討
第16回 史料調査の成果報告(1)
第17回 史料調査の成果報告(2)
第18回 史料調査の成果報告(3)
第19回 修士論文中間報告(5)史料分析報告(3)
第20回 修士論文中間報告(6)史料分析報告(4)
第21回 修士論文中間報告(7)修士論文第 2 章報告
第22回 修士論文中間報告(8)修士論文第 2 章内容検討
第23回 修士論文中間報告(9)史料分析報告(5)
第24回 修士論文中間報告(10)史料分析報告(6)
第25回 修士論文中間報告(11)修士論文第 3 章報告
第26回 修士論文中間報告(12)修士論文第 3 章内容検討
第27回 修士論文中間報告(13)修士論文内容の全体調整(1)
第28回 修士論文中間報告(14)修士論文内容の全体調整(2)
第29回 修士論文中の完成・提出(最終調整)
第30回 おわりに─修士論文の講評─
※受講生の報告順番が決定次第、詳細な進行予定表を配付する。学事日程・担当教員の
出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:報告内容(40%)、議論における発言内容(20%)、修士論文中間レポート(40%)。
学修に必要な準備:講読する史料・論考などは事前に予習し、感想や疑問点を必ず整理して演習にの
ぞむこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:とくに使用しない。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に指示する。
お
ぬま
たか
ひろ
沼
孝
博
中国明清社会経済史 Chinese Economic History in Ming and Qing Period 小
テ ー マ:清代中国の社会システム
講義内容:本授業では、杜家驥『清朝簡史』(福建:福建人民出版社、1997 年)の第三部「社会結構
与社会生活(社会構造と社会生活)
」を輪読して、清朝統治下の中国社会(17-19 世紀)
のあり方に関する理解を深め、同時に中国語文献の読解能力の向上を目指す。初回のガイ
ダンスにおいて授業(発表形式)の進め方を確認したのち、それぞれが担当する章を決め
る。毎回、担当者はレジュメを作成して担当した章の内容紹介と論評をしてもらい、その
後で参加者全員による質疑応答と議論をおこなう。なお、受講生と相談の上、テキストを
変更する場合もある。
達成目標:① 現代中国語文献の読解能力を練成することができる。
② 中国における社会史研究の成果を理解することができる。
③ アジア各地の歴史事象に関する比較の視点を養うことができる。
授業計画: 1 回目 ガイダンス、発表の順番の決定
2 回目 第 13 章(1-1)の講読
3 回目 第 13 章(1-2)の講読
4 回目 第 13 章(1-3)の講読
5 回目 第 13 章(2-1)の講読
6 回目 第 13 章(2-2)の講読
7 回目 第 13 章(2-3)の講読
8 回目 第 13 章(2-4)の講読
9 回目 第 13 章(3-1)の講読
−264−
戻る
10 回目 第 13 章(3-2)の講読
11 回目 第 13 章(4)の講読
12 回目 第 13 章のまとめ
13 回目 第 14 章(1-1)の講読
14 回目 第 14 章(1-2)の講読
15 回目 第 14 章(2-1)の講読
16 回目 第 14 章(2-2)の講読
17 回目 第 14 章(3-1)の講読
18 回目 第 14 章(3-2)の講読
19 回目 第 14 章(4)の講読
20 回目 第 14 章のまとめ
21 回目 第 15 章(1)
22 回目 第 15 章(2)
23 回目 第 15 章(3)
24 回目 第 15 章(4)
25 回目 第 15 章(5)
26 回目 第 15 章(6-1)
27 回目 第 15 章(6-2)
28 回目 第 15 章(6-3)
29 回目 第 15 章のまとめ
30 回目 全体のまとめ、レポート指導
成績評価方法:発表内容(50%)、積極性(20%)、レポート(30%)に基づき総合的に判断する。
学修に必要な準備:
①報告者には、テキスト内容の紹介だけでなく、各自のテーマと関連づけた論評を行って
もらうので、十分な予習が必要となる。
②自分の担当以外の報告に際しても、テキストを熟読してから授業に参加する。
テキスト:杜家驥『清朝簡史』
(福建:福建人民出版社、1997 年)。 コピーを配布するので、購入
の必要はない。
※受講生と相談の上、テキストを変更する場合もある。
参考文献:授業中にそのつど指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時にお知らせします。
アジア文化史演習 I Seminar in Asian and Cultural History Studies I (中国近世社会と東アジア世界)
本
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (中国近世社会と東アジア世界)
しも
くら
お
ぬま
下
小
政
まさ
年
倉
沼
岡
おか
度
休
孝
伸
講
わたる
渉
博
洋
たか
ひろ
のぶ
ひろ
テ ー マ:近世東アジア世界の諸問題
講義内容:修士論文を完成させるための準備を行う。そのために、設定した研究課題の検討は勿論の
こと、関連する問題群についても考察を加える。下倉が主導し、小沼孝博と民俗学の政岡
伸洋も随時協同して指導する。
達成目標:関連する問題群にも目を配ることによって、内容に厚みを持った修士論文を作成する。
授業計画:第 1 回:ガイダンス(演習の進め方の説明)
第 2 回:自身の研究に関する現時点での到達点についての報告と検討(1)
第 3 回:同上(2)
第 4 回:同上(3)
第 5 回:前回の検討をふまえての再報告と関連する問題群の設定
−265−
戻る
第 6 回:問題群 1 に関する報告と討論(1)
第 7 回:同上(2)
第 8 回:同上(3)
第 9 回:前回の討論をふまえた研究の進捗状況に関する報告
第10回:問題群 2 に関する報告と討論(1)
第11回:同上(2)
第12回:同上(3)
第13回:前回の討論をふまえた研究の進捗状況に関する報告
第14回:問題群 3 に関する報告と討論(1)
第15回:同上(2)
第16回:同上(3)
第17回:前回の討論をふまえた研究の進捗状況に関する報告
第18回:問題群 4 に関する報告と討論(1)
第19回:同上(2)
第20回:同上(3)
第21回:前回の討論をふまえた研究の進捗状況に関する報告
第22回:問題群 5 に関する報告と討論(1)
第23回:同上(2)
第24回:同上(3)
第25回:前回の討論をふまえた研究の進捗状況に関する報告
第26回:修士論文に関する最終報告(1)
第27回:同上(2)
第28回:同上(3)
第29回:同上(4)
第30回:全体のまとめ
成績評価方法:修士論文によって評価する。
学修に必要な準備:毎回の報告の準備を欠かさない。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:特になし
履修上の注意:毎回出席すること。オフィスアワーについては開講時にお知らせします。
日本近世政治史特論 Selected Topics in Japanese Early Modern Political History 本
年
度
休
講
アジア文化史演習 I Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本近世政治史研究) 本
年
度
休
講
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本近世政治史研究)
きく
菊
政
河
まさ
かわ
ち
けい
おか
のぶ
池
岡
西
にし
慶
伸
晃
こう
こ
子
洋
祐
ひろ
すけ
テ ー マ:日本近世・近代の政治と社会(修士論文の作成指導)
講義内容:アジア文化史演習 I(日本近世政治史研究)で習得した史料解読・分析に関する方法論を
ふまえ、受講生の研究テーマに即した史料・文献の検討をおこない、修士論文を完成させ
る。各回とも受講生の主体的な研究報告および関連史料・論文の講読を軸とし、報告・講
読内容の問題点を指摘しながら、論文作成に向けて指導をおこなう。菊池が主導し、政岡
は民俗学、河西は日本近現代史の立場から随時協同して指導する。
達成目標:上記演習内容に沿って研究を進めることにより修士論文を完成させる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス―演習の進め方
−266−
戻る
第 2 回 修士論文のテーマと課題確定
第 3 回 修士論文の章立て確定
第 4 回 修士論文の関連史料・論文講読(1)論文リスト作成
第 5 回 修士論文の関連史料・論文講読(2)史料リスト作成
第 6 回 修士論文の関連史料・論文講読(3)論文講読 1
第 7 回 修士論文の関連史料・論文講読(4)論文講読 2
第 8 回 修士論文の関連史料・論文講読(5)史料講読 1
第 9 回 修士論文の関連史料・論文講読(6)史料講読 2
第10回 修士論文の中間報告(1)序章の報告
第11回 修士論文の中間報告(2)1 章の課題
第12回 修士論文の中間報告(3)1 章の内容
第13回 修士論文の史料調査(1)2 章の課題
第14回 修士論文の史料調査(2)2 章の内容
第15回 修士論文の史料調査(3)3 章の課題
第16回 修士論文の中間報告(4)3 章の内容
第17回 修士論文の中間報告(5)4 章の課題
第18回 修士論文の中間報告(6)4 章の内容
第19回 修士論文の中間報告(7)5 章の課題
第20回 修士論文の中間報告(8)5 章の内容
第21回 修士論文の中間報告(9)終章の内容
第22回 修士論文の中間報告(10)序章の再検討
第23回 修士論文の中間報告(11)1 章の再検討
第24回 修士論文の中間報告(12)2 章の再検討
第25回 修士論文の中間報告(13)3 章の再検討
第26回 修士論文の中間報告(14)4 章の再検討
第27回 修士論文の中間報告(15)5 章の再検討
第28回 修士論文の中間報告(16)終章の再検討
第29回 修士論文の中間報告(17)脚注の吟味
第30回 今後取り組むテーマについて
※受講生の報告順番が決定次第、詳細な進行予定表を配付する。
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:修士論文(100%)。研究史の理解、立論の合理性と適格性、実証の正確性を主な観点
として評価する。
学修に必要な準備:論文で用いる史料を揃え疑問点や問題点を整理して演習にのぞむこと
関連して受講することが望ましい科目:
アジア文化史演習 I(日本近世政治史研究)
・日本近世政治史特論・日本近世地域文化論・
日本列島北方史特論
テキスト:特に使用しない。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設ける。時間は開講時に連絡する。
か
とう
こう
じ
藤
幸
治
日本近世地域文化論 加
テ ー マ:農業技術改善資料を読む
講義内容:近世日本の農業の最大の特色とされる労働集約型農業を理解するための従来の方法や概念
は、日本列島の農業の多様性や各地域の独自な歴史的展開を等閑視している。本講義で
は、労働集約型農業を基盤とする個別地域内において、新技術の受容・排除といった選別
がいかなる価値判断で行われ、その結果として標準がどのように形成されたのかを念頭に
置きながら、近世農書を読み込む。それをもとに、近世から近代、そして現代へと展開す
−267−
戻る
る、地域文化の通時的理解を目指す。
達成目標:日本の農業の特質についての既存の研究を批判的に論じ、さらに史料から読みだすことが
できる技術改善の諸相について理解を深める。そのことを地域文化を理解する糸口とし
て、自らのフィールドの地域理解を深める。
授業計画:第 1 回 前期オリエンテーション
第 2 回 文献史料と物質文化
第 3 回 方法論 流通民具論①
第 4 回 方法論 流通民具論②
第 5 回 レジュメ発表 大畑才蔵『地方聞書』の輪読①
第 6 回 レジュメ発表 大畑才蔵『地方聞書』の輪読②
第 7 回 レジュメ発表 大畑才蔵『地方聞書』の輪読③
第 8 回 レジュメ発表 大畑才蔵『地方聞書』の輪読④
第 9 回 レジュメ発表 大畑才蔵『地方聞書』の輪読⑤
第10回 レジュメ発表 曽和直之進『作り方秘伝』の輪読①
第11回 レジュメ発表 曽和直之進『作り方秘伝』の輪読②
第12回 レジュメ発表 曽和直之進『作り方秘伝』の輪読③
第13回 レジュメ発表 曽和直之進『作り方秘伝』の輪読④
第14回 レジュメ発表 曽和直之進『作り方秘伝』の輪読⑤
第15回 まとめ
第16回 後期オリエンテーション
第17回 文献・民具・フィールドワークの総合化
第18回 方法論 民具の本質主義批判①
第19回 方法論 民具の本質主義批判②
第20回 レジュメ発表 農村の民俗誌①
第21回 レジュメ発表 農村の民俗誌②
第22回 レジュメ発表 農村の民俗誌③
第23回 レジュメ発表 漁村の民俗誌①
第24回 レジュメ発表 漁村の民俗誌②
第25回 レジュメ発表 漁村の民俗誌③
第26回 レジュメ発表 山村の民俗誌①
第27回 レジュメ発表 山村の民俗誌②
第28回 レジュメ発表 山村の民俗誌③
第29回 レジュメ発表 山村の民俗誌④
第30回 まとめ
成績評価方法:授業におけるレジュメ発表の内容(50%)と議論への参加状況(50%)をもとに総合
的に採点する。
学修に必要な準備:博物館に通う癖をつけ、実物資料を素材に研究する面白さに理解を深めること。
テキスト:加藤幸治 2012『紀伊半島の民俗誌 ―技術と道具の物質文化論―』(社会評論社)4500 円
(本体価格)
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。近世農書はコピーを配布する。
アジア文化史演習 I Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本近世における地域文化の形成)
本
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本近世における地域文化の形成)
まさ
おか
のぶ
ひろ
きく
ち
けい
こ
テ ー マ:民俗学の視点と修士論文執筆に向けての指導
−268−
政
菊
加
か
年
岡
池
藤
とう
度
休
伸
慶
幸
こう
講
洋
子
治
じ
戻る
講義内容:受講生各自の研究テーマについて報告してもらい、政岡と加藤を中心として民俗学の立場
から助言・指導を行う。菊池は日本近世政治史の立場から随時協同して指導する。
達成目標:民俗学的な視点も取り入れた修士論文の執筆完成
授業計画:第 1 回 前期ガイダンス(授業の進め方、受講上の注意点など)
第 2 回 受講生各自の研究テーマ報告および議論(1)
第 3 回 同上(2)
第 4 回 同上(3)
第 5 回 同上(4)
第 6 回 同上(5)
第 7 回 同上(6)
第 8 回 同上(7)
第 9 回 同上(8)
第10回 同上(9)
第11回 同上(10)
第12回 同上(11)
第13回 同上(12)
第14回 同上(13)
第15回 同上(14)
第16回 後期ガイダンス(授業の進め方、受講上の注意点など)
第17回 修士論文執筆に向けた助言・指導(1)
第18回 同上(2)
第19回 同上(3)
第20回 同上(4)
第21回 同上(5)
第22回 同上(6)
第23回 同上(7)
第24回 同上(8)
第25回 同上(9)
第26回 同上(10)
第27回 同上(11)
第28回 同上(12)
第29回 同上(13)
第30回 同上(14)
成績評価方法:提出論文 80%、議論への参加度 20%
学修に必要な準備:授業のみならず、普段から論文執筆に向けての準備は怠ることのないように。
関連して受講することが望ましい科目:民俗学のみならず歴史学・考古学関係の科目も必ず受講し、
各学問の視点を学ぶべきである。
テキスト:特に指定しない。
参考文献:授業の中でその都度指示する。
履修上の注意:オフィスアワー等も含め、初回ガイダンスにおいて指示する。
た
ぶち
よう
こ
淵
陽
子
東北アジア史特論 Selected Topics in the History of North East Asia 田
テ ー マ:20 世紀モンゴル社会の変容と戦後東北アジアの再編
講義内容:清朝帝国崩壊後の東北アジアにおいて、モンゴル民族による国民国家がどのように建設さ
れたのか、また、日本の満蒙政策とモンゴル民族運動史、北方領土問題とモンゴル独立問
題などモンゴル史と日本史との接点について理解を深める。
達成目標:20 世紀東北アジア史像に対する複眼的な視座を養う。
授業計画: 1) 導入―本講義の概要と意図
−269−
戻る
2) モンゴル遊牧民と現代社会
3) 外モンゴルと内モンゴル
4) 清朝の帝国支配と藩部統治
5) 日本の満蒙政策と内モンゴル①満洲国
6) 日本の満蒙政策と内モンゴル②徳王
7) 日本の満蒙政策と内モンゴル③ノモンハン戦争
8) 戦後東北アジアの再編①―ヤルタ密約
9) 戦後東北アジアの再編②―外モンゴル独立公民投票
10) 戦後東北アジアの再編③―北方領土問題と外モンゴル問題
11) 戦後東北アジアの再編④―中国共産党と内モンゴル問題
12) 現代の中華人民共和国における少数民族問題―モンゴルとチベット
13) 個人史からみた 20 世紀のモンゴル①
14) 個人史からみた 20 世紀のモンゴル②
15) まとめ
成績評価方法:授業への参加度(50%)、学期末レポート(50%)
学修に必要な準備:指定したテキストを熟読の上、出席することが望ましい。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:開校時に指示する。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時にお知らせします。
きく
ち
いさ
お
池
勇
夫
日本列島北方史特論 Selected Topics in the History of Northern of Japan 菊
テ ー マ:日本列島北部地域(北海道・東北)の歴史展開
講義内容:17 ∼ 19 世紀を中心とした北海道・東北地域の歴史展開について、アイヌ、松前藩、幕府、
東北大名、和人民衆それぞれの関わりから国際的・対外的な環境も組み込みながら理解を
深めていく。史料の読解をベースにおいて授業を進めていく。
達成目標:①日本北方史についてさまざまな角度からとらえ、大きな歴史の流れが説明できるように
なる。②北方史関係の基本史料を知り、その内容を読み解くことができる。
授業計画:第 1 回 列島北部の住民―エミシ・エゾ・アイヌ
第 2 回 松前藩の成立と幕藩制国家
第 3 回 城下交易から商場知行制へ
第 4 回 シャクシャインの戦い
第 5 回 近世のアイヌ社会と文化
第 6 回 場所請負制の展開(鰊・鮭漁)
第 7 回 地理認識・国境観の変化
第 8 回 クナシリ・メナシの戦い
第 9 回 北国郡代構想、蝦夷地の幕府直轄
第10回 東北大名の軍役負担(北方警備)
第11回 アイヌ社会の変容(アイヌの内国民化)
第12回 東北民衆の松前・蝦夷地稼ぎ
第13回 日露間の国境問題
第14回 蝦夷地の終焉、北海道の成立
第15回 近現代のアイヌ民族
成績評価方法:授業中の問答(30%)、学期末のレポート(70%)
学修に必要な準備:授業前にテキスト(『蝦夷島と北方世界』)の該当箇所をよく読んでおくこと
テキスト:菊池勇夫編『蝦夷島と北方世界』(日本の時代史 19 吉川弘文館、2003 年)および授業時
配布のプリント
参考文献:授業中に随時紹介
−270−
戻る
履修上の注意:授業中に配布されたプリント(史料)は授業後に再読・復習すること。オフィスア
ワーについては開講時にお知らせします。
アジア文化史演習 I Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本列島北方史の研究)
本
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本列島北方史の研究)
きく
菊
佐
七
さ
なな
年
度
休
ち
けい
がわ
まさ
池
川
海
み
慶
正
雅
まさ
講
こ
子
敏
人
とし
と
テ ー マ:
「日本列島北方史の研究 II(修士論文の作成指導)」
講義内容:アジア文化史演習 I(日本列島北方史の研究 I)で修得した史料解読・分析の方法論をふ
まえ、受講生各自が研究テーマに関係する論文・史料の収集・調査をおこない、分析を進
めてその成果を発表する演習形式で授業を進める。それぞれの報告に基づき、問題点を指
摘しながら論文作成に向けて指導をおこなう。菊池が主導し、さらにテーマについて広い
視野から理解を深めることができるように佐川正敏がアジア考古学、七海が日本中世史の
立場から随時協同して指導する。
達成目標:上記の講義内容に基づいて研究を進めることにより修士論文を完成させる。
授業計画:第 1 回:ガイダンス―演習の進め方
第 2 回:修士論文のテーマ・課題の確定
第 3 回:修士論文の章立て確定
第 4 回:修士論文の関係論文リストの作成
第 5 回:修士論文の関連史料リストの作成
第 6 回:修士論文の関連文献の講読(1)論文 1
第 7 回:修士論文の関連文献の講読(2)論文 2
第 8 回:修士論文の関連史料の分析(1)史料 1
第 9 回:修士論文の関連史料の分析(2)史料 2
第10回:修士論文の中間報告(1)序章
第11回:修士論文の中間報告(2)1 章の課題
第12回:修士論文の中間報告(3)1 章の内容
第13回:修士論文の中間報告(4)2 章の課題
第14回:修士論文の中間報告(5)2 章の内容
第15回:修士論文の中間報告(6)3 章の課題
第16回:修士論文の中間報告(7)3 章の内容
第17回:修士論文の中間報告(8)4 章の課題
第18回:修士論文の中間報告(9)4 章の内容
第19回:修士論文の中間報告(10)5 章の課題
第20回:修士論文の中間報告(11)5 章の内容
第21回:修士論文の中間報告(12)終章の内容
第22回:修士論文の中間報告(13)序章の再検討
第23回:修士論文の中間報告(14)1 章の再検討
第24回:修士論文の中間報告(15)2 章の再検討
第25回:修士論文の中間報告(16)3 章の再検討
第26回:修士論文の中間報告(17)4 章の再検討
第27回:修士論文の中間報告(18)5 章の再検討
第28回:修士論文の中間報告(19)終章の再検討
第29回:修士論文の中間報告(20)脚注の吟味
第30回:今後取り組むテーマについて
定期試験
−271−
戻る
成績評価方法:修士論文(100%)。研究史の理解、立論の合理性と適格性、実証の正確性を主な観点
として評価する。
学修に必要な準備:各テーマに関して事前学習および復習は必ず行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:
テキスト:特に使用しない。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設ける。時間は開講時に連絡する。
しも
くら
わたる
くま
がい
きみ
きく
ち
けい
倉
渉
中国史史料論 Historical Sources in China 下
テ ー マ:中国史基本資料の解説と講読
講義内容:中国史に関する基本資料を、担当教員が解説した上で、受講生が一部を講読する。
達成目標:中国史の史料内容を、各時代ごとに理解し、時代を問わずにその基礎的な読解力を身につ
けることができる。
授業計画:第1回 中国書籍史概説Ⅰ(書籍目録・書籍改題)
第 2 回 中国書籍史概説Ⅱ(書籍分類・所蔵機関)
第 3 回 『四庫全書総目提要』講読
第 4 回 十三経概説Ⅰ(儒教経典の成立)
第 5 回 十三経概説Ⅱ(注疏と清朝考証学)
第 6 回 『尚書』『礼記』『孟子』講読
第 7 回 正史概説Ⅰ(正史の編纂)
第 8 回 正史概説Ⅱ(正史の注釈)
第 9 回 『三国志』『旧五代史』『宋史』講読
第10回 編年史・九通の概説と講読
第11回 詩文資料の概説と講読
第12回 考古学資料の概説と講読Ⅰ(簡牘資料)
第13回 考古学資料の概説と講読Ⅱ(碑文資料)
第14回 中国民俗学資料の概説と講読
第15回 中国史研究と資史料
成績評価方法:所定の課題と講読の結果をレポートで提出させ、その達成度によって評価する(100%)
学修に必要な準備:漢文訓読について復習しておくこと。
テキスト:授業で配付する。
履修上の注意:毎回出席すること。オフィスアワーを設定する。詳細については開講時に説明する。
日本史史料論 Historical Sources in Japan 熊
菊
七
なな
谷
池
海
み
公
慶
雅
まさ
お
男
子
人
こ
と
テ ー マ:日本史の史・資料についての研究
講義内容:熊谷が古代史・資料、七海が中世史・資料、菊池が近世史・資料を担当し、各時代の史・
資料を概観しながら、それらの資料的性格、利用方法について考える。
達成目標:日本史各時代の史・資料について基礎知識を身につけ、その特質について説明することが
できる。
授業計画:第 1 回 古代史・資料総論
第 2 回 古代の史書
第 3 回 律令格式
第 4 回 古代の古文書
第 5 回 出土文字資料
第 6 回 中世の歴史史・資料の範囲と活用
第 7 回 古文書学―中世史料論の動向―
−272−
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第 8 回 様式研究における 2 類型論
第 9 回 様式研究における 4 類型論
第10回 書札礼と封式
第11回 近世史料総論
第12回 史料の整理と保存
第13回 幕政史の基本史料
第14回 藩政史の基本史料
第15回 地方文書の分類
成績評価方法:学期末のレポートにより評価する(100%)。
学修に必要な準備:配布物や指示された文献などは事前に予習し、感想や疑問点を整理して授業に臨
むこと。
テキスト:プリントを配布する。
参考文献:教室で、随時、指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
しも
くら
わたる
倉
渉
中国中世社会文化史特論 Special Topics on the Medieval Chinese History of Culture 下
(前期)呂
静
テ ー マ:中国民間信仰論
講義内容:本講義では、関羽に対する信仰を主たる題材として、中国中世における民間信仰のあり方
について考える。また、この期間の特質を明らかにするため、近世の関羽信仰や中国国外
の状況についても論じる。
達成目標:中国人の信仰のあり方を理解するともに、各自それと比較することによって、我々日本
人、及び受講生が研究対象とする地域の人々の信仰に如何なる特徴があるかを感じ取る。
授業計画:第 1 回:関羽信仰と中国人
第 2 回:中国道教史概観
第 3 回:中国の神々
第 4 回:関羽信仰の形成①──魏晋時代──
第 5 回:関羽信仰の形成②──南北朝時代──
第 6 回:関羽信仰の形成③──隋唐時代──
第 7 回:中国中世における関羽信仰
第 8 回:宋代における関羽信仰
第 9 回:元代における関羽信仰
第10回:明代前半の関羽信仰
第11回:明代後半の関羽信仰
第12回:清代前半の関羽信仰
第13回:清代後半の関羽信仰
第14回:中国国外の関羽信仰
第15回:中世における関羽信仰の特徴と中国の民間信仰
成績評価方法:レポート 2 回(各 50%)
学修に必要な準備:受講生が研究対象とする地域の民間信仰について事前の学習を行う。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:なし
参考文献:その都度紹介する。
履修上の注意:毎回出席すること。オフィスアワーについては開講時にお知らせします。
リュー
お
ヂン
ぬま
たか
ひろ
沼
孝
博
アジア民族文化論 Asian Ethnic Cultures 小
テ ー マ:中国民族政策の史的展開
講義内容:本授業では、Gardner Bovingdong, The Uyghurs: Stranger in Their Own Land(New York:
−273−
戻る
Colombia University Press, 2010)を輪読することにより、現代中国の民族政策および民族
問題を歴史的文脈にそくして考察し、同時に英語文献の読解能力の向上を目指す。初回の
ガイダンスにおいて授業(発表形式)の進め方を確認したのち、それぞれが担当する章を
決める。毎回、担当者はレジュメを作成して担当した章の内容紹介と論評をしてもらい、
その後で参加者全員による質疑応答と議論をおこなう。なお、受講生と相談の上、講読テ
キストを変更する場合もある。
達成目標:① 英語文献の読解能力を練成することができる。
② 欧米におけるアジア史研究の手法の特徴を理解することができる。
③ アジア各地の歴史事象に関する比較の視点を養うことができる。
授業計画: 1 回目 ガイダンス
2 回目 序章講読・発表
3 回目 第 1 章講読・発表
4 回目 第 2 章講読・発表
5 回目 第 3 章講読・発表
6 回目 第 4 章講読・発表
7 回目 第 5 章講読・発表
8 回目 第 6 章講読・発表
9 回目 第 7 章講読・発表
10 回目 第 8 章講読・発表
11 回目 第 9 章講読・発表
12 回目 第 10 章講読・発表
13 回目 第 11 章講読・発表
14 回目 レポート作成の指導
15 回目 まとめ(論点の整理、課題の把握)
成績評価方法:発表内容(50%)、積極性(20%)、レポート(30%)に基づき総合的に判断する。
学修に必要な準備:遊牧民あるいは遊牧国家の歴史について書かれた概説書等を読み、基礎的な知識
を確認しておくとよい。
テキスト:Gardner Bovingdong, The Uyghurs: Stranger in Their Own Land(New York: Colombia
University Press, 2010). コピーを配布するので、購入の必要はない。
参考文献:加々美光行『中国の民族問題―危機の本質』岩波現代文庫、2008 年。
履修上の注意:テキストはコピーして配付する。オフィスアワーについては開講時にお知らせする。
かわ
にし
こう
すけ
西
晃
祐
日本近現代文化史特論 Special Topics on the Modern Japanese History of Culture 河
テ ー マ:ポストコロニアル・スタディース入門
講義内容:近現代日本の形成に深く関与した植民地統治を念頭に置きながら、演習形式で近年のポス
トコロニアル研究の基礎を学ぶ
達成目標:①植民地と帝国の関係についてまなぶ
②戦後もつづくポストコロニアル状況についての視野を手に入れる
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
第 3 回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
第 4 回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
第 5 回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
第 6 回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
第 7 回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
第 8 回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
第 9 回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
第10回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
−274−
戻る
第11回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
第12回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
第13回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
第14回 本橋哲也『ポストコロニアリズム』各章の報告と解説
第15回 前期まとめ
第16回 スコット『ジェンダーと歴史学』各章の報告と解説
第17回 スコット『ジェンダーと歴史学』各章の報告と解説
第18回 スコット『ジェンダーと歴史学』各章の報告と解説
第19回 スコット『ジェンダーと歴史学』各章の報告と解説
第20回 スコット『ジェンダーと歴史学』各章の報告と解説
第21回 サイード『オリエンタリズム』各章の報告と解説
第22回 サイード『オリエンタリズム』各章の報告と解説
第23回 サイード『オリエンタリズム』各章の報告と解説
第24回 サイード『オリエンタリズム』各章の報告と解説
第25回 サイード『オリエンタリズム』各章の報告と解説
第26回 現代の歴史問題とポストコロニアリズム
第27回 現代の歴史問題とポストコロニアリズム
第28回 現代の歴史問題とポストコロニアリズム
第29回 現代の歴史問題とポストコロニアリズム
第30回 総括
成績評価方法:報告内容(40%)、レポート(60%)
学修に必要な準備:常に現代の時事問題に興味を持ち、とくに歴史問題について正確な知識を得るよ
うに努めること
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:本橋哲也『ポストコロニアリズム』
(岩波書店)
、スコット『ジェンダーと歴史学』
(平凡社)
、
サイード『オリエンタリズム』(平凡社)
参考文献:特になし
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時にお知らせします。
つじ
ひで
と
秀
人
日本考古学特論 Selected Topics in Japanese Archaeology 辻
テ ー マ:東北地方における古代社会形成過程
講義内容:倭国周縁域にあたる東北地方における弥生時代から古墳時代、律令国家形成期の社会変動
達成目標:東北地方の特色有る古代社会の動向及び倭国の形成過程と東北古代社会の変動との関係を
説明できる。
授業計画: 1 回目 授業の進め方 プロローグ 東北地方の歴史的特色概観
2 回目 1 縄文から弥生へ
(1)縄文文化の西と東
3 回目 (2)西日本の弥生社会形成過程
(3)東北への弥生文化の広がり
4 回目 2 東北弥生社会の変質と社会変動
(1)西日本型弥生文化と東日本型弥生文化
(2)東北弥生社会の特質
5 回目 (3)天王山式土器の広がり
(4)狩猟採集文化と農耕文化
6 回目 (5)続縄文文化の広がり
(6)北海道と東北
7 回目 (7)人の移動と新たな社会
(8)邪馬台国末期の動乱と東北社会
−275−
戻る
8 回目 3 東北の古墳時代社会
(1)会津盆地の古墳認識の進展
(2)出現期の前方後円墳
9 回目 (3)会津盆地の古墳時代社会
(4)東北南部の古墳時代社会の出現
10 回目 (5)大和王権の強大化と周縁地域
(6)東北の古墳の変化
11 回目 (7)埴輪と須恵器
(8)土師器に見る生活の変化
12 回目 4 東北北部の古墳時代
(1)末期古墳とはなにか
(2)東北北部の古墳時代社会
(3)蝦夷と呼ばれた人々
13 回目 5 律令国家と蝦夷
(1)東北南部の国家施設の建設
(2)関東系土器と人の移住
14 回目 (3)陸奥国府多賀城
(3)律令国家と蝦夷の戦争
15 回目 東北地方における古代社会の形成過程
成績評価方法:質疑応答など、平常の学習状況を評価する。
学修に必要な準備:倭国古代史の基本的な流れを把握しておくこと。中国、韓国の古代史についても
おおまかに把握しておくことが望ましい。
関連して受講することが望ましい科目:アジア考古学特論
テキスト:プリント配布
参考文献:
『東北古墳研究の原点 会津大塚山古墳』 新泉社 2006 年
履修上の注意:個別の事実関係を知るだけではなく歴史的同校を大局的に把握すること。
オフィスアワーを設ける。詳細は講義で知らせる。
アジア考古学特論 Sources Topics in Asian Archaeology さ
がわ
まさ
とし
さ
がわ
まさ
とし
(前期)佐
(後期)佐
劉
リウ
川
川
正
正
振
ジェン
敏
敏
東
ドン
(前 期)
テ ー マ:古代東アジアの仏教寺院をめぐる諸問題
講義内容:まず発掘調査が行われた日本の代表的な古代寺院に関する考古・歴史・建築史・美術史学
的研究や学術論争について学びます。つぎに、中国の古代寺院の発掘調査成果と、近年本
格的な発掘調査が進行している韓国の百済時代と統一新羅時代の寺院の調査・研究成果に
ついて学びます。さらに、以上の研究成果を踏まえて、古代東アジアにおいて寺院が果た
した意義について比較・考察します。
達成目標:思想的にはもちろん、政治・経済・軍事・建築技術的に見て、重要な役割を果たしていた
寺院および仏教文化の基本的な研究を理解することができ、その上で古代東アジア史の動
向を理解する視野を養うことができます。
授業計画: 1 回目:古代日本の都城における寺院造営
2 回目:飛鳥寺―日本最初の本格的寺院と伽藍配置―
3 回目:若草伽藍と法隆寺西院―法隆寺再建論の現在―
4 回目:吉備池廃寺と山田寺―勅願寺と氏寺―
5 回目:二つの薬師寺と移建論争―藤原京から平城京へ―
6 回目:東大寺と造東大寺司―史料からみた瓦作り―
7 回目:陸奥国の寺院―寺院造営と蝦夷支配―
−276−
戻る
8 回目:古代日本の木塔と舎利埋納
9 回目:朝鮮三国時代∼高麗の都城と寺院
10 回目:百済の寺院・塔・舎利埋納
11 回目:飛鳥寺と百済王興寺をめぐる諸問題
12 回目:新羅∼高麗の寺院・塔・舎利埋納
13 回目:中国南北朝時代の寺院・塔・舎利埋納
14 回目:隋唐宋時代の寺院・塔・舎利埋納
15 回目:総括・東アジアの古代寺院造営の意義
成績評価方法:レポートによってのみ評価します(100%)。
学修に必要な準備:レポートとの関連で、早くからテーマを考え、随時文献・データを収集してくだ
さい。
関連して受講することが望ましい科目:日本考古学特論、日本古代史特論
テキスト:使用しません。
参考文献:鈴木靖民編 2010 年『古代東アジアの仏教と王権』勉誠出版などのコピーを講義の進行に
合わせて適宜配布します。
履修上の注意:考古学以外の分野の院生は、「後期」開講のこの講義を履修してください。オフィス
アワーについては開講時にお知らせします。
(後 期)
テ ー マ:古代東・北アジアの都城制研究の最前線
講義内容:平成 27 年度後期には、中国社会科学院考古研究所研究員・同洛陽工作站長・漢魏洛陽城
工作隊長の銭国祥教授を本専攻の客員教授としてお迎えします。そこで古代東アジア(中
国、韓国、日本)、および北アジア(モンゴル、ロシア)の考古学的最新成果に基づきな
がら、都城制の変遷と比較について講義します。
達成目標:①日本を含めて東・北アジアの都城制の変遷について基本的な理解ができる。②アジア文
化史専攻の目標である「現地・原典主義」を重視する立場から、最新の考古学的資料を収
集する手段を知ることができる。③客員教授との積極的な交流を通して、アジア文化史専
攻の目標である「グローバルな視点」を自ら積極的にもつことができる。
授業計画: 1 回目:都城制研究の意義と二里頭文化段階(夏王朝)における都城制の起源
2 回目:殷・周代の都城制
3 回目:秦・漢代の都城制
4 回目:三国時代の都城制
5 回目:南北朝時代の都城制(1):北朝
6 回目:南北朝時代の都城制(2):南朝
7 回目:隋・唐代の都城制
8 回目:遼・宋代以降の都城制
9 回目:朝鮮半島三国時代の都城制
10 回目:統一新羅・高麗時代の都城制
11 回目:飛鳥時代の都城制
12 回目:奈良時代の都城制
13 回目:平安時代の都城制
14 回目:古代都城制の崩壊と中世都市の成立−平泉から鎌倉へ−
15 回目:古代東・北アジアの総括―佐川教授と銭国祥教授の討論―
成績評価方法:レポートによってのみ評価します(100%)。
学修に必要な準備:配布資料が事前に配布された場合は、必ず読んでおいて下さい。
関連して受講することが望ましい科目:日本考古学特論
テキスト:講義において随時配布します。
参考文献:配付資料に記述しますので、適宜入手して学習してください。
−277−
戻る
履修上の注意:考古学分野を専攻する者は、「前期」開講のアジア考古学特論を履修して下さい。オ
フィスアワーについては開講時にお知らせします。
まさ
おか
のぶ
ひろ
みや
ぎ
とよ
ひこ
岡
伸
洋
日本民俗学特論 Selected Topics in Japanese Folklore 政
テ ー マ:祭りと地域社会
講義内容:一般的に、祭りといえば日本人の民族性を反映して、昔から変わりなく受け継がれてきた
というイメージがあるが、はたして実際はどうなのか。本講義では、今日、日本社会の中
でも最も伝統的なイメージの強い京都や近江の祭りをとりあげ、歴史的展開にも注意しな
がら検討することで、その特質を明らかにするとともに、これらを通して民俗に対する理
解の再検討も目指したい。なお、内容理解の手助けとして、映像資料等も活用する予定で
ある。
達成目標:歴史学的な視点も取り入れた民俗研究の視点や方法を習得できる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス(授業の進め方、受講上の注意点など)
第 2 回 民俗概念再考①―「民俗」概念をめぐる議論から―
第 3 回 民俗概念再考②―民俗学の目的についての議論から―
第 4 回 京都やすらい祭の民俗的背景①―今宮神社の成立―
第 5 回 京都やすらい祭の民俗的背景②―御霊信仰とやすらい祭―
第 6 回 京都やすらい祭の民俗的背景③―祭りの現状とその民俗的特質―
第 7 回 祇園祭の歴史的展開と民俗①―祇園祭の成立と御霊信仰―
第 8 回 祇園祭の歴史的展開と民俗②―山鉾巡行の出現と町衆―
第 9 回 祇園祭の歴史的展開と民俗③―観光化と祭りの変化―
第10回 祇園祭の歴史的展開と民俗④―祭りの変化から見えるもの―
第11回 近江湖東における郷祭りの展開①―建部郷と建部祭―
第12回 近江湖東における郷祭りの展開②―建部祭の歴史的展開―
第13回 近江湖東における郷祭りの展開③―建部祭と水利慣行―
第14回 近江湖東における郷祭りの展開④―祭祀組織の構造とその背景―
第15回 民俗を問い直す
成績評価方法:レポート(1 回、80%)、議論への参加度(20%)
学修に必要な準備:講義で取り上げる地域について、事前に調べておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:歴史学・地理学関連の科目はできるだけ多く受講しておくこ
とが望ましい。
テキスト:使用しない。
参考文献:講義の中でその都度指示する。
履修上の注意:オフィスアワーも含め、初回ガイダンスの際に指示する。
城
豊
彦
アジア地域環境論 Regional Environments in Asia 宮
テ ー マ:アジア地域環境論
講義内容:東北日本・アジアの自然環境の特性、およびそのような地域特性を生み出した環境変化の
実態について、地球環境変動との関連を念頭に置きながら解説する。特に後期は、東北と
アジア地域の環境変動に関する研究論文を受講者と読み、そこで使われる様々な環境変動
を解析する手法についても解説する。
達成目標:アジアの地域構造と自然環境の多様性を理解し、特に温帯から熱帯沿海域の環境形成のし
くみを説明できるようになる。
授業計画: 1. 地球におけるアジアの位置(1)
2. 同上(2)
3. アジアの自然環境(1)
4. 同上(2)
5. 同上(3)
−278−
戻る
6. 南・西アジアの自然環境と文化(1)
7. 同上(2)
8. 同上(3)
9. 同上(4)
10. 東南アジア半島部の自然環境と文化(1)
11. 同上(2)
12. 同上(3)
13. 同上(4)
14. 東南アジア島嶼部の自然環境と文化(1)
15. 同上(2)
16. 同上(3)
17. 太平洋島嶼地域の自然環境と文化(1)
18. 同上(2)
19. 同上(3)
20. 中国の自然環境と文化(1)
21. 同上(2)
22. 同上(3)
23. シベリア・内陸アジアの自然環境と文化
24. 東南アジアの環境変動(1)
25. 同上(2)
26. 同上(3)
27. 極東地域の環境変動(1)
28. 同上(2)
29. 同上(3)
30. まとめ
成績評価方法:課題の報告(レポート)で評価する。(100%)
学修に必要な準備:1. 地図帳を用意すること。2. Google Earth の操作を理解しておく。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:講義の際に指示する。
参考文献:講義の際に指示する。
履修上の注意:オフィス・アワー、研究室は開講時に連絡する。
たか
の
たけ
ひこ
野
岳
彦
日本列島人文環境論 Human Environments in the Japanese Islands
高
(後期 2 回開講)
テ ー マ:日本列島における環境の利用と開発の地域性
講義内容:日本列島の環境利用・開発の流れを歴史地理学の視点から通覧し(前期,後期の前半)、
それらをふまえて主に東北地方を主とする地域を事例として環境利用の伝統と現状に関す
る地理学的見方を理解する(後期の後半)。
達成目標:①日本の地域景観がどのように作られてきたのかについて,各時代ごとに具体的な事例を
あげながら説明できるようになる。
②人文地理学における地域環境の捉え方,地域現象の分布図・景観図とその作成方法に関
心を持てるようになる。
授業計画:第 1 回 人文地理学の歴史と方法
第 2 回 日本の自然環境:グローバルスケール
第 3 回 日本の自然環境:ローカルスケール
第 4 回 縄文期の地域性と環境利用
第 5 回 弥生期の地域性と環境利用
第 6 回 条里の開発形態の地域性
−279−
戻る
第 7 回 東北地方の古代の地域性
第 8 回 中世の開発と地域性
第 9 回 荘園絵図に描かれた中世農村
第10回 近世新田開発の地域性:干拓
第11回 近世新田開発の地域性:台地・扇状地
第12回 近世新田開発の地域性:大平野
第13回 日本的風景の成立
第14回 課題提示:環境を捉える地理学的視点と方法の特徴と問題点
第15回 課題発表、総合討論
第16回 明治の開発 1:安積開拓
第17回 明治の開発 2:三本木原、松ヶ岡開墾、牧の原
第18回 明治の開発 3:北海道の開拓
第19回 昭和の開拓:泉田川扇状地
第20回 戦後の開拓:矢吹原、薬莱山麓
第21回 近代工業化と大規模環境改変
第22回 高度経済成長期:掘り込み港湾と沿岸環境の破壊
第23回 公害:水俣から
第24回 奥地山村の伝統的森林利用
第25回 日本林業の盛衰
第26回 河川環境の利用
第27回 海域環境の利用
第28回 「環境基本法」の時代、農山漁村の多面的価値
第29回 課題提示:環境を捉える地理学的視点と方法の特徴と問題点
第30回 課題発表、総合討論
成績評価方法:5 回ごとに行う小括討論(20%),期末の課題レポート(80%)
学修に必要な準備:次回の学習テーマについて予習をし、問題意識を醸成しておくこと
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特定のテキストは使用しない
参考文献:二宮書店『日本地誌』、朝倉書店『日本の地誌』、藤岡謙二郎編『地形図に歴史を読む』、
そのほか授業中で随時紹介
履修上の注意:自らの研究に役立てられる点はないか、常に考えながら参加すること。オフィスア
ワー、研究室は開講時に連絡する。
日本列島自然環境論 本
みや
年
ぎ
度
休
とよ
講
ひこ
城
豊
彦
地域解析学 Analysis of Regional Information 宮
テ ー マ:地域解析学
講義内容:地域における様々な情報の収集、分布や変化の表示、それらの情報の時空間的な解析など
について、実習を行いながら解説する。
達成目標:種々の地図、統計情報を処理し、地域特性の理解と地図化ができるようになる。
授業計画: 1. GIS を用いた地域情報 DB の作成手順(1)
2. 同上(2)
3. 地図情報の作成に基づく地域解析(1)
4. 同上(2)
5. 地域統計情報の検索と主題図作成(1)
6. 同上(2)
7. 同上(3)
8. 同上(4)
−280−
戻る
9. 同上(5)
10. 地域 DB を活用した地域環境の解析(1)
11. 同上(2)
12. 同上(3)
13. 同上(4)
14. 同上(5)
15. まとめ
成績評価方法:課題の報告(レポート)で評価する。(100%)
学修に必要な準備:1. 地図帳を用意すること。2. Google Earth の操作を理解しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:講義の際に指示する。
参考文献:講義の際に指示する。
履修上の注意:オフィス・アワー、研究室は開講時に連絡します。
−281−
戻る
アジア文化史専攻博士後期課程 アジア文化史演習 I Seminar in Asian and Cultural History Studies I (アジア文化と中国史の展開)
本
年
度
休
講
アジア文化史演習 I Seminar in Asian and Cultural History Studies I
(東アジア史の展開と日本古代・中世の文化) 本
年
度
休
講
アジア文化史演習 I Seminar in Asian and Cultural History Studies I (日本近世・近代史と東アジア文化の展開)
本
年
度
休
講
アジア文化史演習 I Seminar in Asian and Cultural History Studies I (東北アジア史の展開と日本)
本
年
度
休
講
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (中国古代文化の形成と東アジア諸民族)
たに
ぐち
くま
がい
谷
熊
佐
辻
さ
つじ
口
谷
川
がわ
公
正
秀
きみ
まさ
ひで
みつる
満
男
敏
人
お
とし
と
テ ー マ:中国古代国家の形成と構造及びその文化
講義内容:中国古代中世史を専攻する受講生が、中国古代中世における国家の形成と構造及びその文
化を、東アジア諸民族の動向に対応させつつ、中国史(谷口)・東アジア考古学(佐川、
辻)・日本史(熊谷)三領域教員の指導のもとに考察し、特定課題についての研究論文を
作成する。
達成目標:中国古代中世史の研究動向とその問題点を正確に認識したうえで、中国史・東アジア考古
学・日本史を横断する広い視野から学界の進展に寄与しうる課題を発見し、その課題に関
する研究論文を作成することができる。
授業計画: 1. 中国初期国家(新石器時代)形成の研究動向に関する受講生の発表。
2. 中国初期国家(二里頭時代)形成の研究動向に関する受講生の発表。
3. 殷王朝の構造とその文化についての研究動向に関する受講生の発表(殷前期)。
4. 殷王朝の構造とその文化についての研究動向に関する受講生の発表(殷後期)。
5. 西周王朝形成の研究動向(政治史)に関する受講生の発表。
6. 西周王朝形成の研究動向(文化史)に関する受講生の発表。
7. 先秦諸国の形成と構造についての研究動向に関する受講生の発表(晋・鄭)。
8. 先秦諸国の形成と構造についての研究動向に関する受講生の発表(秦・斉)。
9. 先秦諸国の形成と構造についての研究動向に関する受講生の発表(楚・呉)。
10. 漢代の政治と社会についての研究動向に関する受講生の発表。
11. 三国魏晋南北朝時代の民族と文化についての研究動向に関する受講生の発表。
12. 三国∼隋唐時代の中日関係についての研究動向に関する受講生の発表。
13. 上記の発表に対する講評と討論(中国古代中世史)。
14. 上記の発表に対する講評と討論(東アジア考古学・日本史)。
15. 研究課題の設定と討論。
16. 研究課題の視点・方法論に関する再検討。
17. 研究課題の資料に関する再検討。
18. 研究課題口頭発表の構成設定とその検討。
19. 口頭発表レジュメの作成(構成・方法論)。
20. 口頭発表レジュメの作成(引用資料)。
21. 口頭発表模擬発表会・質疑応答。
22. 口頭発表に対して出された質疑・応答内容の検討。
−282−
戻る
23. 口頭発表内容に基づく論文構成の設定(各章節内容の検討)。
24. 引用資料の適切性の再検討。
25. 研究論文素稿の講評と再整理(構成・方法論)。
26. 研究論文素稿の講評と再整理(引用資料)。
27. 研究論文全体講評会。
28. 課程博士論文の構想発表(視点・方法論)。
29. 課程博士論文の構想発表(引用資料)。
30. 年間研究経過に対する講評と討論。
成績評価方法:各時限発表の達成度(30%)、口頭発表の内容(20%)、研究論文の内容(50%)に
よって評価する。
学修に必要な準備:予想される必要資料を鋭意講読しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:とくになし。
テキスト:各年度ごとの『中国歴史学年鑑』・『中国考古学年鑑』・『史学雑誌』(回顧と展望)。
参考文献:安作璋 『中国古代史史料学』
履修上の注意:関連する学会・シンポジウムに積極的に参加すること。オフィスアワーを設定する。
詳細は開講時に連絡する。
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (東アジア世界の中の中国近世社会)
たに
ぐち
きく
ち
谷
菊
政
下
まさ
しも
口
池
岡
倉
おか
くら
慶
伸
けい
のぶ
みつる
満
子
洋
渉
こ
ひろ
わたる
テ ー マ:中国近世社会の諸問題
講義内容:修士論文作成後、興味を持った資史料を 13 点選び、中国史(谷口・下倉)・日本近世史
(菊池)・民俗学(政岡)が分担・協同して指導する学術研究の手続きに則って検討を加
え、そこから抽出しえる歴史的事象について考察する。
達成目標:具体的な資史料を用いた考証作業を繰り返すことによって、研究に不可欠な実証の能力を
ブラッシュアップし、公開学術論文作成の応用的作業に資することができる。
授業計画:第 1 回:ガイダンス(演習の進め方の説明)
第 2 回:資史料 13 点の選定と選択理由
第 3 回:資史料 1 に関する報告と討論
第 4 回:前回の討論をふまえての再報告
第 5 回:資史料 2 に関する報告と討論
第 6 回:前回の討論をふまえての再報告
第 7 回:資史料 3 に関する報告と討論
第 8 回:前回の討論をふまえての再報告
第 9 回:資史料 4 に関する報告と討論
第10回:前回の討論をふまえての再報告
第11回:資史料 5 に関する報告と討論
第12回:前回の討論をふまえての再報告
第13回:資史料 6 に関する報告と討論
第14回:前回の討論をふまえての再報告
第15回:前期のまとめと資史料 7 以下の再選択
第16回:資史料 7 に関する報告と討論
第17回:前回の討論をふまえての再報告
第18回:資史料 8 に関する報告と討論
第19回:前回の討論をふまえての再報告
第20回:資史料 9 に関する報告と討論
第21回:前回の討論をふまえての再報告
−283−
戻る
第22回:資史料 10 に関する報告と討論
第23回:前回の討論をふまえての再報告
第24回:資史料 11 に関する報告と討論
第25回:前回の討論をふまえての再報告
第26回:資史料 12 に関する報告と討論
第27回:前回の討論をふまえての再報告
第28回:資史料 13 に関する報告と討論
第29回:前回の討論をふまえての再報告
第30回:全体の総括
成績評価方法:毎回の報告(60%)、期末のレポート(40%)
学修に必要な準備:毎回の報告の準備を欠かさない。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:逐次指示する。
参考文献:
『史学雑誌』・『東洋史研究』などの文献目録に常時目を通すこと。
履修上の注意:毎回出席すること。オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (東アジア世界と日本古代の政治と文化)
くま
熊
辻
佐
下
つじ
さ
しも
がい
谷
川
倉
がわ
くら
きみ
公
秀
正
ひで
まさ
お
男
人
敏
渉
と
とし
わたる
テ ー マ:東アジア世界と日本古代の政治と文化
講義内容:日本古代の政治と文化に関するテーマを追究し、博士論文を書こうとする学生を、日本古
代史(熊谷)・日本考古学(辻・佐川)・中国古代史(下倉)を専攻する研究者の分担・協
力によって指導する。日本古代史の研究者が中心になるが、できるだけ広い視野の中で問
題が発見できるように、5 人の研究者がそれぞれの専門分野からの助言を行う。
達成目標:1. 日本古代の政治・文化についての最新の研究成果について理解する。
2. 日本古代の政治・文化について、隣接分野の研究成果をふまえて広い視野から理解する。
授業計画:第 1 回 一.古代王権の形成と展開(熊谷公男)
1.日本古代王権の形成と東アジア世界
第 2 回 2.日本古代王権の展開と東アジア世界
第 3 回 3.日本古代王権と地域支配
第 4 回 二.考古学からみた古代豪族(辻 秀人・佐川正敏)
1.古墳の造営と豪族
第 5 回 2.古墳時代における豪族居館
第 6 回 3.古代寺院の建立と豪族
第 7 回 三.日中関係と倭国の発展(下倉 渉)
1.中国三国時代の対外関係と倭国
第 8 回 2.中国南北朝時代の対外関係と倭国
第 9 回 3.中国隋・唐時代の対外関係と倭国・日本
第10回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第11回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第12回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第13回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第14回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第15回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第16回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第17回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第18回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
−284−
戻る
第19回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第20回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第21回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第22回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第23回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第24回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第25回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第26回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第27回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第28回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第29回 演習参加者の研究テーマにそったレポートを行う。
第30回 1 年間の授業のまとめ、講評
成績評価方法:発表と議論の内容で評価する(100%)
学修に必要な準備:博士論文執筆に向けて常に準備しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:特になし
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本中世の社会と文化)
なな
七
熊
佐
政
くま
さ
まさ
み
まさ
がい
きみ
海
谷
川
岡
がわ
おか
雅
公
正
伸
まさ
のぶ
と
人
男
敏
洋
お
とし
ひろ
テ ー マ:日本中世政治制度史・社会文化史の研究(博士論文の構想作成)
講義内容:日本中世史の分野で博士論文の作成を目指す受講生に対して、歴史学・考古学の協同支援
体制のもと、論文作成のための指導をおこなう。七海は受講生とともに研究史を点検し、
博士論文の構想とその論旨に関する議論を重ねていく。熊谷は古代日本と周辺諸国との交
流、古代から中世の社会へ(中世的国家・文化の形成)という観点から受講生の研究報告
を指導する。佐川は考古学の観点から受講生の研究報告を指導する。また、受講生の研究
課題に関連する中世考古学の成果について情報を提供する。政岡は近世史・民俗学の観点
から受講生の研究報告を指導する。
達成目標:受講生は、上記演習内容に沿って研究活動を展開し、博士論文作成のための構想を練り、
研究報告をおこなう。
授業計画:第 1 回 はじめに―博士論文の作成に向けて―
第 2 回 修士論文の内容報告
第 3 回 修士論文の内容検討
第 4 回 博士論文の構想報告(1)
第 5 回 博士論文の構想内容の検討(1)
第 6 回 博士論文関連論文の講読(1)
第 6 回 博士論文関連論文の講読(2)
第 7 回 博士論文関連論文の講読(3)
第 8 回 博士論文関連論文の講読(4)
第 9 回 博士論文関連論文の講読(5)
第10回 博士論文関連史料目録の報告
第11回 博士論文関連史料目録の内容検討
第12回 博士論文関連史料の講読(1)
第13回 博士論文関連史料の講読(2)
第14回 博士論文関連史料の講読(3)
−285−
戻る
第15回 博士論文関連史料の講読(4)
第16回 投稿論文の内容報告(1)
第17回 投稿論文の内容検討(2)
第18回 史料調査の成果報告(1)
第19回 史料調査の成果報告(2)
第20回 博士論文中間報告(1)先行研究の検討(1)
第21回 博士論文中間報告(2)先行研究の検討(2)
第22回 博士論文中間報告(3)先行研究の検討(3)
第23回 博士論文中間報告(4)史料分析報告(1)
第24回 博士論文中間報告(5)史料分析報告(2)
第25回 博士論文中間報告(6)史料分析報告(3)
第26回 博士論文の構想報告(2)
第27回 博士論文の構想内容の検討(2)
第28回 投稿論文の内容報告(2)
第29回 投稿論文の内容検討(2)
第30回 おわりに―次年度スケジュールの作成―
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:報告内容(40%)、議論における発言内容(20%)、修士論文中間レポート(40%)。
学修に必要な準備:講読する史料・論考などは事前に予習し、感想や疑問点を必ず整理して演習にの
ぞむこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:とくに使用しない。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に指示する。
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II
(日本近世・近代の社会構造とその文化的特性) まさ
おか
のぶ
ひろ
きく
ち
けい
こ
かわ
にし
こう
すけ
岡
伸
洋
政
菊
池
慶
子
河
西
晃
祐
テ ー マ:日本近世・近代の社会構造とその文化的特性(博士論文の構想作成)
講義内容:民俗学(政岡)を中心とした分野で博士論文作成を目指す受講生に対し、近世史(菊
池)・近現代史(河西)の教員の協同支援の下、受講生各自の研究テーマについて報告し
てもらい、その議論を通して博士論文執筆に向けての課題を明らかにしていく。
達成目標:従来の研究史上における自らの課題の位置づけ、使用する資史料の整理を通して、博士論
文作成に向けての課題を明確化させる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス(指導の進め方の説明)
第 2 回 関連論文の精読①
第 3 回 関連論文の精読②
第 4 回 関連論文の精読③
第 5 回 関連論文の精読④
第 6 回 関連論文の精読⑤
第 7 回 関連論文の精読⑥
第 8 回 関連論文の精読⑦
第 9 回 関連論文の精読⑧
第10回 調査資料とその分析①
第11回 調査資料とその分析②
第12回 調査資料とその分析③
第13回 調査資料とその分析④
第14回 調査資料とその分析⑤
−286−
戻る
第15回 調査資料とその分析⑥
第16回 調査資料とその分析⑦
第17回 調査資料とその分析⑧
第18回 調査資料とその分析⑨
第19回 調査資料とその分析⑩
第20回 関連史料の検討と講読①
第21回 関連史料の検討と講読②
第22回 関連史料の検討と講読③
第23回 関連史料の検討と講読④
第24回 関連史料の検討と講読⑤
第25回 関連史料の検討と講読⑥
第26回 博士論文構想発表①―民俗学の視点から―
第27回 博士論文構想発表②―北方史の視点から―
第28回 博士論文構想発表③―近世史の視点から―
第29回 博士論文構想発表④―近現代史の視点から―
第30回 今後取り組むテーマの具体化
成績評価方法:報告内容(40%)、発言(20%)、博士論文中間レポート(40%)
学修に必要な準備:常に博士論文の構成を考慮したうえで、各報告の位置づけ、課題を明確化させて
おくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特に使用しない。
参考文献:授業の中でその都度指示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に紹介する。
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本近世・近代の政治と経済) きく
ち
けい
こ
まさ
おか
のぶ
ひろ
かわ
にし
こう
すけ
池
慶
子
菊
政
岡
伸
洋
河
西
晃
祐
テ ー マ:日本近世・近代の政治史および家族史の研究(博士論文の構想作成)
講義内容:日本近世・近代史の分野で博士論文の作成を目指す受講生に対して、アジア文化史演習 I
(日本近世史・近代史とアジア文化の展開)で習得した史料調査・分析に関する方法論を
ふまえ、受講生の研究テーマに即した史料・文献の検討をおこない、博士論文を完成でき
るように指導をおこなう。各回とも受講生の主体的な研究発表および関連史料・論文の講
読を軸とし、発表・講読内容の問題点を受講生相互および指導教員と議論しながら研究を
深めるものとする。
菊池は、日本近世史をテーマに博士論文を作成する学生を対象に、関連史料・論文の批
判的検討、研究視点の設定、立論に関して指導をおこなう。政岡は民俗学の立場から、河
西は日本近現代史の立場から協同して指導をおこなう。
達成目標:上記演習内容に沿って博士論文作成のための史料・文献の調査と検討をおこない、序章と
1 章を完成させる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス―博士論文の作成に向けて
第 2 回 博士論文の構想報告(1)序章の検討
第 3 回 博士論文の構想報告(2)1 章の検討
第 4 回 博士論文関連史料・論文講読(1)論文 1
第 5 回 博士論文関連史料・論文講読(2)論文 2
第 6 回 博士論文関連史料・論文講読(3)論文 3
第 7 回 博士論文関連史料・論文講読(4)論文 4
第 8 回 博士論文関連史料・論文講読(5)論文 5
第 9 回 博士論文関連史料・論文講読(6)論文 6
−287−
戻る
第10回 博士論文関連史料・論文講読(7)史料 1
第11回 博士論文関連史料・論文講読(8)史料 2
第12回 博士論文関連史料・論文講読(9)史料 3
第13回 博士論文関連史料・論文講読(10)史料 4
第14回 博士論文関連史料・論文講読(11)史料 5
第15回 博士論文関連史料・論文講読(12)史料 6
第16回 博士論文関連史料・論文講読(13)史料 7
第17回 博士論文関連史料・論文講読(14)史料 8
第18回 博士論文関連史料・論文講読(15)史料の再検討
第19回 博士論文関連史料・論文講読(16)論文 7
第20回 博士論文関連史料・論文講読(17)論文 8
第21回 博士論文関連史料・論文講読(18)論文 9
第22回 博士論文関連史料・論文講読(19)論文 10
第23回 博士論文関連史料・論文講読(20)史料 9
第24回 博士論文関連史料・論文講読(21)史料 10
第25回 博士論文関連史料・論文講読(22)史料 11
第26回 博士論文の構想報告(3)史料 12
第27回 博士論文の構想報告(4)史料 13
第28回 博士論文の構想報告(5)史料 14
第29回 博士論文の構想報告(6)史料 15
第30回 まとめ―博士論文の構成再検討
※受講生の報告順番が決定次第、詳細な進行予定表を配付する。
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:報告内容(40%)、議論(20%)、博士論文中間レポート(40%)
学修に必要な準備:講読する史料・論考などは事前に予習し、疑問点や問題点を必ず整理して演習に
のぞむこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特になし。
参考文献:随時指示する
履修上の注意:オフィスアワーを設ける。時間は開講時に連絡する。
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II
(東北アジアの生活形態と歴史的統合)
しも
くら
かわ
にし
下
河
政
まさ
倉
西
岡
おか
晃
伸
わたる
渉
祐
洋
こう
すけ
のぶ
ひろ
テ ー マ:東北アジア諸民族の歴史的変遷
講義内容:修士論文作成後、興味を持った史資料を 13 点選び、北方民族史(政岡)、中国史(下倉)、
満州帝国史(河西)の立場での協同指導を通し、学術研究の手続きに則って検討を加え、
そこから抽出しえる歴史的事象について考察する。
達成目標:具体的な史資料を用いた考証作業を繰り返すことによって、研究に不可欠な実証の能力を
ブラッシュアップする。
授業計画:第 1 回:ガイダンス(演習の進め方の説明)
第 2 回:史資料 13 点の選定と選択理由
第 3 回:史資料 1 に関する報告と討論
第 4 回:前回の討論をふまえての再報告
第 5 回:史資料 2 に関する報告と討論
第 6 回:前回の討論をふまえての再報告
第 7 回:史資料 3 に関する報告と討論
第 8 回:前回の討論をふまえての再報告
−288−
戻る
第 9 回:史資料 4 に関する報告と討論
第10回:前回の討論をふまえての再報告
第11回:史資料 5 に関する報告と討論
第12回:前回の討論をふまえての再報告
第13回:史資料 6 に関する報告と討論
第14回:前回の討論をふまえての再報告
第15回:前期のまとめと資史料 7 以下の再選択
第16回:史資料 7 に関する報告と討論
第17回:前回の討論をふまえての再報告
第18回:史資料 8 に関する報告と討論
第19回:前回の討論をふまえての再報告
第20回:史資料 9 に関する報告と討論
第21回:前回の討論をふまえての再報告
第22回:史資料 10 に関する報告と討論
第23回:前回の討論をふまえての再報告
第24回:史資料 11 に関する報告と討論
第25回:前回の討論をふまえての再報告
第26回:史資料 12 に関する報告と討論
第27回:前回の討論をふまえての再報告
第28回:史資料 13 に関する報告と討論
第29回:前回の討論をふまえての再報告
第30回:全体の総括
成績評価方法:毎回の報告(60%)、期末のレポート(40%)
学修に必要な準備:毎回の報告の準備を欠かさない。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:特になし
履修上の注意:毎回出席すること。オフィスアワーについては開講時にお知らせします。
アジア文化史演習 II Seminar in Asian and Cultural History Studies II (日本列島北方史と東北アジア)
きく
菊
佐
七
さ
なな
ち
けい
がわ
まさ
池
川
海
み
慶
正
雅
まさ
こ
子
敏
人
とし
と
テ ー マ:日本列島北方史と東北アジア
講義内容:日本列島の北方地域に展開する歴史を研究テーマとする院生を対象に、日本列島北方史を
専攻する教員(菊池慶子)を中心とし、アジア考古学(佐川正敏)および日本中世史(七
海雅人)の教員の協力を得て指導を行う。
達成目標:各自研究テーマに関わる史料を収集・分析し、博士論文の序章・1 章を完成させる。
授業計画:各回ともゼミ生の主体的な研究発表を軸とし、発表内容の問題点を指摘しながら博士論文
の作成に向けた個別・具体的な指導を行う。また、博士論文の提出前に少なくとも 3 本以
上の内容の充実した論文を学術誌に発表できるように指導する。
第 1 回:ガイダンス(演習の進め方の説明)
第 2 回:史資料 13 点の選定と選択理由
第 3 回:史資料 1 に関する報告と討論
第 4 回:前回の討論をふまえての再報告
第 5 回:史資料 2 に関する報告と討論
第 6 回:前回の討論をふまえての再報告
第 7 回:史資料 3 に関する報告と討論
第 8 回:前回の討論をふまえての再報告
−289−
戻る
第 9 回:史資料 4 に関する報告と討論
第10回:前回の討論をふまえての再報告
第11回:史資料 5 に関する報告と討論
第12回:前回の討論をふまえての再報告
第13回:史資料 6 に関する報告と討論
第14回:前回の討論をふまえての再報告
第15回:前期のまとめと資史料 7 以下の再選択
第16回:史資料 7 に関する報告と討論
第17回:前回の討論をふまえての再報告
第18回:史資料 8 に関する報告と討論
第19回:前回の討論をふまえての再報告
第20回:史資料 9 に関する報告と討論
第21回:前回の討論をふまえての再報告
第22回:史資料 10 に関する報告と討論
第23回:前回の討論をふまえての再報告
第24回:史資料 11 に関する報告と討論
第25回:前回の討論をふまえての再報告
第26回:史資料 12 に関する報告と討論
第27回:前回の討論をふまえての再報告
第28回:史資料 13 に関する報告と討論
第29回:前回の討論をふまえての再報告
第30回:全体の総括
成績評価方法:研究発表(40%)・中間レポート(60%)。
学修に必要な準備:各自の研究テーマに関する研究史の整理と自己の研究テーマの研究史上の位置づ
けについて再度点検し、理論と実証の相互関係を常に自己点検しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:教室で指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設ける。時間は開講時に連絡する。
論文指導 Guidance for Dissertation Writing
(中国古代文化形成の研究)
たに
ぐち
くま
がい
谷
熊
佐
辻
さ
つじ
口
谷
川
がわ
公
正
秀
きみ
まさ
ひで
みつる
満
男
敏
人
お
とし
と
テ ー マ:中国古代国家の形成と構造及びその展開。
講義内容:中国古代中世史を専攻する受講生が、中国古代中世における国家の形成と構造及びその展
開を、東アジア諸民族の動向に対応させつつ、中国史(谷口)・東アジア考古学(佐川、
辻)・日本史(熊谷)三領域教員の指導のもとに考察し、特定課題についての課程博士論
文を作成する。
達成目標:中国古代中世史研究の最新動向を正確に認識したうえで、中国・東アジア・日本を横断す
る広い視点から課題を設定し、学界の進展に寄与しうる課程博士論文を作成することがで
きる。
授業計画: 1. 演習 I の内容及びその成果として公表した研究論文を再検討する。
2. 演習 II の内容及びその成果として公表した研究論文を再検討する。
3. 課程博士論文構想発表(視点・方法論)。
4. 課程博士論文構想発表(資料)。
5. 課程博士論文構想発表(構成)。
6. 関連資料の講読(書誌学的整理)。
−290−
戻る
7. 関連資料の講読(難読部分の読解 I)。
8. 関連資料の講読(難読部分の読解 II)。
9. 関連研究文献の講読(日本語)。
10. 関連研究文献の講読(中国語・その他)。
11. 第 1 回課程博士論文構想発表会。
12. 上記発表に対する講評と討論。
13. 学外研究機関・学外現地での資料収集・調査計画の策定。
14. 上記収集・調査の準備。
15. 上記収集・調査成果の報告と討論。
16. 上記収集・調査資料の講読(資料性格の検討)。
17. 上記収集・調査資料の講読(難読部分の読解)。
18. 第 2 回課程博士論文構想発表会。
19. 上記発表に対する講評と討論。
20. 課程博士論文の一部を口頭発表するための準備(視点・方法論)。
21. 課程博士論文の一部を口頭発表するための準備(引用資料)。
22. 口頭発表模擬発表会・質疑応答。
23. 口頭発表に対して出された質疑・応答内容の検討。
24. 口頭発表内容を考慮した課程博士論文構成の再検討。
25. 課程博士論文最終構成案の決定。
26. 課程博士論文素稿に対する中国史教員の講評。
27. 課程博士論文素稿に対する東アジア考古学教員の講評。
28. 課程博士論文素稿に対する日本史教員の講評。
29. 課程博士論文の再整理と校正。
30. 全体講評会。
成績評価方法:各時限作業の達成度(30%)と課程博士論文(70%)によって評価する。
学修に必要な準備:予想される必要資料を鋭意講読しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:とくになし。
テキスト:研究課題に応じて選定する。
参考文献:研究課題に応じて選定する。
履修上の注意:関連する学会・シンポジウムに積極的に参加すること。オフィスアワーを設定する。
詳細は開講時に連絡する。
論文指導 Guidance for Dissertation Writing
(東アジア世界の中の中国近世社会の研究)
たに
ぐち
しも
くら
谷
下
菊
政
きく
まさ
口
倉
池
岡
ち
おか
慶
伸
けい
のぶ
みつる
満
渉
子
洋
わたる
こ
ひろ
テ ー マ:中国近世の国家と社会及びその経済。
講義内容:中国近世史を専攻する受講生が、中国近世における国家の形成と構造及びその社会と経済
の諸相を、東アジア近世史の全体と関連づけつつ、中国史(谷口・下倉)・日本史(菊
池)・民俗学(政岡)三領域教員の指導のもとに考察し、特定課題についての課程博士論
文を作成する。
達成目標:中国近世史研究の最新動向を正確に認識したうえで、中国・東アジア・日本を横断する広
い視点から課題を設定し、学界の進展に寄与しうる課程博士論文を作成することができる。
授業計画: 1. 演習 I の内容及びその成果として公表した研究論文を再検討する。
2. 演習 II の内容及びその成果として公表した研究論文を再検討する。
3. 課程博士論文構想発表(視点・方法論)。
4. 課程博士論文構想発表(資料)。
5. 課程博士論文構想発表(構成)。
−291−
戻る
6. 関連資料の講読(書誌学的整理)。
7. 関連資料の講読(難読部分の読解 I)。
8. 関連資料の講読(難読部分の読解 II)。
9. 関連研究論文の講読(中国史可関連)。
10. 関連研究論文の講読(日本史関連)。
11. 関連研究論文の講読(民俗・文化関連)。
12. 第 1 回課程博士論文構想発表会。
13. 上記発表に対する講評と討論。
14. 学外機関・学外現地での資料収集・調査計画の策定。
15. 上記収集・調査成果の報告と討論。
16. 上記収集・調査資料の講読(資料性格の検討)。
17. 上記収集・調査資料の講読(難読部分の読解)。
18. 第 2 回課程博士論文構想発表会。
19. 上記発表に対する講評と討論。
20. 課程博士論文の一部を口頭発表するための準備(視点・方法論)。
21. 課程博士論文の一部を口頭発表するための準備(引用資料)。
22. 口頭発表模擬発表会・質疑応答。
23. 口頭発表に対して出された質疑・応答内容の検討。
24. 口頭発表内容を考慮した課程博士論文構成の再検討。
25. 課程博士論文最終構成案の決定。
26. 課程博士論文素稿に対する中国史教員の講評。
27. 課程博士論文素稿に対する日本史教員の講評。
28. 課程博士論文素稿に対する民俗学教員の講評。
29. 課程博士論文の再整理と構成。
30. 全体講評会。
成績評価方法:各時限作業の達成度(30%)と課程博士論文(70%)によって評価する。
学修に必要な準備:予想される必要資料を鋭意講読しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:とくになし。
テキスト:研究課題に応じて選定する。
参考文献:研究課題に応じて選定する。
履修上の注意:関連する学会・シンポジウムに積極的に参加すること。オフィスアワーを設定する。
詳細は開講時に連絡する
くま
論文指導 Guidance for Dissertation Writing
(東アジア世界の中の日本古代社会の研究)
熊
辻
七
佐
下
つじ
なな
さ
しも
がい
谷
海
川
倉
み
がわ
くら
きみ
公
秀
雅
正
ひで
まさ
まさ
お
男
人
人
敏
渉
と
と
とし
わたる
テ ー マ:東アジア世界の中の日本古代社会の研究
講義内容:研究対象となる時代・地域および指導教員は、アジア文化史演習 II(東アジア世界と日本
古代の政治と文化)と同じである。博士論文作成のための個別的な援助・指導を行う。
達成目標:1. 博士論文を作成する。
授業計画:第 1 回 博士論文の全体構成と作成計画についてのレポートと検討
第 2 回 博士論文の全体構成にそったレポート
第 3 回 博士論文の全体構成にそったレポート
第 4 回 博士論文の全体構成にそったレポート
第 5 回 博士論文の全体構成にそったレポート
第 6 回 博士論文の全体構成にそったレポート
−292−
戻る
第 7 回 博士論文の全体構成にそったレポート
第 8 回 博士論文の全体構成にそったレポート
第 9 回 博士論文の全体構成にそったレポート
第10回 博士論文の全体構成にそったレポート
第11回 博士論文の全体構成にそったレポート
第12回 博士論文の全体構成にそったレポート
第13回 博士論文の全体構成にそったレポート
第14回 博士論文の全体構成にそったレポート
第15回 博士論文の中間報告
第16回 博士論文の全体構成にそったレポート
第17回 博士論文の全体構成にそったレポート
第18回 博士論文の全体構成にそったレポート
第19回 博士論文の全体構成にそったレポート
第20回 博士論文の全体構成にそったレポート
第21回 博士論文の全体構成にそったレポート
第22回 博士論文の全体構成にそったレポート
第23回 博士論文の全体構成にそったレポート
第24回 博士論文の全体構成にそったレポート
第25回 博士論文の全体構成にそったレポート
第26回 博士論文の全体構成にそったレポート
第27回 博士論文の全体構成にそったレポート
第28回 博士論文の全体構成にそったレポート
第29回 博士論文の全体構成にそったレポート
第30回 博士論文の最終報告
成績評価方法:報告内容によって評価する(100%)。
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:使用しない。
参考文献:特になし
履修上の注意:オフィスアワーを設定する。詳細は開講時に連絡する。
なな
論文指導 Guidance for Dissertation Writing
(日本中世社会の研究)
七
熊
佐
政
くま
さ
まさ
み
まさ
がい
きみ
海
谷
川
岡
がわ
おか
雅
公
正
伸
まさ
のぶ
と
人
男
敏
洋
お
とし
ひろ
テ ー マ:日本中世史・博士論文の作成
講義内容:アジア文化史演習Ⅱ(日本中世の社会と文化)において受講生が構想した博士論文の完成
を目指し、ひきつづき歴史学・考古学の協同支援体制のもと、受講生に対して論文作成の
ための指導をおこなう。
七海は、研究史における博士論文の全体構想の位置づけを議論し、受講生とともに研究
報告の内容確認と論旨に関する議論を重ねていく。熊谷は、古代日本と周辺諸国との交
流、古代から中世の社会へ(中世的国家・文化の形成)という観点から受講生の研究報告
を指導する。佐川は、考古学の観点から受講生の研究報告を指導する。また、受講生の研
究課題に関連する中世考古学の成果について情報を提供する。政岡は、近世史・民俗学の
観点から受講生の研究報告を指導する。
達成目標:受講生は、上記演習内容に沿って研究活動を展開し、博士論文を完成させる。
授業計画:第 1 回 はじめに―博士論文の完成に向けて―
第 2 回 投稿論文の内容報告
−293−
戻る
第 3 回 投稿論文の内容検討
第 4 回 博士論文の目次・プロットの報告
第 5 回 博士論文の目次・プロットの検討
第 6 回 博士論文活用史料の点検(1)
第 7 回 博士論文活用史料の点検(2)
第 8 回 博士論文第1章の内容報告
第 9 回 博士論文第1章の内容検討
第10回 博士論文第2章の内容報告
第11回 博士論文第2章の内容検討
第12回 博士論文第3章の内容報告
第13回 博士論文第3章の内容検討
第14回 博士論文第4章の内容報告
第15回 博士論文第4章の内容検討
第16回 博士論文第5章の内容報告
第17回 博士論文第5章の内容検討
第18回 博士論文第6章の内容報告
第19回 博士論文第6章の内容検討
第20回 博士論文第1・2章の修正内容報告
第21回 博士論文第1・2章の修正内容検討
第22回 博士論文第3・4章の修正内容報告
第23回 博士論文第3・4章の修正内容検討
第24回 博士論文第5・6章の修正内容報告
第25回 博士論文第5・6章の修正内容検討
第26回 博士論文の体裁全体に関わる報告
第27回 博士論文の体裁全体に関わる検討
第28回 博士論文の完成・提出
第29回 博士論文の講評(1)
第30回 博士論文の講評(2)
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:報告内容(40%)、発言(20%)、博士論文中間レポート(40%)。
学修に必要な準備:講読する史料・論考などは事前に予習し、感想や疑問点を必ず整理して演習にの
ぞむこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:とくに使用しない。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーについては開講時に指示する。
論文指導 Guidance for Dissertation Writing
(日本近世・近代の社会とその文化的特性の研究)
まさ
おか
のぶ
きく
ち
けい
政
菊
河
かわ
岡
池
西
にし
伸
慶
晃
こう
ひろ
洋
子
祐
こ
すけ
テ ー マ:民俗学関連博士論文の作成
講義内容:アジア文化史演習 II(日本近世・近代の社会構造とその文化的特性)の成果を踏まえ、受
講生の研究発表を通して、民俗学(政岡)のみならず近世史(菊池)・近現代史(河西)
との協同指導により、博士論文の作成を目指す。
達成目標:博士論文を完成させる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス(指導の進め方の説明)
第 2 回 既発表論文の総括
第 3 回 課題の設定①―先行研究の整理―
−294−
戻る
第 4 回 課題の設定②―材料(史資料)の検討―
第 5 回 全体の構成と目次の作成
第 6 回 序章の検討
第 7 回 第 1 章の検討①―課題の確定―
第 8 回 第 1 章の検討②―材料の確定―
第 9 回 第 1 章の検討③―内容の確定―
第10回 第 2 章の検討①―課題の確定―
第11回 第 2 章の検討②―材料の確定―
第12回 第 2 章の検討③―内容の確定―
第13回 第 3 章の検討①―課題の確定―
第14回 第 3 章の検討②―材料の確定―
第15回 第 3 章の検討③―内容の確定―
第16回 第 4 章の検討①―課題の確定―
第17回 第 4 章の検討②―材料の確定―
第18回 第 4 章の検討③―内容の確定―
第19回 第 5 章の検討①―課題の確定―
第20回 第 5 章の検討②―材料の確定―
第21回 第 5 章の検討③―内容の確定―
第22回 全体の構成と再検討
第23回 第 1 章の再検討
第24回 第 2 章の再検討
第25回 第 3 章の再検討
第26回 第 4 章の再検討
第27回 第 5 章の再検討
第28回 序章の再検討
第29回 終章の検討
第30回 今後取り組むテーマの具体化
成績評価方法:報告内容(30%)、発言(10%)、博士論文(60%)
学修に必要な準備:常に博士論文の全体構成を意識して発表準備を行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:特に使用しない。
参考文献:その都度指示する。
履修上の注意:オフィスアワー等については開講時に紹介する。
きく
論文指導 Guidance for Dissertation Writing
(日本近世・近代の政治と経済の研究)
菊
河
政
かわ
まさ
ち
けい
にし
こう
池
西
岡
おか
慶
晃
伸
のぶ
こ
子
祐
洋
すけ
ひろ
テ ー マ:日本近世・近代史の博士論文の作成
講義内容:アジア文化史演習 II(日本近世・近代の政治と経済)において受講生が構想を立て準備し
た博士論文の完成を目指し、ひきつづき歴史学(菊池、河西)・民俗学(政岡)の協同支
援体制のもと、受講生に対して論文作成のための指導をおこなう。
菊池は他の教員と協同しながら、日本近世史をテーマに博士論文を作成する学生を対象
に、研究史の批判的検討、研究視点の設定、史料の収集と読解、論理の組み立て等に関し
て指導をおこない、論文の作成を援助する。
達成目標:上記演習内容に沿って研究を進め、博士論文を完成させる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス―博士論文の完成に向けて講義
第 2 回 博士論文のテーマと課題
第 3 回 博士論文の章立て
−295−
戻る
第 4 回 博士論文関連史料・論文講読(1)論文 1
第 5 回 博士論文関連史料・論文講読(2)論文 2
第 6 回 博士論文関連史料・論文講読(3)論文 3
第 7 回 博士論文関連史料・論文講読(4)史料 1
第 8 回 博士論文関連史料・論文講読(5)史料 2
第 9 回 博士論文関連史料・論文講読(6)史料 3
第10回 博士論文関連史料・論文講読(7)史料 4
第11回 博士論文関連史料・論文講読(8)史料 5
第12回 博士論文関連史料・論文講読(9)史料 6
第13回 博士論文関連史料・論文講読(10)史料 7
第14回 博士論文中間報告(1)序章の検討
第15回 博士論文中間報告(2)1 章の検討
第16回 博士論文中間報告(3)前回の再検討
第17回 博士論文中間報告(4)2 章の検討
第18回 博士論文中間報告(5)前回の再検討
第19回 博士論文中間報告(6)3 章の検討
第20回 博士論文中間報告(7)前回の再検討
第21回 博士論文中間報告(8)4 章の検討
第22回 博士論文中間報告(9)前回の再検討
第23回 博士論文中間報告(10)5 章の検討
第24回 博士論文中間報告(11)前回の再検討
第25回 博士論文中間報告(12)終章の検討
第26回 博士論文中間報告(13)前回の再検討
第27回 博士論文要旨報告(1)序章・1 章
第28回 博士論文要旨報告(2)2 章・3 章
第29回 博士論文要旨報告(3)4 章・5 章・終章
第30回 今後の研究について
※学事日程・担当教員の出張などにより、進行内容を変更することがある。
成績評価方法:博士論文(100%)研究史の理解、立論の合理性と適格性、実証の正確性を主な観点
として評価する。
学修に必要な準備:講読する史料・論考などは事前に予習し、疑問点・問題点などを整理して演習に
のぞむこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特に使用しない。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設ける。時間は開講時に連絡する。
論文指導 Guidance for Dissertation Writing
(東北アジア史の研究)
しも
くら
かわ
にし
下
河
政
まさ
倉
西
岡
おか
晃
伸
わたる
渉
祐
洋
こう
すけ
のぶ
ひろ
テ ー マ:東北アジア史の諸問題
講義内容:下倉(中国史)を中心に河西(満州帝国史)と政岡(民俗学)が協力して博士論文作成の
準備を行う。
達成目標:博士論文の作成準備を進めると同時に、今後取り組む新たなテーマを明確にする。
授業計画:第 1 回:ガイダンス(指導の進め方の説明)
第 2 回:既発表論文の総括
第 3 回:課題の設定①──先行研究の整理──
第 4 回:課題の設定②──材料(史資料)の検討──
−296−
戻る
第 5 回:全体の構成と目次の作成
第 6 回:序章の検討
第 7 回:第 1 章の検討①──課題の確定──
第 8 回:第 1 章の検討②──材料の確定──
第 9 回:第 1 章の検討③──内容の確定──
第10回:第 2 章の検討①──課題の確定──
第11回:第 2 章の検討②──材料の確定──
第12回:第 2 章の検討③──内容の確定──
第13回:第 3 章の検討①──課題の確定──
第14回:第 3 章の検討②──材料の確定──
第15回:第 3 章の検討③──内容の確定──
第16回:第 4 章の検討①──課題の確定──
第17回:第 4 章の検討②──材料の確定──
第18回:第 4 章の検討③──内容の確定──
第19回:第 5 章の検討①──課題の確定──
第20回:第 5 章の検討②──材料の確定──
第21回:第 5 章の検討③──内容の確定──
第22回:全体の構成の再検討
第23回:第 1 章の再検討
第24回:第 2 章の再検討
第25回:第 3 章の再検討
第26回:第 4 章の再検討
第27回:第 5 章の再検討
第28回:序章の再検討
第29回:終章の検討
第30回:今後取り組むテーマの具体化
成績評価方法:博士論文によって評価する(100%)。
学修に必要な準備:毎回の検討にあたって事前の準備を欠かさない。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:特になし
履修上の注意:毎回出席すること。オフィスアワーについては開講時にお知らせします。
きく
論文指導 Guidance for Dissertation Writing
(日本列島北方史の研究)
菊
佐
七
さ
なな
ち
けい
がわ
まさ
池
川
海
み
慶
正
雅
まさ
こ
子
敏
人
とし
と
テ ー マ:日本列島北方史の研究
講義内容:アジア文化史演習 II(日本列島北方史と東北アジア)において構想を立て、研究を進めた
博士論文の完成をめざし、引き続き歴史学(菊池、七海)、アジア考古学(佐川)の協同
体制のもと、論文作成のための指導をおこなう。
達成目標:史料の分析に基づく的確な論理展開により博士論文を完成させる。
授業計画:ゼミ生の主体的な研究発表を軸とし、発表内容の問題点を指摘しながら博士論文作成のた
めの個別・具体的な指導を行う。
第 1 回:ガイダンス(指導の進め方の説明)
第 2 回:既発表論文の総括
第 3 回:課題の設定①──先行研究の整理──
第 4 回:課題の設定②──材料(史資料)の検討──
第 5 回:全体の構成と目次の作成
−297−
戻る
第 6 回:序章の検討
第 7 回:第 1 章の検討①──課題の確定──
第 8 回:第 1 章の検討②──材料の確定──
第 9 回:第 1 章の検討③──内容の確定──
第10回:第 2 章の検討①──課題の確定──
第11回:第 2 章の検討②──材料の確定──
第12回:第 2 章の検討③──内容の確定──
第13回:第 3 章の検討①──課題の確定──
第14回:第 3 章の検討②──材料の確定──
第15回:第 3 章の検討③──内容の確定──
第16回:第 4 章の検討①──課題の確定──
第17回:第 4 章の検討②──材料の確定──
第18回:第 4 章の検討③──内容の確定──
第19回:第 5 章の検討①──課題の確定──
第20回:第 5 章の検討②──材料の確定──
第21回:第 5 章の検討③──内容の確定──
第22回:全体の構成の再検討
第23回:第 1 章の再検討
第24回:第 2 章の再検討
第25回:第 3 章の再検討
第26回:第 4 章の再検討
第27回:第 5 章の再検討
第28回:序章の再検討
第29回:終章の検討
第30回:今後取り組むテーマの具体化
成績評価方法:博士論文(100%)
学修に必要な準備:各自の研究テーマに関わる研究史の整理と、自己の研究テーマの研究史上の位置
づけをしっかり行うとともに、理論と実証の相互関係を常に自己点検しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:その都度、教室で指示する。
履修上の注意:オフィスアワーを設ける。時間は開講時に連絡する。
−298−
戻る
経済学研究科
経済学専攻博士前期課程
はん
だ
まさ
き
き
かん
特別演習 Academic Seminar for Economics
半
田
正
樹
テ ー マ:経済学の諸潮流を概観する
講義内容:経済学の歴史的流れを概観し、それぞれの学派のコアの主張をつかみ、その背景を明らか
にする。受講生が各経済学のエッセンスを抽出し、レジュメを作成しながら、適切なプレ
ゼンテーションを試みることを基本とする。
達成目標:受講生が、経済学のいずれの領域を研究するにせよ、その研究が経済学の歴史において、
どこに位置づけられるのかをつかみ、まったく違った視点からの考え方を想定しつつ論文
が作成できるようになることが目標。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 古典派経済学
第 3 回 マルクス経済学(マルクス+レーニン+ヒルファディング)
第 4 回 日本のマルクス経済学①(講座派+労農派)
第 5 回 日本のマルクス経済学②(宇野理論+市民社会論)
第 6 回 新古典派経済学①(オーストリア学派+シカゴ学派+ネオ・オーストリア学派)
第 7 回 新古典派経済学②(ローザンヌ学派+シュンペーター理論)
第 8 回 新古典派経済学③(ケンブリッジ学派+ロンドン学派)
第 9 回 ケインズ経済学
第10回 新古典派総合
第11回 制度学派+現代制度学派
第12回 ポスト・ケインズ学派+レギュラシオン学派
第13回 現代マルクス経済学
第14回 進化経済学+複雑系経済学
第15回 行動経済学+実験経済学 全体のまとめ
成績評価方法:平常点と論文
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:開講時に指示する
参考文献:根井雅弘[1998 年]
『経済学の歴史』筑摩書房;馬渡尚憲[1997 年]
『経済学史』有斐閣;
伊藤誠編[1996 年]
『経済学史』有斐閣;伊藤誠[2015]『経済学から何を学ぶか:その
500 年の歩み』平凡社新書など。
履修上の注意:開講時に伝える。
かく
基
煥
社会科学特論 Methodology of Social Science
(前期)郭
テ ー マ:批判的社会理論の諸概念の理解
講義内容:社会学の諸理論の中から、特に現代社会を見つめ直し、オールタナティブな世界を構想す
るのに有益な理論や概念について理解を深める。
達成目標:① 批判的社会理論の基本的な視座を理解できるようになる。
② 社会理論の概念を通して、現実の社会で起きている出来事を分析できるようになる。
授業計画:1 イントロダクション
2 「疎外」概念の理解
3 「物象化」概念の理解
4 「権力」概念の理解
5 「(フーコーにおける)権力と知」の問題
6 「ヘゲモニー」概念の理解
−299−
戻る
7 「イデオロギー」概念の理解
8 「従属─主体」概念の理解
9 「(ブルデューにおける)資本」概念の理解
10「生活世界の植民地化」概念の理解
11「家父長制」概念の理解
12「抑圧・排除」概念の理解
13「公共性」についての理解
14「社会運動」についての理解
15「多様性の承認」についての理解
成績評価方法:レポート(50%)と授業への参加態度(50%)
学修に必要な準備:授業前に指示する図書を必ず読んでくること
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:
『社会学キーコンセプト:
「批判的社会理論の基礎概念 57」』
(ニッククロスリー著、西原
和久・郭基煥ほか訳、新泉社)
参考文献:授業中に指示する
履修上の注意:開講時にお知らせします。
はん
だ
まさ
き
しら
とり
けい
し
田
正
樹
社会科学特論 Methodology of Social Science
(後期)半
テ ー マ:社会科学とは何かを考える
講義内容:歴史的に生成し、時々刻々変化する対象を理論的に解明する社会科学の基本を読み解く。
達成目標:受講生が、自分の研究が社会科学の一環に位置づけられるのを理解できるようになること
が目標。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 社会科学とは何か
第 3 回 社会科学の形成
第 4 回 社会科学と自然科学
第 5 回 社会科学と社会諸科学(政治学・法律学・社会学・経営学など)
第 6 回 社会科学としての経済学
第 7 回 純粋経済理論と政策論
第 8 回 経済政策の場合
第 9 回 財政政策の場合
第10回 金融政策の場合
第11回 産業政策の場合
第12回 貿易政策の場合
第13回 対外政策の場合
第14回 国家を考える
第15回 まとめ
成績評価方法:平常点と論文
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:開講時に指示する
参考文献:内田義彦[1981]
『作品としての社会科学』(岩波書店);A.E. バーシェイ[2007 年]『近
代日本の社会科学』(山田鋭夫訳、NTT 出版)他。
履修上の注意:開講時に伝える。
鳥
圭
志
経済史概説特論 An introduction to Economic History
白
テ ー マ:グローバル・ヒストリー入門
講義内容:近年の経済史研究では、一国経済の枠を超えた地域を設定した上で研究が行われている。
−300−
戻る
その上で、これらの諸研究を統合することでグローバル・ヒストリーを構築する動きが進
んでいる。この授業ではグローバル・ヒストリーに関わる幾つかの文献を取り上げて熟読する。
達成目標:一国経済の枠や特定の時代にとらわれない広い視野と柔軟な発想、そして長い時間軸でも
のごとを考える姿勢を身につけること。
授業計画:第 1 回 導入
第 2 回 テキスト(『グローバルヒストリーとは何か』第 1 章)の講読(ゼミ形式で報告
を割り当てる)
第 3 回 テキスト(『グローバルヒストリーとは何か』第 2 章)の講読
第 4 回 テキスト(『グローバルヒストリーとは何か』第 3 章)の講読
第 5 回 テキスト(『グローバルヒストリーとは何か』第 3 章)の講読
第 6 回 テキスト(『グローバルヒストリーとは何か』第 4 章)の講読
第 7 回 テキスト(『比較経済発展論』第 1 章)の講読
第 8 回 テキスト(『比較経済発展論』第 2 章)の講読
第 9 回 テキスト(『比較経済発展論』第 3 章)の講読
第10回 テキスト(『比較経済発展論』第 4 章)の講読
第11回 テキスト(『比較経済発展論』第 5 章)の講読
第12回 テキスト(『アジア間貿易の形成と構造』第 1 章)の講読
第13回 テキスト(『アジア間貿易の形成と構造』第 2 章)の講読
第14回 テキスト(『アジア間貿易の形成と構造』第 3 章)の講読
第15回 本授業を踏まえて、何を得ることができたかという点についての参加者の発表
成績評価方法:最終回での発表で達成目標に到達しているかどうか評価する。
学修に必要な準備:指定された文献のみならず、図書館で関連文献を検索し、必ず複数の文献を読ん
で論点を挙げてくること。これが行われない場合、成績評価は低くなるし、最悪の場合、
単位の認定はできないことになる。あと、当然ながら、指定されたテキストは必ず購入す
ること。この授業は、高価なテキストを用いるという意味で、金銭負担が重い授業であ
る。もし、受講するのであれば、この点も覚悟されたい。
関連して受講することが望ましい科目:経済学研究科の諸科目をバランスよく履修すること。
テキスト:とりあえず、パミラ・カイル・クロスリー
『グローバル・ヒストリーとは何か』
、岩波書店、
2012 年を 2 回程度で読み、その後、日本人研究者の著作の中から、斎藤修『比較経済発
展論』、岩波書店、2008 年、杉原薫『アジア間貿易の形成と構造』、ミネルヴァ書房、
1998 年を読む。その上で、外国人研究者の著作(外国語文献、現時点では未定)を取り
上げる。
参考文献:講義中に、適宜、指示する。
履修上の注意:初回の授業で話をする。それに同意できる方のみ受講されたい。なお、初回の授業に
は必ず参加すること。不参加の場合、受講は認めない。また、当方が正当と認めない欠席
が 3 度目になった時点で単位認定は行わない。これらの点に注意すること。その他は開講
時に伝える。
たに
ゆ
か
こ
英語プレゼンテーション Presentations in English
谷 祐 可 子
テ ー マ:英語による研究発表
講義内容:自らの研究成果を英語で発表できるようにするための理論と実践を学びます。前半は口頭
やポスター発表に関する考え方に関するテキストを輪読しながら準備を行ない、後半は発
表技術に関するテキストを読みながら実際に口頭発表のための作業を行ない、最終的に口
頭発表をして受講者相互に評価を行ないます。
達成目標:学会等で自らの研究成果を英語で発表できる。
授業計画: 1. ガイダンス
2. Chapter 13: Scientific Presentations
3. Chapter 14: Communication without Words
−301−
戻る
4. Chapter 15: Visual Aids to Communication
5. Chapter 16: The Oral Presentation
6. Chapter 17: Poster Presentation
7. Chapter 18: Group Communications
8. Chapter 19: Communicating with Other Audiences
9. Chapter 20: To the International Student
10. Giving an Introduction Speech に基づいた作業
11. Describing an Object に基づいた作業
12. Explaining a Process or Procedure に基づいた作業
13. Defining a Concept に基づいた作業
14. Giving a Problem-Solution Speech に基づいた作業
15. 成果発表・講評
成績評価方法:毎回の講義の理解度(50%)、発表準備と内容(50%)を総合的に評価します。
学修に必要な準備:指定されたテキストを初回までに入手し、毎回予習することが必要となります。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:M. Davis(2005)Scientific Papers and Presentations(2nd edition). Elsevier Academic Press.
(Chapters 13 to 20)
参考文献: 1. S.M. Reinhart(2002)Giving Academic Presentations. University of Michigan Press.
2. M. Powell(2011)Presenting in English: how to give successful presentations. Heinle
Cengage Learning.
ほか、随時指示します
履修上の注意:オフィスアワーは開講時にお知らせします。
きく
ち
と
し
こ
情報リテラシー特論 Information Literacy
菊 地 登 志 子
テ ー マ:
「情報」を活用する
講義内容:インターネット上の膨大なデータのなかから、目的にあった的確な「情報」を見極めるこ
と、収集したデータを分析しその意味を読み解くこと、その結果を説得力をもって表現す
ること、これらを受講生が設定したテーマに沿って実習する。分析結果をレポートにまと
め、プレゼンテーションを行う。
達成目標:データの分析力を身につけ、効果的なプレゼンテーションができるようになることが目標。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 テーマの設定
第 3 回 文献検索①
第 4 回 文献検索②
第 5 回 インターネット上の情報①
第 6 回 インターネット上の情報②
第 7 回 インターネット上の情報③
第 8 回 データ分析①
第 9 回 データ分析②
第10回 データ分析③
第11回 レポートの作成
第12回 レポートの校正
第13回 効果的なプレゼンテーション
第14回 プレゼンテーションの作成
第15回 プレゼンテーション
成績評価方法:平常点とレポート、プレゼンテーション。
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
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戻る
テキスト:特になし
参考文献:特になし
履修上の注意:開講時にお知らせします。
あ
れ
い
う
ぃ
る
そ
ん
あ
れ
い
う
ぃ
る
そ
ん
ミクロ経済学特論 I Lecture in Microeconomics I
アレイ ウィルソン
テ ー マ:ミクロ経済学(中・上級)
講義内容:この講義では、ミクロ経済学の理論について学習するだけでなく、ミクロ経済学の面から
今日の日本経済を分析する。それにより、適切な政策を提案できるようになる。
達成目標:①ミクロ経済学の考え方、理論を理解・説明すること
②ミクロ経済学的現象を把握し、問題に対して、解決策を提案できること
授業計画:第 1 回 ミクロ経済学の基本的な考え方
第 2 回 消費理論① 予算制約
第 3 回 消費理論② 効用、無差別曲線
第 4 回 消費理論③ 選択、需要
第 5 回 消費理論④ 代替効果、所得効果
第 6 回 生産理論① 利潤最大化
第 7 回 生産理論② 費用関数
第 8 回 生産理論③ 費用最小化
第 9 回 生産理論④ 供給
第10回 市場均衡① 均衡
第11回 市場均衡② 社会的総余剰
第12回 市場均衡③ 経済政策と均衡点、社会的総余剰
第13回 市場均衡④ エッジワース・ボックス
第14回 市場均衡⑤ パレート効率的配分と経済政策
第15回 総括
成績評価方法:報告・討議の内容とレポートから総合的に評価する。
学修に必要な準備:新聞等の経済ニュースをチェックすること
関連して受講することが望ましい科目:ミクロ経済学特論 II、マクロ経済学特論 I・II
テキスト:講義開講時に指示する。
参考文献:講義開講時に指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは開講時にお知らせする。
ミクロ経済学特論 II Lecture in Microeconomics II
アレイ ウィルソン
テ ー マ:ミクロ経済学(中・上級)
講義内容:この講義では、ミクロ経済学の理論について学習するだけでなく、ミクロ経済学の面から
今日の日本経済を分析する。それにより、適切な政策を提案できるようになる。
達成目標:①ミクロ経済学の考え方、理論を理解・説明すること
②ミクロ経済学的現象を把握し、問題に対して、解決策を提案できること
授業計画:第 1 回 ミクロ経済学の概要
第 2 回 独占市場① 独占と市場結果
第 3 回 独占市場② 独占デッドウェイトロス
第 4 回 独占市場③ 価格差別
第 5 回 独占市場④ 独占的競争
第 6 回 複占市場・寡占市場① クールノー競争
第 7 回 複占市場・寡占市場② ベルトラン競争
第 8 回 複占市場・寡占市場③ シュタッケルベルグ競争(数量先導競争)
第 9 回 複占市場・寡占市場④ シュタッケルベルグ競争(価格先導競争)
第10回 ゲーム理論① ナッシュ均衡
−303−
戻る
第11回 ゲーム理論② 囚人のジレンマ、繰り返しゲーム、参入障壁ゲーム
第12回 最近のトピックス① 外部性:環境税
第13回 最近のトピックス② 逆選択とモラル・ハザード
第14回 最近のトピックス③ 公共財の最適水準
第15回 総括
成績評価方法:報告・討議の内容とレポートから総合的に評価する。
学修に必要な準備:新聞等の経済ニュースをチェックすること
関連して受講することが望ましい科目:ミクロ経済学特論 I、マクロ経済学特論 I・II
テキスト:講義開講時に指示する。
参考文献:講義開講時に指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは開講時にお知らせする。
たか
はし
しゅう
えつ
たか
はし
しゅう
えつ
橋
秀
悦
マクロ経済学特論 I Lecture in Macroeconomics I
高
テ ー マ:マクロ経済学(中・上級)
講義内容:まず、マクロ経済学を主専攻としない学生や経済学科以外の出身の学生のために、マクロ
経済学(学部上級生レベル)を主として講義する。マクロ経済学の考え方になじんだ段階
で、大学院レベルのマクロ経済学の講義に入る。
達成目標: 1.(マクロ経済学を主専攻としない)大学院生が、マクロ経済学を十分に理解し、学部学
生に対して説明できるようになること。
2.(マクロ経済学が主専攻である)大学院生にとっては、修士論文を作成するための研究
基礎力を身につけるようにすること。
授業計画:第 1 回 国民経済計算(SNA)と経済循環
第 2 回 生産性と雇用
第 3 回 長期の消費、貯蓄と設備投資 第 4 回 経済成長
第 5 回 景気循環
第 6 回 貨幣と物価
第 7 回 マクロ経済の一般均衡① IS-LM 分析
第 8 回 マクロ経済の一般均衡② AD-AS 分析
第 9 回 現代古典派の景気循環モデル① リアル・ビジネス・サイクル理論
第10回 現代古典派の景気循環モデル② 錯誤理論と貨幣の中立性
第11回 ケインズ主義① 効率賃金モデルと賃金・価格の硬直性
第12回 ケインズ主義② マクロ経済安定化
第13回 デフレと雇用① 失業とデフレの関係
第14回 デフレと雇用② デフレからの脱却
第15回 まとめ
成績評価方法:小論文(50%)、プレゼンテーション(30%)、質疑応答(20%)。
学修に必要な準備:基礎資料を十分に読み込んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:ミクロ経済学特論 II、マクロ経済学特論 I、II
テキスト:講義の中で、関連する論文・資料等を指示する。
参考文献:Abel, A.B., Bernanke, B.S., and D. Croushore, Macroeconomics, 7th edition, Pearson, 2011.
履修上の注意:開講時に伝える。
橋
秀
悦
マクロ経済学特論 II Lecture in Macroeconomics II
高
テ ー マ:マクロ経済学(上級)
講義内容:マクロ経済学を主専攻とする学生のためのマクロ経済学であり、「数学的手法」を導入す
ることによって、「マクロ経済学特論 I」をレベル・アップ(バージョン・アップ)した
ものである。
−304−
戻る
達成目標:
(マクロ経済学を主専攻とする)大学院生が、この講義を十分に理解し、(マクロ経済学を
主専攻としない)大学院学生に対して、マクロ経済学(中∼上級レベル)の内容を説明で
きるようになること。
授業計画:第 1 回 数学的基礎① 微分と微分方程式
第 2 回 数学的基礎② 行列と行列式
第 3 回 生産関数に関するいくつかの分析
第 4 回 経済成長モデル① 経済成長モデルの概観
第 5 回 経済成長モデル② ソロー・モデル
第 6 回 経済成長モデル③ 内生的成長モデル
第 7 回 経済成長モデル④ 重複世代モデル
第 8 回 景気循環モデル① 乗数・加速度モデル
第 9 回 景気循環モデル② 非線形景気循環モデル
第10回 マクロ経済の一般均衡モデル① IS-LM モデル
第11回 マクロ経済の一般均衡モデル② AD-AS モデル
第12回 マクロ経済の一般均衡モデル③ マクロ経済政策の効果
第13回 マクロ経済の一般均衡モデル④ IS-LM モデル /AD-AS モデルの数学的展開
第14回 マクロ経済の一般均衡モデル⑤ マクロ経済政策の効果:数学的展開
第15回 まとめ
成績評価方法:小論文(50%)、プレゼンテーション(30%)、質疑応答(20%)。
学修に必要な準備:基礎資料を十分に読み込んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:マクロ経済学特論 I
テキスト:講義の中で、関連する論文・資料等を指示する。
参考文献:Abel, A.B., Bernanke, B.S., and D. Croushore, Macroeconomics, 7th edition, Pearson, 2011.
履修上の注意:開講時に伝える。
はら
だ
よし
のり
田
善
教
経済原論特論 I Lecture in the Principle of Economics Ⅰ
原
テ ー マ:現代資本主義分析 I
講義内容:様々な諸相からなる現代資本主義経済の構造を、特に 20 世紀前半の歴史的な展開過程と
関わらせながら理論的に分析する。
達成目標:現代資本主義経済を捉えるための基礎的知識と分析眼を獲得することができるようにな
る。とりわけ、20 世紀前半の資本主義の発展過程を「独占」をキーワードとして述べる
ことができるようになる。
授業計画:第 1 回 『資本論』体系と現代資本主義分析の方法 その 1 独占資本主義の理論
第 2 回 『資本論』体系と現代資本主義分析の方法 その 2 国家独占資本主義の理論
第 3 回 独占資本主義①生産集積と独占の形成
第 4 回 ②株式会社と銀行
第 5 回 ③独占価格と独占利潤
第 6 回 独占段階における資本主義経済の動態
第 7 回 ①独占価格の波及と経済社会
第 8 回 ②第一次世界大戦
第 9 回 ③相対的安定期∼新産業の登場と消費者金融
第10回 ④相対的安定期∼資金循環構造
第11回 ⑤世界大恐慌∼株式ブームの崩壊
第12回 ⑥世界大恐慌と第二次世界大戦
第13回 独占資本主義における諸矛盾とその展開形態
第14回 金本位制から管理通貨制へ
第15回 まとめ
成績評価方法:レポート(50%)および試験(50%)により総合評価する。
−305−
戻る
学修に必要な準備:
① テキストの当該箇所に関連した文献等をよく読み込んで受講すること。
② 現代経済の動向を知るために、普段から新聞などをよく読んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:財政学特論 II、金融論特論など。
テキスト:北原勇他『資本論体系 10 現代資本主義』有斐閣、2001 年
参考文献:Robert Brenner, The Economics of Global Turbulance, A Special Report on the World
Economy, 1950-98 , New Left Review 229, May/June 1998
履修上の注意:連絡先やオフィスアワーについては開講時に伝える。
はら
だ
よし
のり
まさ
き
田
善
教
経済原論特論 II Lecture in the Principle of Economics II
原
テ ー マ:現代資本主義分析 II
講義内容:様々な諸相からなる現代資本主義経済の構造を、特に 20 世紀後半から現代への歴史的な
展開過程と関わらせながら理論的に分析する。
達成目標:現代資本主義経済を捉えるための基礎的知識と分析眼を獲得することができるようにな
る。とりわけ、20 世紀後半から現代までの資本主義の発展過程を「管理通貨制」、「金融
の肥大化」、「金融危機」をキーワードとして述べることができるようになる。
授業計画:第 1 回 国家独占資本主義の理論 その 1 国家独占資本主義の主要内容
第 2 回 国家独占資本主義の理論 その 2 国家独占資本主義の変容・再編
第 3 回 現代資本主義の展開∼高度成長の時代
第 4 回 現代資本主義の展開∼スタグフレーション、バブルの時代
第 5 回 現代資本主義の変容∼脱工業化社会、グローバル資本主義
第 6 回 現代金融危機論①金融危機の理論∼マルクスとミンスキー
第 7 回 ②戦後金融危機の歴史∼アメリカを中心に
第 8 回 ③金融危機の景気循環モデル その 1 企業面
第 9 回 ③金融危機の景気循環モデル その 2 金融面
第10回 ④景気循環モデルの検証 その 1 企業面
第11回 ④景気循環モデルの検証 その 2 金融面
第12回 ⑤金融システムの制度構造と金融危機∼長期動態論
第13回 ⑥経済社会の安定と金融システム改革 その 1 アメリカ
第14回 ⑥経済社会の安定と金融システム改革 その 2 日本
第15回 ⑦リーマンショックからユーロ危機へ∼現代資本主義の総括
成績評価方法:レポート(50%)および試験(50%)により総合評価する。
学修に必要な準備:テキストの当該箇所に関連する文献等をよく読み込んで受講すること。
関連して受講することが望ましい科目:財政学特論 II、金融論特論など。
テキスト:北原勇他『資本論体系 10 現代資本主義』有斐閣、2001 年
参考文献:ウォルフソン『金融恐慌』日本経済評論社、1995 年
エプシュタイン他『アメリカ金融システムの転換』日本経済評論社、2001 年
履修上の注意:連絡先やオフィスアワーについては開講時に伝える。
いずみ
正
樹
社会経済学特論 I Lecture in Political Economy I
泉
テ ー マ:
『資本論』第 1 篇を読む
講義内容:マルクス『資本論』の冒頭諸章の精読を通して、市場を構成する基本概念を理解する。
達成目標:① 『資本論』に登場する諸概念を説明することができる。
② それら諸概念の有機的な関連を説明することができる。
③ 『資本論』に残されている理論的課題を説明することができる。
授業計画:第 1 回 『資本論』序文
第 2 回 第 1 篇 商品と貨幣 第 1 章 商品
−306−
戻る
第 1 節 商品の二つの要因 使用価値と価値(価値実体 価値量)
第 3 回 第 2 節 商品に表わされる労働の二重性
第 4 回 第 3 節 価値形態または交換価値
A 単純な、個別的な、または偶然的な価値形態
1 価値表現の両極 相対的価値形態と等価形態
2 相対的価値形態
第 5 回 3 等価形態
4 単純な価値形態の全体
第 6 回 B 全体的な、または展開された価値形態
第 7 回 C 一般的価値形態
第 8 回 D 貨幣形態
第 9 回 第 4 節 商品の呪物的性格とその秘密
第10回 第 2 章 交換過程
第11回 第 3 章 貨幣または商品流通
第 1 節 価値の尺度
第12回 第 2 節 流通手段
a 商品の変態
第13回 b 貨幣の流通
c 鋳貨 価値章標
第14回 第 3 節 貨幣
第15回 まとめ(商品と貨幣)
成績評価方法:報告とレポートに基づいて総合的に評価する。
学修に必要な準備:各回の検討箇所を事前に熟読しておく。
関連して受講することが望ましい科目:経済原論特論 I・II
テキスト:マルクス『資本論』(邦訳は各社から出版されている)
参考文献:服部文男・佐藤金三郎『資本論体系第 1 巻』有斐閣、2000 年
種瀬 茂・富塚良三・浜野俊一郎『資本論体系第 2 巻』有斐閣、1984 年
佐藤金三郎・岡崎栄松・降旗節雄・山口重克『資本論を学ぶ I・II』有斐閣、1977 年
宇野弘蔵編『資本論研究 I』筑摩書房、1967 年など
履修上の注意:担当者の連絡先、オフィスアワー等については開講時に説明する。
いずみ
まさ
き
正
樹
社会経済学特論 II Lecture in Political Economy II
泉
テ ー マ:
『資本論』第 2 ∼第 7 篇を読む
講義内容:マルクス『資本論』第 2 ∼第 7 篇の読解を通して、総体としての資本主義経済の体系的理
解を企図した『資本論』の構造を学ぶ。
達成目標:① 『資本論』に登場する諸概念を説明することができる。
② それら諸概念の有機的な関連を説明することができる。
③ 『資本論』に残されている理論的課題を説明することができる。
授業計画:第 1 回 第 2 篇 貨幣の資本への転化 第 4 章 貨幣の資本への転化
第 2 回 第 3 篇 絶対的剰余価値の生産
第 5 章 労働過程と価値増殖過程
第 1 節 労働過程
第 2 節 価値増殖過程
第 3 回 第 6 章 不変資本と可変資本
第 7 章 剰余価値率
第 4 回 第 8 章 労働日
第 9 章 剰余価値率と剰余価値量
−307−
戻る
第 5 回 第 4 篇 相対的剰余価値の生産
第 10 章 相対的剰余価値の概念
第 11 章 協業
第 12 章 分業とマニュファクチュア
第 6 回 第 13 章 機械と大工業
第 7 回 第 5 篇 絶対的および相対的剰余価値の生産
第 14 章 絶対的および相対的剰余価値
第 15 章 労働力の価格と剰余価値との量的変動
第 16 章 剰余価値率を表わす種々の定式
第 8 回 第 6 篇 労 賃
第 17 章 労働力の価値または価格の労賃への転化
第 9 回 第 18 章 時間賃金
第 19 章 出来高賃金
第 20 章 労賃の国民的相違
第10回 第 7 篇 資本の蓄積過程
第 21 章 単純再生産
第11回 第 22 章 剰余価値の資本への転化
第12回 第 23 章 資本主義的蓄積の一般的法則
第13回 第 24 章 いわゆる本源的蓄積
第14回 第 25 章 近代植民理論
第15回 まとめ(資本論第 1 巻の構造)
成績評価方法:報告とレポートに基づいて総合的に評価する。
学修に必要な準備:各回の検討箇所を事前に熟読しておく。
関連して受講することが望ましい科目:経済原論特論 I・II、社会経済学特論 I
テキスト:マルクス『資本論』(邦訳は各社から出版されている)
参考文献:服部文男・佐藤金三郎『資本論体系第 1 巻』有斐閣、2000 年
種瀬 茂・富塚良三・浜野俊一郎『資本論体系第 2 巻』有斐閣、1984 年
佐藤金三郎・岡崎栄松・降旗節雄・山口重克『資本論を学ぶ I・II』有斐閣、1977 年
宇野弘蔵編『資本論研究 I・II』筑摩書房、1967 年など
履修上の注意:担当者の連絡先、オフィスアワー等については開講時に説明する。
金融論特論 I 本
年
度
休
講
金融論特論 II 本
年
度
休
講
産業組織論特論 I Lecture in Industrial Organization I
倉
田
洋
テ ー マ:産業組織論の基礎
講義内容:産業組織論とは、産業の組織構造、市場・組織への参加者の行動を分析し、理論的・実証
的基礎を与えることを目指すミクロ経済学の応用分野である。この講義では、産業組織論
の分析の基礎として、独占・クールノー寡占・ベルトラン寡占といった不完全競争のもと
での理論的・実証的分析について学ぶ。参加者による報告・議論・レポート作成を通じ、
産業組織論における基礎的ツールを身につける。
達成目標:① 産業組織論の基本概念を理解し、説明できるようになる。
② 現実の企業・産業の動きが起こる理由を説明できるようになる。
授業計画:第 1 回:産業組織論の基本概念
第 2 回:構造・行動・成果(SCP)分析
第 3 回:集中度
第 4 回:厚生経済学の基本定理・集中度
−308−
戻る
第 5 回:余剰分析の基礎、完全競争均衡
第 6 回:独占(1) 独占市場均衡と厚生
第 7 回:独占(2) 独占の厚生損失;損失の推計
第 8 回:クールノー寡占(1) 基本モデル
第 9 回:クールノー寡占(2) 製品差別化とクールノー・モデル
第10回:クールノー寡占(3) 企業間費用格差とマーケットシェア
第11回:クールノー寡占(4) 社会的厚生と利益率
第12回:ベルトラン寡占(1) 基本モデル;ベルトラン・パラドックス
第13回:ベルトラン寡占(2) 製品差別化とベルトラン・モデル
第14回:ベルトラン寡占(3) ベルトラン・パラドックスの現実性;参入阻止価格
第15回:まとめ
成績評価方法:発表(40%)、質疑応答(20%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:初級・中級レベルのミクロ経済学の復習をしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:ミクロ経済学特論Ⅰ・Ⅱ
テキスト:小田切宏之『新しい産業組織論』有斐閣、2001 年
参考文献:開講時に指定する。
履修上の注意:特になし。
産業組織論特論 II Lecture in Industrial Organization II
倉
田
洋
テ ー マ:産業組織論の応用
講義内容:この講義では、産業組織論特論Ⅰで学んだ基礎的分析を基に、戦略的参入阻止、製品差別
化を中心としたより応用的なテーマについての理論的・実証的分析を学ぶ。参加者による
報告・議論・レポート作成を通じ、参加者自身の興味あるテーマについて、理論的・実証
的分析を行う力を身につける。
達成目標:① 産業組織論の応用トピックを理解し、説明できるようになる。
② 現実の企業・産業の動きが起こる理由を説明できるようになる。
授業計画:第 1 回:コンテスタブル・マーケット理論
第 2 回:パレート最適性・ラムゼイ最適性
第 3 回:参入障壁(1) 費用優位性とサンクコスト
第 4 回:参入障壁(2) 参入障壁と参入の実証分析
第 5 回:参入障壁(3) 利益率格差の持続性
第 6 回:戦略的参入阻止(1) コミットメント
第 7 回:戦略的参入阻止(2) 参入阻止のための投資
第 8 回:戦略的参入阻止(3) 不完全情報と参入阻止戦略
第 9 回:戦略的参入阻止(4) 参入阻止戦略の実証分析
第10回:戦略的参入阻止(5) 過剰参入の可能性
第11回:製品差別化(1) 垂直的差別化と水平的差別化
第12回:製品差別化(2) 独占的競争モデル
第13回:製品差別化(3) 線分モデル
第14回:製品差別化(4) 円環モデル
第15回:まとめ
成績評価方法:発表(40%)、質疑応答(20%)、レポート(40%)
学修に必要な準備:初級・中級レベルのミクロ経済学の復習をしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:ミクロ経済学特論 I・II、産業組織論特論 I
テキスト:小田切宏之『新しい産業組織論』有斐閣、2001 年
参考文献:開講時に指定する。
履修上の注意:特になし。
−309−
戻る
あ
れ
い
う
ぃ
る
そ
ん
あ
れ
い
う
ぃ
る
そ
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公共経済論特論 I Lecture in Public Economics I
アレイ ウィルソン
テ ー マ:公共経済学(中・上級)
講義内容:この講義では、市場経済における政府の役割を考える。公共経済学の理論について学習す
るだけでなく、今日の日本経済を分析しながら、政策が与える影響について研究する。そ
れにより適切な政策を提案できるようになる。
達成目標:①公共経済学の考え方、理論を理解・説明すること
②公共経済学的現象を把握し、問題に対して、解決する経済政策を提案できること
授業計画:第 1 回:公共経済学の概要
第 2 回:市場均衡とパレート最適
第 3 回:市場均衡と税① 消費税と所得税
第 4 回:市場均衡と税① 法人税
第 5 回:市場均衡と補助金
第 6 回:市場失敗① 市場均衡と外部経済
第 7 回:市場失敗② 公共財、フリーライダー
第 8 回:市場失敗③ 環境問題
第 9 回:市場失敗⑤ 費用逓減産業
第10回:市場失敗④ 情報の対象性
第11回:市場失敗⑤ 教育問題
第12回:政府の失敗
第13回:規制緩和
第14回:適切な政府規模
第15回:総括
成績評価方法:報告・討議の内容とレポートから総合的に評価する。
学修に必要な準備:新聞等の経済ニュースをチェックすること
関連して受講することが望ましい科目:ミクロ経済学特論 I・II、マクロ経済学特論 I・II
テキスト:講義開講時に指示する。
参考文献:講義開講時に指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは開講時にお知らせする。
公共経済論特論 II Lecture in Public Economics II
アレイ ウィルソン
テ ー マ:公共経済学(中・上級)
講義内容:この講義では、市場経済における政府の役割を考える。公共経済学の理論について学習す
るだけでなく、今日の日本経済を分析しながら、政策が与える影響について研究する。そ
れにより適切な政策を提案できるようになる。
達成目標:①公共経済学の考え方、理論を理解・説明すること
②公共経済学的現象を把握し、問題に対して、解決する経済政策を提案できること
授業計画:第 1 回 公共経済学の概要
第 2 回 政府の役割について
第 3 回 費用・便益分析① 概要
第 4 回 費用・便益分析② 費用について
第 5 回 費用・便益分析③ 便益について
第 6 回 費用・便益分析④ 分析方法、適切割引率
第 7 回 費用・便益分析⑤ 分析
第 8 回 費用・便益ケーススタディ① 公園
第 9 回 費用・便益ケーススタディ② 地下鉄
第10回 費用・便益ケーススタディ③ 復興事業
第11回 アベノミクスと公共事業について
第12回 セーフティーネットの必要性
−310−
戻る
第13回 セーフティーネットの充実性
第14回 アベノミクスとセーフティーネット
第15回 総括
成績評価方法:報告・討議の内容とレポートから総合的に評価する。
学修に必要な準備:新聞等の経済ニュースをチェックすること。
関連して受講することが望ましい科目:ミクロ経済学特論 I・II、マクロ経済学特論 I・II
テキスト:講義開講時に指示する。
参考文献:講義開講時に指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは開講時にお知らせする。
きく
ち
と
し
こ
きく
ち
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経済モデル・シミュレーション特論 I Lecture in Economic Model Simulation I 菊 地 登 志 子
テ ー マ:社会経済におけるエージェント・シミュレーション
講義内容:自律した行動主体としてのエージェントが、さまざまな相互作用を繰り返すことによっ
て、システム全体の状態が変化する。また、システム全体の状態が変化していくことに
よって、個々のエージェントの行動も変わってくる。このようなミクロ・マクロループか
ら生み出される複雑な現象を、エージェントモデルを用いて分析するのが、本講の目的で
ある。エージェント・シミュレーションは、すでに金融市場、マーケティング、環境問題
など多くの分野で応用されており、それらの具体例も示しながらシミュレーションの可能
性も含めて検討する。
達成目標:実際にシミュレーションを行い、エージェントモデルを用いることでどのようなことが明
らかにできるかを理解する。
授業計画:第 1 回:エージェント・シミュレーションとは
第 2 回:エージェント・シミュレーションの事例①(シュガースケープモデル)
第 3 回:エージェント・シミュレーションの事例②(繰り返し囚人のジレンマゲーム)
第 4 回:エージェント・シミュレーションの事例③(分居モデル)
第 5 回:エージェント・シミュレーションの事例④(排出権取引モデル)
第 6 回:『対立と協調の科学』―第 1 章 新しい戦略の進化
第 7 回:『対立と協調の科学』―第 2 章 ノイズへの対処
第 8 回:『対立と協調の科学』―第 3 章 規範の促進
第 9 回:『対立と協調の科学』―第 4 章 味方の選択
第10回:『対立と協調の科学』―第 5 章 標準の設定
第11回:『対立と協調の科学』―第 6 章 新しい政治的アクターの構築
第12回:『対立と協調の科学』―第 7 章 文化の流布
第13回:アクセルロッドの文化の流布モデル
第14回:シュガースケープモデルにおける文化の流布
第15回:シミュレーションによるモデルの比較
成績評価方法:シミュレーション結果をまとめたレポートによる評価。
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:山影進、服部 正太『コンピュータのなかの人工社会―マルチエージェントシミュレー
ションモデルと複雑系』構造計画研究所、2002.
R. Axelrod『対立と協調の科学−エージェント・ベース・モデルによる複雑系の解明』ダ
イヤモンド社、2003.
参考文献:授業中に提示する。
履修上の注意:開講時に伝えます。
経済モデル・シミュレーション特論 II Lecture in Economic Model Simulation II
テ ー マ:社会経済におけるエージェント・シミュレーション
−311−
菊 地 登 志 子
戻る
講義内容:自律した行動主体としてのエージェントが、さまざまな相互作用を繰り返すことによっ
て、システム全体の状態が変化する。また、システム全体の状態が変化していくことに
よって、個々のエージェントの行動も変わってくる。このようなミクロ・マクロループか
ら生み出される複雑な現象を、エージェントモデルを用いて分析するのが、本講の目的で
ある。エージェント・シミュレーションは、すでに金融市場、マーケティング、環境問題
など多くの分野で応用されており、それらの具体例も示しながらシミュレーションの可能
性も含めて検討する。
達成目標:実際にシミュレーションを行い、エージェントモデルを用いることでどのようなことが明
らかにできるかを理解する。
授業計画:第 1 回: Agent-based Computational Economics とは(エージェントベースト コンピューテ
イショナルエコノミクスとは)
第 2 回:A constructive approach to economic theory(経済理論への構成的アプローチ)
第 3 回:ACE study of economic systems(経済システムとしての ACE)
第 4 回:Walrasian equilibrium(ワルラス均衡)
第 5 回:ACE trading world(ACE ワルラス均衡モデルの概要)
第 6 回:ACE modeling(ACE モデリング)
第 7 回:Strategic rivalry and market power(戦略的競争と市場)
第 8 回:Interactions among attributes, institutions, and behaviors(相互作用)
第 9 回:ACE ① The economy in the initial period(初期の経済)
第10回:ACE ② Activity flow for hash firms(ハッシュファームの行動)
第11回:ACE ③ Profit allocation method for hash firm(ハッシュファームの利得配分)
第12回:ACE ④ Learning for hash firms(ハッシュファームの学習)
第13回:ACE ⑤ Activity flow and learning for bean firms(ビーンファームの行動と学習)
第14回:ACE ⑥ Activity flow for consumers(消費者行動)
第15回:ACE ⑦ Consumer price discovery process(価格決定プロセス)
成績評価方法:シミュレーション結果をまとめたレポートによる評価。
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:L. Tesfatsion and K.L. Judd, Agent-based Computational Economics, Handbook of
Computational Economics vol.2, North-Holland, 2006.
山影 進、服部 正太『コンピュータのなかの人工社会―マルチエージェントシミュレー
ションモデルと複雑系』構造計画研究所、2002.
参考文献:授業中に提示する。
履修上の注意:開講時に伝えます。
ます
や
けん
じ
谷
謙
二
経済倫理学特論 I Lecture in Ethics of Economy I
舛
テ ー マ:経済と倫理
講義内容:現代経済学が暗黙のうちに仮定してきた倫理的・哲学的諸前提を含む価値理念の構造を再
検討します。
達成目標:経済理論がもつ価値理念に関する種々の基本的概念を理解し説明できることを目標とします。
授業計画:01. 序論 授業の進め方
02. 経済と倫理(1) 経済倫理学の範囲
03. 経済と倫理(2) 経済倫理学の方法
04. 経済と倫理(3) 経済倫理学の展開
05. 経済と倫理(4) 経済倫理学の諸相
06. 効率と正義(1) 生産の効率と分配の正義
07. 効率と正義(2) 効用対権利
08. 自由と卓越(1) 卓越性の諸相
−312−
戻る
09. 自由と卓越(2) 能力と卓越
10. 資本主義の倫理学(1) 利己心と同感(Adam Smith)
11. 資本主義の倫理学(2) 競争の倫理性(F.H. Knight)
12. 資本主義の倫理学(3) 道徳科学としての経済学(J.M. Keynes)
13. 日本における経済哲学の源流(1) 左右田喜一郎
14. 日本における経済哲学の源流(2) 杉村広蔵
15. テーマの総括と展望
成績評価方法:毎回の報告・討論の内容(50%)、課題レポートの内容(50%)で評価します。
学修に必要な準備:毎回指示する文献箇所を精読の上、報告要旨を作成して授業に臨むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特にありません。
テキスト:塩野谷祐一『経済と倫理』(東京大学出版会、2002 年)ほか。
参考文献:授業時間中に適宜指示します。
履修上の注意:受講者の関心や進度に応じて上記の授業内容や順序を一部変更することもあります。
なお、テキストの分担等を決めますので予めテキストを準備して初回の授業には必ず出席
してください。その他は開講時に伝えます。
ます
や
けん
じ
まえ
田
だ
しゅう
也
谷
謙
二
経済倫理学特論 II Lecture in Ethics of Economy II
舛
テ ー マ:経済学と功利主義
講義内容:現代経済学が暗黙のうちに仮定してきた倫理的・哲学的諸前提としての功利主義を取上げ
て、その意味するところを再検討します。
達成目標:経済理論が前提としてきた功利主義を理解し、その関連性と意味とを説明できることを目
標とします。
授業計画:01. 序論 授業の進め方
02. 功利主義と経済倫理学
03. 「極大満足説」と功利主義(1) ゴッセンとワルラス
04. 「極大満足説」と功利主義(2) エッジワースによる批判
05. ベンサム主義的功利主義と自由主義的功利主義(1) 功利主義と課税原則
06. ベンサム主義的功利主義と自由主義的功利主義(2) 課税論のパラダイム転換
07. 効用の個人間比較の可能性(1) 肯定論
08. 効用の個人間比較の可能性(2) 否定論
09. 合理性と道徳性(1)
「合意による道徳」の論理構造
10. 合理性と道徳性(2) ルール遵守を保障するものとしての市場と道徳性
11. 差別主義を超えて
12. 功利主義と社会契約論
13. 経済倫理学の構築に向けて(1) 一般ルールの性質と起源
14. 経済倫理学の構築に向けて(2) ルール論から体制論へ
15. テーマの総括と展望
成績評価方法:毎回の報告・討論の内容(50%)、課題レポートの内容(50%)で評価します。
学修に必要な準備:毎回指示する文献箇所を精読の上、報告要旨を作成して授業に臨むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特にありません。
テキスト:松島敦茂『功利主義は生き残るか』(勁草書房、2005 年)ほか。
参考文献:授業時間中に適宜指示します。
履修上の注意:受講者の関心や進度に応じて上記の授業内容や順序を一部変更することもあります。
なお、テキストの分担等を決めますので予めテキストを準備して初回の授業には必ず出席
してください。その他は開講時に伝えます。
経済統計学特論 I Lecture in Economic Statistics I
テ ー マ:経済統計の計量分析
−313−
前
修
や
戻る
講義内容:この講義では、学部において経済統計学の入門課程を終えた大学院生が、それを更に現実
の経済分析に活用してゆくための知識を修得することを目的としている。したがって、記
述統計、確率論、推定の理論、検定の理論、最小 2 乗法などの初歩的知識が備わっている
ことを前提に講義する。
達成目標:現実のデータを捉えて分析し判断できるような統計的手法を修得することができる。
授業計画:第 1 回 授業の進め方
第 2 回 統計的代表値の理論と実際
第 3 回 統計的散布度の理論と実際
第 4 回 計量分析の具体例
第 5 回 経済統計と計量分析
第 6 回 経済統計の資料的側面
第 7 回 統計調査の理論
第 8 回 統計調査の実際
第 9 回 経済統計と統計集団
第10回 相関分析の実践
第11回 回帰分析の実践
第12回 景気変動の測定と経済統計
第13回 所得格差の統計的計測―尺度からの接近―
第14回 所得格差の統計的計測―資料的課題―
第15回 まとめ
成績評価方法:報告・討議の内容(60%)と課題レポート等(40%)
学修に必要な準備:詳細な準備事項のリスト等に関しては、新年度の最初の時間に配布する。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:オフィスアワーの時間帯に関しては、開講時に連絡する。
まえ
だ
しゅう
や
田
修
也
経済統計学特論 II Lecture in Economic Statistics II
前
テ ー マ:経済統計の計量分析
講義内容:具体的データの読み方および分析手法の基礎から応用まで解説し経済統計の今後の課題を
提示する。
達成目標:本演習を受講することによって、各種経済リポートを読みこなすことはもちろん、現実の
データを捉えて分析し、判断できるような知識が修得できる。
授業計画:第 1 回 経済学と統計学
第 2 回 センサス・データ
第 3 回 標本調査
第 4 回 時系列データ
第 5 回 指数
第 6 回 人口と労働力
第 7 回 賃金と労働市場
第 8 回 家計―所得と貯蓄・消費
第 9 回 景気変動の理論と実際
第10回 経済格差の尺度と実際
第11回 単純回帰と経済的関係の測定
第12回 経済時系列分析
第13回 多元回帰分析
第14回 分散分析
第15回 現代における経済統計の課題
−314−
戻る
成績評価方法:報告・討議の内容(60%)とレポート等(40%)により評価する。
学修に必要な準備:詳細な準備事項のリスト等に関しては、新年度の最初の時間に配布する。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:教員作成の資料を配布。
参考文献:授業のときに指示する。
履修上の注意:オフィスアワーの時間帯に関しては、開講時に連絡する。
に
しょう
じ
しょう
いち
東北経済論特論 A-I Lecture in the Economy of Northeast Japan
仁 昌 寺 正 一
テ ー マ:近代・現代における仙台の開発と経済
講義内容:近代・現代における仙台の都市的変化をもたらした開発政策の展開とその結果として形成
された社会経済構造を把握する。
達成目標:① 近代・現代の日本経済の考察を通じて、仙台の都市としての歴史的発展過程の特徴を
理解することができる。
② 当時の史資料を収集・整理を行い、それを用いて自らの言葉で調査したことを、文章
や発表などで表現する力を身につけることができる。
③ 近代・現代の日本経済、東北経済、そして仙台経済の有機的な関連を理解することが
できる。
授業計画:第 1 回 明治期の仙台における近代都市形成の特徴
第 2 回 「三新法」(明治 11 年)下の仙台
第 3 回 日本鉄道東北線上野−塩釜間開通(明治 20 年)と市街構造の変化
第 4 回 市制施行(明治 22 年)と地方自治の胎動
第 5 回 日清戦争(明治 27 年)と日本の産業改革の影響
第 6 回 日露戦争(明治 37 年)・東北大凶作の影響と仙台
第 7 回 「五大事業」建議(明治 40 年)の歴史的意義
第 8 回 「五大事業」建議の検討
第 9 回 第 1 次世界大戦時の仙台市における都市問題の激化
第10回 大正中期における「市区改正」事業の復活と電気事業特別会計
第11回 都市計画法(大正 8 年)の成立と「大仙台」構想
第12回 都市計画法の適用都市としての仙台
第13回 仙台都市計画区域の設定(大正 14 年)と第 1 次合併(昭和 3 年)
第14回 仙台都市計画街路の決定(昭和 2 年)
第15回 塩竈港修築工事の終了(昭和 8 年)の歴史的意義
成績評価方法:月 1 回のレポート(80%)口頭試験(20%)
学修に必要な準備:予習・復習は十分に行うこと。また、教員との議論を積極的に行うことのできる
ようなコミュニケーション能力つけておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:経済地理学特講 I、経済地理学特講 II
テキスト:さしあたり、以下の文献を使用する。
・仙台市史編さん委員会編(2008)『仙台市史 通史編 6 近代 1』、仙台市
・仙台市史編さん委員会編(2009)『仙台市史 通史編 7 近代 2』、仙台市
・仙台市史編さん委員会編(2010)『仙台市史 通史編 8 現代 1』、仙台市
・仙台市史編さん委員会編(2013)『仙台市史 通史編 9 現代 2』、仙台市
その他の文献については、随時支指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:教員との議論を積極的に行い、様々な事柄についてより深く考え、専門的に学びたい
という意志を持った学生を歓迎する。その他は開講時に伝える。
オフィスアワーは、毎週月曜日の 11:00 ∼ 12:00 である。
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戻る
に
しょう
じ
しょう
いち
東北経済論特論 A-II Lecture in the Economy of Northeast Japan
仁 昌 寺 正 一
テ ー マ:近代・現代における仙台の開発と経済
講義内容:近代・現代における仙台の都市的変化をもたらした開発政策の展開とその結果として形成
された社会経済構造を把握する。
達成目標:① 近代・現代の日本経済の考察を通じて、仙台の都市としての歴史的発展過程の特徴を
理解することができる。
② 当時の史資料を収集・整理を行い、それを用いて、自らの言葉で調査したことを文章
や発表などで表現する力を身につけることができる。
③ 近代・現代の日本経済、東北経済、そして仙台経済の有機的な関連を理解することが
できる。
授業計画:第 1 回 「東北振興」と仙台市の『市勢振興調査会報告書』(昭和 11 年)
第 2 回 「仙塩地域開発総合計画」(いわゆる金森構想、昭和 14 年)の登場
第 3 回 第 4 次合併と塩釜の市制施行(昭和 16 年)
第 4 回 特定地域総合開発の指定を目指した仙塩地域
第 5 回 戦災復興と仙台
第 6 回 復興期における「大仙台」構想(昭和 29 年)
第 7 回 「大仙台圏」構想の登場(昭和 34 年)
第 8 回 「仙台港地区」の新産業都市建設地域への指定(昭和 39 年)
第 9 回 仙塩地域合併構想の挫折(昭和 42 年)
第10回 「仙台広域都市計画」の策定(昭和 45 年)
第11回 地方中核都市から広域流通拠点都市へ
第12回 国際化・情報化・ハイテク化の進展と「仙台市基本構想」(昭和 61 年)
第13回 政令指定都市へ
第14回 「百万都市」の誕生
第15回 総括
成績評価方法:数回の小論文の提出(50%)口頭試験(50%)
学修に必要な準備:予習・復習は十分に行うこと。また、教員との議論を積極的に行うことのできる
ようなコミュニケーション能力つけておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:経済地理学特講 I、経済地理学特講 II
テキスト:さしあたり、以下の文献を使用する。
・仙台市史編さん委員会編(2008)『仙台市史 通史編 6 近代 1』、仙台市
・仙台市史編さん委員会編(2009)『仙台市史 通史編 7 近代 2』、仙台市
・仙台市史編さん委員会編(2010)『仙台市史 通史編 8 現代 1』、仙台市
・仙台市史編さん委員会編(2013)『仙台市史 通史編 9 現代 2』、仙台市
その他の文献については、随時支指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:教員との議論を積極的に行い、様々な事柄についてより深く考え、専門的に学びたい
という意志を持った学生を歓迎する。その他は開講時に伝える。オフィスアワーは、毎週
月曜日の 11:00 ∼ 12:00 である。
東北経済論特論 B-I Lecture in the Economy of the Tohoku Area B-I
本
年
度
休
講
東北経済論特論 B-II Lecture in the Economy of the Tohoku Area B-II
本
年
度
休
講
たか
はし
しゅう
えつ
橋
秀
悦
日本経済論特論 I Lecture in the Japanese Economy I
高
テ ー マ:日本経済の構造変化
講義内容:現在、日本経済は、世界経済とともに経済危機の中にあるが、長期的に見れば、近年、経
済成長・発展が著しい東アジア経済との結びつきを深めている。この講義では、これをふ
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戻る
まえて、日本経済の構造・現況に関係する 2 つのテーマをとりあげる。すなわち、①
SNA(国民経済計算)の観点からここ十数年の日本経済の構造変化を捉えること、②金
融・経済危機との関連で日本経済の構造変化を捉え直すことである。
達成目標:1. 大学院生が日本のマクロ経済構造を十分に理解し説明できるようになること。
2. 大学院生が近年の日本経済の構造変化を説明できるようになること。
授業計画:第 1 回 SNA(国民経済計算)の体系
第 2 回 SNA(国民経済計算)と経済循環
第 3 回 日本の経済成長
第 4 回 国内総生産と産業構造
第 5 回 消費と貯蓄の動向
第 6 回 設備投資・建設投資の動向
第 7 回 資金循環と金融構造
第 8 回 海外勘定と貿易構造
第 9 回 国民資産と国富構造
第10回 SNA からみた日本経済(まとめ)
第11回 金融・経済危機と世界経済
第12回 金融・経済危機と日本経済:失われた 20 年
第13回 アベノミクス ①旧 3 本の矢
第14回 アベノミクス ②新 3 本の矢と消費税増税
第15回 まとめ
成績評価方法:小論文(50%)、プレゼンテーション(30%)、質疑応答(20%)。
学修に必要な準備:基礎資料を十分に読み込んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:テーマ 1:内閣府経済社会総合研究所 『平成 26 年版国民経済計算年報』
<内閣府経済社会総合研究所 HP から「国民経済計算確報」をダウン・ロード可能>
テーマ 2:経済産業省『通商白書 2016』<経済産業省 HP からダウン・ロード可能>
内閣府『日本経済 2015-2016』<内閣府 HP からダウン・ロード可能>
参考文献:特になし
履修上の注意:開講時に伝える。
たか
はし
しゅう
えつ
橋
秀
悦
日本経済論特論 II Lecture in the Japanese Economy II
高
テ ー マ:日本経済の構造変化とアジアの経済成長
講義内容:現在、日本経済は、世界経済とともに経済危機の中にあるが、長期的に見れば、近年、経
済成長・発展が著しい東アジア経済との結びつきを深めている。この講義では、これをふ
まえて、東アジア経済との関係での日本経済の将来の方向性を検討していく。すなわち、
①金融・経済危機後の日本経済の現況を考察するとともに、②近年、経済成長・発展が著
しい東アジア経済の今後の方向性について理論モデル(ソロー・モデル、内生的成長モデ
ル等)をつかって検討することである。
達成目標:1. 大学院生が日本経済と東アジア経済の関係を説明できるようになること。
2. マクロ経済理論を主専攻としない大学院生がマクロ経済理論を理解できるようになる
こと。
授業計画:第 1 回 国内総生産と産業構造① 国内総生産の推移:概観
第 2 回 国内総生産と産業構造② 産業構造の長期的変化:概観
第 3 回 金融・経済危機と日本経済① 1985 年∼ 2000 年
第 4 回 金融・経済危機と日本経済② 2001 年∼最近
第 5 回 日本の経済政策の方向性
第 6 回 東アジアの経済成長と日本経済
第 7 回 東アジア的経済成長の特徴(逆 U 字型収束過程)
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戻る
第 8 回 東アジアの経済構造の変化と日本経済
第 9 回 経済成長の収束仮説① ソロー・モデルの概観 第10回 経済成長の収束仮説② ソロー・モデルの現実経済への応用可能性
第11回 構造変化と内在的成長(AK モデル)
第12回 収束仮説の実証研究 ① 収束仮説の見解
第13回 収束仮説の実証研究 ② 「反」収束仮説の見解
第14回 東アジアの経済発展と日本との貿易構造の変化
第15回 理論モデルからみた日本経済と東アジア経済の方向性(まとめ)
成績評価方法:小論文(50%)、プレゼンテーション(30%)、質疑応答(20%)。
学修に必要な準備:基礎資料を十分に読み込んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:テーマ 1:内閣府経済社会総合研究所 『平成 26 年版国民経済計算年報』
<内閣府経済社会総合研究所 HP から「国民経済計算確報」をダウン・ロード可能>
経済産業省『通商白書 2016』 <経済産業省 HP からダウン・ロード可能>
内閣府『日本経済 2015-2016』<内閣府 HP からダウン・ロード可能>
テーマ 2:経済企画庁経済研究所(編) 『構造変化を伴う日本と東アジアの成長』
『経済分析』、第 160 号、平成 12 年 1 月、pp.1-254.
<内閣府経済社会総合研究所 HP からダウン・ロード可能>
参考文献:特になし
履修上の注意:開講時に伝える。
お
がさ
わら
ゆたか
世界経済論特論 I Lecture in the World Economy I
小 笠 原 裕
テ ー マ:帝国主義の経済学
講義内容:帝国主義研究として古典的価値をもつホブソンの『帝国主義論』を「導きの糸」として、
帝国主義を考察する。
達成目標:帝国主義を多面的に考察し、所得分配の不平等が過剰資本を生み、これが帝国主義の原因
であることを説明することができる。
授業計画:第 1 回:帝国主義の大きさ
第 2 回:帝国主義の商業的価値
第 3 回:イギリスの対外貿易とイギリス属領との貿易
第 4 回:人口の捌け口としての帝国主義
第 5 回:帝国主義の経済的寄生者
第 6 回:資本の世界性
第 7 回:金融資本と帝国主義
第 8 回:保護貿易制度を基礎とする帝国主義
第 9 回:帝国主義の経済的根柢
第10回:資本の過剰と帝国主義
第11回:過剰蓄積の原因
第12回:富の分配
第13回:社会改良
第14回:富の再分配
第15回:レーニンの『帝国主義論』との比較
成績評価方法:学期末の定期試験のみによって評価します。
学修に必要な準備:テーマにそくして予習をしておく。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:ホブソン『帝国主義論』(岩波書店)
参考文献:適宣紹介します。
履修上の注意:研究室 土樋キャンパス 1 号館 9 階 オフィスアワー 開講時に連絡
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お
がさ
わら
ゆたか
ざき
つよし
世界経済論特論 II Lecture in the World Economy II
小 笠 原 裕
テ ー マ:帝国主義の政治学
講義内容:帝国主義、並びに軍国主義、寡頭政治、官僚政治、保護貿易制度、資本の集中を分析する。
達成目標:帝国主義が近代民族国家の最大の危険であることを説明することができる。
授業計画:第 1 回:帝国主義の政治的意義
第 2 回:帝国主義と民主主義
第 3 回:帝国主義の科学的弁護
第 4 回:帝国主義と人種
第 5 回:帝国主義と民族
第 6 回:帝国主義の道徳的要因
第 7 回:帝国主義の感情的要因
第 8 回:帝国主義と劣等人種
第 9 回:帝国主義と文明
第10回:アジアにおける帝国主義
第11回:帝国主義とインド
第12回:帝国主義と中国
第13回:帝国的連合
第14回:帝国主義の危険性
第15回:カウツキーの『帝国主義論』との比較
成績評価方法:学期末の定期試験のみによって評価します。
学修に必要な準備:テーマにそくして予習をしておく。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:ホブソン『帝国主義論』(岩波書店)
参考文献:適宣紹介します。
履修上の注意:研究室 土樋キャンパス 1 号館 9 階 オフィスアワー 開講時に連絡
しの
国際経済論特論 I Lecture in International Economics I
篠 崎 剛
テ ー マ:大学院標準レベルの国際経済学の理論を理解する
講義内容:国際経済学は、国境を超える全ての財、サービスおよび生産要素の移動に関する原因を追
究することで、国家間で生じる経済現象を説明する学問です。国際経済論特論 I では、比
較優位を決める要因を明らかにし、政府の介入がない場合に、市場メカニズムが国家間の
資源配分(貿易パターンおよび国際間の要素移動パターン)にどのような影響を与えるか
について理解したうえで、これが経済厚生にどのような影響をもたらすかについて学びま
す。本講義では、定評のある大学院レベルのテキストを用いて受講生の研究レベルの向上
を目指します。
達成目標:① 大学院レベルのテキストを自分で読めるようになる。
② 受講生が理論モデルにおいてオリジナルの研究をできるようになる。
授業計画: 1 回 授業概要
2 回 Preliminaries: Two-Sector Models(1) (導入:二部門モデル(1))
3 回 Preliminaries: Two-Sector Models(2) (導入:二部門モデル(2))
4 回 The Heckscher-Ohlin Model(1) (ヘクシャー=オリーン・モデル(1))
5 回 The Heckscher-Ohlin Model(2) (ヘクシャー=オリーン・モデル(2))
6 回 The Heckscher-Ohlin Model(3) (ヘクシャー=オリーン・モデル(3))
7 回 The Heckscher-Ohlin Model(4) (ヘクシャー=オリーン・モデル(4))
8 回 The Heckscher-Ohlin Model(5) (ヘクシャー=オリーン・モデル(5))
9 回 Many Goods and Factors(1) (多数財・生産要素モデル(1))
10 回 Many Goods and Factors(2) (多数財・生産要素モデル(2))
11 回 Many Goods and Factors(3) (多数財・生産要素モデル(3))
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戻る
12 回 Trade in Intermediate Inputs and Wages(1) (中間財と貿易(1))
13 回 Trade in Intermediate Inputs and Wages(2) (中間財と貿易(2))
14 回 Trade in Intermediate Inputs and Wages(3) (中間財と貿易(3))
15 回 Discussion
成績評価方法:授業中の報告(80%)、レポート(20%)
学修に必要な準備:学部レベルの英語およびミクロ経済学の知識
関連して受講することが望ましい科目:近代経済学関係の授業科目
テキスト:Robert C. Feenstra., Advanced International Trade: Theory and Evidence, Princeton Univ Pr
(2003/12/2)
参考文献:小田正雄「現代国際経済学」1997 年 有斐閣
K. Wong「現代国際貿易論」1999 年 多賀出版
履修上の注意:受講生が少ない場合には演習形式にて行う。その他は開講時に伝える。
しの
ざき
つよし
国際経済論特論 II Lecture in International Economics II
篠 崎 剛
テ ー マ:大学院標準レベルの国際経済学の理論を理解する
講義内容:国際経済学は、国境を超える全ての財、サービスおよび生産要素の移動に関する原因を追
究することで、国家間で生じる経済現象を説明する学問です。国際経済論特論 II では政
府の介入を認める場合に、経済政策が市場メカニズムにどこまで介入でき、これが貿易お
よび要素移動パターンの変化を通じて、経済厚生にどのような影響を与えるかを学びま
す。本講義では、定評のある大学院レベルのテキストを用いて受講生の研究レベルの向上
を目指します。
達成目標:① 大学院レベルのテキストを自分で読めるようになる。
② 受講生が理論モデルにおいてオリジナルの研究をできるようになる。
授業計画:
1 回 Increasing Returns and the Gravity Equation(1) (収穫逓増と重力モデル(1))
2 回 Increasing Returns and the Gravity Equation(2) (収穫逓増と重力モデル(2))
3 回 Increasing Returns and the Gravity Equation(3) (収穫逓増と重力モデル(3))
4 回 Gains from Trade and Regional Agreements(1) (貿易利益と地域協定(1))
5 回 Gains from Trade and Regional Agreements(2) (貿易利益と地域協定(2))
6 回 Gains from Trade and Regional Agreements(3) (貿易利益と地域協定(3))
7 回 Import Tariffs and Dumping(1) (輸入関税とダンピング(1))
8 回 Import Tariffs and Dumping(2) (輸入関税とダンピング(2))
9 回 Import Tariffs and Dumping(3) (輸入関税とダンピング(3))
10 回 Import Quotas and Export Subsidies(1) (輸入規制と輸出補助金(1))
11 回 Import Quotas and Export Subsidies(2) (輸入規制と輸出補助金(2))
12 回 Import Quotas and Export Subsidies(3) (輸入規制と輸出補助金(3))
13 回 Political Economy of Trade Policy(1) (貿易政策の政治経済(1))
14 回 Political Economy of Trade Policy(2) (貿易政策の政治経済(2))
15 回 Political Economy of Trade Policy(3) (貿易政策の政治経済(3))
成績評価方法:授業中の報告(80%)、レポート(20%)
学修に必要な準備:学部レベルの英語およびミクロ経済学の知識
関連して受講することが望ましい科目:近代経済学関係の授業科目
テキスト:Robert C. Feenstra., Advanced International Trade: Theory and Evidence, Princeton Univ Pr
(2003/12/2)
参考文献:小田正雄「現代国際経済学」1997 年 有斐閣
K. Wong「現代国際貿易論」1999 年 多賀出版
履修上の注意:受講生が少ない場合には演習形式にて行う。その他は開講時に伝える。
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い
が
くら
まさ
し
い
が
くら
まさ
し
国際金融論特論 I Lecture in International Finance I(前期)
伊 鹿 倉 正 司
テ ー マ:国際金融の理論分析
講義内容:従来、国際金融のマクロ的側面についてはマクロ経済学を基礎として、その応用としての
為替相場決定、経常収支、国際資本移動、そして国際政策協調の問題については開放マク
ロ経済学を分析の基礎としてきた。その開放マクロ経済学がミクロ的基礎を備え合わせる
とともに、異時点間モデルのフレームワークに発展することによって、国際金融理論も同
じ発展の道を歩んでいる。2000 年代以降、金融政策が実物経済に及ぼす影響を考察する
ことの重要性が認識される中、貨幣の中立性が成立しえない短期的状況を想定して、価格
の硬直性を考慮に入れた「新しい開放マクロ経済学」が国際金融の諸問題を考察する際に
取り入れられるようになっている。
本講義は、現在の国際金融に関わる諸問題を分析するにあたって基礎となる諸理論を受
講者が十分に理解することを目的としている。
達成目標:① 基本となるいくつかの理論モデルについて説明することができる。
② それらの理論モデルを用いて、国際金融に関わる諸問題を論理的に説明できる。
③ 様々な実証研究の背景にある理論モデルを読み取り、実証結果の問題点を指摘できる。
授業計画:第 1 回:講義ガイダンス
第 2 回:国際通貨と国際通貨制度
第 3 回:為替相場と決定理論(1)―購買力平価、アセット・アプローチを中心に―
第 4 回:為替相場と決定理論(2)―マネタリー・アプローチを中心に―
第 5 回:経常収支の理論(1)―基本モデル(貯蓄・投資バランスモデルなど)を中心に―
第 6 回:経常収支の理論(2)―消費平準化アプローチを中心に―
第 7 回:対外債務問題
第 8 回:国際資本移動
第 9 回:通貨危機(1)―第 1、第 2 世代モデルを中心に―
第10回:通貨危機(2)―第 3 世代モデルを中心に―
第11回:為替相場制度の選択
第12回:通貨統合の理論(1)―国際通貨論からのアプローチ―
第13回:通貨統合の理論(2)―最適通貨理論を中心に―
第14回:経済政策の国際協調(1)―政策協調の自律性を中心に―
第15回:経済政策の国際協調(2)―政策協調の非最適性を中心に―
成績評価方法:レポート(50%)および試験(50%)により総合評価する。
学修に必要な準備:普段から新聞、インターネットなどを用いて最新の情報に触れておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:藤田誠一・小川英治編『国際金融理論』有斐閣、2008 年。
参考文献:特になし。
履修上の注意:開講時に伝える。
国際金融論特論 II Lecture in International Finance II(前期)
伊 鹿 倉 正 司
テ ー マ:国際金融の現状・政策分析
講義内容:近年の国際金融の動きは、第 1 次世界大戦前の国際金本位制、第 2 次世界大戦後のブレト
ンウッズ体制における固定相場制の時代とは比較にはならないほどめまぐるしく、理論分
析や現状・政策分析において、従来の分析手法に代わる新たな枠組みが必要となっている。
国際金融論特講 I では国際金融の理論分析を取り扱う一方で、本講義では現状・政策分
析に焦点を当て、理論分析では十分に解明できていない問題についても意欲的に取り上げ
ていきたい。
達成目標:① 変動相場制移行から現代に至る国際金融の流れについて説明することができる。
② 国際金融の現実について、企業、金融機関・金融市場、国家(国際機関)のそれぞれ
のレベルでどのような対応が行われてきたかを説明することができる。
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戻る
③ 自らの考えに基づき、国際金融の諸問題(例:グローバル・インバランスなど)に対
する処方箋を提示することができる。
授業計画:第 1 回:講義ガイダンス
第 2 回:グローバリゼーションと現代国際金融
第 3 回:変動相場制下のドルとアメリカの役割
第 4 回:現代国際金融と発展途上国
第 5 回:金融のグローバル化と EU
第 6 回:企業の国際財務活動の実際
第 7 回:グローバリゼーションと金融技術革新
第 8 回:金融業の国際的展開と金融規制(1)―多国籍銀行理論からのアプローチ―
第 9 回:金融業の国際的展開と金融規制(2)―バーゼル規制を中心に―
第10回:東アジア金融危機と安定化の方策
第11回:人民元をめぐる国際通貨問題
第12回:国際通貨・金融の安定化(1)―国際通貨システムの多極化を中心に―
第13回:国際通貨・金融の安定化(2)―国際金融システム改革を中心に―
第14回:グローバル・インバランス
第15回:政府系ファンドの実態
成績評価方法:レポート(50%)および試験(50%)により総合評価する。
学修に必要な準備:普段から新聞、インターネットなどを用いて最新の情報に触れておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:田中素香・岩田健治編『現代国際金融』有斐閣、2008 年。
参考文献:特になし。
履修上の注意:開講時に伝える。
わこ
う
とおる
生
徹
都市経済学特論 I Lecture in Urban Economics I
若
テ ー マ:空間的価格理論の基礎を理解する。
講義内容:空間的寡占理論に関する文献を講読し、受講者の理解度を確かめるために、内容について
毎回自ら説明をしてもらう。次に、議論と解説を加えたのち、小テストを行い、理解を深
める。
達成目標:空間的独占および空間的寡占の数理的基礎を身につける。
授業計画: 1 回目:空間的独占
2 回目:空間的な独占的競争
3 回目:非空間的価格差別化
4 回目:空間的価格差別化
5 回目:1 ∼ 4 のまとめ
6 回目:ゲーム理論 1 概要
7 回目:ゲーム理論 2 応用
8 回目:非空間的 Cournot 寡占
9 回目:Stackelberg 寡占
10 回目:6 ∼ 9 のまとめ
11 回目:Hotelling-Smithies 寡占
12 回目:Lösch 寡占
13 回目:Greenhut-Ohta 寡占
14 回目:空間的 Cournot 寡占
15 回目:全体のまとめ
成績評価方法:3 回の小テスト(計算問題)による。
学修に必要な準備:最低でも、学部における基礎数学、経済数学、ミクロ経済学、ゲーム理論ならび
に都市経済学の各単位を取得した者と同等以上の基礎学力がなければならない。
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戻る
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:必要に応じて購入してもらう。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:
(1)中級ミクロ経済学に関する必要かつ十分な知識がなければならない。
(2)ゲーム理論の基礎に関する必要な知識がなければならない。
(3)最適化の理論をはじめ、多変数微分積分学の基礎に関する必要な知識がなければな
らない。
その他は開講時に伝える。
わこ
う
とおる
生
徹
都市経済学特論 II Lecture in Urban Economics II
若
テ ー マ:水平的競争を伴う垂直的市場構造理論の基礎を理解する。
講義内容:卸売市場の概念を導入した逐次独占、逐次需要独占、逐次寡占、空間的逐次寡占理論に関
する文献を講読し、受講者の理解度を確かめるために、内容について毎回自ら説明をして
もらう。次に、議論と解説を加えたのち、小テストを行い、理解を深める。
達成目標:
(1)企業と家計は、ともに空間的に分散立地し、しかも小売市場と卸売市場の間には垂
直的な依存関係がある。そこで、従来の価格理論に、一方で卸売市場の概念を、他方で経
済空間の概念を導入し、市場の垂直的構造と水平的構造を理解する。
(2)川下の空間的競争を伴う流通機構および川下・川上双方の水平的競争を伴う逐次寡
占の数理的基礎を身につける。
授業計画: 1 回目:逐次独占
2 回目:逐次需要独占
3 回目:垂直的統合
4 回目:再販制
5 回目:1 ∼ 4 のまとめ
6 回目:川下の非空間的競争を伴う流通機構
7 回目:開放型逐次寡占
8 回目:川上と川下の間の 1 対 1 の部分的な垂直的統合
9 回目:川上と川下の間の 1 対多の部分的な垂直的統合
10 回目:6 ∼ 9 のまとめ
11 回目:川下の空間的競争を伴う流通機構 1
12 回目:川下の空間的競争を伴う流通機構 2
13 回目:閉鎖型逐次寡占
14 回目:半開放型逐次寡占
15 回目:全体のまとめ
成績評価方法:3 回の小テスト(計算問題)による。
学修に必要な準備:最低でも、学部における基礎数学、経済数学、ミクロ経済学、ゲーム理論ならび
に都市経済学の各単位を取得した者と同等以上の基礎学力がなければならない。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:必要に応じて購入してもらう。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:
(1)中級ミクロ経済学に関する必要かつ十分な知識がなければならない。
(2)ゲーム理論の基礎に関する必要な知識がなければならない。
(3)最適化の理論をはじめ、多変数微分積分学の基礎に関する必要な知識がなければな
らない。
その他は開講時に伝える。
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戻る
の
ざき
あきら
の
ざき
あきら
経済発展論特論 I Lecture in Economic Development I
野
崎
明
テ ー マ:
「アジアにおける社会開発」
講義内容:アマルティア・センが提唱した「権利の剥奪、潜在能力、人間開発」などのキーワードを
用いた理論と講義担当者や他の研究者によるフィールドワークに基づいた実証的研究を紹
介しながら、社会開発論を展開していく。社会開発論の中で、特にアジア地域を中心に以
下のような分野について講義する。
達成目標:発展途上国の開発問題について概説し、従来の経済発展論の限界を乗り越えるために社会
開発論的アプローチを紹介しながら、開発問題について理解を深める。
授業計画:第 1 回 アマルティア・センの理論(1)(権利の剥奪、潜在能力)
第 2 回 アマルティア・センの理論(2)(人間開発)
第 3 回 「発展途上国の開発問題」(東南アジア―その 1―)
第 4 回 「発展途上国の開発問題」(東南アジア―その 2―)
第 5 回 「発展途上国の開発問題」〈南アジア―その 1―〉
第 6 回 「発展途上国の開発問題」〈南アジア―その 2―〉
第 7 回 「コミュニティ開発」(イントロダクション)
第 8 回 「コミュニティ開発」(農村開発―タイの事例)
第 9 回 「コミュニティ開発」(農村開発―インドの事例)
第10回 「コミュニティ開発」(農村開発―バングラデシュの事例)
第11回 「コミュニティ開発」(都市のコミュニティ開発―タイのスラムの事例)
第12回 「コミュニティ開発」(都市のコミュニティ開発―フィリピンのスラムの事例)
第13回 「人間開発(教育開発を含む)」(イントロダクション)
第14回 「人間開発(教育開発を含む)」(タイの事例)
第15回 「人間開発(教育開発を含む)」(インドの事例)
成績評価方法:プレゼンテーションの内容と年数回のリポートの提出によって総合的に評価する。
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:佐藤 寛編『テキスト社会開発』(日本評論社)
参考文献:単元毎に資料を配布する。また単元毎に参考文献を紹介する。
履修上の注意:開講時に伝える。
崎
明
経済発展論特論 II Lecture in Economic Development II
野
テ ー マ:
「アジアにおける社会開発」
講義内容:アマルティア・センが提唱した「権利の剥奪、潜在能力、人間開発」などのキーワードを
用いた理論と講義担当者や他の研究者によるフィールドワークに基づいた実証的研究を紹
介しながら、社会開発論を展開していく。社会開発論の中で、特にアジア地域を中心に以
下のような分野について講義する。
達成目標:発展途上国の開発問題について概説し、従来の経済発展論の限界を乗り越えるために社会
開発論的アプローチを紹介しながら、開発問題について理解を深める。
授業計画:第 1 回 「保健衛生の開発」(イントロダクション)
第 2 回 「保健衛生の開発」(タイの事例)
第 3 回 「保健衛生の開発」(インドの事例)
第 4 回 「開発と環境保全」(イントロダクション)
第 5 回 「開発と環境保全」(タイの事例)
第 6 回 「開発と環境保全」(マレーシアの事例)
第 7 回 「ソーシャル・セーフティネット」(イントロダクション)
第 8 回 「ソーシャル・セーフティネット」(タイの事例)
第 9 回 「ソーシャル・セーフティネット」(マレーシアの事例)
第10回 「持続可能な発展」((イントロダクション)
−324−
戻る
第11回 「持続可能な発展」(タイの事例)
第12回 「持続可能な発展」(インドの事例)
第13回 「持続可能な発展」(マレーシアの事例)
第14回 討論(1)
第15回 討論(2)
成績評価方法:プレゼンテーションの内容と年数回のリポートの提出によって総合的に評価する。
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:佐藤 寛編『テキスト社会開発』(日本評論社)
参考文献:単元毎に資料を配布する。また単元毎に参考文献を紹介する。
履修上の注意:開講時に伝える。
お
がさ
わら
ゆたか
お
がさ
わら
ゆたか
農業経済論特論 I Lecture in Agricultural Economy I
小 笠 原 裕
テ ー マ:労働市場と日本の農業(パート 1)
講義内容:1980 年代以降の農家労働力の定着状況と流出状況を検討する。
達成目標:① 1980 年代以降の我国の労働市場構造と日本農業の関連を理解できるようにする。
授業計画:第 1 回 講義ガイダンス
第 2 回 農民層分解論と地域労働市場論
第 3 回 特殊農村的低賃金範疇をめぐって
第 4 回 就業動向の実態と賃金構造
第 5 回 調査事例とデータとその整理方法
第 6 回 地域労働市場構造の統計的把握
第 7 回 地域労働市場の地帯類型と構造類型
第 8 回 農業地帯構成把握の視点
第 9 回 東北と近畿の農業就業構造の比較考察
第10回 経営耕地面積減少の地域性と農家階層分化
第11回 東北の農業構造と労働市場─地域の動向
第12回 東北の農業就業構造の展開過程
第13回 農家の消費行動の階層性
第14回 まとめ
第15回 まとめ
成績評価方法:学生の報告内容(30%)と 1 回レポート提出(A4 版 20 枚以上 70%)を勘案して
評価する。
学修に必要な準備:学部で農業経済論 I・II、労働経済論 I・II を受講していること。
関連して受講することが望ましい科目:日本経済論 I、日本経済論 II、社会政策論 I、社会政策論 II
テキスト:山崎亮一「労働市場の地域特性と農業構造」(農林統計協会)
参考文献:農民層分解論や労働市場の出版物は多数ありますので、授業の中でその都度紹介します。
履修上の注意:開講時に伝えます。
農業経済論特論 II Lecture in Agricultural Economy II
小 笠 原 裕
テ ー マ:労働市場と日本の農業(パート 2)
講義内容:1980 年代以降の農家労働力の定着状況と流出状況を検討する。
達成目標:① 1980 年代以降の我国の労働市場構造と日本農業の関連を理解できるようにする。
授業計画:第 1 回 講義ガイダンス
第 2 回 近畿の農業構造と労働市場─地域の概況
第 3 回 地域労働市場の賃金構造
第 4 回 地域労働市場の構造
第 5 回 農家の就業構造
−325−
戻る
第 6 回 就業構造類型と農家経営
第 7 回 農外企業の動向と不況対応
第 8 回 耕作組合の現状動向
第 9 回 農家の就業構造と経営展開
第10回 階層分化の展開過程
第11回 兼業農家層の存在形態
第12回 専業農家の展開過程
第13回 専業農家の農業所得の動向
第14回 まとめ
第15回 まとめ
成績評価方法:学生の報告内容(30%)と 1 回レポート提出(A4 版 20 枚以上 70%)を勘案して
評価する。
学修に必要な準備:学部で農業経済論 I・II、労働経済論 I・II を受講していること。
関連して受講することが望ましい科目:日本経済論 I、日本経済論 II、社会政策論 I、社会政策論 II
テキスト:山崎亮一「労働市場の地域特性と農業構造」(農林統計協会)
参考文献:農民層分解論や労働市場の出版物は多数ありますので、授業の中でその都度紹介します。
履修上の注意:開講時に伝えます。
はん
だ
まさ
き
田
正
樹
情報経済論特論 I Lecture in The Information Economy I
半
テ ー マ:情報資本主義批判
講義内容:現代資本主義を情報資本主義として歴史的に位置づけたうえで、その構造と動態を明らか
にする。アプローチの視軸をポリティカル・エコノミー(マルクス経済学)に定め、情報
資本主義に内在する諸問題とは何かを徹底的に追究していく。新古典派経済学を含め現代
の主な経済学を批判的に検討しつつ、現代資本主義の体系的批判を提示することを最終目
標とする。
達成目標:受講生が期末に「情報資本主義」に関連する論文を 1 篇仕上げることを目標とする。
授業計画:第 1 回:情報社会・情報経済をめぐる概念の学史的検討 ①情報
第 2 回:情報社会・情報経済をめぐる概念の学史的検討 ②情報技術
第 3 回:情報社会・情報経済をめぐる概念の学史的検討 ③情報化
第 4 回:脱工業化社会論の検討 ① D.ベルの議論
第 5 回:脱工業化社会論の検討 ②コーエンとザイスマンの議論
第 6 回:レギュラシオン学派の議論の検討 ①レギュラシオン理論の方法
第 7 回:レギュラシオン学派の議論の検討 ②現代社会認識
第 8 回:レギュラシオン学派の議論の検討 ③情報化・サービス化と労働関係
第 9 回:レギュラシオン学派の議論の検討 ④金融情報資本主義批判
第10回:レギュラシオン学派の議論の検討 ⑤構造変動とオルタナティブ
第11回:ネットワーク社会論 ①ネットワークの定義をめぐる議論
第12回:ネットワーク社会論 ②インターネットの歴史性
第13回:ネットワーク社会論 ③ネットワークと組織構造
第14回:ネットワーク社会論 ④情報都市
第15回:ネットワーク社会論 ⑤カステルの議論
成績評価方法:平常点と論文
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:さしあたり情報社会の理論を体系的に示した Theories of the Information Society(fourth
edition), Frank Webster, Routledge, 416p. 2014 からはじめる。
参考文献:特になし
履修上の注意:開講時に伝える。
−326−
戻る
はん
だ
まさ
き
情報経済論特論 II Lecture in The Information Economy II
半
田
正
樹
テ ー マ:情報資本主義批判
講義内容:現代資本主義を情報資本主義として歴史的に位置づけたうえで、その構造と動態を明らか
にする。アプローチの視軸をポリティカル・エコノミー(マルクス経済学)に定め、情報
資本主義に内在する諸問題とは何かを徹底的に追究していく。新古典派経済学を含め現代
の主な経済学を批判的に検討しつつ、現代資本主義の体系的批判を提示することを最終目
標とする。
達成目標:受講生が期末に「情報資本主義」に関連する論文を 1 篇仕上げることを目標とする。
授業計画:第 1 回:情報と市場経済の議論 ① E コマース
第 2 回:情報と市場経済の議論 ②経営手法と情報技術
第 3 回:情報と市場経済の議論 ③サイバー金融
第 4 回:情報と市場経済の議論 ④電子決済と電子マネー
第 5 回:情報と市場経済の議論 ⑤市場とネットワーク
第 6 回:情報と近代市民社会 ①情報化と非営利性
第 7 回:情報と近代市民社会 ②オープンソースの歴史的意味
第 8 回:情報と近代市民社会 ③生活情報化
第 9 回:現代資本主義社会における情報化の歴史的意味 ①情報化と社会科学
第10回:現代資本主義社会における情報化の歴史的意味 ②時空間の再配置
第11回:現代資本主義社会における情報化の歴史的意味 ③資本主義の変容
第12回:現代資本主義社会における情報化の歴史的意味 ④金融資本主義と情報化
第13回:現代資本主義社会における情報化の歴史的意味 ⑤ハイパー工業化
第14回:現代資本主義社会における情報化の歴史的意味 ⑥生体システムへの接近
第15回:現代資本主義社会における情報化の歴史的意味 ⑦総括
成績評価方法:平常点と論文
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:さしあたり情報社会の理論を体系的に示した Theories of the Information Society(fourth
edition), Frank Webster, Routledge, 416p. 2014 からはじめる。
参考文献:特になし
履修上の注意:開講時に伝える。
中小企業論特論 I 本
年
度
休
講
中小企業論特論 II 本
年
度
休
講
さ
とう
しげる
藤
滋
財政学特論 A-I Public finance A-I
佐
テ ー マ:税と正義
講義内容:税と正義との関連を、イギリス政治史を素材に考察する。
達成目標:税制を経済的な側面のみならず、正義や公平等の社会的諸価値との関連において捉えられ
るようになること。
授業計画: 1.Introduction
2.The taxation state(1)
3.The taxation state(2)
4.The limits of taxable capacity: war finance, 1914-1918(1)
5.The limits of taxable capacity: war finance, 1914-1918(2)
6.The limits of taxable capacity: war finance, 1914-1918(3)
7.Reforming the income tax, 1920-1929(1)
8.Reforming the income tax, 1920-1929(2)
−327−
戻る
9.Reforming the income tax, 1920-1929(3)
10.Redistribution, depression and appeasement, 1929-1939(1)
11.Redistribution, depression and appeasement, 1929-1939(2)
12.Redistribution, depression and appeasement, 1929-1939(3)
13.Taxation and the Second World War, 1939-1945(1)
14.Taxation and the Second World War, 1939-1945(2)
15.Taxation and the Second World War, 1939-1945(3)
成績評価方法:発表(50%)、議論(50%)
学修に必要な準備:レジュメの準備
テキスト:Daunton, M. (2002), Just Taxes, Cambridge University Press.
さ
とう
しげる
さ
とう
しげる
藤
滋
財政学特論 A-II Public finance A-II
佐
テ ー マ:税と正義
講義内容:税と正義との関連を、イギリス政治史を素材に考察する。
達成目標:税制を経済的な側面のみならず、正義や公平等の社会的諸価値との関連において捉えられ
るようになること。
授業計画: 1.Labour and reconstruction, 1945-1951(1)
2.Labour and reconstruction, 1945-1951(2)
3.Labour and reconstruction, 1945-1951(3)
4.Conservatives and taxation, 1951-1964(1)
5.Conservatives and taxation, 1951-1964(2)
6.Conservatives and taxation, 1951-1964(3)
7.Labour and reconstruction, 1951-1970(1)
8.Labour and reconstruction, 1951-1970(2)
9.Labour and reconstruction, 1951-1970(3)
10.Rethinking taxation policy, 1964-1979(1)
11.Rethinking taxation policy, 1964-1979(2)
12.Rethinking taxation policy, 1964-1979(3)
13.The politics and local taxation(1)
14.The politics and local taxation(2)
15.The politics and local taxation(3)
成績評価方法:発表(50%)、議論(50%)
学修に必要な準備:レジュメの準備
テキスト:Daunton, M. (2002), Just Taxes, Cambridge University Press.
藤
財政学特論 B-I Lecture in Public Finance B-I
佐
テ ー マ:政府間財政関係の理論・歴史・比較
講義内容:各国の政府間財政関係の特質とその形成要因を、理論と歴史の両面から理解する。
達成目標:各国の政府間財政関係のおおまか特質を理解できるようになること。
授業計画:第 1 回:イントロダクション
第 2 回:比較地方自治論について
第 3 回:欧米諸国の地方自治(1)単一制政体の欧米諸国
第 4 回:欧米諸国の地方自治(2)連邦制政体の欧米諸国
第 5 回:アジア・太平洋諸国の地方自治(1)韓国・中国
第 6 回:アジア・太平洋諸国の地方自治(2)ASEAN 諸国
第 7 回:インドと太平洋諸国の地方自治
第 8 回:横断的な国際比較(1)鳥瞰的な概括
第 9 回:横断的な国際比較(2)構造面での比較
−328−
滋
戻る
第10回:横断的な国際比較(3)地方税財政
第11回:横断的な国際比較(4)政府間財政関係
第12回:比較の総括
第13回:わが国の地方自治
第14回:近年の地方制度改革論
第15回:まとめ
成績評価方法:報告(50%)、議論(50%)
学修に必要な準備:指定されたテキストの事前学習、レジュメの準備
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:山下 茂『体系比較 地方自治』ぎょうせい、2010 年。
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室→開講時に連絡する。
さ
とう
しげる
藤
滋
財政学特論 B-II Lecture in Pubic Finance B-II
佐
テ ー マ:政府間財政関係の理論・歴史・比較
講義内容:各国の政府間財政関係の特質とその形成要因を、理論と歴史の両面から理解する。
達成目標:各国の政府間財政関係のおおまか特質を理解できるようになること。
授業計画:第 1 回:イントロダクション
第 2 回:財政調整制度改革の論点
第 3 回:財政調整制度と政府間関係
第 4 回:平準化効果の国際比較
第 5 回:地方交付税と純財政便益
第 6 回:諸外国の財政調整制度(1)オーストラリア
第 7 回:諸外国の財政調整制度(2)カナダ
第 8 回:諸外国の財政調整制度(3)イギリス
第 9 回:諸外国の財政調整制度(4)アメリカ
第10回:諸外国の財政調整制度(5)中国
第11回:諸外国の財政調整制度(6)ドイツ
第12回:諸外国の財政調整制度(7)北欧諸国
第13回:諸外国の財政調整制度(8)スイス
第14回:わが国の財政調整制度
第15回:まとめ
成績評価方法:報告(50%)、議論(50%)
学修に必要な準備:指定されたテキストの事前学習、レジュメの準備
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:持田信樹『地方分権と財政調整制度 改革の国際的潮流』東京大学出版会、2007 年。
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室→開講時に連絡する。
経済政策論特論 I 本
年
度
休
講
経済政策論特論 II 本
年
度
休
講
あ
べ
部
社会政策論特論 I Lecture in Social Policy I
阿
テ ー マ:福祉社会についての研究
講義内容:包摂の社会政策について学ぶ
達成目標:福祉社会における社会政策の理解とそのあり方を理解できるようにする
授業計画 : 第 1 回目 社会政策の経済学(労働経済論)からのアプローチ
−329−
しげ
重
き
樹
戻る
第 2 回目 福祉をめぐる概念の多様性
第 3 回目 社会政策の体系
第 4 回目 社会政策の目的と手段
第 5 回目 人口減少・超高齢社会と福祉多元主義
第 6 回目 福祉国家とは何か
第 7 回目 社会変動(核家族化・産業化・都市化)と福祉国家
第 8 回目 福祉国家の発展と展開
第 9 回目 福祉国家レジーム(福祉レジーム)
第10回目 社会政策におけるジェンダー視点
第11回目 福祉国家とジェンダー
第12回目 ワーク・ライフ・バランスと働き方
第13回目 ケアの社会化
第14回目 福祉 NPO
第15回目 自立と依存再考
成績評価方法:出席状況、授業への参加(予習、復習)の程度とレポートもとに評価をする
学修に必要な準備:授業計画にしたがっての予習と授業時に課される課題ミニレポートを中心とした
復習が求められる
関連して受講することが望ましい科目:社会福祉論特論 I、社会福祉論特論 II、社会保障論特論 I、
社会保障論特論 III
テキスト:武川正吾『福祉社会 包摂の社会政策』有斐閣
参考文献:授業内容に応じてその都度参考文献を指示する
履修上の注意:オフィスアワー、研究室、連絡先など開講時に伝える。
あ
べ
しげ
き
部
重
樹
社会政策論特論 II Lecture in Social Policy II
阿
テ ー マ:福祉社会についての研究
講義内容:包摂の社会政策について学ぶ
達成目標:福祉社会における社会政策の理解とそのあり方を理解できるようにする
授業計画:第 1 回目 必要と需要
第 2 回目 必要と価値判断
第 3 回目 貢献原則と必要原則
第 4 回目 貢献、必要にもとづく社会政策
第 5 回目 客観的な必要
第 6 回目 主観的な必要
第 7 回目 (福祉)資源とは何か
第 8 回目 資源の再分配
第 9 回目 資源供給モデル
第10回目 資源の配給
第11回目 絶対的・相対的貧困
第12回目 社会的排除
第13回目 社会的包摂
第14回目 包摂の関連概念
第15回目 福祉国家と福祉社会の連携
成績評価方法:出席状況、授業への参加(予習、復習)の程度とレポートもとに評価をする
学修に必要な準備:授業計画にしたがっての予習と授業時に課される課題ミニレポートを中心とした
復習が求められる
関連して受講することが望ましい科目:社会福祉論特論 I、社会福祉論特論 II、社会保障論特論 I、
社会保障論特論 II
テキスト:武川正吾『福祉社会 包摂の社会政策』有斐閣
−330−
戻る
参考文献:授業内容に応じてその都度参考文献を指示する
履修上の注意:オフィスアワー、研究室、連絡先など開講時に伝える。
くま
ざわ
ゆ
み
くま
ざわ
ゆ
み
沢
由
美
社会保障論特論 I Lecture in Social Security I(前期)
熊
テ ー マ:社会保障の基礎
講義内容:テキストを用いて、社会保障の概念や制度体系など、基礎的なことについて学びます。
達成目標:社会保障の基礎的な知識を身につけること。
授業計画: 1.授業の進め方について
2.社会保障の概念と範囲
3.社会保障の理念の発達
4.欧米における社会保障の歴史(1)救貧法
5.欧米における社会保障の歴史(2)社会保険
6.欧米における社会保障の歴史(3)ナショナルミニマム
7.欧米における社会保障の歴史(4)福祉国家
8.日本における社会保障の歴史(1)戦前
9.日本における社会保障の歴史(2)戦後
10.社会保障の制度体系
11.社会保障の方法
12.社会保障の給付構造
13.社会保障の財源
14.社会保障の行政
15.まとめ
成績評価方法:報告 80%、議論への参加状況 20% で評価します。
学修に必要な準備:日常的に、社会保障に関連するニュースや新聞記事に関心をもって目を通すよう
心がけてください。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:阿部裕二編『社会保障』弘文堂、2015 年
参考文献:田多英範『日本社会保障制度成立史論』光生館、2009 年、など、必要に応じて指示します。
履修上の注意:受講生の希望にあわせて、講義計画を一部変更することがあります。受講希望者は、
第一回目の授業にかならず出席してください。オフィスアワー、研究室は開講時に連絡し
ます。
沢
由
美
社会保障論特論 II Lecture in Social Security II(前期)
熊
テ ー マ:現代日本の社会保障
講義内容:テキストを用いて、日本の社会保障について学びます。
達成目標:1.日本の社会保障の制度を把握し、何が問題になっているのかを理解すること。
2.社会保障の制度改革や今後の方向性について、自分の意見をもてるようになること。
授業計画: 1.授業の進め方について
2.年金保険(1)近年の公的年金改革と現行制度の仕組み
3.年金保険(2)公的年金制度の体系と概要
4.医療保険(1)近年の医療保険改革と医療保険の仕組み
5.医療保険(2)医療保険制度の概要
6.公衆衛生
7.介護保険(1)介護保険制度の概要
8.介護保険(2)介護保険をめぐる諸問題
9.雇用保険(1)雇用保険制度の概要
10.雇用保険(2)雇用保険をめぐる諸問題
11.労働者災害補償保険(1)労働者災害補償保険の概要
−331−
戻る
12.労働者災害補償保険(2)労働者災害補償保険をめぐる諸問題
13.公的扶助
13.社会福祉
14.社会手当
15.まとめ
成績評価方法:報告 80%、議論への参加状況 20% で評価します。
学修に必要な準備:日常的に、社会保障に関連するニュースや新聞記事に関心をもって目を通すよう
心がけてください。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:阿部裕二編『社会保障』弘文堂、2015 年
参考文献:田多英範『日本社会保障制度成立史論』光生館、2009 年、など、必要に応じて指示します。
履修上の注意:受講生の希望にあわせて、講義計画を一部変更することがあります。受講希望者は、
第一回目の授業にかならず出席してください。オフィスアワー、研究室は開講時に連絡し
ます。
あ
べ
しげ
き
あ
べ
しげ
樹
部
重
樹
社会福祉論特論 I Lecture in Social Welfare I
阿
テ ー マ:いわゆる社会福祉学研究第三世代による社会福祉学構想の検討
講義内容:上記の講義テーマについて、主として古川孝順の所説を中心として検討を行う。
達成目標:現代社会福祉論の基本的分析枠組みについて理解をする。
授業計画:第 1 回 1 社会福祉学研究第三世代の抱える理論的課題
第 2 回 2 戦後社会福祉学研究の系譜 ① 戦後社会福祉研究の系譜
第 3 回 ② 戦後社会福祉研究の評価
第 4 回 ③ 社会福祉学の視座と枠組み
第 5 回 ④ 社会福祉学のこれからの課題
第 6 回 3 社会福祉成立の論理と歴史 ① 市民社会の生活原理−生活自己責任の原則
第 7 回 ② 共同体維持原理−生活不能者とその生活保全
第 8 回 ③ 階級調整原理−労働者の保全と育成
第 9 回 ④ 生活権保障原理−生活者とその権利保障
第10回 ⑤ 生活支援システムの同様−基盤の変化と対応
第11回 4 現代社会福祉をとらえる視点と枠組み ① 社会福祉基礎構造改革
第12回 ② 社会福祉理念の転換
第13回 社会福祉事業の範囲
第14回 福祉資源配分システムの転換
第15回 福祉サービス利用方式の転換
成績評価方法:出席状況、授業への参加(予習や復習など)の程度とレポートをもとに評価をする。
学修に必要な準備:授業計画にしたがっての予習とまた授業時間中に提出された課題を中心とした復
習が求められる。
関連して受講することが望ましい科目:社会政策論特講 II、社会保障論特講 I、社会保障論特講 III
テキスト:古川孝順『社会福祉学の方法』有斐閣など。
参考文献:講義題目にかかわる古川孝順の一連の著作を必要に応じてその都度参考文献を指示する。
履修上の注意:なお、オフィスアワー、研究室は開講時に連絡する。
部
重
社会福祉論特論 II Lecture in Social Welfare II
阿
テ ー マ:いわゆる社会福祉学研究第三世代による社会福祉学構想の検討
講義内容:上記の講義テーマについて、主として古川孝順の所説を中心として検討を行う。
達成目標:現代社会福祉論の基本的分析枠組みについて理解をする。
授業計画:第 1 回 自助と自立の間
第 2 回 5 社会福祉研究のパラダイム転換 ① 転換期の時代と社会
−332−
き
戻る
第 3 回 ② 社会福祉政策・制度のパラダイム転換
第 4 回 ③ 社会福祉における自治体の位置と政策循環
第 5 回 ④ 社会福祉における政府・政策概念
第 6 回 ⑤ 社会福祉における市民活動と自治体政策
第 7 回 ⑥ 社会福祉運営システムの視点とその構造
第 8 回 ⑦ 社会福祉学固有の視点
第 9 回 ⑧ 社会福祉学固有の視点
第10回 ⑨ 福祉社会システムの視点と研究の枠組み
第11回 6 社会福祉学の方法 ① 社会福祉学の基本的性格
第12回 ② 社会福祉研究の視点と課題
第13回 ③ 社会福祉研究の基本的枠組み
第14回 ④ 社会福祉研究の展開
第15回 ⑤ 社会福祉学の系譜と課題
成績評価方法:出席状況、授業への参加(予習や復習など)の程度とレポートをもとに評価をする。
学修に必要な準備:授業計画にしたがっての予習とまた授業時間中に提出された課題を中心とした復
習が求められる。
関連して受講することが望ましい科目:社会政策論特講 II、社会保障論特講 I、社会保障論特講 III
テキスト:古川孝順『社会福祉学の方法』有斐閣など。
参考文献:講義題目にかかわる古川孝順の一連の著作を必要に応じてその都度参考文献を指示する。
履修上の注意:なお、オフィスアワー、研究室は開講時に連絡する。
さ
とう
やす
ひと
藤
康
仁
加齢経済論特論 I Lecture in Economics of Aging I
佐
テ ー マ:高齢社会の経済分析
講義内容:標準的な経済学の手法を用いて、高齢社会について講義する。
達成目標:人口高齢化のメカニズムとそれが経済・財政・社会保障に及ぼす影響について、具体的な
例をあげて説明することができる。
授業計画:第 1 回 イントロダクション
第 2 回 人口学の基本方程式と人口統計指標の基礎知識
第 3 回 マルサスの『人口の原理』
第 4 回 適度人口論
第 5 回 ライベンシュタインの効用・不効用仮説
第 6 回 ペンシルバニア学派の出生理論
第 7 回 出生行動のミクロ経済学①子どもの数と効用最大化問題
第 8 回 出生行動のミクロ経済学②質・量モデルによる子ども需要
第 9 回 経済成長と人口変動
第10回 結婚の経済学
第11回 データでみる人口変動と経済成長
第12回 出生・結婚と労働供給
第13回 少子高齢化とマクロ経済①人口変動と経済成長経路への影響
第14回 少子高齢化とマクロ経済②少子高齢化と財政・社会保障
第15回 高齢社会の経済分析:総括
成績評価方法:平常の授業における報告、質疑応答、議論への貢献度などにより総合的に評価します。
学修に必要な準備:毎回、十分な予習と復習が必要。
関連して受講することが望ましい科目:加齢経済論特論Ⅱ
テキスト:加藤久和『人口経済学入門』(日本評論社、2001 年)
参考文献:必要に応じて、適宜紹介します。
履修上の注意:
① 1 回目の授業に必ず出席すること(授業の方針、約束事などについて説明します)。
−333−
戻る
②受講生の知識、理解度を勘案し、必要に応じて授業スピードの変更を行います。これに
伴い授業計画が修正される可能性があります。
③講義担当者の連絡先、オフィスアワー等については開講時にお知らせします。
さ
とう
やす
ひと
藤
康
仁
加齢経済論特論 II Lecture in Economics of Aging II
佐
テ ー マ:世代会計(Generational Accounting)
講義内容:世代会計の基本的な考え方と推計の方法、推計結果の解釈の仕方について講義する。
達成目標:世代会計の基本的な考え方を理解し、その推計結果について解釈できるようになる。
授業計画:第 1 回 イントロダクション
第 2 回 世代間格差問題の背景
第 3 回 世代会計とは何か① 2 期間世代重複理論モデル
第 4 回 世代会計とは何か②世代間公平原則
第 5 回 世代会計とは何か③ 4 期間モデルによる簡単な数値分析
第 6 回 世代会計でみる世代間格差の実態①
第 7 回 世代会計でみる世代間格差の実態②
第 8 回 世代間格差の原因を探る
第 9 回 シナリオ分析①
第10回 シナリオ分析②
第11回 生涯純負担率の推計
第12回 最新の世代会計研究論文のサーベイ①
第13回 最新の世代会計研究論文のサーベイ②
第14回 最新の世代会計研究論文のサーベイ③
第15回 世代会計分析の意義:総括
成績評価方法:平常の授業における報告、質疑応答、議論への貢献度などにより総合的に評価します。
学修に必要な準備:毎回、十分な予習と復習が必要。
関連して受講することが望ましい科目:加齢経済論特論Ⅰ
テキスト:島澤諭『世代会計入門』(日本評論社、2013 年)
参考文献:必要に応じて、適宜紹介します。
履修上の注意:
① 1 回目の授業に必ず出席すること(授業の方針、約束事などについて説明します)。
②受講生の知識、理解度を勘案し、必要に応じて授業スピードの変更を行います。これに
伴い授業計画が修正される可能性があります。
③講義担当者の連絡先、オフィスアワー等については開講時にお知らせします。
たに
ゆ
か
こ
環境経済論特論 I Lecture in Environmental Economics I
谷 祐 可 子
テ ー マ:環境と経済の関わりについて理解する
講義内容:テキストを用いて、環境と経済の関わりについて理解を深めます。「相互性」をキーワー
ドに、生態系の仕組みに関する基本的な知識や、人間の活動と環境との関係について学ん
でいきます。
達成目標:・生態系のしくみと経済との関連について概略的に把握できる。
・人間の暮らしを支える各種の活動がもたらす環境影響について理解できる。
授業計画: 1. ガイダンス
2. Environmental Interrelationships(環境面での相互性)
Environmental Ethics(環境倫理)
3. Environmental Risk: economics, assessment and management(環境リスク)
4. Interrelated Scientific Principles: matter, energy and environment
(相互に関係する科学原則)
Interactions: environments and organisms(相互作用)
5. Kinds of Ecosystems and Communities(生態系と群集の種類)
−334−
戻る
6. Populations: characteristics and issues(人口)
7. Energy and Civilization: patterns of consumption(エネルギーと文明)
Nonrenewable Energy Sources(枯渇性のエネルギー源)
Renewable Energy Sources(再生可能なエネルギー源)
8. Biodiversity Issues(生物多様性問題)
9. Land-use Planning(土地利用計画)
10. Soil and Its Uses(土壌と利用)
Agricultural Methods and Pest Management(農業方法と病虫害管理)
11. Water Management(水の管理)
12. Air Quality Issues(大気質の問題)
13. Solid Waste Management and Disposal(固形ごみの管理と廃棄)
Environmental Regulations: hazardous substances and wastes(環境規制)
14. Environmental Policy and Decision Making(環境政策と意思決定)
15. 総合討論
成績評価方法:講義における議論等の理解度(50%)および試験(50%)を総合的に評価します。
学修に必要な準備:初回の講義までにテキストを入手し、毎回予習することが必要となります。
関連して受講することが望ましい科目:特にありません
テキスト:E.D. Enger and B.F. Smith(2013)Environmental Science: a study of interrelationships(13th
edition). McGraw Hill.
参考文献:随時指示します。
履修上の注意:オフィスアワーは開講時にお伝えします。
たに
ゆ
か
こ
環境経済論特論 II Lecture in Environmental Economics II
谷 祐 可 子
テ ー マ:持続可能な開発・発展に関する理論と応用
講義内容:環境経済論特論 I で得られた知識を踏まえ、環境・資源経済論のテキストを用いて、環境
問題の緩和、環境質の保全や管理、持続可能な開発・発展の実現等について経済学的にア
プローチするための理論と応用について検討します。
達成目標:環境経済論および資源経済論という切り口から、環境と経済の関係について考えることが
できる。
授業計画: 1. Visions of the Future(将来図)
2. Valuing the Environment: concepts(環境の価値を測る:概念)
3. Valuing the Environment: methods(環境の価値を測る:方法)
4. Property Rights, Externalities, and Environmental Problems(所有権、外部性、環境問題)
5. Sustainable Development: defining the concept(持続可能な開発)
6. The Population Problem(人口問題)
7. The Allocation of Depletable and Renewable Resources: an overview(枯渇性資源と再生
可能資源の分配)
8. Depletable, Nonrecyclable Energy Resources: oil, gas, coal, and uranium(枯渇性の再利
用不可能なエネルギー源)
9. Recyclable Resources: minerals, paper, glass, etc.(再利用可能な資源)
10. Replenishable but Depletable Resources: water(補充可能だが枯渇性の資源)
11. Reproducible Private-Property Resources: agriculture(再生産可能な私有の資源)
12. Storable, Renewable Resources: forests(貯蔵可能で再生可能な資源)
13. Renewable Common-Property Resources: fisheries and other species(再生可能な共的
所有の資源)
14. Generalized Resource Scarcity(一般化された資源不足)
15. Economics of Pollution: an overview(環境汚染の経済学)
成績評価方法:講義における議論等の理解度(50%)および試験(50%)を総合的に評価します。
−335−
戻る
学修に必要な準備:環境経済論特論 I を履修していることが前提となります。初回の講義までにテキ
ストを入手し、毎回予習することが必要となります。
関連して受講することが望ましい科目:特にありません
テキスト:T. Tietenberg(2000)Environmental and Natural Resource Economics(5th edition). Addison
Wesley Longman.
参考文献:B.C. Field(2008)Natural Resources Economics: an introduction(2nd edition). Waveland
Press.
B.C. Field(2006)Environmental Economics: an introduction(4th edition). McGraw Hill.
履修上の注意:オフィスアワーは開講時にお伝えします。
ち
ば
あき
ひこ
ち
葉
ば
あき
ひこ
葉
昭
彦
経済地理学特論 I Lecture in Economic Geography I
千
テ ー マ:現代の都市空間形成のシステムの研究
講義内容:D. ハーヴェイの理論に則して都市空間の形成のシステムを理解する。特にそれが世界的
な経済システム(不均等発展)の中で果たしている役割を理解し、都市空間を舞台とする
資本蓄積によって生み出される諸特徴、諸課題とその限界性を考える。
達成目標:①テキストの内容を正確に要約し、報告する。
②世界的な経済活動の中で都市が果たす役割を説明することができる。
③経済活動を通じて都市空間の形成を説明することができる。
④現代都市空間の中で生ずる諸問題を経済活動に結び付けて説明することができる。
⑤ D. ハーヴェイの理論を踏まえて、今日の都市空間形成に関する自らの意見が言える。
授業計画: 1 『資本の〈謎〉』第 2 章 どのように資本は集められるのか ? の報告と討論
2 『資本の〈謎〉』第 3 章 どのように資本は生産しているか ? の報告と討論
3 『資本の〈謎〉』第 4 章 どのように資本は市場を』通るのか ? の報告と討論
4 『資本の〈謎〉』第 5 章 資本主義発展の共進化 の報告と討論
5 『資本の〈謎〉』第 6 章 資本の流れの地理学 の報告と討論
6 『資本の〈謎〉』第 7 章 地理的不均等発展の政治経済学 の報告と討論
7 『都市の資本論』第 1 章 資本主義のもとでの都市過程 の報告と討論
8 『都市の資本論』第 2 章 資本主義的蓄積の地理学 の報告と討論
9 『都市の資本論』第 3 章 階級的独占地代、金融資本、および都市革命 の報告と討論
10 『都市の資本論』第 4 章 資本主義の下での地代 の報告と討論
11 『都市の資本論』第 5 章 階級構造と居住分化の理論 の報告と討論
12 『都市の資本論』第 6 章 資本主義の地理的不均等の中で都市政治が占める位置 の
報告と討論
13 『都市の資本論』第 7 章 プランニングのイデオロギーのプランニング の報告と討論
14 『都市の資本論』第 8 章 資本のつくる都市空間 の報告と討論
15 D. ハーヴェイの理論と現代都市空間に関するまとめと討論
成績評価方法:テキストの分担報告 40 点 討論への積極的参加 20 点 最終レポート 40 点
学修に必要な準備:
① 報告に際しては充分な説明ができるように準備をする
② 報告者以外は検討対象とするテキストを読み、内容を事前に検討する
③ 必要に応じて D. ハーヴェイの他の著作の学修をすすめる。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:D. ハーヴェイ著『資本の〈謎〉』および D. ハーヴェイ著『都市の資本論』
参考文献:特になし
履修上の注意:開講時に伝える。
経済地理学特論 II Lecture in Economic Geography II
テ ー マ:現代都市の特徴と限界および新しい都市の展望
−336−
千
昭
彦
戻る
講義内容:フォーディズムの中で形成されてきた「世界都市」の形成メカニズム、性格、およびその
限界を考察し、その上で新たな都市の経済的特徴としての「創造都市」の可能性を考える。
達成目標:①テキストの内容を正確に要約し、報告する。
②世界都市が現代経済の中で果たす役割を説明することができる。
③現在経済の限界性と世界都市の課題を結びつけて説明することができる。
④新たな経済システムの方向性として「創造都市」を説明することができる。
⑤サスキア・サッセンなどの理論を踏まえて、経済活動と都市の役割関する自らの意見が
言える。
授業計画: 1 『グローバル・シティ』第 2 章 分散と新しい形の集中 の報告と討論
2 『グローバル・シティ』第 3 章 対外直接投資の新しいパターン の報告と討論
3 『グローバル・シティ』第 4 章 金融業の国際化と拡大 の報告と討論
4 『グローバル・シティ』第 5 章 生産者サービス の報告と討論
5 『グローバル・シティ』第 6 章 グローバル・シティ の報告と討論
6 『グローバル・シティ』第 7 章 グローバル都市システムをつくるもの の報告と討論
7 『グローバル・シティ』第 8 章 雇用と所得 の報告と討論
8 『グローバル・シティ』第 9 章 経済再編 の報告と討論
9 『グローバル・シティ』第 10 章 新しい都市のレジーム ? の報告と討論
10 『創造都市への挑戦』第 1 章 「都市の世紀」の幕開け の報告と討論
11 『創造都市への挑戦』第 2 章 創造都市・ボローニャへの招待 の報告と討論
12 『創造都市への挑戦』第 3 章 内発的創造都市をめざす金沢 の報告と討論
13 『創造都市への挑戦』第 4 章 創造都市への多様なアプローチ の報告と討論
14 『創造都市への挑戦』第 5 章 「創造の場」から創造都市の連携にむけて の報告と討論
15 『グローバル・シティ』と『創造都市への挑戦』のまとめと討論
成績評価方法:テキストの分担報告 40 点 討論への積極的参加 20 点 最終レポート 40 点
学修に必要な準備:
① 報告に際しては充分な説明ができるように準備をする
② 報告者以外は検討対象とするテキストを読み、内容を事前に検討する
③ 必要に応じてサッセンや佐々木雅幸らの著作の学修をすすめる。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:サスキア・サッセン『グローバル・シティ』 筑摩書房、佐々木雅幸『創造都市への挑戦』
岩波現代文庫
参考文献:特になし
履修上の注意:開講時に伝える。
さい
とう
やす
のり
藤
康
則
地域社会論特論 I Lecture in Theory of Region and Community I
齊
テ ー マ:戦後日本の地域社会
講義内容:戦後日本の地域社会の構造変動について、高度経済成長下の地域開発と関連づけながら理
解する。
達成目標:①戦後日本の地域社会の構造変動に関する基礎知識を獲得する。
②全国総合開発計画をめぐる政治・経済過程を概略的に把握する。
授業計画: 1 回目 イントロダクション
2 回目 地域社会と地域社会学
3 回目 〈農村─都市〉の社会学から地域社会学へ
4 回目 グローバリゼーションと地域社会
5 回目 グローバリゼーション、市民権、都市
6 回目 地域社会の編成と再編
7 回目 地域社会の構造と空間
8 回目 都市化とコミュニティの変容
−337−
戻る
9 回目 地域社会の自治と再創造
10 回目 地域フィールドワーク実践と地域社会学
11 回目 地域社会の知識社会学
12 回目 地域社会へのリテラシー
13 回目 応用文献の輪読(1)
14 回目 応用文献の輪読(2)
15 回目 受講生によるディベードとまとめ
成績評価方法:定期試験(50%)
・レポート(50%)。3 回以上欠席した場合、定期試験の受験資格が
ないものとする。
学修に必要な準備:該当する回に取り上げる部分の予習を欠かさないこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:似田貝香門・町村敬志編、2006、『地域社会学講座 1 地域社会学の視座と方法』東信堂。
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:少人数の大学院科目であるので、受講者にも報告を求める。その他は開講時に伝える。
さい
とう
やす
のり
藤
康
則
地域社会論特論 II Lecture in Theory of Region and Community II
齊
テ ー マ:現代日本の地域社会
講義内容:現代日本の地域社会の形成過程について、グローバリゼーションや新しい公共性と関連づ
けながら理解する。
達成目標:①現代日本の地域社会の形成過程に関する基礎知識を獲得する。
②グローバリゼーションや新しい公共性をめぐる社会過程を概略的に把握する。
授業計画: 1 回目 イントロダクション
2 回目 ポストモダンとしての地域社会
3 回目 世界システムと世界都市の論理
4 回目 ネットワーク社会とメディア公共圏
5 回目 世界の移動と定住の諸過程
6 回目 トランスナショナリズムの展開がもたらす地域社会の現在的課題
7 回目 移動と生活・潜在能力の発達
8 回目 グローバリゼーションと日本の地場産業
9 回目 地域形成主体としての女性
10 回目 地域形成主体としての弱者
11 回目 「災害(多発)社会」と人間生活の再生
12 回目 地域生活、ローカルガバナンス、公共性
13 回目 いくつものもうひとつの地域社会へ
14 回目 応用文献の輪読
15 回目 受講生によるディベードとまとめ
成績評価方法:定期試験(50%)
・レポート(50%)。3 回以上欠席した場合、定期試験の受験資格が
ないものとする。
学修に必要な準備:該当の回に取り上げる部分の予習を欠かさないこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:古城利明・新原道信・広田康生編、2006、『地域社会学講座 2 グローバリゼーション/ポ
スト・モダンと地域社会』東信堂。
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:少人数の大学院科目であるので、受講者にも報告を求める。また「地域社会論特論 I」
の知識を前提として議論を進める。その他は開講時に伝える。
−338−
戻る
かく
き
かん
かく
き
かん
現代社会論特論 I Lecture in Contemporary Society I
郭
基
煥
テ ー マ:多文化主義/多文化共生
講義内容:①多文化主義に関わる論文または著書を読み、議論を通してその理解を深める。
②多文化主義に対する賛否の主張を理解したうえで、現在の日本の多文化共生の実践につ
いて議論を通して理解する。
達成目標:①多文化主義の思想的特徴や課題、発生の経緯を理解できるようになる。
②現在の日本の多文化共生の実態を理解し、今後の可能性について独自の見解を持つこと
ができるようになる。
授業計画: 1. 演習の進め方、レジュメの作成方法、参加者の自己紹介
2. 多文化主義についての基礎理解のための講義①
3. 多文化主義についての基礎理解のための講義②
4. 多文化主義の歴史的展開:カナダの事例
5. 多文化主義の歴史的展開:オーストラリアの事例
6. 多文化主義の歴史的展開:アメリカの事例
7. 多文化主義の歴史的展開:ヨーロッパの事例
8. 多文化主義とナショナリズム研究:原初主義 VS 近代主義
9. 多文化主義とグローバリゼーション
10. 多文化主義と「他者」をめぐる思想
11. 「正義」の複数性
12. 日本における多文化共生:「共生」概念
13. 日本における多文化共生:「在日問題」
14. 日本における多文化共生:グローバル化以降
15. 多文化共生と東日本大震災
成績評価方法:授業中の議論 70%、報告 30%
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:多文化主義とディアスポラ(戴エイカ著、明石書店)
参考文献:授業のはじめに指示
履修上の注意:開講時に伝える。
基
煥
現代社会論特論 II Lecture in Contemporary Society II
郭
テ ー マ:社会的マイノリティとアイデンティティ
講義内容:①会的マイノリティとアイデンティティに関わる論文または著書を読み、議論を通してそ
の理解を深める。
②脱アイデンティティ論に関わる論文または著書を読み、議論を通してその理解を深め
る。
達成目標:①アイデンティティにかかわる社会学の見方を理解することができるようになる。
②社会的マイノリティの取りうるアイデンティティをめぐる諸戦略について理解できるよ
うになる。
授業計画: 1. 演習の進め方、レジュメの作成方法、参加者の自己紹介
2. アイデンティティについての基礎理解のための講義
3. 脱アイデンティティ論についての基礎理解のための講義
4. アイデンティティの諸理論①:フロイト
5. アイデンティティの諸理論②:エリクソン
6. アイデンティティの諸理論③:ゴフマン
7. アイデンティティの諸理論④:構築主義
8. アイデンティティの諸理論⑤:バトラー(A)
9. アイデンティティの諸理論⑥:バトラー(B)
−339−
戻る
10. アイデンティティとマイノリティの戦略
11. アイデンティティと社会運動:公民権運動
12. アイデンティティと社会運動:「障がい者」運動
13. アイデンティティと社会運動:ゲイレズビアン運動
14. アイデンティティと社会運動:在日の運動
15. アイデンティティと抵抗
成績評価方法:授業中の議論 70%、報告 30%
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:差別と抵抗の現象学(郭基煥著、新泉社)
参考文献:社会学キーコンセプト(ニッククロスリー、西原和久他訳、新泉社)
履修上の注意:開講時に伝える。
経済史特論 A-I Lecture in Economic History A-I
本
年
度
休
講
経済史特論 A-II Lecture in Economic History A-II
本
年
度
休
講
しら
とり
けい
し
鳥
圭
志
経済史特論 B-I Lecture in Economic History B-I
白
テ ー マ:池享氏の日本中近世移行論
講義内容:この授業では、近年における日本中近世移行論の動向を勉強する。具体的には、この分野
の代表的論者である池享氏の諸著作を取り上げて、その研究内容を検討する。
達成目標:池享氏の日本中近世移行論の特徴をできるだけ多面的に理解する。
授業計画:第 1 回 導入
第 2 回 テキスト(『東国の戦国争乱と織豊政権』第 1 章)の講読
第 3 回 テキスト(『東国の戦国争乱と織豊政権』第 2 章)の講読
第 4 回 テキスト(『東国の戦国争乱と織豊政権』第 3 章)の講読
第 5 回 テキスト(『東国の戦国争乱と織豊政権』第 4 章)の講読
第 6 回 テキスト(『東国の戦国争乱と織豊政権』第 5 章)の講読
第 7 回 テキスト(『日本中近世移行論』第 1 章)の講読
第 8 回 テキスト(『日本中近世移行論』第 2 章)の講読
第 9 回 テキスト(『日本中近世移行論』第 3 章)の講読
第10回 テキスト(『日本中近世移行論』第 4 章)の講読
第11回 テキスト(『日本中近世移行論』第 5 章)の講読
第12回 テキスト(『戦国大名と一揆』第 1 章)の講読
第13回 テキスト(『戦国大名と一揆』第 2 章)の講読
第14回 テキスト(『戦国大名と一揆』第 3 章)の講読
第15回 本授業を踏まえて、何を得ることができたかという点についての参加者の発表
成績評価方法:最終回での発表内容で達成目標に到達しているか判断する。
学修に必要な準備:指定された文献のみならず、図書館で関連文献を検索し、必ず複数の文献を読ん
で論点を挙げてくること。これが行われない場合、成績評価は低くなるし、最悪の場合、
単位の認定はできないことになる。あと、当然ながら、指定されたテキストは必ず購入す
ること。この授業は、高価なテキストを多数用いるという意味で、金銭負担が重い授業で
ある。もし、受講するのであれば、この点も覚悟されたい。
関連して受講することが望ましい科目:経済学研究科の諸科目をバランスよく履修すること。あと、
文学研究科の七海雅人先生の日本中世史関係、竹井英文先生の日本近世史関係の授業を必
ず受講すること。
テキスト:とりあえず、池享『東国の戦国争乱と織豊政権』吉川弘文館、2012 年を皮切りに同『日
本中近世移行論』同成社、2010 年、同『戦国大名と一揆』吉川弘文館、2009 年など、池
−340−
戻る
氏の著作をできる限り読み進める。
参考文献:講義中に、適宜、指示するが、とりあえず、池氏の恩師にあたる永原慶二『日本経済史』、
岩波書店、1980 年は、最低でも読んでおくこと
履修上の注意:初回の授業で話をする。それを守ることに同意できる方のみ受講されたい。なお、初
回の授業には必ず参加すること。不参加の場合、受講は認めない。また、当方が正当と認
めない欠席が 3 度目になった時点で単位認定は行わない。これらの点に注意すること。そ
の他は開講時に伝える。
しら
とり
けい
し
えん
どう
かず
お
鳥
圭
志
経済史特論 B-II Lecture in Economic History B-II
白
テ ー マ:池享氏の日本中近世移行論
講義内容:この授業では、近年における日本中近世移行論の動向を勉強する。具体的には、この分野
の代表的論者である池享氏の諸著作を取り上げて、その研究内容を検討する。
達成目標:池享氏の日本中近世移行論の特徴をできるだけ多面的に理解する。
授業計画:第 1 回 導入
第 2 回 テキスト(『戦国期の地域社会と権力』第 1 章)の講読(ゼミ形式で報告を割り
当てる)
第 3 回 テキスト(『戦国期の地域社会と権力』第 2 章)の講読
第 4 回 テキスト(『戦国期の地域社会と権力』第 3 章)の講読
第 5 回 テキスト(『戦国期の地域社会と権力』第 4 章)の講読
第 6 回 テキスト(『戦国期の地域社会と権力』第 5 章)の講読
第 7 回 テキスト(『戦国期の地域社会と権力』第 6 章)の講読
第 8 回 テキスト(『戦国・織豊期の武家と天皇』第 1 章)の講読
第 9 回 テキスト(『戦国・織豊期の武家と天皇』第 2 章)の講読
第10回 テキスト(『戦国・織豊期の武家と天皇』第 3 章)の講読
第11回 テキスト(『戦国・織豊期の武家と天皇』第 4 章)の講読
第12回 テキスト(『戦国・織豊期の武家と天皇』第 5 章)の講読
第13回 テキスト(『戦国・織豊期の武家と天皇』第 6 章)の講読
第14回 テキスト(『銭貨』)の講読。
第15回 本授業を踏まえて、何を得ることができたかという点についての参加者の発表
成績評価方法:最終回の発表で達成目標に到達しているかどうかを判断する。
学修に必要な準備:指定された文献のみならず、図書館で関連文献を検索し、必ず複数の文献を読ん
で論点を挙げてくること。これが行われない場合、成績評価は低くなるし、最悪の場合、
単位の認定はできないことになる。あと、当然ながら、指定されたテキストは必ず購入す
ること。この授業は、高価なテキストを多数用いるという意味で、金銭負担が重い授業で
ある。もし、受講するのであれば、この点も覚悟されたい。
関連して受講することが望ましい科目:経済史特論 B-I と同様。
テキスト:経済史特論 B-II に引き続き『戦国期の地域社会と権力』吉川弘文館、2010 年など池氏の
諸著作を読み進める。
参考文献:講義中に、適宜、指示するが、とりあえず、池氏の恩師にあたる永原慶二『日本経済史』
岩波書店、1980 年は、最低でも読んでおくこと。
履修上の注意:初回の授業で話をする。それを守ることに同意できる方のみ受講されたい。なお、初
回の授業には必ず参加すること。不参加の場合、受講は認めない。また、当方が正当と認
めない欠席が 3 度目になった時点で単位認定は行わない。これらの点に注意すること。そ
の他は開講時に伝える。
藤
和
朗
経済学史特論 A-I Lecture in the History of Economic Thought A-I
遠
テ ー マ:アダム・スミス研究
講義内容:アダム・スミスは、日常生活のなかで生産活動にたずさわり、自分自身の幸福を求めよう
−341−
戻る
と努力しているあるがままの人間を観察と経験によって把握し、その人間にふさわしい生
き方と社会のあり方を探究した。それがスミスの道徳哲学と経済学の課題である。
本講義ではスミスの道徳哲学と経済学について研究を深めることにする。
達成目標:○スコットランド啓蒙について理解を深める。
○経済学の誕生について理解を深める。
○古典研究の現代的意義を探る。
授業計画:第 1 回 スミスの生涯と著作(1)−誕生からグラスゴウ大学教授就任まで
第 2 回 スミスの生涯と著作(2)−『道徳感情論』の出版から『国富論』出版まで
第 3 回 スミスの生涯と著作(3)−『国富論』出版以後
第 4 回 道徳哲学の課題
第 5 回 自然神学
第 6 回 同感と想像力
第 7 回 一般的諸規則
第 8 回 市民社会の三つの徳
第 9 回 自然的正義と実定法
第10回 経済的動機と富裕
第11回 政治的動機
第12回 法学
第13回 政府の成立と自由の合理的体系
第14回 法学と経済学
第15回 レポート課題の発表
成績評価方法:授業での報告とレポートによって総合的に評価する。
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:適宜指示する。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:開講時に伝える。
えん
どう
かず
お
藤
和
朗
経済学史特論 A-II Lecture in the History of Economic Thought A-II
遠
テ ー マ:アダム・スミス研究
講義内容:アダム・スミスは、日常生活のなかで生産活動にたずさわり、自分自身の幸福を求めよう
と努力しているあるがままの人間を観察と経験によって把握し、その人間にふさわしい生
き方と社会のあり方を探究した。それがスミスの道徳哲学と経済学の課題である。
本講義ではスミスの道徳哲学と経済学について研究を深めることにする。
達成目標:○スコットランド啓蒙について理解を深める。
○経済学の誕生について理解を深める。
○古典研究の現代的意義を探る。
授業計画:第 1 回 『国富論』の課題
第 2 回 経済社会の思想的背景
第 3 回 国富の概念
第 4 回 分業
第 5 回 資本蓄積
第 6 回 商業社会と交換価値
第 7 回 自然価格と市場価格
第 8 回 スミスの歴史認識
第 9 回 アメリカ問題
第10回 為政者像と為政者の役割
第11回 古典派経済学
−342−
戻る
第12回 スミスとリカードウ
第13回 スミスとマルサス
第14回 スミスと J.S. ミル
第15回 レポート課題の発表
成績評価方法:授業での報告とレポートによって総合的に評価する。
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:適宜指示する。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:開講時に伝える。
お
ぬま
そう
いち
お
ぬま
そう
いち
沼
宗
一
経済学史特論 B-I Lecture in the History of Economic Thought B-I
小
テ ー マ:古典派経済思想の歴史
講義内容:リカードウと J.S. ミルを中心に、古典派経済思想の歴史について講義する。
達成目標:①リカードウの価値論について説明することができる。
② J.S. ミルの停止状態論について説明することができる。
授業計画:
(演習計画)
第 1 回 リカードウの時代背景
第 2 回 地金論争期のリカードウ
第 3 回 『利潤論』の理論構成
第 4 回 『原理』の価値論
第 5 回 穀物価値論の重要性
第 6 回 価値の理論と自由貿易の思想
第 7 回 リカードウの因果論的分析方法
第 8 回 リカードウの地主支配体制批判
第 9 回 「労働の市場価格」と「労働の自然価格」
第10回 リカードウと現代
第11回 J.S. ミルの停止状態論
第12回 J.S. ミルの生産・分配峻別論
第13回 J.S. ミルの利潤率低下論
第14回 J.S. ミルの人間的進歩の思想
第15回 J.S. ミルと現代
成績評価方法:授業における発表(50%)と課題レポート(50%)により評価する。
学修に必要な準備:授業前にテキストや参考文献の該当箇所を読み、要約しておくこと。授業中に報
告してもらうこともある。
関連して受講することが望ましい科目:経済学史特論 A-1、経済学史特論 A-2
テキスト:小沼宗一『イギリス経済思想史[増補版]』(創成社、2007 年)
参考文献:小沼宗一『経済思想史』(創成社、2011 年)
履修上の注意:オフィスアワーは開講時に指示する。
沼
経済学史特論 B-II Lecture in the History of Economic Thought B-II
小
テ ー マ:現代経済思想の歴史
講義内容:マーシャルとケインズを中心に、現代経済思想の歴史について講義する。
達成目標:①マーシャルの経済進歩論について説明することができる。
②ケインズの資本主義観について説明することができる。
授業計画:第 1 回 マーシャルの時代背景
第 2 回 マーシャルの経済進歩論
第 3 回 マーシャル経済学の課題
−343−
宗
一
戻る
第 4 回 賃金基金説批判
第 5 回 有機的成長の思想
第 6 回 マーシャルの教育論
第 7 回 マーシャルと現代
第 8 回 ベンサムの功利主義
第 9 回 J.S. ミルのベンサム批判
第10回 功利主義とケインズ
第11回 ケインズの階級論的社会観
第12回 ケインズの資本主義観
第13回 政府のアジェンダ
第14回 政府のノン・アジェンダ
第15回 ケインズと現代
成績評価方法:授業における発表(50%)と課題レポート(50%)により評価する。
学修に必要な準備:授業前にテキストや参考文献の該当箇所を読み、要約しておくこと。授業中に報
告してもらうこともある。
関連して受講することが望ましい科目:経済学史特論 A-1, 経済学史特論 A-2
テキスト:小沼宗一『イギリス経済思想史[増補版]』(創成社、2007 年)
参考文献:小沼宗一『経済思想史』(創成社、2011 年)
履修上の注意:オフィスアワーは開講時に指示する。
研究科特論
本
あ
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年
度
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休
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講
そ
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ミクロ経済学演習 Seminar in Microeconomics
アレイ ウィルソン
テ ー マ:ミクロ経済学の基本的学習と新しい展開
講義内容:登録希望者と相談して決める。
達成目標:ミクロ経済学的な現象を理解・説明し、また、解決策を提案できること。
授業計画:第 1 回 概要
第 2 ∼ 30 回 発表・議論
成績評価方法:報告・討議の内容とレポートから総合的に評価する。
学修に必要な準備:新聞等の経済ニュースをチェックすること。
関連して受講することが望ましい科目:ミクロ経済学特論 I・II、マクロ経済学特論 I・II
テキスト:講義開講時に指示する。
参考文献:講義開講時に指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは開講時にお知らせする。
たか
はし
しゅう
えつ
橋
秀
悦
マクロ経済学演習 Seminar in the Macroeconomics
高
テ ー マ:マクロ経済学演習
講義内容:この「演習」は、
「マクロ経済学」を専攻する大学院生を対象に、「マクロ経済学特論 I・
II」の内容をよりいっそう深く研究するための「演習」である。そのため、この「演習」
では、
「マクロ経済学特論 I・II」を受講していることを前提として、各自の研究報告の仕
方や小論文の作成に重点をおいた教育指導・研究指導が行われます。
達成目標:大学院生が日本のマクロ経済構造を十分に理解した上で、マクロ経済学研究に関する修士
論文を作成できるようになること。
授業計画:<前期>
第 1 回 大学院生の報告:国民経済計算(SNA)と経済循環
第 2 回 「SNA」についての討議と論文作成指導
第 3 回 大学院生の報告:生産性と雇用
第 4 回 大学院生の報告:長期の消費、貯蓄と設備投資①
−344−
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第 5 回 大学院生の報告:長期の消費、貯蓄と設備投資②
第 6 回 大学院生の報告:経済成長
第 7 回 大学院生の報告:貨幣と物価
第 8 回 「マクロ経済の長期動向」についての討議と論文作成指導①
第 9 回 「マクロ経済の長期動向」についての討議と論文作成指導②
第10回 大学院生の報告:景気循環のデータ分析
第11回 大学院生の報告:景気循環理論
第12回 「景気循環」についての討議と論文作成指導
第13回 大学院生の報告:マクロ経済の一般均衡①
第14回 大学院生の報告:マクロ経済の一般均衡②
第15回 「マクロ経済の一般均衡」についての討議と論文作成指導
<後期>
第 1 回 大学院生の報告:現代古典派の景気循環モデル①
第 2 回 大学院生の報告:現代古典派の景気循環モデル②
第 3 回 「現代古典派の景気循環モデル」についての討議と論文作成指導
第 4 回 大学院生の報告:重複世代モデル①
第 5 回 大学院生の報告:重複世代モデル②
第 6 回 大学院生の報告:重複世代モデル③
第 7 回 「重複世代モデル」についての討議と論文作成指導
第 8 回 大学院生の報告:内生的成長モデル①
第 9 回 大学院生の報告:内生的成長モデル②
第10回 「内生的成長モデル」についての討議と論文作成指導
第11回 大学院生の報告:ケインズ主義①
第12回 大学院生の報告:ケインズ主義②
第13回 大学院生の報告:ケインズ主義③
第14回 「ケインズ主義」についての討議と論文作成指導
第15回 1 年のまとめと論文作成指導
成績評価方法:論文(60%)、プレゼンテーション(30%)、質疑応答(10%)。
学修に必要な準備:研究資料を十分に読み込むとともに、プレゼンテーションに配慮した準備をする
こと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:講義の中で、関連する論文等を指示する。
参考文献:Abel, A.B., Bernanke, B.S., and D. Croushore, Macroeconomics, 7th edition, Pearson, 2011.
履修上の注意:開講時に伝えます。
はら
だ
よし
のり
田
善
教
経済原論演習 Seminar in the Principle of Economics
原
テ ー マ:現代資本主義の構造分析∼ 1929 年世界大恐慌を巡って
講義内容:①現代資本主義の抱える諸問題を受講者の興味関心に沿って取り上げる。
②そのテーマを理論的に分析し、発表する。
③演習参加者と議論することによって理解を深める。
④最終的な成果をレポートとして提出する。
達成目標:①現代資本主義の諸問題を自ら発見し、それを理論的に分析することができるようになる。
②その結果を、正確にレジュメにして報告することができるようになる。
③演習での議論を通じ深められた成果をレポートとして作成できるようになる。
授業計画:第 1 回 演習の進め方、参加者の自己紹介と興味関心事項の発表
第 2 回 参加者のテーマ設定
第 3 回∼第 27 回 参加者のテーマに基づいた基本文献や諸論文の報告とそれに対する議論
第 28 ∼ 29 回 参加者のレポート作成について助言
−345−
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第 30 回 参加者のレポート発表と講評
※第 16 回あたりで参加者のレポート作成の中間報告を求めることもあります。
成績評価方法:通常の授業の中で報告や議論の様子を 50%、レポートを 50% として成績評価する。
学修に必要な準備:
① テキストの当該箇所に関連する文献等をよく読み込んで受講すること。
② 現実の経済社会の変化を発見できるように、新聞などをよく読むこと。
関連して受講することが望ましい科目:財政学特論 II、金融論特論など
テキスト:佗美光彦『世界大恐慌』御茶の水書房、1994 年
参考文献:吉富勝『アメリカの大恐慌』日本評論社、1965 年、柴田徳太郎『大恐慌と現代資本主義』
東洋経済新報社、1996 年、小林真之『株式恐慌とアメリカ証券市場』北大図書刊行会、
1998 年、小林真之『アメリカ銀行恐慌と預金保護政策』北大出版会、2009 年ほか
履修上の注意:連絡先やオフィスアワーについては開講時に伝える。
いずみ
まさ
き
正
樹
社会経済学演習 Seminar in Political Economy
泉
テ ー マ:資本主義経済の基本構造を理解する
講義内容:マルクス経済学の原理論の領域に焦点を絞って、資本主義経済の論理的な再構成を行う。
達成目標:① 資本主義経済の基本的な諸関係を原理的に説明できる。
② 現在の原理論研究において何が問題となっているのかを説明できる。
③ 原理論研究の領域からテーマを選び出してレポートが作成できる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス(原理論研究の現在)
第 2 回 方法論について(現実と理論、宇野弘蔵の見解)
第 3 回 方法論について(メタモデル)
第 4 回 商品について(モノと商品とのちがい)
第 5 回 商品について(価値表現:見えないものの見方)
第 6 回 商品について(市場を構成する:商品経済的論理と外的条件)
第 7 回 貨幣について(売買の意味、価値実現)
第 8 回 貨幣について(貨幣の諸機能:価値尺度、流通手段、蓄蔵貨幣)
第 9 回 貨幣について(販売の困難性と市場の変形)
第10回 資本について(貨幣価値の不可知性から資本へ)
第11回 資本について(自己増殖する価値の運動体、流通費用)
第12回 資本について(利潤率を高める方法)
第13回 労働について(目的意識的活動)
第14回 労働について(労働組織:協業・分業)
第15回 労働について(資本主義的労働組織:マニュファクチュア・機械制大工業、賃
金制度)
第16回 社会的再生産について(生産と消費)
第17回 社会的再生産について(モノの世界へのヒトの介入:補填と取得)
第18回 社会的再生産について(資本主義的生産編成:価値増殖の社会的根拠、労働市
場の構造)
第19回 社会的再生産について(剰余価値の資本への転化)
第20回 費用価格と利潤(利潤率の均等化、一般的利潤率)
第21回 生産価格(単純な価格機構)
第22回 商業資本(販売過程の代位、分化論)
第23回 商業信用(信用売買が生じる契機)
第24回 商業信用(個別的に先取された将来の貨幣)
第25回 銀行信用(社会的に先取りされた将来の貨幣、銀行資本)
第26回 銀行信用(銀行間組織、債券市場)
第27回 株式資本(結合資本、株式市場)
−346−
戻る
第28回 景気循環(現実と理論、好況と不況)
第29回 景気循環(恐慌)
第30回 まとめ(資本主義の原理像:変容を生みだす基盤)
成績評価方法:報告とレポートに基づいて総合的に評価する。
学修に必要な準備:各回の検討箇所を事前に熟読しておく。
関連して受講することが望ましい科目:経済原論特論 I・II、社会経済学特論 I・II
テキスト:小幡道昭『経済原論 基礎と演習』東京大学出版会、2009 年
参考文献:宇野弘蔵『経済原論』岩波全書、1964 年
日高 普『経済原論』有斐閣選書、1983 年
伊藤 誠『資本主義経済の理論』岩波書店、1984 年
山口重克『経済原論講義』東京大学出版会、1985 年
履修上の注意:担当者の連絡先、オフィスアワー等については開講時に説明する。
金融論演習
本
年
度
休
講
産業組織論演習 Seminar in Industrial Organization
倉
田
洋
テ ー マ:産業組織論の展開
講義内容:この講義では、産業組織論分野で研究テーマを見つけられるよう、応用的トピックを取り
上げる。前期は広告、研究開発、カルテル、合併、垂直的取引制限の 5 つのトピックに関
する理論的・実証的分析について学ぶ。後期は、前期に扱ったトピックと、産業組織論特
論 II で扱うトピックの中から、自らの興味ある論文を選び、研究テーマを見つける。報
告・議論を通じ、参加者の研究能力を高め、最終的に小論文を完成させる。
達成目標:① 産業組織論の応用トピックを理解し、説明できるようになる。
② 産業組織論の分野で自分の興味あるテーマを見つけ、理論モデルを作成し、論理的説
明・具体的提言ができるようになる。
授業計画:第 1 回 不完全情報と広告(1) 広告の役割
第 2 回 不完全情報と広告(2) 品質のシグナルとしての広告
第 3 回 不完全情報と広告(3) 参入障壁としての広告
第 4 回 研究開発(1) 研究開発と技術革新
第 5 回 研究開発(2) シュンペーター仮説
第 6 回 研究開発(3) 技術スピルオーバー
第 7 回 カルテルと暗黙の協調(1) カルテルとは
第 8 回 カルテルと暗黙の協調(2) 繰り返しゲーム;暗黙の協調
第 9 回 カルテルと暗黙の協調(3) カルテルと利益率の実証研究
第10回 合併(1) 合併の形態と企業結合批判
第11回 合併(2) 合併と社会的厚生
第12回 合併(3) 合併規制におけるシェア基準
第13回 垂直的取引制限(1) 垂直的取引関係における最適化
第14回 垂直的取引制限(2) 再販とフランチャイズ
第15回 垂直的取引制限(3) ブランド内競争とブランド間競争
第16回 前期課題レポート発表
第17∼29回 前期項目および産業組織論特論 II の項目からテーマを選び、関連論文を報告
第30回 後期課題レポート発表
成績評価方法:発表(20%)、質疑応答(20%)、レポート(60%)
学修に必要な準備:初級・中級レベルのミクロ経済学の復習をしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:ミクロ経済学特論 I・II、産業組織論特論 I・II
テキスト:小田切宏之『新しい産業組織論』有斐閣、2001 年
参考文献:開講時に指定する。
−347−
戻る
履修上の注意:特になし。
公共経済論演習 Seminar in Public Economics
本
きく
年
ち
度
休
と
し
講
こ
経済モデル・シミュレーション演習 Seminar in Economic Model Simulation
菊 地 登 志 子
テ ー マ:経済学におけるエージェント・シミュレーションの可能性
講義内容:受講生の研究テーマをもとに、テーマに関する文献を読む。そこから、エージェントモデ
ルをどのように構築すればよいのかを検討する。作成したモデルを用いてシミュレーショ
ンを行い、シミュレーション結果を論文としてまとめる。
達成目標:テーマとして取り上げた経済現象を、いかにしてモデル化するのかを体得し、そのシミュ
レーション結果から得られた新たな知見を論文としてまとめる。
授業計画:第 1 回 研究テーマについての詳細な検討
第 2 回 研究テーマについての詳細な検討
第 3 回 関連する文献をよむ
第 4 回 関連する文献をよむ
第 5 回 関連する文献をよむ
第 6 回 関連する文献をよむ
第 7 回 関連する文献をよむ
第 8 回 関連する文献をよむ
第 9 回 関連する文献をよむ
第10回 関連する文献をよむ
第11回 モデルの構築
第12回 モデルの構築
第13回 モデルの構築
第14回 モデルの構築
第15回 モデルの構築
第16回 モデルの構築
第17回 モデルの構築
第18回 モデルの構築
第19回 モデルの構築
第20回 モデルに基づくシミュレーションと論文作成
第21回 モデルに基づくシミュレーションと論文作成
第22回 モデルに基づくシミュレーションと論文作成
第23回 モデルに基づくシミュレーションと論文作成
第24回 モデルに基づくシミュレーションと論文作成
第25回 モデルに基づくシミュレーションと論文作成
第26回 モデルに基づくシミュレーションと論文作成
第27回 モデルに基づくシミュレーションと論文作成
第28回 モデルに基づくシミュレーションと論文作成
第29回 モデルに基づくシミュレーションと論文作成
第30回 モデルに基づくシミュレーションと論文作成
成績評価方法:平常点と論文。
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:特になし
履修上の注意:開講時に伝えます。
−348−
戻る
ます
や
けん
じ
まえ
だ
しゅう
や
経済倫理学演習 Seminar in Ethics of Economy
舛
谷
謙
二
テ ー マ:経済倫理学の諸問題
講義内容:受講者の研究課題に沿いつつ経済倫理学における諸問題について検討します。
達成目標:受講者の研究課題に関する先行研究等を概観して問題の所在や構造を明確にし考察を加え
て、最終的には論文を作成することを目標とします。
授業計画:第 1 回 イントロダクション
第 2 回 研究課題の選択(受講者の報告と質疑応答)1
第 3 回 研究課題の選択(受講者の報告と質疑応答)2
第 4 回 研究課題の選択(受講者の報告と質疑応答)3
第 5 回 研究課題の選択(受講者の報告と質疑応答)4
第 6 回 研究課題の選択(受講者の報告と質疑応答)5
第 7 回 研究課題の選択(受講者の報告と質疑応答)6
第 8 回 研究課題の選択(受講者の報告と質疑応答)7
第 9 回 研究課題の選択(受講者の報告と質疑応答)8
第10回 研究課題についての先行研究等の検討(受講者の報告と質疑応答)1
第11回 研究課題についての先行研究等の検討(受講者の報告と質疑応答)2
第12回 研究課題についての先行研究等の検討(受講者の報告と質疑応答)3
第13回 研究課題についての先行研究等の検討(受講者の報告と質疑応答)4
第14回 研究課題についての先行研究等の検討(受講者の報告と質疑応答)5
第15回 研究課題についての先行研究等の検討(受講者の報告と質疑応答)6
第16回 研究課題についての先行研究等の検討(受講者の報告と質疑応答)7
第17回 研究課題の構造化(受講者の報告と討論)1
第18回 研究課題の構造化(受講者の報告と討論)2
第19回 研究課題の構造化(受講者の報告と討論)3
第20回 研究課題の構造化(受講者の報告と討論)4
第21回 研究課題の構造化(受講者の報告と討論)5
第22回 研究課題の構造化(受講者の報告と討論)6
第23回 研究課題の構造化(受講者の報告と討論)7
第24回 研究課題の構造化(受講者の報告と討論)8
第25回 研究課題の考察(受講者の報告と討論)1
第26回 研究課題の考察(受講者の報告と討論)2
第27回 研究課題の考察(受講者の報告と討論)3
第28回 研究課題の考察(受講者の報告と討論)4
第29回 研究課題の考察(受講者の報告と討論)5
第30回 研究論文の提出
成績評価方法:毎回の報告・討論の内容(50%)、論文(50%)で評価します。
学修に必要な準備:指示する文献を精読の上、毎回レポートを作成して授業に臨むこと。
関連して受講することが望ましい科目:特にありません。
テキスト:授業時間中に適宜指示します。
参考文献:授業時間中に適宜指示します。
履修上の注意:開講時に伝えます。
田
修
也
経済統計学演習 Seminar in Economic Statistics
前
テ ー マ:経済統計学の諸問題
講義内容:具体的データの読み方および分析手法の基礎から応用までを解説し経済統計の今後の課題
を提示する。
達成目標:本演習を受講することによって、各種経済リポートを読みこなすことはもちろん、現実の
データを捉えて分析し、判断できるような知識を修得することができる。
−349−
戻る
授業計画:第 1 回 経済学と統計学①
第 2 回 経済学と統計学②
第 3 回 センサス・データ①
第 4 回 センサス・データ②
第 5 回 標本調査①
第 6 回 標本調査②
第 7 回 時系列データ①
第 8 回 時系列データ②
第 9 回 指数①
第10回 指数②
第11回 人口と労働力①
第12回 人口と労働力②
第13回 賃金と労働市場①
第14回 賃金と労働市場②
第15回 家計―所得と貯蓄・消費①
第16回 家計―所得と貯蓄・消費②
第17回 景気変動①
第18回 景気変動②
第19回 平均値利用の諸問題①
第20回 平均値利用の諸問題②
第21回 単純回帰と経済的関係の測定①
第22回 単純回帰と経済的関係の測定②
第23回 経済時系列分析①
第24回 経済時系列分析②
第25回 多元回帰分析①
第26回 多元回帰分析②
第27回 分散分析①
第28回 分散分析②
第29回 現代における経済統計の課題
第30回 まとめ
成績評価方法:報告・討議(60%)の内容とレポート等(40%)
学修に必要な準備:詳細な準備事項のリスト等に関しては、新年度の最初の時間に配布する。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:受講生との相談の上で決める。
参考文献:受講生との相談の上で決める。
履修上の注意:オフィスアワーの時間帯に関しては、開講時に連絡する。
に
しょう
じ
しょう
いち
東北経済論 A 演習 Seminar in the Economy of the Tohoku Area A
仁 昌 寺 正 一
テ ー マ:地域市場史研究
講義内容:近年、人々の日常生活に密着する生鮮食料品配給機構としてのいわゆる市場(いちば)の
変遷を視座に据えて、近代における都市の発展史を跡づける研究が進められている。本講
義では、このような研究の方法を採用して、東北地方の拠点都市である仙台市の近代史の
特徴の把握を試みる。また、東北地方と類似する後進地的立場にあった沖縄県との歴史的
展開過程の比較も行う。
達成目標:①近代における生鮮食料品供給機構としての市場(いちば)の変遷を辿ることによって、
近代都市の発展史の特徴をより一層深く理解できる。
②市場(いちば)に視座を置くことで、近代の日本経済・東北経済の発達史を民衆の生活
史という視点から捉えなおすことができる。
−350−
戻る
授業計画:明治期、大正期、昭和前期の順序で、仙台を対象にした生鮮食料品市場流通の特徴を考察
する。より具体的には、以下の順序で進めていく。
1.地域市場史研究の視点と方法
2.地方都市史研究の概観
3.近代における地方都市と生鮮食料品流通システムの特徴
4.明治期の地方都市・仙台の生鮮食料品市場流通の課題
5.「三新法」(明治 11 年)下の生鮮食料品流通問題
6.市制施行下の地方都市と市場(いちば)の近代化
7.仙台市における青物市場(あおものいちば)の近代化(ケース・スタディ)
8.市場法案(明治 40 年)の経済史的意味
9.生産調査会の成立(明治 43 年)と市場(いちば)改革
10.大正期における地方都市と生鮮食料品流通システムの特徴
11.第 1 次世界大戦時における都市問題の激化と地方都市の変貌
12.地方都市における公設(こうせつ)市場(しじょう)の登場
13.仙台市における公設市場の開設(ケース・スタディ)
14.中央卸売市場法の成立(大正 12 年)と地方都市
15.
「宮城県食品市場規則」公布(昭和 3 年)下の仙台市の青物市場と魚市場(ケース・
スタディ)
16.仙台市中央卸売市場開設計画とその挫折(ケース・スタディ)
17.戦時期配給統制下の地方都市の生鮮食料品流通システム
18.復興期の地方都市とその生鮮食料品流通システム
19.仙台市中央卸売市場の開設(昭和 35 年)
20.高度経済成長時の地方都市の生鮮食料品流通システム
21.農林省の食料品供給施設設置事業と公設市場の建設
22.仙台市中央卸売市場における花き部門の登場(ケース・スタディ)
23.安定成長下の地方都市の生鮮食料品卸売システム
24.経済のグローバル化の進展と地方都市の生鮮食料品流通システム
25.規制緩和の推進と生鮮食料品卸売市場の変化
26.仙台市における公設市場の廃止(ケース・スタディ)
27.卸売市場法の改正と生鮮食料品流通システムの再編
28.沖縄県糸満市の魚市場開設問題(ケース・スタディ)
29.沖縄県那覇市の公設市場(ケース・スタディ)
30.総括
成績評価方法:数回の小論文の提出(50%)、口頭試験(50%)。
学修に必要な準備:毎回予習・復習を欠かさずに行うようにすること。
関連して受講することが望ましい科目:東北経済論特論A−Ⅰ、東北経済論特論A−Ⅱ
テキスト:原田政美著『近代日本市場史の研究』(そしえて、1991 年)
参考文献:藤田貞一郎著『近代日本経済史研究の新視角』(清文堂、2003 年)
廣田誠著『近代日本の日用品小売市場』(清文堂、2007 年)
履修上の注意:積極的に議論に参加する学生を歓迎する。その他は開講時に伝える。
オフィスアワーは、毎週月曜日の 11:00 ∼ 12:00 である。__
東北経済論演習 B Seminar in the Economy of Northeast Japan
本
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年
はし
度
休
しゅう
講
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秀
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日本経済論演習 Seminar in the Japanese Economy
高
テ ー マ:日本経済の構造変化と世界経済
講義内容:この「演習」は、
「日本経済論」を専攻する大学院生を対象に、「日本経済論特論 I・II」
の内容をよりいっそう深く研究するための「演習」である。そのため、この「演習」で
−351−
戻る
は、
「日本経済論特論 I・II」を受講していることを前提として、各自の研究報告の仕方や
小論文の作成に重点をおいた教育指導・研究指導が行われます。
達成目標:大学院生が日本のマクロ経済構造を十分に理解した上で、日本経済研究に関する修士論文
を作成できるようになること。
授業計画:<前期>
第 1 回 大学院生の報告:SNA(国民経済計算)と経済循環
第 2 回 大学院生の報告:日本の経済成長
第 3 回 大学院生の報告:SNA からみた産業構造
第 4 回 「SNA」についての討議と論文作成指導
第 5 回 大学院生の報告:消費と貯蓄の動向
第 6 回 大学院生の報告:設備投資・建設投資の動向
第 7 回 大学院生の報告:海外勘定と貿易構造
第 8 回 「総需要の動向」についての討議と論文作成指導
第 9 回 大学院生の報告:資金循環と金融構造
第10回 大学院生の報告:国民資産と国富構造
第11回 「SNA からみた金融構造・国富構造」についての討議と論文作成指導
第12回 大学院生の報告:金融・経済危機と日本経済 ①
第13回 大学院生の報告:金融・経済危機と日本経済 ②
第14回 大学院生の報告:金融・経済危機と世界経済
第15回「金融・経済危機と日本経済・世界経済」についての討議と論文作成指導
<後期>
第 1 回 大学院生の報告:金融・経済危機後のアメリカ経済の動向と日本経済
第 2 回 大学院生の報告:金融・経済危機後のユーロ圏・イギリス経済の動向と日本経済
第 3 回 大学院生の報告:金融・経済危機後の中国経済の動向と日本経済
第 4 回 大学院生の報告:金融・経済危機後のインド経済・ASEAN 経済の動向と日本経済
第 5 回 大学院生の報告:日本の経済政策の方向性
第 6 回 「金融・経済危機後の各国経済の動向」についての討議と論文作成指導
第 7 回 大学院生の報告:東アジアの経済成長と日本経済
第 8 回 大学院生の報告:東アジア的経済成長の特徴(逆 U 字型収束過程)
第 9 回 大学院生の報告:東アジアの経済構造の変化と日本経済
第10回 「日本経済と東アジアの経済」についての討議と論文作成指導
第11回 大学院生の報告:経済成長の収束仮説(ソローモデル)
第12回 大学院生の報告:構造変化と内在的成長(AK モデル)
第13回 大学院生の報告:収束仮説の実証研究
第14回 「収束仮説」についての討議と論文作成指導
第15回 1 年のまとめと論文作成指導
成績評価方法:論文(60%)、プレゼンテーション(30%)、質疑応答(10%)。
学修に必要な準備:研究資料を十分に読み込むとともに、プレゼンテーションに配慮した準備をする
こと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:テーマ 1:内閣府経済社会総合研究所 『平成 26 年版国民経済計算年報』
「国民経済計算確報」
をダウン・ロード可能>
<内閣府経済社会総合研究所 HP から
テーマ 2:経済産業省『通商白書 2016』 <経済産業省 HP からダウン・ロード可能>
内閣府『日本経済 2015-2016』<内閣府 HP からダウン・ロード可能>
テーマ 3:経済企画庁経済研究所(編) 『構造変化を伴う日本と東アジアの成長』
『経済分析』、第 160 号、平成 12 年 1 月、pp.1-254.
<内閣府経済社会総合研究所 HP からダウン・ロード可能>
参考文献:特になし
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戻る
履修上の注意:開講時に伝えます。
お
がさ
わら
ゆたか
ざき
つよし
世界経済論演習 Seminar in the World Economy
小 笠 原 裕
テ ー マ:世界経済の意義
講義内容:世界経済の発展過程を多面的に考察する。
達成目標:世界経済の発展過程を多面的に考察し、世界経済が国民経済相互の経済関係の全体である
ことを説明することができる。修士論文のテーマに沿って研究し、修士論文を作成するこ
とができる。
授業計画:第 1 回:国民経済
第 2 回:世界経済
第 3 回:国民経済と世界経済の相違点
第 4 回:資本主義と外国貿易
第 5 回:重商主義
第 6 回:残虐な植民政策
第 7 回:法外な不等価交換
第 8 回:海賊から世界の工場主まで
第 9 回:イギリスにおける資本の本源的蓄積
第10回:後進国における資本の本源的蓄積
第11回:イギリス資本の世界制覇の諸要因
第12回:イギリス資本の優位を示す諸指標
第13回:産業資本と自由主義
第14回:国際価値
第15回:イギリスの自由貿易政策
第16回:国際分業の相対性
第17回:ドイツの保護貿易
第18回:アメリカの保護貿易
第19回:後進国の強制された「自由」貿易
第20回:資本主義と相対的人口過剰
第21回:国際移民の流れ
第22回:国際移民の経済的影響
第23回:独占資本の成立
第24回:資本の集中
第25回:独占体
第26回:銀行資本の産業支配
第27回:独占価格とカルテル関税
第28回:ダンピング
第29回:資本輸出の必然性
第30回:資本主義的発展の不均等
成績評価方法:修士論文とそのことに関係する内容についての口述試験によって評価します。
学修に必要な準備:修士論文のテーマに関係する資料を十分に収集することが必要です。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:田中九一『世界経済』(青木書店)
参考文献:随時指示します。
履修上の注意:研究室 土樋キャンパス 1 号館 9 階 オフィスアワー 開講時に連絡
しの
崎
剛
国際経済論演習 Seminar in International Economics
篠
テ ー マ:国際貿易理論
講義内容:本演習では、国際貿易論および動学議論における基本文献を輪読することによって、分析
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ツールおよび基礎的知識の習得を目指しています。特にヘクシャー・オリーン = モデル
の動学化、リカード = モデルの動学化および均斉成長理論について最新の研究を読める
よう研究を進めます。
達成目標:① 大学院レベルのテキストを担当者に解説できるようになる。
② 大学院レベルのテキストの問題演習を解くことができるようになる。
③ ここ五年以内の新しい英語論文を自分の力で読めるようになる。
授業計画: 1 回目で演習の概要・方針の説明
2 回 -10 回 テキストの解説と問題演習
11 回 -20 回 英語論文 1 の解説
21 回 -30 回 英語論文 2 の解説
成績評価方法:授業中の報告(80%)、レポート(20%)
学修に必要な準備:学部レベルの英語およびミクロ経済学の知識
関連して受講することが望ましい科目:近代経済学関係の授業科目
テキスト:Robert C. Feenstra., Advanced International Trade: Theory and Evidence, Princeton Univ Pr
(2003/12/2)
Oded Galor, Unified Growth Theory, Princeton Univ Pr
参考文献:小田正雄「現代国際経済学」1997 年 有斐閣
K. Wong「現代国際貿易論」1999 年 多賀出版
履修上の注意:受講生が少ない場合には演習形式にて行う。その他は開講時に伝える。
い
が
くら
まさ
し
国際金融論演習 Seminar in International Finance
伊 鹿 倉 正 司
テ ー マ:グローバル化のもとでの現代世界経済
講義内容:グローバル化が進展する世界経済を理解するには、国際金融の知識が不可欠といえる。本
講義では、国際金融に関する定評ある中・上級のテキストを輪読し、知識の確実な習得を
図っていく。
達成目標:国際金融に関する諸問題の原因について理論・実証両面から的確に理解し、問題解決のた
めの実効的な提言を行うことができる。
授業計画:第 1 回 講義ガイダンス、報告箇所の割り当て
第 2 回 受講者による報告
第 3 回 受講者による報告
第 4 回 受講者による報告
第 5 回 受講者による報告
第 6 回 受講者による報告
第 7 回 受講者による報告
第 8 回 受講者による報告
第 9 回 受講者による報告
第10回 受講者による報告
第11回 受講者による報告
第12回 受講者による報告
第13回 受講者による報告
第14回 受講者による報告
第15回 前半の講義内容のまとめ
第16回 受講者による報告
第17回 受講者による報告
第18回 受講者による報告
第19回 受講者による報告
第20回 受講者による報告
第21回 受講者による報告
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第22回 受講者による報告
第23回 受講者による報告
第24回 受講者による報告
第25回 受講者による報告
第26回 受講者による報告
第27回 受講者による報告
第28回 受講者による報告
第29回 受講者による報告
第30回 全講義内容のまとめ
成績評価方法:報告内容と提出レポートによって評価する。
学修に必要な準備:普段から新聞やインターネットなどを通して、国際金融に関する最新の情報を入
手しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:河合正弘『国際金融論』東京大学出版会、1994 年
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:連絡先、オフィスアワーは開講時に連絡する。
わこ
う
とおる
の
ざき
あきら
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都市経済学演習 Seminar in Urban Economics
若
テ ー マ:空間的寡占理論および(空間的)遂次寡占理論
講義内容:水平的および垂直的市場構造下の寡占理論について検討する。
達成目標:①不完全競争下の空間経済理論を理解し、説明できる。
②不完全競争下の流通経済理論を理解し、説明できる。
③水平的市場構造と垂直的市場構造を併せ持つ理論モデルを理解し、説明できる。
授業計画:第 1 回∼第 4 回 古典的な非空間的寡占理論
第 5 回∼第 8 回 非協力ゲーム理論
第 9 回∼第12回 空間的寡占理論
第13回∼第15回 (空間的)遂次寡占理論
第16回∼第30回 前期の項目から適切なテーマを選択し、研究報告をする。
成績評価方法:報告と論文によって行う。
学修に必要な準備:中級ミクロ経済学が十分理解できること。
関連して受講することが望ましい科目:ミクロ経済学特論 I・II
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:特になし。
徹
崎
明
経済発展論演習 Seminar in Economic Development
野
テ ー マ:
「アジアにおける経済発展と社会保障・社会福祉」
講義内容:近年アジア諸国・地域でも社会保障・社会福祉の制度改革や拡充が顕著に見られるように
なった。それに伴ってこうした分野の研究も 1990 年代後半から 2000 年代に入って盛んに
なってきている。本演習では、アジア諸国・地域の中からいくつかの国・地域を選んで経
済発展と民主化の進展について概観しながら、社会保障・社会福祉制度や政策の歴史・現
状・課題について考察する。
達成目標:アジア諸国・地域における経済発展と民主化の進展に伴う社会保障・社会福祉の制度改
革・拡充について考察し、「新興福祉国家論」の展望を試みる。
授業計画:第 1 回 アジアの経済発展の概観―韓国―(その 1)
第 2 回 アジアの経済発展の概観―韓国―(その 2)
第 3 回 アジアの経済発展の概観―韓国―(その 3)
第 4 回 アジアの経済発展の概観―台湾―(その 1)
−355−
戻る
第 5 回 アジアの経済発展の概観―台湾―(その 2)
第 6 回 アジアの経済発展の概観―台湾―(その 3)
第 7 回 アジアの経済発展の概観―タイ―(その 1)
第 8 回 アジアの経済発展の概観―タイ―(その 2)
第 9 回 アジアの経済発展の概観―タイ―(その 3)
第10回 アジアの経済発展の概観―インドネシア―(その 1)
第11回 アジアの経済発展の概観―インドネシア―(その 2)
第12回 アジアの経済発展の概観―インドネシア―(その 3)
第13回 韓国の社会保障・社会福祉(その 1)
第14回 韓国の社会保障・社会福祉(その 2)
第15回 韓国の社会保障・社会福祉(その 3)
第16回 韓国の社会保障・社会福祉(その 4)
第17回 台湾の社会保障・社会福祉(その 1)
第18回 台湾の社会保障・社会福祉(その 2)
第19回 台湾の社会保障・社会福祉(その 3)
第20回 台湾の社会保障・社会福祉(その 4)
第21回 タイの社会保障・社会福祉(その 1)
第22回 タイの社会保障・社会福祉(その 2)
第23回 タイの社会保障・社会福祉(その 3)
第24回 タイの社会保障・社会福祉(その 4)
第25回 インドネシアの社会保障・社会福祉(その 1)
第26回 インドネシアの社会保障・社会福祉(その 2)
第27回 インドネシアの社会保障・社会福祉(その 3)
第28回 インドネシアの社会保障・社会福祉(その 4)
第29回 新興福祉国家論の展望(その 1)
第30回 新興福祉国家論の展望(その 2)
成績評価方法:課題研究のプレゼンテーションの内容と年数回のリポートの提出によって総合的に評
価する。
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:広井良典、駒井康平 編『アジアの社会保障』東京大学出版会 2003.
大沢真理 編著『アジア諸国の福祉戦略』ミネルヴァ書房 2004 等。
参考文献:単元毎に資料を配布する。また単元毎に参考文献を紹介する。
履修上の注意:開講時に伝える。
農業経済論演習
本
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年
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休
まさ
講
き
田
正
樹
情報経済論演習 Seminar in The Information Economy
半
テ ー マ:現代資本主義批判
講義内容:グローバリゼーションと情報化に焦点をあてて、現代資本主義の構造と動態を詳細に検討
する。
達成目標:受講生が「現代資本主義論批判」に関するテーマを設定し、年度末に論文を 1 篇作成する
ことを目標とする。
授業計画(演習計画):前期は、拙稿を含む情報資本主義批判の議論を毎回一篇ずつ検討するスタイ
ルを基本とし、後期は、現代資本主義論をテーマとする図書を一冊ずつ検討していく。論
稿、図書ともに演習時点における最新のものを用意する。
成績評価方法:平常点と論文
学修に必要な準備:特になし
−356−
戻る
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:特になし
履修上の注意:開講時に伝える。
中小企業論演習
本
年
度
休
講
財政学演習 A Seminar in Public Finance A
本
年
度
休
講
財政学演習 B Seminar in Public Finance B
テ ー マ:財政と社会
講義内容:修士論文のテーマの決定と執筆
達成目標:修士論文のテーマを見つけ、先行研究を整理すること
授業計画:第一回: イントロダクション
第二∼第三十回:参加者による研究報告とそれをもとにした議論
成績評価方法:報告、論文の内容をもとに評価する(100%)
学修に必要な準備:レジュメの準備
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:用いない
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:オフィスアワー、研究室→開講時に連絡する。
佐
経済政策論演習 本
年
度
休
講
社会政策論演習
本
年
度
休
講
さ
くま
とう
藤
ざわ
ゆ
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滋
み
沢
由
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社会保障論演習 熊
テ ー マ:現代の社会保障
講義内容:前期は、日本の社会保障について、理解を深めます。給付や負担など制度の仕組みに加え
て、現在直面しているさまざまな課題についても考えます。後期は諸外国の社会保障につ
いて学び、日本の制度とも関連づけて、社会保障についての理解を深めます。
達成目標:日本の社会保障やその課題について理解を深め、自分の意見を持てるようになること。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 日本の社会保障
第 3 回 受講生の報告(1)
第 4 回 受講生の報告(2)
第 5 回 受講生の報告(3)
第 6 回 受講生の報告(4)
第 7 回 受講生の報告(5)
第 8 回 受講生の報告(6)
第 9 回 受講生の報告(7)
第10回 受講生の報告(8)
第11回 受講生の報告(9)
第12回 受講生の報告(10)
第13回 受講生の報告(11)
第14回 日本の社会保障についての討論(1)
第15回 日本の社会保障についての討論(2)
第16回 諸外国の社会保障
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戻る
第17回 受講生の報告(1)
第18回 受講生の報告(2)
第19回 受講生の報告(3)
第20回 受講生の報告(4)
第21回 受講生の報告(5)
第22回 受講生の報告(6)
第23回 受講生の報告(7)
第24回 受講生の報告(8)
第25回 受講生の報告(9)
第26回 受講生の報告(10)
第27回 受講生の報告(11)
第28回 諸外国の社会保障についての討論(1)
第29回 諸外国の社会保障についての討論(2)
第30回 受講生の報告(学びの総括)
成績評価方法:報告 80%、議論への参加状況 20%で評価します。
学修に必要な準備:日常的に、テレビや新聞等で、社会保障に関連するニュースをチェックするよう
にしてください。報告については、指定図書以外にも参考文献や最新のニュースに目を通
すようにしてください。また、報告の内容がうまく伝わるようにするにはどうしたらよい
かを考え、報告の方法についても検討してください。
関連して受講することが望ましい科目:社会保障論特論 I、社会保障論特論 II
テキスト:阿部裕二編『社会保障』弘文堂、2015 年などを予定しています。
参考文献:開講時に指示します。
履修上の注意:受講生の希望にあわせて、授業計画を変更することがあります。受講希望者は、第 1 回
目の授業にかならず出席してください。オフィスアワー、連絡先は開講時に連絡します。
あ
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き
部
重
樹
社会福祉論演習 Seminar in Social Welfare
阿
テ ー マ:80 年代福祉改革及び社会福祉基礎構造改革の検討
講義内容:1980 年代中期以降、とりわけ 1990 年代以降、わが国の社会福祉は著しい変化をしてきて
いる。なかでも 2000 年の社会福祉事業法の改正に集約される制度改革は、戦後福祉改革
のなかで形成されたわが国の社会福祉の骨格構造、すなわち基礎構造の改革を意図したも
のであった。こうした一連の社会福祉改革、社会福祉基礎構造改革すなわち制度改革を内
包する現代社会福祉がどのような視点と枠組みを持って把握され得るのかを検討する。
達成目標:80 年代以降続けられてきている社会福祉の制度改革をめぐる評価について、この後のわ
が国における社会福祉の政策動向を展望し得る視点と内容を得られるようにしたい。
授業計画:第 1 回 1 戦後社会福祉の基礎構造 ① 疲弊と混乱のなかの戦後改革
第 2 回 ② 占領期福祉改革の指導理念
第 3 回 ③ 福祉三法・社会福祉事業法の制定
第 4 回 ④ 国民皆保険・皆年金体制の成立
第 5 回 2 社会福祉の拡大と変貌−福祉サービス中心の拡大とリアクション
① 経済計画と家族政策の交錯
第 6 回 ② 福祉六法体制の成立
第 7 回 ③ 地域社会の変貌とコミュニティ政策
第 8 回 ④ 地方自治体単独福祉事業の展開
第 9 回 ⑤ 地域福祉の萌芽的展開
第10回 ⑥ 拡大へのリアクション−自助原則への回帰
第11回 3 福祉改革とその課題 ① 日本型福祉社会論から行政改革へ
第12回 ② 社会福祉供給方式の流動化・多様化
第13回 ③ 社会福祉供給形態の多様化
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戻る
第14回 ④ 福祉改革の展開
第15回 4 福祉改革への視点と課題 ① 社会福祉における平等権と自由権の確保
第16回 ② 社会福祉における社会的更生の確保と公共責任
第17回 ③ 社会福祉における割いて最低限保障
第18回 ④ 社会福祉行政の分権化・民主化・活性化
第19回 ⑤ 社会福祉における参加と責任の問題
第20回 ⑥ 社会福祉における受益と負担の問題
第21回 ⑦ 福祉サービスの地域化とネットワーク化
第22回 ⑧ 社会福祉におけるマンパワーの確保と専門職化
第23回 5 社会福祉改革の現在−戦後福祉改革から基礎構造改革まで
第24回 6 社会福祉基礎構造改革の論点−社会福祉事業法等の在り方に関する検討会報告
第25回 7 児童福祉改革の展開−措置から選択的利用へ
第26回 8 社会福祉改革と民生委員・児童委員
第27回 9 社会福祉基礎構造かいかくの意義と課題−中央社会福祉審議会福祉構造改革
分科会中間報告
第28回 10 社会福祉の転換と社会福祉施設
第29回 11 社会福祉改革の基本的視点
第30回 12 二十一世紀社会福祉への展望
成績評価方法:出席状況、授業への参加(予習や復習など)の程度とレポートをもとに評価する。
学修に必要な準備:演習であるので、特に授業計画にしたがっての予習とまた授業時間中に提出され
た課題を中心とした復習が求められる。
関連して受講することが望ましい科目:社会政策論特講 II、社会保障論特講 I、社会保障論特講 III
テキスト:古川孝順『社会福祉のパラダイム転換』有斐閣など。
参考文献:講義題目にかかわる古川孝順の一連の著作を必要に応じてその都度参考文献を指示する。
履修上の注意:なお、オフィスアワー、研究室は開講時に連絡する。
さ
とう
やす
ひと
藤
康
仁
加齢経済論演習 Seminar in Economics of Aging
佐
テ ー マ:高齢社会の経済分析
講義内容:演習参加者による報告とディスカッションを中心に、標準的な経済学の手法にもとづいて
高齢社会の経済分析を行う。
達成目標:論文作成に必要な加齢経済論の知識を身につけ、自分の意見をもてるようになる。
授業計画:第 1 回 演習の進め方の説明
第 2 回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第 3 回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第 4 回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第 5 回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第 6 回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第 7 回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第 8 回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第 9 回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第10回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第11回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第12回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第13回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第14回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第15回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第16回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第17回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
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戻る
第18回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第19回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第20回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第21回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第22回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第23回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第24回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第25回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第26回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第27回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第28回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第29回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
第30回 演習参加者による個別報告・ディスカッション
成績評価方法:平常の授業における報告、質疑応答、議論への貢献度などにより総合的に評価します。
学修に必要な準備:毎回、十分な予習と復習が必要。
関連して受講することが望ましい科目:加齢経済論特論Ⅰ、加齢経済論特論Ⅱ
テキスト:開講時に指示します。
参考文献:必要に応じて、適宜紹介します。
履修上の注意:
① 1 回目の授業に必ず出席すること(授業の方針、約束事などについて説明します)。
②受講生の知識、理解度を勘案し、必要に応じて授業スピードの変更を行います。これに
伴い授業計画が修正される可能性があります。
③講義担当者の連絡先、オフィスアワー等については開講時にお知らせします。
たに
ゆ
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こ
環境経済論演習 Seminar in Environmental Economics
谷 祐 可 子
テ ー マ:持続可能な開発・発展に関する研究
講義内容:環境問題の社会経済的要因、環境保全・管理の考え方や方法、持続可能性など、環境と経
済に関する代表的な論文等を取り上げ、演習参加者による報告と議論を通じて持続可能な
開発・発展について理解を深めます。
達成目標:・報告と議論によって持続可能な開発・発展に関する理解を深められる。
・最終的な成果をレポート・論文としてまとめられる。
授業計画: 1. ガイダンス
2. The Tragedy of the Commons
3. The Economic Common Sense of Pollution
4. Analysis of Environmental Pollution
5. EPA and the Evolution of Federal Regulation
6. Some Concepts from Welfare Economics
7. The Economic Theory of a Common-Property Resource: the fishery
8. The Problem of Social Cost
On Divergences between Social Cost and Private Cost
9. The Problem of Market Failure
10. The Economics of Resources or the Resources of Economics
11. Sustainability: an economist s perspective
12. Conservation Reconsidered
13. Regulatory Strategies for Pollution Control
14. Land, Water and Ownership
15. Transferable Discharge Permits and the Control of Stationary Source Air Pollution
16. Economic Incentives in the Management of Hazardous Wastes
−360−
戻る
17. Weighing Alternatives for Toxic Waste Cleanup
18. An Introduction to Benefit-Cost Analysis
19. Criteria for Social Investment
20. Comparisons of Methods for Recreation Evaluation
21. Bidding Games for Valuation of Aesthetic Environmental Improvements
22. The Economic Value of Life: linking theory to practice
23. The Life You Save may be Your Own
24. Risk Assessment and Comparisons: an introduction
25. Controlling Urban Air Pollution: a benefit-cost assessment
26. International Cooperation for Environmental Protection
27. Some Economics of Global Warming
28. Economic Activity and the Greenhouse Effect
29. Adverse Environmental Consequences of the Green Revolution
30. Deforestation and Species Loss
成績評価方法:毎回の演習での報告と議論(50%)、レポート(50%)を総合的に評価します。
学修に必要な準備:毎回の予習が必要になります
関連して受講することが望ましい科目:環境経済論特論 I、環境経済論特論 II
テキスト:R. Dorfman and N.S. Dorfman(1993)Economics of the Environment: selected readings(3rd
edition). W.W. Norton.
参考文献:R.N. Stavins(2012)Economics of the Environment: selected readings(6th edition). W.W.
Norton.
ほか、随時指示します
履修上の注意:オフィスアワーは開講時にお伝えします。
ち
ば
あき
ひこ
さい
とう
やす
のり
葉
昭
彦
経済地理学演習 Seminar in Economic Geography
千
テ ー マ:地域問題に対する経済地理学的研究
講義内容:学生の選定する地域問題に対して経済地理学的(地域経済論的)アプローチで理解し、そ
の原因を探求する
達成目標:①地域問題を正確に要約し、報告する。
②経済地理学的あるいは地域経済論的な分析から問題発生のメカニズムを説明することが
できる。
③調査あるいはデータを用いて自らの分析をレポートとしてまとめることができる。
授業計画:取り扱うテーマ、対象等は最初に学生と相談して決めます。その後は調査報告であれ、
データ分析であれ、学生の報告ですすめ、最後にその成果をレポートとして提出してもら
います。
成績評価方法:分担報告 50 点 最終レポート 50 点
学修に必要な準備:
① 報告に際しては充分な説明ができるように準備をする
② 報告者以外は検討内容を事前に検討する
関連して受講することが望ましい科目:経済地理学 I 経済地理学 II
テキスト:特になし
参考文献:特になし
履修上の注意:開講時に伝えます。
藤
康
則
地域社会論演習 Seminor in Theory of Region and Community
齊
テ ー マ:地域社会の諸問題
講義内容:地域社会において争点となっているテーマ(少子高齢化・人口減少・大震災によって問い
直されている生命・自立・共生、環境・情報・協働など)のうち、とくに参加者が関心を
−361−
戻る
持っている事柄について、文献・データの精査やフィールドワークを踏まえて報告し、そ
の報告内容について議論する。
達成目標:①地域社会の生活課題を、多様な観点から分析できるようになる。
②自らの調査研究をレジュメにまとめ、内容を聞き手に伝えられるようになる。
③演習に参加している参加者同士で、相異なる見解を交換できるようになる。
授業計画: 1 回目 イントロダクション
2 回目 演習担当者の報告
3 回目 参加者の報告(1 人目)
4 回目 参加者の報告(2 人目)
5 回目 参加者の報告(3 人目)
6 回目 参加者の報告(4 人目)
7 回目 参加者の報告(5 人目)
8 回目 参加者の報告(6 人目)
9 回目 参加者の報告(7 人目)
10 回目 参加者の報告(8 人目)
11 回目 参加者の報告(9 人目)
12 回目 参加者の報告(10 人目)
13 回目 参加者の報告(11 人目)
14 回目 参加者の報告(12 人目)
15 回目 前期のまとめ
16 回目 演習担当者の報告
17 回目 参加者の報告(1 人目)
18 回目 参加者の報告(2 人目)
19 回目 参加者の報告(3 人目)
20 回目 参加者の報告(4 人目)
21 回目 参加者の報告(5 人目)
22 回目 参加者の報告(6 人目)
23 回目 参加者の報告(7 人目)
24 回目 参加者の報告(8 人目)
25 回目 参加者の報告(9 人目)
26 回目 参加者の報告(10 人目)
27 回目 参加者の報告(11 人目)
28 回目 参加者の報告(12 人目)
29 回目 ディベート
30 回目 後期のまとめ
※参加者の報告テーマ・順番が決定してから、詳細な予定表を配布する。
成績評価方法:報告内容(30%)
・発言(20%)・レポート(50%)。5 回以上欠席した場合、演習を除
籍する。
学修に必要な準備:早くから文献・データを収集し、報告をまとめるように努力する。
関連して受講することが望ましい科目:地域社会論特論 I、地域社会論特論 II
テキスト:使用しない。
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:演習の一環として、担当者のフィールドワークに同行を求めることがある。その他は
開講時に伝える。
かく
き
基
現代社会論演習 Seminar in Contemporary Society
郭
テ ー マ:社会的マイノリティと社会運動
講義内容:①社会運動全般に関わる論文または著書を読み、議論を通してその理解を深める。
−362−
かん
煥
戻る
②社会的マイノリティに対するマジョリティによる表象の暴力について、議論を通して理
解する。
③社会的マイノリティによる社会運動について論文または著書を読み、議論を通して理解
する。
達成目標:①社会的マジョリティとマイノリティについて社会構築主義的な考え方を理解できるよう
になる。
②社会の変化におよぼす社会運動の力と戦略について理解できるようになる。
③現在の日本におけるマジョリティ―マイノリティの問題を見抜くことができるようになる。
授業計画: 1. 演習の進め方、レジュメの作成方法、参加者の自己紹介
2. 社会的マイノリティについての基礎理解のための講義
3. 参加者による報告と議論
4. 参加者による報告と議論
5. 参加者による報告と議論
6. 参加者による報告と議論
7. 参加者による報告と議論
8. 参加者による報告と議論
9. 参加者による報告と議論
10. 社会運動についての基礎理解のための講義
11. 参加者による報告と議論
12. 参加者による報告と議論
13. 参加者による報告と議論
14. 参加者による報告と議論
15. 参加者による報告と議論
16. 参加者による報告と議論
17. 参加者による報告と議論
18. 参加者による報告と議論
19. 参加者による報告と議論
20. 社会的マイノリティによる社会運動についての基礎理解のための講義
21. 参加者による報告と議論
22. 参加者による報告と議論
23. 参加者による報告と議論
24. 参加者による報告と議論
25. 参加者による報告と議論
26. 参加者による報告と議論
27. 参加者による報告と議論
28. 参加者による報告と議論
29. 参加者による報告と議論
30. 参加者による報告と議論
成績評価方法:授業中の議論、報告
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:社会運動とは何か(ニック・クロスリー、西原和久他訳、新泉社)
参考文献:授業のはじめに指示
履修上の注意:開講時に伝える。
経済史演習 A Seminar in Economic History A
本
−363−
年
度
休
講
戻る
しら
とり
けい
し
えん
どう
かず
朗
経済史演習 B Seminar in Economic History B
白
鳥
圭
志
テ ー マ:修士論文の作成
講義内容:修士論文の作成
達成目標:① 先行研究を踏まえて、それらが抱える問題点を発見できること、②①の問題点を史料
を用いて実証的に克服できる議論ができること
授業計画:第 1 回 本演習の狙い
第 2 回 先行研究のサーベイと整理
第 3 回 先行研究のサーベイと整理
第 4 回 先行研究のサーベイと整理
第 5 回 先行研究のサーベイと整理
第 6 回 先行研究のサーベイと整理
第 7 回 先行研究のサーベイと整理
第 8 回 先行研究のサーベイと整理
第 9 回 先行研究のサーベイと整理
第10回 先行研究のサーベイと整理
第11回 先行研究のサーベイと整理
第12回 先行研究のサーベイと整理
第13回 先行研究のサーベイと整理
第14回 先行研究のサーベイと整理
第15回 先行研究を踏まえた、取り組むべき課題内容についての報告
第16回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第17回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第18回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第19回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第20回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第21回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第22回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第23回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第24回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第25回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第26回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第27回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第28回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第29回 史料収集と論文作成の進捗度についての報告
第30回 修士論文の最終報告
成績評価方法:報告内容と修士論文の内容で評価する。なお、本演習の開始前までに、自分が取り組
むテーマについての先行研究一覧を作成して、白鳥に提出すること。その文献リストに基
づき演習を運営する。
学修に必要な準備:史料収集は、遅くても夏休みに入った時点から行うこと。
関連して受講することが望ましい科目:経済学研究科のミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学の
単位は必ず取得しておくこと。これら諸科目の単位が取得されていない場合、本演習の受
講は認めない。その上で、必ず文学研究科の日本史関係の授業を取ること。
テキスト:適宜指示する。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:研究室、オフィスアワーなどは開講時に連絡する。
経済学史演習 A Seminar in the History of Economic Thought A
テ ー マ:学生の研究テーマに応じた修士論文の作成
−364−
遠
藤
和
お
戻る
講義内容:学生の研究テーマに関連する先行の研究論文・学術著書の検討を行い、修士論文の作成を
進める。
達成目標: 2 年間で修士論文を作成するための研究を進める。
授業計画:1 回目∼ 30 回目
毎週学生にはレポートの提出を求め、それについて検討する。
成績評価方法:授業での毎回の研究報告において評価する。
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:適宜指示する。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:開講時に伝える。
お
ぬま
そう
いち
沼
宗
一
経済学史演習 B Seminar in the History of Economic Thought B
小
テ ー マ:経済学史と現代
講義内容:経済学史研究の現代的意義について考える。
達成目標:経済学の歴史における基礎的知識を習得し、それを基礎にして自ら研究テーマを発見する
力を獲得できる。また、経済学史研究の現代的意義について自ら考える力を獲得できる。
授業計画:第 1 回∼第 3 回 経済学史研究の現代的課題は何か
第 4 回∼第10回 経済学史研究の現代的意義について:問題の所在 第11回∼第20回 経済学史研究の現代的意義について:報告
第21回∼第27回 経済学史研究の現代的意義について:質疑応答
第28回∼第30回 経済学史研究の現代的意義について:考察
成績評価方法:演習時における質疑応答の内容(100%)
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:開講時及び適宜紹介する。
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:連絡先、オフィスアワーは開講時に連絡する。
−365−
戻る
経営学研究科
経営学専攻修士課程
おり
はし
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やま
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経営学特講 Lecture in Management
折
橋
伸
哉
テ ー マ:日本的経営とその海外への移転可能性
講義内容:まずは、経営学の全体像について概観した後、日本的経営論について理解を深める。次い
で、日本企業の海外展開について分析した諸研究を読み進める。
達成目標:1. 経営学の全体像を理解する
2. 日本的経営論の大枠について理解する
3. 海外展開によって発生する経営課題と必要になる対応について理解する。
授業計画:第 1 回:イントロダクション
第 2 回:企業とは
第 3 回:経営組織論とは
第 4 回:経営管理論とは(前半:生産管理関係)
第 5 回:経営管理論とは(後半:人事労務管理、購買管理、研究開発管理など)
第 6 回:経営戦略論とは(戦略計画論など)
第 7 回:経営戦略論とは(競争戦略論など)
第 8 回:そもそも日本的経営とは
第 9 回:日本的経営と欧米的経営の違い
第10回:日本的経営の普遍性と特殊性
第11回:安保教授らによるハイブリッド理論とは
第12回:日本的経営・生産システムの移転可能性について
第13回:先進国における日本的経営の展開
第14回:新興国における日本的経営の展開
第15回:講評・まとめ
成績評価方法:講義における発表内容(100%)
学修に必要な準備:予習・復習をきちんと行う
関連して受講することが望ましい科目:経営学関連科目
テキスト:土屋守章『現代経営学入門』新世社
折橋伸哉『海外拠点の創発的事業展開』白桃書房、他
参考文献:随時指定する。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
山
真
次
経営史特講 Lecture in Business History
菅
テ ー マ:人と企業の戦後史
講義内容:この講義では、「人と企業の戦後史」をテーマに、今日見られるような日本の雇用システ
ムが歴史的にどのように形成され、展開したのかを考える。まず、前期では、小池和男
『仕事の経済学(第 3 版)』をテキストに、国際比較の観点からみた日本の雇用システムの
特徴がどのようなものであるかを議論する。検討の過程では、同書に批判的な立場を取る
人たちの議論や、最新の調査報告書なども取り上げることにする。以上の準備をふまえて
後期では、特定のトピックスにしぼってさらにインテンシブ議論を行うことにしたい。特
に注目するのは、就職=採用のメカニズムと、これに有機的に結びついた昇進管理のシス
テム、そしてその歴史的成り立ちである。
達成目標:日本の雇用システムの歴史的形成過程の概略を説明することができる。
日本の雇用システムの特徴をめぐる研究史の状況を説明することができる。
1990 年代以降の日本の雇用システムの変化について、その基本的な論点を理解する。
文法的に正しい日本語で、論理的に一貫したレポートを書くことができる。
−366−
戻る
授業計画:毎回テキストを指定し、受講者には事前の講読を課す。単なるテキストの解説にとどまる
のではなく、受講者が疑問に思う点を中心に議論を行い、できるだけ双方向的な授業を目
指す。
第 1 回 就職:「学校から職業への移動」の国際比較
第 2 回 Getting Started:アメリカのノン・エリートのケース
第 3 回 間断のない移動:日本の高卒就職
第 4 回 「就職」の誕生(1)戦前から戦時へ
第 5 回 「就職」の誕生(2)戦後の展開
第 6 回 大卒就職の歴史
第 7 回 「大学と職業」の日欧比較
第 8 回 変わる大卒就職
第 9 回 大工場労働者のキャリア:日米比較
第10回 大卒ホワイトカラーのキャリア:日米独の比較
第11回 日本的雇用関係の形成(1)戦前の雇用関係
第12回 日本的雇用関係の形成(2)戦時統制の理念と現実
第13回 日本的雇用関係の形成(3)「従業員」の形成
第14回 「就社」社会・日本の誕生
第15回 まとめ
成績評価方法:レポート(50%)とゼミ討論への参加・貢献度(50%)で評価する。
学修に必要な準備:指定されたテキストを熟読すること。
関連して受講することが望ましい科目:経営学関連の諸科目
テキスト:随時指示する。
参考文献:菅山真次『「就社」社会の誕生』(名古屋大学出版会、2011 年)
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
や
ぐち
よし
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口
義
教
経営管理論特講 Lecture in Business Management
矢
テ ー マ:経営管理論に関する学説の検討
講義内容:テイラー、ファヨール、バーナード、サイモンなど経営管理(マネジメント)に関する学
説について、当時の時代背景(経済的背景・企業事情)と合わせて考察していきます。講
義進行では、外国語文献を積極的に活用し、受講生が発表・報告する機会を多く儲けます。
達成目標:経営管理論に関する学説を中心に検討することで、現代企業の経営管理の基礎を理解する。
授業計画:第 1 回:イントロダクション 経営管理論の全体像
第 2 回:テイラーの科学的管理法(1) 歴史的背景と能率増進運動
第 3 回:テイラーの科学的管理法(2) テイラー・システム① 課業管理
第 4 回:テイラーの科学的管理法(3) テイラー・システム② 計画部と職能別組織
第 5 回:テイラーの科学的管理法(4) テイラー理論の後継者たち
第 6 回:テイラーの科学的管理法(5) チャーチ管理論との比較
第 7 回:ファヨールの管理論(1) 経営と管理
第 8 回:ファヨールの管理論(2) 職能分析と管理原則論
第 9 回:ファヨールの管理論(3) ファヨール理論の後継者たち
第10回:人間関係論と行動科学(1) ホーソン実権
第11回:人間関係論と行動科学(2) モチベーション論
第12回:人間関係論と行動科学(3) リーダーシップ論
第13回:バーナード=サイモンの近代組織論(1) 協働体系としての組織
第14回:バーナード=サイモンの近代組織論(2) 意思決定の連鎖としての組織
第15回:まとめ
成績評価方法:授業時間内での受講生の発表・報告(30%)、期末レポート(50%)、授業時間内での
発言(20%)で総合的に評価する。なお、欠席が 3 回を超える場合には、単位取得の資格
−367−
戻る
を失う。
学修に必要な準備:経営学に関する文献を日頃から、深く読むようにすること。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:フレデリック W. テイラー著、有賀裕子訳(2009)『新訳 科学的管理法―マネジメントの
原点』ダイヤモンド社
宮田矢八郎(2001)『経営学 100 年の思想―マネジメントの本質を読む』ダイヤモンド社
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
や
ち
しょう
ぶん
内
正
文
経営統計論特講 Lecture in Business Statistics
谷
テ ー マ:計量経済学入門
講義内容:計量経済学は、経済だけではなく、ファイナンスやマーケティングなど経営方面にもその
用途を広げてきています。ここでは、経営のための計量分析の基礎手法のひとつとして、
計量経済学を学びます。内容は、回帰式のあてはめ(最小 2 乗法、最尤法、モーメント
法)、回帰モデルによる分析(回帰パラメータの性質、検定、区間推定、決定係数、デー
タの変換、各種ダミー、多重共線)、回帰モデルの拡張(分散不均一性、系列相関、分布
ラグ、観測誤差、非正規性)、同時方程式モデル、時系列モデル(ARMA、ARCH、単位
根、共和分)等です。
達成目標:①回帰分析の標準的モデルの推定・検定およびその拡張モデルについて理論的に理解し説
明できる。
②同時方程式モデルおよび各種時系列モデルを理解し説明できる。
授業計画:第 1 回:計量経済学とは何か
第 2 回:相関、回帰直線のあてはめと解釈
第 3 回:回帰直線の性質、偏相関
第 4 回:重回帰式のあてはめ、データの変換、ダミー変数
第 5 回:多重共線性、回帰係数の推定法、一致性
第 6 回:回帰係数の検定と区間推定、予測
第 7 回:ガウス=マルコフの定理、重回帰モデルの推定
第 8 回:回帰係数の線形制約仮説の検定
第 9 回:構造変化の検定、分散不均一性、系列相関
第10回:分布ラグ・モデル、観測誤差の問題
第11回:操作変数推定量、非正規性と大標本理論、大標本検定
第12回:同時方程式モデルと識別問題、同時方程式モデルの推定と検定
第13回:ARMA モデルとその特定化、推定と診断、予測
第14回:ARCH モデル、ユニット・ルートの検定、共和分
第15回:授業内容の振り返りと展望
成績評価方法:テキストの各項目の理解度を、授業中の発表や質疑応答を通して評価する。
学修に必要な準備:事前に予習し、不明な点を明確にしてくる。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:田中勝人『計量経済学』(岩波書店)
参考文献:適宜授業中に案内します。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
ベンチャー・マネジメント特講
本
年
度
休
講
サービス・マネジメント特講
本
年
度
休
講
−368−
戻る
ね
いち
かず
おか
だ
こう
し
情報処理論特講 Lecture in Information Processing
根
市
一
志
テ ー マ:カテゴリカル・データの解析方法を学修する。
講義内容:アンケートや調査で得られるカテゴリカル・データの解析方法を学修する。データ解析の
主な目的は結果と原因の関連性を説明することである。それによって、意思決定に繋げる
ことができるからである。それでは、どのような関連性が考えられるだろうか。原因と結
果には全く関連がない、つまり、互いに独立であるのかを単に知りたい場合、結果を被説
明変数、原因を説明変数にして、線形モデル、非線形モデルなどのモデルで関連性を表現
する場合、さらに、結果を説明する原因は1つとは限らないので、複数の原因を想定して
結果を説明する場合等、さまざまな関連性を考えることができる。この講義では、カテゴ
リカル・データの解析に必要な方法を学修する。
達成目標:①分割表を分析できる。
②一般化線形モデル、ロジスティック回帰モデル、対数線形モデルなど、カテゴリカル・
データ解析に必要な手法を理解し、応用できる。
③カテゴリカル・データ解析のためのソフトウェアを利用できる。
授業計画:第 1 回 講義概要の説明
第 2 回 序論
第 3 回 分割表(1)二元表
第 4 回 分割表(2)三元表
第 5 回 一般化線形モデル
第 6 回 ロジスティック回帰
第 7 回 ロジスティック回帰モデルの構築と応用
第 8 回 マルチカテゴリーロジットモデル
第 9 回 分割表における対数線形モデル
第10回 マッチドペアに対するモデル
第11回 相関クラスター応答のモデル化
第12回 一般化線形混合モデル
第13回 カテゴリカル・データ解析の歴史的歩み
第14回 カテゴリカル・データ解析のためのソフトウェア
第15回 目標達成度の確認
成績評価方法:レポート(60%)、学修に取り組む意欲(40%)
学修に必要な準備:標準的な統計学の知識が必要なので、学習しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:経営統計論特講
テキスト:A.Agresti, An Introduction To Categorical Data Analysis Second Edition, Wiley, 2007.
参考文献:講義中に適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワー等は開講時に指示する。
いち
ろう
経営組織論特講 Lecture in Business Organization
岡 田 耕 一 郎
テ ー マ:競争環境における介護サービス組織
講義内容:経営組織論特講では、特別養護老人ホームを取り巻く環境の変化と老人ホームの環境適応
を概観し、老人ホームの経営課題を介護サービスを提供する組織の観点から考察する。
達成目標:競争環境における介護サービス組織の編成と介護サービスシステムの設計について、その
概略を説明することができる。
授業計画:第 1 回 オリエンテーション
第 2 回 非営利介護サービス組織とは何か
第 3 回 介護サービス組織を取り巻く環境と介護保険制度
第 4 回 組織の環境適応∼戦略論と組織論の研究∼
第 5 回 組織の環境適応∼環境の分析と競争優位の獲得∼
第 6 回 組織の環境適応の失敗事例と分析
−369−
戻る
第 7 回 環境に対する介護サービス組織の戦略的選択
第 8 回 介護サービス組織の環境認識
第 9 回 意思決定モデル
第10回 介護サービス組織の構造と組織設計
第11回 介護サービス組織の組織形態の発展
第12回 組織類型論
第13回 介護サービス組織の経営理念
第14回 介護サービス組織の組織文化
第15回 介護サービス組織の要点整理
成績評価方法:授業における発表(50%)、レポート(50%)。
学修に必要な準備:新聞・雑誌・テレビのドキュメンタリー番組を見て介護現場の実態に目を向ける。
テキスト:岡田耕一郎・岡田浩子『老人ホームをテストする』暮しの手帖社
参考文献:講義で適宜紹介し、参考資料は配付する。
履修上の注意:連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
むら
やま
たか
とし
山
貴
俊
国際経営論特講 Lecture in International Management
村
テ ー マ:国際経営論の学説と事例に学ぶ
講義内容: 経済のグローバル化の進展により、規模や業種に関わりなく、多くの企業が国際的視野
のもと経営をおこなわなければならない時代になった。また、地域社会も、それら多国籍
企業の進出や撤退などから様々な経済的・社会的影響を受ける。すなわち現代社会に生き
る我われにとって、国際経営という視点の重要性がいっそう増している。
このような問題意識のもと、本講義では、国際経営の諸学説の検討さらに国際企業の事
例分析を通じて、国際経営論の基礎の修得を目指す。
達成目標:① 国際経営論の基礎が理解できる。
② 国際企業の経営の実態が理解できる。
授業計画:浅川和宏『グローバル経営入門』日本経済新聞社、2003 年の各章について討議する。
第 1 回 イントロダクション:『グローバル経営入門』というテキストの特徴について
第 2 回 第 1 章 グローバル経営の考え方
第 3 回 第 2 章 グローバル経営の戦略論
第 4 回 第 3 章 グローバル経営戦略の諸側面
第 5 回 第 4 章 グローバル経営の組織論
第 6 回 第 5 章 グローバル統合・ローカル適応の論理
第 7 回 第 6 章 多国籍企業の革新モデル
第 8 回 第 7 章 グローバル経営の革新
第 9 回 第 8 章 グローバル・イノベーションとナレッジ・マネジメント
第10回 第 9 章 グローバル R&D マネジメント
第11回 第10章 グローバル戦略提携のマネジメント
第12回 第11章 グローバルな人的資源管理
第13回 第12章 リージョナル・マネジメント
第14回 第13章 グローバル経営における文化
第15回 終 章 グローバル経営の課題
成績評価方法:レポート 40%、小テスト 30%、討議内容 30%
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:なし。
テキスト:浅川和宏『グローバル経営入門』日本経済新聞社、2003 年。
参考文献:講義の中で紹介する。
−370−
戻る
すず
き
よし
かず
人的資源管理論特講 Lecture in Human Resources Management
鈴
木
好
和
テ ー マ:人的資源管理の展望
講義内容:人的資源管理に関する基本的な問題ばかりでなく、大いに注目されている問題、とりわ
け、サスティナビリティ、ワークライフ・バランス、多様性の重視などについても講義し
ます。テキストは、主として英語で書かれたものを用い、和書はサブテキストとする。具
体的には、テキストに沿ってアメリカにおける全般的な研究の進捗情況を解説するととも
に、わが国の現状と展望について説明します。
達成目標:アメリカの人的資源管理を理解することで、わが国の人的資源管理の展望の学習に生かせ
るようになる。
授業計画: 1. 人的資源管理の戦略的機能
2. 職務分析と職務デザイン
3. 人的資源計画
4. 従業員の募集・選抜・オリエンテーション
5. 従業員訓練
6. キャリア開発
7. 業績管理システム
8. 組織の報酬システム
9. 従業員福利厚生
10. 従業員の安全衛生
11. 従業員関係
12. 法環境と労働組合の構造
13. 人的資源管理とサスティナビリティ
14. ワークライフ・バランス
15. 多様性の重視
成績評価方法:発表で評価します。
学修に必要な準備:前もって和書で関連する事項について学習する。テキストについても翻訳してくる。
関連して受講することが望ましい科目:特にありません。
テキスト:Raymond A. Noe, John R. Hollenbeck, Barry Gerhart, and Patrick M. Wright, Human Resource
Management, 9th ed. McGraw-Hill Education, 2015. 及び Tom Redman and Adrian Wilkinson,
Contemporary Human Resource Management, Pearson Education Limited, 2013.
参考文献:ジョン・ブラットン・ジェフリー・ゴールド『人的資源管理』文眞堂、2009 年。
履修上の注意:特にありません。担当者の連絡先・オフィスアワーは、開講時にお知らせします。
マーケティング管理論特講
本
まつ
年
むら
度
休
なお
講
ひこ
村
尚
彦
ファイナンス特講 Lecture in Finance
松
テ ー マ:効率的市場仮説めぐる一連の論争について
講義内容:現代ファイナンス理論の基礎となる効率的市場仮説をめぐっては、様々な批判が展開され
ている。本講義ではこのテーマに関連する文献を輪読しながら、合理的期待仮説、裁定取
引理論、行動ファイナンスなどについて理解を深め、最近のファイナンス理論の動向につ
いて考えていくこととする。
達成目標:①ファイナンスに関する英文の専門文献を理解できる。
② CAPM アノマリーをめぐる論争に関する見解を論文形式でまとめることができる。
授業計画:第 1 回:現代ファイナンス理論の概要
第 2 回:合理的期待仮説(数学的な基礎)
第 3 回:合理的期待仮説(ファイナンスへの応用)
第 4 回:無裁定取引理論(数学的な基礎)
第 5 回:無裁定取引理論(ファイナンスへの応用)
−371−
戻る
第 6 回:効率的市場仮説に関する実証分析の論文を読む(ランダムウォーク仮説)
第 7 回:効率的市場仮説に関する実証分析の論文を読む(ファーマの論文)
第 8 回:効率的市場仮説に関する実証分析の論文を読む(分散境界テスト)
第 9 回:効率的市場仮説に関する実証分析の論文を読む(アノマリー)
第10回:行動ファイナンスのサーベイ論文を読む(認知心理学の基礎)
第11回:行動ファイナンスのサーベイ論文を読む(リターンリバーサル)
第12回:行動ファイナンスのサーベイ論文を読む(バリュー株効果)
第13回:行動ファイナンスのサーベイ論文を読む(モメンタム効果)
第14回:レポート作成指導(ドラフトの修正)
第15回:レポート作成指導(最終レポート作成)
成績評価方法:授業への参加と貢献(40%)、論文(60%)
学修に必要な準備:現代ファイナンス理論の基礎(ポートフォリオ理論、CAPM など)、統計学(推
定と検定)、英文読解力が必要です。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト: Behavioral Fainance vol 1-2 Hersh Shefrin, 2001, Edward Elgar Publishing から抜粋
参考文献:教員作成の資料を配付
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
コーポレート・ファイナンス特講
本
やま
年
ぐち
度
休
とも
講
やす
口
朋
泰
財務会計論特講 I Lecture in Financial Accounting I
山
テ ー マ:財務会計の基礎理論の探求
講義内容:テキストの内容をまとめたレジュメを学生が作成・報告し、財務会計の基礎理論について
討議していく。
達成目標:会計制度に関する基礎知識を理論、歴史、実務事例を通じて理解する。
授業計画:第 1 回 講義の進め方
第 2 回 現代の企業会計
第 3 回 企業会計の本質とフレームワーク(1)会計の種類と目的
第 4 回 企業会計の本質とフレームワーク(2)収益費用観と資産負債観
第 5 回 会計制度の理論と体系(1)会計の基礎的前提
第 6 回 会計制度の理論と体系(2)会計に関する法律
第 7 回 会計制度の理論と体系(3)会計基準の国際的統合化
第 8 回 企業のディスクロージャー(1)会社法によるディスクロージャー
第 9 回 企業のディスクロージャー(2)金融商品取引法によるディスクロージャー
第10回 損益計算書のパラダイム(1)収益・費用の認識と測定
第11回 損益計算書のパラダイム(2)費用収益対応の原則
第12回 経営パフォーマンスの測定と表示(1)損益計算書の作成
第13回 経営パフォーマンスの測定と表示(2)キャッシュ・フロー計算書の作成
第14回 貸借対照表のパラダイム
第15回 まとめ
成績評価方法:試験(50%)、講義における報告・議論(50%)
評価の観点は、基本的には到達目標に示した内容が習得できているかどうかである。す
なわち、会計制度に関する基礎知識を理論、歴史、実務事例を通じて理解できたかどうか
が重要なポイントとなる。
学修に必要な準備:指定されたテキストを熟読すること。
関連して受講することが望ましい科目:財務会計論特講 II、国際会計論特講 I・II、管理会計論特講
I・II、原価計算論特講 I・II、税務会計論特講 I・II、監査論特講 I・II
テキスト:伊藤邦雄「新・現代会計入門」日本経済新聞出版社(最新版を使用する)
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戻る
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:研究室は土樋キャンパス 6 号館 5 階。オフィスアワーについては、開講時に連絡する。
やま
ぐち
とも
やす
やま
もと
のぶ
まさ
口
朋
泰
財務会計論特講 II Lecture in Financial Accounting II
山
テ ー マ:財務会計に関する会計処理と背後にある理論の探求
講義内容:テキストの内容をまとめたレジュメを学生が作成・報告し、財務会計の会計処理とその背
後にある理論について討議していく。
達成目標:財務会計に関する会計処理を身につけるとともに、その背後にある理論を理解する。
授業計画:第 1 回 講義の進め方
第 2 回 資産の会計(1)流動資産の会計処理
第 3 回 資産の会計(2)固定資産の会計処理
第 4 回 資産の会計(3)繰延資産の会計処理
第 5 回 持分の会計(1)純資産の会計処理
第 6 回 持分の会計(2)株主資本等変動計算書の作成
第 7 回 金融商品の会計(1)有価証券の会計処理
第 8 回 金融商品の会計(2)デリバティブの会計処理
第 9 回 連結グループの会計(1)連結貸借対照表の作成
第10回 連結グループの会計(2)連結損益計算書の作成
第11回 企業結合・事業分離の会計(1)企業結合の会計
第12回 企業結合・事業分離の会計(2)事業分離、組織再編の会計
第13回 グロバリゼーションの会計(1)外貨建取引の換算
第14回 グロバリゼーションの会計(2)在外支店・在外子会社等の換算
第15回 まとめ
成績評価方法:試験(50%)、講義における報告・議論(50%)
評価の観点は、基本的には到達目標に示した内容が習得できているかどうかである。す
なわち、財務会計に関する会計処理を身につけるとともに、その背後にある理論を理解で
きたかどうかが重要なポイントとなる。
学修に必要な準備:指定されたテキストを熟読すること。
関連して受講することが望ましい科目:財務会計論特講 I、国際会計論特講 I・II、管理会計論特講
I・II、原価計算論特講 I・II、税務会計論特講 I・II、監査論特講 I・II
テキスト:伊藤邦雄「新・現代会計入門」日本経済新聞出版社(最新版を使用する)
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:研究室は土樋キャンパス 6 号館 5 階。オフィスアワーについては、開講時に連絡する。
本
展
雅
国際会計論特講 I Lecture in International Accounting I
山
テ ー マ:グロ−バル・スタンダードとしての国際財務報告基準(IAS・IFRS)の研究(1)
講義内容:2008 年 9 月に金融庁および企業会計基準委員会(ASBJ)は国際財務報告基準(IAS・
IFRS)を上場会社に適用することを容認した。それを受け 2010 年 3 月期から連結財務諸
表への任意適用が開始され、さらに 2015 ∼ 2016 年から連結ベースで約 4,000 社が強制適
用の対象となる予定であった。しかし、その後の状況の変化により、実施時期については
未定である。本特講ではいわゆるグロ−バル・スタンダードとなった国際財務報告基準へ
の日本基準の統合化に関わる論点整理とその導入に関わる諸課題を中心に扱う。
達成目標:① 国際財務報告基準(IAS・IFRS)の意義と特質を理解する。
② 国際財務報告基準(IAS・IFRS)の具体的内容を学習する。
授業計画:第 1 回 特講の進め方
① テーマの内容とアプローチを説明
第 2 回 国際財務報告基準を学ぶことの意義(1)
① ビジネス社会の共通言語としての会計
−373−
戻る
② ビジネス社会のモノサシとしての会計
第 3 回 国際財務報告基準を学ぶことの意義(2)
① コミュニケーション・ツールとしての IFRS
② グローバル・スタンダードとしての IFRS
第 4 回 国際財務報告基準の特徴(1)
① 原則主義
② 比較可能性
第 5 回 国際財務報告基準の特徴(2)
① 資産・負債アプローチ
② 公正価値
第 6 回 国際財務報告基準の特徴(3)
① キャッシュ・フロー重視
② 連結重視
第 7 回 国際財務報告基準の特徴(4)
① 経営者の恣意性排除
② 実質優先思考
第 8 回 原則主義に基づく会計基準
① 原則主義
② 細則主義
第 9 回 公正価値の概念
① 公正価値決定の前提
② 公正価値評価の手法
第10回 概念フレームワーク(1)
① 概念フレームワークの性質
② 概念フレームワークの構成
第11回 概念フレームワーク(2)
① 財務諸表の目的
② 財務諸表の基礎的前提
第12回 概念フレームワーク(3)
① 財務諸表の質的特性
② 財務諸表の構成要素
第13回 概念フレームワーク(4)
① 構成要素の認識と測定
② 資本および資本維持の概念
第14回 概念フレームワーク(5)
① 概念フレームワーク見直し
② 論点整理
第15回 まとめ
成績評価方法:発表・報告(50)及びレポート(50)により評価する。
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:適宜資料配付
参考文献:IFRS 導入の論点(中央経済社)
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
やま
もと
のぶ
まさ
本
展
雅
国際会計論特講 II Lecture in International Accounting II
山
テ ー マ:グロ−バル・スタンダードとしての国際財務報告基準(IAS・IFRS)の研究(2)
講義内容:本特講は国際会計論特講 I に引き続きグロ−バル・スタンダードとしての国際財務報告基
−374−
戻る
準(IAS・IFRS)の研究を主題としたものである。
達成目標:① 国際財務報告基準(IAS・IFRS)の意義と特質を理解する。
② 国際財務報告基準(IAS・IFRS)の具体的内容を学習する。
授業計画:第 1 回 IFRS に基づく財務諸表(1)
① IFRS の財務諸表の構成
② 適正表示の要請
第 2 回 IFRS に基づく財務諸表(2)
① 継続企業の前提
② 合算表示と相殺表示
第 3 回 IFRS に基づく財務諸表(3)
① 財政状態計算書
② 包括利益計算書
第 4 回 IFRS に基づく財務諸表(4)
① 持分変動計算書
② キャッシュ・フロー計算書
第 5 回 IFRS の概要(1)
① 会計方針
② 会計上の見積もり変更と誤謬
第 6 回 IFRS の概要(2)
① 収益の認識
② 収益の測定
第 7 回 IFRS の概要(3)
① 棚卸資産の範囲
② 棚卸資産の評価
第 8 回 IFRS の概要(4)
① 有形固定資産
② 無形固定資産
第 9 回 IFRS の概要(5)
① 減損の認識
② 減損の測定
第10回 IFRS の概要(6)
① ファイナンス・リース
② オペレーティング・リース
第11回 IFRS の概要(7)
① 金融商品の認識
② 金融商品の測定
第12回 IFRS の概要(8)
① 引当金
② 偶発債務
第13回 IFRS の概要(9)
① 企業結合
② のれんの処理
第14回 IFRS の概要(10)
① 連結財務諸表
② 持分法
第15回 まとめ(IFRS の将来)
成績評価方法:口頭発表およびレポートにより評価する。
学修に必要な準備:IASB および ASBJ 等より公表される資料を収集し、理解を深めておく。
−375−
戻る
関連して受講することが望ましい科目:財務会計論特講 I、II 等
テキスト:適宜資料配付
参考文献:IFRS 会計学(中央経済社)
、IFRS 導入の論点(中央経済社)、国際財務報告基準(ASBJ)等
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
管理会計論特講 I Lecture in Management Accounting I
佐 々 木 郁 子
テ ー マ:マネジメント・コントロール・システムとしての管理会計
講義内容:Anthony, R. and Govindarajan, V, Management Control Systems 12ed.(アンソニー、ゴビンダ
ラジャン著『マネジメント ・ コントロール ・ システム 12 版』)を精読し、マネジメント・
コントロール・システムとしての管理会計について学びます。講義では、担当者に各章を
まとめたレジュメを作成してもらい、それに基づいて議論します。章末についているケー
ススタディについても議論したいと思います。なお、邦訳がありませんので、原書を用い
ます。
達成目標:管理会計の中上級書を通して、マネジメント・コントロール ・ システムとしての役割を理
解し説明できるようになる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス(担当箇所の割り当てと授業の進め方の説明)
第 2 回 Chapter 1 The Nature of Management Control Systems(第 1 章 マネジメント ・
コントロール・システムの特長)
第 3 回 ケース 1-1、ケース 1-2、ケース 1-3、ケース 1-4
第 4 回 Chapter 2 Understanding Strategies(第 2 章 戦略を理解する)
第 5 回 ケース 2-1、ケース 2-2、ケース 2-3
第 6 回 Chapter 3 Behavior in Organizations(第 3 章 組織における行動)
第 7 回 ケース 3-1、ケース 3-2、ケース 3-3
第 8 回 Chapter 4 Responsibility Centers(第 4 章 責任中心点)
第 9 回 ケース 4-1、ケース 4-2、ケース 4-3
第10回 Chapter 5 Profit Centers(第 5 章 利益中心点)
第11回 ケース 5-1、ケース 5-2、ケース 5-3、ケース 5-4
第12回 Chapter 6 Transfer Pricing(第 6 章 振替価格)
第13回 ケース 6-1、ケース 6-2、ケース 6-3、ケース 6-4
第14回 Chapter 7 Measuring and Controlling Assets Employed (第 7 章 使用された資
産の測定とコントロール)
第15回 ケース 7-1、ケース 7-2、ケース 7-3
成績評価方法: レジュメ作成・発表、レポートにより評価する。
学修に必要な準備:最低限の英語読解能力。
関連して受講することが望ましい科目:管理会計論特講 II
テキスト:Anthony, R. and Govindarajan, V, Management Control Systems 12ed(アンソニー、ゴビンダ
ラジャン著『マネジメント ・ コントロール ・ システム 12 版』)
履修上の注意:管理会計論特講Ⅱも受講することが好ましい。オフィスアワーについては開講時に指
示する。
管理会計論特講 II Lecture in Management Accounting II
佐 々 木 郁 子
テ ー マ:マネジメント・コントロール・システムとしての管理会計
講義内容:Anthony, R. and Govindarajan, V, Management Control Systems 12ed.(アンソニー、ゴビンダ
ラジャン著『マネジメント ・ コントロール ・ システム 12 版』)を精読し、マネジメント・
コントロール・システムとしての管理会計について学びます。講義では、担当者に各章を
まとめたレジュメを作成してもらい、それに基づいて議論します。章末についているケー
ススタディについても議論したいと思います。なお、邦訳がありませんので、原書を用い
ます。
−376−
戻る
達成目標:管理会計の中上級書を通して、マネジメント・コントロール ・ システムとしての役割を理
論的に展開できるようになる。
授業計画:第 1 回 Chapter 8 Strategic Planning(第 8 章 戦略的計画)
第 2 回 ケース 8-1、ケース 8-2、ケース 8-3
第 3 回 Chapter 9 Budget Preparation(第 9 章 予算編成)
第 4 回 ケース 9-1、ケース 9-2
第 5 回 Chapter 10 Analyzing Financial Performance Reports(第 10 章 財務業績報告書
の分析)
第 6 回 ケース 10-1、ケース 10-2、ケース 10-3
第 7 回 Chapter 11 Performance Measurement(第 11 章 業績評価)
第 8 回 ケース 11-1、ケース 11-2、ケース 11-3、ケース 11-4
第 9 回 Chapter 12 Management Compensation(第 12 章 管理者報酬)
第10回 ケース 12-1、ケース 12-2、ケース 12-3、ケース 12-4
第11回 Chapter 13 Controls for Differentiated Strategies(第 13 章 異なる戦略のための
コントロール)
第12回 ケース 13-1、ケース 13-2、ケース 13-3、ケース 13-4
第13回 Chapter 14 Service Organizations(第 14 章 サービス組織)
第14回 Chapter 15 Multinational Organizations(第 15 章 多国籍組織)
第15回 Chapter 16 Management Control of Project(第 16 章 プロジェクトのマネジメ
ント ・ コントロール)
成績評価方法:レジュメ作成・発表、レポートにより評価する。
学修に必要な準備:最低限の英語読解能力。
関連して受講することが望ましい科目:管理会計論特講 I
テキスト: Anthony, R. and Govindarajan, V, Management Control Systems 12ed(アンソニー、ゴビンダ
ラジャン著『マネジメント ・ コントロール ・ システム 12 版』)
履修上の注意:管理会計論特講Ⅰの受講を前提とする。オフィスアワーについては開講時に指示する。
まつ
おか
こう
すけ
岡
孝
介
原価計算論特講 I Lecture in Cost Accounting I
松
テ ー マ:原価計算・管理会計の学術的探究
講義内容:原価計算・管理会計に関わる学術書を輪読する。受講者の希望によっては、洋書も対象と
する。
達成目標:原価計算・管理会計に関わる学術的専門知識を身につける。
授業計画:1. 講義方法の説明、担当者の割り当て
2. 業績管理会計の意義
3. 業績管理会計と組織構造
4. 業績管理会計と組織行動
5. 業績管理会計の経済学的分析
6. 経営戦略と業績管理
7. 利益管理
8. 原価管理
9. 事業部の業績管理
10.グループ企業の業績管理
11.グローバル企業の業績管理
12.プロジェクトマネジメントの管理会計
13.非営利組織の業績管理
14.企業価値と業績管理
15.まとめ
成績評価方法:発表の内容(50%)、議論への貢献度合い(50%)。
−377−
戻る
学修に必要な準備:原価計算・管理会計・経営学に関わる基礎知識を習得していることが望まれる。
また、議論のための予習をしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:原価計算論特講Ⅱ
テキスト:谷武幸・小林啓孝・小倉昇(2010)『体系現代会計学 第 10 巻 業績管理会計』中央経済社。
参考文献:Anthony, R. N., and V. Govindarajan (2007) Management Control Systems, 12th edition, New
York, NY: McGraw-Hill.
Horngren, C. T., S. M. Datar, and M. Rajan (2011) Cost Accounting: A Managerial Emphasis.
14th edition, Boston, MA: Prentice Hall.
履修上の注意:とくになし。
まつ
おか
こう
すけ
岡
孝
介
原価計算論特講 II Lecture in Cost Accounting II
松
テ ー マ:原価計算・管理会計の学術的探究
講義内容:原価計算・管理会計に関わる学術文献を輪読する。受講者の希望によっては、洋文献も対
象とする。
達成目標:原価計算・管理会計に関わる学術文献を読みこなせるようになる。
授業計画: 1. 講義方法の説明、担当者の割り当て
2. 先行研究が示すフロンティア
3. 日本の管理会計研究トレンド
4. 欧米の管理会計研究トレンド
5. 学際的会計研究の展開
6. 現代管理会計研究の方法論上の特徴と諸問題
7. 予算管理
8. 資本予算
9. 非財務指標と業績管理
10.分権的組織と管理会計
11.業績評価と報酬制度
12.環境管理会計―マテリアルフロー分析を中心とした国際比較―
13.組織間管理会計
14.コストマネジメント―研究フレームワークに関する試論―
15.管理会計研究のすすめ
成績評価方法:発表の内容(50%)、議論への貢献度合い(50%)。
学修に必要な準備:原価計算・管理会計・経営学に関わる基礎知識を習得していることが望まれる。
また、議論のための予習をしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:加登豊・松尾貴己・梶原武久(2010)『管理会計研究のフロンティア』中央経済社。
参考文献:Anthony, R.N., and V. Govindarajan(2007)Management Control Systems, 12th edition, New
York, NY: McGraw-Hill.
Horngren, C.T., S. M. Datar, and M. Rajan(2011)Cost Accounting: A Managerial Emphasis.
14th edition, Boston, MA: Prentice Hall.
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
経営分析論特講
本
たか
年
はし
度
休
し
講
ろう
橋
志
朗
税務会計論特講 I Lecture in Tax Accounting I
高
テ ー マ:税務会計の基礎理論の研究
講義内容:税務会計は、学際的な学問領域であり、租税論・税法学・会計学等の社会科学と密接な関
連を有している。本講義では、そうした学問としての税務会計の特色に注目し、下記の順
番で講義を進め、特に、その基礎理論の把握につとめる。
−378−
戻る
達成目標:① 税務会計の基礎理論を身につける。
② 税務会計の現代的課題を理解する。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 企業利益と課税所得(1):企業利益
第 3 回 〃 〃 (2):課税所得
第 4 回 確定決算主義(1):その沿革
第 5 回 〃 〃 (2):その意義
第 6 回 税務会計の基本原則(1):租税法との関係
第 7 回 〃 〃 (2):企業会計との関係
第 8 回 〃 〃 (3):「税務会計原則」
第 9 回 税務調整
第10回 益金の範囲
第11回 益金の計算基準
第12回 損金の範囲
第13回 損金の計算基準
第14回 資本等取引
第15回 まとめ
成績評価方法:講義中に提出されたレポート(レジュメ)と出席により、総合的に評価する。
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:税務会計論特講 II
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
たか
はし
し
ろう
橋
志
朗
税務会計論特講 II Lecture in Tax Accounting II
高
テ ー マ:税務会計の計算理論の研究
講義内容:税務会計は、学際的な学問領域であり、租税論・税法学・会計学等の社会科学と密接な関
連を有している。本講義では、そうした学問としての税務会計の特色に注目し、下記の順
番で講義を進め、特に、その計算理論の把握につとめる。
達成目標:① 税務会計の計算理論を身につける。
② 税務会計の現代的課題を理解する。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 益金の会計(1) 一般販売収益、特殊販売収益 、譲渡収益
第 3 回 〃 〃 (2) 請負収益、役務収益
第 4 回 〃 〃 (3) 受取配当、その他の収益
第 5 回 損金の会計(1) 給与等
第 6 回 〃 〃 (2) 貸倒損失
第 7 回 〃 〃 (3) 寄付金、交際費、使途不明金、租税公課、その他の損金
第 8 回 資産の会計(1) 棚卸資産
第 9 回 〃 〃 (2) 有価証券
第10回 〃 〃 (3) 固定資産
第11回 〃 〃 (4) 繰延資産、借地権
第12回 〃 〃 (5) 圧縮記帳
第13回 負債・資本の会計(1) 引当金 、準備金
第14回 〃 〃 (2) 資 本
第15回 まとめ
成績評価方法:講義中に提出されたレポート(レジュメ)と出席により、総合的に評価する。
学修に必要な準備:特になし。
−379−
戻る
関連して受講することが望ましい科目:税務会計論特講 I
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
たか
はし
し
ろう
たか
はし
し
ろう
橋
志
朗
租税法特講 I Lecture in Tax Law I
高
テ ー マ:租税法の基礎研究
講義内容:わが国の租税法学は、第二次世界大戦後誕生した比較的新しい学問であるが、近年におけ
る租税制度の発展に伴って急速な発展を遂げ、こんにちでは一つの独立した研究分野を形
成するに至っている。その重要性は、租税をめぐる法律問題が複雑化の一途をたどる現代
において、つとに高まっている。本講義では、そうした租税法学の基礎理論の把握につと
める。
達成目標:① 租税法の基礎理論を身につける。
② 租税法の現代的課題を理解する。
授業計画:
第 1 回 ガイダンス
第 2 回 租税の意義
第 3 回 課税の根拠
第 4 回 租税の種類
第 5 回 租税理論の変遷
第 6 回 租税制度の沿革(1)明治期
第 7 回 〃 〃 (2)大正期
第 8 回 〃 〃 (3)昭和・平成期
第 9 回 租税法律主義
第10回 租税公平主義
第11回 租税法における信義則
第12回 租税法の法源
第13回 租税法の解釈
第14回 租税法の適用
第15回 まとめ
成績評価方法:講義中に提出されたレポート(レジュメ)と出席により、総合的に評価する。
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:租税法特講 II
テキスト:山本守之『租税法の基礎理論』税務経理協会
参考文献:特になし。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
橋
志
朗
租税法特講 I Lecture in Tax Law I
高
テ ー マ:法人税法の研究
講義内容:わが国の法人税法とその理論の学習
達成目標:この講義では、法人税法に基づく確定申告書作成を通じて、法人税法の理解を深める。
又、判例研究も併せて行う。
授業計画:1. 法人税法とは何か
2. 減価償却の方法
3. 棚卸資産の評価
4. 租税公課の取り扱い
5. 交際費の損金不算入
6. 受取配当等の益金不算入
−380−
戻る
7. 圧縮記帳の税務上の処理
8. 繰延資産の償却
9. 貸倒引当金の取り扱い
10. 借地権課税
11. 有価証券の損益
12. リース取引等
13. 税額の控除
14. 法人税の申告
15. 役員給与の取り扱い
成績評価方法:レポート(50%)と報告(50%)で評価する。
学修に必要な準備:該当の回に読む箇所の予習を欠かさない
関連して受講することが望ましい科目:租税法特講 III
テキスト:小池和彰・小池真紀著『解説法人税法』税務経理協会
参考文献:特になし
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
おか
の
とも
こ
野
知
子
租税法特講 I Lecture in Tax Law I
岡
テ ー マ:租税法研究
講義内容:① 租税法の意義と性質の理解
② 租税法の基本原則である租税法律主義、租税公平主義の内容の理解
③ 租税実体法の課税要件の理解
以上の 3 項目について下記の授業計画に従い修得する。
達成目標:社会における租税の意義とその重要性を理解したうえで、理論と制度の両面から租税法を
修得する。
授業計画: 1 租税の意義
2 租税の根拠
3 租税法の意義
4 租税制度の沿革
5 租税法の基本原則①(租税法律主義)
6 租税法の基本原則②(租税公平主義)
7 租税法の基本原則③(自由財政主義)
8 租税法の法源
9 租税法の解釈と適用
10 租税実体法の意義
11 租税要件総論(納税義務者)
12 租税法の基本原則④(課税物件)
13 租税法の基本原則⑤(課税標準と税率)
14 課税要件各論①(総説)
15 課税要件各論②(総説)
成績評価方法:講義中に提出されたレジュメの内容(50%)、議論への参加度(50%)
学修に必要な準備:本講義で使用するテキストのみではなく、雑誌論文、新聞、他の文献等を図書館
等を利用して研究してほしい。
関連して受講することが望ましい科目:税務会計論特講 財務会計論特講
テキスト:金子 宏著『租税法』弘文堂
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:質問はメールにても受け付ける。開講時にお知らせする。
−381−
戻る
たか
はし
し
ろう
こ
いけ
かず
あき
租税法特講 II Lecture in Tax Law II
高
橋
志
朗
テ ー マ:租税法各論の研究
講義内容:わが国の租税法学は、第二次世界大戦後誕生した比較的新しい学問であるが、近年におけ
る租税制度の発展に伴って急速な発展を遂げ、こんにちでは一つの独立した研究分野を形
成するに至っている。その重要性は、租税をめぐる法律問題が複雑化の一途をたどる現代
において、つとに高まっている。本講義では、そうした租税法学の特に実体法各論の把握
につとめる。
達成目標:① 租税実体法各論の基礎理論を身につける。
② 租税法の現代的課題を理解する。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 所得税(1)所得税の意義と所得税の類型
第 3 回 〃 (2)納税義務者
第 4 回 〃 (3)所得の区分
第 5 回 〃 (4)所得金額の計算
第 6 回 法人税(1)法人税の意義と法人税の性格
第 7 回 〃 (2)納税義務者
第 8 回 〃 (3)所得計算通則
第 9 回 〃 (4)別段の定め
第10回 相続税・贈与税(1)課税方式の類型、納税義務者
第11回 〃 〃 (2)課税物件、債務控除、税額の計算
第12回 消費税(1)消費税の意義
第13回 〃 (2)課税対象、納税義務者、課税標準と税率
第14回 〃 (3)簡易課税制度
第15回 まとめ
成績評価方法:講義中に提出されたレポート(レジュメ)と出席により総合的に評価する。
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:租税法特講 I
テキスト:山本守之『租税法の基礎理論』税務経理協会
参考文献:特になし。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
池
和
彰
租税法特講 II Lecture in Tax Law II
小
テ ー マ:所得税法の研究
講義内容:わが国の所得税法とその理論の学習
達成目標:この講義では、所得税法に基づく確定申告書作成を通じて、所得税法の理解を深める。
又、税法の論文を併せて読んでいく。
授業計画:1. 所得税法とは
2. 利子所得
3. 配当所得
4. 不動産所得
5. 事業所得
6. 給与所得
7. 退職所得
8. 山林所得
9. 一時所得
10. 雑所得
11. 所得控除の意義
12. 所得控除の計算方法
−382−
戻る
13. 課税標準と損益の通算
14. 税額の計算
15. 所得税の申告
成績評価方法:レポート(50%)と報告(50%)で評価する。
学修に必要な準備:該当の回に読む箇所の予習を欠かさない
関連して受講することが望ましい科目:租税法特講 I
テキスト:小池和彰・小池真紀著『解説所得税法』税務経理協会
参考文献:特になし
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
おか
の
とも
こ
野
知
子
租税法特講 II Lecture in Tax Law II
岡
テ ー マ:租税法研究
講義内容:① 租税法の意義と性質の理解
② 租税法の基本原則である租税法律主義、租税公平主義の内容の理解
③ 租税実体法の課税要件の理解
以上の 3 項目について下記の授業計画に従い修得する。
達成目標:社会における租税の意義とその重要性を理解したうえで、理論と制度の両面から租税法を
修得する。
授業計画: 1 所得税総説
2 所得税の基本的仕組
3 各種所得の意義と範囲
4 法人税総説
5 法人所得の意義と計算
6 法人組織税制
7 国際取引と所得課税
8 相続税および贈与税総説①
9 相続税および贈与税総説②
10 財産評価
11 事業承継税制
12 消費税総説
13 消費税の基本的仕組
14 税額計算と税額控除
15 申告納税方式と賦課課税方式
成績評価方法:講義中に提出されたレジュメの内容(50%)、議論への参加度(50%)
学修に必要な準備:本講義で使用するテキストのみではなく、雑誌論文、新聞、他の文献等を図書館
等を利用して研究してほしい。
関連して受講することが望ましい科目:税務会計論特講 財務会計論特講
テキスト:金子 宏著『租税法』弘文堂
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:質問はメールにても受け付ける。開講時にお知らせする。
租税法特講 III Lecture in Tax Law III
関 禎 一 郎
テ ー マ:租税法の基礎研究
講義内容:租税制度は、国民生活に不可欠の公共サービスを賄うために、国民一人一人が自らの経済
力に応じて、その負担を公平に分かち合うシステムである。本講義では、そうした租税制
度の現状から租税法各論までを包括的に論じ、財政学ならびに税法学の基礎理論の把握に
つとめる。
達成目標:① 租税法と財政の基礎理論を身につける。
−383−
戻る
② 租税法ならびに租制の現代的課題を理解する。
授業計画:第 1 回 租税法総論①:租税の役割、基本原則、財政事情
第 2 回 租税法総論②:我が国の税制改正の沿革、諸外国の税制改正の動向
第 3 回 租税法総論③:我が国経済社会の構造変化
第 4 回 所得税を巡る課題①:所得税の概要・沿革、所得税の構造的特徴
第 5 回 所得税を巡る課題②:所得控除制度の概要、働き方・ライフコースの多様化と所
得税
第 6 回 所得税を巡る課題③:課税単位、金融所得課税の一体化
第 7 回 法人税を巡る課題①:税率構造と課税ベース
第 8 回 法人税を巡る課題②:
第 9 回 資産税を巡る課題:資産課税を巡る経済社会構造の変化と相続税、贈与税のあり
方
第10回 消費課税を巡る課題①:消費税の概要、社会保障と税の一体改革 第11回 消費課税を巡る課題②:消費税以外の消費課税の概要
第12回 国際課税を巡る課題:BEPS プロジェクトの概要
第13回 国税通則を巡る課題
第14回 地方税を巡る課題
第15回 直近の税制改正の概要
成績評価方法:講義中の質疑内容、出席状況等により総合的に評価する。
学修に必要な準備:税に関する雑誌論文、新聞、他文献などを積極的に読むこと。
関連して受講することが望ましい科目:租税法特講 I、租税法特講 II
テキスト:毎回講義時に配布
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
さ
く
ま
よし
ひろ
監査論特講 Lecture in Auditing
佐 久 間 義 浩
テ ー マ:財務諸表監査
講義内容:上場企業の公表する財務諸表は、その信頼性を確保するために、公認会計士などの監査を
うけなければならない。本講義では、財務諸表監査の制度概要および理論面について考察
する。講義は、毎回の報告担当の受講生が指定箇所を報告し、参加者全員によるディス
カッションにより行う。
達成目標:本講義の受講により、財務諸表監査の制度と理論を説明することができる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 保証サービス市場
第 3 回 監査基準の設定プロセス
第 4 回 監査報告書
第 5 回 監査人の法的責任
第 6 回 監査人の倫理
第 7 回 監査の責任と目的
第 8 回 監査証拠の性質と種類
第 9 回 監査計画
第10回 重要性と監査リスク
第11回 内部統制
第12回 不正リスク
第13回 監査プロセスにおける情報技術
第14回 監査計画
第15回 監査と保証サービス
成績評価方法:試験(30%)、報告内容(50%)、発言(20%)を勘案して評価する。
−384−
戻る
欠席 4 回以上で単位を認めない(※明らかに予習不足の受講生については、欠席扱いと
する)。
学修に必要な準備:
・英語のテキストを用いるので、履修に当たっては、事前に英語に堪能であることを要する。
・日本の監査制度に関する知識を前提として、講義を進めるので、事前に学習済みのこと。
・毎時間、受講にあたって周到な予習をし、各自レジュメの作成を求める。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:Arens, A.A., R.J. Elder and M.K. Beasley, Auditing and Assurance Services An Integrated
Approach, Pearson. 最新版を購入のこと(開講時に指示する)。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:授業に参加するにあたって、受講者には多大な予習・復習時間を要求する。この点を
留意の上、登録すること。
研究室 土樋キャンパス 6 号館 5 階
オフィスアワーについては、開講時に連絡。
さい
とう
よし
ゆき
やま
おか
たか
お
藤
善
之
商業史特講 Lecture in Commercial History
斎
テ ー マ:仙台宮城の商業史
講義内容:私たちの身近な地域である仙台や宮城はどのようにして作られてきたのか、なにげない町
並みや風景にも先人たちが築き残した痕跡が至る処に残されている。この講義では原野の
なかに計画的に作られた城下町仙台とそこでの商人のあゆみを中心に、明治時代までの経
済を担った地域の商人群像を見ていくことにしたい。
達成目標:地域の商業史について具体的事例を提示して説明できるようになること。
授業計画:1)古代東北の交流と交易
2)中世東北の市と商業
3)城下町仙台の誕生と商業
4)仙台藩の生鮮野菜流通(河原町)
5)仙台藩の鮮魚流通(塩竈)
6)仙台藩の米の流通(北上川と石巻)
7)貞山堀の歴史
8)近江商人の東北進出
9)商業神の世界
10)石巻の豪商平塚八太夫
11)仙台の豪商八木久兵衛
12)藤 家の歴史
13) 亀井家の歴史
14) 七十七銀行の歴史
15)ふりかえりと評価
成績評価方法:レポート
学修に必要な準備:提示された資料に目を通しておくこと
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:なし
参考文献:講義のなかで提示する。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーについては開講時に受講生に提示する。
岡
隆
夫
流通論特講 Lecture in Distribution
山
テ ー マ:現代日本経済の現状と課題―国際貿易(国際流通)の視点から
講義内容:現代日本経済の現状と課題を流通・国際流通の視点から考察する。とりわけ、日本経済に
固有の問題と、国際経済との連関の中で生起する問題とを明確に意識しつつ考察する。そ
−385−
戻る
の際、本講義は「消費」をキーワードとして日本経済がかかえる問題を議論したい。
達成目標:①日本経済の現状と課題が理解できる。
②国内流通と国際流通の相違を理解できる。 ③世界経済の諸問題を理解できる。
授業計画:第 1 回:現代日本経済の現状と課題―問題提起
第 2 回:世界経済の諸問題―問題提起
第 3 回:ニューエコノミー論
第 4 回:世界金融危機―リーマン・ショック
第 5 回:証券化商品とサブプライム問題
第 6 回:世界同時不況
第 7 回:その 1、アメリカ経済
第 8 回:その 2、欧州経済
第 9 回:ユーロ危機
第10回:欧州財政危機(国際財政論の視点から)
第11回:欧米経済現状の小括
第12回:アジア経済
第13回:アジア通貨危機
第14回:世界経済と日本経済
第15回:まとめ
時事問題等を議論することがあります。その際は授業計画の順序が前後することがあり
ます。
成績評価方法:テキストの読解力(30%)、レジュメによる報告内容(50%)、クラスでの発言力
(20%)の総合評価。
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:受講者の希望テーマに即して決定します。
参考文献:適宜紹介します。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
さい
とう
しん
いち
藤
晋
一
商品学特講 Lecture in Commodity Science
斎
テ ー マ:品質論的商品学の研究
商品を主体として研究する基礎的能力を養うことを目的とする。
講義内容:商品の生産、流通、消費に亘る運動現象を質的側面より解明する商品学について講義す
る。まず、その基礎として商品の質的側面より構造論、形成論、評価論及び発展論の理論
を学び、その後市場におけるさまざまな商品の形成と評価について総合的、実証的に検討
する。
達成目標:現代社会における商品の意義と役割について理解することを目的とし、特に質(品質)の
視点から究明を行い、商品開発・戦略の基礎的知識を習得する。
授業計画:以下について演習形式で授業を進めていく。
1. 概要
2. 商品研究の歴史
3. 品質論的商品学について
4. 商品研究の領域(対象と方法)
5. 商品と製品
6. 品質概念の多様性
7. 商品品質把握
8. 商品品質形成
9. 商品品質評価
−386−
戻る
10. 商品品質発展
11. 品質評価の実証的研究(1)調味料商品の品質と評価
12. 品質評価の実証的研究(2)緑茶商品の品質と評価
13. 品質評価の実証的研究(3)その他
14. 品質発展の法則
15. まとめ
成績評価方法:出席状況と報告内容(50 点)及びレポート(50 点)で評価する。
学修に必要な準備:日常の消費生活で商品・サービスに対し関心を持ち、その収集・分析を習慣化す
ること。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:星宮 啓『近代商品学入門』邦光書房 1969
寳多國弘『商品化戦略の基礎』創成社 2013
飯島義郎『現代商品学の方法』文眞堂 1982
石崎悦史『商品学と商品戦略』白桃書房 1993
片岡・見目・山本編著『21 世紀の商品市場』白桃書房
その他は、授業の中で紹介する。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
特別講義 Lecture in Selected Topics
まつ
もと
たつ
もり
なが
よし
松
森
髙
菅
澤
仁
たか
すが
さわ
に
本
永
橋
原
口
科
はし
わら
ぐち
しな
辰
善
弘
裕
豊
ひろ
ひろ
とよ
み
三
彦
美
典
彰
望
ひこ
み
のり
あき
のぞむ
テ ー マ:企業経営・会計・商業に関する実務について学ぶ
講義内容:経営者、経営管理者、職業会計人が数時間づつ、オムニバス方式で講義をし、経営あるい
は会計の職業的専門家としての技能知識を習得・学習させる特別の講義である。(株)プ
ランニング・オフィス社(株)リビング・プロモーション 代表取締役の松本辰三、トヨ
タ自動車 OB の森永善彦、
(株)鳴子ホテル 取締役女将の髙橋弘美、清月記の経営者
((株)清月記社長・菅原裕典)、税理士の澤口豊彰、税理士の仁科望が担当する。
達成目標:企業経営・会計・商業に関する実務について学び、理論のみならず実践的な経営・会計・
商業の知識を会得させる。
授業計画: 1. 会社設立時から現在までを振り返り、起業時からの変らぬ思いと変化する戦略、
マーケット開発、不測の事態への対応、組織活性化、社員の能力開発等を通し生きた
会社経営の根幹を解説する。
会社設立と理念
(松本)
なぜ会社設立を思い至ったか
思いが人を動かす
当社の理念に込めた思い
2. マーケット開発の基本
クライアントのために何ができるか
感情と勘定
月刊誌「りらく」活用による展開
3. 地元経済の動向
特長
震災前と震災後
4. 企業の組織と人材育成
−387−
戻る
企業は人がすべて
組織運営の基本
社員能力開発の基本
5. トヨタイズムの源流と現在
6. トヨタイズムの実践
7. トヨタイズムの海外への広がり
8. トヨタイズム―仙台での挑戦
9. おもてなしの経営学
10. 癒しの人間学(心のリハビリテーション)
11. 地域再生と企業再生
12. 老舗企業の企業力(CSR ⇒ CSV の時代へ)
13. 業界でのパイオニアで有り続ける為に
14. 囲い込み戦略
15. アナログから電子化・デジタル化への進化
16. 百年続く「強い会社」を創る
17. 法人税法と会計制度(1)
18. 法人税法と会計制度(2)
19. 会社法と会計制度(1)
20. 会社法と会計制度(2)
21. 金融商品取引法と会計制度(1)
22. 金融商品取引法と会計制度(2)
23. 租税法と判例研究(1)
24. 租税判例研究(1)
25. 租税判例研究(2)
26. 租税判例研究(3)
27. 租税判例研究(4)
28. 租税判例研究(5)
29. 租税判例研究(6)
30. 租税判例研究(7)
成績評価方法:出席、レポート、普段の授業での発言、授業への参加意欲を評価の対象とする。
学修に必要な準備:講師の指示にしたがうこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:講師の用意するレジュメ、山本守之著「租税法の基礎理論」税務経理協会、水野忠恒他編
「租税判例百選 第 4 版」有斐閣
参考文献:特になし
履修上の注意:毎回担当する講師については順番が入れ替わることがあります。また、講義内容も変
更する場合があります。連絡先などは開講時にお知らせします。
おり
はし
しん
や
橋
伸
哉
経営学演習 Seminar in Management
折
テ ー マ:経営学に関する実践的な研究の理解
講義内容:①各参加者が、経営学に関する実証分析の手法を用いた研究書・論文を選択し、その内容
のあらましを報告すると共に、その研究のインプリケーションについての自らの見解を
報告し、ディスカッション・テーマを提起する。
②提起されたディスカッション・テーマ及び他の演習参加者の提起したテーマについて、
演習参加者同士が議論する。適宜、担当教員もコメントを行う。
③また、経営学に関する修士学位論文の指導の場も兼ねているので、演習参加者には定期
的に進捗状況の報告をしてもらう。
達成目標:①授業において学んでいる経営学の諸理論について、実証的な研究を深くサーベイするこ
−388−
戻る
とで、その理解を深める。
②質の高い経営学に関する修士学位論文の作成。
授業計画:第 1 回 演習の進め方、レジュメの作成方法、参加者の自己紹介
第 2 回 参加者による報告
第 3 回 参加者による報告
第 4 回 参加者による報告
第 5 回 参加者による報告
第 6 回 修士論文進捗状況報告会
第 7 回 参加者による報告
第 8 回 参加者による報告
第 9 回 参加者による報告
第10回 参加者による報告
第11回 参加者による報告
第12回 参加者による報告
第13回 参加者による報告
第14回 参加者による報告
第15回 修士論文進捗状況報告会
第16回 参加者による報告
第17回 参加者による報告
第18回 参加者による報告
第19回 参加者による報告
第20回 参加者による報告
第21回 参加者による報告
第22回 参加者による報告
第23回 修士論文進捗状況報告会
第24回 参加者による報告
第25回 参加者による報告
第26回 参加者による報告
第27回 参加者による報告
第28回 参加者による報告
第29回 参加者による報告
第30回 修士論文報告会リハーサル
成績評価方法:報告内容(60%)、発言(40%)を勘案して評価。
学修に必要な準備:
①経営学の諸理論について、各関連講義を履修し、理解を深める。
②自分以外の参加者の報告の際にも、必ず課題図書を事前に読んでおくこと。A4 1 枚の
レジュメを提出してもらいます。
関連して受講することが望ましい科目:経営学関係の諸科目
テキスト:演習参加者の関心に合わせて適宜紹介します。
参考文献:演習参加者の関心に合わせて適宜紹介します。
履修上の注意:本科目は、経営学に関する修士論文の作成を目指す大学院学生を対象にしています。
税法関係の修士論文の作成指導は行うことが出来ませんので注意してください。担当者の
連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
すが
やま
しん
じ
山
真
次
経営史演習 Seminar in Business History
菅
テ ー マ:
「就社」社会の誕生
講義内容:この演習では、「就社」社会・日本が、いつ、どのように、そしてなぜ誕生したのかを、
私の本をテキストにとりあげて議論する。産業化と人材形成、ホワイトカラーのキャリア
−389−
戻る
と雇用管理、ブルーカラー労働者のキャリアと労働市場、日本的雇用関係の形成、新規学
卒労働市場の制度化などが、主要なトピックとなる。また、比較の対象としてドイツの
ケースをとりあげ、考察を深めることにしたい。
達成目標:上記のテーマについての先端的な研究動向を説明することができる。
文法的に正しい日本語で、論旨の一貫したレポートを書くことができる。
授業計画:テキストを精読する演習形式で授業を進めていく。受講者には、毎回テキストの要約と論
点をまとめたレポートを、事前にメールで提出することを課し、議論の素材とする。
第 1 回 イントロダクション:テーマ、研究状況、この授業の目的と進め方
第 2 回 「標準労働者」:その概念と実態
第 3 回 産業化と人材形成(1)熟練労働者の形成
第 4 回 産業化と人材形成(2)職員の形成
第 5 回 新規学卒採用の制度化(1)官営八幡製鉄所のケース
第 6 回 新規学卒採用の制度化(2)日立製作所のケース
第 7 回 新規学卒採用の制度化(3)学校と就職斡旋
第 8 回 日本的雇用関係の形成(1)学歴主義の展開
第 9 回 日本的雇用関係の形成(2)「従業員」の形成
第10回 日本的雇用関係の形成(3)コーポレート・ガバナンスとの関係
第11回 高度成長前夜の大工場労働者
第12回 高度成長前夜の大工場労働市場
第13回 「就社」の成立(1)少年職業紹介の論理
第14回 「就社」の成立(2)戦時から戦後への流れ
第15回 「就社」の成立(3)職業安定行政の展開と新規学卒市場の制度化
第16回 「就社」の成立(4)中卒から高卒へ
第17回 「就社」の成立(5)定期採用の形成
第18回 「就社」社会・日本の誕生:その歴史と論理
第19回 ドイツ企業社会の誕生(1)工場マイスター制度
第20回 ドイツ企業社会の誕生(2)労働者のキャリア
第21回 ドイツ企業社会の誕生(3)職員のキャリア
第22回 ドイツ企業社会の誕生(4)労働者と職員の関係
第23回 ドイツ企業社会の誕生(5)生活保障の企業内化
第24回 ドイツ企業社会の誕生(6)企業=地域共同体の形成
第25回 ドイツ企業社会の誕生(7)「ヘル・イム・ハウゼ」
第26回 ドイツ企業社会の誕生(8)社会化への道
第27回 ドイツ職業社会の構造と歴史(1)共同決定の成立
第28回 ドイツ職業社会の構造と歴史(2)デュアルシステム
第29回 ドイツ職業社会の構造と歴史(3)学校から職業への移動
第30回 総括:ディスカッション
成績評価方法:レポート(50%)とゼミ討論への参加・貢献度(50%)で評価する。
学修に必要な準備:指定されたテキストを熟読すること。必要に応じてレポートを作成すること。
関連して受講することが望ましい科目:経営学関連の諸科目
テキスト:菅山真次『「就社」社会の誕生』(名古屋大学出版会、2011 年)他。
参考文献:随時指示する。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
や
ぐち
よし
のり
口
義
教
経営管理論演習 Seminar in Business Management
矢
テ ー マ:外国語文献を通じた経営管理論の理解、論文指導
講義内容:経営管理論の学説について、外国語文献の輪読を通じて検討していきます。前期は、経営
管理論の古典理論に関する文献を、後期は経営管理論の現代的テーマである CSR(企業
−390−
戻る
の社会的責任)に関する外国語文献を輪読していきます。また、論文指導・研究指導も合
わせて行っていきます。
達成目標:外国語文献を通じて欧米の経営管理論について理解し、また、論文の作成方法、研究方法
も修得する。
授業計画:
【前期】
第 1 回:イントロダクション 経営管理論演習の全体像
第 2 回:WREN, D.A.(1994), The Evolution of Management Thought の輪読
第 3 回:WREN, D.A.(1994), The Evolution of Management Thought の輪読
第 4 回:WREN, D.A.(1994), The Evolution of Management Thought の輪読
第 5 回:WREN, D.A.(1994), The Evolution of Management Thought の輪読
第 6 回:WREN, D.A.(1994), The Evolution of Management Thought の輪読
第 7 回:WREN, D.A.(1994), The Evolution of Management Thought の輪読
第 8 回:WREN, D.A.(1994), The Evolution of Management Thought の輪読
第 9 回:WREN, D.A.(1994), The Evolution of Management Thought の輪読
第10回:WREN, D.A.(1994), The Evolution of Management Thought の輪読
第11回:WREN, D.A.(1994), The Evolution of Management Thought の輪読
第12回:WREN, D.A.(1994), The Evolution of Management Thought の輪読
第13回:論文・研究指導
第14回:論文・研究指導
第15回:論文・研究指導
【後期】
第16回:イントロダクション 後期の進行について
第17回:Carroll & Bucholtz(1999), Business & Society の輪読
第18回:Carroll & Bucholtz(1999), Business & Society の輪読
第19回:Carroll & Bucholtz(1999), Business & Society の輪読
第20回:Carroll & Bucholtz(1999), Business & Society の輪読
第21回:Carroll & Bucholtz(1999), Business & Society の輪読
第22回:Carroll & Bucholtz(1999), Business & Society の輪読
第23回:Carroll & Bucholtz(1999), Business & Society の輪読
第24回:Carroll & Bucholtz(1999), Business & Society の輪読
第25回:Carroll & Bucholtz(1999), Business & Society の輪読
第26回:論文・研究指導
第27回:論文・研究指導
第28回:論文・研究指導
第29回:論文提出・発表
第30回:まとめ
成績評価方法:授業時間内での受講生の発表・報告(30%)
、授業時間内での発言(20%)
、論文(50%)
で総合的に評価する。なお、無断欠席・遅刻は厳禁とする。
学修に必要な準備:経営学に関する文献を日頃から、深く読むようにすること。
関連して受講することが望ましい科目:経営管理論特講を合わせて履修することが望ましい。
テキスト:開講時にコピーを配布する。
参考文献:フレデリック W. テイラー著、有賀裕子訳(2009)『新訳 科学的管理法―マネジメントの
原点』ダイヤモンド社
宮田矢八郎(2001)『経営学 100 年の思想―マネジメントの本質を読む』ダイヤモンド社
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
経営統計論演習 Seminar in Business Statistics
テーマ:経営統計の研究
−391−
や
谷
ち
内
しょう
正
ぶん
文
戻る
講義内容:経営統計の専門的研究を進める上で必要となる統計数学、理論統計、各種計量モデルにつ
いて研究する。また、経営統計論特講の理解を深めるために、テキストの練習問題を解
く。データ分析の問題では具体的なデータを Excel 等で処理する。同時に、受講者の個別
研究の進捗状況についての報告から、研究に必要な学習事項があれば、当初の授業計画に
優先して授業で取り上げる。授業は毎回の課題に対する受講者の発表を中心に行う。
達成目標:①経営統計関連の専門的文献を数学的統計学的な箇所も含めてある程度独力で読解でき
る。
②与えられたデータをいろいろな統計手法・統計モデルを駆使して適切に分析できる。
授業計画:第 1 回:受講者の研究内容と授業の進め方について
第 2 回∼第30回:受講者の研究報告
(前期)統計数学演習:線形空間と行列演算(7 回)、確率・統計(7 回)
(後期)経営統計論特講の演習(15 回)
各種計量モデルのデータ分析:多変量解析、分散分析、回帰モデル、時系列モデル、
その他
理論統計:検定論、推定論、統計的決定論ほか
※ 1 演習計画は、受講者の研究報告を優先するため、受講者と相談の上、変更すること
がある。
成績評価方法:内容の理解度(60%)、データ処理とその報告(40%)
学修に必要な準備:研究テーマに関して、収集した資料の内容や自らの考えを整理し報告できるよう
に準備しておく。
関連して受講することが望ましい科目:経営統計論特講
テキスト:田中勝人『計量経済学』岩波書店。その他、演習内容に応じて適当なテキストを指定します。
参考文献:適宜案内します。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
ベンチャー・マネジメント演習
本
年
度
休
講
サービス・マネジメント演習
本
年
度
休
講
ね
いち
かず
し
市
一
志
情報処理論演習 Seminar in Information Processing
根
テ ー マ:カテゴリカル・データの解析を実践する。
講義内容:アンケートや調査で得られるカテゴリカル・データの解析を実践する。データ解析の主な
目的は結果と原因の関連性を説明することである。それによって、意思決定に繋げること
ができるからである。それでは、どのような関連性が考えられるだろうか。原因と結果に
は全く関連がない、つまり、互いに独立であるのかを単に知りたい場合、結果を被説明変
数、原因を説明変数にして、線形モデル、非線形モデルなどのモデルで関連性を表現する
場合、さらに、結果を説明する原因は1つとは限らないので、複数の原因を想定して結果
を説明する場合等、さまざまな関連性を考えることができる。この演習では、カテゴリカ
ル・データの解析のスキルをさらに発展させるため、統計ソフトウェア R を用いてカテ
ゴリカル・データ解析を実践する。
達成目標:①どのような場合にどのような解析を行うべきかを判断できる。
②分割表の分析方法、一般化線形モデル、ロジスティック回帰モデル、対数線形モデルな
どの手法を用いて、解析結果を定量的に評価できる。
③データ解析ソフトウェアをさまざまな解析に適用できる。
授業計画:第 1 回 講義概要の説明
第 2 回 R を利用したデータ解析入門(1)利用方法
第 3 回 R を利用したデータ解析入門(2)分割表
第 4 回 R を利用したデータ解析入門(3)一般化線形モデル
−392−
戻る
第 5 回 R を利用したデータ解析入門(4)ロジスティック回帰分析
第 6 回 R を利用したデータ解析入門(5)対数線形モデル
第 7 回 カテゴリカル・データ解析の実践(1)計画
第 8 回 カテゴリカル・データ解析の実践(2)計画
第 9 回 カテゴリカル・データ解析の実践(3)計画
第10回 カテゴリカル・データ解析の実践(4)計画
第11回 カテゴリカル・データ解析の実践(5)調査
第12回 カテゴリカル・データ解析の実践(6)調査
第13回 カテゴリカル・データ解析の実践(7)調査
第14回 カテゴリカル・データ解析の実践(8)調査
第15回 カテゴリカル・データ解析の実践(9)データ収集
第16回 カテゴリカル・データ解析の実践(10)データ収集
第17回 カテゴリカル・データ解析の実践(11)データ収集
第18回 カテゴリカル・データ解析の実践(12)データ収集
第19回 カテゴリカル・データ解析の実践(13)データ解析
第20回 カテゴリカル・データ解析の実践(14)データ解析
第21回 カテゴリカル・データ解析の実践(15)データ解析
第22回 カテゴリカル・データ解析の実践(16)データ解析
第23回 カテゴリカル・データ解析の実践(17)データ解析
第24回 カテゴリカル・データ解析の実践(18)データ解析
第25回 カテゴリカル・データ解析の実践(19)解析結果の考察
第26回 カテゴリカル・データ解析の実践(20)解析結果の考察
第27回 カテゴリカル・データ解析の実践(21)解析結果の考察
第28回 カテゴリカル・データ解析の実践(22)解析結果の考察
第29回 カテゴリカル・データ解析の実践(23)プレゼンテーション
第30回 目標達成度の確認
成績評価方法:プレゼンテーション(50%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:テキストの復習。ソフトウェアを利用するための自習。
関連して受講することが望ましい科目:情報処理論特講
テキスト:A.Agresti, An Introduction To Categorical Data Analysis Second Edition , Wiley, 2007.
参考文献:藤井良宣著、
「カテゴリカルデータ解析(R で学ぶデータサイエンス1)
」
、共立出版、2010。
履修上の注意:①この演習ではコンピューターを使用する。
②オフィスアワー等は開講時に指示する。
おか
だ
こう
いち
ろう
経営組織論演習 Seminar in Business Organization
岡 田 耕 一 郎
テ ー マ:介護サービスシステムの設計と組織変革のマネジメント
講義内容:経営組織論演習では介護サービス組織におけるサービスシステムの設計と組織変革のマネ
ジメントを研究する。サービスシステムを設計するにあたって、まずタイムスタディによ
り現状の介護サービス提供状況を把握し、それをふまえて介護サービスの業務分析を行
う。次に、ISO9000s を基礎に置いた介護サービスレベルを設定し、たたき台としての介
護サービスシステムを設計してみる。最後に、介護サービスの改善の観点から組織を変革
し、組織革新の方法について理解を深める。全体のまとめとして、修士論文の作成の指導
を行う。
達成目標:①介護サービスシステムについて、その概略を説明し、基本的なサービスシステムを設計
することができる。
②介護サービス組織を変革するための応用的な手法を説明することができる。
授業計画:第 1 回 オリエンテーション
第 2 回 修士論文の作成の諸注意
−393−
戻る
第 3 回 介護保険制度以前の介護現場の状況
第 4 回 介護保険制度が介護現場に及ぼす影響
第 5 回 介護現場におけるタイムスタディによる調査方法の概要説明
第 6 回 タイムスタディによる現状の介護サービス提供状況の把握
第 7 回 介護サービス提供にあたっての課題
第 8 回 修士論文作成の指導
第 9 回 介護サービスの業務分析方法の概要説明
第10回 介護サービスの業務分析∼食事介助∼
第11回 介護サービスの業務分析∼入浴介助∼
第12回 介護サービスの業務分析∼排泄介助∼
第13回 介護サービスの業務分析∼その他の介助∼
第14回 修士論文作成の指導
第15回 介護サービスの要点整理
第16回 ISO9000s を基礎に置いた介護サービスレベルの設定の概要説明
第17回 ISO9000s を基礎に置いた介護サービスレベルの設定∼食事介助∼
第18回 ISO9000s を基礎に置いた介護サービスレベルの設定∼入浴介助∼
第19回 ISO9000s を基礎に置いた介護サービスレベルの設定∼排泄介助∼
第20回 ISO9000s を基礎に置いた介護サービスレベルの設定∼その他の介助∼
第21回 修士論文作成の指導
第22回 介護業務のリエンジニアリングの概要説明
第23回 介護業務のリエンジニアリング手法と課題
第24回 修士論文作成の指導
第25回 介護サービス組織の変革方法の概要説明
第26回 介護サービス組織の変革の困難性
第27回 組織変革の成功事例の紹介と分析
第28回 組織変革の失敗事例の紹介と分析
第29回 修士論文作成の指導
第30回 介護サービス組織の変革の要点整理
成績評価方法:授業における発表(50%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:新聞・雑誌・テレビのドキュメンタリー番 組を見て介護現場の実 態に目を向ける。
テキスト:岡田耕一郎・岡田浩子『老人ホームをテストする』暮しの手帖社
参考文献:講義で適宜紹介し、参考資料は配付する。
履修上の注意:連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
むら
やま
たか
とし
山
貴
俊
国際経営論演習 Seminar in International Management
村
テ ー マ:多国籍企業論の学説研究
講義内容:なぜ多国籍企業という組織が存在するのか、また多国籍企業とはどのような組織なのか、
といった根本的課題について検討する。こうした疑問は、多国籍企業研究史の初期段階で
取り組まれた研究テーマゆえ、本講義では、多国籍企業研究のなかで特に古典と位置づけ
られる書物を取り上げる。それら古典的文献の精読および講義内での討議を通じて、既存
研究を踏まえた独自の分析視角の修得を目指し、修士論文執筆の基礎とする。
達成目標:①多国籍企業の生成理由を理解できる。
②修士論文の課題設定ができる。
授業計画:S.H. Hymer, The International Operation of National Firms, A Study of Direct Foreign Investment,
MIT Press, 1976 を課題図書とし、Hymer が多国籍企業の生成条件の 1 つと位置づける企
業特殊資産の存在と、それら特殊資産の国際移転さらに特殊資産のコントロールという問
題について検討する。また、Hymer が在外資産の重要なコントロール手段と位置づける
対外直接投資、および対外直接投資を介した子会社の集権的コントロールの特徴について
−394−
戻る
も検討する。
講義は、上記著作ならびに関連論文などを精読する形で進める。
第 1 回 ハイマーという研究者について① 活動
第 2 回 ハイマーという研究者について② 業績
第 3 回 ハイマーという研究者について③ 思想
第 4 回 直接投資と証券投資の比較
第 5 回 対外事業活動の理論①
第 6 回 対外事業活動の理論②
第 7 回 アメリカ対外事業活動に関する若干の実証
第 8 回 直接投資と対外事業活動のための資金調達
第 9 回 対外事業活動が所得に及ぼす影響
第10回 多国籍企業と国際寡占
第11回 多国籍企業の効率
第12回 多国籍企業と不均等発展の法則
第13回 資本の国際化
第14回 太平洋におけるアメリカ多国籍企業と日本の競争
第15回 多国籍企業の運命
第16回 ハイマーの思想転換に関わる論文などの検討
第17回 The Introduction of Cocoa in Gold Coast ①
第18回 The Introduction of Cocoa in Gold Coast ②
第19回 The Introduction of Cocoa in Gold Coast ③
第20回 The Impact of the Multinational Firm ①
第21回 The Impact of the Multinational Firm ②
第22回 The Impact of the Multinational Firm ③
第23回 The Supply Responses of Agrarian Economies and the Importance of Z Goods ①
第24回 The Supply Responses of Agrarian Economies and the Importance of Z Goods ②
第25回 The Supply Responses of Agrarian Economies and the Importance of Z Goods ③
第26回 A Note on the Constancy of the Real Wage ①
第27回 A Note on the Constancy of the Real Wage ②
第28回 A Note on the Constancy of the Real Wage ③
第29回 Interactions Between the Government and the Private Sector ①
第30回 Interactions Between the Government and the Private Sector ②
成績評価方法:出席 30%、各回の討議内容 30%、中間レポート作成 40%。
学修に必要な準備:①すべて英語の教材を使うため、英語の読解力を向上させておくこと。
②学部レベルの経営学の知識を修得すること。
関連して受講することが望ましい科目:なし。
テキスト:S.H. Hymer, The International Operations of National Firms, A Study of Direct Foreign
Investment, MIT Press, 1976 ほか、Hymer の論文やディカッションペーパーなど。
参考文献:講義の中で適宜紹介する。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
すず
き
よし
かず
木
好
和
人的資源管理論演習 Seminar in Human Resources Management
鈴
テ ー マ:人的資源管理研究
講義内容:初年度は主として、学生の修士論文のテーマに関連した国内外の先行研究業績の精査と分
析を行います。この作業は、各人がテーマに応じた文献を精読し、その要点をプレゼン
テーションした後で、討論を通して知識を深めるという方法をとります。その際、最新の
情報や知識にアクセスできるように、できる限り外国の文献を研究課題として用います。
研究に役立つ知識が深まった後に、各自の知見が取り入れられた修士論文を作成できるよ
−395−
戻る
うに指導します。
達成目標:人的資源管理に関する修士論文の作成ができるようになること。
授業計画:最初に片岡信之等編『経営・商学系大学院生のための論文作成ガイドブック』(文眞堂)、
2004. を読み、論文作成に必要な情報を提供します。その後、学生に研究成果について毎
週発表してもらい、討論を通して論文作成を指導します。
1. 研究の進め方
参加者の自己紹介と希望テーマの発表
2. 研究論文の書き方
3. 社会人と外国人留学生のために
4. 後期課程を目指す人のために
5. 合格する論文と不合格の論文
6. 参加者の報告 1 人目
7. 〃 2 〃 8. 〃 3 〃 9. 〃 4 〃 10. 〃 5 〃 11. 〃 6 〃 12. 〃 7 〃 13. 〃 8 〃 14. 〃 9 〃 15. 〃 10 〃 16. 〃 11 〃 17. 〃 12 〃 18. 〃 13 〃 19. 〃 14 〃 20. 〃 15 〃 21. 〃 16 〃 22. 〃 17 〃 23. 〃 18 〃 24. 〃 19 〃 25. 〃 20 〃 26. 〃 21 〃 27. 〃 22 〃 28. 〃 23 〃 29. 参加者の報告に対する講評とレポート作成の助言①
30. 〃
②
成績評価方法:報告内容(30%)とレポート(70%)で評価します。
学修に必要な準備:
① 自身が選択したテーマについて、早くから文献・データを収集し、報告をまとめるよ
う努める。
② 自分以外の参加者の報告の際には、テーマにそくして予習しておく。
関連して受講することが望ましい科目:人的資源管理論特講
テキスト:片岡信之等編『経営・商学系大学院生のための論文作成ガイドブック』(文眞堂)、2004.
参考文献:随時指示します。
履修上の注意:特にありません。担当者の連絡先・オフィスアワーは、開講時にお知らせします。
マーケティング管理論演習
本
−396−
年
度
休
講
戻る
ファイナンス演習
本
年
度
休
講
コーポレート・フィナンス演習
本
年
度
休
講
やま
ぐち
とも
やす
財務会計論演習 Seminar in Financial Accounting
山
口
朋
泰
テ ー マ:財務会計論の研究
講義内容: 1 年次には、財務会計研究に関する基礎知識を得るために、文献を輪読する。2 年次には、
修士論文を作成する。また、必要に応じてコンピュータによる統計解析手法について学習
する。
達成目標:財務会計論に関する理解を深め、最終的には修士論文を完成させる。
授業計画:第 1 回 講義の進め方
第 2 回 基本文献の輪読(1)
第 3 回 基本文献の輪読(2)
第 4 回 基本文献の輪読(3)
第 5 回 基本文献の輪読(4)
第 6 回 基本文献の輪読(5)
第 7 回 基本文献の輪読(6)
第 8 回 基本文献の輪読(7)
第 9 回 基本文献の輪読(8)
第10回 基本文献の輪読(9)
第11回 基本文献の輪読(10)
第12回 基本文献の輪読(11)
第13回 基本文献の輪読(12)
第14回 基本文献の輪読(13)
第15回 基本文献の輪読(14)
第16回 修士論文と関連する文献の読解(1)
第17回 修士論文と関連する文献の読解(2)
第18回 修士論文と関連する文献の読解(3)
第19回 修士論文と関連する文献の読解(4)
第20回 修士論文と関連する文献の読解(5)
第21回 修士論文と関連する文献の読解(6)
第22回 修士論文と関連する文献の読解(7)
第23回 修士論文と関連する文献の読解(8)
第24回 修士論文と関連する文献の読解(9)
第25回 修士論文と関連する文献の読解(10)
第26回 修士論文と関連する文献の問題点の検討(1)
第27回 修士論文と関連する文献の問題点の検討(2)
第28回 修士論文の作成計画(1)
第29回 修士論文の作成計画(2)
第30回 研究の中間報告
成績評価方法:出席状況(30%)
、レジュメ・発表(30%)、研究の中間報告(40%)により総合的に
評価する。
学修に必要な準備:英語の文献を多用するため、英語の読解力を向上させておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:財務会計論特講 I・II、国際会計論特講 I・II、管理会計論特
講 I・II、原価計算論特講 I・II、税務会計論特講 I・II、監査論特講 I・II
テキスト:授業計画の第 1 回∼第 15 回の基本文献として、以下の文献を使用予定。
Dechow, P. M. and C. M. Schrand. 2004. Earnings quality. The Research Foundation of CFA
Institute.
−397−
戻る
参考文献:講義の中で紹介する。
履修上の注意:研究室は土樋キャンパス 6 号館 5 階。オフィスアワーについては、開講時に連絡する。
国際会計論演習 Seminar in International Accounting 本
年
度
休
講
管理会計論演習 佐 々 木 郁 子
テ ー マ:管理会計研究の基礎研究
講義内容:
『会計学の研究方法』(平松一夫監訳、中央経済社)および『管理会計研究のフロンティ
ア』(加登豊・松尾貴巳・梶原武久編著、中央経済社)を輪読しながら、会計学研究の方
法論および管理会計研究の変遷を学習する。その後、『日本の管理会計研究』(廣本俊郎先
生還暦記念論文集出版委員会編、中央経済社)を使って、現在の管理会計研究のトレンド
について見ていき、各自の研究関心に基づいて論文を作成していく。
達成目標:研究者として必要な会計研究方法の基礎を身につける。
授業計画:第 1 回 ガイダンス(担当箇所の割り当てと授業の進め方の説明)
第 2 回 『会計学の研究方法』1 章・2 章
第 3 回 『会計学の研究方法』3 章
第 4 回 『会計学の研究方法』4 章・5 章・6 章
第 5 回 『会計学の研究方法』7 章・8 章
第 6 回 『会計学の研究方法』9 章・10 章
第 7 回 関連リサーチ・関連文献の輪読
第 8 回 『会計学の研究方法』11 章・12 章
第 9 回 『管理会計研究のフロンティア』序章
第10回 『管理会計研究のフロンティア』1 章
第11回 『管理会計研究のフロンティア』2 章・関連論文のサーベイ
第12回 『管理会計研究のフロンティア』3 章・関連論文のサーベイ
第13回 『管理会計研究のフロンティア』4 章・関連論文のサーベイ
第14回 『管理会計研究のフロンティア』5 章・関連論文のサーベイ
第15回 『管理会計研究のフロンティア』6 章・関連論文のサーベイ
第16回 『管理会計研究のフロンティア』7 章・関連論文のサーベイ
第17回 『管理会計研究のフロンティア』8 章・関連論文のサーベイ
第18回 『管理会計研究のフロンティア』9 章・関連論文のサーベイ
第19回 『管理会計研究のフロンティア』10 章・関連論文のサーベイ
第20回 『管理会計研究のフロンティア』11 章・関連論文のサーベイ
第21回 『管理会計研究のフロンティア』12 章・関連論文のサーベイ
第22回 『管理会計研究のフロンティア』終章・研究関心についての発表
第23回 『日本の管理会計研究』1 章・2 章
第24回 『日本の管理会計研究』3 章・4 章
第25回 『日本の管理会計研究』5 章・6 章
第26回 各自の研究についての中間報告
第27回 『日本の管理会計研究』7 章・8 章
第28回 『日本の管理会計研究』9 章・10 章
第29回 『日本の管理会計研究』11 章・12 章
第30回 各自の研究報告
成績評価方法:レジュメ作成・発表、レポートにより評価する。
学修に必要な準備:最低限の英語読解能力。
関連して受講することが望ましい科目:管理会計論特講 I・II
テキスト:
『会計学の研究方法』(平松一夫監訳、中央経済社)・『管理会計研究のフロンティア』(加
登豊・松尾貴巳・梶原武久編著、中央経済社)・『日本の管理会計研究』(廣本俊郎先生還
−398−
戻る
暦記念論文集出版委員会編、中央経済社)。その他必要に応じて日米英の関連論文・文献
を使用する。
参考文献:
履修上の注意:管理会計論特講Ⅰ・Ⅱを受講することが好ましい。オフィスアワーについては開講時
に指示する。
原価計算論演習 Cost Accounting Seminar 松
岡
孝
介
テ ー マ:原価計算・管理会計の文献研究
講義内容: 原価計算・管理会計に関わる欧米の学術論文を輪読し、論文を執筆するために必要な知
識・技術を学ぶ。
輪読する論文は、教員が受講者の研究テーマの設定のために役に立つと思われるものを
選ぶ。
受講者および担当教員の研究の進捗状況によっては、研究発表も行う。
達成目標:原価計算・管理会計に関わる研究遂行能力を身につける。
授業計画:1.講義方法の説明
2 ∼ 29.論文輪読または研究発表
30.まとめ
成績評価方法:発表の内容 (50%)、議論への貢献度合い (50%)。
学修に必要な準備:原価計算・管理会計・経営学に関わる学術的な専門知識を習得していることが望
まれる。また、議論のための予習をしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:原価計算論特講 I・II。
テキスト:なし。必要な資料は、毎回の授業で指定する。
参考文献:Anthony, R. N., and V. Govindarajan (2007) Management Control Systems, 12th edition, New
York, NY: McGraw-Hill.
Horngren, C. T., S. M. Datar, and M. Rajan (2011) Cost Accounting: A Managerial Emphasis.
14th edition, Boston, MA: Prentice Hall.
履修上の注意:なし。
経営分析論演習
本
たか
年
はし
度
休
し
講
ろう
橋
志
朗
税務会計論演習 Seminar in Tax Accounting
高
テ ー マ:税務会計理論の究明
講義内容:修士論文の執筆に必須の基本書の講読を通じて、論文執筆の前提となる基礎的知識と能力
を養成する。
達成目標:税務会計理論に関する理解を深める。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 税務会計の意義、税務会計と租税法
第 3 回 税務会計と企業会計
第 4 回 税務会計と財政学
第 5 回 税務会計と商法
第 6 回 税務会計と経済学
第 7 回 税務会計と経営学
第 8 回 税務会計原則
第 9 回 社会科学としての税務会計
第10回 納税原則
第11回 実質課税
第12回 租税原則と納税原則
第13回 企業主体説と実体説
−399−
戻る
第14回 税制上の法人擬制説と実在説
第15回 所得計算と会計慣行
第16回 課税所得概念の基盤
第17回 同族会社と負担公平原則
第18回 行為・計算の否認
第19回 隠れた利益処分
第20回 同族会社の範囲
第21回 同族会社の判定方法
第22回 留保金課税制度
第23回 同族会社の行為・計算否認
第24回 更正決定処分等と税務調整
第25回 粉飾決算
第26回 税務調整の効果と限界
第27回 会社の合併
第28回 会社の分割
第29回 会社の解散・清算、会社の更生
第30回 まとめ
成績評価方法:質疑の内容。
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:税務会計論特講 I、税務会計論特講 II
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
たか
はし
し
ろう
橋
志
朗
租税法演習 Seminar in Tax Law
高
テ ー マ:租税法理論の究明
講義内容:修士論文の執筆に必須の基本書の講読を通じて、論文執筆の前提となる基礎的知識と能力
を養成する。
達成目標:租税法学に関する理解を深める。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 現代国家と租税、租税法の特色
第 3 回 租税法学と隣接諸科学
第 4 回 法体系中の位置
第 5 回 租税法の基本原則
第 6 回 租税法の法源
第 7 回 租税法の効力
第 8 回 租税実体法の意義
第 9 回 租税法上の諸義務
第10回 納税義務者
第11回 税理士
第12回 課税物件
第13回 課税標準
第14回 所得課税
第15回 資産課税
第16回 消費課税
第17回 納税義務の成立と消滅
第18回 付帯税
第19回 還付請求権
−400−
戻る
第20回 租税手続法の意義
第21回 税務行政組織
第22回 租税確立手続
第23回 質問検査権
第24回 納付と徴収
第25回 滞納処分
第26回 強制執行等
第27回 租税不服申立
第28回 租税訴訟
第29回 租税処罰法、租税犯則調査、通告処分
第30回 まとめ
成績評価方法:論文の内容。
学修に必要な準備:特になし。
関連して受講することが望ましい科目:租税法特講 I、租税法特講 II
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
こ
いけ
池
租税法演習 Seminar in Tax Law
小
テ ー マ:租税法研究
講義内容:税法に関する論文の書き方
達成目標:この講義では、法人税法・所得税法等の税法に関する論文作成を行なう。
授業計画: 1. 論文構成
2. 論文のタイトル
3. 結論の書き方
4. 社会科学論文の文章
5. 引用の仕方
6. 論文の作成
7. 論文の作成
8. 論文の作成
9. 論文の作成
10. 論文の作成
11. 論文の作成
12. 論文の作成
13. 論文の作成
14. 論文の作成
15. 論文の作成
16. 論文の作成
17. 論文の作成
18. 論文の作成
19. 論文の作成
20. 論文の作成
21. 論文の作成
22. 論文の作成
23. 論文の作成
24. 論文の作成
25. 論文の作成
26. 論文の作成
−401−
かず
和
あき
彰
戻る
27. 論文の作成
28. 論文の作成
29. 論文の仕上げ(1)
30. 論文の仕上げ(2)
成績評価方法:報告(50%)と論文(50%)で評価する。
学修に必要な準備:早めの文献やデータの収集
関連して受講することが望ましい科目:租税法特講
テキスト:水野忠恒『租税法』有斐閣
参考文献:小池和彰『給与所得者の必要経費』税務経理協会
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
おか
の
とも
こ
ま
よし
ひろ
野
知
子
租税法演習 Seminar in Tax Law
岡
テ ー マ:租税法の研究と修士論文作成指導
講義内容:① 租税法の理論・実践両面からの解釈
② 修士論文の作成上の留意点
③ 修士論文草案の発表
④ 修士論文のテーマに沿ったゼミ生同志のディスカッション
達成目標:① 租税法学理論の修得および諸学説の理解
② 修士論文完成にいたるまでの資料収集方法の修得
③ 修士論文の完成
授業計画: 1 演習の進め方/レジュメの作成方法 16 修士論文に関連する論題①
2 論文のテーマ設定について 17 修士論文に関連する論題②
3 租税法を学ぶ意義 18 修士論文に関連する論題③
4 租税公平主義の意義 19 修士論文の中間発表および議論①
5 租税力と公平 20 修士論文の中間発表および議論②
6 租税法律主義の意義 21 修士論文の中間発表および議論③
7 申告納税制度の本質と租税法律主義 22 修士論文の中間発表および議論④
8 租税法の本質と特殊性 23 修士論文の中間発表および議論⑤
9 租税法と要件事実論 24 修士論文の中間発表および議論⑥
10 節税・租税回避行為・脱税 25 修士論文の中間発表および議論⑦
11 租税回避行為の否認の意義 26 修士論文の中間発表および議論⑧
12 租税回避行為の否認をめぐる学説 27 修士論文の中間発表および議論⑨
13 所得税の意義と所得税の構造 28 修士論文の最終発表および校正①
14 法人税の意義と法人税の構造 29 修士論文の最終発表および校正②
15 相続税の意義と相続税の構造 30 修士論文の最終発表および校正③
成績評価方法:報告発表(30%)、発表(20%)、レポート(50%)
学修に必要な準備:
① テキストばかりではなく、新聞・TV 等により税制の動向に関心を持ってほしい。
② 図書館等の利用方法を熟知してほしい。
関連して受講することが望ましい科目:租税法に関連する科目
テキスト:原則として特定のテキストは使用しない。
参考文献:適宜紹介していく。
履修上の注意:質問はメールにても受け付ける。開講時にお知らせする。
さ
く
監査論演習 Seminar in Auditing
佐 久 間 義 浩
テ ー マ:財務諸表監査の研究
講義内容:本講義では、Journal of Accounting and Economics、The Accounting Review などの学術誌を輪
読する。本講義の受講によって、監査の知識を深めるとともに、報告資料の作成技術およ
−402−
戻る
びプレゼン技術を高めることが可能となる。さらに随時、論文作成に必要となる基礎的な
知識についても触れ、受講者の修士論文作成の一助となることを目標とする。
達成目標:財務諸表監査に関する研究状況について説明することができる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 Auditing : A Journal of Practice & Theory の論文報告(1)
第 3 回 Auditing : A Journal of Practice & Theory の論文報告(2)
第 4 回 Auditing : A Journal of Practice & Theory の論文報告(3)
第 5 回 Auditing : A Journal of Practice & Theory の論文報告(4)
第 6 回 Auditing : A Journal of Practice & Theory の論文報告(5)
第 7 回 Auditing : A Journal of Practice & Theory の論文報告(6)
第 8 回 中間試験①
第 9 回 Journal of Accounting Research の論文報告(1)
第10回 Journal of Accounting Research の論文報告(2)
第11回 Journal of Accounting Research の論文報告(3)
第12回 Journal of Accounting Research の論文報告(4)
第13回 Journal of Accounting Research の論文報告(5)
第14回 Journal of Accounting Research の論文報告(6)
第15回 中間試験②
第16回 前期までの復習
第17回 Journal of Accounting and Economics の論文報告(1)
第18回 Journal of Accounting and Economics の論文報告(2)
第19回 Journal of Accounting and Economics の論文報告(3)
第20回 Journal of Accounting and Economics の論文報告(4)
第21回 Journal of Accounting and Economics の論文報告(5)
第22回 Journal of Accounting and Economics の論文報告(6)
第23回 中間試験③
第24回 The Accounting Review の論文報告(1)
第25回 The Accounting Review の論文報告(2)
第26回 The Accounting Review の論文報告(3)
第27回 The Accounting Review の論文報告(4)
第28回 The Accounting Review の論文報告(5)
第29回 The Accounting Review の論文報告(6)
第30回 中間試験④
成績評価方法:中間試験と期末試験(20%)、報告内容(50%)、発言(30%)を勘案して評価する。
無断欠席 4 回以上で単位を認めない(※明らかに予習不足の受講生については、欠席扱
いとする)。
学修に必要な準備:
・英語の文献を用いるので、履修に当たっては、事前に英語に堪能であることを要する。
・本講義では、数学とミクロ経済学の知識を前提とする。受講に当たっては、事前に学習
を済ませること。
・日本の監査制度に関する知識を前提として、講義を進めるので、事前に学習済みのこと。
・毎時間、受講にあたって周到な予習をし、各自レジュメの作成を求める。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:授業に参加するにあたって、受講者には多大な予習・復習時間を要求する。この点を
留意の上、登録すること。
研究室 土樋キャンパス 6 号館 5 階
−403−
戻る
オフィスアワーについては、開講時に連絡。
さい
とう
よし
ゆき
やま
おか
たか
夫
商業史演習 Seminor Commercial History 斎
藤
善
之
テ ー マ:経営者はいかにあるべきか(経営者の研究)
講義内容:経営者や商人への聞き取りおよび文献調査を通して、彼らが経験のなかで独自に育んでき
たさまざまな技術や知恵、さらには倫理観や道徳を見いだし、時代を超える商業や経営の
普遍的なありよう、その真髄とは何かを考えていきます。
達成目標:経営者や商人の精神や技術について具体的事例を提示して説明できるようになること。さ
らにそれらを学術的な論文にまとめることができるようになること。
授業計画:1)導入(ゼミとは何か、長期スケジュール)
2)文献検索の方法(講義)
3)文献検索の結果(受講生の報告 1)
4)文献検索の結果(受講生の報告 2)
5)調査対象の選定方法(講義)
6)調査対象の選定(受講生の報告 1)
7)調査対象の選定(受講生の報告 2)
8)調査対象地の文献調査(講義)
9)調査対象地の文献調査結果(受講生の報告 1)
10)調査対象地の文献調査結果(受講生の報告 2)
11)業界研究の方法(講義)
12)業界研究の結果(受講生の報告 1)
13)業界研究の結果(受講生の報告 2)
14)ヒアリング調査の方法(講義)
15)ヒアリング調査の実施
16)ヒアリング調査の結果(受講生の報告 1)
17)ヒアリング調査の結果(受講生の報告 2)
18)ヒアリング調査の結果(受講生の報告 3)
19)論文作成(構想報告 1)
20)論文作成(構想報告 2)
21)論文作成(中間報告 1)
22)論文作成(中間報告 2)
23)論文作成(中間報告 3)
24)論文作成(構成の見直し)
25)補足調査
26)論文作成(最終報告 1)
27)論文作成(最終報告 2)
28)論文作成(細部の点検)
29)論文作成(完成)
30)振り返りと評価
成績評価方法:修士論文および報告内容
学修に必要な準備:提示された資料に目を通しておくこと
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:なし
参考文献:講義のなかで提示
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーについては開講時に受講生に提示する。
流通論演習 Seminar in Distribution
テ ー マ:現代日本経済の現状と課題―国際貿易(国際流通)の視点から―
−404−
山
岡
隆
お
戻る
講義内容:現代日本経済の現状と課題を流通・国際流通の視点から考察する。とりわけ、日本経済に
固有の問題と、国際経済との連関の中で生起する問題とを明確に意識しつつ考察する。そ
の際、本講義は「消費」をキーワードとして日本経済がかかえる問題を議論したい。
達成目標:修士論文を作成するための総合的能力を獲得できる。
授業計画:前期
1 回から 15 回まで(前期)下記テキストの輪読と平行した修士論文関連文献の読み込み
受講者の修士論文作成に寄与する外国語文献を輪読する。修士論文の作成に関わる文献の
読み込みを行う。
大学院での修士論文口頭報告会へのレジュメ作成等の指導を行う。
後期
16 回から 30 回まで(後期)受講者各自のテーマでの修士論文作成指導
修士論文作成への指導・助言等が中心となる。
成績評価方法:テキストの読解力、大学院での修士論文口頭報告への状況及び修士論文の総合評価
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:受講者の希望テーマに即して 1 回目に決定します。
参考文献:適宜紹介します。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
さい
とう
しん
いち
藤
晋
一
商品学演習 Seminar in Commodity Science
斎
テ ー マ:品質論的視点からの商品研究
現代社会における商品の特質を質的視点より研究・指導する。
講義内容:受講者の希望する修士論文のテーマを考慮した演習内容を考えるが、まず商品研究の基礎
を概観しながら多くのケース・スタディについて検討していく。
達成目標:現代社会における商品の意義と役割について理解することを目的とし、特に質(品質)の
視点から究明を行い、商品開発・戦略の基礎的知識を習得する。
授業計画: 1. 研究するとは
2. 商品研究の歴史
3. 商品とは
4. 商品と製品
5. 主体としての商品把握
6. 研究の領域と方法
7. 品質と価格
8. 品質競争とは
9. 品質競争「機能競争」
10. 品質競争「性能競争」
11. 品質競争(ケース・スタディ)
12. 心理的品質競争
13. 心理的品質競争(デザイン)
14. 心理的品質競争(パッケージング)
15. 心理的品質競争(トレードマーク)
16. 心理的品質競争(広告)
17. 心理的品質競争(ブランド)
18. 価格競争「直接的価格競争」
19. 価格競争「間接的価格競争」
20. 価格競争(ケース・スタディ)
21. 商品コンセプト
22. 商品と安全性
−405−
戻る
23. 商品と安全性(ケース・スタディ)
24. 商品と環境
25. 商品と環境(ケース・スタディ)
26. 商品と技術
27. 商品と技術(ケース・スタディ)
28. 商品と社会
29. 商品と法
30. まとめ
成績評価方法:出席状況と報告内容(50 点)及びレポート(50 点)で評価する。
学修に必要な準備:日常の消費生活で商品・サービスに対し関心を持ち、その収集・分析を習慣化す
ること。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:星宮 啓『近代商品学入門』邦光書房 1969
寳多國弘『商品化戦略の基礎』創成社 2013
石崎悦史『商品学と商品戦略』白桃書房 1993
片岡・見目・山本編著『21 世紀の商品市場』白桃書房 2005
日本商品学会編「商品研究」
その他は、授業の中で紹介する。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
外国経営書研究 I(英)
Studies in Foreign Literature I(English)
(昼間)菅
山
真
次
テ ー マ:経営学・経済学の英語文献を読む
講義内容:経営学・経済学の英語文献の精読を通して、英語の基本構造を理解し、独力で専門書や論
文を読むことができる力を養うことを目指す。とくに重視するのが、文型の把握である。
文型をつかまなければ、論理的な文章を理解することは絶対にできない。授業では、はじ
めに基本 5 文型についての簡単な解説を行ったのち、毎回対象とするテキストの範囲を指
定して、すべての文について文型の解析を受講生とのディスカッションを通して行ってい
く。このように文の構造の把握に力を注ぐので、テキストはすでに邦訳のあるものを採用
する予定である。
達成目標:長文の英語の文型を正しくとらえることができるようになる。辞書を用いて英語の専門書
や論文を読解する力をみにつける。
授業計画:第 1 回 イントロダクション
第 2 回 基本 5 文型についての解説
第 3 回 テキストの輪読・解析 1
第 4 回 テキストの輪読・解析 2
第 5 回 テキストの輪読・解析 3
第 6 回 テキストの輪読・解析 4
第 7 回 テキストの輪読・解析 5
第 8 回 テキストの輪読・解析 6
第 9 回 テキストの輪読・解析 7
第10回 テキストの輪読・解析 8
第11回 テキストの輪読・解析 9
第12回 テキストの輪読・解析 10
第13回 テキストの輪読・解析 11
第14回 テキストの輪読・解析 12
第15回 小テスト 1
第16回 テキストの輪読・解析 13
−406−
戻る
第17回 テキストの輪読・解析 14
第18回 テキストの輪読・解析 15
第19回 テキストの輪読・解析 16
第20回 テキストの輪読・解析 17
第21回 テキストの輪読・解析 18
第22回 テキストの輪読・解析 19
第23回 テキストの輪読・解析 20
第24回 テキストの輪読・解析 21
第25回 テキストの輪読・解析 22
第26回 テキストの輪読・解析 23
第27回 テキストの輪読・解析 24
第28回 テキストの輪読・解析 25
第29回 テキストの輪読・解析 26
第30回 小テスト 2
成績評価方法:討論への参加度・貢献度(50%)、小テスト(50%)
学修に必要な準備:英和・和英辞書の購入。
関連して受講することが望ましい科目:なし
テキスト:開講時に指示する。コピーを配布する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:毎回、指定された範囲の英文の文型解析を事前に行っておくこと。担当者の連絡先と
オフィスアワーは開講時に指示する。
さ
く
ま
よし
ひろ
外国経営書研究 I(英)
Studies in Foreign Literature I(English)
(夜間)佐 久 間 義 浩
テ ー マ:会計学・経営学・経済学の専門書を読む
講義内容:会計学・経営学・経済学に関するテキスト・論文を用い、内容理解と修士論文作成の技術
をマスターすることを目指す。講義は、毎回、受講生が、テキストの指定箇所あるいは論
文の内容を報告し、その報告をもとに、他の受講生間とのディスカッションによりテーマ
の理解を深める。
達成目標:・テキスト・論文の輪読をつうじて、修士課程における学習方法を修得する。
・テキスト・論文の内容を理解する技術を身につけることができる。
・修士論文のテーマを選ぶ視点を身につけることができる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 参加者の報告(1)
第 3 回 参加者の報告(2)
第 4 回 参加者の報告(3)
第 5 回 参加者の報告(4)
第 6 回 参加者の報告(5)
第 7 回 参加者の報告(6)
第 8 回 中間試験①
第 9 回 参加者の報告(7)
第10回 参加者の報告(8)
第11回 参加者の報告(9)
第12回 参加者の報告(10)
第13回 参加者の報告(11)
第14回 参加者の報告(12)
第15回 中間試験②
第16回 参加者の報告(13)
第17回 参加者の報告(14)
−407−
戻る
第18回 参加者の報告(15)
第19回 参加者の報告(16)
第20回 参加者の報告(17)
第21回 参加者の報告(18)
第22回 参加者の報告(19)
第23回 中間試験③
第24回 参加者の報告(20)
第25回 参加者の報告(21)
第26回 参加者の報告(22)
第27回 参加者の報告(23)
第28回 参加者の報告(24)
第29回 参加者の報告(25)
第30回 中間試験④
成績評価方法:中間試験と期末試験(またはレポート)(20%)、報告内容(60%)、発言(20%)を
勘案して評価する。無断欠席 4 回以上で単位を認めない。
学修に必要な準備:
・本講義では、数学とミクロ経済学の知識を前提とする。受講に当たっては、事前に学習
を済ませること。
・毎回の授業に参加するにあたって、受講生はテキスト・論文に書かれた内容をすべて調
べ、不明点を明らかにしたうえで、授業に臨むこと。
4
4
・なお本講義は、「英語を学ぶ」ことを目指していない。あくまで「英語で学ぶ」技術を
身につけることを目指している。そのため受講の前提として、履修にあたっては、講義
についていける程度の高い英語力を求める。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:授業に参加するにあたって、受講者には多大な予習・復習時間を要求する。この点を
留意の上、登録すること。
研究室 土樋キャンパス 6 号館 5 階
オフィスアワーについては、開講時に連絡。
や
ち
しょう
ぶん
内
正
文
外国経営書研究 I(独)
Studies in Foreign Literature I(Germany)
谷
テ ー マ:経営数学入門
講義内容:経済金融数学の入門レベルのテキストを読みます。経済経営への応用例が随所に取り上げ
られており、図も多くわかりやすく記述されています。数学や経済、経営、金融特有の訳
語が必要ではありますが、論理が明確なので、正確な理解が期待できます。
内容は、数、総和、1 変数関数、多変数関数、微分、積分、行列、金融数学などです。
まず受講者に和訳していただき、内容を把握した上で、適宜、練習問題に取り組んでいた
だきます。1 章(数学的基礎)から順に、毎回 10 ページを目標に読み進めていきたい。
達成目標:① ドイツ語の文章を正確に捉えることができる。
② 数学の基礎的事項を明確に理解し説明できる。
③ 微分積分や行列、最適化、金利などの計算ができる。
授業計画:第 1 回:Mathematische Grundlagen
第 2 回:Summenzeichen
第 3 回:Funktionen mit einer unabhängigen Variablen
第 4 回:Ökonomische lineare Funktionen
第 5 回:Nichtlineare Funktionen und ihre ökonomische Anwendung
第 6 回:Funktionen mit mehreren unabhängigen Variablen
−408−
戻る
第 7 回:Ökonomische Anwendung
第 8 回:Eigenschaften von Funktionen
第 9 回:Stetigkeit
第10回:Differentialrechnung bei Funktionen mit einer unabhängigen Variablen
第11回:Anwendungen der Differentialrechnung
第12回:Kurvendiskussion
第13回:Wirtschaftswissenschaftliche Anwendungen der Differentialrechnung
第14回:Differentialrechnung bei Funktionen mit mehreren unabhängigen Variablen
第15回:Extremwertbestimmung unter Nebenbedingungen
第16回:Grundlagen der Integralrechnung
第17回:Matrizenrechnung
第18回:Multiplikation von Matrizen, Inverse
第19回:Input-Output-Analyse
第20回:Lineare Gleichungssysteme
第21回:Lösung linearer Gleichungssysteme
第22回:Lineare Optimierung
第23回:Analytische Methode der linearen Optimierung
第24回:Finanzmathematik
第25回:Grenzwerte von Folgen und Reihen
第26回:Finanzmathematische Verfahren
第27回:Zinsrechnung
第28回:Investitionsrechnung
第29回:Kombinatorik
第30回:Fallstudie
成績評価方法:文章内容の理解度(80%)と章末課題の解答(20%)により評価します。
学修に必要な準備:予定範囲を和訳してくる。
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:Heinrich Holland/ Doris Holland(2001): Mathematik im Betrieb, 6. Auflage, Gabler
参考文献:必要に応じて適宜案内します。
履修上の注意:担当者の連絡先とオフィスアワーは開講時に連絡する。
すず
き
よし
かず
木
好
和
外国経営書研究 I(仏)
Studies in Foreign Literature I(French)
鈴
テ ー マ:フランスの労使関係の理解
講義内容:講義題目に関する知識を得るという授業の達成目標を達成するために、過去のことも理解
できる著書を読みます。授業の方法は、輪読方式で行います。
達成目標:講義題目に関する知識を習得するとともに、辞書があれば原書が読めるようになる。
授業計画: 1. 講読の進め方、テキスト内容概略説明、参加者自己紹介
2. Présentation générale de l entreprise ①
3. Présentation générale de l entreprise ②
4. Présentation générale de l entreprise ③
5. Caractéristiques et évolution de la RATP depuis sa création ①
6. Caractéristiques et évolution de la RATP depuis sa création ②
7. Caractéristiques et évolution de la RATP depuis sa création ③
8. Spécificités de la GRH à la RATP ①
9. Spécificités de la GRH à la RATP ②
10. Spécificités de la GRH à la RATP ③
11. Évolution de la fonction RH ①
12. Évolution de la fonction RH ②
−409−
戻る
13. Évolution de la fonction RH ③
14. GRH et relations sociales ①
15. GRH et relations sociales ②
16. GRH et relations sociales ③
17. Quelques enjeux de la GRH aujourd hui ①
18. Quelques enjeux de la GRH aujourd hui ②
19. Quelques enjeux de la GRH aujourd hui ③
20. Analyser, hiérarchiser et valoriser les emplois ①
21. Analyser, hiérarchiser et valoriser les emplois ②
22. Rémunération ①
23. Rémunération ②
24. Évaluation des salariés: un outil au service du management ①
25. Évaluation des salariés: un outil au service du management ②
26. Évaluation des salariés: un outil au service du management ③
27. Du recrutement à la gestion des carrières ①
28. Du recrutement à la gestion des carrières ②
29. D une gestion réactive à une gestion anticipative ①
30. D une gestion réactive à une gestion anticipative ②
成績評価方法:発表で評価します。
学修に必要な準備:次回分の翻訳はもちろんのこと、毎回十分な予習を行う。
関連して受講することが望ましい科目:特にありません。
テキスト:Estelle MERCIER et Géraldine SCHMIDT, 2004, Gestion des Ressources Humaines, Pearson
Education France. 及び Jean-Marie Peretti, Ressources Humaines et Gestion des Personnes,
Vuibert, 2005.
参考文献:随時指示します。
履修上の注意:特にありません。担当者の連絡先・オフィスアワーは、開講時にお知らせします。
−410−
戻る
法学研究科
平成 26 年度入学者より適用
法律学専攻博士前期課程
アカデミック・ライティング Academic Writing
さい
とう
たか
ぎ
まこと
齋
藤
誠
髙 木 龍 一 郎
りゅう いち
ろう
テ ー マ:人文・社会科学系研究論文の書き方
講義内容:人文・社会科学系の研究論文の書き方について、その標準的構成及び技法を学び、それを
使い短い論文(8000 字程度)を実際に書く。
達成目標:
(1)論文とはどんな文章をいうのか、研究論文とはどんな論文をいうのかを説明できる。
(2)論文の標準的構成及び各構成要素に書くべきことを説明できる。
(3)論文を書くときの表記上のルール・技法を説明できる。
(4)短い論文(8000 字程度)を書くことができる。
授業計画:第 1 回:授業へのガイダンス
第 2 回:論文に用いる表現・表記(教科書1∼ 21 ページ)
第 3 回:論文の基本構成(教科書 23 ∼ 50 ページ)
第 4 回:序論の書き方(教科書 52 ∼ 78 ページ)
第 5 回:本論の書き方①(教科書 80 ∼ 110 ページ)
第 6 回:本論の書き方②(教科書 111 ∼ 132 ページ)
第 7 回:論述の技術(教科書 133 ∼ 166 ページ)
第 8 回:論文の完成(教科書 167 ∼ 183 ページ)
第 9 回:理解の確認(論文例の批判・修正)
第10回:論文の練習①(テーマの設定・理解)
第11回:論文の練習②(基礎調査と全体構想)
第12回:論文の練習③(アウトライン)
第13回:論文の練習④(論証)
第14回:論文の練習⑤(論述)
第15回:論文の練習⑥(仕上げ)
成績評価方法:(1)授業での発表・質疑応答(40 点)
(2)課題論文(60 点)
学修に必要な準備:授業ごとに次の授業までの準備内容を指示する。下記のテキストと参考文献は授
業開始までに購入しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:なし
テキスト:浜田麻里・平尾得子・由井紀久子『大学生と留学生のための論文ワークブック』(くろし
お出版、1997 年)
参考文献:戸田山和久『新版論文の教室−レポートから卒論まで』(NHK出版、2012 年)
履修上の注意:授業に関する連絡方法・オフィスアワーについては最初の授業で連絡する。
なか
むら
ひでる
村
英
法学の基礎 Access to Jurisprudence
中
テ ー マ:法学研究科での学習の基礎・前提となる学習資料の探索方法と学習方法を身につける。
講義内容:
(1)専門書、専門論文の探索方法と読み方の学習。
(2)法令の探索と読解。
(3)判例の探索と読解。
(以上の(1)∼(3)いずれにおいても学生は実際の作業も行う。)
達成目標:
(1)専門書と専門論文を探せて読むことができる。
(2)法令を探せて読むことができる。
−411−
戻る
(3)判例を探せて読むことができる。
授業計画:1 単位科目であり、2 週に 1 回の頻度で実施する。各回の内容は次のとおり。
(1) ガイダンスと
「専門書・論文(その 1)」 基本書、紙媒体の書誌
(2) 「専門書・論文(その 2)」 雑誌、電子的書誌
(3) 「法令検索と読解(その 1)」 紙媒体の六法、官報、法令全書
(4) 「法令検索と読解(その 2)」 法令データ提供システム
(5) 「法令検索と読解(その 3)」 第一法規のサービス
(6) 「判例検索と読解(その 1)」 判決文の形式
(7) 「判例検索と読解(その 2)」 紙媒体の判例(公式判例集、私選判例集
(8) 「判例検索と読解(その 3)」 TKC のサービス、裁判所公式サイトのサービス
成績評価方法:①専門論文や判決文等法学関係の文章の読解力の水準(4 段階評価をする。成績全体
中におけるこの観点での配点は 50 点)。②専門論文・法令・判決等、法学学習に必要な資
料を検索し、使途に応じた整理をする技術力(これも 4 段階評価をし、成績全体中におけ
るこの観点での配点は 50 点とする)。
学修に必要な準備:原則毎回課すレポートをていねいに作成すること。
関連して受講することが望ましい科目:アカデミックライティング
テキスト:適時指示をします。
参考文献:適時指示をします。
履修上の注意:オフィスアワーは、開講時に連絡します。
こん
どう
かつ
ひろ
藤
雄
大
民法一般講義 Lecture on Civil Law
近
テ ー マ:民法の基本制度を理解する
講義内容:本講義では、民法の財産法における基本的論点を網羅的に取り上げる。該当部分について
事前に基本書・概説書や関連する判例等を読んでもらい、表面的な論点にとどまらず、な
ぜ問題になるのか本質的な部分にまで掘り下げて講義および議論を行う。
達成目標:論点の本質を把握することができる。
自分の言葉で説明し、論述することができる。
授業計画:第 1 回 民法総則(虚偽表示と 94 条 2 項の類推適用)
第 2 回 民法総則(表見代理)
第 3 回 物権(177 条にいう「物権変動」)
第 4 回 物権(177 条にいう「第三者」)
第 5 回 物権(即時取得)
第 6 回 物権(物上代位)
第 7 回 物権(法定地上権)
第 8 回 債権(債務不履行と解除)
第 9 回 債権(責任財産の保全)
第10回 債権(相殺)
第11回 債権(債権譲渡)
第12回 債権(売主の担保責任)
第13回 債権(信頼関係破壊法理)
第14回 債権(違法性要件)
第15回 債権(共同不法行為)
成績評価方法:事前の予習の状況(50%)、議論の状況に基づく理解の達成度(50%)とし、到達目
標に示した内容が達成できているかに照らし合わせ評価をおこなう。
学修に必要な準備:当該部分について指定された基本書・概説書および判例等を読んで理解しておく
ことが必要となる(各回 50 頁程度で約 4 時間を要する内容である)。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
−412−
戻る
テキスト:その都度指示する。
参考文献:初回の講義の際に説明する。
履修上の注意:オフィスアワー・連絡先等については、開講時に連絡する。
商法一般講義 Lecture on Commercial Law and Business Organizations
横
田
尚
昌
テ ー マ:商取引の特質と会社の基礎
講義内容:民法の特別法である商法は、反復的・集団的取引であることを特質とする商取引の当事者
間の利害を調整することを一つの目的としている。この点について、判例に現れた事例を
参考に、企業間取引の実際について考察する。
達成目標:・民法の特別法としての商法の位置づけを理解できる。
・反復的・集団的取引であることを特質とする商取引の意義について理解できる。
・商取引当事者間の利害の調整のありかたについて理解できる。
授業計画:① 商取引の特質について、研究の仕方について
② 論文の書き方について
③ 商事売買(売主の権利・義務)
④ 同(買主の権利・義務)
⑤ 交互計算
⑥ 代理商
⑦ 仲立人
⑧ 問屋営業(意義)
⑨ 同(法的地位)
⑩ 運送営業総説
⑪ 物品運送(運送人の権利・義務)
⑫ 同(荷受人の地位、相次運送、貨物引換証)
⑬ 旅客運送
⑭ 運送取扱営業
⑮ 倉庫営業、場屋営業
成績評価方法:学年末の定期試験(50%)と随時のレポート提出(50%)により評価する。
学修に必要な準備:商行為の基本的なしくみの確認と、民法総則および債権の復習が必須である。
関連して受講することが望ましい科目:民事法関係諸科目
テキスト:テキストは特に指定しない。
参考文献:
『商法 ( 総則・商行為 ) 判例百選 第 5 版 ( 別冊ジュリスト )』
(有斐閣・2008 年)
履修上の注意:本演習では、ほぼ毎回、テーマに関連する判例および裁判例の原文を用いるので、受
講者は事前に指定された判例または裁判例の原文を読んで事実関係と争点を正確に把握し
ておくことが望まれる。なお、学習したことの定着を図るために、何回かレポートの提出
を求めることにする。
なお、担当者の連絡先及びオフィスアワーは、開講時にお知らせします。
さ
とう
ゆう
き
藤
優
希
民事手続法一般講義 Law of Civil Procedure(Basic)
佐
テ ー マ:民事手続法の体系的理解
講義内容:本講義では,民事訴訟法(判決手続)全般,すなわち訴えの提起にはじまり判決の確定に
至るまでの手続についての学習を進める。民事訴訟法に関する種々の重要な問題を取り上
げて,様々な観点から検討・考察を加え,民事訴訟法についての体系的な理解を深めるこ
とを目標とする。授業は,各テーマについて報告者を選定し,その報告を受けて参加者全
員が討論するという方式で行う。
達成目標:
(1)民事手続法全般についての体系的な理解を深めることができる。
(2)民事手続法についての様々な論点を知ることができる。
授業計画:第 1 回:ガイダンス:報告者の選定、授業の進め方
−413−
戻る
第 2 回:非訟と訴訟
第 3 回:訴えの提起① 訴状
第 4 回:訴えの提起② 訴訟物
第 5 回:訴えの提起③ 管轄
第 6 回:訴えの提起④ 訴訟係属
第 7 回:訴訟の審理① 審理原則
第 8 回:訴訟の審理② 訴えの利益
第 9 回:訴訟の審理③ 証拠調べ
第10回:訴訟の審理④ 立証責任
第11回:訴訟の終了① 既判力の時間的限界
第12回:訴訟の終了② 既判力の主観的限界
第13回:訴訟の終了③ 裁判によらない訴訟の終了
第14回:人事訴訟
第15回:ADR
成績評価方法:授業における報告(40%)、質疑応答(30%)、課題レポート(30%)
学習に必要な準備:報告者は報告のための十分な準備をし、他の受講生は討論のための予習をするこ
と。
関連して受講することが望ましい科目:民事法関連科目。民事手続法応用講義。
テキスト:開講時に指示します。
参考文献:必要に応じて、適宜指示します。
履修上の注意:連絡先およびオフィスアワーについては、開講時にお知らせします。
たか
ぎ
りゅう いち
ろう
労働法一般講義 Lecture on Labor Law
髙 木 龍 一 郎
テ ー マ:個別的労使関係法上の諸問題
講義内容:この講義では、労働法領域における総論的問題を扱うとともに、労働基準法等の個別的労
使関係を規律する基本的な法律の解説を行う。
達成目標:① 個別的労使関係における法的問題に関し、幅広い知識を身につけることができる。
② 個別的労使関係における法的問題に関する基本的な法理論を理解し、それを自分の言
葉で説明できる。
③ 上記②を、労使関係上の具体的な問題に適用し、論理的に説明できる。
授業計画: 1 回目:労働法の意義と形成過程
2 回目:労働法の体系と法源
3 回目:1.雇用対策 2.職業紹介
3.労働者の募集に対する法的規制
4 回目:労働憲章
5 回目:個別的労使関係規制の概要(就業規則)
6 回目:労働契約の当事者(労働者と使用者)
7 回目:労働契約成立当初の法的問題(1)
8 回目:労働契約成立当初の法的問題(2)
9 回目:労働契約上の権利・義務(1)
10回目:労働契約上の権利・義務(2)
11回目:人事をめぐる法律問題(1)
12回目:人事をめぐる法律問題(2)
13回目:賃金を身ぐる法律問題(1)
14回目:賃金をめぐる法律問題(2)
15回目:14 回目までの法的論点に関する総括
成績評価方法:前期終了後に提出するレポート(80 点)
−414−
戻る
授業中の質疑内容(20 点)
学修に必要な準備:下記に記載した労働法の参考書を通読しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:民法一般講義
テキスト:唐津博他編著『ニューレクチャー労働法(第二版)』(誠文堂)
参考文献:授業中に指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは、最初の授業で指示する。
なか
むら
さ
とう
ひでる
村
英
憲法一般講義 Lecture on Constitutional Law
中
テ ー マ:日本国憲法の基礎的な知識の修得
講義内容:芦部・高橋『憲法 6 版』の該当箇所を読んできてもらい、質疑応答をしながら授業を進める。
達成目標:日本国憲法の基礎的な知識を修得する
授業計画:(1) ガイダンス / 憲法の意味と特質
(2) 日本の憲法の歴史
(3) 人権の観念
(4) 人権の享有主体
(5) 人権と公共の福祉
(6) 私人間効力
(7) 包括的基本権
(8) 法の下の平等
(9) 思想・良心の自由
(10)信教の自由 / 政教分離
(11)表現の自由
(12)経済的自由
(13)立憲主義
(14)民主主義
(15)憲法改正
成績評価方法:①憲法学習の前提となる、資料の探索・処理能力(この観点で 4 段階評価をし、本科
目成績全体中の配点を 20 点とする)、②憲法に関する基礎的知識の理解度・定着度(4 段
階評価。配点 60 点)
、③議論の際の主張や発言の論理性・説得性(4 段階評価。配点 20
点)
。
学修に必要な準備:
①学部時代に学んだ憲法の知識を復習しておく。
②教材(芦部・高橋『憲法 6 版』)を熟読する。
関連して受講することが望ましい科目:憲法応用講義、憲法演習、人権問題と司法
テキスト:芦部信喜・高橋和之『憲法』6 版、2015 年・岩波書店
参考文献:授業中に適宜指示します。
履修上の注意:必ず予習をし、授業中は積極的に発言すること。オフィスアワーは開講時に連絡します。
えい
せい
藤
英
世
行政法一般講義 Lectures on Administrative Law
佐
テ ー マ:行政組織法と行政作用法
講義内容:行政法の特色、その全体像、行政の仕組み(行政組織法)および行政活動(行政作用法)
について検討します。
達成目標:行政法の特色、その全体像について理解し、行政の担い手やその組織および行政が行って
いる諸活動についてそれぞれ説明することができる。
授業計画:第 1 回:授業の進め方、文献・判例の調べ方等についての指導
第 2 回:行政法の全体像(1):行政法の特色、行政を拘束する諸原則
第 3 回:行政法の全体像(2):行政の仕組みと行政活動
第 4 回:行政による規範定立(行政基準)
−415−
戻る
第 5 回:行政行為(1):行政行為の意義、効力および類型
第 6 回:行政行為(2):行政行為の瑕疵
第 7 回:行政契約
第 8 回:行政指導
第 9 回:行政計画
第10回:即時強制
第11回:行政調査
第12回:行政上の実効性確保手段(1):行政上の強制執行
第13回:行政上の実効性確保手段(2):行政罰およびその他の実効性確保手段
第14回:行政手続(1)
:行政手続法の概要
第15回:行政手続(2)
:不利益処分手続
成績評価方法:授業での報告・質疑応答(50%)および課題レポート(50%)で評価します。
学修に必要な準備:受講生に割り当てられる課題についてレジュメを作成し、授業で報告できるよう
に準備する必要があります。
関連して受講することが望ましい科目:憲法一般講義
テキスト:最初の授業で指示します。
参考文献:適宜指示します。
履修上の注意:履修前の注意はとくにありません。注意点等は、授業でその都度指摘します。
その他:
(1)連絡先:法科大学院・総合研究棟 8 階 807 号室(721-3429)
(2)メール:[email protected]
(3)オフィスアワー:最初の授業で指示します。
刑法一般講義 Lecture on Criminal Law
中
村
雄
一
テ ー マ:刑法総論の基礎
講義内容:刑法総論分野の基本的知識を学ぶ
達成目標:①刑法総論分野に関する基本的知識(概念・判例・学説)を正確に理解できる
②①を前提に、現在の議論状況について理解できるようになる
授業計画:①罪刑法定主義
②不作為犯
③因果関係
④故意
⑤事実の錯誤
⑥過失
⑦違法性・正当行為
⑧正当防衛・過剰防衛・誤想防衛
⑨責任能力・原因において自由な行為
⑩実行の着手
⑪中止犯
⑫不能犯
⑬共犯の基本原理
⑭共同正犯
⑮共犯と身分・共犯と錯誤
成績評価方法:試験は実施しない。講義における発言および質疑応答とレポートを総合的に評価する。
学修に必要な準備:刑法の総論につき、概略はしっかり学んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:講義の前にレジュメを配布する。
参考文献:必要に応じて授業中に指示する。
履修上の注意:予習・復習はしっかり行うこと。オフィスアワーおよび連絡先等は開講時に連絡する。
−416−
戻る
とみ
た
まこと
刑事訴訟法一般講義 Lecture on Criminal Procedure
冨
田
真
テ ー マ:刑事訴訟の基礎
講義内容:刑事訴訟についての基礎的な知識を確認しつつ、刑事訴訟を規律する規範を正確に理解で
きるようにします。
達成目標: 1 刑事訴訟に関する基本的な判例の規範的な意味を理解することができるようになる。
2 関連する学説の観点から判例の射程などを理解することができるようになる。
授業計画: 1 刑事手続の概観
2 任意捜査と強制捜査の区別
3 職務質問と所持品検査の限界
4 任意同行
5 捜索差押えの要件と範囲
6 逮捕に伴う捜索差押え
7 強制採尿と採血
8 通信の傍受など
9 写真撮影などの任意捜査
10 現行犯逮捕、緊急逮捕─など
11 勾留手続
12 逮捕・勾留の 1 回性の原則
13 逮捕・勾留の諸問題:余罪取調べと別件逮捕
14 被疑者の防禦権:接見交通権
15 被疑者取調べ
16 公訴に関する諸原理と公訴権濫用論
17 証拠法総論 証拠開示
18 訴因の特定と訴因変更(1):訴因変更の要否
19 訴因変更(2):訴因変更の可否
20 違法収集証拠排除法則(1):違法承継
21 違法収集証拠排除法則(2):毒樹の果実論
22 自白法則
23 補強法則
24 伝聞法則(1):伝聞の意義など
25 伝聞法則(2):伝聞例外の要件など
26 伝聞法則(3):再伝聞
27 伝聞法則(4):現場供述、現場写真など
28 裁判と択一的認定
29 上訴・再審など
30 全体のまとめ:近時の法改正との関連
成績評価方法:レポート(80%)、授業での発言(20%)
学修に必要な準備:授業は双方向的に行います。事前に毎回授業の範囲について説明するので、関連
する判例とテキストを丁寧に読み込んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:刑法、憲法
テキスト:上口裕『刑事訴訟法』(成文堂)、田宮裕『刑事訴訟法(新版)』(有斐閣)などスタンダー
ドなテキストを各自で選んでください。刑事訴訟法判例百選(第 9 版)(有斐閣)、『刑事
訴訟法の争点(第 4 版)』(有斐閣)
参考文献:必要に応じて文献を紹介する。
履修上の注意:オフィスアワー・連絡先などについては開講時にお知らせします。
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戻る
とみ
おか
まさし
国際法一般講義 Lectures in International Law
富
岡
仁
テ ー マ:国際法の基礎的理解
講義内容:緊密化の度合いをいっそう強めている国際社会に存在する法である国際法の構造、特質お
よび働きについての理解を得るために、国際法の基礎理論の講義および日本の裁判所にお
ける国際法に関する判例の検討を行う。
達成目標:①国際法についての基礎的な理解を得ることができる。②国際法の国内法との密接な関係
について理解することができる。③国際法がいかに国内裁判所での裁判基準として取り上
げられているかを理解し、国際法の現代的な働きについての認識を深めることができる。
授業計画:第 1 回 国際法とは何か
第 2 回 国際法の成立形式
第 3 回 条約法
第 4 回 国家の成立と存続
第 5 回 国家の基本的権利・義務
第 6 回 領域に関する国際法
第 7 回 国際法における私人の地位
第 8 回 国際犯罪
第 9 回 環境保護
第10回 国家責任
第11回 紛争の平和的処理・総論
第12回 紛争の平和的処理・国際裁判
第13回 平和と安全の維持・戦争違法化
第14回 平和と安全の維持・安全保障
第15回 武力紛争と法
成績評価方法:授業における発表(40%)、授業における質疑応答(30%)、課題レポート(30%)に
より評価する。
学修に必要な準備:受講者に事前に指示する判例について読み、内容および問題点等について講義時
に報告できるようにしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:国際法、国際政治学、憲法、行政法
テキスト:使用しない。
参考文献:松井・佐分他『国際法(第 5 版)』有斐閣、2007 年。浅田正彦『国際法(第 2 版)』東信堂、
2014 年。山形英郎編『国際法入門』法律文化社、2014 年。柳原・森川・兼原編『プラク
ティス国際法講義(第 2 版)』信山社、2014 年。杉原高嶺『国際法講義』有斐閣、2008 年。
小寺・岩沢・森田『講義国際法』有斐閣、2004 年。
履修上の注意:連絡先、[email protected]
基礎法一般講義 Lecture on Basic Theory of Law
中
村
雄
一
テ ー マ:「世間」と法規範
講義内容:阿部謹也のいう「世間」と法規範の問題、とりわけ刑法の分野における規範との関係を中
心に扱いたい
達成目標:①阿部謹也のいう「世間」の概略を理解することができる
②「世間」と法規範、とりわけ刑法規範との関係・問題を理解することができる
授業計画:①これまでの「法学」による社会規範論
②「世間」に気づかなかった法学
③刑事法と「世間」の衝突
④「世間」の性質および法にとっての課題
⑤「世間」という言葉
⑥「世間」の掟
⑦「世間」がなくなってしまったら
−418−
戻る
⑧「世間」という日本独自の生活の形
⑨本音として生き続ける「世間」
⑩日本近代における新しい制度と旧来の人間関係
⑪国家の暦と「世間」の暦
⑫「世間」における評価
⑬少年犯罪と「世間」
⑭少年法改正と「世間」
⑮刑法規範と「世間」
成績評価方法:試験は実施しない。講義における発言および質疑応答とレポートを総合的に評価する。
学修に必要な準備:社会規範に関する基礎を確認しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特にない。
テキスト:テキストとしては特に指定しないが、船山泰範「法規範と『世間』の相克」『刑事法入門』
(弘文堂、2014)所収、 阿部謹也『世間とは何か』(講談社現代新書、1995)、同『日本人
の歴史意識』(岩波新書、2004)等を用いる。
参考文献:必要に応じて指示する。
履修上の注意:オフィスアワーや連絡先は開講時に連絡する。
しお
や
たもつ
おお
くぼ
まこと
屋
保
政治学一般講義 Lecture on Political Science
塩
テ ー マ:現代政治学の理論
講義内容:政治という決定・行動をめぐる現象を解明する政治理論の成果を理解することを通して、
高度に複雑で大きな変動を経験している現実世界と向き合うために有効な思考上の枠組み
を提供する理論を検討する。
達成目標:①政治学についての幅広い視野を身に付ける。
②政治学の基礎的理論を理解する。
③政治の現実を理論的に説明することができる。
授業計画: 1 回目 ガイダンス
2 回目 政治学の課題
3 回目 「政治」のイメージを広げる
4 回目 近代国家の登場とその変容
5 回目 政治制度(1)
6 回目 政治制度(2)
7 回目 政党・利益集団と政治(1)
8 回目 政党・利益集団と政治(2)
9 回目 政治と思想・イデオロギー(1)
10回目 政治と思想・イデオロギー(2)
11回目 デモクラシーの思想・運動・制度(1)
12回目 デモクラシーの思想・運動・制度(2)
13回目 政治と権力(1)
14回目 政治と権力(2)
15回目 試験
成績評価方法:試験(50%)とレポート(50%)により評価する。
履修上の注意:オフィスアワー・連絡先等については、開講時に連絡する。
窪
誠
民法応用講義 I Advanced Lecture on Civil Law I
大
テ ー マ:契約法の事例研究
講義内容:民法の契約法に関する比較的複雑な事案を検討することを通して、法解釈について学ぶ。
比較的複雑な事例問題について、学生がレジュメを用意して解決方法の案を提示し、その
案について検討する形で授業を進める。
−419−
戻る
達成目標:① 比較的複雑な事案における民法上の問題点を指摘することができるようになる。
② ①で指摘した民法上の問題点に関連する法制度についての正確な理解を身に付ける。
③ ②の理解を基礎にして、比較的複雑な事案についての適切な解決方法を提示すること
ができるようになる。
授業計画:第 1 回:ガイダンス 事例検討の方法についての解説
第 2 回:契約の締結と合意の瑕疵(1)事例の全体についての大雑把な検討
第 3 回:契約の締結と合意の瑕疵(2)事例の前半についての詳細な検討
第 4 回:契約の締結と合意の瑕疵(3)事例の後半についての詳細な検討
第 5 回:代理による契約の締結(1)事例の全体についての大雑把な検討
第 6 回:代理による契約の締結(2)事例の前半についての詳細な検討
第 7 回:代理による契約の締結(3)事例の後半についての詳細な検討
第 8 回:債務不履行による損害賠償責任(1)事例の前半についての詳細な検討
第 9 回:債務不履行による損害賠償責任(2)事例の後半についての詳細な検討
第10回:売主の担保責任(1)事例の前半についての詳細な検討
第11回:売主の担保責任(2)事例の後半についての詳細な検討
第12回:請負人の担保責任(1)事例の前半についての詳細な検討
第13回:請負人の担保責任(2)事例の後半についての詳細な検討
第14回:賃貸借契約の解除と終了(1)事例の前半についての詳細な検討
第15回:賃貸借契約の解除と終了(2)事例の後半についての詳細な検討
成績評価方法:報告用レジュメの内容、報告の内容、議論の内容を、1対1対1の割合で評価する。
民法上の制度について正確に理解しているか、民法上の制度を適切に用いて事例を解決す
ることかできているか、という視点から成績を評価する。
学修に必要な準備:講義で取り上げる事案で問題になる民法上の制度や、事案で問題になる点に関す
る判例・学説について、事前に理解しておく。
関連して受講することが望ましい科目:他の民法関連科目
テキスト:松岡久和・潮見佳男・山本敬三『民法総合・事例演習』[第 2 版](有斐閣)
参考文献:必要に応じて指示する。
履修上の注意:十分な予習をして講義に臨んで頂きたい。
いし
がき
しげ
みつ
垣
茂
光
民法応用講義 II Advanced Lecture on Civil Law II
石
テ ー マ:民法に関する最新判例研究
講義内容:判例をまとめ、論点を整理したレジュメをもとに発表してもらい、その内容に対して質疑
応答をおこなう。
達成目標: 1 .判例のポイントを押さえたレジュメを作成することができる。
2 .質疑応答に耐えうる論理的思考力を身につけることができる。
授業計画: 1 .ガイダンス(レジュメの作成に必要なノウハウの確認と補足)
2 .受講者の報告(民法総則分野)
3 .2 の報告に対する質疑応答
4 .受講者の報告(物権分野)
5 .4 の報告に対する質疑応答
6 .受講者の報告(債権分野)
7 .6 の報告に対する質疑応答
8 .受講者の報告(債権分野)
9 .8 の報告に対する質疑応答
10.受講者の報告(民法総則分野)
11.10 の報告に対する質疑応答
12.受講者の報告(物権分野)
13.12 の報告に対する質疑応答
−420−
戻る
14.受講者の報告(債権分野)
15.14 の報告に対する質疑応答 成績評価方法:レジュメの内容(40%)、プレゼンテーション(25%)、質疑応答の態様(35%)
学修に必要な準備:民法の基本的な知識の確認をしておく必要がある。
関連して受講することが望ましい科目:民法関連科目
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:オフィスアワー・連絡先等については、開講時に連絡する。
こん
どう
かつ
ひろ
えん
どう
たか
ゆき
藤
雄
大
民法応用講義 III Advanced Lecture on Civil Law III
近
テ ー マ:非典型契約の研究
講義内容:学部の授業では扱われることの少ない非典型契約を取り上げ、それぞれの類型ごとに生じ
ている問題点を理解することに努める。その後、判例を通して問題点の解決方法を検討
し、さらには実務への影響を明らかにする。
達成目標: 1.各種非典型契約における問題点を把握することができる。
2.論点や判例のポイントを押さえたレジュメを作成することができる。
授業計画:第 1 回 取り上げる非典型契約の紹介と授業の進行方法の説明
第 2 回 不動産譲渡担保契約の概要と問題点の説明
第 3 回 不動産譲渡担保契約の判例報告と議論
第 4 回 動産集合譲渡担保契約の概要と問題点の説明
第 5 回 動産集合譲渡担保契約の判例報告と議論
第 6 回 フランチャイズ契約の概要と問題点の説明
第 7 回 フランチャイズ契約の判例報告と議論
第 8 回 リース契約の概要と問題点の説明
第 9 回 リース契約の判例報告と議論
第10回 医療契約の概要と問題点の説明
第11回 医療契約の判例報告と議論
第12回 信託契約の概要と問題点の説明
第13回 信託契約の判例報告と議論
第14回 プロバイダ契約の概要と問題点の説明
第15回 プロバイダ契約の判例報告と議論
成績評価方法:レジュメの内容(40%)、プレゼンテーション(25%)、質疑応答の態様(35%)と
し、到達目標に示した内容が達成できているかに照らし合わせて評価をおこなう。
学修に必要な準備:各回とも指定された文献を読んで各契約の内容を理解し、問題点を抽出しておく
ことが必要となる。
関連して受講することが望ましい科目:民法関連科目
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:オフィスアワーや連絡先については開講時に連絡する。
藤
隆
幸
民法応用講義 IV
遠
テ ー マ:家族法立法の現状と課題
講義内容:近時の家族法改正論議に焦点を当て、家族法上の個別的論点を検討する。
達成目標:①家族法改正に関する議論を検討することで、現下の家族法上の諸問題について理解する。
②家族法解釈学の技法の可能性とその限界を、個別の論点に即して理解する。
授業計画:
( 1 )ガイダンス
( 2 )婚姻法① --- 婚姻の要件
( 3 )婚姻法② --- 夫婦財産法制の検討
−421−
戻る
( 4 )離婚法① --- 裁判離婚法の検討
( 5 )離婚法② --- 離婚給付法の展望
( 6 )実親子法① --- 嫡出否認法制の検討
( 7 )実親子法② --- 認知法制の検討
( 8 )養子法① --- 普通養子制度の将来
( 9 )養子法② --- 特別養子と児童養護制度
(10)親権法① --- 児童虐待と親権法
(11)親権法② --- 財産管理権の検討
(12)婚外関係の法的規制① --- 内縁・事実婚
(13)婚外関係の法的規制② --- パートナー法制の展望
(14)婚外関係の法的規制③ --- 同性婚法制の展望
(15)家族関係手続の現代化
成績評価方法:各テーマに関する報告(50 点)、討論(10 点)、定期試験(40 点)により評価する。
学修に必要な準備:各回提示するテーマについて、テキストの該当箇所を読み、事前に検討しておく
こと。
関連して受講することが望ましい科目:他の民事法科目全般
テキスト:窪田充見=佐久間毅=沖野眞巳 編著 『民法演習ノート III 家族法 21 問』(弘文堂)を予
定しているが、今後の出版状況を勘案してガイダンス時に正式に指定する。
参考文献:中田裕康編『家族法改正』(有斐閣)
履修上の注意:開講時に伝達する。
いし
民法応用講義Ⅴ 石
テ ー マ:金融取引と担保
講義内容:担保についての民法の規定を概略説明した後、判例を分析する。
達成目標:各種担保について実際の運用を通して具体的に理解する。
授業計画:第 1 回:金融取引とは何か、なぜ担保が必要か(債権回収について)
第 2 回:人的担保としての保証
第 3 回:売主の保証に関する裁判例の検討
第 4 回:連帯債務は保証とどのような違いがあるのか
第 5 回:不真正連帯債務における債務免除に関する裁判例の検討
第 6 回:留置権とは何か
第 7 回:留置権の成立要件に関する裁判例の検討
第 8 回:先取特権とは何か
第 9 回:動産売買先取特権と物上代位に関する判例の検討
第10回:質権とは何か、今なぜ質権が使われないのか
第11回:抵当権の一般的理解
第12回:抵当権の効力はどこまで及ぶか
第13回:抵当権侵害に対する救済手段
第14回:抵当権に基づく執行に関する妨害
第15回:複数の抵当権の関係
成績評価方法:発表態度・提出したレポートを総合的に評価(100%)
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:特になし
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:定期試験はしない、ただしレポートを課する。
−422−
がき
垣
しげ
茂
みつ
光
戻る
おお
くぼ
つじ
た
まこと
民法応用講義 VI
大
窪
誠
テ ー マ:契約法の事例研究
講義内容:民法の契約法に関する比較的複雑な事案を検討することを通して、法解釈について学ぶ。
達成目標:① 比較的複雑な事案における民法上の問題点を指摘することができるようになる。
② ①で指摘した民法上の問題点に関連する法制度についての正確な理解を身に付ける。
③ ②の理解を基礎にして、比較的複雑な事案についての適切な解決方法を提示すること
ができるようになる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 契約の締結と合意の瑕疵(1)
第 3 回 契約の締結と合意の瑕疵(2)
第 4 回 契約の締結と合意の瑕疵(3)
第 5 回 代理による契約の締結(1)
第 6 回 代理による契約の締結(2)
第 7 回 代理による契約の締結(3)
第 8 回 債務不履行による損害賠償責任(1)
第 9 回 債務不履行による損害賠償責任(2)
第10回 売主の担保責任(1)
第11回 売主の担保責任(2)
第12回 請負人の担保責任(1)
第13回 請負人の担保責任(2)
第14回 賃貸借契約の解除と終了(1)
第15回 賃貸借契約の解除と終了(2)
成績評価方法:報告用レジュメの内容、報告の内容、議論の内容を、1 対 1 対 1 の割合で評価する。
学修に必要な準備:講義で取り上げる事案で問題になる民法上の制度や、事案で問題になる点に関す
る判例・学説について、事前に理解しておく。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:松岡久和・潮見佳男・山本敬三『民法総合・事例演習』[第 2 版](有斐閣)
参考文献:必要に応じて指示する。
履修上の注意:十分な予習をして講義に臨んで頂きたい。
よし
ゆき
田
芳
幸
知的財産権法応用講義 I
辻
テ ー マ:
「商標法、不正競争防止法、特許法の基礎とその発展的問題を知る」
講義内容:商品形態や営業秘密を保護している不正競争防止法、ブランドのマークの保護と利用につ
いて規定している商標法、発明の保護や利用について規定している特許法の概略を講義す
るとともに、裁判例を通して具体的な問題点を考察します。講義では、受講者との対話を
通して知識を深めます。
達成目標:①商標法、不正競争防止法、特許法の基本構造を理解することができる。
②知的財産法と知財ビジネスのかかわりを具体的に論ずることができる。
授業計画:次の予定で進めますが、時事問題に言及することにより若干の変更はあり得ます。
第 1 回 導入(知的財産法を学ぶ意義)
第 2 回 商標法の概要
第 3 回 商標権侵害の主張に対する対抗措置
第 4 回 不正競争防止法による保護
第 5 回 営業秘密にかかる不正競争行為
第 6 回 その他の不正競争行為
第 7 回 商標法・不競法のまとめ
第 8 回 発明該当性
第 9 回 特許要件
−423−
戻る
第10回 発明者・冒認出願・職務発明
第11回 出願
第12回 審査・審判
第13回 権利の活用
第14回 特許攻防
第15回 特許法のまとめ
成績評価方法:授業における質疑(40%)、課題レポート(60%)
学修に必要な準備:テキストおよび別途配布する関連資料の該当箇所を予め読んでくること
関連して受講することが望ましい科目:民事法科目
テキスト:茶園成樹『知的財産法入門』(有斐閣)
参考文献:田村善之『知的財産法』(有斐閣)、土肥一史『知的財産法入門』(中央経済)
【より入門的な参考書として】伊藤塾『知的財産法』(弘文堂)、小泉直樹『特許法・著作
権法』(有斐閣)
【より深く勉強したい場合には】高林龍『特許法』(第 5 版、有斐閣)、中山信弘『特許
法』(第 2 版、弘文堂)、茶園成樹『商標法』(有斐閣)
【判例の解説書として】それぞれの『判例百選』(有斐閣)、また小泉直樹ほか編著『ケー
スブック知的財産法』(弘文堂)
【演習書として】盛岡・土肥編『演習ノート知的財産法』(第 3 版、法学書院)
【判例付き六法として】『判例六法』(有斐閣)
*それぞれ最新版を参照のこと
履修上の注意:この分野に何らかの興味や関心を持っていれば十分です。これまで科目として「知的
財産法」を学んだことがなくても大丈夫なように講義します。担当者の連絡先は、開講時
にお知らせします。
つじ
た
よし
ゆき
田
芳
幸
知的財産権法応用講義 II
辻
テ ー マ:
「著作権法、意匠法の基礎とその発展的問題を知る」
講義内容:文章や音楽などの著作物の保護と利用を規定した著作権法、物品のデザインの保護と利用
を規定した意匠法の概略を講義するとともに、裁判例を通して具体的な問題点を考察します。講義では
受講者との意見交換を通して知識を深めます。
達成目標:①著作権法、意匠法の基本構造を理解することができる。
②知的財産法と知財ビジネスのかかわりを具体的に論ずることができる。
授業計画:次の予定で進めますが、時事問題に言及することにより若干の変更はあり得ます。
第 1 回 導入(知的財産法を学ぶ意義)
第 2 回 著作物
第 3 回 著作者
第 4 回 職務著作
第 5 回 著作権の内容
第 6 回 著作権の制限
第 7 回 著作権人格権
第 8 回 著作権侵害
第 9 回 著作権法のまとめ
第10回 意匠制度とは
第11回 意匠登録要件
第12回 出願、審査・審判
第13回 意匠権とその行使
第14回 意匠権の利用
第15回 意匠法のまとめ
成績評価方法:授業における意見発表(40%)、課題レポート(60%)
−424−
戻る
学修に必要な準備:テキストおよび別途配付する資料の関連箇所を予め読んでくること
関連して受講することが望ましい科目:民事法科目
テキスト:茶園成樹『知的財産法入門』(有斐閣)
参考文献:田村善之『知的財産法』(有斐閣)、土肥一史『知的財産法入門』(中央経済)
【より入門的な参考文献として】伊藤塾『知的財産法』(弘文堂)、島並ほか『著作権法入
門』(有斐閣)、小泉直樹『特許法・著作権法』(有斐閣)
【より深く勉強したい場合】高林龍『著作権法』(第 2 版、有斐閣)、中山信弘『著作権
法』(有斐閣)、茶園成樹『意匠法』(有斐閣)
【判例の解説書として】それぞれの『判例百選』(有斐閣)、また小泉直樹ほか編著『ケー
スブック知的財産法』(弘文堂)
【演習書として】盛岡・土肥編『演習ノート知的財産法』(第 3 版、法学書院)
【判例付き六法として】『判例六法』(有斐閣)
*最新版を参照のこと。
履修上の注意:この分野に何らかの興味や関心を持っていれば十分です。これまで科目として「知的
財産法」を学んだことがなくても大丈夫なように講義します。担当者の連絡先は、開講時
にお知らせします。
商法応用講義 I Advanced Lecture on Commercial Law and Business Organizations I 横
田
尚
昌
テ ー マ:保険契約者保護の在り方について
講義内容:毎回のテーマに係る判例(裁判例)の解釈と学説をみながら保険金不正請求の防止と適正
な保険金支払い確保の在り方について考察する。
達成目標:① 保険法の基礎概念の要点が理解できる。
② 保険金の不正請求防止の在り方が理解できる。
③ 保険判例に示された事実関係を正確に把握して、法規の解釈適用について分析できる。
授業計画:1 保険法総論
2 保険契約総論
3 被保険利益
4 告知義務
5 損害保険契約総論
6 保険代位
7 損害保険の免責事由
8 責任保険
9 自動車保険(1)――自賠責保険
10 自動車保険(2)――任意自動車保険
11 生命保険契約
12 保険金受取人
13 生命保険の免責事由
14 傷害疾病保険 15 保険監督法
成績評価方法:学年末の定期試験(50%)と随時のレポート提出(50%)により評価する。
学修に必要な準備:保険の基本的なしくみの確認と、民法総則および債権の復習が必須である。
関連して受講することが望ましい科目:民事法関係諸科目
テキスト:テキストは特に指定しない。
参考文献:山下友信・洲崎博史共編『保険法判例百選』(有斐閣、2010 年 11 月)
コンパクトな保険法の概説書として、山下友信=竹濱修=洲崎博史=山本哲生『保険法
〔第 3 版補訂版〕』(有斐閣、2015 年)がある。
履修上の注意:本演習では、ほぼ毎回、テーマに関連する判例および裁判例の原文を用いるので、受
−425−
戻る
講者は事前に指定された判例または裁判例の原文を読んで事実関係と争点を正確に把握し
ておくことが望まれる。なお、学習したことの定着を図るために、何回かレポートの提出
を求めることにする。
なお、担当者の連絡先及びオフィスアワーは、開講時にお知らせします。
くろ
の
よう
こ
野
葉
子
商法応用講義 II 黒
テ ー マ:会社法制度の分析的研究
講義内容:会社法は、会社を巡る利害関係人の利益調整をその目的の 1 つとしている。会社法の問題
は、多数の当事者の利害が複雑に絡み合うことが多く、その利害状況を把握することは、
望ましい会社法制度を考察するうえで不可欠である。
この授業は、会社法上の諸問題における利害関係人の利害状況を明確化し、現在の会社
法制度が、いかにして利害関係人の利益調整を図ろうとしているのか、分析的に検討する
ことを目的とする。
この授業は、基本的には講義形式で進めるが、各受講生の理解度を確認するため、適宜、
教員から受講生に対して質問を行ったり、受講生同士の討議を求めたりすることがある。
達成目標:①会社法上の諸問題における利害関係人の利害状況について説明できる。
②現在の会社法制度が利害関係人の利益調整をどのように図ろうとしているか説明できる。
③現行会社法制度の課題を把握する
授業計画:第 1 回:株主有限責任と債権者の保護(1)―株主有限責任制度の意義と弊害
第 2 回:株主有限責任と債権者の保護(2)―債権者による自衛と法律による債権者保護
第 3 回:株主有限責任と債権者の保護(3)―現行制度の課題と学説による提言
第 4 回:募集株式の発行等と株主の利益(1)―株式の発行と株主の利益
第 5 回:募集株式の発行等と株主の利益(2)―市場価格の高騰と有利発行規制
第 6 回:募集株式の発行等と株主の利益(3)―シナジーの分配
第 7 回:取締役の善管注意義務・忠実義務の機能(1)―エージェンシー・コスト
第 8 回:取締役の善管注意義務・忠実義務の機能(2)―両義務の機能と問題点
第 9 回:取締役の善管注意義務・忠実義務の機能(3)―法規制のあり方と課題
第10回:「企業会計」と「企業会計法」(1)―会社法 431 条と会計基準
第11回:「企業会計」と「企業会計法」(2)―資本制度と分配規制
第12回:「企業会計」と「企業会計法」(3)―会社法監査と金商法監査
第13回:友好的な M&A と株式買取請求権(1)―少数株主の利益保護
第14回:友好的な M&A と株式買取請求権(2)―株式買取請求における株式の買取価格
第15回:友好的な M&A と株式買取請求権(3)―現行制度に対する問題提起
成績評価方法:授業における質疑応答(50%)とレポート(50%)により評価する。
到達目標に示した内容について、各回の講義内容の理解度、分析・判断の的確性、思考の
合理性の観点から評価する。
学修に必要な準備:事前に各回で扱う問題について、さまざまな文献にあたり、十分な予習をしてお
いて下さい。
関連して受講することが望ましい科目:商法一般講義 商法応用講義 IIII その他、民事法分野
の各科目
テキスト:開講時に指示します。
参考文献:授業の中で紹介します。
履修上の注意:受動的態度で講義に臨むのではなく、自ら問題点を把握し、検証しようとする姿勢が
重要です。十分な予習と、授業後の発展的な学習に取り組んで下さい。担当者への連絡方
法およびオフィスアワーについては開講時に連絡します。
−426−
戻る
商法応用講義 III Advanced Lecture on Commercial Law and Business Organizations III
地
雄
介
菊
テーマ:企業組織法・企業結合法の諸相
講義内容(演習内容)
:単体企業とグループ企業にまたがる企業組織の法的規律を法分野横断的に扱
う。伝統的に、企業組織規律に関係する利害関係者相互の利益調整を主眼とする会社法が
主要な対象となるが、競争秩序維持法としての独占禁止法上の企業集中規制や、さらには
法人税法上の組織再編税制にも視野を広げる予定である。
達成目標:
(1)単体企業の法規制とグループ企業の法規制とでどのような視点の相違が重要になるか
を、具体例に即して説明できる。
(2)企業組織規律における会社法的観点と競争法的観点の差異、会社法の実体法的規律と
租税法上の税効果の視点との機能的な交錯を、具体例に即して説明できる。
授業計画:第 1 回:企業組織法の多元的把握:会社・組合・有限責任事業組合の異同
第 2 回:会社の(人的・物的)組織構造
第 3 回:会社法上の主要な利害関係主体:出資者(社員・株主)と会社債権者の利益調整
第 4 回:株式会社の経営機構と経営監視体制:株主・経営者間の権限分配秩序
第 5 回:会社法上の親子会社規整
第 6 回:合同会社・有限責任事業組合とパススルー課税(構成員課税)論
第 7 回:グループ企業法制の現状と将来的展望
第 8 回:グループ経営の合理化とグループ会社株主の保護:グループ・ガバナンスの整備
第 9 回:グループ企業の組織再編とM&Aの選択肢
第 10 回:グループ企業の経営統合:純粋持株会社の活用
第 11 回:会社法上の企業再編に関する諸制度
第 12 回:会社法上の三角組織再編
第 13 回:企業再編における独占禁止法と会社法の交錯
第 14 回:独占禁止法上の企業結合審査
第 15 回:企業組織再編税制とグループ法人税制
成績評価方法:授業での質疑応答(50 点)+小論文の提出(50 点)
学修に必要な準備:前回の授業終了時等にあらかじめ指示された事項につき基調報告ができるだけの
準備作業を進めておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:商法一般講義および商法応用講義の各科目
テキスト:開講時に指示します。
参考文献:必要に応じて随時、指示します。
履修上の注意:
(1)授業に関するガイダンスはオリエンテーション期間に行います。
(2)毎回の授業については、前回の授業終了時に次回までの準備事項等につき指示を出
します。
(3)連絡先・オフィスアワー <連絡先>法科大学院・総合研究棟 8 階(721-3426)
<オフィスアワー>最初の授業で連絡します。
きく
ち
ゆう
すけ
さ
とう
ゆう
き
藤
優
希
民事手続法応用講義 I Law of Civil Procedure(Advanced)I
佐
テ ー マ:民事訴訟法学の基礎的な理解
講義内容:本講義では、民事手続法一般講義とあわせて,民事訴訟法(判決手続)全般についての学
習を進める。民事訴訟法に関する種々の重要論点に関する学説および判例について、様々
な観点から検討・考察を加え,民事訴訟法の体系的な理解および民事執行・保全法につい
ての理解も目標とする。授業は,各判例について報告者を選定し,その報告を受けて参加
者全員が討論するという方式で行う。
達成目標:
(1)民事訴訟法学についての様々な論点を知るとともに、それに対する学説・判例を正
確に理解することができる。
−427−
戻る
(2)民事訴訟における重要論点に関する法解釈および判例解釈ができる。
(3)民事執行・保全法における重要論点に関する法解釈および判例解釈ができる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス:報告者の選定、授業の進め方
第 2 回 証拠保全に関する判例検討
第 3 回 当事者に関する判例検討
第 4 回 管轄に関する判例検討
第 5 回 審判権に関する判例検討
第 6 回 訴訟行為に関する判例検討
第 7 回 送達に関する判例検討
第 8 回 証拠調べに関する判例検討
第 9 回 立証責任に関する判例検討
第10回 既判力に関する判例検討
第11回 和解に関する判例検討
第12回 法人格否認の法理に関する判例検討
第13回 労働訴訟に関する判例検討
第14回 民事保全に関する判例検討
第15回 民事執行に関する判例検討
成績評価方法:授業における報告(40%)、質疑応答(30%)、課題レポート(30%)
学修に必要な準備:報告者は報告のための十分な準備をし、他の受講生は討論のための予習をすること。
関連して受講することが望ましい科目:民事法関連科目。民事手続法一般講義。
テキスト:開講時に指示します。
参考文献:必要に応じて、適時指示します。
履修上の注意:連絡先およびオフィスアワーについては、開講時にお知らせします。
さ
とう
ゆう
き
藤
優
希
民事手続法応用講義 II Law of Civil Procedure(Advanced)II
佐
テ ー マ:民事訴訟法における諸問題の検討
講義内容:本講義では、民事手続法一般講義および民事手続法応用講義 I で獲得した基礎知識を深化
させることを目的とした講義を行う。授業は、報告者によるテーマの報告を受けて、参加
者全員で討論するという方式で行う。報告者は、教員と相談してテーマを決定し、テーマ
に関連する重要な判例や論文を網羅した上で、詳細な研究を行い、授業において報告する。
達成目標:民事訴訟における最近の問題点を把握した上で、私見を述べることができる。
授業計画:第 1 回:ガイダンス:授業の進め方、報告内容の決定
第 2 回:裁判所、管轄
第 3 回:当事者の確定、当事者能力
第 4 回:訴訟能力
第 5 回:訴訟上の代理人
第 6 回:訴えの類型
第 7 回:訴訟要件
第 8 回:訴訟物
第 9 回:処分権主義
第10回:一部請求、訴え提起の効果
第11回:審理原則、訴訟指揮権
第12回:送達、期日・機関
第13回:口頭弁論
第14回:弁論主義
第15回:職権探知主義
定期試験
成績評価方法:授業における報告および質疑応答(50%)、小論文の提出(50%)。民事訴訟における
−428−
戻る
最近の問題点を把握したうえで、私見を述べることができるどうかを評価します。
学修に必要な準備:報告者は報告のための十分な準備をし、他の受講生は討論のための予習をすること。
関連して受講することが望ましい科目:民事法関連科目。民事手続法一般講義および民事手続法応用
講義 I。
テキスト:三谷忠之『民事訴訟法講義〔第 3 版〕』(成文堂、2011 年)を使用する予定。
開講時に指示します。
参考文献:高橋宏志・高田裕成・畑瑞穂編『民事訴訟法判例百選〔第 5 版〕』(有斐閣、2015 年)。
伊藤眞・山本和彦編『民事訴訟法の争点〔第 4 版〕』(有斐閣、2009 年)。
その他、適宜指示します。
履修上の注意:連絡先およびオフィスアワーについては、開講時にお知らせします。
さ
とう
たか
ぎ
ゆう
き
藤
優
希
民事手続法応用講義 III Law of Civil Procedure(Advanced)III
佐
テ ー マ:民事訴訟法における諸問題の検討
講義内容:本講義は、民事手続法応用講義 I および II の継続科目である。民事訴訟法の重要論点につ
いて、とりわけ最近の問題点について、報告者によるテーマの報告を受けて、参加者全員
で討論するという方式で行う。報告者は、教員と相談してテーマを決定し、テーマに関連
する重要な判例や論文を網羅した上で、詳細な研究を行い、授業において報告する。
達成目標:民事訴訟における最近の問題点を把握した上で、私見を述べることができる。
授業計画:第 1 回:当事者の訴訟行為
第 2 回:証拠、証明と疎明
第 3 回:自由心証主義
第 4 回:証拠調べ
第 5 回:証拠保全
第 6 回:立証責任
第 7 回:訴訟の終了−判決の種類
第 8 回:既判力の範囲
第 9 回:訴えの取下げ
第10回:請求の放棄・認諾、訴訟上の和解
第11回:訴えの客観的併合
第12回:共同訴訟
第13回:上訴
第14回:略式手続
第15回:ADR
定期試験
成績評価方法:授業における報告および質疑応答(50%)、小論文の提出(50%)。民事訴訟における
最近の問題点を把握したうえで、私見を述べることができるどうかを評価します。
学修に必要な準備:報告者は報告のための十分な準備をし、他の受講生は討論のための予習をすること。
関連して受講することが望ましい科目:民事法関連科目。民事手続法一般講義および民事手続法応用
講義 I・II。
テキスト:三谷忠之『民事訴訟法講義〔第 3 版〕』(成文堂、2011 年)を使用する予定。
開講時に指示します。
参考文献:高橋宏志・高田裕成・畑瑞穂編『民事訴訟法判例百選〔第 5 版〕』(有斐閣、2015 年)
伊藤眞・山本和彦編『民事訴訟法の争点〔第 4 版〕』(有斐閣、2009 年)。
その他、適宜指示します。
履修上の注意:連絡先およびオフィスアワーについては、開講時にお知らせします。
労働法応用講義 I Advanced Lecture on Labor Law I
テ ー マ:個別的労使関係法上の諸問題
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りゅう いち
ろう
髙 木 龍 一 郎
戻る
講義内容:この講義では、労働法一般講義を前提としながら、労働法領域における労働基準法等の個
別的労使関係を規律する法律の解説を行うとともに、それに関する判例・学説の動向を批
判的に検討する。
達成目標:① 個別的労使関係における法的問題に関し、幅広い知識を身につけることができる。
② 個別的労使関係における法的問題に関する基本的な論点を理解し、それに関する判
例・学説を批判的に説明できる。
授業計画: 1 回目:労働時間をめぐる法律問題(1)
2 回目:労働時間をめぐる法律問題(2)
3 回目:休憩・休日・休暇をめぐる法律問題
4 回目:懲戒をめぐる法律問題(1)
5 回目:懲戒をめぐる法律問題(2)
6 回目:労働災害をめぐる法律問題(1)
7 回目:労働災害をめぐる法律問題(2)
8 回目:労働契約成立当初の法的問題(1)
9 回目:労働契約の終了をめぐる法律問題(1)
10回目:労働契約の終了をめぐる法律問題(2)
11回目:職場におけるハラスメント(セクシュアル・ハラスメント)
12回目:職場におけるハラスメント(パワー・ハラスメント)
13回目:近時の労働立法(1)
14回目:近時の労働立法(2)
15回目:14 回目までの法的論点に関する総括
成績評価方法:前期終了後に提出するレポート(80 点)
授業中の質疑内容(20 点)
学修に必要な準備:下記に記載した労働法の参考書を通読しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:民法一般講義
テキスト:唐津博他編著『ニューレクチャー労働法(第二版)』誠文堂
参考文献:授業中に指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは、最初の授業で指示する。
たか
ぎ
りゅう いち
ろう
労働法応用講義 II Advanced Lecture on Labor Law II
髙 木 龍 一 郎
テ ー マ:個別的労使関係法上の諸問題
講義内容:この講義では、労働法一般講義を前提としながら、労働法領域における労働基準法等の個
別的労使関係を規律する法律の解説を行うとともに、それに関する判例・学説の動向を批
判的に検討する。
達成目標:①個別的労使関係における法的問題に関し、幅広い知識を身につけることができる。
②個別的労使関係における法的問題に関する基本的な論点を理解し、それに関する判例・
学説を批判的に説明できる。
授業計画:第 1 回:労働時間をめぐる法律問題(3)
第 2 回:労働時間をめぐる法律問題(4)
第 3 回:休憩・休日・休暇をめぐる法律問題
第 4 回:懲戒をめぐる法律問題(3)
第 5 回:懲戒をめぐる法律問題(4)
第 6 回:労働災害をめぐる法律問題(3)
第 7 回:労働災害をめぐる法律問題(4)
第 8 回:労働契約成立当初の法的問題(2)
第 9 回:労働契約の終了をめぐる法律問題(2)
第10回:労働契約の終了をめぐる法律問題(4)
第11回:職場におけるハラスメント(セクシャル・ハラスメント)(2)
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戻る
第12回:職場におけるハラスメント(パワー・ハラスメント)(2)
第13回:近時の労働立法(3)
第14回:近時の労働立法(4)
第15回:14 回目までの法的論点に関する総括
成績評価方法:終了後に提出するレポート(80%)、授業中の質疑内容(20%)
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:労働法一般講義、労働法応用講義Ⅰ、労働法応用講義Ⅲ
テキスト:唐津博他編著『ニューレクチャー労働法(第二版)』誠文堂
参考文献:授業中に適宜紹介する。
履修上の注意:連絡先、オフィスアワーは最初の授業時に連絡する。
たか
ぎ
なか
むら
りゅう いち
ろう
労働法応用講義 III Advanced Lecture on Labor Law III
髙 木 龍 一 郎
テ ー マ:労働法領域における法的紛争とその解決
講義内容:この講義では、労働領域における法的紛争解決手段の解説を行うとともに、個別的労使関
係における主要な裁判例を素材として法的諸問題を検討する。
達成目標:①わが国の労働紛争解決システムを理解し、その機能を説明することができる。
②個別的労使関係における主要な労働判例を理解し、問題点を自分の言葉で説明できる。
授業計画:第 1 回:労働紛争の実態
第 2 回:行政による紛争解決(個別的労働紛争解決システム)
第 3 回:労働委員会による紛争解決
第 4 回:裁判所による紛争解決(労働審判)
第 5 回:裁判所による紛争解決(民事訴訟、保全訴訟)
第 6 回:就職をめぐる法的諸問題
第 7 回:人事をめぐる法的諸問題
第 8 回:賃金をめぐる法的諸問題
第 9 回:労働時間をめぐる法的諸問題
第10回:休憩をめぐる法的諸問題
第11回:懲戒をめぐる法的諸問題
第12回:解雇をめぐる法的諸問題
第13回:労災をめぐる法的諸問題
第14回:職場でのハラスメントをめぐる法的諸問題
第15回:14 回目までの論点に関する総括
成績評価方法:終了後に提出するレポート(80%)、授業中の質疑内容(20%)
学修に必要な準備:特になし
関連して受講することが望ましい科目:労働法一般講義、労働法応用講義Ⅰ、労働法応用講義Ⅱ
テキスト:唐津博他編著『ニューレクチャー労働法(第二版)』誠文堂
参考文献:授業中に適宜紹介する。
履修上の注意:連絡先、オフィスアワーは最初の授業時に連絡する。
憲法応用講義 I Advanced Lecture on Constitutuional Law I
テ ー マ:石川健治『自由と特権の距離』〔増補版〕2007 年の読解
講義内容:テキスト欄に掲げた書物を読み解く
達成目標:テキスト欄の書物の内容をできるかぎり理解すること。
授業計画:1 回目 (テキスト欄の図書)序
2 回目 (同上)Ⅰ A
3 回目 (同上)Ⅰ B
4 回目 (同上)Ⅰ C 5 回目 (同上)Ⅱ A
−431−
中
村
ひでる
英
戻る
6 回目 (同上)Ⅱ B 前半
7 回目 (同上)Ⅱ B 後半
8 回目 (同上)Ⅱ C 9 回目 (同上)Ⅲ A
10 回目(同上)Ⅲ B
11 回目(同上)Ⅲ C 前半
12 回目(同上)Ⅲ C 後半 13 回目(同上)結
14 回目(同上)補遺
15 回目(同上)疑問点の確認、全体にわたる質疑応答
成績評価方法:①必要な資料等の探索・処理能力(この観点で 4 段階評価をする。この観点での評価
は本科目の全成績中で 20 点の配点。)、②「テキスト欄の図書」の理解度(4 段階評価。
全成績中の配点を 60 点とする。)、③主張や議論の論理性・説得性(4 段階評価。全成績
中の配点を 20 点とする。)
学修に必要な準備:①学部時代に学んだ憲法の知識を復習しておく。
②テキストを毎回、十分に予習しておく。
関連して受講することが望ましい科目:憲法一般講義、憲法演習、人権問題と司法
テキスト:石川健治『自由と特権の距離』〔増補版〕2007 年、日本評論社
参考文献:授業中に適時指示します。
履修上の注意:授業は質疑応答をしながらすすめるので、必ず予習して臨み、積極的に発言すること。
オフィスアワーについては開講時に連絡します。
さ
さ
き
憲法応用講義 II Advanced Lecture on Constitutional Law II
佐 々 木 く み
テ ー マ:憲法に関わる最高裁判例の再検討
講義内容:『論究ジュリスト 2012 年春号』に掲載されている諸論文と、それらの論文で評釈されてい
る最高裁判例とを予め読んできてもらい、質疑応答をしながら授業をすすめる。
達成目標:憲法の最高裁判例を、評釈を踏まえながら、読むことができるようになる。
授業計画: 1 ガイダンス
2 警察予備隊違憲訴訟①∼判例∼
3 警察予備隊違憲訴訟②∼評釈∼
4 猿払事件判決①∼判例∼
5 猿払事件判決②∼評釈∼
6 三菱樹脂事件判決①∼判例∼
7 三菱樹脂事件判決②∼評釈∼
8 投票価値の平等①∼判例∼
9 投票価値の平等②∼評釈∼
10 北方ジャーナル事件判決①∼判例∼
11 北方ジャーナル事件判決②∼評釈∼
12 南九州税理士会事件判決①∼判例∼
13 南九州税理士会事件判決②∼評釈∼
14 憲法訴訟論
15 判例評釈の書き方
成績評価方法:①授業での参加態度(40%) ②前期試験、後期試験(30%) ③後期最後に提出して
もらう判例評釈の成績(30%)
学修に必要な準備:
①学部の時に学んだ憲法の基礎知識を復習しておく
②教材となる論文と判例を熟読する
関連して受講することが望ましい科目:憲法一般講義、憲法特殊講義、憲法と政治制度
−432−
戻る
テキスト:論究ジュリスト 2012 年春号、各最高裁判例
参考文献:授業中適宜指示します。
履修上の注意:授業は質疑応答をしながらすすめるので、必ず予習して望み、積極的に発言すること。
さ
さ
き
憲法応用講義 III Advanced Lecture on Constitutional Law III
佐 々 木 く み
テ ー マ:憲法に関わる最高裁判例の再検討と評釈執筆
講義内容:『論究ジュリスト 2012 年春号』に掲載されている諸論文と、それらの論文で評釈されてい
る最高裁判例とを予め読んできてもらい、質疑応答をしながら授業をすすめる。
達成目標:憲法の最高裁判例を、学説を踏まえながら、評釈することができるようになる。
授業計画: 1 ガイダンス
2 在外国民選挙権訴訟①∼判例∼
3 在外国民選挙権訴訟②∼評釈∼
4 広島市暴走族追放条例事件判決①∼判例∼
5 広島市暴走族追放条例事件判決②∼評釈∼
6 国籍法違憲判決①∼判例∼
7 国籍法違憲判決②∼評釈∼
8 日の丸・君が代訴訟①∼判例∼
9 日の丸・君が代訴訟②∼評釈∼
10 住基ネット訴訟①∼判例∼
11 住基ネット訴訟②∼評釈∼
12 空知太神社訴訟①∼判例∼
13 空知太神社訴訟②∼評釈∼
14 判例評釈の執筆
15 判例評釈の発表と講評
成績評価方法:①授業での参加態度(40%) ②前期試験、後期試験(30%) ③後期最後に提出して
もらう判例評釈の成績(30%)
学修に必要な準備:
①学部の時に学んだ憲法の基礎知識を復習しておく
②教材となる論文と判例を熟読する
関連して受講することが望ましい科目:憲法一般講義、憲法特殊講義、憲法と政治制度
テキスト:論究ジュリスト 2012 年春号、各最高裁判例
参考文献:授業中適宜指示します。
履修上の注意:授業は質疑応答をしながらすすめるので、必ず予習して望み、積極的に発言すること。
さ
とう
えい
せい
藤
英
世
行政法応用講義 I Advanced Lectures on Administrative Law I 佐
テ ー マ:行政救済法の研究 I
講義内容:行政救済法の体系やそれを構成する諸救済制度の内容について検討します。
達成目標:行政救済法の全体像を理解し、行政救済法を構成する諸救済制度における基本的論点につ
いて説明できる。
授業計画:第 1 回:行政救済法の体系(1)
第 2 回:行政救済法の体系(2)
第 3 回:行政不服申立ての意義と特色
第 4 回:行政不服申立ての要件(1)
第 5 回:行政不服申立ての要件(2)
第 6 回:行政不服申立ての審理(1)
第 7 回:行政不服申立ての審理(2)
第 8 回:特別な行政不服審査制度(1)
第 9 回:特別な行政不服審査制度(2)
−433−
戻る
第10回:行政事件訴訟の意義と特色
第11回:行政事件訴訟と司法権の範囲
第12回:行政事件訴訟の類型
第13回:取消訴訟の訴訟要件(1):処分性その他
第14回:取消訴訟の訴訟要件(2):原告適格
第15回:取消訴訟の訴訟要件(3):訴えの利益
成績評価方法:授業での報告・質疑応答(50%)および課題レポート(50%)で評価します。
学修に必要な準備:受講生に割り当てられる課題についてレジュメを作成し、授業で報告できるよう
に準備する必要があります。
関連して受講することが望ましい科目:行政法一般講義
テキスト:最初の授業で指示します。
参考文献:適宜指示します。
履修上の注意:履修前の注意はとくにありません。注意点等は、授業でその都度指摘します。
そ の 他:(1)連絡先:法科大学院・総合研究棟 8 階 807 号室(721-3429)
(2)メール:[email protected]
(3)オフィスアワー:最初の授業で指示します。
さ
とう
えい
せい
藤
英
世
行政法応用講義 II Advanced Lectures on Administrative Law II
佐
テ ー マ:行政救済法の研究 II
講義内容:行政法応用講義Ⅰに引き続き、行政救済法の体系やそれを構成する諸救済制度の内容につ
いて検討します。
達成目標:行政救済法の全体像を理解し、行政救済法を構成する諸救済制度における基本的論点につ
いて説明できる。
授業計画:第 1 回:取消訴訟の審理(1)
第 2 回:取消訴訟の審理(2)
第 3 回:取消訴訟における判決の種類とその効力
第 4 回:取消訴訟と仮の権利保護(執行停止)
第 5 回:無効等確認訴訟
第 6 回:不作為の違法確認訴訟
第 7 回:義務付け訴訟
第 8 回:差止訴訟
第 9 回:仮の義務付けと仮の差止め
第10回:民衆訴訟
第11回:機関訴訟
第12回:国家賠償法 1 条(1)
第13回:国家賠償法 1 条(2)
第14回:国家賠償法 2 条(1)
第15回:国家賠償法 2 条(2)
成績評価方法:授業での報告・質疑応答(50%)および課題レポート(50%)で評価します。
学修に必要な準備:受講生に割り当てられる課題についてレジュメを作成し、授業で報告できるよう
に準備する必要があります。
関連して受講することが望ましい科目:行政法応用講義 I
テキスト:最初の授業で指示します。
参考文献:適宜指示します。
履修上の注意:履修前の注意はとくにありません。注意点等は、授業でその都度指摘します。
そ の 他:(1)連絡先:法科大学院・総合研究棟 8 階 807 号室(721-3429)
(2)メール:[email protected]
(3)オフィスアワー:最初の授業で指示します。
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戻る
さ
とう
えい
せい
たま
くに
ふみ
とし
行政法応用講義 III Advanced Lectures on Administrative Law III
佐
藤
英
世
テ ー マ:行政法の争点
講義内容:行政法学における重要な争点について検討します。
達成目標:行政法学における重要な争点について理解し、その争点について自らの見解を論理的に述
べることができる。
授業計画:第 1 回:行政法の対象と範囲
第 2 回:公法と私法
第 3 回:グローバル化と行政法
第 4 回:行政法における公益と第三者の利益
第 5 回:行政法における私人の地位と能力
第 6 回:行政組織法と行政作用法
第 7 回:法律による行政の原理
第 8 回:行政法における比例原則
第 9 回:行政法における信義則
第10回:通達・要綱の法的性質
第11回:行政調査の分類と手続
第12回:行政情報公開と不開示情報
第13回:手続的瑕疵の効果
第14回:行政強制の課題
第15回:行政上の義務違反に対する制裁
成績評価方法:授業での報告・質疑応答(50%)および課題レポート(50%)で評価します。
学修に必要な準備:受講生に割り当てられる課題についてレジュメを作成し、授業で報告できるよう
に準備する必要があります。
関連して受講することが望ましい科目:行政法応用講義 I、行政法応用講義 II
テキスト:最初の授業で指示します。
参考文献:適宜指示します。
履修上の注意:履修前の注意はとくにありません。注意点等は、授業でその都度指摘します。
そ の 他:(1)連絡先:法科大学院・総合研究棟 8 階 807 号室(721-3429)
(2)メール:[email protected]
(3)オフィスアワー:最初の授業で指示します。
國
文
敏
租税法応用講義 I Advanced Lecture on Tax Law I
玉
テ ー マ:租税法および所得課税の基礎と応用
講義内容:
「租税法応用講義 I 」では、租税法の入門的概論(租税法の基本原則、国税通則法や国税
徴収法を中心とした課税・租税徴収・租税争訟の手続、租税法の解釈適用原理)と、主要
租税実体法の一つである所得税法を考察・検討する。その際には、できるだけ基本的な判
例や立法例のほか、具体的な事例を多く取り上げて考察することにより、租税法の学問的
特色についての理解を深め、問題への対応能力を高めていく。
達成目標:単に租税法の基礎的な知識を得るだけでなく、租税法の勉強を通じて租税法の学問的特色
やその基本的考え方についての理解を深め、各人に租税法上の問題に取り組む姿勢や洞察
力を身につけてもらうことを目標とする。
授業計画:第 1 回∼第 6 回 租税法の基礎
1 租税法の基本原則 −租税法と憲法−
(1)租税法律主義
「租税」の意義
租税法でいう「法律」の意義 −租税法の法源−
(2)租税公平原則と課税関係の合理性
(3)人権保障規定と租税法
−435−
戻る
租税調査手続と憲法
その他の憲法原理と租税法
(4)信頼保護原則と租税法
(5)地方自治と租税法
地方税条例主義
2 租税法の効力
(1)人的効力 −納税義務者の範囲−
(2)地域的効力 −どの範囲まで及ぶのか−
(3)時間的効力 −遡及的効力と将来的効力−
3 租税法の解釈と適用
(1)租税法の解釈原則
(2)租税法と私法 −借用概念論とその意味−
(3)租税回避行為と租税法の対応
実質課税の原則
同族会社の行為計算否認規定
課税要件事実の認定と法的評価
(4)瑕疵ある課税・徴収処分の効力
第 7 回∼第 8 回 租税手続法概説
(1)納税義務の成立と確定
申告納税と賦課課税
更正・決定処分
推計課税と実額課税
(2)理由の附記と開示
(3)課税と徴収の関係
(4)第二次納税義務
(5)租税争訟手続① −不服申立制度とその改正をめぐって−
(6)租税争訟手続② −租税訴訟−
第 9 回∼第 15 回 所得税法
1 所得税法の基礎 −「所得」とは何か−
(1)所得概念
(2)「非課税所得」(所得税法 9 条)
(3)所得の実現と認識
(4)所得原因と「所得」性 −不法・違法な所得−
2 所得税の課税要件
(1)納税義務者
(2)実質所得者課税原則
(3)所得金額の計算構造
3 所得金額の計算
(1)収入金額
「収入金額とすべきもの」と「収入すべき金額」
(2)必要経費
・「所得」の意義と「必要経費」
・家事費、家事関連費
・原価計算
・資産損失と貸倒損失
・引当金、準備金
・減価償却
・寄附金、接待交際費 等
−436−
戻る
(3)課税のタイミング
・収入・経費の年度帰属
・延払条件付販売・割賦販売
・工事進行基準
(4)各所得の意義と所得区分
・利子所得と配当所得
金融所得課税の一元化をめぐる議論から
源泉分離課税
・事業所得と不動産所得
事業規模と所得の区分
同一生計親族が受ける対価、家事費
青色事業専従者給与、事業専従者控除
資産損失
・給与所得と退職所得
現物給与の取扱い
ストック・オプション
給与所得控除と特定支出控除
「退職」の意義
打切り退職給与
・山林所得
山林事業経営の必要性
課税方法 −五分五乘方式−
・譲渡所得の意義と計算
「資産」の意義
「譲渡」の意義
負担付贈与 財産分与 譲渡担保
取得費と譲渡経費
低廉・無償譲渡
みなし譲渡
各種の特例措置
交換等の特例 土地譲渡の特例 株式の特例
譲渡損失と損益通算
・一時所得と雑所得
偶発的要因と対価性
公的年金等所得の計算
「その他の」所得
(5)損益通算と損失の繰越控除
(6)リース取引
(7)組合・信託への課税関係
4 各種の所得控除
・雑損控除
「雑損失」と「災害」の意味 「生活に通常必要でない資産」
・医療費控除
「医療費」の意義と範囲
・社会保険料控除
・生命保険料控除と地震保険料控除
・寄附金控除
・障害者控除・寡婦(寡夫)控除
−437−
戻る
制度の合理性と合憲性
・勤労学生控除
・配偶者控除と配偶者特別控除
「配偶者」の意義と 103 万円の壁(?)
・扶養控除
「扶養親族」の意義と範囲
・基礎控除
制度の必要性と憲法 25 条
5 税額の計算
(1)所得税率
総合課税の原則と累進税率
(2)平均課税
変動所得と臨時所得
(3)税額控除
配当控除 外国税額控除
(4)税額計算の特例
6 所得税の申告・納付
(1)予定納税
(2)確定申告
(3)納付と還付
(4)源泉徴収制度
成績評価方法:基本的には授業への参加の積極性や発言・質問の内容、準備の状況を重視して評価を
行う。それに随時提出を求めるレポートの内容を併せて評価の対象とする。
学修に必要な準備:租税法の初学者の場合には、(そんなに詳しい本でなくても良いが)各自が適宜
選択した租税法の概説書を通読することにより、租税法の全体にわたる議論の状況に目を
通しておくことが望まれる。また、「図説・日本の税制」(最新版)(財経詳報社)により、
わが国税制の全体的概要を通覧しておくことも有用であろう。
関連して受講することが望ましい科目:租税手続法的な観点からは行政法学、租税実体法的な観点か
らは、民法・商事関連法(とくに会社法系の科目)や会計学・財政学などの経済学関連科
目が、租税法上の論点や議論を理解する上で参考となる。
テキスト:講義で使う判例資料や参考文献などについては当方で準備する予定である。参加者は、で
きれば金子宏「租税法(最新版)」(弘文堂)、ジュリスト別冊・租税判例百選[第 5 版]
(有斐閣)、それに中里実・増井良啓編「租税法判例六法」を各自で準備されたい。
参考文献:金子宏ほか「ケースブック租税法[最新版]」(弘文堂)
金子宏「所得概念の研究」、同「課税単位及び譲渡所得の研究」、同「所得課税の法と政
策」(『所得課税の基礎理論』[上・中・下]、いずれも有斐閣)
清永敬次「税法」(新装版)(ミネルヴァ書房)
水野忠恒「大系租税法」(最新版)(中央経済社)
中里実他編著「租税法概論」(有斐閣)
履修上の注意:シラバス記載の内容の説明順序については、多少前後することがある。また、授業の
進度は、受講生の理解の状況で変わりうる。さらに、授業においては税制改革の動向に目
を配ると共に、重要な問題には、より多くの時間を割いて詳しく検討を加える予定であ
る。また、実際の講義は、集中講義の形で実施せざるを得ない(開講時期については別途
掲示する)。したがって、ここに記載した時間配分や講義内容は、あくまでも目安に過ぎ
ないことを承知しておいてもらいたい。担当者の連絡先メイル等は、開講時に指示する。
租税法応用講義 II Advanced Lecture on Tax Law II
テ ー マ:現代企業取引と租税法
−438−
たま
玉
くに
國
ふみ
文
とし
敏
戻る
講義内容:現代企業活動や事業取引をめぐるわが国租税法の理論と展開状況を、裁判例や学説を中心
に跡づける。基本的には、参加者各人の問題関心に即して、具体的な講義内容を組み立て
ていく予定であるが、とりあえずは、法人税法や所得税法を中心に、国内外における法
人・企業や個人事業者の取引活動に対して、わが国租税法がどのように関わっているの
か、また、その解釈適用上どのような課題と理論的問題を生じているのかについて考察し
ていきたい。その際には、できるだけ基本的な判例や立法例のほか、具体的な事例を多く
取り上げて、租税法の学問的特色についての理解を深め、問題への対応能力を高めていく。
達成目標:単に租税法の基礎的な知識を得たり租税法の学問的特色についての理解を深めたりするだ
けでなく、①租税法の勉強を通じて、各人が個々の問題に取り組む姿勢や洞察力を身につ
けること、②各人なり研究課題に沿って論文完成への道筋をつけること、③自分自身で問
題解決への手がかりをつかむこと、を目標としたい。
授業計画:第 1 回∼第 4 回(法人税法の基礎 −法人税をめぐる理論的課題−)
(採り上げる問題の例)
法人所得に課税する根拠
企業組織の多様化と「法人」性の判断 −法人本質論−
法人税と所得税の統合論
企業会計と租税法
法人格否認論 cf, 同族会社とその取扱い
世界的税引き下げ競争の中で
第 5 回∼第 6 回(法人税の課税要件 その 1 −法人税の納税義務者−)
(採り上げる問題の例)
内国法人と外国法人
公共法人、公益法人等、人格のない社団等、協同組合等、普通法人、人格のない社団
グループ税制と組織再編税制の展開
法人事業と個人事業
第 7 回(法人税の課税要件 その 2 −法人の「所得」−)
(採り上げる問題の例)
法人税の課税物件としての「所得」
課税物件の帰属(実質所得者課税原則)
外国法人の国内源泉所得とソース・ルール
第 8 回∼第10回(法人税の課税要件 その 3 −法人所得金額の計算−)
(採り上げる問題の例)
事業年度の所得金額
「益金」と「取引」の意義
「損金」の意義
「公正妥当な会計処理の基準」 −企業会計・税務会計と租税法−
第11回∼第12回(課税のタイミングと収益・費用の年度帰属)
(採り上げる問題の例)
費用収益対応原則
発生主義・権利確定主義・実現主義、時価主義と取得原価主義
割賦販売と工事進行基準
第13回∼第14回(法人税法上のその他の問題)
(採り上げる問題の例)
資産の評価損
役員賞与と役員報酬
寄附金
租税・公課
圧縮記帳
−439−
戻る
引当金と準備金
交際費
使途不明金
繰越欠損金
確定決算主義
営業権の譲渡 etc.
第15回 法人課税の理論と実際の総まとめ
成績評価方法:基本的には授業への参加の積極性や発言・質問の内容、準備の状況を重視して評価を
行う。それに随時提出を求めるレポートの内容を併せて評価の対象とする。
学修に必要な準備:租税法応用講義 I で学んだ内容の理解と併せて、企業関係法(会社法など)の知
識と理解が時に求められる。
関連して受講することが望ましい科目:租税法応用講義 II では、民法・商事関連法(とくに会社法
系の科目)や会計学・財政学などの経済学関連科目が、論点や議論を理解する上でとくに
参考となろう。
テキスト:講義で使う判例資料や参考文献などについては当方で準備する予定である。受講者は、で
きれば金子宏「租税法(最新版)」(弘文堂)、ジュリスト別冊・租税判例百選[第 5 版]
(有斐閣)、それに中里実・増井良啓編「租税法判例六法」を各自で準備されたい。
参考文献:金子宏ほか「ケースブック租税法[最新版]」(弘文堂)
金子宏「所得概念の研究」、同「課税単位及び譲渡所得の研究」、同「所得課税の法と政
策」(『所得課税の基礎理論』[上・中・下]、いずれも有斐閣)
清永敬次「税法」(新装版)(ミネルヴァ書房)
水野忠恒「大系租税法」(最新版)(中央経済社)
中里実他編著「租税法概論」(有斐閣)
岡村忠生「法人税法講義」(第 3 版)(成文堂)
履修上の注意:シラバス記載の内容の説明順序については、多少前後することがある。また、授業の
進度は、受講生の理解の状況で変わりうる。さらに、授業においては税制改革の動向に目
を配ると共に、重要な問題には、より多くの時間を割いて詳しく検討を加える予定であ
る。実際の講義は、集中講義の形で実施せざるを得ない(開講時期については別途掲示す
る)。したがって、ここに記載した時間配分や講義内容は、あくまでも目安に過ぎないこ
とを承知しておいてもらいたい。
たま
くに
ふみ
とし
國
文
敏
租税法応用講義 III 玉
テ ー マ:現代租税法の諸相と潮流
講義内容:わが国租税法の理論と展開状況を、裁判例や学説を中心に跡づける。基本的には、参加者
各人の問題関心に即して、具体的な講義内容を組み立てていく予定であるが、とりあえず
は、これまでに学んできた租税法の基本構造に関する理解や知識を基礎として、消費税法
や相続税法、地方税法などを主な素材としながら、応用的な問題を考察する予定である。
授業に際しては、できるだけ基本的な判例や立法例、具体的な事例を多く取り上げて、租
税法の学問的特色についての理解を深め、問題への対応能力を高めるように努めたい。
達成目標:単に租税法の基礎的な知識を得たり租税法規定についての理解を深めたりするだけでな
く、①租税法の勉強を通じて、各人が個々の問題に取り組む姿勢や洞察力を身につけるこ
と、②各人なり研究課題に沿って論文完成への道筋をつけること、③自分自身で問題解決
への手がかりをつかむこと、を目標としたい。
授業計画:第 1 回∼第 2 回 所得課税の実際と理論(これまで学んだ「租税法」の確認と復習)
第 3 回∼第 8 回 資産課税
(採り上げる問題の例)
1 相続税
(1)相続税法の基礎
−440−
戻る
沿革的検討と相続税の本質
相続税と贈与税の関係
信託と相続税法
(2)相続税の課税要件
納税義務者(法定相続分と納税義務、連帯納税義務 etc.)
課税物件(「財産」の意義と「資産」との区別、みなし相続財産、農地の相続 etc.)
課税標準(相続税の課税価格、非課税財産、債務控除、基礎控除、遺産分割協議 etc.)
(3)相続税額の計算
配偶者に対する相続税額の軽減、各種の人的控除 etc.
2 贈与税
(1)贈与税の課税要件
納税義務者
課税物件(「課税財産」と「非課税財産」の意義と範囲、みなし贈与財産 etc.)
贈与税の非課税規定
財産取得時期 −課税のタイミング−
贈与税の計算方法
贈与税の特例(住宅取得資金等)
(2)相続時精算課税制度
制度の概要と適用条件
(3)相続・贈与財産の評価
「時価」の意義と「時価評価の原則」
時価評価のタイミング
3 固定資産税
(1)沿革的検討
(2)固定資産税の性格と特色
(3)固定資産税の納税義務者 −台帳課税主義−
台帳閲覧請求権の対象と範囲
(4)固定資産税の減免措置
(5)固定資産の評価基準
(6)固定資産評価(審査)をめぐる救済手続 etc.
第 9 回∼第 12 回 消費課税
(採り上げる問題の例)
(1)制度導入の沿革
(2)「日本型」消費税の特色と概要
(3)消費税の課税要件
・納税義務者(事業者と引取者、基準期間、免税事業者 etc.)
・課税物件(「資産の譲渡等」の意味、非課税取引 etc.)
・課税標準(「課税資産の譲渡」等の対価額の意味 etc.)
・税率(+将来的な負担のあり方、軽減税率・付加税率の是非、内税と総額表示の義
務づけ etc.)
・課税期間
(4)消費課税と推計課税
(5)消費課税をめぐるその他の問題
第 13 回∼第 15 回 その他の問題と総まとめ
(採り上げる問題の例)
課税と徴収 −公平か効率かー
債務・負債の資産(証券)化
国際課税の潮流と国内的対応
−441−
戻る
成績評価方法:基本的には授業への参加の積極性や発言・質問の内容、準備の状況を重視して評価を
行う。それに随時提出を求めるレポートの内容を併せて評価の対象とする。
学修に必要な準備:租税法応用講義 I、同 II で学んだ内容の理解と併せて、民法、会社法、行政法な
どの知識が時に求められる。租税法応用講義 III では、時事的問題にも十分目を配ってお
くことが求められる。
関連して受講することが望ましい科目:種々の科目に対する総合的理解を必要とするが、特定科目の
受講が特に必要とされるわけではない。
テキスト:講義で使う判例資料や参考文献などについては当方で準備、あるいは必要に応じて指定す
る予定である。受講者は、できれば金子宏「租税法(最新版)」(弘文堂)、ジュリスト別
冊・租税判例百選[第 5 版](有斐閣)、中里実他著「租税法概説」(有斐閣)、それに中里
実・増井良啓編「租税法判例六法」を各自で準備されたい。
参考文献:金子宏ほか「ケースブック租税法[最新版]」(弘文堂)
金子宏「所得概念の研究」、同「課税単位及び譲渡所得の研究」、同「所得課税の法と政
策」(『所得課税の基礎理論』[上・中・下]、いずれも有斐閣)
清永敬次「税法」(新装版)(ミネルヴァ書房)
水野忠恒「大系租税法」(最新版)(中央経済社)
履修上の注意:シラバス記載の内容の説明順序については、多少前後することがある。また、授業の
進度は、受講生の理解の状況で変わりうる。さらに、授業においては税制改革の動向に目
を配ると共に、重要な問題には、より多くの時間を割いて詳しく検討を加える予定であ
る。また、実際の講義は、集中講義の形で実施せざるを得ない(開講時期については別途
掲示する)。したがって、ここに記載した時間配分や講義内容は、あくまでも目安に過ぎ
ないことを承知しておいてもらいたい。
ふじ
た
みのる
田
稔
経済法応用講義 I Advanced Lecture of Competition Law I 藤
テ ー マ:独占禁止法による経済規制
講義内容:不当な取引制限の規制と企業結合の規制
達成目標:基本的な概念を説明することができる。当該分野の判例を分析することができる。
授業計画:第 1 回 独占禁止法の概要
第 2 回 不当な取引制限と事業者団体規制の概要
第 3 回 東芝ケミカル事件の判例分析
第 4 回 元詰種子カルテル事件の分析
第 5 回 社会保険庁シール談合事件の判例分析
第 6 回 石油価格カルテル刑事事件の分析
第 7 回 多摩入札談合事件の分析
第 8 回 日本冷蔵倉庫協会事件の分液
第 9 回 日本遊技銃協同組合事件の分析
第10回 大阪バス協会事件の分析
第11回 公取委の企業結合指針の検討
第12回 東宝スバル事件と日本楽器事件の分析
第13回 新日鉄合併事件の審決の分析
第14回 新日鉄・住友金属事件の分析
第15回 垂直的結合事例の分析
成績評価方法:授業における発表(50%) 課題レポート(50%)
学修に必要な準備:事前に指示する参考文献や審決・判例をまとめておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特に無い
テキスト:金井ほか『ケースブック独占禁止法(第 3 版)』(弘文堂 2013 年)
川濱ほか『ベーシック経済法(第 4 版)』(有斐閣 2014 年)
参考文献:川濱ほか編『独占禁止法(第 5 版)』(弘文堂 2015 年) 公正取引員会のホームページに掲
−442−
戻る
載されている資料
履修上の注意:連絡先の電子メール: [email protected] ふじ
た
なか
むら
みのる
田
稔
経済法応用講義 II Advanced Lecture of Competition Law II 藤
テ ー マ:独占禁止法による経済規制
講義内容:不公正な取引方法の規制と私的独占の規制
達成目標:基本的な概念を説明することができる。当該分野の判例を分析することができる。
授業計画:第 1 回 独占禁止法の概要
第 2 回 不公正な取引方法と私的独占の概要
第 3 回 共同の取引拒絶の審決・判例の分析
第 4 回 差別対価の審決・判例の分析
第 5 回 不当廉売の判例の分析
第 6 回 排他条件付取引の判例の分析
第 7 回 再販売価格の拘束の判例の分析
第 8 回 拘束条件付取引(販売方法の制限)の判例の分析
第 9 回 拘束条件付取引(取引先の制限)の審決の分析
第10回 取引妨害の審決の分析
第11回 抱合せ販売の判例の分析
第12回 優越的地位の濫用の審決の分析
第13回 私的独占の支配事例の審決・判例の分析
第14回 私的独占の排除事例の審決の分析
第15回 私的独占の排除事例の判例の分析
成績評価方法:授業における発表(50%) 課題レポート(50%)
学修に必要な準備:事前に指示する参考文献や審決・判例をまとめておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特に無い
テキスト:金井ほか『ケースブック独占禁止法(第 3 版)』(弘文堂 2013 年)
川濱ほか『ベーシック経済法(第 4 版)』(有斐閣 2014 年)
参考文献:川濱ほか編『独占禁止法(第 5 版)』(弘文堂 2015 年) 公正取引員会のホームページに掲
載されている資料
履修上の注意:連絡先の電子メール: [email protected] ゆう
村
雄
刑法応用講義 I 中
テ ー マ:刑法各論の基礎
講義内容:刑法各論分野の基本的知識を学ぶ
達成目標:①刑法各論分野に関する基本的知識(概念・判例・学説)を正確に理解できる
②①を前提に、現在の議論の状況について理解できるようになる
授業計画:①人の意義・殺人の罪
②傷害の罪
③過失傷害・遺棄の罪
④略取誘拐の罪
⑤住居を侵す罪・性的自由に対する罪
⑥名誉に対する罪
⑦信用および業務に対する罪
⑧財産犯総論
⑨窃盗および強盗の罪
⑩詐欺および恐喝の罪
⑪横領および背任の罪
⑫放火の罪
−443−
いち
一
戻る
⑬文書偽造の罪
⑭公務執行妨害の罪・偽証の罪
⑮賄賂の罪
成績評価方法:試験は実施しない。講義における発言および質疑応答とレポートを総合的に評価する。
学修に必要な準備:刑法の各論につき、概略はしっかり学んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:講義の前にレジュメを配布する。
参考文献:必要に応じて講義中に指示する。
履修上の注意:予習・復習はしっかり行うこと。オフィスアワーおよび連絡先等は開講時に連絡する。
みや
がわ
もとい
みや
がわ
もとい
川
基
刑法応用講義 II Advanced Lecture on Criminal Law II 宮
テ ー マ:医療過誤と刑事責任
講義内容:飯田英男・山口一誠『刑事医療過誤』を読む
達成目標:飯田英男・山口一誠『刑事医療過誤』を読み,医療過誤に関する刑事判例を分析できるよ
うになる。
授業計画:第 1 回:『刑事医療過誤』4 頁∼ 22 頁を読む
第 2 回:『刑事医療過誤』23 頁∼ 43 頁
第 3 回:『刑事医療過誤』44 頁∼ 72 頁
第 4 回:『刑事医療過誤』73 頁∼ 111 頁
第 5 回:『刑事医療過誤』112 頁∼ 120 頁
第 6 回:『刑事医療過誤』121 頁∼ 142 頁
第 7 回:『刑事医療過誤』143 頁∼ 165 頁
第 8 回:『刑事医療過誤』166 頁∼ 270 頁
第 9 回:『刑事医療過誤』271 頁∼ 299 頁
第10回:『刑事医療過誤』300 頁∼ 325 頁
第11回:『刑事医療過誤』326 頁∼ 356 頁
第12回:『刑事医療過誤』357 頁∼ 377 頁
第13回:『刑事医療過誤』378 頁∼ 405 頁
第14回:『刑事医療過誤』406 頁∼ 434 頁
第15回:医療過誤に関する刑事判例の傾向
成績評価方法:毎回提出するレポート。レポート 100%
学修に必要な準備:事前に指定した文献の精読
関連して受講することが望ましい科目:刑法応用講義Ⅰ
テキスト:飯田英男・山口一誠『刑事医療過誤』(判例タイムズ)
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは開講時に連絡する。
川
基
刑法応用講義 III Advanced Lecture on Criminal Law III 宮
テ ー マ:医療過誤と刑事責任
講義内容:飯田英男『刑事医療過誤Ⅱ』を読む
達成目標:飯田英男『刑事医療過誤Ⅱ』を読み,医療過誤に関する刑事判例を分析できるようになる。
授業計画:第 1 回:『刑事医療過誤Ⅱ』36 頁∼ 84 頁を読む
第 2 回:『刑事医療過誤Ⅱ』85 頁∼ 143 頁
第 3 回:『刑事医療過誤Ⅱ』144 頁∼ 155 頁
第 4 回:『刑事医療過誤Ⅱ』156 頁∼ 195 頁
第 5 回:『刑事医療過誤Ⅱ』196 頁∼ 258 頁
第 6 回:『刑事医療過誤Ⅱ』259 頁∼ 350 頁
第 7 回:『刑事医療過誤Ⅱ』351 頁∼ 403 頁
−444−
戻る
第 8 回:『刑事医療過誤Ⅱ』404 頁∼ 455 頁
第 9 回:『刑事医療過誤Ⅱ』456 頁∼ 489 頁
第10回:『刑事医療過誤Ⅱ』490 頁∼ 539 頁
第11回:『刑事医療過誤Ⅱ』540 頁∼ 600 頁
第12回:『刑事医療過誤Ⅱ』601 頁∼ 605 頁
第13回:『刑事医療過誤Ⅱ』606 頁∼ 623 頁
第14回:『刑事医療過誤Ⅱ』624 頁∼ 668 頁
第15回:『刑事医療過誤Ⅱ』669 頁∼ 677 頁
成績評価方法:毎回提出するレポート。レポート 100%
学修に必要な準備:事前に指定した文献の精読
関連して受講することが望ましい科目:刑法応用講義Ⅱ
テキスト:飯田英男『刑事医療過誤Ⅱ』(判例タイムズ)
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは開講時に連絡する。
とみ
た
とみ
田
まこと
田
真
刑事訴訟法応用講義 I 冨
テ ー マ:刑事訴訟理論の解明
講義内容:刑事訴訟についての基礎的な知識を確認しつつ、刑事訴訟を規律する規範を正確に理解で
きるようにします。
達成目標: 1 刑事訴訟に関する基本的な判例の規範的な意味を理解することができるようになる。
2 関連する学説の観点から判例の射程などを理解することができるようになる。
授業計画: 1 刑事手続の概観 任意捜査と強制捜査の区別 任意同行
2 職務質問と所持品検査の限界
3 捜索差押えの要件と範囲
4 逮捕に伴う捜索差押え
5 強制採尿と採血
6 逮捕・勾留
7 逮捕・勾留の諸問題:別件逮捕など
8 防禦権 被疑者取調べ
9 公訴に関する諸原理と公訴権濫用論
10 証拠法総論 証拠開示
11 訴因の特定と訴因変更
12 違法収集証拠排除法則
13 自白法則・補強法則
14 伝聞法則
15 裁判 上訴・再審など
成績評価方法:レポート(80%)、授業での発言(20%)
学修に必要な準備:授業は双方向的に行います。事前に毎回授業の範囲について説明するので、関連
する判例とテキストを丁寧に読み込んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:刑法、憲法
テキスト:上口裕『刑事訴訟法』(成文堂)、田宮裕『刑事訴訟法(新版)』(有斐閣)などスタンダー
ドなテキストを各自で選んでください。刑事訴訟法判例百選(第 9 版)(有斐閣)、『刑事
訴訟法の争点(第 4 版)』(有斐閣)
参考文献:必要に応じて文献を紹介する。
履修上の注意:オフィスアワー・連絡先などについては開講時にお知らせします。
刑事訴訟法応用講義 II Advanced Lecture on Criminal Procedure II
テ ー マ:刑事裁判例の検討
−445−
冨
た
まこと
真
戻る
講義内容:最高裁判例を中心とした規範の確認を行うだけでなく、下級審判例をも射程に置いて、刑
事訴訟法の規範構造を総括的に読み解くことを目的とする。
達成目標: 1 刑事手続上の様々な原理を確認することで、刑事手続の全体像を把握することがで
きるようになる。
2 過去の裁判例を総体的に検討することで、刑事手続の在り方を考察することができ
るようになる。
授業計画: 1 任意捜査と強制捜査の区別に関する判例
2 職務質問と所持品検査
3 任意同行の限界について
4 捜索差押えの要件と範囲
5 逮捕に伴う捜索差押え
6 強制採尿と採血
7 写真撮影などの任意捜査の限界
8 現行犯逮捕の適法性など
9 逮捕手続が違法な場合と勾留手続
10 逮捕・勾留の 1 回性の原則
11 逮捕・勾留の諸問題(1):余罪取調べと別件逮捕
12 逮捕・勾留の諸問題(2):別件逮捕の基準について
13 被疑者の防禦権:接見交通権
14 被疑者取調べ
15 捜査のまとめ:捜査を規律する諸原理の確認
成績評価方法:レポート(80%)、授業での発言(20%)
学修に必要な準備:関連する判例や文献を紹介するので、必ず事前に読んでおいて、問題点等を説明
することができるようにしておく。
関連して受講することが望ましい科目:刑法、憲法
テキスト:特に指定しない。
参考文献:上口裕『刑事訴訟法』(成文堂)、田宮裕『刑事訴訟法(新版)』(有斐閣)、刑事訴訟法判
例百選(第 9 版)(有斐閣)、『刑事訴訟法の争点(第 4 版)』(有斐閣)
履修上の注意:オフィスアワー・連絡先などについては開講時にお知らせします。
とみ
た
まこと
田
真
刑事訴訟法応用講義 III Advanced Lecture on Criminal Procedure III
冨
テ ー マ:刑事裁判例の検討
講義内容:最高裁判例を中心とした規範の確認を行うだけでなく、下級審判例をも射程に置いて、刑
事訴訟法の規範構造を総括的に読み解くことを目的とする。
達成目標: 1 刑事手続上の様々な原理を確認することで、刑事手続の全体像を把握することがで
きるようになる。
2 過去の裁判例を総体的に検討することで、刑事手続の在り方を考察することができ
るようになる。
授業計画:16 公訴に関する諸原理と公訴権濫用論
17 証拠開示
18 訴因の特定と訴因変更(1):訴因変更の要否
19 訴因変更(2):訴因変更の可否
20 違法収集証拠排除法則(1):違法承継
21 違法収集証拠排除法則(2):毒樹の果実論
22 自白法則
23 補強法則
24 伝聞法則(1):伝聞の意義など
25 伝聞法則(2):伝聞例外の要件など
−446−
戻る
26 伝聞法則(3):再伝聞
27 伝聞法則(4):現場供述、現場写真など
28 裁判と択一的認定
29 上訴・再審など
30 全体のまとめ:近時の法改正との関連
成績評価方法:レポート(80%)、授業での発言(20%)
学修に必要な準備:関連する判例や文献を紹介するので、必ず事前に読んでおいて、問題点等を説明
することができるようにしておく。
関連して受講することが望ましい科目:刑法、憲法
テキスト:特に指定しない。
参考文献:上口裕『刑事訴訟法』(成文堂)、田宮裕『刑事訴訟法(新版)』(有斐閣)、刑事訴訟法判
例百選(第 9 版)(有斐閣)、『刑事訴訟法の争点(第 4 版)』(有斐閣)
履修上の注意:オフィスアワー・連絡先などについては開講時にお知らせします。
とみ
おか
まさし
岡
仁
国際法応用講義 I Advanced Lectures in International Law I 富
テ ー マ:国際環境法の現状と課題―特に日本における実施の問題も視野に入れてー
講義内容:地球的・国際的環境保護の問題は、現代の国際社会にとり重要な問題として登場してい
る。本講義では、この問題に国際社会はどのように対応しているのかを、日本が条約の当
事国となっており、従って関連する国内法を制定している二つの問題、すなわち(1)オ
ゾン層の保護、及び(2)地球温暖化の防止、を取り上げて検討する。これらの検討を通
じて、現代国際環境法の基本的構造と特質について理解し、さらに、わが国におけるそれ
らの国内的実施の問題を取り上げることにより、現代における国際法と国内法の密接な相
互関連の状況についても理解を深めることをめざす。
達成目標:①現代国際環境法の基本的構造と特質について理解することができる。
②国際法の国内的実施の事例を見ることにより、国際法と国内法の密接な相互連関の状況
について理解することができる。
授業計画:第 1 回 総論(1)環境問題とは何か
第 2 回 総論(2)国際環境問題の発生と展開
第 3 回 総論(3)地球環境問題の発生と展開
第 4 回 オゾン層の保護―問題の所在―
第 5 回 国際的対応(1)「オゾン層保護のためのウィーン条約」
第 6 回 国際的対応(2)「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」
第 7 回 国内的対応「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」その他
第 8 回 まとめーオゾン層保護の法的構造と特質―
第 9 回 地球温暖化の防止―問題の所在― 第10回 国際的対応(1)「気候変動に関する国際連合枠組み条約」
第11回 国際的対応(2)「気候変動に関する国際連合枠組み条約京都議定書」
第12回 国際的対応(3)京都議定書以降の課題
第13回 国内的対応「地球温暖化の推進に関する条約」その他
第14回 まとめー地球温暖化問題の法的構造と特質―
第15回 おわりにー環境保護に関する現代国際法の現状と課題―
成績評価方法:課題レポート(50%)、講義時の報告討論の状況(50%)、により評価する。
学修に必要な準備:参考文献にある『国際環境法』の第 1 章、第 10 章を読んでおくこと。 関連して受講することが望ましい科目:国際法、国際政治学、行政法
テキスト:使用しない。
参考文献:ボイル、バーニー著、富岡他訳『国際環境法』慶応大学出版会、2007 年(図書館に所蔵
されている。)、その他受講者には随時指示する。
履修上の注意:連絡先、[email protected]
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戻る
とみ
おか
まさし
とみ
おか
まさし
国際法応用講義 II 富
岡
仁
テ ー マ:国際紛争に対する国際法的対処方法の現状と課題
講義内容:現在の国際社会において発生している多様な紛争のうちもっとも深刻なものである武力紛
争(戦争)について、国際法はその予防と解決のためにどのような法的対応を用意してい
るかについて講義する。講義においては、具体的事例を多く引用することにより、説明が
抽象的にならないように心がけたい。
達成目標:①国際紛争の平和的解決方法について理解することができる。
②戦争の違法化の歴史と現状について理解することができる。
③武力行使の防止と抑圧の国連におけるシステムについて理解することができる。
④武力行使の手段および方法ならびに戦争犠牲者保護に関する国際法的制約について理解
することができる。
⑤軍縮および中立法の現状と課題について理解することができる。
・以上を通じて国際紛争をめぐる国際法的対応の全体像について認識を深める。
授業計画:授業計画
第 1 回:はじめにー国際紛争とは何かー
第 2 回:国際紛争の平和的処理方法とは
第 3 回:国際紛争の平和的処理方法―交渉・仲介・調停―
第 4 回:国際紛争の平和的処理方法―国際裁判―
第 5 回:安全保障―総論―
第 6 回:安全保障―戦争の違法化―
第 7 回:安全保障―武力行使の防止及び抑圧―
第 8 回:安全保障―国連軍と平和維持活動―
第 9 回:武力紛争法―総論―
第10回:武力紛争法―戦闘の手段と方法の規制―
第11回:武力紛争法―戦争犠牲者の保護―
第12回:軍縮―概念・歴史―
第13回:軍縮―各分野における現状と課題―
第14回:中立法
第15回:まとめ
成績評価方法:課題レポート(50%)、講義時の報告および討論の状況(50%)により評価する。
学修に必要な準備:参考文献の指定した章について読んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:国際法、国際政治学
テキスト:使用しない。講義時に資料等を配布する。
参考文献:杉原高嶺『国際法講義』有斐閣、2008 年、第 20、21,22 章。浅田正彦(編)『国際法(第
2 版)
』東信堂、2013 年、第 16、17,18 章。柳原、森川、兼原(編)『プラクティス国際
法講義(第 2 版)
』信山社、2014 年、第 21、22,23,24 章。小寺・岩沢、森田(編)『講
義国際法』有斐閣、2004 年、第 16、17,18 章。松井・佐分他『国際法(第 5 版)』有斐閣、
2007 年、第 16、17,18,19 章。
履修上の注意:連絡先 : [email protected].
岡
仁
国際法応用講義 III 富
テ ー マ:海洋に関する国際法制度の現状と課題―とくに日本における実施の問題も視野に入れてー
講義内容:周囲を海に囲まれており、資源、航行、環境など多くを依存している日本において重要な
海洋に関する国際法について、制度の概要、未解決部分、日本をめぐる具体的紛争のあり
ようについて事例を多く取り上げて進める。基本的には講義形式であるが、受講者に課題
を示して発表を求めることも適宜行う。 達成目標:①海洋に関する国際法制度について理解することができる。
②日本の裁判所において海洋法が扱われた事例について理解することができる。
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戻る
③日本と隣国との海洋の管轄権をめぐる争いについて理解することができる。
④海洋法に関する日本の国際裁判となった事例について理解することができる。
⑤以上の理解を通じて海洋法がわれわれの生活と密接に関係している現状について認識す
ることができる。
授業計画:第 1 回:はじめにー海洋国際法とはー
第 2 回:海洋国際法の歴史的展開過程(1)古代・中世から 20 世紀中葉まで
第 3 回:海洋国際法の歴史的展開過程(2)第 1 次、第 2 次、第 3 次海洋法会議
第 4 回:航行利用の制度(1)領海、接続水域
第 5 回:航行利用の制度(2)国際海峡、群島水域
第 6 回:航行利用の制度(3)公海
第 7 回:資源開発の制度(1)排他的経済水域
第 8 回:資源開発の制度(2)漁業資源の保存と管理
第 9 回:資源開発の制度(3)大陸棚
第10回:資源開発の制度(4)深海底
第11回:環境保護の制度(1)海洋汚染の防止
第12回:環境保護の制度(2)海洋資源の保護・保全
第13回:日本と海洋法(1)海洋の管轄権をめぐる中・韓との紛争について
第14回:日本と海洋法(2)国際裁判となった事例について
第15回:まとめー海洋法の現状と課題―
成績評価方法:課題レポート(50%)、講義時の報告および討論の状況(50%)により評価する。
学修に必要な準備:受講者には、海洋法に関する事例・判例を示すので、それらについて調べて説明
できるようにしておく。(担当者を指定して授業中に報告を求めることもある。)
関連して受講することが望ましい科目:国際法、国際政治学、行政法
テキスト:使用しない。講義時に資料を配付する。
参考文献:水上千之『日本と海洋法』有信堂、1995 年、水上千之『海洋法』有信堂、2005 年、
島田征夫・林司宣(編)『国際海洋法』有信堂、2010 年 履修上の注意:連絡先 ,[email protected]
い
とう
かず
よし
藤
一
義
基礎法応用講義 I Advanced Lectures on Basic Theory of Law I
伊
テ ー マ:日本中世裁許状研究の概観
講義内容:平安から鎌倉時代における諸集団が発給した裁許状(判決文)の解明と分析をとおして、
「裁判」における判決の内容を記した文書である裁許状の文書様式の変化に注意しつつ、
個別具体的に裁許状に示された制度的・手続的な特色を比較・解明する。
達成目標:中世の裁許状の検討・分析をとおして、社会の状況・特色の把握と裁許状の歴史的変遷に
関する基礎的知識を説明することができる。
授業計画:第 1 回目 授業の方針・進め方等の説明
第 2 回目 日本法制史の文献・史料の調べ方
第 3 回目 序説―①
第 4 回目 序説―②
第 5 回目 平安時代の訴訟
第 6 回目 鎌倉時代の公家裁判
第 7 回目 鎌倉幕府の裁判
第 8 回目 裁許状前史―①
第 9 回目 裁許状前史―②
第10回目 朝廷発給の裁許状―①
第11回目 朝廷発給の裁許状―②
第12回目 鎌倉幕府裁許状の歴史的位置―①
第13回目 鎌倉幕府裁許状の歴史的位置―②
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第14回目 鎌倉幕府裁許状の歴史的位置―③
第15回目 レポートと論文の書き方
成績評価方法:授業中の質疑応答(30 点)
、レジュメ(20 点)
、レポート(50 点)を勘案して評価する。
学修に必要な準備:参考文献や用語を事前に調べ、必要に応じてコピーをしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:基礎法一般講義
テキスト:大山喬平編『中世裁許状の研究』塙書房、2008 年。※ 図書館から貸出可能。
参考文献:適宜紹介する。
履修上の注意:
①授業は質疑応答を交え「双方向」で行うので、予習をしっかりしておかなければならない。
②オフィスアワーは開講時に連絡する。
い
とう
かず
よし
藤
一
義
基礎法応用講義 II Advanced Lecture on Basic Theory of Law II
伊
テ ー マ:法意識―日本人の法意識を中心に―
講義内容:「法意識」に関する概念や分析方法の多様性を確認して、日本人の法意識についての文化
説と制度説を中心に関連文献を具体的に考察する。
さらに他国との比較や国別の歴史をとおして文化と制度についても論究する。
達成目標:① 日本人の法意識について概念や分析方法の多様性を説明することができる。
② 法や法意識を比較・歴史の視点から理解することができる。
授業計画: 1 回目 演習の進め方と文献検索の方法を説明する。
2 回目 法意識と法観念との関係を考える。
3 回目 法意識の概念の多様性を確認する。
4 回目 「法意識」の分析視角の多様性を確認する。
5 回目 「法意識」関連文献―(1)を読んで考える。
6 回目 「法意識」関連文献―(2)を読んで考える。
7 回目 「法意識」関連文献―(3)を読んで考える。
8 回目 「法意識」関連文献―(4)を読んで考える。
9 回目 「法意識」関連文献―(5)を読んで考える。
10回目 「法意識」関連文献―(6)を読んで考える。
11回目 「法意識」関連文献―(7)を読んで考える。
12回目 「法意識」関連文献―(8)を読んで考える。
13回目 「法意識」関連文献―(9)を読んで考える。
14回目 「法意識」関連文献―(10)を読んで考える。
15回目 レポート作成の仕方を説明する。
成績評価方法:報告内容(20%)
、発言(15%)、レジュメ(15%)、レポート(50%)を勘案して評価
する。
学修に必要な準備:
① 参考文献や用語を事前に調べ、必要に応じてコピーをしておくこと。
② 報告担当者は、担当事例に関連する文献、資料を収集整理して報告レジュメに記載す
ること。
③ 報告レジュメは、事前に配布できるように準備しておくこと。
④ 事前配布された報告レジュメを読み、質疑討論に参加する準備をしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:基礎法一般講義、基礎法応用講義 I
テキスト:「法意識」に関する文献のプリントを配布する。
参考文献:授業中に適宜紹介する。
履修上の注意:
① 授業は学生による報告をもとに質疑応答を交え「双方向」で行う。そのため、報告者
はもとより参加者全員が十分な予習をしたうえで授業にのぞむことが求められている。
② オフィスアワーは開講時に連絡する。
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すえ
ひさ
さい
とう
とし
ひこ
基礎法応用講義 III Advanced Lecture on Basic Theory of Law III 陶
久
利
彦
テ ー マ:法哲学の基礎
講義内容:法哲学の内容は多岐にわたるが、最近の教科書を読むことを通じて、その一端を理解し、
今後の法哲学学習に向けた基礎的知識の習得を目指す。
達成目標:
(1)法哲学という名の下に論じられている事柄について、一定の基礎的知識を習得できる。
(2)修得した知識を基にして、現実の具体的問題を分析し、理解する応用力を獲得する。
授業計画:瀧川・宇佐美・大屋共著『法哲学』(有斐閣、2014 年)をテキストとし、順に読み議論を
することを通じて、最近の日本法哲学会の一潮流を知る。
(1) ガイダンス
(2) 功利主義
(3) 正 義
(4) 自 由
(5) 平 等
(6) 権 利
(7) 正義論の最前線
(8) ルールとしての法
(9) 法の価値
(10)法の権威
(11)解釈としての法
(12)批判理論
(13)遵法義務
(14)法哲学の基礎理論 (15)まとめ
成績評価方法:毎回の授業参加態度(30%)、授業終了後のレポート (70% )
学修に必要な準備:他の実定法科目の研究を十分にしておくこと
テキスト:瀧川・宇佐美・大屋共著『法哲学』(有斐閣、2014 年)
参考文献:開校時に指示する。
履修上の注意:一応、上記のような授業計画を立ててみたが、受講者の関心にあわせて内容を変更す
ることもあり得る。受講希望者は、事前に [email protected] まで連絡され
たい。
まこと
藤
誠
政治学応用講義 I Advanced Lecture on Political Science I 斎
テ ー マ:比較政治学のテーマ・成果・課題
講義内容:テキストに則して比較政治学の主要なテーマと基礎概念、これまでの成果と今後の課題の
概要を学ぶ。
達成目標:
(1)比較政治学の特徴と有効性を説明できる。
(2)比較政治学の主要なテーマ及び基礎概念を説明できる。
(3)
(2)の各テーマに関するこれまでの成果と今後の課題について概要を説明できる。
授業計画:第 1 回:授業へのガイダンス
第 2 回:比較政治学とは何か(序章)
第 3 回:国家建設(第1章)
第 4 回:市民社会(第2章)
第 5 回:ナショナリズム(第3章)
第 6 回:内戦(第4章)
第 7 回:民主的政治体制(第5章)
第 8 回:民主化(第6章)
第 9 回:民主主義と政治文化(第7章)
第10回:権威主義体制の持続(第8章)
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第11回:選挙制度(第9章)
第12回:政党と政党システム(第 10 章)
第13回:執行府と議会(第 11 章)
第14回:福祉国家(第 12 章)
第15回:ふりかえりとまとめ
成績評価方法:(1)授業での発表・質疑応答(60 点)
(2)ふりかえりレポート(40 点)
学修に必要な準備:授業ごとに次の授業までの準備内容を指示する。下記のテキストは授業開始まで
に購入しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:政治学一般講義
テキスト:粕谷祐子『比較政治学』(ミネルヴァ書房、2014 年)
参考文献:テキストの「参考文献」を参照。重要なものは授業で指示する。
履修上の注意:授業に関する連絡方法・オフィスアワーについては最初の授業で連絡する。
政治学応用講義 II Advanced Lecture in Political Science II 井
上
義 比 古
テ ー マ:政策形成過程研究の枠組み及び政策形成の事例を学ぶ
講義内容:①政策形成過程における漸増主義を提唱したリンドブロムの著作を輪読し、1つの政治シ
ステム内部において政策がどのような主体によってどのように形成されるかについての
大枠的観点を得る。
②キューバ危機を分析する3つのモデルを提示したグレアム・アリソンの著作を輪読し、
具体的な国際政治過程において、我々が用いる分析モデルの相違が事態の解釈および行
動にどのような影響を与えるかについての知識を得る。
③外交政策研究の大家であるメイの著作を輪読し、外交政策を決定する政治エリートたち
がいかに歴史上の事例を誤用してきたかについて学ぶ。
④受講者は、各回の内容を簡単なレジュメにまとめてくる。
達成目標:①実際の政策形成過程を観察する場合、分析に必要な観察対象であるアクターを想起でき
る。
②政策形成過程を分析する3つの分析モデルの概略を説明できる。
③アメリカの外交政策における歴史的事例の誤用および活用のケースをあげることができ
る。
授業計画:第 1 回:ガイダンス
授業の進め方
レジュメ作成方法の説明
情報検索方法の説明
第 2 回:リンドブロムの概括的枠組み①
政策形成をめぐる諸問題
分析の限界
民主主義の潜在的知性
第 3 回:リンドブロムの概括的枠組み②
投票の不確実性
公選職公務員
官僚による政策形成
第 4 回:リンドブロムの概括的枠組み③
利益集団
経済界の特権的地位
政治的不平等
第 5 回:リンドブロムの概括的枠組み④
調査の機能不全
−452−
戻る
分析の最大限の活用
さらなる民主主義を求めて
第 6 回:アリソンの第Ⅰモデル:合理的行為者
第 7 回:第Ⅰモデルによるキューバ危機の説明
第 8 回:アリソンの第Ⅱモデル:組織の行動
第 9 回:第Ⅱモデルによるキューバ危機の説明
第10回:アリソンの第Ⅲモデル:政府内政治
第11回:第Ⅲモデルによるキューバ危機の説明
第12回:歴史の誤用①
第二次世界大戦
東西冷戦
第13回:歴史の誤用②
朝鮮戦争
ヴェトナム戦争
第14回:歴史の活用
第15回:まとめ
学習内容の確認
確認レポート作成方法の説明
成績評価方法:報告 50%
質疑応答 30%
確認レポート 20%
学修に必要な準備:受講者は、輪読するレジュメを作成するに際して、あげられている事例に関する
情報を調べておく。授業中に情報が必要になった場合には、PC、タブレット、スマート
フォン等を活用して調べる。
関連して受講することが望ましい科目:政治学関係の講義科目
テキスト:①チャールズ・E・リンドブロム&エドワード・J・ウッドハウス(藪野祐三&案浦明子
訳)『政策形成の過程―民主主義と公共性』(東京大学出版会、2004 年)
②グレアム・アリソン&フィリップ・ゼリコウ『決定の本質 第 2 版』(日経 BP 社、
2016 年)
③アーネスト・メイ『歴史の教訓』(岩波現代文庫、2004 年)
参考文献:授業の中で随時指示します。
履修上の注意:連絡の取れる時間帯等については、開講時に連絡します。
きの
した
よし
え
下
淑
恵
政治学応用講義 III 木
テ ー マ:比較の視点から考える地方自治
講義内容:近年の地方自治における変化と課題をふまえ、日本および北欧を中心とする外国の自治体
による課題への対応を学ぶ。比較の視点をもって検討することを通して、これからの自治
体の取り組み方について考える。
達成目標:① 比較することの意義を説明できる。
② 近年の地方自治が直面する課題と変化について指摘し、説明できる。
③ 地方自治体の課題への対応について、比較をふまえて評価し、論じることができる。
授業計画:第 1 回 ガイダンス
第 2 回 比較の意義と方法 第 3 回 現代日本の課題/地方自治の理念と役割
第 4 回 地方自治制度と課題(1)行政組織
第 5 回 地方自の制度と課題(2)議会と政治
第 6 回 自治体と効率
第 7 回 自治体と地域社会
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戻る
第 8 回 北欧の地方自治制度
第 9 回 福祉(1)
第10回 福祉(2)
第11回 生活環境(1)
第12回 生活環境(2)
第13回 文化
第14回 自治体と情報
第15回 これまでの講義を振り返って
成績評価方法:講義時の報告(40%)
、講義時に提出する課題レポート(30%)、質疑応答・討論への
貢献(30%)
学修に必要な準備:報告者はテキストの報告準備を行う。報告者以外は、テキストを読んでその内容
の要約および批評をレポートに作成する。
関連して受講することが望ましい科目:政治学一般講義
テキスト:開講時、また必要に応じて指示します。
参考文献:適時紹介します。
履修上の注意:連絡先等は、開講時にお知らせします。
きく
ち
ゆう
すけ
地
雄
介
演習 I A Major Seminar I A
菊
テ ー マ:会社判例の法理
講義内容:会社法の条文体系を機能的に解明するのに不可欠な会社判例の読解能力を養う。裁判の基
礎におかれる事実関係の読み取りから始まって、当該事例の具体的特徴に応じた法的争点
の構築、既存の判例理論との整合性を意識した裁判所の法律意見の提示等々、判例分析の
基本的手法に則った裁判例の分析・検討を通じて、「活きた会社法」の把握を試みる。
達成目標:
(1)会社法上の裁判例と実際に取り組むなかで、判例集に盛り込まれた裁判記録の読み
取り方を着実に身につける。
(2)会社法の主要分野別に、判例研究の手法に基づき、判例による法形成の形姿を具体
的に説明することができる。
授業計画:第 1 回:判例研究(会社法総論)第 1 回(判例研究の方法論を含む)
第 2 回:判例研究(会社法総論)第 2 回
第 3 回:判例研究(会社法総論)第 3 回
第 4 回:判例研究(会社設立)第 1 回
第 5 回:判例研究(会社設立)第 2 回
第 6 回:判例研究(株主総会)第 1 回
第 7 回:判例研究(株主総会)第 2 回
第 8 回:判例研究(株主総会)第 3 回
第 9 回:判例研究(業務執行機関)第 1 回
第10回:判例研究(業務執行機関)第 2 回
第11回:判例研究(新株発行)第 1 回
第12回:判例研究(新株発行)第 2 回
第13回:判例研究(組織再編)第 1 回
第14回:判例研究(組織再編)第 2 回
第15回:判例研究(組織再編)第 3 回
成績評価方法:授業での質疑応答(50 点)+小論文の提出(50 点)
学修に必要な準備:前回の授業終了時等にあらかじめ指示された事項につき基調報告ができるだけの
準備作業を進めておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:商法一般講義および商法応用講義の各科目
テキスト:開講時に指示します。
参考文献:必要に応じて随時、指示します。
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戻る
履修上の注意:
(1)授業に関するガイダンスはオリエンテーション期間に行います。
(2)毎回の授業については、前回の授業終了時に次回までの準備事項等につき指示を出
します。
(3)連絡先・オフィスアワー
<連絡先>法科大学院・総合研究棟 8 階(721-3426)
<オフィスアワー>最初の授業で連絡します。
さ
さ
き
演習 I A Major Seminar I A
佐 々 木 く み
テ ー マ:名誉毀損表現に関わる裁判例の研究
講義内容:名誉毀損表現に関わる裁判例を取り上げ、名誉毀損表現をとりまく憲法問題について検討
します。各裁判例につき、最初の回で担当者に報告してもらい、次の回で報告をもとにし
た議論・分析を行います。
達成目標:名誉毀損表現に関する裁判例及び論文を分析し、修士論文の材料とできるように、理解を
深める。
授業計画: 1.憲法判例の調べ方・読み方
2.判例①報告
3.判例①議論・分析
4.判例②報告
5.判例②議論・分析
6.判例③報告
7.判例③議論・分析
8.判例④報告
9.判例④議論・分析
10.判例⑤報告
11.判例⑤議論・分析
12.判例⑥報告
13.判例⑥議論・分析
14.判例⑦報告
15.判例⑦議論・分析
成績評価方法:各回の準備(30%) 各回の議論(30%) 提出レポート(40%)
学修に必要な準備:毎回、予定判例について報告が出来るだけの準備をすること
関連して受講することが望ましい科目:憲法一般講義
テキスト:開講時に指示します
参考文献:必要に応じて指示します
履修上の注意:事前にしっかり準備し、積極的に議論に参加する姿勢が必要です。
連絡先については、開校時に指示します。
みや
がわ
もとい
川
基
演習 I A Major Seminar I A
宮
テ ー マ:医療過誤・薬害に関連する刑事判例を読む
講義内容:医療過誤・薬害に関連する刑事判例を分析する
達成目標:医療過誤・薬害に関連する刑事判例を理解し,分析できるようになる。
授業計画:第 1 回 東京地判平成 13 年 3 月 28 日判時 1763 号 17 頁(薬害エイズ事件帝京大ルート)
第 2 回 最決平成 20 年 3 月 3 日刑集 62 巻 4 号 567 頁(薬害エイズ事件厚生省ルート)
第 3 回 札幌高判昭和 51 年 3 月 18 日高刑集 29 巻 1 号 78 頁(北大電気メス事件)
第 4 回 最決平成 17 年 11 月 15 日刑集 59 巻 9 号 1558 頁(埼玉医大抗がん剤過剰投与事件)
第 5 回 最決平成 19 年 3 月 26 日刑集 61 巻 2 号 131 頁(横浜市大患者取り違え事件)
第 6 回 広島高岡山支判昭和 57 年 3 月 24 日判タ 678 号 50 頁(異型輸血過誤事件)
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戻る
第 7 回 東京高判平成 20 年 11 月 20 日判タ 1304 号 304 頁(杏林大学病院割箸看過事件)
第 8 回 福島地判平成 20 年 8 月 20 日季刊刑事弁護 57 号 185 頁(福島県立大野病院事件)
第 9 回 最判昭和 28 年 12 月 22 日刑集 7 巻 13 号 2608 頁(3% ヌペルカイン事件)
第10回 福岡高判平成 22 年 9 月 16 日判タ 1348 号 246 頁(認知症患者に対する看護師の
爪ケア事件)
第11回 東京地判平成 15 年 4 月 18 日 LEX/DB28085710(東方大病院乳児うつ伏せ寝窒息
死事件)
第12回 奈良地判平成 24 年 6 月 22 日 LEX/DB25482111(山本病院事件)
第13回 横浜地判平成 7 年 3 月 28 日判時 1530 号 28 頁(東海大学安楽死事件)
第14回 最決平成 21 年 12 月 7 日刑集 63 巻 11 号 1899 頁(川崎協同病院事件)
第15回 まとめ
成績評価方法:課題レポート(100%)
学修に必要な準備:事前に指定した文献の精読
関連して受講することが望ましい科目:刑法一般講義、刑法応用講義 I 、刑法応用講義 II
テキスト:甲斐克則・手嶋豊『医事法判例百選〔第 2 版〕』(有斐閣)
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:事前に指定した文献を精読した上で、講義に臨むこと。
なお、オフィスアワーは、開講時に連絡する。
くろ
の
よう
こ
野
葉
子
演習 I B Major Seminar I B
黒
テ ー マ:会社法判例研究
演習内容:会社法に関する裁判例のうち、最新の裁判例を取り上げ、現代社会において生起する会社
法上の諸問題について検討します。演習は、報告者による報告と、これをもとにした分析・
検討のかたちで進めます。この演習では、単なる判例の紹介や学説の羅列に終始することな
く、各事件の事実関係や背景に至るまで詳細に分析し、当該判決の妥当性を検証します。ま
た、判旨の厳密な分析や他の関連する裁判例との対比等を通して、当該判決の射程について
も検討します。
達成目標:① 現代社会に生起する会社法上の諸問題について理解する。
② 各裁判例の事実関係の分析を通して、事案の背景や特殊性に留意することができる。
③ 判旨を正確に読み解くことができる。
④ 当該判決の射程がどこまで及ぶかについて検討することができる。
授業計画:第 1 回 会社法判例の調べ方・読み方・報告方法
第 2 回:判例① 株式 ― 判例報告
第 3 回:判例① 株式 ― 分析・検討
第 4 回:判例② 会社の資金調達 ― 判例報告
第 5 回:判例② 会社の資金調達 ― 分析・検討
第 6 回:判例③ 機関(株主総会)― 判例報告
第 7 回:判例③ 機関(株主総会)― 分析・検討
第 8 回:判例④ 機関(取締役)― 判例報告
第 9 回:判例④ 機関(取締役)― 分析・検討
第10回:判例⑤ 機関(監査役・会計監査人)― 判例報告
第11回:判例⑤ 機関(監査役・会計監査人)― 分析・検討
第12回:判例⑥ 組織再編 ― 判例報告
第13回:判例⑥ 組織再編 ― 分析・検討
第14回:判例⑦ M & A ― 判例報告
第15回:判例⑦ M & A ― 分析・検討
成績評価方法:各回の報告(50%)および提出レポート(50%)により評価します。
関連して受講することが望ましい科目:商法一般講義、商法応用講義 I、II、III、その他、民事法分
−456−
戻る
野の各科目
テキスト:特に指定しません。
参考文献:授業の中で指示します。
履修上の注意:受動的態度で受講するのではなく、自ら積極的に各問題点について考察する姿勢が重
要です。幅広い文献にあたり、事前の報告準備を十分に行って下さい。連絡先・オフィス
アワーについては、開講時に連絡します。
さ
とう
えい
せい
なか
むら
ゆう
いち
藤
英
世
演習 I B Major Seminar I B
佐
テ ー マ:行政法における諸問題の研究
講義内容:行政法における諸問題に関する判例・論文について研究しますが、あわせて行政法に関連
する法分野における諸問題についても検討します。演習は、受講生が指定されたテーマに
ついて報告し、それについて討論するという方式で行います。
達成目標:
(1)行政法における現今の諸問題を理解し、それについて説明できる。
(2)行政法関連法分野においてどのような行政法上の問題があるかを理解することができる。
授業計画:第 1 回:行政法における重要判例・論文の検討 1
第 2 回:行政法における重要判例・論文の検討 2
第 3 回:行政法における重要判例・論文の検討 3
第 4 回:行政法における重要判例・論文の検討 4
第 5 回:行政法における重要判例・論文の検討 5
第 6 回:行政法における重要判例・論文の検討 6
第 7 回:行政法における重要判例・論文の検討 7
第 8 回:行政法における重要判例・論文の検討 8
第 9 回:行政法関連法分野における重要判例・論文の検討 1
第10回:行政法関連法分野における重要判例・論文の検討 2
第11回:行政法関連法分野における重要判例・論文の検討 3
第12回:行政法関連法分野における重要判例・論文の検討 4
第13回:行政法関連法分野における重要判例・論文の検討 5
第14回:行政法関連法分野における重要判例・論文の検討 6
第15回:行政法関連法分野における重要判例・論文の検討 7
成績評価方法:演習での報告・質疑応答(50 点)と課題レポート(50 点)で評価します。
学修に必要な準備:受講生に割り当てられる課題についてレジュメを作成し、演習で報告できるよう
に準備する必要があります。
関連して受講することが望ましい科目:特にありません。
テキスト:最初の授業で指示します。
参考文献:適宜指示します。
履修上の注意:履修前の注意はとくにありません。注意点等は、授業でその都度指摘します。
そ の 他:(1)連絡先:法科大学院・総合研究棟 8 階 807 号室(721-3429)
(2)メール:[email protected]
(3)オフィスアワー:最初の授業で指示します。 村
雄
一
演習 I B Major Seminar I B
中
テ ー マ:刑法総論の理論構造の研究
講義内容:刑法総論分野の重要なテーマについて、現在行われている理論構造についての議論を学ぶ。
達成目標:①刑法総論分野の重要テーマについて、現在の理論構造を理解できるようになる。 ②①を前提に、受講者がよって立つべき見解を見つけることができる。
授業計画:第 1 回 結果無価値と行為無価値
第 2 回 不真正不作為犯
第 3 回 因果関係
−457−
戻る
第 4 回 故意論
第 5 回 錯誤論
第 6 回 過失犯
第 7 回 違法性阻却事由
第 8 回 正当防衛
第 9 回 緊急避難
第11回 責任論の基礎
第12回 未遂犯と実行の着手
第13回 正犯と共犯
第14回 共同正犯
第15回 共犯と身分
成績評価方法:試験は実施しない。演習における発言および質疑応答とレポートを総合的に評価する。
学修に必要な準備:刑法総論の基本をしっかり学習しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:刑事法関係全般
テキスト:井田良『刑法総論の理論構造』(成文堂、2005 年 6 月)
参考文献:必要に応じて指示する。
履修上の注意:しっかり予習をして演習に臨むこと。
きく
ち
ゆう
すけ
地
雄
介
演習 II A Major Seminar II A
菊
テ ー マ:企業の組織・運営上の制度設計と会社法制
講義内容:会社企業の現場で生じる具体的なニーズに応じた制度設計が会社法制の活用によって行わ
れることを実証的に確認する。事後的な紛争解決のための法規範であるのみならず、新た
な制度設計のための軌道として日々活用され、磨き上げられ、淘汰されていく会社法制の
ダイナミズムを実感してもらいたい。
達成目標:
(1)会社経営の効率性と市場評価の確立とを睨み合わせて、株式会社企業の機関設計の
多様な選択肢がもつ意味を具体的に説明できる。
(2)平成の時代に入って顕著な発展を遂げた敵対的企業買収への防衛手法を、具体的な
制度設計の要点まで含めて説明できる。
(3)企業のグループ経営を効率化させるための組織再編に多種多様な手法があることの
意味を、各手法の機能的特徴の差異に即して説明できる。
授業計画:第 1 回:個人企業の法人成り(株式会社の設立)第 1 回
第 2 回:個人企業の法人成り(株式会社の設立)第 2 回
第 3 回:個人企業の法人成り(株式会社の設立)第 3 回
第 4 回:敵対的企業買収への防衛策(新株発行型)第 1 回
第 5 回:敵対的企業買収への防衛策(新株発行型)第 2 回
第 6 回:敵対的企業買収への防衛策(新株発行型)第 3 回
第 7 回:敵対的企業買収への防衛策(新株予約権型)第 1 回
第 8 回:敵対的企業買収への防衛策(新株予約権型)第 2 回
第 9 回:敵対的企業買収への防衛策(新株予約権型)第 3 回
第10回:株式会社の組織再編(会社分割)第 1 回
第11回:株式会社の組織再編(会社分割)第 2 回
第12回:株式会社の組織再編(会社分割)第 3 回
第13回:株式会社の組織再編(株式交換による経営統合)第 1 回
第14回:株式会社の組織再編(株式交換による経営統合)第 2 回
第15回:株式会社の組織再編(株式交換による経営統合)第 3 回
成績評価方法:授業での質疑応答(50 点)+小論文の提出(50 点)
学修に必要な準備:前回の授業終了時等にあらかじめ指示された事項につき基調報告ができるだけの
準備作業を進めておくこと。
−458−
戻る
関連して受講することが望ましい科目:商法一般講義および商法応用講義の各科目
テキスト:開講時に指示します。
参考文献:必要に応じて随時、指示します。
履修上の注意:
(1)授業に関するガイダンスはオリエンテーション期間に行います。
(2)毎回の授業については、前回の授業終了時に次回までの準備事項等につき指示を出し
ます。
(3)連絡先・オフィスアワー <連絡先>法科大学院・総合研究棟 8 階(721-3426)
<オフィスアワー>最初の授業で連絡します。
みや
がわ
もとい
川
基
演習 II A Major Seminar II A
宮
テ ー マ:医療過誤と刑事責任
講義内容:飯田英男『刑事医療過誤Ⅲ』を読む
達成目標:飯田英男『刑事医療過誤Ⅲ』を読み,医療過誤に関する刑事判例を分析できるようにな
る。
授業計画:第 1 回:『刑事医療過誤Ⅲ』4 頁∼ 22 頁を読む
第 2 回:『刑事医療過誤Ⅲ』23 頁∼ 43 頁
第 3 回:『刑事医療過誤Ⅲ』44 頁∼ 60 頁
第 4 回:『刑事医療過誤Ⅲ』61 頁∼ 82 頁
第 5 回:『刑事医療過誤Ⅲ』83 頁∼ 110 頁
第 6 回:『刑事医療過誤Ⅲ』111 頁∼ 120 頁
第 7 回:『刑事医療過誤Ⅲ』121 頁∼ 165 頁
第 8 回:『刑事医療過誤Ⅲ』166 頁∼ 228 頁
第 9 回:『刑事医療過誤Ⅲ』229 頁∼ 271 頁
第10回:『刑事医療過誤Ⅲ』272 頁∼ 299 頁
第11回:『刑事医療過誤Ⅲ』300 頁∼ 325 頁
第12回:『刑事医療過誤Ⅲ』326 頁∼ 367 頁
第13回:『刑事医療過誤Ⅲ』368 頁∼ 377 頁
第14回:『刑事医療過誤Ⅲ』378 頁∼ 405 頁
第15回:『刑事医療過誤Ⅲ』406 頁∼ 434 頁
成績評価方法:毎回提出するレポート。レポート 100%
学修に必要な準備:事前に指定した文献の精読
関連して受講することが望ましい科目:刑法応用講義Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
テキスト:飯田英男『刑事医療過誤Ⅲ』(信山社)
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは開講時に連絡する。
さ
さ
き
演習 II A Major Seminar II A
佐 々 木 く み
テ ー マ:差別に関わる現代の法理論の検討
講義内容:差別に関する論文を取り上げ、内容を確認した上で、批判的に検討します。各論文につい
て、最初の回でその内容について担当者に報告してもらい、次の回で報告をもとにした議
論・分析を行います。
達成目標:差別に関する論文を分析し理解を深め、それらを修士論文の素材とできるようになる。
授業計画: 1 ガイダンス
2 テキスト 第1章「ヘイト・クライムの現在」の報告
3 テキスト 第1章「ヘイト・クライムの現在」の議論・分析
4 テキスト 第2章「先行研究と本書の構成」の報告
5 テキスト 第2章「先行研究と本書の構成」の議論・分析
−459−
戻る
6 テキスト 第3章「ヘイト・クライムの定義」の報告
7 テキスト 第3章「ヘイト・クライムの定義」の議論・分析
8 テキスト 第4章「被害者・被害研究のために」の報告
9 テキスト 第4章「被害者・被害研究のために」の議論・分析
10 テキスト 第5章「ヘイト・スピーチの類型論」の報告
11 テキスト 第5章「ヘイト・スピーチの類型論」の議論・分析
12 テキスト 第6章「国際人権法における差別禁止」の報告
13 テキスト 第6章「国際人権法における差別禁止」の議論・分析
14 テキスト 第7章「ヘイト・スピーチの国際人権法」の報告
15 テキスト 第7章「ヘイト・スピーチの国際人権法」の議論・報告
成績評価方法:各回の準備(30%) 各回の議論(30%) 提出レポート(40%)
学修に必要な準備:毎回、予定論文について報告が出来るだけの準備をすること。
関連して受講することが望ましい科目:憲法一般講義 演習ⅠA 演習ⅢA
テキスト:前田朗『ヘイト・スピーチ法研究序説 差別煽動犯罪の刑法学』
参考文献:必要に応じて指示します。
履修上の注意:事前にしっかり準備し、積極的に議論に参加する姿勢が必要です。連絡先について
は、開講時に指示します。
くろ
の
よう
こ
野
葉
子
演習 IIB Major Seminar IIB
黒
テ ー マ:企業買収をめぐる法的諸問題
講義内容:近年、株式会社をとりまく環境は大きく変化し、わが国においても、M&Aが活発に行わ
れるようになっている。それに伴い、企業買収に関連して、会社法上、さまざまな新しい
問題を生じてきた。そして、そのような問題に関する重要な裁判例も多く出されている。
そこで、この授業では、企業買収をめぐる会社法上の諸問題について、これに関する近時
の裁判例を参照しつつ、法的な観点から検討する。また、金融商品取引法において規制さ
れている株式公開買付制度は、企業買収の手法として重要な制度であるため、これについ
ても扱うこととする。
達成目標:①企業買収をめぐるさまざまな法的問題について、問題の本質を把握する。
②企業買収をめぐるさまざまな法的問題に関する判例の状況を説明できる。
②企業買収に関連する法的問題を 1 つ取り上げ、レポートを作成する。
授業計画: 1 ガイダンス
2 企業買収の意義
3 友好的な企業買収 −問題の把握と判例の状況
4 友好的な企業買収 −検討
5 第三者割当増資による買収① −問題の把握と判例の状況
6 第三者割当増資による買収② −検討
7 株式の取得による買収① −問題の把握と判例の状況
8 株式の取得による買収② −検討
9 組織再編① −問題の把握と判例の状況
10 組織再編② −検討
11 少数株主の締出し① −問題の把握と判例の状況
12 少数株主の締出し② −検討
13 敵対的な企業買収
14 敵対的企業買収防衛策① −問題の把握と判例の状況
15 敵対的企業買収防衛策② −検討
成績評価方法:授業における報告(50%)および提出レポート(50%)により評価します。
学修に必要な準備:各回のテーマにつき、幅広く資料を収集し、目を通しておいて下さい。事前の予
習が不可欠です。
−460−
戻る
関連して受講することが望ましい科目:商法一般講義 商法応用講義 I、II、III その他、民事
法分野の各科目
テキスト:特に指定しません。
参考文献:授業の中で指示します。
履修上の注意:毎回の授業は、受講者による報告をもとに進めます。受動的態度で受講するのではな
く、自ら積極的に各問題点について考察する姿勢が重要です。担当者への連絡方法および
オフィスアワーについては、開講時にお知らせします。
なか
むら
ゆう
いち
さ
とう
えい
せい
村
雄
一
演習 IIB Major Seminar IIB
中
テ ー マ:刑法各論の重要問題研究
講義内容:刑法各論分野の重要問題の研究を通して刑法各論の現在の議論を学ぶ
達成目標:①刑法各論分野の重要問題の状況を正しく理解できるようになる ②①を前提に、具体的事案に対する正しい法の解釈・適用ができるようになる
授業計画:①生命に対する罪・遺棄罪
②暴行・傷害罪・逮捕・監禁罪
③住居侵入罪・公務に対する業務妨害罪
④名誉棄損罪における事実の公共性および真実性の誤信
⑤窃盗罪の保護法益および占有概念
⑥不法領得の意義・親族間の特例
⑦ 1 項強盗・ 2 項強盗
⑧事後強盗における「強盗の機会」
⑨詐欺罪における欺罔行為
⑩詐欺罪における処分行為・財産上の利益
⑪横領罪・背任罪
⑫横領と背任の区別・盗品等に関する罪
⑬放火罪の客体・公共危険の認識と放火罪の成否
⑭文書偽造罪における名義人の承諾・同姓同名の別人
⑮公務執行妨害罪・賄賂罪
成績評価方法:試験は実施しない。演習における発言および質疑応答とレポートにより総合的に評価
する。
学修に必要な準備:刑法各論の基礎はしっかり学んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:佐久間修ほか著『Law Practice 刑法[第 2 版]』(商事法務、2014)
参考文献:必要に応じて指示する。
履修上の注意:予習・復習はしっかり行うこと。オフィスアワー、連絡先等は開講時に連絡する。
藤
英
世
演習 II B Major Seminar II B
佐
テ ー マ:行政法関連法分野における行政法上の諸問題の研究 I
講義内容:演習では、受講生の選択した論文のテーマにかかわる行政法上の諸問題について研究しま
す。演習は、受講生がそれぞれ選択した論文テーマにかかわる行政法上の問題について報
告し、それについて討論するという方式で行います。
達成目標:
(1)受講生が研究対象とする論文テーマと行政法がどのようにかかわっているかを理解
できる。
(2)行政法とのかかわりを踏まえたうえで、論文テーマについての理解をさらに深める
ことができる。
授業計画:第 1 回:論文テーマと行政法との関係 1
第 2 回:論文テーマと行政法との関係 2
第 3 回:論文テーマと行政法との関係 3
−461−
戻る
第 4 回:論文テーマと行政法との関係 4
第 5 回:論文テーマと行政法との関係 5
第 6 回:論文テーマと行政法との関係 6
第 7 回:論文テーマと行政法との関係 7
第 8 回:論文内容についての検討 1
第 9 回:論文内容についての検討 2
第10回:論文内容についての検討 3
第11回:論文内容についての検討 4
第12回:論文内容についての検討 5
第13回:論文内容についての検討 6
第14回:論文内容についての検討 7
第15回:論文内容についての検討 8
成績評価方法:演習での報告・質疑応答(50 点)と課題レポート(50 点)で評価します。
学修に必要な準備:受講生に割り当てられる課題についてレジュメを作成し、演習で報告できるよう
に準備する必要があります。
関連して受講することが望ましい科目:特にありません。
テキスト:適宜指示します。
参考文献:適宜指示します。
履修上の注意:履修前の注意はとくにありません。注意点等は、授業でその都度指摘します。
そ の 他:
(1)連絡先:法科大学院・総合研究棟 8 階 807 号室(721-3429)
(2)メール:[email protected]
(3)オフィスアワー:最初の授業で指示します。 きく
ち
ゆう
すけ
地
雄
介
演習 IIIA Major Seminar IIIA
菊
テ ー マ:会社法と租税法の交錯
講義内容:会社法と租税法(特に法人税法)との交錯領域に生じる諸制度・諸判例の体系的な位置づ
けに留意しながら、類型的に把握した分野複合的諸問題の法的処理を検討する。
達成目標:
(1)会社法と租税法(特に法人税法)が企業の法規制としてどのように連関し合ってい
るかを具体例に即して説明できる。
(2)会社法と租税法の交錯領域に生じる裁判例の分析を通じて、実際主義的な法律学習
の姿勢を身につける。
授業計画:第 1 回:会社法の基本形:非公開会社の法構造
第 2 回:公開会社法の構造把握
第 3 回:会社法と租税法の交錯:公開会社事例 I 第 1 回
第 4 回:会社法と租税法の交錯:公開会社事例 I 第 2 回
第 5 回:会社法と租税法の交錯:公開会社事例 I 第 3 回
第 6 回:会社法と租税法の交錯:公開会社事例 II 第 1 回
第 7 回:会社法と租税法の交錯:公開会社事例 II 第 2 回
第 8 回:会社法と租税法の交錯:公開会社事例 II 第 3 回
第 9 回:会社法と租税法の交錯:非公開会社事例第 1 回
第10回:会社法と租税法の交錯:非公開会社事例第 2 回
第11回:会社法と租税法の交錯:非公開会社事例第 3 回
第12回:会社法と租税法の交錯:会社の組織再編事例 I 第 1 回
第13回:会社法と租税法の交錯:会社の組織再編事例 I 第 2 回
第14回:会社法と租税法の交錯:会社の組織再編事例 II 第 1 回
第15回:会社法と租税法の交錯:会社の組織再編事例 II 第 2 回
成績評価方法:授業での質疑応答(50 点)+小論文の提出(50 点)
学修に必要な準備:前回の授業終了時等にあらかじめ指示された事項につき基調報告ができるだけの
−462−
戻る
準備作業を進めておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:商法一般講義および商法応用講義の各科目
テキスト:開講時に指示します。
参考文献:必要に応じて随時、指示します。
履修上の注意:
(1)授業に関するガイダンスはオリエンテーション期間に行います。
(2)毎回の授業については、前回の授業終了時に次回までの準備事項等につき指示を出
します。
(3)連絡先・オフィスアワー <連絡先>法科大学院・総合研究棟 8 階(721-3426)
<オフィスアワー>最初の授業で連絡します。
みや
がわ
川
演習 III A Major Seminar III A
宮
テ ー マ:医療過誤と刑事責任
講義内容:修士論文・リサーチペーパーの完成
達成目標:医療過誤に関する修士論文・リサーチペーパーを完成させること
授業計画:第 1 回:問題の所在・問題意識の確認
第 2 回:修士論文・リサーチペーパーの章立ての確認
第 3 回:研究不正・論文不正の確認
第 4 回:文献引用・判例引用方法の確認
第 5 回:論文で取り上げる判例・裁判例の確認
第 6 回:判例・裁判例のまとめ方の確認
第 7 回:判例・裁判例に対する批評・評価の確認
第 8 回:論文で取り上げる学説の確認
第 9 回:学説のまとめ方の確認
第10回:学説に対する批評・評価の確認
第11回:判例と学説のまとめ方の整合性の確認
第12回:判例と学説に対する批評・評価の整合性の確認
第13回:章立ての再確認
第14回:私見の確認
第15回:修士論文・リサーチペーパーの通読・提出日に向けての最終確認
成績評価方法:提出予定の修士論文・リサーチペーパー(100%)
学修に必要な準備:修士論文・リサーチペーパーの執筆
関連して受講することが望ましい科目:刑法応用講義Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
テキスト:適宜指示する。
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワーは開講時に連絡する。
そ の 他:法
さ
さ
き
もとい
基
演習ⅢA Major Seminar IIIA
佐 々 木 く み
テ ー マ:ヘイトスピーチ規制と表現の自由
講義内容:ヘイトスピーチに関する論文を取り上げ、内容を確認した上で、批判的に検討します。各
論文について、最初の回でその内容について担当者に報告してもらい、次の回で報告をも
とにした議論・分析を行います。
達成目標:(1)取り上げる論文が、受講生の修士論文のテーマとどのようにかかわっているかを理
解できる。
(2)取り上げる論文で得られた知見を、修士論文の作成にいかすことができる。
授業計画: 1 ガイダンス
2 テキスト「イントロダクション」「1 自由と反レイシズムを両立させるために」の
−463−
戻る
報告
3 テキスト「イントロダクション」「1 自由と反レイシズムを両立させるために」の
議論・分析
4 テキスト「2 ヨーロッパにおけるヘイトスピーチ規制の多様性」の報告
5 テキスト「2 ヨーロッパにおけるヘイトスピーチ規制の多様性」の議論・分析
6 テキスト「3 ホロコースト否定とその極限」の報告
7 テキスト「3 ホロコースト否定とその極限」の議論・分析
8 テキスト「4 アメリカは例外なのか?」の報告
9 テキスト「4 アメリカは例外なのか?」の議論・分析
10 テキスト「5 結社の自由と人種差別団体規制のジレンマ」の報告
11 テキスト「5 結社の自由と人種差別団体規制のジレンマ」の議論・分析
12 テキスト「6 人種差別とヘイトクライムを罰する」の報告
13 テキスト「6 人種差別とヘイトクライムを罰する」の議論・分析
14 テキスト「7 どの程度の自由をレイシストに与えるべきなのか」の報告
15 テキスト「7 どの程度の自由をレイシストに与えるべきなのか」の議論・分析
成績評価方法:各回の準備(30%) 各回の議論(30%) 提出レポート(40%)
学修に必要な準備:毎回、予定論文について報告が出来るだけの準備をすること。
関連して受講することが望ましい科目:憲法一般講義 演習ⅠA 演習ⅡA
テキスト:エリック・ブライシュ著、明戸隆浩・他訳『ヘイトスピーチ表現の自由はどこまで認めら
れるか』
参考文献:必要に応じて指示します
履修上の注意:事前にしっかり準備し、積極的に議論に参加する姿勢が必要です。連絡先について
は、開講時に指示します。
くろ
の
よう
こ
野
葉
子
演習 III B 黒
テ ー マ:会社法研究
講義内容:受講生の選んだ会社法上のテーマに沿って、研究に有用な文献を輪読したり、判例研究を
行ったりします。輪読する文献や扱う判例は、受講生と相談のうえ、決定します。授業
は、受講生による報告をもとに、質疑を行ったり、各方面からの検討を行ったりするかた
ちで進めていきます。
達成目標:自らの研究テーマについての知見をより深め、修士論文の作成に役立てる。
授業計画:第 1 回 論文構想の報告
第 2 回 文献輪読または判例研究①
第 3 回 文献輪読または判例研究②
第 4 回 文献輪読または判例研究③
第 5 回 文献輪読または判例研究④
第 6 回 文献輪読または判例研究⑤
第 7 回 中間研究報告①
第 8 回 中間研究報告②
第 9 回 文献輪読または判例研究⑥
第10回 文献輪読または判例研究⑦
第11回 文献輪読または判例研究⑧
第12回 文献輪読または判例研究⑨
第13回 文献輪読または判例研究⑩
第14回 最終研究報告①
第15回 最終研究報告②
成績評価方法:授業における報告(100%)により評価します。
学修に必要な準備:各自の研究テーマに関し、自ら幅広く資料を収集し、分析・検討することが必要
−464−
戻る
です。
関連して受講することが望ましい科目:商法一般講義 商法応用講義 I、II、III その他、民事
法分野の各科目
テキスト:特に指定しません。
参考文献:授業の中で指示します。
履修上の注意:担当者への連絡方法およびオフィスアワーについては、開講時にお知らせします。
なか
むら
ゆう
いち
さ
とう
えい
せい
村
雄
一
演習 III B Major Seminar III B
中
テ ー マ:刑法の発展的問題の研究
講義内容:刑法における発展的問題の検討を通し、刑法に関する総合的な知識および解釈能力を養
う。
達成目標:①刑法の発展応用的な問題を理解し、処理できるようになる
②①を前提に、判例・学説を用いて、新しい刑法上の重要問題にも対処できるようになる
授業計画:①危険の引受けと許された危険の法理
②危険の引受けと被害者の同意および地位
③防衛行為と第三者侵害
④共犯と正当防衛・過剰防衛
⑤適法行為と違法行為の共同正犯
⑥強要による緊急避難
⑦不作為と共犯
⑧不作為による幇助
⑨事後強盗罪と共犯の成否
⑩誤振込みと詐欺罪・窃盗罪の成否
⑪クレジットカードの不正使用と詐欺罪
⑫預金通帳の不正取得と詐欺罪
⑬電子マネーとコンピュータ詐欺
⑭オークション詐欺と私電磁的記録不正作出罪
⑮不法原因給付と横領罪
成績評価方法:試験は実施しない。演習における発言および質疑応答とレポートを総合的に評価する。
学修に必要な準備:刑法総論および各論の基本をしっかり学んでおくこと。
関連して受講することが望ましい科目:特にない。
テキスト:佐久間修ほか著『LAW Practice 刑法[第 2 版]』(商事法務、2014)
参考文献:必要に応じて指示する。
履修上の注意:予習・復習はしっかり行うこと。オフィスアワーおよび連絡先等は開講時に連絡する。
藤
英
世
演習 III B Major Seminar III B
佐
テ ー マ:行政法関連法分野における行政法上の諸問題の研究 II
講義内容:本演習では、演習 II Bに引き続き、受講生の選択した論文テーマの内容について検討し
ます。演習は、受講生がそれぞれ選択した論文テーマの内容(項目)について報告し、そ
れについて検討するという方式で行います。
達成目標:受講生が研究対象とする論文テーマ関する各論点を正確に把握し、それについて説明する
ことができる。
授業計画:第 1 回:論文内容についての検討 1
第 2 回:論文内容についての検討 2
第 3 回:論文内容についての検討 3
第 4 回:論文内容についての検討 4
第 5 回:論文内容についての検討 5
第 6 回:論文内容についての検討 6
−465−
戻る
第 7 回:論文内容についての検討 7
第 8 回:論文内容についての検討 8
第 9 回:論文内容についての検討 9
第10回:論文内容についての検討 10
第11回:論文内容についての検討 11
第12回:論文内容についての検討 12
第13回:論文内容についての検討 13
第14回:論文内容についての検討 14
第15回:論文内容についての検討 15
成績評価方法:演習での報告・質疑応答(50 点)と課題レポート(50 点)で評価します。
学修に必要な準備:受講生に割り当てられる課題についてレジュメを作成し、演習で報告できるよう
に準備する必要があります。
関連して受講することが望ましい科目:特にありません。
テキスト:適宜指示します。
参考文献:適宜指示します。
履修上の注意:履修前の注意はとくにありません。注意点等は、授業でその都度指摘します。
そ の 他:
(1)連絡先:法科大学院・総合研究棟 8 階 807 号室(721-3429)
(2)メール:[email protected]
(3)オフィスアワー:最初の授業で指示します。 よこ
た
なお
まさ
田
尚
昌
原典講読 I(英語)
Original Text Reading I
横
テ ー マ:アメリカの保険法の入門書を読む
講義内容:アメリカの保険法について解説した入門書の内容から、とくに保険契約のしくみを知る上
で重要となる部分について講読し、日本法との異なりについて理解する。
達成目標:生命保険契約と損害保険契約の法構造の違いが理解できる。
我が国の保険法とアメリカの保険法との主要な相違点が理解できる。
アメリカにおける保険保護の基本的な考え方が理解できる。
授業計画:① Nature of Insurance(1)
② Nature of Insurance(2)
③ Insurable Interest(1)
④ Definition of Risks
⑤ Persons Insured
⑥ Procedure for Filing Claims(1)
⑦ Procedure for Filing Claims(2)
⑧ Defenses of the Insurer(1)
⑨ Defenses of the Insurer(2)
⑩ Waiver and Estoppel
⑪ Measure of Recovery
⑫ Insurer s Duty to Defend
⑬ Subrogation
⑭ Bad Faith Causes of Action
⑮ Regulation of Insurance
成績評価方法:授業への参加態度 30%、報告内容 30%、期末試験 40%
学修に必要な準備:学部在学中に保険法科目の履修経験がないときは、予め日本の保険法の教科書を
みておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:民事法関連科目
テキスト:John F. Dobbyn, Insurance Law in a Nutshell, 4th ed.,(Thomson West)
参考文献:特になし
−466−
戻る
履修上の注意:事前の準備を怠らないこと。
連絡先・オフィスアワーについては、開講時に連絡する。
なか
むら
しお
や
ゆう
いち
村
雄
一
原典講読 II Original Text Reading II
中
テ ー マ:ドイツ刑法総論の概要を学ぶ
講義内容:クラウス・ロクシンのドイツ刑法入門書を日本語に訳し、ドイツ刑法総論の概要を学ぶ。
達成目標:ある程度ドイツ語が読めるようになり、ドイツ刑法総論の概略を理解できるようになる。
授業計画:①テキスト 1 ∼ 4 ページの日本語訳
②テキスト 5 ∼ 8 ページン日本語訳
③テキスト 9 ∼ 12 ページの日本語訳
④テキスト 13 ∼ 16 ページの日本語訳
⑤テキスト 17 ∼ 20 ページの日本語訳
⑥テキスト 21 ∼ 24 ページの日本語訳
⑦テキスト 25 ∼ 28 ページの日本語訳
⑧テキスト 29 ∼ 32 ページの日本語訳
⑨テキスト 33 ∼ 36 ページの日本語訳
⑩テキスト 37 ∼ 40 ページの日本語訳
⑪テキスト 41 ∼ 44 ページの日本語訳
⑫テキスト 45 ∼ 48 ページの日本語訳
⑬テキスト 49 ∼ 52 ページの日本語訳
⑭テキスト 53 ∼ 56 ページの日本語訳
⑮テキスト 57 ∼ 60 ページの日本語訳
成績評価方法:日本語訳の内容及びドイツ刑法総論概要の理解度
学修に必要な準備:基礎的なドイツ語力
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:Roxin/Arzt/Tiedemann, Einfüuhrung in das Strafrecht und Strafprozeßrecht
参考文献:必要に応じて指示する。
履修上の注意:事前に日本語訳をしたうえで講義に臨むこと。
たもつ
屋
保
原典講読 II Studies in Foreign Literature II(French)
塩
テ ー マ:冷戦後国際関係の理論と実際
講義内容:Pierre de Senarclens の Théories et pratiques des relations internationals depuis la fin de la
guerre froide を読解し内容の理解を深める。授業の方法は輪読形式で行う。
達成目標:国際政治の理論に関する知識を習得するとともに、辞書を使って原典が読めるようになる。
授業計画:1 講義の進め方、テキストの内容概略説明、参加者自己紹介。
2 L’effondrement de l’empire soviétique 3 Des reseaux d’interdépendance 4 Les débats sur la mondialisation 5 L’école réaliste 6 La nouvelle économie politique internationale 7 Les enjeux normatifs
8 De perspectives transnationalistes
9 La collusion entre le monde des affaires, les médias et le puvoir politique
10 Les défaillances des institutions internationals
11 La légitimité international
12 La conception de la governance d’inspiration réaliste et technocratique
13 Les institutions de Bretton Woods
14 Le systéme des Nations unies
−467−
戻る
15 まとめと定期試験
成績評価方法:授業への参加度(50%)、定期試験(50%)
学修に必要な準備:事前に文献を読んでから授業に臨むこと。
テキスト:Théories et pratiques des relations internationals depuis la fin de a guerre froide
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワー・連絡先等については、開講時に連絡する。
よこ
た
なお
まさ
なか
むら
ゆう
いち
田
尚
昌
原典講読 III(英語) Original Text Reading III(English)
横
テ ー マ:アメリカの保険法の入門書を読む
講義内容:アメリカの保険法について解説した入門書の内容から、とくに保険契約のしくみを知る上
で重要となる部分について講読し、日本法との異なりについて理解する。
達成目標:生命保険契約と損害保険契約の法構造の違いが理解できる。
我が国の保険法とアメリカの保険法との主要な相違点が理解できる。
アメリカにおける保険保護の基本的な考え方が理解できる。
授業計画:① Nature of Insurance(1)
② Nature of Insurance(2)
③ Insurable Interest(1)
④ Definition of Risks
⑤ Persons Insured
⑥ Procedure for Filing Claims(1)
⑦ Procedure for Filing Claims(2)
⑧ Defenses of the Insurer(1)
⑨ Defenses of the Insurer(2)
⑩ Waiver and Estoppel
⑪ Measure of Recovery
⑫ Insurer’s Duty to Defend
⑬ Subrogation
⑭ Bad Faith Causes of Action
⑮ Regulation of Insurance
成績評価方法:授業への参加態度 30%、報告内容 30%、期末試験 40%
学修に必要な準備:学部在学中に保険法科目の履修経験がないときは、予め日本の保険法の教科書を
みておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:民事法関連科目
テキスト:John F. Dobbyn, Insurance Law in a Nutshell, 4th ed.,(Thomson West)
参考文献:特になし
履修上の注意:事前の準備を怠らないこと。
村
雄
一
原典講読 IV Original Text Reading IV
中
テ ー マ:ハンス・ヴェルツェルの刑法体系書の精読を通して、いわゆる目的的行為論の原点を探る。
講義内容:ドイツ刑法学のみではなく日本刑法学にも大きな影響を及ぼした「目的的行為論」の原点
を、そのオリジナル提唱者であるハンス・ヴェルツェルの刑法体系書を日本語訳すること
を通して学ぶ。
達成目標:①ある程度ドイツ語を日本語に訳せる力を養うことができる。
②ハンス・ヴェルツェルの目的的行為論の概要を理解することができる。
授業計画:①テキスト 30 ∼ 32 ページの日本語訳
②テキスト 33 ∼ 35 ページの日本語訳
③テキスト 36 ∼ 38 ページの日本語訳
④テキスト 39 ∼ 41 ページの日本語訳
−468−
戻る
⑤テキスト 42 ∼ 44 ページの日本語訳
⑥テキスト 45 ∼ 47 ページの日本語訳
⑦テキスト 48 ∼ 50 ページの日本語訳
⑧テキスト 51 ∼ 53 ページの日本語訳
⑨テキスト 54 ∼ 56 ページの日本語訳
⑩テキスト 57 ∼ 59 ページの日本語訳
⑪テキスト 60 ∼ 62 ページの日本語訳
⑫テキスト 63 ∼ 65 ページの日本語訳
⑬テキスト 66 ∼ 68 ページの日本語訳
⑭テキスト 69 ∼ 71 ページの日本語訳
⑮テキスト 72 ∼ 74 ページの日本語訳
成績評価方法:日本語訳の内容及び目的的行為論についての基本的理解度
学修に必要な準備:基礎的なドイツ語力
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:Hans Welzel, Das Deutsche Strafrecht 11.Aufl(1969)
参考文献:必要に応じて指示する。
履修上の注意:テキストをしっかり日本語に訳して授業に臨むこと。
しお
や
よこ
た
たもつ
屋
保
原典講読 IV Studies in Foreign Literature IV(French)
塩
テ ー マ:レーモン・アロンと国際関係理論
講義内容:Stanley Hoffmann の Raymond Aron et la théorie des relations internationals を読解し内容
の理解を深める。授業の方法は輪読形式で行う。
達成目標:国際政治の理論に関する知識を習得するとともに、辞書を使って原典が読めるようになる。
授業計画:1 講義の進め方、テキストの内容概略説明、参加者自己紹介。
2 Introduction
3 La spécificité des relations internationals
4 Raymond Aron et Morton Kaplan
5 L’école réaliste
6 Kenneth Waltz et neo-réalisme
7 Armes nucléaires et dissuasion
8 La destruction mutuelle assurée
9 La persistence de Clausewitz
10 Morale et stratégie
11 Le problèm machiavelien et le problèm kantien
12 L’entendement politique
13 Les effets de la dissuasion existentielle
14 Conclusion
15 まとめと定期試験
成績評価方法:授業への参加度(50%)、定期試験(50%)
学修に必要な準備:事前に文献を読んでから授業の臨むこと。
テキスト:Raymond Aron et la théorie des relations internationals
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワー・連絡先等については、開講時に連絡する。
なお
まさ
田
尚
昌
原典講読 V(英語) Original Text Reading V(English)
横
テ ー マ:アメリカの保険法の基本書を読む
講義内容:アメリカの保険法について解説した基本書の内容から、とくに保険契約のしくみを知る上
で重要となる部分について講読し、日本法との異なりについて理解する。
−469−
戻る
達成目標:アメリカにおける保険金請求権者の保護と不正請求防止の在り方の大枠が理解できる。
我が国の保険法とアメリカの保険法との主要な相違点が理解できる。
アメリカにおける保険保護の基本的な考え方が理解できる。
授業計画:1. What Is Insurance?
2. Sources of Insurance Law
3. Contract Formation
4. The Insurable Interest Requirement
5. Scope of Obligations: Persons and Interests Protected
6. Scope of Obligations: The Risks Covered
7. The Insured’s Duty to Pay Premiums
8. The Mechanics of Claim Presentation
9. The Insurer’s Duty to Pay Proceeds
10. Excuses for the Insurer’s Nonperformance
11. The Additional Duties in Third-Party Insurance
12. Group Insurance
13. Automobile Insurance
14. Excess Insurance
15. Reinsurance
成績評価方法:授業への参加態度 30%、報告内容 30%、期末試験 40%
学修に必要な準備:学部在学中に保険法科目の履修経験がないときは、予め日本の保険法の教科書を
みておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:民事法関連科目
テキスト:Robert H. JerryII and Douglas R. Richmond, Understanding Insurance Law,(LexisNexis)
参考文献:特になし
履修上の注意:事前の準備を怠らないこと。
なか
むら
ゆう
いち
村
雄
一
原典講読 VI Original Text Reading VI
中
テ ー マ:ドイツ刑法における正犯・共犯を学ぶ
講義内容:ドイツにおける伝統的な刑法学者の 1 人であるイエシエックの体系書を日本語訳すること
を通して、ドイツにおける正犯・共犯の議論状況を研究する。
達成目標:①ドイツの標準的な法律体系書を日本語に訳すことができるようになる。
②ドイツ刑法における正犯・共犯の概略が理解できるようになる。
授業計画:①テキスト 641 ∼ 644 ページの日本語訳
②テキスト 645 ∼ 648 ページの日本語訳
③テキスト 649 ∼ 652 ページの日本語訳
④テキスト 653 ∼ 656 ページの日本語訳
⑤テキスト 657 ∼ 660 ページの日本語訳
⑥テキスト 661 ∼ 664 ページの日本語訳
⑦テキスト 665 ∼ 668 ページの日本語訳
⑧テキスト 669 ∼ 672 ページの日本語訳
⑨テキスト 673 ∼ 676 ページの日本語訳
⑩テキスト 677 ∼ 680 ページの日本語訳
⑪テキスト 681 ∼ 684 ページの日本語訳
⑫テキスト 685 ∼ 688 ページの日本語訳
⑬テキスト 689 ∼ 692 ページの日本語訳
⑭テキスト 693 ∼ 696 ページの日本語訳
⑮テキスト 697 ∼ 700 ページの日本語訳
成績評価方法:日本語訳の内容及びドイツの正犯・共犯に関する理解度
−470−
戻る
学修に必要な準備:基礎的なドイツ語の日本語訳能力
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:Jescheck / Weigend, Lehrbuch des Strafrecht AT, 5Aufl.(1996)
参考文献:必要に応じて指示する。
履修上の注意:事前にしっかり日本語訳をして授業に臨むこと。
しお
や
よこ
た
たもつ
屋
保
原典講読 VI Studies in Foreign Literature VI(French)
塩
テ ー マ:人間の安全保障
講義内容:Mary Kaldor の La sécurité humaine: un concept pertinent ? を読解し内容の理解を深める。
授業の方法は輪読形式で行う。
達成目標:国際政治学の理論を習得するとともに、辞書を使って原典が読めるようになる。
授業計画:1 講義の進め方、テキストの内容概略説明、参加者自己紹介。
2 Introduction
3 Aux sources de l’insécurité
4 La pensée actuelle de la sécurité
5 La guerre contre le terrorisme
6 La sécurité humaine
7 Les articles 55 et 56 de la Charte des Nations unies
8 États défaillants
9 Les principes de la sécurité humaine
10 Principe 1: La primauté des droits de l’homme
11 Principe 2: Une autorité politique légitime
12 Principe 3: Le multilatéralisme
13 Principe 4: Une approche bottom-up
14 Les implications en termes de politiques
15 まとめと定期試験
成績評価方法:授業への参加度(50%)、定期試験(50%)
学修に必要な準備:事前に文献を読んでから授業に臨むこと。
テキスト:La sécurité humaine: un concet pertinent?
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワー・連絡先等については、開講時に指示する。
なお
まさ
田
尚
昌
原典講読 VII(英語) Original Text Reading VII(English)
横
テ ー マ:アメリカの傷害保険事故の判例を読む
講義内容:アメリカの傷害保険の裁判では、かねてより傷害保険金支払事由を満たす要件の内容その
ものが一つの大きな争点となっていた。そこでは、伝統的には Accidental Result と Accidental
Means のいずれに着目するかの議論がなされてきたが、近年では両者の区別を行わない
傾向にある。しかし、このことのゆえに、いったい傷害保険事故とは何かが改めて問われ
ることとなっている。そこで、この授業では、コンメンタールに紹介された判例をみなが
ら Accidental Result と Accidental Means の関係を概観する。
達成目標:アメリカにおける傷害保険の約款を知っている。
アメリカにおける傷害保険金請求権訴訟における争点を説明できる。
Accidental Result と Accidental Means の相違点が理解できる。
授業計画:1)
What Is an Accident?
2)
“Accident” in Insurance Policies
3)
Accidental Result Versus Accidental Means
4)
Something Unforeseen, Unexpected, or Unusual in the Means
5)
Self-Administered Drugs, Narcotics, Alcohol
−471−
戻る
6)
Self-Inflicted Gunshot Wound
7)
Motor Vehicle Occurrences
8)
Exertion, Excitement, Physical Movements, Falls
9)
Exposure to Sun, Heat, Cold
10)Carbon Monoxide, Gases and Smoke
11)Choking and Suffocation
12)Medical and Dental Procedures
13)Acts of Another, Fights and Struggles
14)Drowning
15)Miscellaneous Occurrences
成績評価方法:授業への参加態度 30%、報告内容 30%、期末試験 40%
学修に必要な準備:学部在学中に保険法科目の履修経験がないときは、予め日本の保険法の教科書を
みておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:民事法関連科目
テキスト:The Law of Life and Health Insurance(2015, Matthew Bender & Company, Inc.)
参考文献:特になし
履修上の注意:事前の準備を怠らないこと。
なか
むら
しお
や
ゆう
いち
村
雄
一
原典講読 VIII Original Text Reading VIII 中
テ ー マ:ドイツにおける正犯原理としての行為支配概念の研究
講義内容:ドイツにおける判例・通説といえる、正犯概念としての「行為支配」を多角的に研究する。
達成目標:①標準的なドイツの法律論文を日本語に訳すことができるようになる。
②行為支配概念の概要及び実際の機能を理解できるようになる。
授業計画:①テキスト 5 ∼ 7 ページの日本語訳
②テキスト 8 ∼ 10 ページの日本語訳
③テキスト 11 ∼ 13 ページの日本語訳
④テキスト 14 ∼ 16 ページの日本語訳
⑤テキスト 17 ∼ 19 ページの日本語訳
⑥テキスト 20 ∼ 22 ページの日本語訳
⑦テキスト 23 ∼ 25 ページの日本語訳
⑧テキスト 26 ∼ 28 ページの日本語訳
⑨テキスト 29 ∼ 31 ページの日本語訳
⑩テキスト 32 ∼ 34 ページの日本語訳
⑪テキスト 35 ∼ 37 ページの日本語訳
⑫テキスト 38 ∼ 40 ページの日本語訳
⑬テキスト 41 ∼ 43 ページの日本語訳
⑭テキスト 44 ∼ 46 ページの日本語訳
⑮テキスト 47 ∼ 48 ページの日本語訳
成績評価方法:日本語訳の内容及び行為支配概念の理解度
学修に必要な準備:基礎的なドイツ語の日本語訳能力
関連して受講することが望ましい科目:特になし。
テキスト:Wolfgang Schild, Täterschaft als Tatherrschaft(1994)
参考文献:必要に応じて指示する。
履修上の注意:しっかり日本語訳をして授業に臨むこと。
たもつ
屋
保
原典講読 VIII Studies in Foreign Literature VIII(French)
塩
テ ー マ:グローバル・システムの現実と危機
講義内容:Marcel Merle の Le système mondial: réalité et crise” を読解し内容の理解を深める。授業
−472−
戻る
の方法は輪読形式で行う。
達成目標:国際関係の理論に関する知識を習得するとともに、辞書を使って原典が読めるようになる。
授業計画:1 講義の進め方、テキストの内容概略説明、参加者自己紹介。
2 Introduction
3 La réalité du système mondial
4 La crise du système mondial
5 Apparition de nouveaux types d’acteurs
6 Des firmes multinationales et de l’opinion publique
7 Le déplacement des tensions
8 Changements dans l’équilibre des forces
9 Le retrait américain
10 Les pays du Tiers-Monde
11 Les nouvelles combinations de forces
12 Une révolte du Tiers-Monde
13 La Chine et le Tiers-Monde
14 Conclusion
15 まとめと定期試験
成績評価方法:授業への参加度(50%)、定期試験(50%)
学修に必要な準備:事前に文献を読んでから授業に臨むこと。
テキス卜:Le système mondial: réalité et crise
参考文献:適宜指示する。
履修上の注意:オフィスアワー・連絡先等については、開講時に連絡する。
ルールの作り方 Rulemaking
本
いし
年
がき
度
休
しげ
講
みつ
垣
茂
光
債権の回収 石
テ ー マ:債権の回収方法
講義内容:債権、とりわけ金銭債権を回収するための方策として考えられる法的手段について、判例
等を用いながら検討し、理解を深める。
達成目標:債権回収方法としてどのようなものがあるか、またそれらの手段についてどのような問題
が生ずるかを、具体的に理解する。
授業計画:第 1 回:ガイダンス(債権回収の必要性について)
第 2 回:債権の強制的実現(強制執行)
第 3 回:担保・保証の必要性
第 4 回:物的担保からの回収 その 1. 不動産からの回収(抵当権)
第 5 回:物的担保からの回収 その 2. 不動産からの回収(根抵当権)
第 6 回:物的担保からの回収 その 3. 不動産からの回収(譲渡担保)
第 7 回:物的担保からの回収 その 1. 動産からの回収(所有権留保)
第 8 回:物的担保からの回収 その 2. 動産からの回収(集合動産譲渡担保)
第 9 回:債権からの回収 その 1. 債権譲渡
第10回:債権からの回収 その 2. 集合債権譲渡担保
第11回:人的担保からの回収 その1. 連帯債務者
第12回:人的担保からの回収 その 2. 保証人
第13回:不誠実な債務者への対応 その 1. 詐害行為取消権
第14回:不誠実な債務者への対応 その 2. 法人格否認の法理
第15回:倒産手続きと債権回収
成績評価方法:報告・発表態度、提出したレポートを総合的に評価
学修に必要な準備:特になし
−473−
戻る
関連して受講することが望ましい科目:特になし
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意:事前の準備が必要である。
家族関係と法 本
年
度
休
講
医療と法 本
年
度
休
講
金融と法 本
年
度
休
講
人権問題と司法 本
年
度
休
講
憲法と政治制度 Constitutional Law and Political Institutions
本
年
度
休
講
行政と市民 本
年
度
休
講
環境と法 本
年
度
休
講
税と財政 Tax and Finance
本
年
度
休
講
市民社会と刑事法の新動向 本
年
度
休
講
すえ
ひさ
とし
ひこ
法と正義 Law and Justice
陶
久
利
彦
テ ー マ:正義論の概要と実定法との関わり
講義内容:特に 1970 年代からの実質的正義論の興隆を踏まえ、その後の展開を追う一方、各実定法
分野で正義がどのように具体化するのかを考える。
達成目標:
(1)現代正義論の概要を把握し、自分の言葉で説明できる。
(2)各実定法分野での正義の実現を自ら考え、今後の実際生活の中に生かすことが出来る。
授業計画:
(1) ガイダンス:正義への問いの歴史:徳と社会正義
(2) メタ正義論:自然主義誤謬、価値認識、情緒主義
(3) 実質的正義論:ロールズ以降の規範的正義論、功利主義
(4) 憲法上の正義:平等に関する判例
(5) 憲法上の正義:平等に関する学説
(6) 行政法上の正義:配分的正義の具体相:例えば税制
(7) 行政法上の正義:行政救済の手続的正義
(8) 刑法上の正義:国家による刑罰権独占と刑事上の修復的司法の動き
(9) 刑法上の正義:正義にかなった刑罰
(10)民事法上の正義:公序良俗論の内容ないし考え方
(11)民事法上の正義:不法行為における損害賠償の在り方
(12)国際法上の正義:正戦論
(13)国際法上の正義:国際人権
(14)まとめ・その 1 :正義論の基底にある個人像
(15)まとめ・その 2 :不正義を排除する社会と法の構築に向けて
成績評価方法:毎回の授業参加態度(30%)、授業終了後のレポート (70%)
学修に必要な準備:他の実定法科目の研究を十分にしておくこと
参考文献:適宜、指示する。
履修上の注意:授業計画からも分かるように、実定法学の知識が不可欠である。準備を怠らないよう
−474−
戻る
にしてほしい。
おお
くぼ
まこと
消費者と法 大
窪
誠
テ ー マ:消費者法の基礎知識
講義内容:消費者法に関する法制度を理解し、消費者法に関連する事例を処理することができるよう
になる。
達成目標:① 消費者を保護するための法制度の内容を説明することができるようになる。
② 消費者法に関連する事例に対して、一定の解決方法を提示することができるようにな
る。
授業計画:第 1 回:ガイダンス
第 2 回:序説
第 3 回:消費者契約法
第 4 回:割賦販売法・特定商取引法(前半)
第 5 回:特定商取引法(後半)
第 6 回:製造物責任法
第 7 回:不動産取引と消費者(前半)
第 8 回:不動産取引と消費者(後半)
第 9 回:欠陥住宅と消費者
第10回:医療と消費者
第11回:金融と消費者
第12回:情報化社会と消費者
第13回:高齢者による取引
第14回:未成年者による取引
第15回:継続的契約関係をめぐる紛争
成績評価方法:報告用レジュメの内容、報告の内容、議論の内容を、1 対 1 対 1 の割合で評価する。
学修に必要な準備:講義で取り上げる法制度について、テキストを利用して事前に概要を把握してお
く。
関連して受講することが望ましい科目:民法関連科目
テキスト:開講時に指示する。
参考文献:必要に応じて指示する。
履修上の注意:十分な予習をして講義に臨んで頂きたい。
戦後日本政治史 Political History of the Postwar Japan
斎
藤
テ ー マ:戦後日本政治史の概観
講義内容:テキストに則して戦後日本政治史の概略を学ぶ。
達成目標:
(1)戦後日本政治史について時期区分ができる。
(2)
(1)の各時期について重要な出来事を示し、その歴史的意義を説明できる。
(3)戦後日本政治史における重要人物・事件の概略を説明できる。
授業計画:第 1 回:授業へのガイダンス
第 2 回:戦後復興期①(テキスト 1 ∼ 3)
第 3 回:戦後復興期②(テキスト 4 ∼ 6)
第 4 回:戦後復興期③(テキスト 7 ∼ 9)
第 5 回:55 年体制前期①(テキスト 10 ∼ 12)
第 6 回:55 年体制前期②(テキスト 13 ∼ 15)
第 7 回:55 年体制前期③(テキスト 16 ∼ 18)
第 8 回:ふりかえりとまとめ①
第 9 回:55 年体制後期①(テキスト 19 ∼ 21)
第10回:55 年体制後期②(テキスト 22 ∼ 24)
−475−
誠
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第11回:55 年体制後期③(テキスト 25 ∼ 27)
第12回:構造転換期①(テキスト 28 ∼ 30)
第13回:構造転換期②(テキスト 31 ∼ 33)
第14回:構造転換期③(テキスト 34 ∼ 35)
第15回:ふりかえりとまとめ②
成績評価方法:(1)授業での発表・質疑応答(60 点)
(2)ふりかえりレポート(20 点 ×2 回)
学修に必要な準備:授業ごとに次の授業までの準備内容を指示する。下記のテキストは授業開始まで
に購入しておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:政治学一般講義、政治学応用講義
テキスト:石川真澄・山口二郎『戦後政治史 第三版』(岩波書店、2010 年)
参考文献:小野耕二『日本政治の転換点 ( 第3版 )』(青木書店、2006 年)
履修上の注意:授業に関する連絡方法・オフィスアワーについては最初の授業で連絡する。
不動産と登記 本
年
度
休
講
外国人と法 Foreigners and the Law
横
田
尚
昌
テ ー マ:外国人にとっての日本の民事法
講義内容:我が国に関わりをもつ外国人にとって日本の民事法はどのように映るのだろうか。「外国
人」という存在を鏡として、わが国の民事法における「人」の処遇の在り方について考察
する。
達成目標:・外国人の生活から見た日本法の特質とその問題点を理解できる。
・日本に滞在する外国人の労働・学生生活における民事法上の問題点が説明できる。
・日本に滞在する外国人の日常生活における民法上の諸問題点が把握できる。
授業計画:① 本講義の目的(民法典における外国人)
② 外国人の識別・同定についての法規整
③ 外国人の基本的処遇の現状
④ 婚姻
⑤ 親子
⑥ 養子縁組
⑦ 労働
⑧ 勉学
⑨ 住まい・買い物
⑩ 事故
⑪ 医療・年金など
⑫ 教育・言語
⑬ 宗教・文化
⑭ 在日外国人に対する生活支援
⑮ 外国人と市民=社会と法の将来
成績評価方法:学年末の定期試験(50%)と随時のレポート提出(50%)により評価する。
学修に必要な準備:憲法および民法の基本的な概念の整理と理解を、確かなものにしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:民事法関係諸科目
テキスト:大村 敦志『他者とともに生きる:民法から見た外国人法』(東京大学出版会、2008 年)
参考文献:授業中に紹介する。
履修上の注意:本演習では、事前に教科書の該当箇所を精読して関連資料を蒐集し、その分析を行う
ことを通じて能動的な調査・研究の姿勢を培っていくことが望まれる。なお、学習したこ
との定着を図るために、何回かレポートの提出を求めることにする。
なお、担当者の連絡先及びオフィスアワーは、開講時にお知らせします。
−476−
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高齢者と法 本
い
年
度
とう
休
かず
講
よし
歴史の中の法 Law in History 伊
藤
一
義
テ ー マ:近代以降の刑法法典編纂の歴史と前近代の「もどり」という債権放棄と罪と罰の歴史を考
える。
講義内容:日本の刑事法を中心に近代法と前近代法の相違と歴史的条件とその影響を考える。第 1 回
∼第 10 回を伊藤、第 11 回∼第 15 回を宮川基が担当する。
達成目標:近代法と前近代法の相違と歴史的条件とその影響との関連を説明することができる。
授業計画:第 1 回 日本前近代「もどり」の現象
第 2 回 売買と質
第 3 回 鎌倉期の徳政
第 4 回 室町期の徳政と徳政一揆
第 5 回 戦国期の徳政
第 6 回 盟神探湯
第 7 回 湯起請
第 8 回 鎌倉期の喧嘩
第 9 回 室町期の故戦防戦
第10回 戦国期の喧嘩両成敗
第11回 ドイツ刑法の継受 明治 40 年刑法の制定
第12回 戦前の刑法改正の動き
第13回 終戦と刑法
第14回 戦後の刑法改正の動き
第15回 刑事立法の活性化
成績評価方法:報告内容(20%)
、発言(15%)、レジュメ(15%)、レポート(50%)を勘案して評価
する。
学修に必要な準備:①参考文献や用語を事前に調べ、必要に応じてコピーをしておくこと。
②報告担当者は、担当事例に関連する文献、資料を収集整理して報告レジュメに
記載すること。
③報告レジュメは、事前に配布できるように準備しておくこと。
④事前配布された報告レジュメを読み、質疑討論に参加する準備をしておくこと。
関連して受講することが望ましい科目:基礎法一般講義、基礎法応用講義 I・II、刑法一般講義、刑
法応用講義 I・II
テキスト:授業中に適宜指示する。
参考文献:授業仲に適宜紹介する。
履修上の注意:①授業は学生による報告をもとに質疑応答を交え「双方向」で行う。そのため、報告
者はもとより参加者全員が十分な予習をしたうえで授業にのぞむことが求められて
いる。
②オフィスアワーは開講時に連絡する。
生活の中の保険 本
年
度
休
講
職場と法 本
年
度
休
講
一般研究 I 本
年
度
休
講
一般研究 II 本
年
度
休
講
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緊急時の避難について
災害その他緊急の事態で学外に避難する場合は、次の要領で行います。
1)
緊急事態の発生、避難誘導については、すべて大学から緊急放送でお知らせしますので、指示に
従って冷静に行動して下さい。
2)
避難する場合は階段廊下等で通行渋滞をおこさないよう注意して下さい。(通路、階段、非常口等
に荷物その他障害となる物を置かないで下さい。)
3)
平常から号館名、教室番号、非常口、階段、玄関等をよく覚えておいて下さい。
避 難 器 具 設 備
建 物
階 数
設 置 場 所
大学院
4 階
5 階
屋 上
東側 図書庫
〃 避難室
北側 西ベランダ
緩
降
〃
〃
機
1基
1〃
1〃
8m
11 m
14 m
7 号館
3 階
4 階
5 階
北 オープンリサーチセンター
北 ヨーロッパ文化史専攻資料室
北 民俗文化人類学実習室
緩
降
〃
〃
機
1基
1〃
1〃
7m
11 m
14 m
4 号館
2 階
3 階
4 階
〃
5 階
北面
北 廊下
北 447 教室
〃 446 〃
北 屋外ベランダ
金属固定梯子
緩
降
機
〃
〃
〃
2基
2〃
1〃
1〃
1〃
6m
10 m
10 m
13 m
5 号館
2 階
3 階
4 階
5 階
6 階
7 階
西面 南側ベランダ
〃
〃
〃
〃
〃
折畳吊下梯子
金属固定梯子
〃
〃
〃
〃
1基
1〃
1〃
1〃
1〃
1〃
6 号館
3 階
中地階
4 階
北側 ベランダ
北面 西ドライエリア
北面 ベランダ
緩
梯
機
子
1基
1〃
1〃
90 周年館
地 階
2 階
3 階
4 階
北面 ドライエリア
南面 西側ベランダ
〃
〃
金属固定梯子
〃
〃
〃
1基
1〃
1〃
1〃
3 号館
2 階
3 階
4 階
5 階
6 階
東側 ベランダ
〃
〃
〃
〃
金属固定梯子
〃
〃
〃
〃
1基
1〃
1〃
1〃
1〃
図書館
地 階
5 階
北側 ドライエリア
東側 廊下
梯
緩
降
子
機
1基
1〃
19 m
8 号館
4 階
東側 ベランダ
緩
降
機
1基
13 m
−478−
品 名
降
〃
数 量
備 考
9m
研究機関事務課・図書室・広報課
務
試
財
入
課
課
戻る
−479−
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−480−
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−481−
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−482−
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−483−
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−485−
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−486−
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−488−
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−489−
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−490−
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