1 はじめに 鳥取市都市計画マスタープラン 1.1 策定の目的 「鳥取市都市計画マスタープラン」は、都市の将来ビジョンと、その実現に向けた具体的施策 の基本方針を明確にすることを目的とし、都市計画法に基づき策定するものです。 1.2 計画の役割と位置づけ (1)役割 ①具体的な都市の将来ビジョンを示します 住民の意見を反映させながら都市づくりの具体的な“将来ビジョン”を確立し、 地域別のあるべき市街地像や、まちの課題に対応した整備方針、都市生活・経済 活動等を支える諸施設の計画等をきめ細かく定めます。 ②個別のまちづくり事業の相互調整を図ります 都市の将来像に基づき、土地利用、都市施設、市街地開発、都市環境等の個別 のまちづくり事業について、相互の整合性を図ります。 ③個別の都市計画の決定・変更の指針となります 都市計画マスタープランは、それ自体には拘束力はありませんが、拘束力のあ る個別の都市計画の根拠となるものです。都市計画マスタープランに示す将来像 は、個別施設の都市計画が決定・変更されるべき方向を示す指針としての役割を 持ちます。 ④市民によるまちづくり活動の方向を示します マスタープランづくりを通して、住民の都市計画に対する理解の向上、まちづ くりへの主体的な取組みの参加を促すなど“まちづくり活動等の方向”を示しま す。 1 1 はじめに 鳥取市都市計画マスタープラン (2)位置づけ 「鳥取市都市計画マスタープラン」は、 「第 10 次鳥取市総合計画」などの上位計画に即して 定めるもので、まちづくり計画の全体像(全体構想)と、地域ごとの将来像(地域別構想)か ら構成されます。 また、上位計画の改定や社会情勢の変化などにより、必要に応じて見直しを行います。 全体計画 第 10 次鳥取市総合計画 (基本構想・基本計画) 都市計画区域※の整備、開発及び保全の方針 国土利用計画 (都市計画区域※マスタープラン) 都市計画基礎調査 新市域振興ビジョン (新市域の計画) 関連計画 地域公共交通総合連携計画 中心市街地活性化基本計画 公共施設等総合管理計画 地域住宅計画 緑の基本計画 景観計画 環境基本計画 地域防災計画 ほか 鳥取市 都市計画マスタープラン 〈構 成〉 ◆全体構想 ◆地域別構想 都市計画の決定・実施 2 <住民意向> ・市民の意識調査 ・地域別懇談会 他 協議・調整 国・県・隣接市町村 庁内関係部局 1 はじめに 鳥取市都市計画マスタープラン 1.3 目標年次 本計画の目標年次は、「平成 52 年(2040 年)」とします。 1.4 対象地域 都市計画マスタープランの対象地域は、下記に示す6つの「都市計画区域※」とします。ただ し、本計画では、市全域での望ましい都市構造を検討した上で、適切な土地利用の誘導や都市機 能の配置を考えるため、全体構想までは「市全域」を対象として計画を策定します。 3
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