「術前(化学)放射線療法を施行した下部進行直腸癌における術後再発リスク因子の検討」につ いての研究のお知らせ 2006 年 3 月から 2013 年 12 月までに自治医科大学附属病院消化器外科で術前(化学)放射線治療後に手術を 施行した局所進行下部直腸癌患者さんを対象とした研究を行っていることをお知らせします。 1.研究の意義と目的 局所進行下部直腸癌に対しては、欧米では術前(化学)放射線療法を施行することが標準的治療となっていますが、本 邦においては、各施設において様々な治療が行われているのが現状です。当科では局所再発予防を目的に術前(化学) 放射線療法を施行しております。当科での治療成績を明らかすることにより治療の妥当性を検証することを目的とし ています。 2.研究の方法 2006 年 3 月から 2013 年 12 月までに自治医科大学附属病院消化器外科で術前(化学)放射線治療後に手術を 施行した局所進行下部直腸癌患者さんを対象に、診療の記録(カルテ)から以下の事項を調べます。 患者さんの年齢、性別、術前合併症、手術日、術前治療、術前診断、術前 CEA 値、術式、手術時間、術中出血量、 術中術後合併症、術後入院期間、病理学的評価、術後治療、再発の有無と再発形式、生存期間、死因 3.個人情報の保護について この研究を実施するにあたって、あなたの診療の記録(カルテ)より得られる情報から 住所、名前等が削られ、患 者さん個人が特定できないように符合をつける「匿名化」を行い、鍵のかかるキャビネットに保管致します。あなた とこの符号とを結びつける対応表は、研究責任者が鍵のかかる別のキャビネットに保管することにより、患者さん個 人の情報を管理します。これを連結可能匿名化といいます。こうすることによって、診療情報の解析を行う研究者に は、誰の診療情報を解析しているのか分かりません。 患者さん個人を特定する情報が公開されることはありません。調査対象となる患者さんお一人お一人へのご説明は 致しませんが、ご自分の情報をこの研究に用いられたくないとお考えの場合にはお申し出ください。調査対象から省 かせていただきます。この場合でも、診療や病院サービスにおいて患者さんへの不利益はございませんので、遠慮な くご連絡ください。なお、連絡が届いた時点で、すでに研究成果が発表され修正が不能である場合があります。 この研究は 2018年 12 月 31 日 までを予定しており、研究期間終了後は得られた情報は本研究以外の目的にも 使用させていただくために継続して保管させていただきます。 この研究についてご質問などございましたら、下記までお問い合わせください。苦情については、自治医科大学大 学事務部研究支援課(電話:0285-58-8933)でも受け付けております。 連絡先:自治医科大学附属病院 消化器外科 電話:0285-58-7371 助教 田原真紀子 FAX:0285-44-3234
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