平成27年度組織目標評価(組織名:北部流域下水道事務所)

平成27年度組織目標評価(組織名:北部流域下水道事務所)
総合評価
下水処理についは、東北部、高島両浄化センターとも目標水質基準を達成した。また、管渠延伸工事の発注、下水道施設の効率的な運転による環境負荷低減にも努め目標が達せられる見込みである。
小学生を対象とした処理場見学による普及啓発は、見学に来られない学校に出前授業を行うなどして概ね目標の学校数を達せられたが、汚水処理施設共同事業の推進では、予算確保が難航し、進捗
が遅れた。
目標
番
号
目標項目
適正な下水処理による
水環境の保全
目標の内容
2
汚水処理施設共同事業
の推進
3
東北部浄化センター管
内小学生の普及啓発事
業の推進
4
下水道施設の効率的運
転による省エネ促進
5
評 価
処理水準の維持により汚濁 一年を通じ下表の月間平均の水
負荷の削減を図る。
質基準を達成する。
東北部処理区、高島処理区の全
目標水質項目について、月間平
均値は目標水質基準をすべて達
成した。
処理水質
単位:mg/l
処理区 BOD SS
COD T-N T-P
東北部
1.3
1.5
6.3
3.0
0.08
高島
2.3
1.0
6.9
6.2
0.08
処理水質 (4月~2月平均)
単位:mg/l
処理区 BOD SS COD T-N T-P
東北部
0.7 N.D.
5.2
2.3 0.07
高島
1.2 N.D.
5.0
4.4 0.04
東北部処理区(4市4町)
における下水道の普及によ
り、安全で快適な生活環境
を提供する。
愛東東および木之本西幹線管渠
工事を新たに発注する。
・愛東東幹線 2工区
・木之本西幹線 5工区
愛東東幹線・木之本西幹線につ
いて供用開始に向け計画通り発
注出来た。
高島市の衛生センターで処
理しているし尿・汚泥につ
いて、効率的な処理を行う
ため、高島浄化センターで
受け入れるための施設を整
備する。
重力濃縮槽を平成28年度末に完
成させ、し尿・汚泥を受け入れ
るための前処理施設を平成29年
4月に供用開始する。
工事発注が目標より遅れたが、
重力濃縮槽は工程等の見直しに
より平成28年度末に完成する見
込み、また前処理施設は平成29
年4月の供用開始が少し遅れる
見込みとなった。
1
流域下水道事業の計画
的推進
(目標値)
・土木建築工事 平成27年10月末発注
・機械電気設備 平成28年1月末発注
小学4年生を対象とした課外 平成27年度中に処理場見学の小
授業見学は、他の浄化セン 学校数を8校とする。
ターに比べて申込みが少な
い。処理場見学により下水
道のしくみや役割と水の大
切さを管内の多くの小学生
に理解してもらう。
前年度4校に対して、今年度は6
校が見学に訪れ、2校の出前授
業を行い、普及啓発推進として
校数は2倍となり目的は達せら
れた。
省エネを進めることにより 平成26年度実績の原単位に対し
下水処理の環境負荷低減に て、東北部1%、高島0.5%の削減
努める。
を目指す。
東北部0.593kwh/m3→0.587kwh/m3
高島 0.632kwh/m3→0.629kwh/m3
東北部において2月末で1.69%、
高島において2.21%削減してい
て目標は達せられる予定であ
る。
(達成度)
◎
◎
今後の対応
今後も流入水の性状に応じた水
処理薬品添加量の適正な管理を
行い、薬品の低減をさらに努め
ながら目標水質基準を達成して
いく。
引き継き2幹線の供用開始に向
け整備を進め、さらに、愛東東
幹線・湖東幹線について、上流
工区の整備に向け詳細設計を発
注していく。
工事の工程管理を徹底し、当初
予定していた供用開始に向け進
めていく。
△
○
一部訪れていない浄化センター
近辺の小学校に対して、今後も
事前の案内に努め、普及啓発を
進めていく。
来年も引き続き同じ目標値で削
減を行っていく。
◎