に「平成27年度第2回医療福祉機器技術事業化交流会」

平成27年度 第2回 医療福祉機器技術事業化交流会 開催報告
「ロボット介護機器の開発動向と中国地域の介護・福祉機器研究シーズ」
主 催 :公益財団法人 ちゅうごく産業創造センター
【概 要】
当センターでは、中国地域企業の医療福祉機器ビジネスへの新たな参入や新製品・事業化に繋がる出会いの場を
提供し、医療福祉分野に関する最新情報や企業とのマッチングを目的とした大学等の研究シーズを紹介する「医療福
祉機器技術事業化交流会」を今年度 3 回開催します。今回は介護・福祉分野へのロボット技術活用が推進されている
中、「ロボット介護機器の開発動向と中国地域の介護・福祉機器研究シーズ」と題して開催しました。まず、基調講演で
は産業技術総合研究所の大場様から 2020 年に産業化が期待されるロボットの開発状況やロボット開発のプロセス、
特にリスクアセスメントについて詳しくご講演いただきました。講演では、RT.ワークス株式会社の藤井様から高齢者
等の外出歩行をサポートする「ロボットアシストウォーカーRT.1」の開発コンセプトから安全性・試験基準、実証試験
による効果検証などロボット開発の流れをご講演いただくとともに、休憩時間を利用してRT.1の体験会を行い参加者
の皆様に好評を得ました。 また、シーズ紹介として、鳥取大学の竹森准教授からは階段昇降可能な電動車椅子、広
島大学の栗田准教授からはトレーニングやリハビリ等を支援する筋負担の推定と可視化、県立広島大学の島谷准教
授からは転倒防止を目的とした指先センサーによる歩行支援システムについてご紹介いただきました。各シーズとも
事業化に向けて検討したい企業があり、今後マッチングを図っていきます。
【日程・場所】
日 時 : 平成27年10月5日(月) 13:30~17:10 (情報交換会17:20~18:30)
会 場 : ホテルセンチュリー21広島 2階 フォルザ西 (広島県広島市南区的場町1-1-25)
【参加者】
74名
【プログラム】
●基調講演 「ロボット介護機器の開発動向および留意点」
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
ロボットイノベーション研究センター 副研究センター長
大場 光太郎 氏
●講 演 「ロボットアシストウォーカーRT.1の開発」
RT.ワークス株式会社 コーポレート統括本部 執行役員
藤井 仁 氏
●シーズ紹介1 「人の移動を支援する搭乗型ロボットの開発」
鳥取大学 大学院工学研究科 准教授
竹森 史暁 氏
●シーズ紹介2 「トレーニング,リハビリ支援のための筋負担推定と可視化」
広島大学 大学院工学研究院 電気電子システム数理部門 准教授
栗田 雄一 氏
●シーズ紹介3 「転倒予防を目標とした Virtual Light Touch Contact の提案
-転ばぬ先のデバイスを目指して-」
県立広島大学 保健福祉学部 理学療法学科・助産学専攻科(兼) 准教授 島谷 康司 氏
【会場風景】
この事業は、競輪の補助を受けて実施しました。
http://ringring-keirin.jp