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(別紙 1)
川西市ふるさと納税管理システム構築・保守管理業務
仕様書
1.業務名
川西市ふるさと納税管理システム構築・保守管理業務
2.仕様書の目的
この仕様書は、川西市におけるふるさとづくり寄附金(ふるさと納税)に係る業務負
担の軽減と個人情報の保護を図ることを目的としたふるさと納税管理システムの導入
及び導入後の保守運営業務について必要な事項を定めるものである。
3.履行期間
契約日から平成 29 年 3 月 31 日
4.履行場所
川西市が指定する場所
5.業務概要
(1)川西市ふるさと納税管理システムの設計、構築、保守
(2)過去データの移行作業
(3)職員操作研修の実施
6.基本要件
(1) 一般的なブラウザ(Microsoft Internet Explorer等)でそのバージョンに依存す
ることなくシステムの利用が可能であること。
(2) 画面表示及び切り替えがストレスなく行われること。
(3) 個人情報を入力するフォームや認証が必要とされるページではSSL等の対応に
より暗号化された通信が行われること。
(4) 特定(市が指定する)の場所からのみアクセスを許可し、サーバへの不正アクセ
ス等を防ぐ仕組みを導入すること。また、不正アクセス等の有無について定期的に報
告を行うこと。
(5) 運用において、専門的知識や技術を必要としないものとすること。
(6) システムの稼働に必要なサーバOS、ミドルウェア等は、商用サポート付のもの
を受注者が導入するものとし、既知のセキュリティホールについては、すべて対策を
講じ最新の状態のものを導入すること。
(7) 受注者は、サーバ用のウイルス対策ソフトを購入し、自動更新により最新のパタ
ーンファイルが適用されるようインストール及び設定すること。
(8) サーバの使用料並びにサーバOS、ウイルス対策ソフト、SSLの更新にかかる
費用は、保守料に含めること。
(9) システムは複数人の同時作業を可能なものとする。
(10)寄付件数が増加した場合もスムーズな動作を保証すること。(28年度見込み約
4,500件)
7.システム内容
(1)寄付情報管理機能
・年度ごとに寄付情報を管理できるものとすること。
・ふるさとチョイス受付データをストレスなく取り込むことができること。また取
り込み後のデータ修正ができること。
・管理者による寄付者情報の直接入力ができること。また入力データの修正ができ
ること。
・取り込み及び直接入力した情報には、自動で寄付者管理番号を付番すること。
・寄付者管理番号は年度ごとに管理できること。
・同一の寄付者の情報については、名寄せを行い、一人の寄付者として管理できる
こと。また、リピーターであることが分かるようにシステム画面上に表示をするこ
と。
・寄付者が市内居住者か市外かを表示し管理できること。表示は郵便番号等から判
断し自動で反映されるものとする。
・寄付者が法人か個人かを表示し管理できること。表示は、(株)(有)など会社組織
名から判断し自動で反映でき、修正入力も可能とすること。
・寄付情報の管理項目はシステム構築後も必要に応じて無償にて増減可能であるこ
と。(現行の管理項目は(別紙3)のとおり)
・記念品及び寄附金受領証明書の送付先について、別送付先の住所入力が可能であ
ること。また、別住所を反映する必要がある帳票には自動で反映させること。
・一つ又は複数の管理項目を条件指定して寄付者情報を検索できること。また、そ
の検索結果をCSVファイル等により出力することができること。
・入金処理については、管理者による一括入力が行えるものとすること。また、ク
レジットカード決済による入金については、Yahoo!公金支払い管理サイトからダウ
ンロードしたCSVファイルの取り込みにより自動で消込処理もできるものとする。
・入金日(寄付者決済日)の他、市口座への入金日を管理できること。市口座への
入金日についても管理者による一括入力が行えるようにすること。
・ワンストップ特例申請書を受付した際は、受付日を入力できること。入力は一括
入力も可能とすること。
・ワンストップ特例申請者への受付書発行、居住地への通知について、事務負担を
軽減するものがあれば提案すること。
・特定の寄付者を抽出してメール配信ができること。
(2)記念品、発注情報管理
・記念品の追加、修正及び削除が可能であること。
・管理画面から事業者へメール送信ができ、送信後は該当者の寄付情報に発注年月
日が自動入力されるか、一括入力を可能とすること。
・事業者へ送信する発注票は、事業者が受注管理に使用できるようにエクセルファ
イル等で出力できること。
・インターネット環境のない事業者について、FAX送信用の発注票を印刷できること。
・インターネット環境のない事業者について、発注票を印刷後、発注年月日が自動
入力されるか、一括入力を可能とすること。
・入金処理された後、一定期間を過ぎても発注されない場合、管理者へ通知、もし
くは警告が行われること。
・発注した記念品ごとに事業者からの請求日を入力できること。入力については一
括入力を可能とすること。
・発注情報は事業者、発注日、請求日などで検索ができ、検索結果はCSVファイル等
により出力することができること。
(3)応援事業者管理
・記念品の発送を行う応援事業者について、業者名、連絡先などの情報を管理する
ことができ、事業者の増減についても入力可能とすること。(現在28事業者)
(4)各種帳票印刷
次の帳票を寄付情報から出力できること。なお、出力帳票データはPDFファイル形式
でダウンロードができること。
・寄附金受領証明書
・礼状
・感謝状
・払込取扱票
・宛名ラベル
・受領証明書等送付状
・ワンストップ特例申請書
・ワンストップ特例受付書
(5)各種統計と分析
・寄付者アンケートの集計ができること。
・市内、市外、法人、個人別の集計ができること。
・希望使途ごとの集計ができること。
・払込方法別の集計ができること。
・申込み方法別の集計ができること。
・寄付金額別の集計ができること。
・記念品ごとの申込件数を集計できること。
・応援事業者ごとの集計ができること。
・寄付に関する情報をあらゆる条件で検索及び分析が可能なこと。また、検索結果は
CSVファイル等により出力可能であること。
(6)データ移行
市がエクセルで管理している過去の寄付者情報(約4,000件)を受注者においてシス
テムに登録すること。
(7)その他
上記以外に運営の効率化につながる提案や有益と考えられるコンテンツがあれば提
案すること。
8 機器構成及び設置場所
(1) サーバ
レンタルサーバで運用する。サーバの仕様を具体的に示すこと。また、サーバは個人
情報を大量に扱うことからセキュリティ性の高いものとし、データセンター又は同等の
施設で運用し、運用施設の概要を示すこと。
(2) 端末
専用機器ではなく、既存のパソコンからインターネット経由で利用できること。
9 保守業務
(1) システムの稼働時間は24時間365日とする。ただし、運用の停止を伴うソフ
トウェアの保守等に要する時間を除く。
(2) システムの安定稼働に必要な年間の保守・運用管理を実施すること。
(3) ソフトウェア(OS含む)へ最新のセキュリティパッチが常に適用されるようにす
ること。
(4)システム障害(システムがダウンした際の復旧等)への対応は市からの連絡後、
2時間以内に着手することとする。
(5)SSL証明書の購入、ウイルス対策ソフトのライセンスの購入及びインストール等の
必要な設定を行うこと。
(6)その他保守業務に関して実施するものがあれば提案すること。
10 操作研修
(1) 職員研修
ア) 研修計画を作成し、提案すること。
イ) システム管理者の担当課職員(3名程度)に研修を行うこと。
(2) 操作説明書
操作説明書は紙媒体3部およびデータ1部を提出すること。なお、管理者が業務の際
に利用することを想定し、専門的な知識がないものにも分かりやすい解説に努めること。
11 成果品検査
(1) 受注者は、本業務の完了後、市の検査を受けるものとし、市から本業務に適合し
ないものとして修正の指示のあった場合には、速やかに修正を行うものとする。
(2) 担当職員立会いのもとで、システムから操作を行い、一般のブラウザですべての
項目が正常に動作することを確認すること。なお、導入作業時には専任の技術者を立
ち会わせて作業を行うとともに、本業務委託に起因する不具合が発生した場合は、速
やかに不具合を修正すること。
(3)操作研修について、成果物であるマニュアルを用いて必要な行うこと。マニュア
ル類の指摘事項については、速やかに対応し、整備すること。
12 完了時提出書類
(1) 本業務の作業が終了した場合は、受注者は下記の書類を発注者へ提出するものと
する。
(2)業務完成届
(3)請求書
13 成果品の管理及び帰属
(1) 本業務の成果品はすべて発注者の管理及び帰属とし、受注者乙が成果品等を第三
者に公表または貸与してはならない。
(2) 本事業により制作される成果物については、特許権など法令に基づき保護される
第三者の権利を侵害することがないよう書面により確認すること。なお、それらを使
用したことにより生じた責任は乙が負うこと。特に書面に報告がない場合は、発注者
は問題がないことと認識し、以後何らかの問題が発生した場合は、受注者の責任によ
り対処すること。
14 成果品
項目
成果物
提出時期
操作マニュアル
紙、電子媒体
作業完了後
管理者マニュアル
紙、電子媒体
作業完了後
ソフトウェア一式
電子媒体
作業完了後
バックアップデータ
電子媒体
作業完了後
(システム一式)
15 その他留意事項
(1)委託業務の履行にあたっては、専任者を配置すること。
(2)各種納入物の納入場所は、川西市総合政策部かわにし魅力推進室とする。
(3)委託業務の履行にあたっては、川西市と十分な連携及び協議を図ること。
(4)委託業務の履行にあたって知り得た情報については、一切外部に漏らさないこと。
特に、個人情報の取扱いに関しては、川西市個人情報保護条例に基づき適正に行うこ
と。
(5)委託業務の遂行について関連する法規がある場合は、当該法規を遵守すること。
(6)各種成果品の提出にあたっては、その電子データも併せて提出すること。
(7)本仕様書を変更する必要が生じた場合は、市と受託者が協議の上、仕様書を変更し、
必要に応じ契約金額を変更するものとする。
(8)成果品に誤りや不備が発見された場合は、委託期間完了後であっても受託者の責任
において無償で訂正、補償等を行うものとする。
16 提出及び問合せ先
〒666-8501 川西市中央町12番1号
川西市総合政策部かわにし魅力推進室
TEL:072-740-1121(直通)/FAX:072-740-1315
E-mail:[email protected]