宍戸 路佳

教育研究業績
氏名 宍戸路佳
研究分野
学位
小児看護 母子看護 小児保健 災害看護
修士(保健学)
研究内容のキーワード
子育て支援 先天性疾患をもつ子どもと家族 子ども虐待予防 災害 防災
教育上の能力に関する事項
事項
年月日
①オフィスアワーの活用:埼玉医科大学保健医療学部看護学科及び横浜創英大学、横浜創 平成19年~平成27年
英短期大学、神奈川工科大学において、講義の質問や指導だけでなく、学生生活や今後の
進路の相談等の目的でオフィスアワーを活用している。学生生活の相談にのるのはもちろ
んのこと、希望の学生に国家試験対策として、過去の国家試験問題を一緒にといたり、質
疑応答や、出題の傾向と対策などの指導を行った。また就職、進学の相談や履歴書の書き
方の指導、小論文の添削等を行った。結果として、学業面のサポートだけでなく、学生の
悩みの相談、対処ができ、学習の理解度の向上にもつながり、国家試験合格の一助につな
がった。
②画像及び視聴覚教材の活用:講義中、できるだけ学生の興味がもて、理解を促すために 平成24年~現在
画像を活用したり、イメージがつくようにホームページのサイトより著作者へ許可を得
て、写真を使用させていただくなどイメージと知識が少しでも結びつき理解できるように
工夫した。教科書の文字を読むだけでは理解しにくいことも視覚からの情報も活用するこ
とで、わかりやすかったという言葉も聞かれた。また実習でもそのことを思い出してもら
いやすくなり、短い実習期間でも一緒に調べる等を行いながら次へ積み重ねられるように
なり、理解を促すことができたと考える。
③PBLの実践と体験型学習の実践:横浜創英大学において、小児看護学概論講義時、教授 平成25年4月~平成25年8月
指導のもと、小グループでPBL型授業を行った。1つのテーマに対し、学生間でそれぞれ調
べて共有することに加えて、イメージがしやすいように離乳食を試食する、ミルクをつく
り飲んでみる等の体験も一緒に行った。児が育つ過程において食が大切であるという食育
を体験をとおして学ぶことができるとともに、学生はイメージしていたのと違う、おいし
くないなど調べただけの理解でなく、実際を五感で体験することにより理解が深まった。
また離乳食の形状も実際に見て、食べることによりイメージがわき理解できたと考える。
④E-Mailの活用:大学教育において、実習指導で不在となることも多く、オフィス 平成20年4月~現在
アワーで対応できないこともある。そのため、メイルを活用し学生と連絡をとり、学生の
わからないことに対しての質問に応じたり、担当している学生の現在の状況についてを把
握を心掛けた。結果、実際に会うことは面倒であるという学生でも、メイルであれば、家
でも少しの合間でも相談することができるため、気軽に相談ができる環境につながった。
繰り返し行うことで、実際に会って相談してもよいと思ってくれるようにもなり、学生の
訪室が増えた。また、早急に対応が必要な学生の場合には、教授へ相談し、一緒に面談す
る等早い対応につながったと考える。
⑤臨地実習要項及び小児看護学実習要項の作成:横浜創英大学において、実習委員として 平成24年~平成27年
臨地実習要項の作成に取り組んだ。学生が円滑に実習にのぞみ学習でき、積み重ねの学習
ができるようにどのような内容を盛り込んだら効果的かということや学生が実習の目的を
理解して実習にのぞめるか、実習生として望ましい態度で実習と対峙できるかを考えて作
成した。その後改善点等を出し合いながら改善を行っている。また小児看護学実習におけ
る実習要項についても教授指導のもと小児看護学の特徴が理解でき、実践で活かせるよう
に、また子どもと向き合えるように内容を検討し、見やすくわかりやすくなるように工夫
して作成した。
職務上の実績に関する事項
事項
年月日
看護師免許取得
平成14年4月
保健師免許
平成16年4月
助産師免許
平成16年4月
研究業績等に関する事項
著書,学術論文等の名称
著者、発行又は発表の年月、発行所,発表雑誌等又は発表学会等の名称
(学術論文)
1 未就学児を養育する母親の子育て観と影響因子
宍戸路佳,久保恭子,辻由紀他、平成28年3月、神奈川工科大学研究報
告、(査読有)
2 福島原子力発電所事故を巡る、被災した子育て家
族の生活再建の過程
3 遺伝性希少難病児を亡くした母親のグリーフワー
クとシームレスな支援の明確化
宍戸路佳,久保恭子,坂口由紀子,平成27年9月 小児保健研究 74(5)
618-623 (査読有)
坂口由紀子,久保恭子,宍戸路佳他、平成27年9月、小児保健研究 74
(5)662-668 (査読有)
4 未就学児をもつ母親のストレス解消法と望む子育 宍戸路佳,久保恭子,山下麻実他,平成27年3月, 横浜創英大学研究論集
て支援講座
第2巻 19-24
5 A県の保育専門職者の防災、災害に関する意識
宍戸路佳,久保恭子、坂口由紀子他,東京学芸大学紀要 第6部門 技
術・家庭・環境教育 第66集,349-356
6 プレグランマの孫育ての意識と今後の課題
久保恭子,宍戸路佳,坂口由紀子他平成26年7月、母性衛生,55(2),454461(査読有)
(学会発表)
1 大学生が使用する小児看護学教科書における「虐待」に 坂口由紀子,宍戸路佳,久保恭子、日本子ども虐待防止学会,第21回学術
関する教育内容の分析
集会にいがた大会(新潟市)
2 乳幼児揺さぶられ症候群の分野別(福祉・教育・保健) 宍戸路佳,久保恭子日本子ども虐待防止学会,第21回学術集会にいがた
の一般予防の取組みと今後の可能性 -大学生・看護学生 大会(新潟市)応募シンポジウム
対象のSBS予防教育の試みー
3 Psychological and social effects on parents whose
children live with mothers alone in voluntary
evacuation from nuclear accident
宍戸路佳,久保恭子,坂口由紀子他INC 2015 10th International
Nursing Conference (韓国)
宍戸路佳,久保恭子、坂口由紀子他,第56回日本母性衛生学会学術集会
(盛岡市)
5 “Changes of Life With Time In Mothers Staying Out 宍戸路佳,久保恭子,坂口由紀子他12th International Family Nursing
Of Fukushima Prefecture Only with Children After
Conference(デンマーク)
4 中高年女性の祖母性の意識構造と孫の世話との関連
Accident of Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant”